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目次 国民が身につけるべき金融リテラシー リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 国民に金融教育を普及させていくための手段 方法 資料 : リスクや損害保険に関する理解促進の取組み具体事例 小学生に対する ぼうさい探検隊 の推進 高校生に対する 授業実践プログラム の推進 大学生や一般消費者等に対する 講師派遣活動 の推進

国民が身につけるべき金融リテラシー ( 損害保険 ) 損害保険は 契約者一人ひとりの善意による制度であることの理解 幅広い契約者から少しずつ保険料を集め 万一の事故や災害に遭われた人へ保険金をお支払いする 支え合い 助け合い の制度 保険の不正利用は契約者全体に対する罪 ライフステージに応じ 事故や災害 ( リスク ) でどのような経済損失が発生するかの理解 基礎となる損害賠償責任 失火法 自賠法 ( 無過失責任 ) などの法理面も含めたリスクの理解が必要 リスクへの 備え としてどのような損害保険があるか その役割 利用方法の理解 ライフステージ学生 運転免許取得可能 16 歳 : 原付 普通二輪 / 18 歳 : 普通免許 就職結婚住宅購入 生計が独立家族が増加財産が増加 自動車保険 自動車保険 ( 対人賠償 ) 普及率 73.4% ( 約 5,775 万台 ) 法人契約含む 共済契約除く 損害保険は 自動車保険 火災保険 を中心に 幅広い国民の加入により 成り立っている制度 火災保険 地震保険普及率 53.7% ( 約 1,409 万件 ) 共済契約除く 社会人としての責任を 賠償責任保険など果たすための損害保険

リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 若年層 ( 小学生 ) に対しては 損害保険の意識付けとして防災 防犯教育を実施 高校生 ~ 社会人に対しては 身の回りのリスクの存在と 生活再建の手段である損害保険の役割と必要性を理解してもらうカリキュラムを実施 今後は 損害保険が必要となる高校生 大学生へのカリキュラムの充実が重要 層別取組み状況 事業目的とカテゴリー ターゲット 協会事業 ( はを巻末資料に事業の概要等を記載 ) リスク認識 防災 防犯 交通安全 を切り口に 身の回りにある危険を認識し 回避 軽減する方法などを考える機会を提供する 幼児 小学生 ぼうさいタ ック ( 主に幼児 ) ぼうさい探検隊 ( 小学校 ) 保険の役割 必要性理解身の回りのリスク ( 交通事故等 ) を通し その転嫁手段のひとつとして 保険 があること 社会の中で 保険 がどのような役割を果たしているのかを理解させる 学校教育 中学生 高校生 授業実践フ ロク ラム金融 ( 保険 ) 教育の手引き ( 高校 ) 講師派遣活動 ( 高校対象 ) 保険教育懇話会 ( 高校 ) 教科書対応 ( 教科書への損保に関する記載の充実 )( 高校 ) フレッシャーズガイド ( 若年層向け損害保険入門手引書 )( 高校 ) 損害保険商品の概要理解 主要な損害保険商品や損害保険業界の概要等を理解させる ( 主に大学 ) リスクマネシ メントの観点から必要な保険を理解させるとともに 当該保険の具体的な補償内容 ( 免責内容を含む ) や契約時や事故発生時の留意点等も理解させる ( 主に一般消費者 ) 消費者啓 一 大学生新社会人 般 講師派遣活動 ( 実学講座等 )( 大学対象 ) フレッシャース カ イト ( 大学 新社会人 ) ホームヘ ーシ を通じた情報提供 ( リスクチェックフ ロク ラム等 ) ( 大学 新社会人 一般消費者 ) ラシ オ番組 そんぽのホント の放送 ( 大学 新社会人 一般消費者 ) 講師派遣活動 ( 一般消費者対象 ) 各種広告活動 ( 新聞等 ) ハ イヤース カ イト ( 契約案内書 ) 知っ得! カ イト ( 高齢者向け入門手引書 ) 損害保険業界への理解促進 損害保険に関する理解をより一層深めてもらう 業界理解 消費生活 相談員 マスコミ 消費生活相談員対象勉強会 消費者行政機関との懇談会 そんぽ相談ガイド ( 相談対応参考書 ) ホームヘ ーシ を通じた情報提供 協会長会見 マスコミ ( 新聞 雑誌等 ) との懇談会 各種マスコミ対応

国民に金融教育を普及させていくための手段 方法 若年層から必要となる損害保険の意識付けや 損害保険の役割 必要性 特に 自動車保険 火災保険については 学校教育の中で取上げていくことが有益 学習指導要領や教科書において記載内容をより充実させていくことが必要 社会人には 損害保険を学ぶ場の数が不足しており 自治体などの行政機関が 中心となり地域住民のために講演会を提供するなどの体制整備が必要 平成 23 年度年齢別運転免許保有数 年齢 16 歳 17 歳 18 歳 19 歳 16 歳 ~19 歳合計出典 : 警察庁 運転免許統計 保有者数 40,776 91,532 255,809 676,775 1,064,892 16~19 歳人口の 22%( ) 19 歳では 55%( ) が運転免許を保有 ( ) 総務省統計局人口推計 平成 23 年 10 月 1 日現在 : 年齢 ( 各歳 ) 別人口 :16~19 歳人口 4,889 千人 うち 19 歳人口 1,230 千人 損害保険は 未成年でも知識が必要であり 若年層から 幅広いこどもたちへの教育が不可欠

資料 : リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 1 小学生に対する ぼうさい探検隊 の推進 1. 事業の概要 小学生がグループごとに自分たちの住んでいるまちを探検し 防災 防犯 交通安全などの地域に即したテーマで どんな場所が危ないか 災害や防犯の施設や設備はどこに設置されているか などを見てまわり まちなか探検の結果をマップにまとめて振り返る という実践的 体験型の安全教育プログラム このプログラムは 災害等への 備えの重要性を意識させる という点で金融教育の基礎部分を担っているほか 次代を担う子供たちへの防災教育 安全意識啓発 地域コミュニティの強化 地域防災力の向上につながっている 2. 内容 ( 具体例 ) ツール等 まちなか探検 マップ作成 発表という 3 つのステップを通じて 楽しみながらチームで活動する 実施マニュアル キットなどを無償提供 実施マニュアル 実施キット

3. 実績 ( 過去 3 年 ) 資料 : リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 2 活動によって作成したマップを対象とした 小学生のぼうさい探検隊マップコンクール を 文部科学省 内閣府 総務省消防庁などの 後援のもと 2004 年度から実施 全国の小学校 団体から多数の応募が寄せられており 今年度は 過去最多の応募数となる見込み 実施年度 応募校 団体の数 ( 学校 団体 ) 作品数 参加児童数 第 6 回 (2009 年度 ) 297(155 校 142 団体 ) 1,387 作品 9,954 名 第 7 回 (2010 年度 ) 317(160 校 157 団体 ) 1,607 作品 10,291 名 第 8 回 (2011 年度 ) 344(158 校 186 団体 ) 1,643 作品 10,791 名 第 9 回 (2012 年度 ) 11/16 時点申込みベース 435(217 校 218 団体 ) 2,100 作品 15,484 名 2011 年度 ( 第 8 回 ) 文部科学大臣賞受賞作品 若年層に対しては 防災教育が損害保険を浸透さ せるための基礎作りとして重要な意義を持つと考えて いる 参考 マップをもとに行政等に働きかけを行なった結果 地域の危険箇所が改修された 暗い通学路に街灯が整備された といった事例もある また 地域ぐるみ 小学校全体で毎年の定例として実施しているケースや 作成したマップをA4サイズに縮小し地域に配布しているケースなどもある

資料 : リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 3 高校生に対する 授業実践プログラム の推進 1. 事業の概要 身の回りのリスクと そのリスクによる経済的な損失から自分自身を守る経済的機能を理解してもらうため 高等学校の教師 ( ) 向け に 自身の手で保険教育の授業を実践することができるプログラムを用意し 全国の高等学校に案内 提供している ( ) 主に家庭科 社会科教師など 2. 内容 ( 具体例 ) ツール等 生徒用のワークシート( 身の回りのお金のリスクに備える方法を学ぼう ) と 教師用の手引き( 金融 ( 保険 ) 教育の手引き ) の2ツールを準備 生徒用のワークシート上の設問により 自転車やバイクでの賠償事故 ケガで働けない場合の生活費の補償といった 身近な危険と生活再建との金融 ( 保険 ) 関係を理解させる 教師用の手引きには ワークシートの解答や解説のポイント 関連データ ( 交通事故発生件数等 ) を記載 1 時限 (50 分 ) で完結する内容となっており 巻末に記載している指導計画例を参考に 保険教育に関する授業に慣れていない教師でも容易に授業が可能 生徒用ワークシート 3. 実績 ( 過去 3 年 ) 2010 年度 2011 年度 32 校 59 校 教師用手引き 本プログラムは 2010 年度 より実施している

資料 : リスクや損害保険に関する理解促進の取組み 4 大学生や一般消費者等に対する 講師派遣活動 の推進 1. 事業の概要損害保険の商品や概要の理解促進を図るため 大学生を対象とした連続講座や単発講座 高校生または一般消費者等を対象とした講演会などに 損保協会職員もしくは損保会社社員を講師として派遣している 2012 年度は 講演テーマに 地震保険 も取り入れ地震保険の普及促進も行っている 受講者は年々増加しており 2011 年度は6 万人以上が受講 2. 内容 ( 具体例 ) ツール等 大学生には 1 回完結 ( 単発 ) の講座のほか 損害保険に関する体系的な学習を可能とする連続講座 ( 単位取得 ) を提供し 損害保険 の仕組み 役割から実務的な内容に至るまで体系的な学習を可能とする内容の教育を行っている ( 本年度は 19 大学 ) 一般消費者には 生活に密接に関係する保険 ( 火災保険 地震保険 自動車保険等 ) を中心に 1 回で理解できる内容としている 大学生連続講座のテーマ標準例 3. 実績 ( 過去 3 年 ) テーマ 1 オリエンテーション 9 企業分野の保険 テーマ 2 保険とは 10 損害保険会社の仕事 3 保険の分類 11 保険販売の現状 4 保険業界の現状 12 CSR 活動について 5 保険法の概要 13 損害保険会社の国際業務 6 自動車の保険 14 損害保険会社の経営 7 火災保険 地震保険 15 試験 8 第三分野の保険 派遣先 2009 年度 2010 年度 2011 年度件数人数件数人数件数人数 高校 61 16,964 49 16,966 47 12,098 大学 145 13,939 194 16,564 346 37,645 消費者 105 4,988 135 9,252 167 9,780 消費生活相談員 62 1,213 75 1,534 50 1,085 373 37,104 453 44,316 610 60,608 北海道 東北 福島 成城 一橋 桜美林 高崎商科 埼玉 静岡県立 中京 金沢 関西 広島 山口 香川 徳島 高知 長崎 琉球