お肌は なぜ老いるのか? 若返るには どうすれば良いのか! JAG
はじめに私は大学教授として様々な研究をしてきました その研究成果の中で最も喜ばれたのが しわ たるみ の改善を実現した化粧品の研究開発でした 本書では 老いの原因 と 若返る方法 をできる限り分かりやすく説明しています また しわ たるみ で悩む年代の方々でも眼鏡なしで読めるように文字を大きくしました 一般の化粧品理論と異なる 新たな若返り理論 を証明した研究が 皆様のお役立ていただければ幸いです
老いの原因と若返りの原因 25 歳はお肌の曲がり角? 25 歳までなかった顔や手や首の しみ しわ たるみ 25 歳を過ぎたあたりからこれらの しみ しわ たるみ が増えてきます 本来 私たちは誕生した瞬間から老化が始まります 特に 25 歳はお肌の曲がり角 と言われるように肌の衰えがスタートする年齢です このお肌の衰えに大きく関与するのが 女性ホルモン や 紫外線 や 乾燥 です だから化粧品には 紫外線カット 保湿 という働きが
求められているのです しかし 若返りに必要不可欠なもの! これが 女性ホルモン なのです この女性ホルモンは女性だけでなく男性も持っています 女性ホルモンの体内生産量は個人差もありますが 25 歳から 33 歳前後がピークと言われています 女性ホルモンの体内生産量が減尐してくると まず初めにシミが出てきます 女性ホルモンは紫外線の刺激を受けて生産されたメラニンのシミへの変化を防いでくれているのですが 女性ホルモンの体内生産量が尐なくなってくると 紫外線で刺激を受けた皮膚の一部分が シミ になります
反対に紫外線の刺激を受けていないお尻には殆どシミはありません 紫外線に絶えずさらされている顔 胸元 肩 腕 手などにシミが多い事でも納得の現象です 女性ホルモンの体内生産量が豊富な 25 歳あたりまでは どんなに紫外線の刺激を受けてもシミのない綺麗な素肌を保つことが可能です シミのあとに出てくるのが シワ です 35 歳前後からシワが目立ちはじめます シワが出てくると たるみ も発生します 閉経を迎える 50 歳前後 ( 男性に閉経はありませんが 男性も 50 歳前後 ) になりますと シミ シワ たるみ
は更に増加し 皮膚の老化が目立つようになります 老化の進み方が女性ホルモンの体内生産量と密接な関係にあるこという事がご理解いただけると思います 女性ホルモンの体内生産量が減尐してくると シミ シワ たるみ が増えて老化が進みますので 逆説的には女性ホルモンの体内生産量を増加させれば若返るということになります 次の 実例写真集 は 私の研究開発したB 化粧水による肌の変化を顕著に表わしています
1 52 歳女性 ( ほお ) 実例写真集 B 化粧水使用前 B 化粧水 1 カ月使用後 この女性はエアロビクスのインストラクター をしているので 活性酸素による皮膚の老化が目 立っていました
2 64 歳女性 ( 首 ) B 化粧水使用前 B 化粧水 1 カ月使用後 B 化粧水 2 カ月使用後
3 40 歳代女性 ( 目の下のたるみ ) B 化粧水使用前 ( 上 ) B 化粧水使用後 30 分 ( 下 ) 目の下のたるみの変化です
4 50 歳代女性 ( おでこ ) 片側の おでこ に B 化粧水を 1 カ月使用 片側のおでこに使用しました 左右のシワの状 態の違いが確認できます
5 44 歳女性 ( ウェスト ) B 化粧水使用前 B 化粧水 10 日間使用後 女性ホルモンの体内生産量は 体全体の脂肪の 量にも影響を及ぼします
6 68 歳男性 ( 頭部 ) B 化粧水使用前 B 化粧水 5 カ月使用後 男性の薄毛の一部は女性ホルモンと男性ホル モンのバランスで決まります
どれも驚きの結果であり これらは京都大学京大会館で研究発表を行っております 先に記述したように 女性ホルモンが 老いと若返り に大きく関係しています だからといって女性ホルモンそのものを体に注射したりしますと強い副作用が心配されます 女性ホルモンを安全に しかもバランスよく増やす方法では大豆食品や葛根が優れています 大豆や葛根にはイソフラボンと呼ばれる女性ホルモンの生産に大きく関係する自然物質が含まれています 味噌汁や豆腐や納豆という大豆食品を毎日のように摂取する日本人が欧米人と比
較して若く見えるのも 世界一の長寿国であるのも このイソフラボンを含む食生活に大きな関係があります 大豆や葛根に含まれるイソフラボンが女性ホルモンの体内生産量を増やすと同時に ホルモンバランスも整えます 免疫力の向上にもつながります しかし 皮膚からイソフラボンを浸透させ 女性ホルモンの体内生産量を増加させるために 大きく立ちはだかったのが皮膚本来の働きであるバリア機能です
皮膚のバリアゾーン皮膚にはいくつかの大切な働きがあります 一つは 体温調節 の働き もう一つは バリア として 異物を体内に侵入させないという働きです このようなバリアを張っている表皮を通り抜け 皮膚の奥へ必要なコラーゲンなどの成分を浸透させるには その成分を皮膚細胞間から表皮を通り抜けられる分子量以下に小さくしなければなりません しかしコラーゲンは 高分子の物質であるためコラーゲンの本来の構造や機能 ( 効果 ) を壊さず
に 分子量を皮膚の奥まで浸透させることができるように小さくすることが極めて難しいのです では 分子量が小さければ健康な皮膚から浸透するのでしょうか? ナノ化すれば健康な皮膚から浸透するのでしょうか? 答えはノーです 私たちの身近なもので分子量の小さいものがアルコールです このアルコールをコップに入れ 指をその中に入れてアルコール漬けにしても酔う人はいません なぜなら皮膚のバリア機能が働いてアルコールの浸入を防いでいるからです ビタミンCは美白作用があると言われているにもかかわらず ビタ
ミンC 入りの化粧品で美白作用は確認できません 皮膚の持つバリアの働きがあるからです ビタミン C 誘導体というナノテクノロジーを駆使した優れものでさえ 色が白くなった という話を聞くことはありません 皮膚の状態が健康であればあるほどバリア機能は優れています シワを改善するといわれているヒアルロン酸もバリアに阻まれて皮膚に浸透できません だから美容整形の医師は ヒアルロン酸やコラーゲンをシワの下に注射します 化粧品に含まれているヒアルロン酸やコラーゲンがシワの改善に寄与しない事をこれらの医師は知っているのです
バリア機能という働きが皮膚にあるからこそ 我々の生命が維持されているといっても過言ではありません 皮膚の構造 皮膚の構造図と表皮のしくみ図のように 皮膚 はいろいろな細胞が集合した層からできています それぞれの層には役割があり それぞれが無くて
はならない存在です 表皮のしくみ 大きく分けると 外側から表皮 真皮 皮下組織の3つの層からなっています 表皮は0.2mm 以下の極めて薄いものですが バリア機能という非常に重要な役割を持っていることが分かっています このバリア機能が皮膚の
外から体内への侵入を防ぐ役割を果たしています 表皮の最も外側にある角質層は本来硬いものですが 何層にも角質細胞が積み重なっていて その隙間を細胞間脂質 ( セラミドなど ) が埋めるという構造をしています そのために 皮膚は物質が通り抜けるのを防ぐことができ 必要な水分を吸収し保持することができるのです 化粧品に要求されるのは 皮膚に必要なものを必要なだけバリアを通過させて皮膚の老化を防止し 若返りをもたらすことです
化粧品の働き 化粧品の働きを大きく分けると 1. 保湿 2. 紫外線のカット 3. 書いて塗って化ける以上が化粧品の働きですしかし 上記 1~3 の働きでは 私たちの求める お肌の若返り を求める事が不可能です 保湿も紫外線のカットも大切ですが 若返りの根本的原因は女性ホルモンの体内生産量の増加です
お肌の若返りを実現するためには 1. イソフラボン等の若返り物質を 2. 皮膚から浸透させて 3. 女性ホルモンの体内生産量を活性化させる上記の手順が必要になります ここで問題となるのが 2. 皮膚から浸透させて という部分です 前記したように皮膚にはバリア機能があります この問題を解決したのが BIO ジェルでありPLGAです BIO ジェルや PLGA は特殊技術により作られ 経皮吸収性に優れています この経皮吸収性に優れた BIO ジェルや PLGA にイソフラボン等の若返り物質を包み込み 化粧品に使
用すれば自ずと結果が出ます お肌の若返りを実現する核心部分です 既存の化粧品理論の多数を占めるのが ヒアルロン酸 コラーゲン 等によるお肌の改善ですが 私の理論は 核心部分で記載のとおり 本来持っている自分自身の力を引き出して 若返り を行うところにあります その結果を本書の写真で確認することができます イソフラボン等の若返り物質を含んだ大豆食品を食べるもよし これら若返り物質を含んだ化粧品を使用するもよし 御自身の若返りをぜひ楽しんで下さい