要配慮者支援班の業務 1 配慮が必要な人の情報把握 (1) 情報把握 総務班名簿係と連携し 避難所利用者 ( 避難所以外の場所に滞在する人を含む ) のうち 配慮が必要な人を グループごとに把握する 避難支援のための個別計画がある場合は 内容を確認する (2) 聞き取り 避難所利用者でつくるグループ

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職員の運営能力の強化 避難所担当職員研修の実施 全庁対象の避難所担当職員研修(5 回開催で約 400 名参加 ) 区毎の避難所担当職員研修 男女共同参画の視点に立った避難所づくり 共助による災害時要援護者支援の取り組みについて説明 各区災害対策本部との連絡 避難所内の課題解決の調整など 地域団体等へ

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

第3回検討会_質の向上WG検討状況報告

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

はじめに 4P 第 1 章避難所開設 運営の基本方針 5P 1. マニュアルの位置づけ 5P 2. 開設 運営の 3 つの方針 6P 3. 指定避難所及び福祉避難所の定義 7P (1) 指定避難所 (2) 福祉避難所 4. 指定避難所運営のための平常時の事前準備 8P (1) 指定避難所ごとの運営方

資料 3-1 男女共同参画の視点からの 防災対応について 東日本大震災への男女共同参画の視点を踏まえた被災者支援 平成 23 年 7 月 20 日 内閣府男女共同参画局

児童発達支援又は放課後等デイサービス事業に係る自己評価結果公表用(あかしゆらんこクラブ)

避難所開設手順・運営のポイント

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事業者向け 放課後等デイサービス自己評価表 平成 30 年 9 月実施 職員数 5 名 ( 回答数 :5 名回答率 :100%) チェック項目はいどちらともいえないいいえ現状改善点 工夫している点など 環境 体制整備 1 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で適切であるか 2 職員の配置数は適切で

[ ユーザー ( 利用者 ) 評価 ] 問 1 契約書や重要事項説明書などの説明は分かりやすかっ 問 2 たですか?(4.1 点 ) 苦情受付窓口 ( 事業所の相談窓口 区役所 国民健康保険団体連合会など ) についての説明は分かりやすかったですか?(3.8 点 ) 問 1 問 2 無回答, 111

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

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平成18年度標準調査票

全体版

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事業者名称 ( 事業者番号 ): 地域密着型特別養護老人ホームきいと ( ) 提供サービス名 : 地域密着型介護老人福祉施設 TEL 評価年月日 :H30 年 3 月 7 日 評価結果整理表 共通項目 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 1 理念 基本方針

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

事例9


者のために個室や隔離したスペースを確保する 身近な福祉避難所 また 一般の避難所や身近な避難所では避難生活が困難な要配慮者を避難させるために 社会福祉施設等に開設する 福祉避難所 と重層的に福祉避難所を設置することを想定している (2) 要配慮者とは福祉避難所の対象者として想定されるのは 法律上 要

チェック式自己評価組織マネジメント分析シート カテゴリー 1 リーダーシップと意思決定 サブカテゴリー 1 事業所が目指していることの実現に向けて一丸となっている 事業所が目指していること ( 理念 ビジョン 基本方針など ) を明示している 事業所が目指していること ( 理念 基本方針

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☆配布資料_熊本地震検証

別添 事業者向け放課後等デイサービス自己評価表 及び 保護者等向け放課後等デイサービス評価表 について 放課後等デイサービスガイドライン ( 以下 ガイドライン ) は 放課後等デイサービス事業所における自己評価に活用されることを想定して作成されたものですが 各事業所で簡易に自己評価を行うことができ

1. 地域ケア会議の定義, 法的な位置づけ狛江市 ( 以下 市 ) では, 多様な生活課題を抱えている高齢者が, 地域で安心して自分らしく生活できる環境づくりを進めるため, 介護支援専門員 ( ケアマネジャー ) 等への個別支援や関係機関 団体等の連携体制の構築を通じて, 介護支援専門員等が包括的か

事業所自己評価 ミーティング様式実施日平成 9 年 8 月 日 ( :~ :). ~ したい の実現 ( 自己実現の尊重 ) メンハ ー 前回の課題について取り組めましたか? 人 6 人 7 人 人 6 人 個別介護計画を見直す際にはケアマネ 介護職 看護師が必ず参加し 他職種の意見を取り入れた計画

13 Ⅱ-1-(2)-2 経営の改善や業務の実行性を高める取組に指導力を発揮している Ⅱ-2 福祉人材の確保 育成 Ⅱ-2-(1) 福祉人材の確保 育成計画 人事管理の体制が整備されている 14 Ⅱ-2-(1)-1 必要な福祉人材の確保 定着等に関する具体的な計画が確立し 取組が実施されている 15

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

周南市版地域ケア会議 運用マニュアル 1 地域ケア会議の定義 地域ケア会議は 地域包括支援センターまたは市町村が主催し 設置 運営する 行政職員をはじめ 地域の関係者から構成される会議体 と定義されています 地域ケア会議の構成員は 会議の目的に応じ 行政職員 センター職員 介護支援専門員 介護サービ

1 ガイドライン策定の目的防犯カメラについては テレビや新聞で報道されているように 犯罪の解決や犯罪の抑止につながることなど その効果は社会的に認められており さまざまな施設に防犯カメラが設置されております しかし その効果が認知される一方で 防犯カメラにより個人のプライバシーなどの人権が侵害される

)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

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訪問介護事業所の役割 1 訪問介護計画や手順書への記載居宅サービス計画に通院介助及び院内介助の必要性が位置付けられている場合に限り 訪問介護サービスとして 介助が必要な利用者が 自宅から病院 受診手続きから診察 薬の受け取り 帰宅までの一連の行為を円滑に行うために訪問介護員が行うべき援助内容を訪問介

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放課後等デイサービス事業所における自己評価結果 ( 公表 ) 公表 : 平成 31 年 3 月 15 日事業所名運動療育スクール jump 宇部校 環境 体制整備業務改善 1 チェック項目はいいいえ工夫している点 利用定員が指導訓練室等スペースとの関係で 適切である 2 職員の配置数は適切である 3

221 新潟県長岡市 齋藤氏【自治体における組織横断的な連携~精神障害者の地域移行を通して~】

18 定期的にモニタリンク を行い 放課後等ディサービス計画の見直しの必要性を判断しているか 19 カ イト ラインの総則の基本活動を複数組み合わせて支援を行っているか 20 障害児相談支援事業所のサービス担当者会議にその子どもの状況に精通した最もふさわしい者が参画しているか 関係機関や保護者との連

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

(1) 家庭的保育事業 項目 国基準 区分 保育業者 家庭的保育者 市町村長が行う研修を修了した保育士 保育士と同等以上の知識及び経験を有すると市町村長が認める者 家庭的保育補助者 市町村長が行う研修を修了した者 数 0~2 歳児 3:1( 家庭的保育補助者を置く場合 5:2) 保育を行う専用居室

自治会における 個人情報取扱いの手引き 霧島市市民環境部市民活動推進課

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

H25 港南区区民意識調査

非常持ち出し品リスト ( 例 ) 家族構成等に合わせて工夫しましょう 家族で話し合っておきましょう 災害時の共通の連絡先 安否確認の方法 避難場所を複数決めておく 緊急連絡カードを作成し 話し合って決めたことや家族の連絡先 電話番号 普段処方されている薬の種類 量 服用方法などをまとめ 持ち歩く災害

大規模災害対策マニュアル

5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

北里大学病院モニタリング 監査 調査の受け入れ標準業務手順 ( 製造販売後臨床試験 ) 第 1 条 ( 目的 ) 本手順書は 北里大学病院において製造販売後臨床試験 ( 以下 試験とする ) 依頼者 ( 試験依頼者が業務を委託した者を含む 以下同じ ) が実施する直接閲覧を伴うモニタリング ( 以下

目次 1. はじめに 1 (1) 基本方針策定の目的 1 (2) これまでの取組みと今後の取組み 1 (3) 街頭防犯カメラ と 施設監視カメラ 2 2. 設置に係る基本方針 3 (1) 設置場所 3 (2) 撮影範囲 4 (3) 設置していることの表示 4 (4) 設置地域の周知 4 (5) 地域

4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

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Interview 02 vol. 15 vol

Ⅰ はじめに 1 ガイドラインを策定する目的 大阪市は 政令指定都市の中でも街頭犯罪が多い都市となっており 安全で安心して暮らせるまちづくりのための対策が必要となっています その中で 防犯カメラは 24 時間撮影が可能であることから 犯罪の抑止効果があるとともに 犯罪発生時には容疑者の特定にも役立つ

実施年月日平成 9 年 4 月 日実施者名松崎俊法 理念 基本方針 Ⅰ 福祉サービスの基本方針 理由も解って業務を行っている だいたい理由を理解して業務を行っている 実施していない Ⅰ--()- 理念が明文化されている 法人 保育所の理念 保育理念が文書 ( 事業計画等の法人 事業所内文書や広報誌

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

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伊川谷児童デイサービスステップ 環境 体制整備 区分 1 チェック項目現状評価 ( 実施状況 工夫点等 ) 保護者の評価保護者の評価を踏まえた改善目標 内容 利用定員に応じた指導訓練室等スペースの十分な確保 利用人数が日によって変わるので利用者数に合わせて活動内容を工夫しています 2 職員の適切な配

身体拘束廃止に関する指針 社会福祉法人掛川社会福祉事業会 平成 30 年 5 月 23 日改定

(4) 生活環境づくり 7 1 利用者が過ごしやすい環境づくりに取り組んでいる 〇 施設の新築移転により全室個室となり プライバシーが保護されていると共に 居室に利用者の私物の持ち込みができることなど 利用者の趣向に合った部屋作りがされています 利用者からの聞き取りでも満足感が窺えました また 旧施

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国土技術政策総合研究所 研究資料

自治会における個人情報保護 名簿などにより会員の状況等を把握しておくことは 自治会でのコミュニケーションのため大切なことですが プライバシー保護の意識の高まりにより個人情報の提供を拒む方もいらっしゃるようです ここでは名簿の作成や利用など 個人情報の取り扱いについて記載しています 個人情報保護法と自

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1 はじめに 本市では 平成 17 年に 鹿児島市安心安全まちづくり条例 を定め 地域の安全は地域で守る を基本理念に 市と市民 事業者等が連携 協働し 安心して安全に暮らせるまちづくりを進めてきました これまでに防犯パトロール隊や青色防犯パトロール車による防犯活動をはじめ 安心安全ネットワーク会議

3 医療安全管理委員会病院長のもと 国府台病院における医療事故防止対策 発生した医療事故について速やかに適切な対応を図るための審議は 医療安全管理委員会において行うものとする リスクの把握 分析 改善 評価にあたっては 個人ではなく システムの問題としてとらえ 医療安全管理委員会を中心として 国府台

A-2-(1)-3 利用者の意思を尊重する支援としての相談等を適切に行っている A-2-(1)-4 個別支援計画にもとづく日中活動と利用支援等を行っている A-2-(1)-5 利用者の障害の状況に応じた適切な支援を行っている 評価概要 1 子どもの心身の状態 生活習慣をアセスメントで把握し自立に配慮

3 支援の具体的な内容 ( アンケート調査自由記述 インタビュー調査 ) アンケート調査における自由記述の回答や インタビュー調査による現地の声を集約したところ 物資の備蓄 提供 避難所 仮設住宅の運営等について 男女別のニーズに対応できていないなど 様々な課題があったことが明らかとなった 一方で

保険調査における病院等からの個人情報の取得をめぐる問題について

環境 体制整備 4 チェック項目意見 事業所評価 生活空間は 清潔で 心地よく過ごせる環境になっているか また 子ども達の活動に合わせた空間となっているか クーラーの設定温度がもう少し下がればなおよいと思いました 蒸し暑く感じました お迎え時に見学させて頂きますが とても清潔だと思

阪神大震災以降の経緯 ( 防災基本計画と男女共同参画基本計画の改正へ ) 平成 7 年阪神大震災 平成 16 年中越地震 女性の視点 の担当として 男女共同参画局職員を現地に派遣 新潟県等に女性の相談窓口を設置 現地派遣の報告等を踏まえ 男女共同参画局長から 防災担当政策統括官に提言 平成 17 年

本サイトにおける個人情報の利用目的は以下のとおりです 当社は 本人の同意なく目的の範囲を超えて利用しません (1) 本サイト会員登録者の個人認証及び会員向け各種サービスの提供 (2) インターネットまたは電話を通じて提供する 宿予約サービス 及びそれに付帯関連する業務の遂行 (3) 上記 (2) に

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< 評価表案 > 1. 日本人 ( ロールプレイ当事者 ) 向け問 1. 学習者の言っていることは分かりましたか? 全然分からなかった もう一息 なんとか分かった 問 2 へ問 2. 学習者は, あなたの言っていることを理解し, 適切に反応していましたか? 適切とは言えない もう一息 おおむね適切


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鎌倉市関谷小学校いじめ防止基本方針 平成 26 年 4 月 鎌倉市立関谷小学校

ガイドライン策定の目的 和歌山県では 和歌山県安全 安心まちづくり条例 ( 平成 18 年 3 月 24 日条例第 26 号 ) に基づき 家庭及び地域における人と人との絆を大切にし お互いが支え合い 及び助け合うとともに 安全で安心な暮らしに配慮した環境の整備を行うまちづくりを推進しています その

Microsoft Word - ★H.28宇和島市避難所運営マニュアルV5_印刷は黒・青両面印刷で)

Transcription:

要配慮者支援班の業務 1 配慮が必要な人の情報把握 2 2 相談コーナーの設置 3 3 定期巡回 3 4 避難所運営のために必要な情報の共有 4 5 配慮が必要な人などへの情報提供 5 6 要配慮者が使用する場所などの運用 6 7 食料 物資の配給時の個別対応 7 8 女性や子どもへの暴力防止対策 8 9 福祉避難所や医療機関との連携 9 10 専門家の把握 派遣 9 プライバシーの保護業務で知りえた個人情報は 避難所運営のためだけに利用し 本人の同意を得た場合を除き 避難所閉鎖後も含め 絶対に口外しないこと 要配慮者支援班 1

要配慮者支援班の業務 1 配慮が必要な人の情報把握 (1) 情報把握 総務班名簿係と連携し 避難所利用者 ( 避難所以外の場所に滞在する人を含む ) のうち 配慮が必要な人を グループごとに把握する 避難支援のための個別計画がある場合は 内容を確認する (2) 聞き取り 避難所利用者でつくるグループの代表者や 民生委員 保健師などの協力を得て 本人や家族などから支援に必要な情報を詳しく聞き取る 聞き取った事項はメモしておき 名簿係が管理 保管している避難所利用者登録票裏面 ( 様式集 13) に追記する < 聞き取り内容の例 > 避難所利用者登録票に書かれた 特に配慮が必要なこと 欄の確認 持病や障害 アレルギーなど 身体やこころの状態 同じ病気や障害でも人によって症状や注意する点は違うので どんな配慮が必要か 本人や家族から具体的に聞き取る 家族や親せきなど日常生活を支援してくれる人の有無 かかりつけの病院 医師の名前 通常使用している薬の種類と所持している数 本人や家族が避けたい状況 パニックになりやすい環境の例など 各障害者団体などの組織に所属している場合は組織名 ( 安否確認対応 ) 要望や意見など < 聞き取り内容 ( 個人情報など ) の取扱い > 聞き取った情報は避難所運営のために最低限必要な範囲で共有することとし 個人のプライバシーに関わる内容は口外しない 要配慮者本人や家族に必ず確認! 聞き取った情報を 避難所運営のために最低限必要な範囲で 避難所運営委員会や各運営班 組長と共有することを伝える 個人のプライバシーに関する内容は 口外しないことを伝える 必要に応じて 医師や保健師 民生委員など外部の支援者とも共有する場合があることも確認する 要配慮者支援班 2

要配慮者支援班の業務 2( 総務班と連携 ) 相談コーナーの設置 総務班と連携し 総合窓口の一角に 利用者からの苦情 相談 要望などを聞く 相談コーナー を設置する 設置場所がわかるよう 相談コーナー と表示する < 相談対応 > 受付時間中は 2 名以上 ( 総務班 :1 名 要配慮者支援班 :1 名 ) で対応する ( 途中で交替してもよい ) 個別相談が必要な場合は プライバシーに配慮した相談室などを利用し 必ず 2 名以上で対応する 窓口には女性も配置し 女性が相談しやすい環境をつくる 苦情 相談 要望への対応後の事務処理は 総務班が行う 要配慮者支援班の業務 3( 屋外支援班と連携 ) 定期巡回 屋外支援班や保健 衛生班と連携し 民生委員や保健師の協力を得て 配慮が必要な人 ( 避難所以外の場所に滞在する人を含む ) を定期的に巡回し 状況や意見 要望 必要な物資などを聞き取る 巡回の際 こころの健康 ( 資料集 20) を参考に 具合の悪そうな人がいたら声をかけ 救護室の利用や保健師の面談 こころのケアの専門家の相談などを紹介する 要配慮者支援班 3

要配慮者支援班の業務 4 避難所運営のために必要な情報の共有 配慮が必要な人の支援方針を検討するため 個人情報を共有する必要がある場合は 避難所運営のために最低限必要な範囲で共有することとし 個人のプライバシーに関わる内容は絶対に口外しない 情報を共有する際は 個人を特定しなければならない場合を除き 個人が識別されないよう配慮する (1) 各運営班との情報共有 配慮が必要な人に関する情報を 避難所運営のために必要な範囲で 関係する各運営班と共有する (2) 避難所運営委員会との情報共有 配慮が必要な人やその家族からの意見 要望など 避難所運営のために必要な情報を避難所運営委員会の場で共有し 支援の方針を検討する (3) 医師や保健師 民生委員など外部の支援者との情報共有 配慮が必要な人に関する情報を その人の支援のために必要な範囲で 医師や保健師 民生委員など外部の支援者と共有する 要配慮者支援班 4

要配慮者支援班の業務 5 配慮が必要な人などへの情報提供 (1) 配慮が必要な人のための情報収集 連絡 広報班と連携し 以下の情報など配慮が必要な人が必要とする情報を収集する < 配慮が必要な人に関する支援情報 > 救護所の設置状況や医療対応できる避難所の状況 近くの病院など医療機関の開業状況 福祉避難所の受け入れ状況 災害派遣医療チーム (DMAT) や保健師など医療や福祉の専門家の巡回状況 行政や近隣の保健所 医療機関などからの支援情報 障害者団体などが設置する支援本部からの情報 (2) 配慮が必要な人への情報提供 入手した情報は 避難所利用者の事情に合わせた配慮の方法 ( 資料集 7 ~) や避難所利用者の事情に配慮した広報の例 ( 資料集 12) を参考に 配慮が必要な人やその家族などに知らせる 各障害者団体など要配慮者の支援を行う団体から情報提供を求められた場合は 本人の同意に基づき できる限り協力する (3) 配慮が必要な人やその支援についての周知 病気やアレルギー 障害などがあるため 食事や物資 衛生環境 ( トイレや風呂 シャワーなど ) を利用する際に特別な配慮が必要な人がいることを理解し 接し方の注意や生活上の支援などで協力してもらうため 必要に応じて 保健センターからパンフレットなどを入手し 避難所利用者へ配布する 要配慮者支援班 5

要配慮者支援班の業務 6 要配慮者が使用する場所などの運用 (1) 要配慮者の適切な配置 専用スペースの検討 総務班や施設管理班と連携し 避難所運営のために必要な部屋 場所 ( 資料集 2~) や避難所利用者の事情に合わせた配慮の方法 ( 資料集 7~) 配慮が必要な人から聞き取った情報などをもとに 配置の見直しや個室への移動 要配慮者が使用する専用スペースの設置などを検討し 総務班が作成する配置計画に反映させる 早急に移動させる必要がある場合は 他の避難所利用者の協力を得て 配置の変更を行う (2) 要配慮者が使用する場所の運用 保健 衛生班 施設管理班と連携し 避難所利用者の事情に合わせた配慮の方法 ( 資料集 7~) を参考に マニュアル本編 11 の場所のうち 要配慮者が使用する場所を管理する < 要配慮者が使用する場所 > 避難所運営のために必要な部屋 場所 ( 資料集 2~) のうち 介護室 ( ベッドルーム ) 要配慮者用トイレ 更衣室 授乳室 おむつ交換場所 子ども部屋 相談室 ( 兼静養室 ) など (3) 必要な資機材の確保 要配慮者が使用する場所で使う資機材や物資の調達は 総務班や施設管理班と連携し 避難所運営のために必要な部屋 場所 ( 資料集 2~) を参考に 内容や数 設置場所などを決めた上で 食料 物資班に依頼する 要配慮者支援班 6

要配慮者支援班の業務 7 食料 物資の配給時の個別対応 (1) 物資の配給 要配慮者が個別に必要な食料や物資について 避難所利用者の事情に合わせた配慮の方法 ( 資料集 7~) や 本人や家族からの要望をもとに 内容や数をまとめ 食料 物資班に調達を依頼する 食料 物資班や施設管理班と連携し 要配慮者用の物資の受け渡し方法や場所などについて検討する < 要配慮者用物資の受け渡し > 紙おむつ ( 大人用 子ども用 ) や粉ミルク 乳児用のおしりふき 生理用品など利用者が多く 頻繁に配布する必要のある物資は あらかじめ受け渡し場所と方法を決めておき 避難所利用者全員に伝える 酸素ボンベやストーマ装具など 利用者が限られているものや高価なものは 要配慮者本人又はその家族に個別に受け渡しする 女性用の衣類や下着 生理用品など女性用の物資は 女性専用の部屋 ( 更衣室など ) に置くなど 女性が受け取りやすいよう配慮する (2) 食料の配給 食料 物資班と連携し 食物アレルギーや宗教上の理由で食べられないもの ( 資料集 13) や避難所利用者の事情に合わせた配慮の方法 ( 資料集 7~) を参考に 本人や家族からの意見を踏まえ 避難所での食料の提供方法や 原材料表示の仕方 使用した食材がわかる献立表の作り方などのより良い方法を検討する < 食事に配慮が必要な方 > 食物アレルギーのある人 文化 宗教上の理由で食べられないものがある人 離乳食ややわらかい食事 ペースト食などが必要な人 その他 感覚過敏で特定のものしか食べられない人 など 要配慮者支援班 7

要配慮者支援班の業務 8 女性や子どもへの暴力防止対策 (1) 女性が使用する場所への配慮 女性用トイレ 更衣室 授乳室など女性が使用する場所は 異性の目が気にならない場所に設置するなど工夫する 避難所として使える場所に余裕があれば 女性が安心して過ごせる女性専用スペースを設ける ( 生理用品や下着など女性用物資の配布や 着替えや仮眠場所としての利用 夜泣きする子どもを抱えた人の利用など ) (2) 女性や子どもへの暴力防止対策の検討 施設管理班と連携し 避難所内の危険な場所や死角になる場所を把握しておく 施設管理者 総務班 施設管理班と連携し 女性や子どもへの暴力を防ぐための対策を検討する 必要に応じて近隣の警察署に巡回や 女性警察官の巡回を依頼する (3) 女性や子どもへの注意喚起 女性や子どもなどへの暴力や性的暴力の被害を防ぐため 防犯ブザーやホイッスルを配給し 携帯するよう呼びかける 女性や子どもに対し 犯罪防止のための注意喚起を行う < 犯罪防止のための注意喚起 > 人目のないところやトイレには1 人で行かない 必ず2 人以上で行動する なるべく明るい時間帯に行動する 移動する際はまわりの人に声を掛け合う など 要配慮者支援班 8

要配慮者支援班の業務 9 福祉避難所や医療機関との連携 連絡 広報班と連携し 近隣の福祉避難所の状況を確認する 福祉避難所や近隣の医療機関 福祉施設が受け入れ可能な状態であれば 本人や家族の希望を聞いた上で 適切な施設に移動できるよう連絡 調整する 福祉避難所への移動が決まった場合は 総務班に連絡する ( 総務班は 退所に必要な手続きを行う ) 要配慮者支援班の業務 10 専門家の把握 派遣 避難所利用者名簿などから避難所利用者の中に 要配慮者の支援が可能な人 ( 保健師 介護福祉士などの専門職や 手話や外国語ができる人など ) がいないか確認し 協力を依頼する 保健師 介護福祉士など専門職員の派遣が必要な場合は 行政担当者 ( 行政担当者がいない場合は総務班 ) を通じて 大治町災害対策本部に要請する 手話通訳者や要約筆記者 外国語の通訳ボランティアの派遣が必要な場合は 行政担当者 ( 行政担当者がいない場合は総務班 ) を通じて 大治町災害対策本部また災害ボランティアセンター等に要請する 要配慮者支援班 9