平成24年

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農地中間管理機構 ( 仮称 ) の制度の骨格 ( 案 ) 資料 農地中間管理機構の指定都道府県のコントロールの下に適切に構造改革 生産コスト引下げを推進するため 都道府県段階に設置する 1 都道府県知事は 農地中間管理事業を公平かつ適正に行うことができる法人 ( 地方公共団体の第 3セク

沈廃船の発見 沈廃船の発見 漁港管理者は放置船舶 放置車両の廃棄物 ( 廃掃法第 2 条 ) に該当するか 否かの判断を行う 1 当該船舶 車両が廃棄 物に該当しない場合 2 当該船舶 車両が廃棄 物に該当する場合 図 6-2 沈廃船に対して行う手続きフロー 廃棄物と判断する場合の考え方廃棄船舶とは

個人データの安全管理に係る基本方針

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自動車重量税の廃車還付制度について 自動車重量税の廃車還付制度の創設使用済自動車の不法投棄の防止及びリサイクル促進という観点から 自動車検査証の有効期限内に使用済みとなり 使用済自動車の再資源化等に関する法律 ( 自動車リサイクル法 ) に基づいて適正に解体された自動車について還付措置が設けられまし

遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律の概要 目的国際的に協力して生物の多様性の確保を図るため 遺伝子組換え生物等の使用等の規制に関する措置を講ずることにより 生物多様性条約カルタヘナ議定書 ( 略称 ) 等の的確かつ円滑な実施を確保 主務大臣による基本的事項の公表 遺

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また 立入調査は 市職員又は市長が委任した者が行い 調査者については身分等を示す証明書を携帯し 関係者からの請求があった場合は提示しなければならないため 立入調査員証 ( 様式第 2 号 ) により身分を証明するものとします 参考 < 基本指針 > 一 7(p.12~13) <ガイドライン> 第 3

自治基本条例素案のたたき台大和市自治基本条例をつくる会

( 参考 ) JCI からの船舶検査情報の提供について ( これまでの背景 経緯について ) 漁港区域内における放置艇に対して 漁港漁場整備法第 39 条の 2 第 1 項の規定により 漁港管理者が放置艇の撤去等の措置を指示及び命令するにあたっては 当該指示及び命令を受けるべき者 ( 当該放置艇の所

資料4  道路運送車両法改正後(平成17年1月以降)の処理状況

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個人情報の保護に関する規程(案)

法律第三十三号(平二一・五・一)

1 法の目的

フロン回収・破壊法の改正内容等について

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特定個人情報の取扱いの対応について

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱


北上市空家等対策規則 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は 北上市空家等対策条例 ( 平成 28 年北上市条例第 17 号 以下 条例 という ) の実施に関し必要な事項を定めるものとする ( 守秘義務 ) 第 2 条条例第 7 条に定める空家等対策審議会の委員は 職務上知り得た秘密を他に漏らしてはな

老発第    第 号

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

ii 8. 河川法と漁港法との調整に関する協定 ( 抄 ) 運輸省港湾局と農林省水産庁生産部とに関連ある港湾災害復旧事業の処理について 76 第 2 漁港関係災害関連事業 Ⅰ 補助金交付要綱 1. 漁港関係災害関連事業等補助金交付要綱 77 Ⅱ 災害関連漁業集落環境施設復旧事業 1. 災

特定個人情報の取扱いの対応について

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( 考慮すべき視点 ) 内管について 都市ガスでは需要家の所有資産であるがガス事業者に技術基準適合維持義務を課しており 所有資産と保安責任区分とは一致していない LPガスでは 一般にガスメータの出口より先の消費設備までが需要家の資産であり 資産区分と保安責任区分が一致している 欧米ではガスメータを境

将来返上認可 過去返上認可 6 基金 解散認可 1 基金 一括納付による解散である 3 指定基金制度ア概要年金給付等に要する積立金の積立水準が著しく低い基金を 厚生労働大臣が指定します この指定された基金に対して 5 年間の財政健全化計画を作成させ これに基づき事業運営を行うよう重点的に指導すること

はじめてのマイナンバーガイドライン(事業者編)

2 前項の規定による通知を行った場合において 市長は 当該特定空家等の所有者等が除却 修繕 立木竹の伐採その他周辺の生活環境の保全を図るために必要な措置を講じたことにより特定空家等の状態が改善され 特定空家等でないと認めるときは 遅滞なくその旨を 特定空家等状態改善通知書 ( 様式第 7 号 ) に

適性診断等助成制度の見直しについて 適性診断や運行管理者一般講習等については これまでトラック協会がその料金の全額を助成 ( 受診機関等に協会から直接支払 ) してまいりました このたび 助成制度の見直しの一環として 適性診断等について下記のとおり改正し 平成 29 年 4 月 1 日からは 初任及

県管理の河川区域内における支障木伐採利用に係る取扱要領 1 目的本事業は 県が管理する河川区域内の支障木に関し 住民との協働による河川管理の一環として 河川支障木の効率かつ計画的な伐採による適切な維持管理に向け 公募型による支障木の伐採利用を推進する取扱いを行い もって河川区域内の支障木撤去の促進と

第 2 節 監督処分等 ( 監督処分等 ) 第 81 条 国土交通大臣 都道府県知事又は市長は 次の各号のいずれかに該当する者に対して 都市計画上必要な限度において このの規定によってした許可 認可若しくは承認を取り消し 変更し その効力を停止し その条件を変更し 若しくは新たに条件を付し 又は工事

- 1 - 港湾法施行令(昭和二十六年政令第四号)(抄)(第一条関係)(傍線の部分は改正部分)改正案現行(緊急確保航路)(緊急確保航路)第十七条の十法第五十五条の三の五第一項に規定する緊急確保航路の第十七条の十法第五十五条の三の四第一項に規定する緊急確保航路の区域は 別表第五のとおりとする 区域は

訓令・通達一覧

附則 この規則は 平成 29 年 3 月 1 日から施行する

汚染の除去が行われた場合には 指定を解除その他 区域の指定等 1 要措置区域 ( 法第 6 条 ) 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事等が指示 ( 法第 7 条 ) 土地の形質の変更の原則禁止 ( 法第 9 条

( 内部規程 ) 第 5 条当社は 番号法 個人情報保護法 これらの法律に関する政省令及びこれらの法令に関して所管官庁が策定するガイドライン等を遵守し 特定個人情報等を適正に取り扱うため この規程を定める 2 当社は 特定個人情報等の取扱いにかかる事務フロー及び各種安全管理措置等を明確にするため 特

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

「犯罪被害者等の安全・安心の確保」への取組状況及び今後の方針

2 低入札対策の拡充

小笠原・伊豆諸島周辺海域における外国漁船への対応について

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マイナンバー制度 実務対応 チェックリスト

別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

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公表監第 3 号 地方自治法第 199 条第 9 項の規定により提出した定期監査 ( 環境局 ) 出資団体監査 ( 財団法人西宮市都市整備公社 ) 財政援助団体監査 ( 特定非営利活動法人西宮市シニ アライフ協会 ) 指定管理者監査 ( パーク二四 株式会社 ) の結果報告に対して 西宮市長 より措

女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

規制の事前評価の実施に関するガイドライン(素案)

14個人情報の取扱いに関する規程

地方公共団体等による土地の先買い制度について 公有地の拡大の推進に関する法律とは県や市町村等が公共事業を円滑に進めていくためには 事業に必要な用地を前もって取得し 安定的に確保しておく必要があります このため 公有地の拡大の推進に関する法律 ( 以下公拡法と表記 ) に基づく土地の先買い制度がありま

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

第5章 その他

資料3

様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

●空家等対策の推進に関する特別措置法案

平成17年度財団法人東京都体育協会に対する補助金交付要綱

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

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5 条条例 9 条 2 項の規定による勧告は 空き家等改善勧告書 ( 式 4 ) により行うものとする ( 命令 ) 6 条条例 1 0 条 1 項の規定による命令は 空き家等改善措置命令書 ( 式 5 ) により行うものとする ( 公表の方法 ) 7 条条例 1 1 条 1 項の規定による公表は

【日証協】マイナンバー利活用推進小委員会提出資料

Taro-町耐震改修助成要綱 j

第 8 条を削り, 第 9 条を第 8 条とし, 第 10 条から第 12 条までを 1 条ずつ繰り上げる 別記第 1 号様式を次のように改める

特別養護老人ホーム外川園

望の内容平成 28 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) ( 経済産業省経済産業政策局産業再生課 ) 制度名産業競争力強化法に基づく事業再編等に係る登録免許税の軽減措置 税 目 登録免許税 ( 租税特別措置法第 80 条 ) ( 租税特別措置法施行令第 42 条の

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〇用語 個人情報保護法 個人情報の保護に関する法律のこと 現行保護法 現行の個人情報の保護に関する法律のこと 改正法 保護法 法 個人情報の保護に関する法律及び行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部を改正する法律 ( 平成 27 年 9 月 9 日法律第 65 号

第 1 章要緊急安全確認大規模建築物の耐震診断結果の報告 1 要緊急安全確認大規模建築物について平成 25 年 11 月 25 日の耐震改修促進法の改正により 不特定多数の者が利用する建築物及び避難弱者が利用する建築物のうち大規模なもの等が要緊急安全確認大規模建築物として規定され 平成 27 年 1

H28秋_24地方税財源

 

次の内容により各組合の保険約款に規定 普通損害保険 1 通常部分危険区分 ( 漁業種類 トン数区分 船質及び塡補範囲等 ) 毎に再保険料率 ( 告示 ) を下回らない範囲で基準率が定められ これに再保険と同率の各種割増引きが適用 2 異常部分 ( 危険部分であり 台風 風浪 低気圧及び突風による危険

福島復興再生特別措置法の一部を改正する法律 について <1. 特定復興再生拠点区域の復興及び再生を推進するための計画制度の創設 > 従来 帰還困難区域は 将来にわたって居住を制限することを原則とした区域 として設定 平成 29 年 5 月復興庁 地元からの要望や与党からの提言を踏まえ 1 帰還困難区

貿易特化指数を用いた 日本の製造業の 国際競争力の推移

3 くろまぐろの知事管理量について 海洋生物資源の採捕の種類 別又は期間別の数量に関する事項 ( 1) 採捕の種類別の割当量について 2 に掲げる知事管理量の小型魚における採捕の種類別に定め る割当量は 次の表のとおりとし 大型魚は採捕の種類別に定 めないものとする 採捕の種類 小型魚 本県の漁船漁

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

目次 1 権限の移譲について 問 1 放送法改正に伴う権限移譲とは何か 問 2 小規模施設特定有線一般放送とは何か 2 届出について 問 3 なぜ届出が必要なのか 問 4 基幹放送とは何か 問 5 引込端子の数とは何か 問 6 有料放送とは何か 問 7 同時再放送とは何か 問 8 区域外再放送とは何

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「自動運転車」に関する意識調査(アンケート調査)~「自動運転技術」に対する認知度はドイツの消費者の方が高いことが判明~_損保ジャパン日本興亜

ネットワーク保守サービス 契約約款 2016 年 4 月 関西国際空港情報通信ネットワーク株式会社

( 問 3) 売却証明書を発行することができるのは どのような市場ですか 売却証明書を発行できるのは 以下の市場において売却した場合です 1 家畜市場家畜取引法 ( 昭和 31 年法律第 123 号 ) 第 2 条第 3 項に規定する家畜市場及び同法第 27 条に規定する臨時市場 2 中央卸売市場

目次 2 級管工事施工管理技術検定学科試験の合格発表まで 2 2 級管工事施工管理技術検定学科試験 はじめに 2 級管工事施工管理技術検定は 建設業法第 27 条に基づき 管工事に従事する施工管理技術者の向上 技術水準の確保を図ることを目的とした国家試験で 同法第 27 条 2 に基づく国土交通大臣

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

技能実習生の支援 保護 1 1. 技能実習生への相談対応 母国語相談 として 曜日を決めて主要な言語により 電話 メール等で相談対応を実施 また 地方事務所 支所においても 電話又は来所による相談対応を実施 ( 平日 9:00~17:00) 地方事務所 支所の担当区域及び所在地等は P32 参照 母

1 補助の対象 耐震診断の補助を受けるには 次のいずれにも該当しなければなりません (1) 木造の戸建住宅 ( 併用住宅で床面積の1/2 以上が居住用のものを含む ) で昭和 56 年 5 月 31 日以前に着工した地上 2 階建てまでのものであること (2) 所有者自らが居住していること (3)

別紙 Ⅰ 対象事業の概要環境影響評価法 ( 平成 9 年法律第 81 号 以下 法 という ) 第 15 条に基づき 事業者である国土交通省関東地方整備局及び横浜市から 平成 30 年 6 月 22 日に送付のあった環境影響評価準備書 ( 以下 準備書 という ) の概要は次のとおりである 1 事業

資料5-1 不適正保管対策、不法投棄対策について(論点整理)

平成 24 年 7 月 26 日 区長会議 老朽家屋問題検討部会 経過とりまとめ報告書 ~ たたき台 ~ 1. 検討部会等開催状況 (1) 平成 24 年 3 月 16 日幹事区 ( 西成区 生野区 東淀川区 ) 打合せ各区の現状および課題を共有し 関係局を交えての検討会のあり方について議論 (2)

港湾法施行令第 17 条の 9 の規定に基づく実地監査結果 ( 四国地方整備局 ) ( 平成 28 年 4 月 30 日現在 ) 平成 23 年度実地監査分 徳島小松島港 高松港 港湾名港湾管理者名施設名 徳島県 香川県 是正を要する事項 内容処理方針 津田地区防波堤 ( 内 ) 渡板が泊地分離堤に

1 策定の目的 この手引書は 茅ヶ崎市地域防犯カメラ ( 以下 地域防犯カメラ という ) の設置及び運用について配慮すべき事項を定めることにより 地域防犯カメラの有用性とプライバシー保護等との調和を図り 地域防犯カメラを適切かつ効果的に活用し 茅ヶ崎市の安心して安全に暮らせるまちづくりを推進するこ

資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2

定期借家制度の改善課題−特に長期契約普及の観点から−

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プレジャーボートの不法係留対策及び 安全対策について 意見書 平成 24 年 8 月 九都県市首脳会議

意見書 プレジャーボートの不法係留対策及び安全対策について 次のとおり措置を 講じられますよう 九都県市首脳会議として意見書を提出します 平成 24 年 8 月 10 日 国土交通大臣 羽田雄一郎様 九都県市首脳会議 座長千葉市長熊谷俊人 埼玉県知事上田清司 千葉県知事森田健作 東京都知事 石原慎太郎 神奈川県知事黒岩祐治 横浜市長林文子 川崎市長阿部孝夫 さいたま市長清水勇人 相模原市長加山俊夫

プレジャーボートの不法係留対策及び安全対策について 近年 余暇時間の増大や生活水準の向上を背景とした親水 海洋性レクリエーションの活発化に伴い プレジャーボートの放置や投棄が社会問題化しています 東京湾域においても数多くのプレジャーボートが放置され 周辺環境の悪化や係留場所の私物化 港湾 河川等の公共事業への障害 公共施設の損傷など様々な問題を引き起こしている状況にあり また昨年 海上保安庁が扱った東京湾内におけるプレジャーボートの海難船舶隻数は51 隻であり 海運 漁業等に対してより深刻な影響を及ぼしています このため 九都県市首脳会議では プレジャーボートの不法係留対策及び安全対策について緊急かつ積極的に取り組む必要があることから 調査 検討を進めるとともに 不法係留を解消するうえからも必要と考えられる制度の創設等 法の整備を要望してきたものです この間 国におかれましても河川法 港湾法 漁港漁場整備法等の改正により船舶の放置に対応できるよう法整備を進めていただいていますが さらにプレジャーボートの不法係留の解消と航行安全対策の一層の推進のため 次の措置を講じられるようお願いいたします 1 小型船舶 ( 総トン数 20 トン未満の船舶 ) について 保管場所を義務づける制度を創設 2 河川 港湾 漁港等の管理者が 簡易な手続きで不法係留船の撤去及び撤去後の措置が執れるよう制度を創設されたい また 港湾法 漁港漁場整備法と同様 河川法においても船舶を放置している違反行為者に対する罰則規定を創設されたい ( 農林水産省 国土交通省 ) 3 プレジャーボートについて 強制保険制度を創設 4 FRP 船リサイクルシステムを活用した放置小型船舶処理促進事業について 助成金等 の補助事業の新設により恒久的制度として確立されたい ( 国土交通省 ) 5 小型船舶の登録等に関する法律 に基づく登録情報等について 無料で交付を受けら れるような 特別の制度を創設 6 船舶番号等の表示を日本小型船舶検査機構が直接行うよう船舶番号の表示制度を改正

意見項目の説明 1 小型船舶 ( 総トン数 20 トン未満の船舶 ) について 保管場所を義務づける制度を創設 説明 九都県市首脳会議としては 従前から小型船舶の登録制度と併せて保管場所の義務づけ制度の創設を要望してまいりましたが 小型船舶の登録等に関する法律を整備していただいたことにより 今後は所有者不明船が減尐することが期待されます しかし プレジャーボートの不法係留を抜本的に解消するためには 自動車のように適正な保管場所を予め確保することを義務づけることが不可欠であることから プレジャーボートの係留 保管能力の向上のための取り組みと併せて 保管場所の整備に応じた保管場所義務づけ制度の創設を引き続き要望します なお 制度の創設にあたっては 登録制度との整合性を図るうえからも総トン数 20トン未満の小型船舶全体を対象に義務づけを要望します 2 河川 港湾 漁港等の管理者が 簡易な手続きで不法係留船の撤去及び撤去後の措置が執れるよう制度を創設されたい また 港湾法 漁港漁場整備法と同様 河川法においても船舶を放置している違反行為者に対する罰則規定を創設されたい ( 農林水産省 国土交通省 ) 説明 河川法 港湾法及び漁港漁場整備法等の改正により 所有者が確知できない場合における簡易代執行の制度が創設されるとともに 撤去した船舶に対する措置についても明確に規定されました しかし 所有者が判明している船舶の場合には行政代執行法の手続きにより処理されることとなることから 代執行に至るまでの手続きが煩雑であり また同法には代執行後の物件の保管や処分についての規定もありません 小型船舶の登録制度の実現により 今後所有者不明船は減尐することが予想されますが 円滑な放置艇対策を実施するうえからも 所有者が判明している船舶に対しても簡易な手続きで撤去及び撤去後の措置が行えるよう制度の創設を要望します なお 撤去後の船舶の廃棄に要する費用についても所有者等に負担させることができるような制度を創設されるよう要望します また 河川法には 船舶の不法係留に対する罰則規定がないため 港湾法 漁港漁場整備法と同様の罰則規定の創設を要望します

3 プレジャーボートについて 強制保険制度を創設 説明 東京湾内における海上保安庁取扱いの海難事故船舶隻数は 昨年 106 隻を数えました その中でもプレジャーボートの事故隻数は51 隻となっております 九都県市首脳会議としては 従前から免許制度の充実を要望してまいりましたが 船舶職員及び小型船舶操縦者法を改正していただいたことにより 免許 講習制度の充実が図られることから 所有者の質的向上が期待されます しかし 水上レジャーが活発化 多様化する中で 特にプレジャーボートは人的被害につながりやすいことから 保険加入者を拡大し 円滑な賠償が行われるよう 強制保険制度の創設を要望します 4 FRP 船リサイクルシステムを活用した放置小型船舶処理促進事業について 助成金等の補助事業の新設により恒久的制度として確立されたい ( 国土交通省 ) 説明 FRP 船リサイクルシステムを活用して地方公共団体が放置艇及び沈廃船の処分を行う放置小型船舶処理促進事業については プレジャーボート関係業界団体の支援 ( 日本財団助成金 ) により 一定の目的が達成されましたが 今後も放置艇及び沈廃船の処分は発生することから 同様の補助事業の新設を求めるところです 例えば プレジャーボート販売時に購入者がリサイクル費用の一部を負担する等の仕組みにより財源を確保する等して かかる補助事業が恒久的制度として確立していくよう要望します 5 小型船舶の登録等に関する法律 に基づく登録情報等について 無料で交付を受けら れるような 特別の制度を創設 説明 プレジャーボートの不法係留の解消にあたっては 所有者に対する適正保管の指導が重要となるため 所有者の特定は不可欠です 平成 13 年 12 月 26 日 プレジャーボート利用改善に向けた総合施策に関する懇談会報告書 ( 国土交通省総合政策局 ) の中に 平成 14 年 4 月から開始される登録制度の活用によりプレジャーボートの所有者が確知できるようになることと相まって 手続の一層の迅速化 円滑化を図るなど監督処分等の実効性を高めることが必要である との記載があることからも 所有者特定の重要性は 広く認識されているといえます しかしながら 地方公共団体が所有者を特定するため証明書等の交付を受ける場合 国や独立行政法人と異なり手数料を支払わなければならず これは地方公共団体における不法係留適正化に支障をきたす恐れがあります ついては 適正化をより一層推進するため 公用申請については手数料を無料にすることを要望します

6 船舶番号等の表示を日本小型船舶検査機構が直接行うよう船舶番号の表示制度を改正 説明 船舶番号及び検査済年の表示は 船舶検査の際に日本小型船舶検査機構から交付される船舶番号及び検査済年のシールを所有者が貼付することにより行われています しかし 船舶番号のシールの貼付がない船舶や検査済年のシールの貼替えがない船舶があります このため 船舶番号や最新の検査済年がわからない状況であり 不法係留対策に支障をきたしています ついては 検査機関または登録機関が適正な表示を行うことを要望します