全自病協第 616 号 平成 27 年 3 月 6 日 都道府県病院所管部 ( 局 ) 課長都道府県立病院所管部 ( 局 ) 課長 会員施設長 様 公益社団法人全国自治体病院協議会会長邉見公雄 公印省略 平成 27 年度地方会議における共通議題について 平成 27 年度地方会議における共通議題について 別紙のとおり決定し地方会議担当支部 長宛に通知いたしましたのでご連絡いたします おって地方会議開催担当病院より会議等のご案内がありますので 活発なご協議等宜しく お願いいたします
全自病協第 582 号 平成 27 年 2 月 13 日 地方会議担当支部長様 公益社団法人全国自治体病院協議会 会長 邉見公雄 平成 27 年度地方会議における共通議題について 日頃から支部活動にご尽力をいただき感謝申し上げます さて 平成 27 年度地方会議における共通議題について 常務理事会で協議の上 別紙のとおり決定したのでご連絡いたします 公立病院改革ガイドライン及び地域医療構想ガイドラインが正式に発表されるのは3 月になるため 案としてお示ししており 発表を待って確定した形でご連絡する予定です また 今回の共通議題の選定にあたり 各会員施設より多くのご提案をいただきました ご参考に添付いたします 記 1. 各議題における論点は 協議の集約が図られるよう例示したものであり いずれかの論点を踏まえて発言 発表していただくと協議が発展しやすいと考えられること 2. 議題に係る各病院の実情等について すでにいくつかの地方会議で実施されているアンケート等により取りまとめを行う手法は 協議の円滑化に資すると期待できること 3. 各地方会議における協議の状況については 後日本部において取りまとめ お知らせする予定であること 以上
平成 27 年度地方会議共通議題 自治体病院の役割と新公立病院改革プランへの取り組み ( 案 ) [ 趣旨 ] 平成 27 年 3 月 総務省は新たな公立病院改革ガイドライン策定し 各自治体がこれを踏まえて新たな公立病院改革プランを策定し 病院事業の経営改革に取り組むよう通知した 新ガイドラインは 先のガイドラインの内容を継承しつつ 都道府県が策定する地域医 療構想の実現に向けた取り組みと連携するものとなっている すなわち 先のガイドラインに示されていた三つの視点 ( 再編 ネットワーク化 経営形態の見直し 経営の効率化 ) に 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 を加え この 4 つの視点に沿って改革プランを策定するよう要請するものである ガイドライン策定と合わせ 地方交付税措置について見直しが行われ 病院の新設 建て替えに対する措置率 運営費に係る算定基準等が変更された ( 別添資料 ) 一方 地域医療構想 ( ビジョン ) についても 今年 3 月に厚生労働省からガイドラインが示され 各都道府県はこれに沿って医療構想の策定を進めることとされている 各自治体病院は これらを踏まえ 新たな公立病院改革プランの策定に取り組む必要が ある 診療報酬の引き下げや地方財政措置の変更 消費税負担の増大等大変厳しい状況の中で 改革プランの策定にどう取り組むのか その対応等について 次の四つの論点を中心に協議を行おうとするものである [ 論点 ] 病院の役割の明確化地域医療構想の策定を踏まえ 他の医療機関等との役割分担 連携をどのように行い 自院はどんな役割を担うのか 統合再編 経営形態の見直しについてはどう考えるのか 病床機能等の検討 自院が担う役割に適合する病床機能は何か 地域包括ケア病棟 ( 病床 ) への転換が適するのはどのような場合か 経営の効率化経営指標に係る数値目標は 先の計画と実績を踏まえ どう設定するのが良いのか 地 方財政措置の変更に伴う経営への影響はどうか 経営効率化にどういった姿勢で臨むのか 効果的な方策はなにか 専門病院の役割精神科等の専門病院は地域医療ビジョンに今後どうかかわるべきか
公立病院改革の推進 平成 27 年 3 月までに 新たな公立病院改革ガイドラインを策定する予定 再編 ネットワーク化への財政措置の重点化など 地方財政措置を見直し 1 新たなガイドラインの策定 (1) 策定時期 H27 年 3 月までに 新たな公立病院改革ガイドラインを策定する予定 厚労省の地域医療構想のガイドライン策定 (H27 年 3 月までに策定 ) と連携しつつ策定 (2) 内容の方向性 地方公共団体に対し 新たな公立病院改革プランの策定を要請 都道府県の策定する地域医療構想を踏まえ 公立病院が果たすべき役割を明確化するとともに 経営効率化や病院間の再編等を推進 2 地方財政措置の見直し (1) 公立病院の新設 建替等に対する地方交付税措置の見直し 1 再編 ネットワーク化に伴う整備への財政措置の重点化 公立病院の再編 ネットワーク化に係る施設 設備の整備について 病院事業債 ( 特別分 ) を創設し その元利償還金の 40% について地方交付税措置を講じる 地方交付税措置については 病床割を廃止し事業割に統一 現在 来年度以降 通常の整備 25% 地方交付税措置 30% 地方交付税措置再編 ネットワーク化に伴う整備 40% 地方交付税措置 2 都道府県の役割の強化公立病院の新設 建替等に当たっては 医療介護総合確保推進法に基づき地域の医療提供体制の確保にこれまで以上に大きな役割 責任を有する都道府県の十分なチェックを踏まえて 適当と認められるものに対し地方交付税措置を行う 3 建築単価の見直し地方交付税措置の対象となる建築単価の上限を 最近の建設費の状況を踏まえ 30 万円 / m2から36 万円 / m2に引き上げる (2) その他公立病院の運営費に係る地方交付税措置 ( 病床当たり単価 : 26 707 千円 ) の算定基礎を 許可病床数から稼働病床数に見直す等 所要の見直し
新たな公立病院改革ガイドラインの方向性について 1 新ガイドラインの策定時期 厚生労働省において 現在 地域医療構想のガイドラインの検討を行っており これと連携しつつ 今年度末までに策定 2 新ガイドラインの方向性 現ガイドラインの内容を継承しつつ 平成 26 年 6 月に成立した医療介護総合確保推進法 ( 以下 推進法 という ) に規定されている地域医療構想の実現に向けた取組と連携する事項等を盛り込むこととし 以下の方向で検討 1 地方公共団体に対する新公立病院改革プラン策定の要請 ⅰ) 策定時期平成 27 年度又は平成 28 年度 ( 地域医療構想の策定状況を踏まえつつ できる限り早期に策定 ) ⅱ) プランの期間策定年度 ~ 平成 32 年度を標準 ⅲ) プランの内容現ガイドラインに示している三つの視点に 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 を加えた 四つの視点 に沿った内容とする 新 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 経営の効率化 プラン策定後 推進法に基づく協議の場の合意事項と齟齬が生じた場合は 速やかにプランを修正 四つの視点 再編 ネットワーク化 経営形態の見直し 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 都市と地方等 立地条件や求められる医療機能の違いを踏まえつつ 以下の点を明確化 地域医療構想で示す将来の医療需要 医療機能ごとの病床数の必要量と整合性のとれた形での当該公立病院の具体的な将来像 地域包括ケアシステムの構築に向けて果たすべき役割 ( 在宅医療等 ) 等 経営の効率化 再編 ネットワーク化 経営形態の見直し 黒字化を目指して 経常収支比率等の数値目標を設定し 経営を効率化 病院間で機能の重複 競合が見られる病院 病床利用率が低水準の病院等 再編 ネットワーク化を引き続き推進 ( 公的 民間病院との再編等を含む ) 地方独立行政法人化等の経営形態の見直しを引き続き推進等 2 都道府県の役割の強化都道府県は 医療介護総合確保推進法に基づき 地域医療提供体制の確保について これまで以上の責任を有することから 地域医療構想の実現に向けた取組とも連携しつつ 再編 ネットワーク化等に積極的に関与
平成 27 年度共通議題 各支部からの提案テーマについて テーマ 1 次期 公立病院改革プラン 策定に向けての課題と方策 2 消費税 8% 据え置きによる病院経営への影響 3 あらたな専門医制度による影響 4 地域医療ビジョン協議会について 5 地域医療構想調整会議 ( 協議の場 ) における議論及び意見集約のあり方について 6 事故調査委員会設置に伴う施設内事故調査委員会のあり方 7 病院建築について 8 地域包括ケア病棟の設置と連携について 9 新専門医制度について 10 自治体病院が地域の活性化に果たす役割について 11 医療提供体制改革と自治体病院の役割について特に 地域の医療機関の機能の分化と連携について 12 2025 年に向けた医療制度改革 診療報酬改定と病院運営 13 医療 介護サービスの提供体制改革のための新たな財政支援制度 と公立病院の役割 14 新たな公立病院改革ガイドラインについて 15 地域医療ビジョン と 人口減少問題 16 2025 年に向けた機能分化の推進と自治体病院の役割 17 地域医療構想 ( ビジョン ) における自治体病院の在り方について 18 看護師の偏在について ( 地方での不足 ) 19 僻地への医師支援体制の構築について 20 自治体病院における専門医育成について 21 地域医療ビジョンに対する地方自治体病院の対応 22 新たな 公的病院改革ガイドライン の対応について 23 医療連携における ICT の活用