別紙 1 消防危第 174 号 平成 25 年 10 月 4 日 < 関係団体の長 > 殿 消防庁危険物保安室長 ガソリン携行缶本体の注意表示の充実に係るご協力のお願いについて 平素から消防行政へのご理解とご協力を賜り 厚く御礼申し上げます 平成 25 年 8 月 15 日に京都府福知山市花火大会で

Similar documents
Microsoft Word _特定施設水道連結型スプリンクラー設備の配管における適切な施工について.docx

事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

(案)

<4D F736F F D CA A30312D AD8F6F93FA817A8FC A192CA926D>

<4D F736F F D AEB8CAF95A893C18DD BC814089BB8A C982A882AF82E98E968CCC96688E7E93992E646F6378>

( 給油取扱所関係 ) 問危険物の規制に関する政令 ( 昭和 34 年政令第 306 号 以下 政令 という ) 第 17 条第 3 項第 6 号に規定する自家用の給油取扱所 ( 以下 自家用給油取扱所 という ) にあっては 危険物の規制に関する規則 ( 昭和 34 年総理府令第 55 号 ) 第

<4D F736F F D20984A94AD C9A90DD8CBB8FEA82C982A882AF82E989CE8DD082C982E682E9984A93AD8DD08A E7E82C982C282A282C4>

動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

都道府県医師会 情報システム担当理事殿 ( 情シ 35) 平成 30 年 11 月 6 日日本医師会常任理事石川広己 医療機関等におけるサイバーセキュリティ対策の周知について 時下ますますご健勝のこととお慶び申し上げます 日頃より会務運営に対しましてご高配を賜り深く感謝申し上げます 医療機関でのIT

(2) 異常現象と認識しているにもかかわらず 情報収集を行った後に通報することとなっている場合には 異常現象と認識した時点で通報する体制とすること (3) 従業員 ( 協力会社等の従業員を含む ) が異常現象の判断に迷うことにより通報が遅れるおそれのある場合には 異常現象の通報に関する教育 訓練の内

( 別紙 1) 省令の施行に伴う留意事項等について 1 総論及び省令第 1 条関係省令に係る法体系について化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 ( 昭和 48 年 10 月 16 日法律第 117 号 以下 化審法 という ) 第 17 条第 2 項において 業として第一種特定化学物質等を取り

( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

地域支援事業交付金の算定方法について

別添 平成 23 年 3 月 17 日 消防庁 東北地方太平洋沖地震における被災地でのガソリン等の運搬 貯蔵及び取扱い上の留意事項 東北地方太平洋沖地震の被害は甚大であり 被災地におけるガソリン 軽油及び灯油等の燃料が不足しています 政府においてもガソリン等の燃料の迅速な運搬及び移送に努めており 被

消防災第 71 号 平成 22 年 2 月 24 日 各都道府県消防防災主管部長殿 総務省消防庁国民保護 防災部防災課長 ( 公印省略 ) 公務員の消防団への入団促進について ( 通知 ) 消防団員は 普段はそれぞれに他の職業をもつ地域住民により構成され 非常災害が発生した際に 自らの地域は自らで守

( 保 99) 平成 29 年 9 月 4 日 都道府県医師会 社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本純一 被保険者証の氏名表記について 被保険者証の氏名表記につきましては 性同一性障害を有する被保険者又は被扶養者から 被保険者証において通称名の記載を希望する旨の申出があったことから 保険者が

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換

ことを想定しているが これは既に違反対象物の公表制度を実施している消防本部の運用実態等を参考に 当該制度の実施に伴う事務負担やその効果等について検討を行った結果 特に都市部における建物の利用者数等による火災危険性が高いことを考慮したものである なお その他の消防本部においても政令指定都市の消防本部の

基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

老発第    第 号

既存の高越ガス設備の耐震性向上対策について

<4D F736F F D2091E6328FCD208DD08A5182CC94AD90B681458A6791E A834982CC93578A4A2E646F63>

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

年管管発第 1026 第 2 号平成 24 年 10 月 26 日 地方厚生 ( 支 ) 局年金調整 ( 年金管理 ) 課長殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 生活に困窮する外国人に対する生活保護の措置について ( 通知 ) に基づく保護を受けている外国人の国民年金保険料免除の申請の

<4D F736F F D208CA792CA926D814093C192E88C928D4E90668DB88B7982D193C192E895DB8C928E7793B1>

負圧環境下でも使用可能な閉鎖型スプリンクラーヘッドの一覧 2013 年 9 月 20 日一般社団法人日本消火装置工業会 社名商品名と記号型式番号仕様評価で使用した付属品及び取り付け部の構造 寸法が同じ付属品問い合わせ窓口 1 E72Q80C ス第 17~10 号 2 E96Q80C ス第 17~11

イドライン が策定されたところです こうした中 平成 30 年 6 月 29 日に第 196 回通常国会で成立した 働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律 ( 以下 働き方改革関連法 という ) に基づく改正後の労働基準法において 建設業については 平成 31 年 4 月の法施行から5

2 消防法令違反等の是正の徹底消防法令違反等の防火安全上の不備事項が認められた施設等について 特に違反が多く認められた防火管理面の対策の徹底等 重点的な是正指導を推進する 3 避難対策の充実等夜間を想定し 施設等の構造 入所者の人数 管理体制等の具体的状況に即した避難訓練の実施により 適切な避難誘導

Microsoft PowerPoint - 表紙.pptx

また 震災時等においては 避難所の非常用電源 暖房設備等への円滑な燃料供給を図ることが 防災対策として重要と考えられることや 地方公共団体の防災部局が危険物の仮貯蔵 仮取扱いの申請者となる場合もあることから 本通知に留意し 必要に応じて実施計画を策定していただきますようお願いいたします また 都道府

1 0 年保存 基発 第 1 号 平成 3 0 年 3 月 9 日 都道府県労働局長殿 厚生労働省労働基準局長 ( 公印省略 ) 労働基準法施行規則の一部改正について 労働基準法施行規則の一部を改正する省令( 平成 30 年厚生労働省令第 21 号 ) が平成 30 年 3 月 9

消防救第 86 号 医政指発 0330 第 1 号 平成 22 年 3 月 30 日 各都道府県消防 防災主管部 ( 局 ) 長殿衛生主管部 ( 局 ) 長殿 消防庁救急企画室長 厚生労働省医政局指導課長 消防機関における自動体外式除細動器 (AED) の取扱いについて 今般 平成 21 年度厚生労

<4D F736F F D CFA984A8FC88F4390B3817A8CA792CA926D81408CFA984A8FC8837C E815B81408D8297EE8ED28CFC82AF8B8B95748BE >

Microsoft Word - ★事務連絡 (2)

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

消防情第 270 号 平成 29 年 7 月 19 日 各都道府県消防防災主管部長殿 消防庁防災情報室長 ( 公印省略 ) 緊急速報メール配信地域の細分化を実施する団体の決定について ( 通知 ) 緊急速報メール配信地域の細分化 ( 以下 細分化 という ) については 緊急速報メール配信地域の細分

Microsoft Word - .A.X.x.X.g...m.i.m.....j.doc

【通知】海外療養費・出産育児一時金の支給の適正化に向けた対策等について

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

Microsoft Word - 有料事故報告依頼文

日医発第437(法安23)

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

総企第237号

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

員長及び医薬品医療機器等法登録認証機関協議会代表幹事宛て送付するこ ととしていることを申し添えます 記 1. 基本要件基準第 13 条第 5 項及び第 6 項への適合性確認の基本的な考え方について (1)2023 年 ( 平成 35 年 )2 月 28 日 ( 以下 経過措置期間終了日 という )

各都道府県消防防災主管部長 東京消防庁 各指定都市消防長 殿 消防予第 2 6 号 平成 30 年 2 月 1 日 消防庁予防課長 消防法施行令別表第一 (5) 項ロ ( 下宿等 ) の防火対策に係る注意喚起等について 1 月 31 日に北海道札幌市で発生した消防法施行令 ( 昭和 36 年政令第

第 21 換気設備等製造所等の換気設備及び排出設備の基準については 次による 1 換気設備 (1) 換気設備は 室内の空気を有効に置換するとともに 室温を上昇させないためのものであり 下記のものがある ア自然換気設備 ( 給気口と排気口により構成されるもの ) イ強制換気設備 ( 給気口と回転式又は

2. 様式の改正については平成 25 年 4 月 1 日付けで行う予定としているが 4 月以降も当面の間は改正前の様式を引き続きご利用できること 3. 改正後の新様式で届出を行う場合の記載方法等については別添 1 改正前の様式で届出を行う場合の記載方法については別添 2のとおりリーフレットを作成した

<4D F736F F D B4C8ED294AD955C8E9197BF E894A8AFA8B7982D191E495978AFA82C982A882AF82E996688DD091D490A882CC8BAD89BB82C982C282A282C4816A48502E646F63>

特定健康診査及び特定保健指導に係る自己負担額の医療費控除の取扱いの一部変更について(厚生労働省健康局長、保険局長:H )

別紙 ( 国内における臓器等移植について ) Q1 一般の移送費の支給と同様に 国内での臓器移植を受ける患者が 療養の給付を受けるため 病院又は診療所に移送されたときは 移送費の支給を行うこととなるのか 平成 6 年 9 月 9 日付け通知の 健康保険の移送費の支給の取扱いについて ( 保険発第 1

事務連絡(平成30年大阪府北部を震源とする地震)

管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

< F2D816992CA926D342E A947A8BF48ED282A982E782CC965C>

長は 特措法第 39 条第 1 項に規定する地域福利増進事業等を実施しようとする区域内の土地の土地所有者等の探索に必要な限度で その保有する同項に規定する土地所有者等関連情報を その保有に当たって特定された利用の目的以外の目的のために内部で利用することができることとなります ( 特措法第 39 条第

教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

乳児家庭全戸訪問事業(一部改正)

消防予第  号

<4D F736F F D D F944D8CF08AB78AED82CC E682E889C AB834B A682A DC58F4994C

事務連絡 平成 30 年 7 月 31 日 各県民局健康福祉部健康福祉課御中 保健福祉部長寿社会課 高額介護合算療養費及び高額医療合算介護 ( 介護予防 ) サービス費の支給決定手続に 係る情報連携の本格運用の開始に当たっての事務の取扱いの方針について このことについて 平成 30 年 7 月 30

保育所、地域型保育事業及び認可外保育施設においてプール活動・水遊びを行う場合の事故の防止について (厚労省)通知

様式第1号

( 介 197)( 保 310)F 平成 31 年 3 月 12 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿介護保険担当理事殿 日本医師会常任理事 松本吉郎 江澤和彦 要介護被保険者等である患者に対する入院外の維持期 生活期の 疾患別リハビリテーションに係る経過措置の終了に当たっての必要な対応について 入

< F2D819B955C8EA692CA926D DC58F4994AD8F6F>

【資料1-4】電波環境協議会による「医療機関において安心・安全に電波を利用するための手引き」周知啓発用資料について

1

Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

(Microsoft Word \203q\201[\203g\203|\203\223\203v.docx)

3 署長は 前条の申請のあった防火対象物について 該当する審査項目のいずれかが判定基準に適合していないと認めたときは 申請者に対して その旨を第 3 号様式による防火基準不適合通知書により通知するものとする 4 署長は 第 2 項の規定による通知を行ったときは 第 4 号様式による防火基準適合表示対

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

障発 第 7 号 平成 31 年 2 月 15 日 都道府県知事 各指定都市市長殿 中核市市長 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部長 ( 公印省略 ) 障害者に対する航空旅客運賃の割引について の一部改正について ( 通知 ) 身体障害者 知的障害者及び精神障害者に係る航空旅客運賃

2 上記 1と同等以上の精度を有する分析方法として以下に掲げる方法 (1) 廃止前の平成 8 年 3 月 29 日付け基発第 188 号 建築物の耐火等吹付け材の石綿含有率の判定方法について の別紙の第 3の3の 位相差顕微鏡を使用した分散染色法による分散色の確認 による定性分析の方法 ( 以下 分

準処理期間 経由機関での協議機関での処分機関での処理期間処理期間処理期間内訳設置許可 14 日 - - 変更許可 10 日設定年月日平成 26 年 4 月 1 日最終変更日年月日 備考

別紙 2 レコード内容及び作成要領 ( 抄 ) 1 漢字を使用する場合 ⑵ 受給者レコード 項番項目名表現形式 項目長 PIC REAL 位置 記録要領 別添 住宅の新築 購入又は増改築の区分により 次の番号を記録する 租税特別措置法第 41 条第 1 項又は第 6 項に規定する住宅借入金等を有する

1 章夏季のイベントにおける暑熱環境 (3) 夏季のイベントにおける暑熱環境 (3) 夏季のイベントにおける暑熱環境 イベント会場の中や周辺では 熱中症が発生するリスクが高い状況が存在します 本項目では どのような状況 で熱中症が発生しやすくなるか 実際に屋内外の複数施設で測定したデータに基づいて考

280428能発0428第8号(1)

Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

Microsoft Word _ネットQA(その2)set

03-01【局長通知・特例】施術管理者の要件に係る取扱の特例について

供給停止に伴いごいただきたい点 ロープ式標準型エレベーター (B89 型 ) インバータ式 に下表中のの供給を停止させていただきます つきましては 本紙に記載の事項を予めご了承お願い申し上げます 供給停止期限は 当該の在庫状況により早まる可能性があります 供給停止と 巻上機 トランジスタ エレベータ

<4D F736F F D CD C6944E8BE0816A8A748B638C8892E C C816A2E646F6378>

全建事発第 号 平成 30 年 12 月 27 日 各都道府県建設業協会会長殿 一般社団法人全国建設業協会会長近藤晴貞 公印省略 高力ボルトの需給安定化に向けた対応について ( 協力要請 ) 平素は本会の活動に対しまして 格別のご高配を賜り厚くお礼申し上げます さて 標記につきまして 国

3. 定期接種の接種時期について結核の定期接種の対象者については 1 歳に至るまでの間にある者と予防接種法施行令 ( 昭和 23 年政令第 197 号 ) 第 1 条の3に規定されているが 本件に伴い 2に記載した方法を検討してもなお やむを得ず1 歳を超えて接種を行った者に対して定期接種の対象外と

税の申告説明会を行うこととし その開催方法 時期等については 地区税務協議会等において事前に十分協議を行うこととする イ 税務広報の推進 国及び都道府県は 市 ( 区 ) 町村の協力を得ながら 広報誌等各種広報媒体の活用 広報資料の窓口への備付け等により 消費税 地方消費税の広報宣伝を行うこととし

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

仮取扱いを行う場合は その形態に応じた安全対策や必要な資機材等の準備方法の具体的な実施計画 事務手続きについて事前に消防本部予防課危険物係と協議 ( 以下 事前協議 という ) したうえで震災時等の危険物仮貯蔵又は仮取扱い実施計画書 ( 様式第 1 号 以下 実施計画書 という ) を作成し 消防本

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

2. 今後の主な検討事項 1 高濃度 PCB 廃棄物に係る行政代執行費用に対する支援の必要性 高濃度 PCB 廃棄物の処分は 排出事業者責任の観点から その保管事業者が行 うことが原則 このため 都道府県市による行政代執行に要する費用についても 保管事業者が負担することが原則 しかしながら 高濃度

起案

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

Microsoft Word - 「ハンドル形電動車椅子安全利用に関する知識・技能についての教育・訓練の基本項目」について.docx

( 保 241) 平成 30 年 11 月 29 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事松本吉郎 高齢者に係る高額療養費制度の見直し等について ( 再々周知 ) 平成 30 年 8 月 1 日から 70 歳以上の高齢者に係る高額療養費制度が見直されたことに伴い 診療報酬請求書等の記

社会保険未加入企業の減点措置の厳格化に係る運用 新基準による受付時期及び再審査に係る運用 ( 参考 ) 関係通達 事務連絡 版 重要 経営事項審査の審査基準の改正について平成 24 年 5 月 1 日改正 ( 同年 7 月 1 日施行 ) に係る関東地方整備局の運用等 1 国土交通省関

Microsoft Word - 【発送版】製造所の登録通知

Transcription:

消防危第 177 号 平成 25 年 10 月 4 日 各都道府県消防防災主管部長 東京消防庁 各指定都市消防長 殿 消防庁危険物保安室長 ( 公印省略 ) ガソリン携行缶を安全に取り扱うための留意事項について 多数の観客等が参加する行事に対する火災予防指導等については 多数の観客等が参加する行事に対する火災予防指導等の徹底について ( 平成 25 年 8 月 19 日付け消防予第 321 号 消防危第 155 号 ) 等に基づき 適切に対応していただいているところです さて 平成 25 年 8 月 15 日に発生した福知山花火大会火災の原因については現在調査中ですが ガソリン携行缶が炎天下に長時間置かれていたことに加え ガソリン発電機の排熱を浴び続けていた可能性があることを踏まえ 同種の事故を防止するために 消防研究センターにおいて ガソリン携行缶を炎天下に長時間置いた場合やガソリン携行缶が発電機の排熱を浴び続けた場合の性状確認実験等が行われました また 危険物保安技術協会で開催された ガソリン携行缶の使用上の注意事項に関する検討会 ( 委員長 : 須川修身諏訪東京理科大学教授 ) では ガソリン携行缶の使用者に特に注意すべき事項についてガソリン携行缶本体にシール等により表示することが提言されたところであり 当庁といたしましても このような注意表示はガソリン携行缶を安全に取り扱う上で有効なものと考えており 現在 別紙 1の事項について関係団体を通じて関係者に協力を求めているところです ガソリン携行缶が高温環境下に置かれた場合の状況は ガソリン携行缶の構造 ガソリン携行缶の設置環境 ガソリンの量等によって若干変わりますが 消防研究センターが行った実験結果等を踏まえ ガソリン携行缶を安全に使用するための留意事項を別紙 2のとおり取りまとめたので ガソリン携行缶の取扱いに係る指導に活用してください 各都道府県消防防災主管部長にあっては 貴都道府県内の市町村 ( 消防の事務を処理する一部事務組合等を含む ) に対してもこの旨周知いただきますようお願いします なお 本通知は 消防組織法 ( 昭和 22 年法律第 226 号 ) 第 37 条の規定に基づく助言として発出するものであることを申し添えます < 問い合わせ先 > 消防庁危険物保安室三浦 鈴木 中嶋電話 :03-5253-7524

別紙 1 消防危第 174 号 平成 25 年 10 月 4 日 < 関係団体の長 > 殿 消防庁危険物保安室長 ガソリン携行缶本体の注意表示の充実に係るご協力のお願いについて 平素から消防行政へのご理解とご協力を賜り 厚く御礼申し上げます 平成 25 年 8 月 15 日に京都府福知山市花火大会で多数の死傷者を出す火災が発生したことは誠に遺憾であります 現在 この火災については 関係当局により火災原因の究明が行われているところですが 多数の観客等が至近にいる中で 露天業者が使用していたガソリン携行缶からガソリンが噴出して大きな被害を生じた可能性が高く ガソリン携行缶を安全に取り扱うために更なる注意喚起が求められています これを受けて 危険物保安技術協会で開催された ガソリン携行缶の使用上の注意事項に関する検討会 ( 委員長 : 須川修身諏訪東京理科大学教授 ) では ガソリン携行缶のユーザーに特に注意すべき事項についてガソリン携行缶本体にシール等により表示することが提言されたところであり 当庁といたしましても このような注意表示はガソリン携行缶を安全に取り扱う上で有効なものと考えております つきましては ガソリン携行缶本体の注意表示の充実についてご理解を賜りますとともに 下記の留意事項を踏まえ 当該注意表示がなされたガソリン携行缶の製造 販売の取組みにご協力を賜りますようお願いするとともに 貴会関係会員にもこの旨周知して下さいますようお願い申し上げます なお 消防庁においても ホームページなどの各種公報を積極的に実施し ガソリン携行缶の安全な取扱いの啓発に努めていることを申し添えます 記 1 ガソリン携行缶のユーザーに特に注意すべき重要な事項福知山市花火大会火災の状況等を踏まえ ガソリン携行缶のユーザーに特に注意するべき重要な事項は 次のとおりであること

ガソリンの噴出に注意すること 直射日光の当たる場所や高温の場所で保管しないこと 周囲の安全を確認すること フタを開ける前にエンジンを停止すること フタを開ける前にエア抜きすること 2 注意表示の方法 1に示した注意事項の旨をガソリン携行缶の注油口付近の目立つ場所に判読しやすい大きさのシール等により表示することが望ましいこと 注意表示の例 概ね 8cm 程度 概ね 13cm 程度 3 ガソリン携行缶以外の小型危険物容器に係る注意表示への対応ミニドラム等の小型危険物容器であって 一般の者がガソリン等を収納することを目的として販売されているものにあっても 1 及び2に示した注意事項及び表示の方法を参考にしていただき 当該容器を安全に取り扱うために注意すべき事項について表示することが望ましいこと < 問い合わせ先 > 消防庁危険物保安室三浦 鈴木 中嶋電話 :03-5253-7524 FAX:03-5253-7534

別紙 2 ガソリン携行缶を安全に取り扱うための留意事項 ガソリンは揮発性が非常に高く 蒸気は空気より重いため 低温環境下においてもガソリン携行缶の蓋を開けると可燃性蒸気が出て 静電気火花のような小さな火源でも火災になる可能性があることがわかっている また 消防研究センターが行った夏季にガソリン携行缶を直射日光の当たる場所に置いた実験等から 携行缶内の液温は約 55 まで上昇するとともに携行缶内圧も上昇することがわかっており その状態でガソリン携行缶の蓋等を開放するとガソリン内部に気泡が発生 ( 低沸点成分が沸騰 ) し 大量の可燃性蒸気が携行缶外に排出されることもわかっている さらに発電機の排気口近傍にガソリン携行缶を置いた実験等では 携行缶内の液温は約 90 まで上昇し その状態で蓋等を開放すると激しい突沸現象が起きて 大量のガソリンが開口部から噴き出す危険性が高いこともわかっている これらのことを踏まえると ガソリン携行缶を安全に取り扱うためには 次の事項に留意する必要がある 1. ガソリン携行缶は 直射日光の当たる場所や高温の場所に置かないこと夏季はもちろん それ以外の時期でも直射日光の当たる場所や高温の場所にガソリン携行缶を置くと ガソリン液体又は可燃性蒸気が大量に噴き出す可能性があるため 日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶を置くことを徹底する必要がある なお ガソリン携行缶の蓋やエア抜きの締め方が緩いとガソリン携行缶周辺に可燃性蒸気が出続けて危険なので 使用後は確実に締めることも重要である 2. ガソリン携行缶を取り扱う場合は 周囲の安全確認とエンジン停止を徹底することガソリン携行缶を取り扱う場合は周囲に火源になりそうなものがないことを確認するとともに 万が一 火災になっても延焼拡大や人的被害が生ずるおそれがないことを確認する必要がある 特にガソリン携行缶を用いて発電機等にガソリンを注油する際には ガソリン携行缶の蓋を開ける前に発電機等のエンジンを停止することが必要である 3. ガソリン携行缶の蓋を開ける前に エア抜きを行うこと日陰の風通しの良い場所にガソリン携行缶を置いてあっても 外気温の上昇に伴いガソリン携行缶内の圧力が高くなっている可能性があり ガソリン携行缶の蓋の開放に伴い可燃性蒸気が噴き出す可能性があることから ガソリン携行缶の蓋を開ける前に 少しずつエア抜きを行うことが望ましい また エア抜きはガソリンをスムーズに注油するための空気取入れ口を確保する意味でも有効なので エア抜きのあるガソリン携行缶にあっては注油前に積極的にエア抜きを行うよう広報することが重要である

ただし 直射日光や発電機の排気口等によりガソリン携行缶が暖められている場合は ガソリン携行缶の蓋の開放のみならずエア抜きも厳禁である 直ちにガソリン携行缶を周囲に火気や人がいない日陰の風通しの良い場所に移動させ ガソリン温度が常温程度まで下がる 6 時間程度はおいた後に ゆっくりとエア抜きをすることが必要である なお ガソリン携行缶内部が高温 高圧になっている場合は ガソリン携行缶の外側が熱くなっていたり ガソリン携行缶の蓋が固く開けにくなっている場合があることにも留意されたい