(1) 総括 : 市場の上昇と円安により堅調なパフォーマンスを確保 2016 年 10 月 ~12 月の楽天証券ラップサービス ( 弊社専用コース 以下 GMA) の運用成果 ( 固定報酬控除前 ) は グラフ 1 の通り 全ての運用コースでプラスのリターンになりました 11,200 11,000 10,800 10,600 10,400 10,200 10,000 9,800 9,600 グラフ 1:GMA 各コースのパフォーマンス推移 3000100 3000200 3000300 3000400 3000500 3000600 3000700 3000800 3000900 3001000 表 1:GMA 各コースのパフォーマンス一覧 GMA ではリスクの調整は比率の変更で対応しており リスクが高い運用コースほど比率が高くなっています 10-12 月は市場が堅調に推移したことにより リスクが高い運用コースのパフォーマンスがより高くなりました 各運用コースの比率は表 2 の通りです 表 2:GMA 各コースの比率 1
為替市場 ( 円安ドル高 ) も 10-12 月期には運用成果の改善に貢献しました ドル円の動きと各コースの外貨比率は以下の通りです 120 グラフ 2: ドル / 円レートの推移 115 110 105 100 表 3: 各コースの外貨比率 (2) 金融市場レビュー : 様々なイベントがあるも市場は堅調に推移 2016 年 10-12 月には 米国大統領選挙 OPEC 総会 イタリアの憲法改正に対する国民投票 1 年ぶりの米国利上げなど様々なイベントがありました 米国大統領選挙でトランプ氏が勝利すると 今後のインフラ投資への期待が高まったことなどから 株高 金利高 円安 ドル高が加速しました OPEC 総会で 8 年ぶりに減産が合意されたことなどから 原油価格も上昇しました 一方 新興国や通貨はドル高を懸念して軟調に推移しました 2
103 102 101 100 99 98 97 96 95 グラフ 4: 世界指数の推移 104 102 100 98 96 94 92 90 グラフ 5: 新興国指数の推移 米国のインフレ率が高まるとの見方から 主要国の金利は上昇 ( 価格は下落 ) しましたが GMA に組み込まれている一部のファンドは デュレーションを低くすることなどで下げ幅を抑制することができました 3.0% 2.5% 2.0% 1.5% 1.0% 0.5% 0.0% -0.5% グラフ 6: 各国の 10 年国債利回りの推移 日本米国ドイツ 3
(3) パフォーマンス要因分析 各運用コースの 10-12 月におけるパフォーマンス寄与度は以下の通りとなっています ファンドのリターンがファンドの下落を上回り 各コースともプラスのリターンとなっています なお 3000500~3001000 のコースでは 円安の効果により ファンド全体でもプラスになっています また の下落がやや大きくなっております これはファンドの基準価格の変動を抑制するために金などをポートフォリオに組み込んでいるためであり その一方で一定のインカム資産が組み込まれていることから 金融市場が落ち着けば 徐々に運用成果は改善すると考えております グラフ 7: 各コースのパフォーマンス寄与度 (3000100~3000400) 3000100 3000200 1.56% 3.33% -0.67% -0.37% 0.51% -0.80% -0.28% 2.24% -1.0% -0.5% 0.0% 0.5% 1.0% 1.5% 2.0% -2.0% -1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 3000300 3000400 4.45% 4.85% -0.11% -0.26% 4.09% -0.19% -0.10% 4.56% -1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0% -1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0% 6.0% 4
グラフ 7: 各コースのパフォーマンス寄与度 (3000500~3001000) 3000500 3000600 5.75% 5.94% 0.20% -0.21% 5.74% 0.20% -0.21% 5.93% -1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0% 6.0% 7.0% -1.0% 0.0% 1.0% 2.0% 3.0% 4.0% 5.0% 6.0% 7.0% 3000700 3000800 7.21% 7.66% 0.45% -0.19% 7.48% 0.44% -0.19% 7.91% -2.0% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% -2.0% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 3000900 3001000 9.01% 9.78% 0.63% -0.10% 9.54% 0.63% -0.27% 10.15% -2.0% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% -2.0% 0.0% 2.0% 4.0% 6.0% 8.0% 10.0% 12.0% 5
(4) 資産クラス別 ファンド別運用状況 : 絶対リターンではファンドが貢献 相対リターンではファンドが貢献 ファンド別の運用状況は表 4 の通りとなっています ファンドにつきましては 急激な市場の上昇によりアクティブ ファンドは市場についていくことが難しい状況でした 一方 ファンドでは 金利上昇に伴い 楽天世界ファンドもマニュライフ ストラテジック インカム ファンドともに ( 為替ヘッジありでは ) マイナスのリターンになりましたが 先進国インデックスを上回るリターンが確保できました 表 4: ファンド別のパフォーマンス一覧 6
(5) 今後の見通し 10-12 月は リスクの高い運用コースほど運用成果が良くなるという リスクはで取る という GMA の方針に沿った結果になりました しかし 先行き不透明な状況が続くと予想され 市場が下落する局面では 各運用コースの運用成果も悪化することが予想されます 短期的な市場の変動に振り回されることなく 資産運用を継続いただくことが お客様の中長期での運用成果の改善につながると弊社では考えております 広告等補完書面 ( 金融商品取引法 66 条の 10( 広告等の規制 ) に基づく表示 ) 金融商品仲介業者の商号 GAIA 会社登録番号 : 関東財務局長 ( 金仲 ) 第 235 号楽天証券会社金融商品取引業者関東財務局長 ( 金仲 ) 第 195 号加入する協会 : 日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会一般社団法人第ニ種金融商品取引業協会 一般社団法人日本投資顧問業協会会社 SBI 証券金融商品取引業者関東財務局長 ( 金商 ) 第 44 号加入する協会 : 日本証券業協会一般社団法人金融先物取引業協会一般社団法 第ニ種金融商品取引業協会 手数料等について 商品等へのご投資には 各商品等に所定の手数料等 ( 例えば 国内の金融商品取引所に上場する ( 売買単位未満を除く ) の場合は約定代金に対して所属金融商品取引業者等ごとに異なる割合の売買委託手数料 投資信託の場合は所属金融商品取引業者等および銘柄ごとに設定された販売手数料および信託報酬等の諸経費等 ) をご負担いただく場合があります ( 手数料等の具体的上限額および計算方法の概要は所属金融商品取引業者等ごとに異なるため本書面では表 することができません ) を募集 売出し等又は相対取引により購入する場合は 購入対価のみお支払いいただきます ( 購入対価に別途 経過利息をお支払いただく場合があります ) また 外貨建ての商品の場合 円貨と外貨を交換 または異なる外貨間での交換をする際には外国為替市場の動向に応じて所属金融商品取引業者等ごとに決定した為替レートによるものとします リスクについて 各商品等には相場 金利水準 為替相場 不動産相場 商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況 ( 財務 経営状況含む ) の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ ( 元本欠損リスク ) または元本を超過する損失を生ずるおそれ ( 元本超過損リスク ) があります なお 信用取引またはデリバティブ取引等 ( 以下 デリバティブ取引等 といいます ) を行う場合は デリバティブ取引等の額が当該デリバティブ取引等についてお客様の差入れた委託保証金または証拠金の額 ( 以下 委託保証金等の額 といいます ) を上回る場合があると共に 対象となる有価証券の価格または指標等の変動により損失の額がお客様の差入れた委託保証金等の額を上回るおそれ ( 元本超過損リスク ) があります 上記の手数料等およびリスク等は お客様が金融商品取引契約を結ぶ所属金融商品取引業者等 ( 上記記載 ) の取扱商品毎に異なりますので 当該商品等の契約締結前交付書面や目論見書またはお客様向け資料等をよくお読みください 7