世界の都市総合力ランキング2011

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世界の都市総合力ランキング 2011 年版 Global Power City Index-2011 概要 はじめに Global Power City Index は 地球規模で展開される都市間競争下において より魅力的でクリエイティブな人々や企業を世界中から惹きつける いわば都市の 磁力 こそが 都市の総合力 であるとの観点に立ち 世界の主要都市の総合力を評価し 順位付けしたものである 森記念財団は 2008 年に初めて Global Power City Index をリリースして以来 ホームページやメディアを通じて精力的に世界に発信してきた その結果 ニューヨーク 上海 マドリッドをはじめ 数多くの海外の国際シンポジウムに招待されることになり その評価の高さを実証した その間 世界を代表する数々の研究機関とも 都市の競争力をテーマに活発な意見交換を行ってきた 2011 年版は これまでのランキング作成過程で得られた豊富なデータベースから複数の指標を取り上げて経年比較を行い 東京をはじめ世界の代表都市の成長 停滞の様子を観測している これらの詳細な結果は 2011 年末に発行予定の GPCI-2011 YEARBOOK にて明らかにされる予定である Global Power City Index の結果が 東京や世界の都市が持つ魅力や課題の再認識と同時に 都市の政策立案や企業戦略形成に役立てられることを期待したい Global Power City Index (GPCI) の特徴 1. 都市の総合力を分析し ランキングする調査研究として日本初の取り組みである 2. 特定分野 ( 金融 や 住みやすさ 等) ではなく 都市の力を表す様々な分野を対象として都市の総合力を評価したランキングである 3. 世界を代表する主要 35 都市を選定し 都市の力を表す主要な6 分野 ( 経済 研究 開発 文化 交流 居住 環境 交通 アクセス ) と さらに現代の都市活動を牽引する4つのグローバル アクター ( 経営者 研究者 アーティスト 観光客 ) に 都市の 生活者 を加えた5つのアクターの視点に基づき 複眼的に都市の総合力を評価している 4. 指標は 独自に収集したデータに改訂する また収集方法を充実させるなど 2010 年版にさらに改良を加えている 5. ランキング調査結果から顕在化した東京の弱みを克服するための課題を明らかにしている 6. 都市研究に関する世界的権威であるピーター ホール卿をはじめとする学識者によるコミッティを設置し 各界の有識者等の参画と 国際的な専門家によるピアレビュー ( 第三者評価 ) を得たランキングである 1

GPCI-2011 で明らかになった主なポイント Key Message 東京は依然として 4 位にとどまっているが 上位都市の中での国際競争力には かげりが見られる 5 位以降の第 2 グループの都市の中では シンガポール ソウル 香港 北京 上海等のアジア都市の躍進が見られ トップ4 都市との差を縮めている 一方で 欧州都市の停滞傾向が見られる 1. 分野別総合ランキング ( 全体の傾向 ) (P.8) 2011 年の分野別総合ランキングは 1 位ニューヨーク 2 位ロンドン 3 位パリ 4 位東京となり GPCI-2008 以降 4 年連続でトップ 4 都市の顔ぶれと順位に変化はなかった トップ 4 都市に続く第 2 グループは 5 位のシンガポールが頭ひとつ抜けているものの 6 位のベルリンから 24 位のブリュッセルまでのスコア差は 40 点以内であり この第 2 グループ内では比較的大きな順位変動がみられる なお 下位グループとして 25 位のトロントから 35 位のカイロが続くが これらの都市は小幅な順位変動に留まっている GPCI-2010 から GPCI-2011にかけての東京のスコアの変化を見ると パリとのスコア差が 2.8 ポイントから 4.4 ポイントに拡大し シンガポールとのスコア差が 56.1 ポイントから 49.0 ポイントと 7.1 ポイント縮まっている 依然として トップ 4 都市と第 2 グループの先頭に位置するシンガポールとのスコアの差は大きいものの シンガポールがこのままスコアを伸ばした場合 東京は7 年で追いつかれることになる なお 2008~2011 年にかけて東京と第 1 位であるニューヨークとのスコア差は徐々に縮まっている 第 2 グループ内での順位変動を見ると アジアの主要都市であるソウル 香港 北京 上海 大阪が軒並み順位を上げ 特に北京は 24 位から 18 位へと躍進した これは北京が経済分野の指標において大きく上昇したことが要因として挙げられる 米国の都市についても ロサンゼルス ボストン サンフランシスコが順位を上げ 停滞傾向からの復調の兆しが見える 一方で カナダ オーストラリア ならびに欧州の都市の多くが順位を下げている 2. 分野別ランキング (P.9) 分野別総合ランキングでのトップ 4 都市は 経済 研究 開発 文化 交流 交通 アクセスの各分野において 10 位以内と力強さを発揮しているが 居住 環境分野では必ずしも上位にはランクされていない その中で 東京はいずれの分野においても 唯一 一桁の順位を獲得している都市であり バランスのとれた総合力を発揮していると言えよう 経済分野では ニューヨークがリーマンショック (2008 年 9 月 ) の影響による落ち込みを見せたために 東京が 1 位へと浮上した 研究 開発分野では昨年と同様ニューヨークが高いスコアを維持し 他都市を引き離している 文化 交流分野では ロンドン パリ ニューヨークの上位 3 都市が高いスコアとなっており 4 位以下の都市とのスコア差が大きい点が特徴的である 居住分野では ヨーロッパ 北米都市と並んで 日本国内の都市が上位に食い込んでいる 環境分野では 例年と同様の傾向で欧州の都市が上位 5 位を占めている 交通 アクセス分野ではトップ 4 都市が強さを発揮している 2

3. アクター別ランキング (P.10) トップ 4 都市はどのアクターから見ても評価が高くなっているが 東京は 経営者 の評価が 8 位と相対的に低い 昨年 北京 上海に肉薄されていた状況から 今年はついに抜き去られる結果となった 経済分野の各指標において東京が低迷している一方で 北京 上海が躍進したことが 逆転に結びついた また ニューヨークについても 経営者 からの評価が 1 位から 4 位に低下している リーマンショック (2008 年 9 月 ) の影響による経済指標の落ち込みによるものと見られる 総合ランクでは中位圏となっている北米 欧州都市は 昨年と同様に アーティスト と 生活者 からの評価が高く 1~10 位内を占めている 4. 分野別総合ランキングトップ4 都市の比較分析 < 分野別 > (P.11) トップ 4 都市の偏差値を比較すると 昨年と同傾向である ニューヨーク ロンドンは居住 環境分野で パリは環境分野で比較的低い評価となっているが ニューヨークは研究 開発分野が ロンドンは文化 交流分野が平均以下の分野を補うように評価が高くなっている 東京は 文化 交流分野がトップ 3 都市と比較して劣るものの 全ての分野で平均以上の評価を得ている しかしながら 後述の 6. 東京の強み 弱みの分析 にあるとおり 東京は平均以上の評価を得ているものの トップ 3 都市と比較して 抜きん出た強み を発揮する分野がないために 4 位に留まっているというのが現状である 5. 東京とアジア主要都市の比較分析 < 分野別 > (P.11) アジア主要都市の偏差値を比較すると 東京は文化 交流以外の分野でいぜん優位性を保持しているものの 経済分野では北京が追い上げを見せている 交通 アクセス分野では 成田空港からのアクセス時間の短縮に伴い 他のアジア主要都市と比して東京の評価が高くなった 北京 上海については 研究 開発 環境分野で平均を下回っており 両都市の弱みとなっている 6. 東京の強み 弱みの分析 (P.12-13) 東京の強み 弱みを指標グループ別にみると 経済 研究 開発分野に強みが多く 他の分野では 買物と食事 都市生活機能 エコロジー 都市内交通インフラ が強みとなっている 一方で 弱みとなっている指標グループは 法規制 リスク 宿泊環境 住居コスト 自然環境 であり 偏差値 50 を下回っている GPCI-2010 と GPCI-2011 における東京の強み 弱みを比較すると 研究 開発分野の 受入態勢 支援制度 研究開発成果 居住分野の 都市生活機能 交通 アクセス分野の 国際交通インフラ で昨年よりも評価が高まった なお 経済分野の ビジネス環境 研究 開発分野の 研究環境 文化 交流分野の 宿泊環境 で 昨年よりも評価が下がった 7. 経年変化 (P.14) 東京の経年変化をみると 経済集積は大きいものの 世界トップ企業のスコア減少や海外からの訪問者数の減少など 相対的な競争力低下の兆しが見られる 3

1.GPCI-2011 の特徴 1-1.GPCI-2011 の策定体制 本ランキングは 竹中平蔵森記念財団都市戦略研究所所長 / 慶應義塾大学教授を委員長とし 都市研究に関する世界的権威であるピーター ホール卿をはじめとする学識者によるコミッティを設置し 各界の識者等の参画と 国際的な専門家によるピアレビュー ( 第三者評価 ) を得たランキングである コミッティは ピーター ホールロンドン大学教授を最高顧問 (Principal Advisor) とし 竹中平蔵慶應義塾大学グローバルセキュリティ研究所所長 教授を委員長とする計 5 名で構成し ランキング作成過程の節目でのスーパーバイズを行っている 分析は 市川宏雄明治大学専門職大学院長 教授を主査とするワーキング グループによる検討作業を重ね 各界の有識者からグローバル アクターの視点にもとづく助言を得ながらランキング作成を進めた なお こうしたランキングの作成過程及び結果の妥当性については 2 名の第三者評価者 ( ピアレビューアー ) に評価を依頼し 内容の確認及び改善点の指摘を受けている GPCI-2011 はこうした体制のもと 最終的に取りまとめられたものである 図 1-1 策定体制 4

1-2.GPCI-2011 の対象都市 図 1-2 対象 35 都市 Copenhagen Paris London Amsterdam Moscow Berlin Frankfurt Vienna Zurich Beijing Fukuoka Tokyo Vancouver San Francisco Toronto Boston New York Geneva Cairo Seoul Taipei Shanghai Osaka Los Angeles Chicago Madrid Brussels Mumbai Hong Kong Bangkok Milan Kuala Lumpur Sydney São Paulo Singapore エリア都市ヨーロッパマドリッド ロンドン パリ ブリュッセル アムステルダム ジュネーブ フランクフルト ベルリン チューリッヒ ミラノ コペンハーゲン ウィーン モスクワアフリカカイロアジアムンバイ バンコク クアラルンプール シンガポール 香港 北京 上海 台北 ソウル 福岡 大阪 東京オセアニアシドニー北アメリカバンクーバー サンフランシスコ ロサンゼルス シカゴ トロント ニューヨーク ボストン南アメリカサンパウロ 都市の並びは 経度が小さい順となっている 5

野別総合ランキングスコア分1-3. ランキングの作成方法 図 1-3 分野別ランキングの作成フロー 分野 指標グループ 指標 経済スコア 市場の魅力経済集積ビジネス環境法規制 リスク 3 指標 3 指標 5 指標 3 指標 研究 開発スコア 文化 交流スコア 居住スコア 環境スコア 交通 アクセス 研究環境受入態勢 支援制度研究開発成果交流 文化発信力宿泊環境集客買物と食事交流実績就業環境住居コスト安全 安心都市生活機能エコロジー汚染状況自然環境国際交通インフラ都市内交通インフラ 3 指標 2 指標 3 指標 4 指標 2 指標 5 指標 2 指標 3 指標 2 指標 2 指標 4 指標 5 指標 4 指標 4 指標 2 指標 4 指標 4 指標 計 69 指標 6

野交通 アクセス分図 1-4 アクター別ランキングの作成フロー アクター 経営者研究者アーティスト観光客生活者 各アクターが都市に求める重要な要素 1 企業や商取引等の一定以上の集積 2 ビジネスの成長性 3 ビジネスの容易性 4 ビジネス環境 5 人材プール ( 人材の豊富さ ) 6 関連サポート産業の集積 7 家族及び従業員にとっての良好な環境 8 政治 経済 災害リスク 1 質の高い研究機関 研究者 指導者の存在 2 研究機関や研究者の集積 3 研究活動における発想や思考に対して刺激となる空間 機会の存在 4 受入れ態勢 ( 研究費助成や生活費補助など ) 5 自らの研究分野における就業機会 6 日常生活の環境 ( 住みやすさ ) 1 文化的刺激 2 アーティストの集積 3 マーケットの存在 4 創作環境 ( スタジオ アトリエ賃料 広さなど ) 5 日常生活の環境 ( 住みやすさ ) 1 文化的魅力や接触機会 2 安全 3 観光の対象の存在 ( 施設 文化等 ) 4 一定水準以上の宿泊施設 5 食事の選択肢や値段等 6 買物する環境や値段 魅力等 7 目的地までの移動の利便性 ( 所要時間 運賃等 ) 1 購買環境 ( 物価 商品の得やすさ等 ) 2 生活環境 ( 住環境などの日常の生活のしやすさ等 ) 3 就業環境 ( 収入 雇用機会等 ) 4 教育環境 5 余暇活動 6 安全 7 医療水準 経済 14 指標 3 指標 2 指標 - 6 指標 研究 開発 2 指標 7 指標 - - 2 指標 文化 交流 居住 環境 7 指標 7 指標 7 指標 12 指標 7 指標 12 指標 8 指標 8 指標 5 指標 11 指標 7 指標 6 指標 6 指標 - 9 指標 7 指標 3 指標 1 指標 7 指標 4 指標 49 指標 34 指標 24 指標 24 指標 39 指標 経営者スコア 研究者スコア アーティストスコア 観光客スコア 生活者スコア アクター別ランキング 7

2.GPCI-2011 の結果 2-1. 分野別総合ランキング 図 2-1 分野別総合ランキング結果 GPCI-2011 分野別の総合ランキング 0.0 50.0 100.0 150.0 200.0 250.0 300.0 350.0 400.0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 New York(320.9)[1 (322.6)] London(320.6)[2 (313.6)] Paris(308.7)[3 (303.1)] Tokyo(304.3)[4 (300.3)] Singapore(255.3)[5 (244.2)] Berlin(234.8)[6 (232.9)] Seoul(233.4)[8 (228.5)] Hong Kong(231.1)[9 (223.8)] Amsterdam(226.6)[7 (230.8)] Frankfurt(225.1)[13 (212.3)] Sydney(215.8)[10 (219)] Vienna(215.3)[11 (217.4)] Los Angeles(212.2)[14 (210.7)] Zurich(211.4)[12 (215)] Osaka(205.8)[18 (205.6)] Boston(205.7)[20 (203.3)] Geneva(205.2)[19 (205.4)] Beijing(204.2)[24 (199.2)] Copenhagen(203.2)[17 (206.3)] Madrid(202.8)[15 (208.8)] San Francisco(201.5)[22 (202.4)] Vancouver(201.3)[16 (208.4)] Shanghai(199.3)[26 (196.9)] Brussels(199.2)[21 (202.9)] Toronto(194.6)[23 (199.5)] 経済 Chicago(189.4)[25 (197.3)] Milan(183.6)[27 (184.2)] 研究 開発 Fukuoka(177)[28 (181.9)] 文化 交流 Taipei(175.2)[29 (176.6)] 居住 Bangkok(171.8)[31 (169.6)] 環境 Kuala Lumpur(167.2)[30 (169.9)] 交通 アクセス Sao Paulo(161.5)[33 (159.2)] Moscow(160.8)[32 (159.3)] Mumbai(142.4)[34 (145.3)] Cairo(139.1)[35 (137.6)] [ ] 内の数値は昨年度のランクおよびスコア 8

2-2. 分野別ランキング 表 2-1 分野別ランキング ランク 総合スコア経済研究 開発文化 交流居住環境 交通 アクセス 1 New York 320.9 Tokyo 57.2 New York 76.3 London 61.4 Paris 57.5 Geneva 73.0 Paris 59.3 2 London 320.6 New York 55.5 Tokyo 58.8 Paris 52.9 Vancouver 56.4 Zurich 71.5 London 59.0 3 Paris 308.7 Beijing 55.0 Boston 42.5 New York 51.1 Osaka 51.6 Frankfurt 70.5 New York 49.3 4 Tokyo 304.3 London 53.8 London 42.1 Singapore 34.0 Berlin 49.8 Berlin 67.4 Tokyo 44.6 5 Singapore 255.3 Singapore 45.4 Seoul 40.0 Tokyo 30.0 Tokyo 49.2 Vienna 64.7 Frankfurt 44.1 6 Berlin 234.8 Hong Kong 45.0 Los Angeles 38.4 Hong Kong 29.5 Fukuoka 48.9 Tokyo 64.5 Amsterdam 41.4 7 Seoul 233.4 Paris 44.7 Paris 37.9 Berlin 28.3 Amsterdam 48.8 Amsterdam 63.3 Singapore 41.1 8 Hong Kong 231.1 Shanghai 43.3 Singapore 37.1 Beijing 28.2 Madrid 48.3 Sao Paulo 62.9 Seoul 40.2 9 Amsterdam 226.6 Zurich 42.5 Hong Kong 31.7 Los Angeles 27.5 Vienna 48.2 Madrid 60.1 Hong Kong 39.0 10 Frankfurt 225.1 Geneva 41.7 Chicago 29.0 Shanghai 25.6 Milan 47.9 Copenhagen 59.2 Moscow 36.1 11 Sydney 215.8 Copenhagen 40.8 San Francisco 26.6 Sydney 25.0 Frankfurt 47.1 Singapore 59.2 Boston 34.5 12 Vienna 215.3 Sydney 39.5 Osaka 24.7 Vienna 24.5 Taipei 46.7 London 58.3 Copenhagen 34.3 13 Los Angeles 212.2 Amsterdam 38.9 Berlin 22.2 Bangkok 23.4 Copenhagen 46.4 Sydney 58.2 Brussels 34.0 14 Zurich 211.4 Frankfurt 38.5 Sydney 21.2 Seoul 22.2 Geneva 46.4 Los Angeles 58.0 Bangkok 33.9 15 Osaka 205.8 Vienna 36.8 Toronto 18.2 Madrid 20.8 London 46.0 Paris 56.5 Madrid 33.6 16 Boston 205.7 Toronto 36.5 Zurich 17.7 Brussels 20.5 Shanghai 45.9 Seoul 55.7 Shanghai 33.1 17 Geneva 205.2 Seoul 36.3 Geneva 17.7 Chicago 19.2 Zurich 44.3 Fukuoka 55.1 Berlin 32.6 18 Beijing 204.2 Vancouver 35.1 Moscow 17.1 Milan 19.0 Brussels 44.1 Vancouver 55.1 Milan 32.6 19 Copenhagen 203.2 Berlin 34.4 Vancouver 16.9 Amsterdam 17.5 Toronto 43.3 San Francisco 54.9 Osaka 32.2 20 Madrid 202.8 San Francisco 34.4 Amsterdam 16.7 Moscow 16.4 San Francisco 43.1 Brussels 54.5 Beijing 31.4 21 San Francisco 201.5 Osaka 32.9 Fukuoka 15.0 San Francisco 15.2 Sydney 42.3 Kuala Lumpur 54.4 Toronto 30.8 22 Vancouver 201.3 Brussels 32.8 Frankfurt 14.7 Toronto 14.7 Mumbai 40.7 Hong Kong 52.2 Kuala Lumpur 30.5 23 Shanghai 199.3 Taipei 32.7 Taipei 13.8 Kuala Lumpur 12.6 Beijing 40.5 Osaka 52.0 Chicago 30.3 24 Brussels 199.2 Boston 32.6 Beijing 13.7 Osaka 12.4 Seoul 39.0 New York 51.5 Sydney 29.6 25 Toronto 194.6 Chicago 30.1 Brussels 13.3 Boston 12.0 Singapore 38.5 Toronto 50.9 Zurich 28.7 26 Chicago 189.4 Los Angeles 30.0 Copenhagen 12.8 Vancouver 11.8 Sao Paulo 38.0 Mumbai 50.9 Vienna 28.3 27 Milan 183.6 Moscow 30.0 Vienna 12.8 Cairo 10.9 Kuala Lumpur 37.8 Bangkok 50.2 Fukuoka 27.6 28 Fukuoka 177.0 Madrid 29.8 Shanghai 11.4 Frankfurt 10.2 New York 37.2 Boston 49.3 San Francisco 27.3 29 Taipei 175.2 Kuala Lumpur 29.2 Madrid 10.1 Copenhagen 9.6 Cairo 37.0 Taipei 48.4 Taipei 27.0 30 Bangkok 171.8 Sao Paulo 28.8 Milan 9.4 Mumbai 9.0 Chicago 36.7 Milan 48.2 Cairo 27.0 31 Kuala Lumpur 167.2 Fukuoka 26.8 Bangkok 4.8 Sao Paulo 8.5 Bangkok 36.1 Chicago 44.2 Vancouver 26.0 32 Sao Paulo 161.5 Milan 26.5 Mumbai 2.6 Zurich 6.7 Moscow 36.0 Cairo 43.3 Los Angeles 22.5 33 Moscow 160.8 Bangkok 23.4 Sao Paulo 2.6 Taipei 6.5 Los Angeles 35.7 Shanghai 40.0 Geneva 21.9 34 Mumbai 142.4 Mumbai 22.0 Kuala Lumpur 2.6 Geneva 4.5 Boston 34.9 Beijing 35.4 Sao Paulo 20.7 35 Cairo 139.1 Cairo 20.2 Cairo 0.7 Fukuoka 3.5 Hong Kong 33.6 Moscow 25.2 Mumbai 17.2 9

2-3. アクター別ランキング 表 2-2 アクター別ランキング ランク 経営者研究者アーティスト観光客生活者 1 London 55.3 New York 64.7 Paris 60.6 London 54.8 Paris 62.5 2 Singapore 53.7 Tokyo 53.6 London 52.1 New York 52.4 London 56.0 3 Hong Kong 49.6 London 49.8 New York 51.6 Paris 51.8 Tokyo 54.0 4 New York 48.2 Paris 47.6 Tokyo 47.2 Hong Kong 43.3 New York 53.4 5 Beijing 47.5 Boston 37.0 Berlin 44.3 Tokyo 42.0 Zurich 50.8 6 Paris 47.2 Seoul 36.4 Vienna 39.5 Beijing 41.5 Berlin 50.6 7 Shanghai 47.1 Singapore 34.0 Los Angeles 37.1 Shanghai 41.4 Frankfurt 50.5 8 Tokyo 44.8 Los Angeles 33.7 Amsterdam 34.0 Singapore 38.6 Vienna 48.9 9 Zurich 42.2 San Francisco 32.2 Madrid 33.0 Berlin 37.6 Vancouver 48.1 10 Geneva 42.2 Hong Kong 30.2 Milan 32.9 Seoul 35.4 Geneva 47.4 11 Amsterdam 41.0 Sydney 30.0 San Francisco 31.6 Vienna 34.9 Amsterdam 47.2 12 Copenhagen 40.6 Chicago 28.7 Beijing 30.9 Bangkok 34.1 Copenhagen 46.9 13 Seoul 40.5 Berlin 28.4 Osaka 30.6 Madrid 33.3 Osaka 46.5 14 Vancouver 40.4 Vancouver 25.9 Chicago 30.3 Amsterdam 32.5 Hong Kong 45.8 15 Vienna 40.3 Osaka 25.7 Copenhagen 30.2 Milan 32.0 Milan 45.4 16 Berlin 38.2 Amsterdam 25.7 Brussels 30.1 Brussels 30.3 Boston 45.2 17 Frankfurt 38.2 Zurich 25.3 Toronto 29.7 Sydney 30.0 San Francisco 44.7 18 Sydney 37.7 Geneva 24.9 Sydney 29.1 Osaka 30.0 Seoul 43.4 19 Toronto 37.4 Beijing 24.8 Vancouver 28.9 Taipei 29.3 Sydney 42.5 20 Taipei 36.9 Vienna 24.6 Frankfurt 28.3 Frankfurt 28.6 Fukuoka 42.4 21 Kuala Lumpur 36.4 Copenhagen 24.4 Shanghai 27.4 Los Angeles 28.5 Brussels 42.2 22 Madrid 36.2 Toronto 23.5 Boston 26.8 Toronto 28.1 Singapore 42.0 23 Boston 35.6 Brussels 21.7 Seoul 26.1 Chicago 27.1 Madrid 41.8 24 Brussels 35.3 Moscow 21.6 Moscow 25.2 Vancouver 27.0 Toronto 41.7 25 Osaka 33.5 Shanghai 21.2 Bangkok 24.6 Cairo 26.2 Beijing 41.7 26 San Francisco 33.1 Taipei 20.3 Kuala Lumpur 23.8 Boston 25.9 Taipei 39.6 27 Sao Paulo 32.8 Frankfurt 19.0 Taipei 23.7 San Francisco 25.6 Los Angeles 37.5 28 Los Angeles 32.2 Milan 18.1 Fukuoka 23.7 Copenhagen 25.4 Shanghai 36.7 29 Chicago 32.2 Madrid 17.6 Singapore 23.7 Zurich 24.6 Chicago 35.6 30 Fukuoka 30.6 Fukuoka 17.4 Sao Paulo 22.9 Kuala Lumpur 24.3 Moscow 35.0 31 Bangkok 30.3 Sao Paulo 15.9 Zurich 22.6 Fukuoka 23.8 Bangkok 29.0 32 Milan 29.1 Bangkok 15.0 Mumbai 22.5 Moscow 23.6 Mumbai 27.5 33 Moscow 29.0 Kuala Lumpur 13.5 Geneva 22.3 Mumbai 22.3 Sao Paulo 26.7 34 Cairo 27.6 Mumbai 11.8 Cairo 20.5 Geneva 20.9 Cairo 26.2 35 Mumbai 27.4 Cairo 8.2 Hong Kong 20.4 Sao Paulo 17.2 Kuala Lumpur 23.3 10

2-4. 分野別総合ランキングトップ 4 都市の比較分析 図 2-2 分野別の偏差値 90.0 分野別の偏差値 ( トップ 4 都市 ) 80.0 70.0 60.0 50.0 40.0 30.0 経済研究 開発文化 交流居住環境交通 アクセス New York(1st) London(2nd) Paris(3rd) Tokyo(4th) 2-5. アジア主要都市の比較分析 図 2-3 分野別の偏差値 分野別の偏差値 ( アジア主要都市 ) 75.0 70.0 65.0 60.0 55.0 50.0 45.0 40.0 35.0 30.0 経済研究 開発文化 交流居住環境交通 アクセス Tokyo(4th) Singapore(5th) Seoul(7th) Hong Kong(8th) Beijing(18th) Shanghai(23th) 11

2-6. 東京の強み 弱みの分析 指標グループ別に見た東京の強み 弱み 指標グループ別のスコアの偏差値でみると 偏差値 65 以上で他の都市に比べて東京が強みを出している指標グループは 経済 研究 開発 分野に多く 文化 交流 分野では 買物と食事 居住 分野では 都市生活機能 環境 分野では エコロジー 交通 アクセス 分野では 都市内交通インフラ が強みである 偏差値 50 以下で他の都市に比べて特に弱みとなっている指標グループは 経済 分野の 法規制 リスク 文化 交流 分野の 宿泊環境 居住 分野の 住居コスト 環境 分野の 自然環境 である 表 2-3 東京の強みと弱みの整理 東京の強み (65 以上 ) トップ 4 都市に比べて 東京がやや弱い (50~65) 東京の弱み (50 以下 ) 分野 指標グループ 分野 指標グループ 分野 指標グループ 経済 市場の魅力 文化 交流 交流 文化発信力 経済 法規制 リスク 経済集積 集客 文化 交流 宿泊環境 ビジネス環境 交流実績 居住 住居コスト 研究 開発 研究環境 居住 就業環境 環境 自然環境 受入態勢 支援制度 安全 安心 研究開発成果環境汚染状況 文化 交流買物と食事交通 アクセス国際交通インフラ 居住 環境 交通 アクセス 都市生活機能 エコロジー 都市内交通インフラ GPCI-2010 と GPCI-2011 における指標グループ別スコアの偏差値を比較すると 研究 開発 分野の 受入態勢 支援制度 研究開発成果 居住 分野の 都市生活機能 交通 アクセス 分野の 国際交通インフラ で昨年よりも評価が高まった 一方で 経済 分野の ビジネス環境 研究 開発 分野の 研究環境 文化 交流 分野の 宿泊環境 で 昨年よりも評価が下がった 12

図 2-4 指標グループ別偏差値分布 ( 東京 ) GPCI-2011 90 85 80 75 70 65 60 55 50 45 40 市場の魅力 経済集積 ビジネス環境 法規制 リスク 研究環境 受入態勢 支援制度 研究開発成果 交流 文化発信力 宿泊環境 集客 買物と食事 交流実績 就業環境 住居コスト 安全 安心 都市生活機能 エコロジー 汚染状況 自然環境 国際交通インフラ 都市内交通インフラ GPCI-2010 90 85 80 75 70 65 60 55 50 45 40 市場の魅力 経済集積 ビジネス環境 法規制 リスク 研究環境 受入態勢 支援制度 研究開発成果 交流 文化発信力 宿泊環境 集客 買物と食事 交流実績 就業環境 住居コスト 安全 安心 都市生活機能 エコロジー 汚染状況 自然環境 国際交通インフラ 都市内交通インフラ 13

ソウル香港シンガポールパリ東京Score 世界トップ 300 企業 ( トップ 4 都市 ) 京ューヨーク京2-7. 経年変化 これまでのランキング作成過程で得られた指標データから東京の凋落傾向を表す指標の一部 についての経年比較を以下に示す なお 比較には GPCI-2009~GPCI-2011 でそれぞれ用い た指標データを利用した 1) 世界トップ 300 企業 ( 指標グループ : 経済集積 ) 図 2-5 世界トップ 300 企業スコア経年変化 4500 4000 2009 2010 2011 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 0 ニ5000 ロンドンューヨーク5000 4500 4000 3500 3000 2500 2000 1500 1000 500 0 東2009 2010 2011 上海Score 世界トップ 300 企業 ( アジア主要都市 ) 北京2) 海外からの訪問客数 ( 指標グループ : 交流実績 ) 図 2-6 海外からの訪問客数経年変化 16,000,000 14,000,000 12,000,000 10,000,000 8,000,000 6,000,000 4,000,000 2,000,000 0 ニ海外からの訪問者数 ( トップ 4 都市 ) パリロンドン2009 2010 2011 東京人 16,000,000 14,000,000 12,000,000 10,000,000 8,000,000 6,000,000 4,000,000 2,000,000 0 東海外からの訪問者数 ( アジア主要都市 ) ソシ香港北京ウルンガポール2009 2010 2011 上海人 14

2011 年 10 月 19 日発行編集 発行財団法人森記念財団 本報告書に関するお問い合わせ先 財団法人森記念財団都市戦略研究所 三輪 住所東京都港区赤坂 1-12-32 アーク森ビル電話 03(6406)6800( 代表 ) 郵便番号 107-6004 E-mail info@mori-m-foundation.or.jp Copyright 2011 The Mori Memorial Foundation All Rights Reserved. 無断転載を禁ず ( 定価 : 本体 500 円 + 税 )