紋別市における景気動向調査報告書

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Ⅱ 用語等の説明 今期の状況 来期の状況 前年同期 ( 平成 28 年 4~6 月期 ) と比べた今期 ( 平成 29 年 4~6 月期 ) の状況 前年同期 ( 平成 28 年 7~9 月期 ) と比べた来期 ( 平成 29 年 7~9 月期 ) の状況 前期平成 29 年 1~3 月期 来期平成

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新規文書1

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP・報道機関用)

熊本商工会議所 製本第四四半期(HP用)

目次 調査結果の概要 1 小企業編 中小企業編 概況 3 概況 15 調査の実施要領 4 調査の実施要領 16 業況判断 5 業況判断 17 売上 1 売上 2 採算 11 利益 21 資金繰り 借入 12 価格 金融関連 22 経営上の問題点 13 雇用 設備 23 設備投資 価格動向 14 経営

生活衛生関係営業の景気動向等調査 平成17年7~9月期

ニュースリリース 食品産業動向調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 2 6 日 株式会社日本政策金融公庫 食品産業景況 DI 4 半期連続でマイナス値 経常利益の悪化続く ~ 31 年上半期見通しはマイナス幅縮小 持ち直しの動き ~ < 食品産業動向調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日

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景気見通し調査 ( 平成 25 年 3 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 25 年 3 月 13 日 (

平成10年7月8日

景気見通し調査 ( 平成 24 年 12 月期 ) 調査結果 福井商工会議所 中小企業総合支援センター 調査の概要 当調査は 福井商工会議所管内の小規模事業所の短期的な景気動向を把握するため 毎年 3 月 6 月 9 月 12 月の年 4 回実施している 調査時期 平成 24 年 11 月 30 日

平成 25 年 3 月 19 日 大阪商工会議所公益社団法人関西経済連合会 第 49 回経営 経済動向調査 結果について 大阪商工会議所と関西経済連合会は 会員企業の景気判断や企業経営の実態について把握するため 四半期ごとに標記調査を共同で実施している 今回は 2 月下旬から 3 月上旬に 1,7

調査について 216.1~3 月期 調査方法について 伊勢崎商工会議所とアイオー信用金庫が共同し 伊勢崎市及び佐波郡玉村町内の企業 386 社にご協力いただき 面談または聴取りによる調査の回答を集計したものです 製造業 卸売業 小売業 建設業 サービス業のつの業種について3か月ごとに景気の動きを調査

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1. 自社の業況判断 DI 6 四半期ぶりに大幅下落 1 全体の動向 ( 図 1-1) 現在 (14 年 4-6 月期 ) の業況判断 DI( かなり良い やや良い と回答した企業の割合から かなり悪い やや悪い と回答した企業の割合を引いた値 ) は前回 ( 月期 ) の +19 から 28 ポイ

企業経営動向調査0908

「中小企業の景況感に関する調査」集計結果

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(2) 直接的な被害 影響の内容第 図および第 表は 直接的な被害 影響を受けた事業所の具体的な被害 影響の内容を示したものである 全体では 支店 営業店 倉庫 工場等の損壊 が 51.8% で最も多く 商品 仕掛品 原材料等の損壊 が 23.5% となっている 産業分類別で

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平成 21 年第 1 回 ( 平成 21 年 2 月 1 日実施 ) 鳥取県企業経営者見通し調査報告 目次ヘ ーシ 御利用にあたって 1 1 業界の景気判断 3 2 自己企業の売上高判断 5 3 自己企業の経常利益判断 7 4 生産数量の判断 9 5 在庫水準の判断 10 6 生産設備の規模判断 1

景気動向調査平成 3 年 1~12 月期実績 平成 31 年 1~3 月期予想 概況 業況 DI は改善 来期は悪化するもプラスを維持する見込み 今期の全業種総合業況判断 DIは 前期比 2.5 ポイント上昇の 9. と改善した 製造業は前期比 1.5 ポイント上昇の 14. 非製造業は同 2.9

ニュースリリース 農業景況調査 : 景況 平成 3 1 年 3 月 1 8 日 株式会社日本政策金融公庫 平成 30 年農業景況 DI 天候不順響き大幅大幅低下 < 農業景況調査 ( 平成 31 年 1 月調査 )> 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫 ) 農林水産事業は 融資先の担い手農業者

< 業種別 > 2 製造業主要判断 の推移 製造業 29/ /3 見込 /6 予想 < 製造業 > 当期 は 8.0( 前期比 -1.7) 当期 は 9.1( 同 -8.9) 当期 は 5

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[ 調査の実施要領 ] 調査時点 製 造 業 鉱 業 建 設 業 運送業 ( 除水運 ) 水 運 業 倉 庫 業 情 報 通 信 業 ガ ス 供 給 業 不 動 産 業 宿泊 飲食サービス業 卸 売 業 小 売 業 サ ー ビ ス 業 2015 年 3 月中旬 調査対象当公庫 ( 中小企業事業 )

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~ 売上額減少に伴い 収益も低下 ~ 収益面では 売上額判断 D.I. が 6.3( 前回 7.8) と 1.5 ポイント低下 収益判断 D.I. は 1.9( 前回 1.6) と 3.5 ポイント低下する結果となりました 来期の予想収益判断 D.I. は 27.8 と大幅な低下の見通しとなっていま

質問1

社団法人日本生産技能労務協会

第 70 回経営 経済動向調査 公益社団法人関西経済連合会 大阪商工会議所 < 目次 > 1. 国内景気 2 2. 自社業況総合判断 3 3. 自社業況個別判断 4 4. 現在の製 商品およびサービスの販売価格について 8 参考 (BSI 値の推移 ) 11 参考 ( 国内景気判断と自社業況判断の推

< 業種別 > D.I. 2 製造業主要判断 D.I. の推移 製造業 30/ /9 見込 /12 予想 < 製造業 > 当期 は 24.5( 前期比 +0.8) と景況感は横ばいであった

第30回秋田県内企業景気動向調査


新規文書1

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( 小規模企業景気動向調査 ) 三重の景況 67 ( 平成 27 年 7 月 ~12 月期 ) 三重県商工会議所連合会桑名商工会議所四日市商工会議所鈴鹿商工会議所亀山商工会議所津商工会議所松阪商工会議所伊勢商工会議所鳥羽商工会議所上野商工会議所名張商工会議所尾鷲商工会議所熊野商工会議所

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滋賀県内企業動向調査 21 年 1- 月期定例項目結果 1. 自社の業況判断 (1) 自社の業況判断 DI は 四半期連続のプラス水準を維持も は 四半期ぶりにマイナス水準に低下 1. の動向 ( 図 1-1) 今回の調査 (1 年 1- 月期 ) での自社の業況判断 DI は前回 (-9 月期 )

事務連絡(E)

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12大都市の経済動向

Ⅲ.2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要について 2019 年 10 月の消費増税に伴う資金需要については 増加する が 2 割台半ば (26. 4%) 資金需要の中身は 消費増税後の需要減退 ( 売上減少 ) への備え 消費税の納税資金の増加 がともに半数超 (50.6%) で最多 消費

I. 調査結果概況 景気判断 DI( 現状判断 ) は小幅に上昇し最高値を更新 仕入原価高止まりも客単価が上昇 10 月スーパーマーケット中核店舗における景気判断 49.1 と小幅に上昇し 2010 年 4 月の調査開始以降最高値を記録した 経営動向調査によると売上高 DI が 1.1 とはじめてプ

北陸 短観(2019年6月調査)

ニュースリリース 中小企業の雇用 賃金に関する調査結果 ( 全国中小企業動向調査 2013 年 月期特別調査 ) 年 4 月 8 日株式会社日本政策金融公庫総合研究所 3 割の企業で正社員は増加 3 社に 1 社で給与水準は上昇 従業員数 2013 年 12 月において

業種別特徴点と景気予報 A B C 景気予報 D E F G 大きく上昇 上昇 やや上昇 横這い やや下降 下降 大きく下降 製造業 業況は大きく改善した 売上 ( 加工 ) 額は前期並 採算 ( 経常利益 ) は減少幅がやや拡大した 製品在庫数量は不足感がかなり改善した 従業員は減少がかなり弱まり

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北陸 短観(2016年12月調査)

北陸 短観(2019年3月調査)

平成 23 年 3 月期 決算説明資料 平成 23 年 6 月 27 日 Copyright(C)2011SHOWA SYSTEM ENGINEERING Corporation, All Rights Reserved

平成 29 年 7 月 地域別木質チップ市場価格 ( 平成 29 年 4 月時点 ) 北東北 -2.7~ ~1.7 南東北 -0.8~ ~ ~1.0 変動なし 北関東 1.0~ ~ ~1.8 変化なし 中関東 6.5~ ~2.8

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「平成20年夏季ボーナス支給予定に関するアンケート調査」集計結果

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目 次 調査結果について 1 1. 調査実施の概要 3 2. 回答者の属性 3 (1) 主な事業地域 3 (2) 主な事業内容 3 3. 回答内容 4 (1) 地価動向の集計 4 1 岐阜県全域の集計 4 2 地域毎の集計 5 (2) 不動産取引 ( 取引件数 ) の動向 8 1 岐阜県全域の集計

1. 社会福祉法人経営動向調査 ( 平成 30 年 ) の概要 目的 社会福祉法人と特別養護老人ホームの現場の実感を調査し 運営実態を明らかにすることで 社会福祉法人の経営や社会福祉政策の適切な運営に寄与する 対象 回答状況 対 象 特別養護老人ホームを運営する社会福祉法人 489 法人 (WAM

ニュースリリース 農業景況 : 景況 平成 27 年 3 月 26 日 株式会社日本政策金融公庫 農業の景況 DI 稲作をはじめ多くの業種で悪化 ~ 改善したのは養豚 ブロイラーなどの一部の業種に留まる ~ < 日本公庫 平成 26 年下半期農業景況調査 > 日本政策金融公庫 ( 略称 : 日本公庫

News Release 2018 年 8 月 1 日 香川県内民間企業の 2018 年夏季ボーナス支給見込み アンケート調査結果について 百十四銀行 ( 頭取綾田裕次郎 ) では 香川県内に本社または主工場をもつ民間企業 640 社を対象として 2018 年夏季ボーナスの支給予想について アンケー

消費税増税後の仕入・販売単価に関する東北6県企業の動向調査

発行 第 146 回 県内企業景況調査 1. 調査目的 本調査は 県内景気動向把握の参考とするため 県内企業を対象として 3 ヶ月ごとに 景況マインドの動向 を調査しているものです 2. 調査時期 2018 年 12 月中旬 ~2019 年 1 月中旬 3. 調査対象県内企業 29

補助金・助成金受託後の実態調査    報  告  書

6 月調査 (5 月実績 ) 結果概況 景気判断 DI は現状 見通し共に小幅に下降も 50 を上回る高水準を維持 5 月のスーパーマーケット中核店舗における景気判断 DI 現状判断は前月から-0.3 の 54.8 見通し判断前月から-0.9 の 51.0 となり 共に小幅な下降となったが 引き続き

◆ 大田区 ◆

アンケートの概要 平成 23 年度 平成 24 年度及び平成 25 年度グループ補助金の東北地域の交付先 7,927 に対しアンケートを実施し 5,809(73.3%) から回答があった ( アンケート調査は第 1 次 ( 平成 23 年 8 月 )~ 第 10 次 ( 平成 26 年 3 月 )

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第2部

世帯収入 DI 増えた と 減った 二極化の傾向現在の 世帯収入 DI ( 増えた やや増えた ) と回答した割合から 減った やや減った と回答した割合を引いた値 ) は - で前回 ( 年 6 月 :-8) から - ポイントとなりほぼ横ばいとなった 回答の内訳をみると やや増えた が + ポイ

平成 29 年度下期新潟市景況調査 ( 本報告 ) Ⅳ テーマ別調査結果 93

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【大同】中小企業経営者アンケート「大同生命サーベイ」-平成30年7月度調査-~「景況感」についてお聞きしました~

【調査要領】

1 概 況

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けた この間 生産指数は 上昇傾向で推移した (2) リーマン ショックによる大きな落ち込みとその後の回復局面平成 20 年年初から年央にかけては 米国を中心とする金融不安 景気の減速 原油 原材料価格の高騰などから 景気改善の動きに足踏みが見られたが 生産指数は 高水準で推移していた しかし 平成

中小企業の動向

~ 収益状況は全体全体としてとして大幅大幅な悪化悪化 来期来期は今期今期に比べ改善改善の見通見通し ~ 収益面では 今期の収益判断 D.I. が 20.9( 前回 3.1) と前回に比べ 大幅に悪化する結果となりました また, 来期の予想収益判断 D.I. は 12.8と収益状況が改善する見通しとな

平成29年度     地域経済動向調査      調査報告書

トラック運送事業の経営実態 全日本トラック協会は全国のトラック運送事業者 2,188 社 ( 有効数 ) の平成 25 年度事業報告書に基づき集計 分析した 経営分析報告書 ( 平成 25 年度決算版 ) をまとめた 全日本トラック協会が平成 4 年度から発行しているこの報告書は 会員事業者が自社の

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平成22年7月30日

世帯収入 DI 大幅な改善現在の 世帯収入 DI ( 増えた やや増えた ) と回答した割合から 減った やや減った と回答した割合を引いた値 ) は で前回 (11 年 6 月 :-24.6) から +6.8 ポイント上昇した 震災後に混乱していた企業のサプライチェーンが回復し生産体制

平成22年7月30日

H24/08/00

2016 年 12 月 28 日日本政策金融公庫総合研究所 新規開業パネル調査 ~ アンケート結果の概要 ~ Ⅰ 調査の目的と実施要領 調査目的 実

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Ⅰ. 調査要領. 調査時点及び調査対象期間 () 調査時点平成 3 年 月 日 () 調査対象期間平成 3 年 7 月 ~9 月期の実績および平成 3 年 月 ~ 月期の見通しについて調査した. 調査対象 当所会員企業を対象に 商業 + 食品業部会 水産業部会 機械工業部会 建設業部会 観光 サービス 諸業部会より各 3 社 計 5 社を抽出し郵送により調査した 3. 回収状況 対象企業数 回答企業数 回答率 商業 + 食品業部会 3 社 7 社 56.7% 水産業部会 3 社 9 社 63.3% 機械工業部会 3 社 4 社 46.7% 建設業部会 3 社 4 社 46.7% 観光 サービス業 + 諸業部会 3 社 8 社 6% 合 計 5 社 8 件 54.7% 注 ) 本調査結果の中で 値とある記号は ディフュージョン インデックス ( 景気動向指数 ) の略で 各調査項目についての増加 ( 好転 上昇 ) 企業割合から減少 ( 悪化 低下 ) 企業割合を差し引いた値 ( 景気動向指数 ) を示す - -

. 全体の動き ( 業況 ) Ⅱ. 概況 - 今期の業況はやや悪化 次期は大幅な悪化の見通し - 四半期毎に実施している中小企業景況調査の今期 ( 平成 3 年 7 月 ~9 月 ) の全業種平均 DI 値 ( 好転 と答えた企業と 悪化 と答えた企業の割合の差 ) は 前年同期比 4.6 と前回調査時の.9 から 3.7 ポイント悪化しました 前回調査時の次期見通し ( 平成 3 年 7~9 月 ) は. であったことから 予想された見通しとほぼ同ポイントという結果になりました 9 月に発生した 北海道胆振東部地震 の影響により北海道全域で停電となり 冷凍冷蔵製品の損害や宿泊予約のキャンセルが発生する等 地震の揺れによる直接的な被害がなかった当地においても様々な間接被害が報告されています 業況判断 DI を前年同期と比べてみると 商業食品業 [ 前年 DI 値 33.3 今期 47.] 水産業 [ 前年 DI 値.8 今期 5.8] 機械工業 [ 前年 DI 値. 今期 ] 建設業 [ 前年 DI 値 今期 7.] 観光サービス業 諸業 [ 前年 DI 値 今期 33.] と資源が回復してきた水産業以外の業種では悪化となりました 経営上の問題点は 仕入単価の上昇 従業員の確保難 需要の停滞 を訴える声が多くなっております 来期 ( 平成 3 年 月 ~ 月 ) については 今期と比べて業況判断 DI は 4.3 と更に大幅に悪化するとの見通しが寄せられています 観光サービス業 諸業は 66.7 の見通しとなっており 震災の影響による自粛ムードや観光客の来道者が減少する事を懸念している様子がうかがえます 紋別商工会議所景気動向調査 ( 業況の推移 ) ( 好転 - 悪化 ) 5.5 前年同期比 - - -3.7-3 -34.7-37.9-37.3-36.7-4. -39.6-4. -4-4 -43. -45. -38. -38. -43.8-45.8-39. -47.7-4.7-45.8-44.7-45. -5-46.9-5.9-6 -54.5-3.8-4.3-34.9-4 -6.6-7. -3.8-7.6-9.7-43.9-4.7-8.9-8. 4.5 -. -5. -7.5-6.5 -.6-6.5-8. -9.7-3.8-33.8-39.8-5.6-8.4-9. -3.4 -.9-4.6-4.3-7 -63. - -

今期の業況 ( 前年同期比 ) 8.3 48.8 3.9 5.9 4. 5.9 4.3..4 36.8 44.4 64.3 57. 4. 44.4..4.4 好転 悪化 全業種 商業 食品業 水産業 機械工業 建設業 観光 サーヒ ス 業 諸業 部会別の動向 商業 食品業部会 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) 47.( 前年 DI 値 33.3 来期見通し 5.9) 業況 DI 値 ( 前年同期比 ) は 前年同期より 3.8 ポイント 前回調査時 ( 43.8) からも更に悪化しました 他地域への購買力流出や 宅配 インターネット等通販利用者の増加による需要の停滞が大きく影響を及ぼす中 胆振東部地震の影響により北海道全域で発生した停電によって 店舗の休業や商品の廃棄 品質低下等により食品小売業を中心に損害が発生したとの声が寄せられています しかしながら 市内各所で自助努力により営業された店舗では 多くの市民が物資調達の行列をなす光景が見られました 来期は 再び大きく悪化の見通しとなっていますが 年末商戦も控えていることから 悪化幅の縮小に期待を持っています 経営上の問題点としては 需要の停滞 購買力の他地域への流出 を訴える声が多く寄せられています 業界の問題点等 人材難 ( 小売業 ) 増税関連 軽減税率の導入 キャッシュレス化の方針 ( 食料品小売 ) 経営上の問題点 ( 商業 食品業部会 ) 7 6 5 6 5 5 8 大 中競型争店のの激進化出による 同業者の進出 購買力の他地域への流出 宅配 通イ販ン利タ用ー増ネ加ット等 消費者ニー 対ズ応の変化への 店舗の狭隘 老朽化 駐車場の確保難 商品在庫の過剰 従業員の確保難 人件費の増加 人件費以外の経費の増加 販売単価の低下 上昇難 仕入れ単価の上昇 金利負担の増加 代金回収の悪化 事業資金の借入困難 需要の停滞 その他 水産業部会 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 )5.8( 前年 DI 値.8 来期見通し 5.) 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7.6 ポイントの大幅な回復となりました やや回復 との回答が やや悪化 のおよそ 倍となり 好転しました 平成 6 年冬の低気圧以降 減産されていたホタテの水揚げ量が回復し 市内の水産加工場へも順調に分配されていることによるものですが 鮭 鱒の水揚げが昨年と比較しても大きく減少しており 水産加工場には厳しい - 3 -

- 4 - 状況が続いています また 9 月の停電の影響により 冷蔵 冷凍保管している原料や製品の庫内温度の上昇による品質低下等により損害があったとの声も寄せられております 来期については 時化が多くなる時期による漁獲量の減少や加工業者のへのホタテの割り当てが 月で終了する事から ポイントの大きな悪化の値を示しています 経営上の問題点としては 仕入単価の上昇 人件費の増加 従業員の確保難 を訴える声が多くなっています 業界の問題点等 水産の街でありながら 水産で働く人が少ないので 若い人が働いて貰える様 何らかの対策方法があれば良いと思います ( 水産加工業 ) 従業員の確保及び人件費の増加はもとより 今期は原油高騰により燃料費の増加が経営を圧迫しはじめてきていると思います ( 水産加工業 ) 原料不足 ( 水産加工業 ) 4 6 大 中型店の進出による競争の激化同業者の進出購買力の他地域への流出宅配 インターネット等通販利用増加消費者ニーズの変化への対応店舗の狭隘 老朽化駐車場の確保難商品在庫の過剰従業員の確保難人件費の増加人件費以外の経費の増加販売単価の低下 上昇難仕入れ単価の上昇金利負担の増加代金回収の悪化事業資金の借入困難需要の停滞その他経営上の問題点 ( 水産業部会 ) 機械 工業部会 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 )( 前年 DI 値. 来期見通し 5) 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) は. ポイント悪化となりましたが マイナス域への突入は免れました 自動車整備や水産資材製造関連では 需要の停滞や原油価格の高騰等から やや悪化 との回答となっておりますが 機械販売では停電の影響で発電機の注文が多く入り 業況が伸びたとの声も寄せられております 来期は好転を示す回答が無く 5 と大幅に悪化する見通しとなっています 経営上の問題点として 仕入単価の上昇 需要の停滞 従業員の確保難 を訴える声が多く寄せられています 業界の問題点等 従業員の確保難 ( 室内装飾製造業 ) 地方業者の進出が目立ち 地元業者による仕事が低下気味 ( 機械修理業 ) 技術者の確保難 ( 印刷業 )

- 5-5 3 3 8 5 大 中型店の進出による競争の激化同業者の進出購買力の他地域への流出宅配 インターネット等通販利用増加消費者ニーズの変化への対応店舗の狭隘 老朽化駐車場の確保難商品在庫の過剰従業員の確保難人件費の増加人件費以外の経費の増加販売単価の低下 上昇難仕入れ単価の上昇金利負担の増加代金回収の悪化事業資金の借入困難需要の停滞その他経営上の問題点 ( 機械 工業部会 ) 建設業部会 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) 7.( 前年 DI 値 来期見通し 8.7) 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) は 7. ポイントの悪化となりました 建設業では他の業種と比較して停電による業務への大きな影響はなかったものの 市内公共事業が昨年までと比較し減少している事から やや悪化の値となりました しかしながら 一般住宅の小規模なリフォームや改装工事の需要により 電気設備や一部建築工事が好転しているとの声も寄せられています 来期は更に.5 ポイント大幅に悪化する見通しとなっております 経営上の問題点としては 従業員の確保難 仕入単価の上昇 を訴える声が多く寄せられています 業界の問題点等 全般に仕事が無い ( 電気工事業 ) 9 4 3 8 4 大 中型店の進出による競争の激化同業者の進出購買力の他地域への流出宅配 インターネット等通販利用増加消費者ニーズの変化への対応店舗の狭隘 老朽化駐車場の確保難商品在庫の過剰従業員の確保難人件費の増加人件費以外の経費の増加販売単価の低下 上昇難仕入れ単価の上昇金利負担の増加代金回収の悪化事業資金の借入困難需要の停滞その他経営上の問題点 ( 建設業部会 ) 観光サービス業 諸業部会 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) 33.( 前年 DI 値 来期見通し 66.7) 業況判断 DI 値 ( 前年同期比 ) は 33. ポイント悪化しています 夏の観光 スポーツ合宿等の誘致で 一時 ホテルでは平日でも満室状態と好調に推移していましたが 胆振東部地震の影響により交通網が寸断された事や北海道全域を襲った停電 余震等によりホテルや飲食店 貸切バス等では軒並みキャンセルが相次ぎ 大きな損害となりました その他 保険や介護関連で人材不足を訴える声が多くなっています 次期の見通しは 66.7 と閑散期に入る時期であること 震災の影響による宴会や旅行の自粛によるキャンセルを懸念し 大きな悪化の予想となりました 経営上の問題点としては 従業員の確保難 需要の停滞 を訴える声が多く寄せられています

業界の問題点等 人材不足 ( 飲食業 ) 創意工夫が必要 しかし後押しするものが何も無いのも現状 ( 旅客運送業 ) 店舗が増加 人口減少 ( 理美容業 ) ハローワーク 市の U ターン事業への登録など求人を行っているが 新規就労が全く来ない事 業界の資格者の高齢化 ( 若年層がいない ) ( 保険業 ) 従業員の高齢化 正職員の確保難 ( 介護福祉業 ) 経営上の問題点 ( 観光 サービス業 諸業部会 ) 5 4 3 3 3 3 7 9 大 中競型争店のの激進化出による 同業者の進出 購買力の他地域への流出 宅配 通イ販ン利タ用ー増ネ加ット等 消費者ニー 対ズ応の変化への 店舗の狭隘 老朽化 駐車場の確保難 商品在庫の過剰 従業員の確保難 人件費の増加 人件費以外の経費の増加 販売単価の低下 上昇難 仕入れ単価の上昇 金利負担の増加 代金回収の悪化 事業資金の借入困難 需要の停滞 その他. 今期の動向 () 今期の売上高 生産高 売上高 生産高推移 ( 全業種平均 ) ( 増加 - 減少 ) 5.5 8.9 前年同期比 3.4-5. - - -5. -4.4-8. -3.5-8.6-3 -33.3-37.3-36.6-35.5-35. -9. -4. -4-38.9-3.6-4.5-4 -44.8-4.5-43.-4.5-36. -35.5-48. -46. -4.3-5. -44.9-43.3-5 -46.9-47.5-47. -48.6-53.4-6 -6-7 -65. -6. -4.7-4. -9.-8.3-8. -. -9. -. -9.7-6. -35.6-34.7-37.5-47. -5.9-9.5-3.4-37.8-6 -

前年同期比 ( 平成 9 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した今期の売上高 ) 今期の売上高 生産高 ( 前年同期比 ) 8.3.8 3.6 4.3 4.3 6.7 43.9 4. 4. 57. 5 33.3 増加 37.8 47. 6.3 8.6 35.7 5 減少 全業種商業 食品業水産業機械工業建設業観光 サーヒ ス業 諸業 全業種平均で DI 値 9.5 前年調査時 ( 平成 9 年 7~9 月期 5.) より 4.3 ポイント減少 [ 部会別 DI 値 ] 商業 食品業 前年 38.9 35. 水産業 前年 5.9 5.3 機械工業 前年 33.3 4.3 建設業 前年.4 観光 サーヒ ス業 諸業 前年 5.9 33.3 () 今期の採算 採算推移 ( 全業種平均 ) ( 黒字 - 赤字 ) 7. - - -3-4 -5-8.7-34.7-34.9-33.7-33.7-37. -37.8-38.7-43. -4. -4.5-34.6-39. -4. -39.3-48. -46.6-44.4-44.8-44.4-47. -45.7-5.3-4.3-34.9-45.5-47.8-35. -7.3-36.3-3 -.5-34.5-7. -5.6 -. -. -9. -.4-5.9 -.8 -.5 -.9-3. -33.3-36.4 -.4-36. -4. -.3 -.7-35. -9.5 -.7-6 -56.4-56.3-6. -7-7 -

前年同期比 ( 平成 9 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した今期の採算水準 ) 5.9 今期の採算 ( 前年同期比 ) 4.3 4.3 5.6 4. 4. 44.4 好転 48.7 64.3 57. 35.4 58.8 4. 5.8.4 8.6 5 悪化 全業種商業 食品業水産業機械工業建設業観光 サーヒ ス業 諸業 全業種平均で DI 値 9.5 前年調査時 ( 平成 9 年 7~9 月期.3) より.8 ポイント好転 [ 部会別 DI 値 ] 商業 食品業 前年 38.9 58.8 水産業 前年 4. 6.3 機械工業 前年 7. 建設業 前年 4.3 観光 サーヒ ス業 諸業 前年.8 44.4 (3) 今期の資金繰り 資金繰り推移 ( 全業種平均 ) ( 好転 - 悪化 ) 前年同期比 - - -3..3 -.4 -.5-3.7 -.4-4.9-6.9-3.4 -. -. -5.7-3.4-8.5-8. -. -6. -5. -5.7 -. -7.4-7.8-7.9-8.3-9.6-9.6-3. -3. -. -.5 -.8 - -.4-8.6-7.3 -.7-5.5-4.6 - -6.4-9.6-4.8-4.4-3.7-7. -33.6-8. -3.6-6.8-6.5-8.6-7.9-8.7-3.7-4 -39.4-39.6-5 -46. - 8 -

前年同期比 ( 平成 9 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した今期の資金繰り ) 今期の資金繰り ( 前年同期比 ) 3.4 5.9 6.3 4.3 4.3 5.5 好転 68.3 58.8 63. 64.3 78.6 77.8 35.3 8.3.4 6.7.5 7. 全業種商業 食品業水産業機械工業建設業観光 サーヒ ス業 諸業 悪化 全業種平均で DI 値 4.9 前年調査時 ( 平成 9 年 7~9 月期 7.3) より.4 ポイント好転 [ 部会別 DI 値 ] 商業 食品業 前年 7.6 9.4 水産業 前年.8 5.8 機械工業 前年 7. 建設業 前年 3.3 7. 観光 サーヒ ス業 諸業 前年 35.3. (4) 今期の在庫水準 前年同期比 ( 平成 9 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した今期の在庫水準 ) 今期の在庫水準 ( 前年同期比 ) 3.9.8 5.8 過大 63.9 7.6 57.9 適正 不足. 7.6 6.3 全業種商業 食品業水産業 全業種平均で DI 値 8.3 前回調査時 ( 平成 9 年 7~9 月期 8.6) より.3 ポイント適正化 [ 部会別 DI 値 ] 商業 食品業 前年 6.7 5.9 水産業 前年 33.3.5-9 -

(5) 今期の金融機関の貸出姿勢 前年同期比 ( 平成 9 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した今期の金融機関の貸出対応 ) 5.3 8.3 今期の金融機関の貸 5.8 緩い 9.8 9.7 73.7 9.9 厳しい.5 3.9 7. 全業種商業 食品水産業機械工建設業観光 サーヒ ス 全業種平均で.4 ポイント 商業食品業 8.3 水産業 5.3 機械工業 建設業 7. 観光サービス業 諸業 (6) 今期の借入金の金利水準 前年同期比 ( 平成 9 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した今期の借入金の金利水準 ).3 今期の借入金の金利水準 5.3 上昇 93.4 89.5 84.6 9.9 低下 5.4 5.3 5.3 7. 全業種商業 食品業水産業機械工業建設業観光 サーヒ ス業 諸業 全業種平均で 4. 商業食品業 水産業 機械工業 5.4 建設業 7. 観光サービス諸業 - -

(7) 設備投資の実施状況 今期の店舗 社屋 工場等への設備投資実施状況について 設備投資の実施状況. 実施した.5%. 来期実施予定 7.5% 4. 実施予定なし 6% 3. 次期未定だが実施予定.5% 3. 来期の見通し () 来期の業況見通し 今期比 ( 平成 3 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した来期の業況見通し ) 次期の業況見通し ( 今期比 ) 8.5.8 5.8 4. 4.7 3.5 5 4.9 33.3 好転 63. 48.8 64.7 5 4.9 66.7 悪化. 全業種 商業 食品業 水産業 機械工業 建設業 観光 サーヒ ス 業 諸業 全業種平均 DI 値 4.3 今期の業況 4.6 より 5.7 ポイント悪化の見通し - -

() 来期の売上高 生産高見通し 今期比 ( 平成 3 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した来期の売上高 生産高見通し ) 次期の売上高 生産高見通し ( 今期比 ). 7.6 5.8 4.3 4.9 4. 9.3 5.6 5 5.5 7.8 増加 48.8 5.9 3.6 57. 35.7 66.7 減少 全業種商業 食品業水産業機械工業建設業観光 サーヒ ス業 諸業 全業種平均 DI 値 37.8 今期の売上高 生産高 9.5 より 8.3 ポイント悪化の見通し (3) 来期の資金繰り見通し 今期比 ( 平成 3 年 7 月 ~9 月期の水準と比較した来期の資金繰り見通し ) 次期の資金繰り見通し ( 今期比 ) 8.8.8 7. 5.5 5.8 7. 47. 78.9 64.3 78.6 77.8 好転 4. 35.7 4.3 6.7 5.3 全業種商業 食品業水産業機械工業建設業観光 サーヒ ス業 諸業 悪化 全業種平均 DI 値. 今期の資金繰り 4.9 より 6.3 ポイント回復の見通し - -

Ⅲ. 各指標 全体 商業食品業 水産業機械工業建設業 観光サービス 諸業 業況判断 売上高 生産高 在庫 採算 資金繰り 金融機関貸出姿勢 今期実績 4.6 47. 5.8 7. 33. 来期見通し 4.3 5.9 5. 5 8.7 66.7 今期実績 9.5 35. 5.3 4.3.4 33.3 来期見通し 37.8 35.3 5.8 57..4 6. 今期実績 8.3 5.9.5 来期見通し 今期実績 9.5 58.8 6.3 7. 4.3 44.4 来期見通し 今期実績 4.9 9.4 5.8 7. 7.. 来期見通し. 9.4.5 35.7 7.. 今期実績.4 8.3 5.3 7. 来期見通し 借入金金利水準 今期実績 4. 5.4 7. 来期見通し 借入金金利水準 値のプラス値については 借入金利が上昇したと感じた回答が多い時にプラス値で表示されます Ⅳ. 北海道胆振東部地震の影響について 9 月 6 日未明に発生した 北海道胆振東部地震 では 震源に近い地域を中心にたくさんの方が被害に遭われ また多くの尊い命も犠牲なる大きな災害となりました 被害に遭われた皆様方に対し 心からお見舞い申し上げます 紋別市では 地震による直接的な被害はなかったものの 北海道全域で発生した大規模停電 ( ブラックアウト ) により 大事なライフラインの一つを欠き 市内でも生活物資の購入やガソリン等を求めて店舗へ続く長い行列が各所で見られました また 信号機の無灯により交通網も寸断され 物資の搬入もままならない状況が数日続き 食料品を扱う店舗では冷蔵 冷凍ケースが使用できず 限られた商品の販売となるなど 数日間は 生鮮食品等 が入手できない状況も発生しました 基幹産業である漁業や農業にも大きな影響があり 地震発生の翌日未明にすぐ通電したエリアもありましたが 保冷商品の温度上昇による品質の低下や損害の他 生け簀に空気を送り込むことが出来ず 活魚等が死滅してしまったとの事例も寄せられました 事業所によっては 自社で発電機を持っており 他地域との荷物のやり取りが滞ったこと以外 被害は最小限に抑えられたとの声もあり 業界内でも被害には大きな差があったようです 観光サービス業では 数日間 宿泊予約キャンセルが相次いだ他 震災以降も被災地を案じて宴会等も自粛する等 他の業種よりも比較的長い期間に渡り損失が続きました - 3 -

北海道胆振東部地震発生による震災及び停電に伴う影響 全業種 商業 食品業 水産業 機械 工業 観光サービス業 諸業建設業建設業機械 工業水産業商業 食品業観光サービス業 諸業全業種 全業種商業 食品業水産業機械 工業建設業 観光サービス業 諸業 商品 在庫の損害 ( 品質低下等 ) 4 3 7 3 店舗 工場の休業 35 7 9 7 原材料 部品の確保難 6 3 商品 製品の入荷 出荷難 8 9 4 3 急激な資金繰り悪化 キャンセルの発生 3 3 8 業務の遅滞発生 5 6 4 3 交通網の不通による業務支障 5 取引先被災による取引の一時停止 6 影響は特になし 7 4 3 5 5 その他 停電の影響による休業について 休業した営業時間を短縮して営業した休業しなかった 全業種 5 商業 食品業 9 7 水産業 5 4 機械 工業 9 4 建設業 5 7 観光サービス業 諸業 3 3-4 -

停電による休業は 水産業 観光サービス業が多くなり 商業食品業については 在庫の販売や昼間の明るい時間に営業する等 営業時間を短縮し それぞれの店舗で出来る限りの対応となりました 建設業は他の業種に比べて比較的停電の影響は少なかったとの回答になりました 回答頂いた被害額 被害額については 今回ご回答頂いている回答数から算出しておりますので 紋別市全体の実際の被害額とは異なりますので 予めご理解ください 平均額 最大損害額 商業 食品業 48 万円 万円 水産業 6 万円 3, 万円 機械 工業 8 万円 万円 建設業 3 万円 5 万円 観光サービス業 諸業 84 万円, 万円 その他ご意見 レジはノートパソコンで対応し営業したが 来店がほとんどなかった ( 小売業 ) 地域への食品提供という大義と従業員の健康とのバランスが取り辛かった一か月でした ( 小売店 ) 計画停電との発表により 量販店及び大型スーパーが課題在庫を抱える事に躊躇した為 製品出荷の減少が顕著に表れ 経営を圧迫したと考えられます ( 水産加工業 ) 水産業界での損害額はおよそ 3, 万円 ( 水産加工業 ) 対応が大変で 休業しなった ( 機械工業 ) 売上減 ( 諸業 ) - 5 -