9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究

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する 研究実施施設の環境 ( プライバシーの保護状態 ) について記載する < 実施方法 > どのような手順で研究を実施するのかを具体的に記載する アンケート等を用いる場合は 事前にそれらに要する時間を測定し 調査による患者への負担の度合いがわかるように記載する 調査手順で担当が複数名いる場合には

手順書03

(目的)

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検討課題の整理 1 第 1 回合同会議での意見及びその後委員から提出された意見を 第 1 回合同会議の 検討の進め方 ( 下記参照 ) に沿って分類 第 1 回合同会議資料 合同会議における検討の進め方 の抜粋 合同会議においては 以下の順で検討を進める (1) ゲノム指針と医学系指針との条文の整合

血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 に関する説明書 一般財団法人脳神経疾患研究所先端医療研究センター 所属長衞藤義勝 この説明書は 血液 尿を用いたライソゾーム病のスクリーニング検査法の検討 の内容について説明したものです この研究についてご理解 ご賛同いただける場合は, 被

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6. 研究対象者として選定された理由 当科を受診された各種慢性肝疾患の方が研究対象者に含まれます 7. 研究対象者に生じる利益 負担および予想されるリスクノベルジン錠の国内臨床試験に置ける安全性評価対象例 74 例中 23 例 (31.1%) に副作用が認められ 主な自覚症状では悪心 4 例 (5.

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同意説明文書(見本)

研究計画書 1. 研究の名称 便中ヒトヘモグロビン分析装置 HM-JACKarc マイナーチェンジ機の性能評価 2. 研究組織について 研究責任者 : 研究実施者 : 奈良豊 ( 埼玉医科大学総合医療センター中央検査部臨床検査技師係長 ) 島田崇史 ( 埼玉医科大学総合医療センター中央検査部臨床検査

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1. 研究の名称 : 芽球性形質細胞様樹状細胞腫瘍の分子病理学的研究 2. 研究組織 : 研究責任者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 准教授 百瀬修二 研究実施者 : 埼玉医科大学総合医療センター病理部 教授 田丸淳一 埼玉医科大学総合医療センター血液内科 助教 田中佑加 基盤施設研究責任者

14個人情報の取扱いに関する規程

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3 治験実施計画書目的 当該治験について 治験実施計画書が手順書に従い適切に作成及び改訂されていることを確認する 次の事項を調べる (1) 治験実施計画書の記載項目 ( 再生医療等製品 GCP 省令第 7 条第 1 項に規定する項目 ) (2) 治験実施計画書の作成 改訂の手順と日付 (3) 治験計

2. 研究の目的及び意義について目的 : 手根管症候群の臨床的な重症度と腱鞘滑膜に発現する炎症性のサイトカインやAGEsの関連を検討する事です 意義 : 手根管症候群の重症度と周囲組織の炎症の相関が明らかになれば 抗炎症作用を持つ薬剤が手根管症候群の治療に有用となる理由がより明らかとなると考えられま

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第 4 章治験責任医師の業務 目次 1. 目的と適用範囲 1 2. 治験責任医師の要件 1 3. 治験実施計画書の遵守に関する合意 1 4. 同意説明文書の作成 1 5. 治験分担医師及び治験協力者のリストの作成 2 6. 治験の実施依頼 ( 新規 変更 継続 ) 3 7. 治験の実施等の了承 3

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藤田医科大学人を対象とする医学系研究に係る医学研究倫理審査委員会申請手順書 ( 学内申請者用 ) 作成 : 藤田医科大学 医学研究倫理審査委員会事務局 第 1 版 2018 年 3 月 1 日 第 2 版 2018 年 10 月 10 日

事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

6. 研究が終わった後 血液を他の研究に使わせてください 詳しくは ページへ 病には未解決の部分がまだ多く残っています 今後のさらなる研究のため ご協力をお願いいたします ( 必要に応じて ) バンク事業へのご協力をお願いします 遺伝子を扱う研究を推進するため 多くの人の遺伝子の情報を集めて研究に使

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群馬大学人を対象とする医学系研究倫理審査委員会 _ 情報公開 通知文書 人を対象とする医学系研究についての 情報公開文書 研究課題名 : がんサバイバーの出産の実際調査 はじめに近年 がん治療の進歩によりがん治療後に長期間生存できる いわゆる若年のがんサバイバーが増加しています これらのがんサバイバ

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1. はじめに ステージティーエスワンこの文書は Stage Ⅲ 治癒切除胃癌症例における TS-1 術後補助化学療法の予後 予測因子および副作用発現の危険因子についての探索的研究 (JACCRO GC-07AR) という臨床研究について説明したものです この文書と私の説明のな かで わかりにくいと

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1 資料 1 パーソナルデータの利活用に関する制度改正に係る法律案の骨子 ( 案 ) TM 2014 年 12 月 19 日 内閣官房 IT 総合戦略室 パーソナルデータ関連制度担当室

ただし 対象となることを希望されないご連絡が 2016 年 5 月 31 日以降にな った場合には 研究に使用される可能性があることをご了承ください 研究期間 研究を行う期間は医学部長承認日より 2019 年 3 月 31 日までです 研究に用いる試料 情報の項目群馬大学医学部附属病院産科婦人科で行

個人情報保護規程 株式会社守破離 代表取締役佐藤治郎 目次 第 1 章総則 ( 第 1 条 - 第 3 条 ) 第 2 章個人情報の利用目的の特定等 ( 第 4 条 - 第 6 条 ) 第 3 章個人情報の取得の制限等 ( 第 7 条 - 第 8 条 ) 第 4 章個人データの安全管理 ( 第 9

平成 28 年 4 月版 別紙様式 3 研究に係る利益相反状況申告書 Q&A Q1. 学内研究分担者等の氏名 Q1-1 Q1-2 Q1-3 Q1-4 質問学外の研究分担者名を記載しなくてもよいのですか? 学内研究分担者等 というのは どのような人をいうのですか? モニタリング 監査とはどのようなもの

医療事故防止対策に関するワーキング・グループにおいて、下記の点につき協議検討する

( 委員以外の者の出席 ) 第 5 条委員長は 必要に応じ当該研究に必要な知見及び専門知識を持つ教員 産業医または看護師等を委員会の同意を得て出席させ 意見を聴くことができる ただし 上記の者の出席が困難な場合は 委員長又は委員長が指名した者が口頭等で意見を聴取し 委員会で報告することができる (

【1

データの取り扱いについて (原則)

4 理事長は 本学以外の研究機関から研究の実施に関し倫理審査の依頼を受けたときは 倫理委員会に審査を求めることができる 5 理事長は 看護学部における研究の実施について 効率的な倫理審査及び研究の迅速な実施のため必要があると認められるときは 本学以外の研究機関の倫理委員会に審査を求めることができる

文書管理番号

臨床試験(治験)の手続きについて

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ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

個人情報保護規定

Microsoft PowerPoint - ToCMS V2 説明会資料 [互換モード]

個人情報の取り扱いに関する規程

(1) 侵襲 ( 軽微な侵襲を除く ) が生じる研究 (2) 侵襲 ( 軽微な侵襲を除く ) 及び 介入 が生じる研究 (3) 軽微な侵襲 および 介入 が生じる研究 ( 審査の原則 ) 第 4 条委員会は 次に掲げる点に留意して審査を行う (1) 研究対象者の人権擁護への配慮および対応 ( プライ

再発小児 B 前駆細胞性急性リンパ性白血病におけるキメラ遺伝子の探索 ( この研究は 小児白血病リンパ腫研究グループ (JPLSG)ALL-B12 治療研究の付随研究として行われます ) 研究機関名及び研究責任者氏名 この研究が行われる研究機関と研究責任者は次に示す通りです 研究代表者眞田昌国立病院

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自治会における 個人情報取扱いの手引き 霧島市市民環境部市民活動推進課

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(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

07案3団体あて臨床研究法COI通知

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5. 診療科名他の情報と診療科名を照合することにより患者が特定され得る場合, 診療科名は記載しない. 6. 患者が診断 治療を受けた施設名等既に他院などで診断 治療を受けている場合, その施設名ならびに所在地を記載しない. 但し, 救急医療などで搬送元の記載が不可欠の場合はこの限りではない. 7.

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2 センターは 前項の届出を受理したときは 当該利用者の設定を解除するものとする ( 設定票等の再発行 ) 第 7 条利用者は センターが交付した Web-EDI 機能利用情報の書類の再交付を申請するときは 様式 WE-04 号 Web-EDI 機能利用証等再交付申込書 に必要事項を記載して センタ

治験実施規程

第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

個人情報管理規程

目次 1. 目的と適用範囲 定義 原則 使用機器 審査資料交付システム タブレット端末 管理運用体制 電磁的記録管理運用責任者の役割 電磁的記録管理運用担当者の役割

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個人情報保護法等の改正に伴う指針の見直し

Transcription:

倫理審査書類 ( 研究計画書 ) チェックシート 研究計画書には 原則として以下の項目を含めてください 申請時 提出は不要です 2017.5.2 1 研究の名称 ( 標題 ) 2 研究の実施体制 ( 研究組織 ) 多施設共同研究の場合 共同研究機関の研究者名 役割も詳細に記載 3 研究の背景及び意義 研究を実施する意義 必要性に関して 文献等を用いて研究の 科学的合理性の根拠 と 本研究で得られる成果 ( 社会的重要性 ) を詳細に記載すること 4 研究の目的 本研究で何を明らかにしようとするのかを明快 簡潔に記載 5 研究デザイン 前向き ( コホート ) 観察研究 後ろ向き ( ケース コントロール ) 観察研究 横断研究 多施設共同研究 介入研究 無作為 非盲検 盲検化等を記載 試料 情報の取得前向き ( 当該研究に用いるために研究対象者から直接取得する試料 情報を用いる )/ 後ろ向き ( 研究計画作成までに既に存在する試料 情報を取得する 当該研究とは異なる目的で研究対象者から直接取得された試料 情報の利用を含む ) 1 横断的研究ケースシリーズ / 生態学的研究 / 質問紙調査 / 時系列分析 /( その他 ) 記述疫学的研究 2 縦断的研究の場合関心のある要因 ( 曝露 ) とアウトカムの観察の間に時間的経過があり 群間の比較がある コホート研究 / ケース コントロール研究 / 並行群間比較対照研究 6 研究対象者の選定方針 ( 選択基準 除外基準等 ) 7 研究期間 1) 登録期間 2) 観察期間 3) 研究期間 :1)2) 終了後 論文に纏めるまでの期間を想定して設定すること ( 最長 5 年間 ) 8 研究方法 1) 研究スケジュール 被験者選定から 同意取得 登録 介入方法の割付けまでの流れ 図や表で具体的なスケジュールを示すこと 2) 具体的手順 測定項目 測定回数 測定時期等 実際に行う手順を詳細に記載 3) 使用する試料 ( 残余検体 ) 診療情報等の項目 既存試料 情報を用いる場合は取得の経緯と利用方法 4) 症例登録方法 5) 研究対象者の割付 / 盲検化の方法 6) 研究薬の用法 容量 副作用 7) 併用禁止治療等がある場合には 禁止される治療内容と禁止される期間 8) 評価項目 9) 介入 ( 診断 治療 ) 方法 / 比較対照となる診断 治療法 10) 解析の概要 研究に用いる試料をゲノム解析する等により個人識別符号に該当するゲノムデータを取得する場合は その旨を併せて記載 1

9 中止基準 ( 研究対象者の中止 研究全体の中止について ) 10 研究対象者への研究実施後の医療提供に関する対応 通常の診療を超える医療行為 を伴う研究を実施した場合 研究実施後において 研究対象者が研究の結果より得られた利用可能な最善の予防 診断及び治療が受けられるように努めること 11 研究対象者に生じる利益 不利益及び危険性 1) 利益研究参加により対象者が得る利益または集団にもたらす潜在的利益を示す 研究対象者に利益がない場合は ないことを記載する 2) 不利益 危険性検査費用の負担増や身体の拘束 来院回数 検査回数が増えるなど その状態が対象者にとって不快な状態となりうることを記載する 3) 利益と不利益の総合的評価 4) 危険性を最小化する対策 12 研究対象者の保護 ( 個人情報の取扱い ) 1) 遵守すべき倫理指針 2) 試料等の匿名化の時期と方法 3) 対応表の管理方法 対応表を個人情報として取り扱い 適切に保管する方法及び他の機関から元データに関する照会があった場合の手続きについて記載する 4) 匿名加工情報又は非識別加工情報作成の時期と方法 5) 同意撤回後のデータの取り扱いについて 6) 共同研究において試料 診療情報の提供 授受する際の項目と安全管理措置及び留意事項 13 インフォームド コンセント (IC) の手順 説明文書については 説明文書チェックシート記載のチェックリストを参照の上 作成すること 代諾者からの IC を受ける手続きは次の 3 要件が満たされていること 1) 代諾者等の選定方針 2) 代諾者等への説明事項 3) 未成年者や IC を与える能力を欠くと客観的に判断される者を研究対象者とすることが必要な理由 代諾者等の選定方針は一般的には次の 1-3 から選定となる 1 未成年者 ( 満 20 歳未満であって婚姻したことがない者 ) の場合 親権者又は後見人 2 配偶者 父母 兄弟姉妹 子 孫 祖父母 同居の親族又は近親者 3 代理人 ( 代理権を付与された任意後見人を含む ) 判断力を有する中学校等の課程を修了又は 16 歳以上の未成年者の場合 研究対象者からも IC を得ること ( 侵襲を伴わない研究は代諾者にオプトアウト ) 未成年者を対象とする場合は以下の基準を目安に 代諾者の他 対象者の理解力に応じた説明を行うこと ~6 歳 : 理解能力に応じて説明 7~11 歳 : 可能な限りアセント文書に署名 1 2~15 歳 : アセント文書に署名 16 歳以上 : 成人向けの説明文書 2

14 研究対象者等の費用負担 ( 謝礼 ) 及び損失補償 1) 研究対象者の検査 薬剤等の費用負担 2) 研究参加への謝礼 3) 健康被害に対する補償の有無 4) 健康被害への補償措置 ( 臨床研究保険への加入など ) その他必要な措置 5) 軽微な侵襲を含め 侵襲を伴う研究の場合には 当該研究によって生じた健康被害に対する補償の有無及びその内容 15 試料 情報の保管及び廃棄の方法 1) 試料 情報等の保管期間 2) 試料 情報等の保管方法 ( 漏えい 混交 盗難 紛失等の防止対策 ) 3) 研究終了後に廃棄する場合はその処理の方法 4) 他の研究機関に試料 情報を提供する場合及び提供を受ける場合は研究に用いられる試料 情報の提供に関する記録 16 研究の資金源および利益相反 17 研究成果 ( 知的財産 ) の帰属先 18 研究に関する情報公開の方法 介入を行う研究においては UMIN などの公開データベースへの事前登録 更新 結果登録 19 研究機関の長への報告内容及び方法 年次報告は介入研究および侵襲 ( 軽微な侵襲を除く ) を伴う観察研究においては毎年必要であるが それ以外の研究においては年一回とする 中止 終了報告は適宜行う 研究実施の適正性や研究結果の信頼性を損なう事実もしくは情報 または損なうおそれのある情報を得た場合は 速やかに逸脱報告書を提出する 20 試料 情報 ( データ ) の二次利用について 21 研究対象者等及びその関係者からの相談等への対応 22 問い合わせ先 研究内容を答えることができる研究者の連絡先 ( 直通 ) を記載 23 引用文献 ( 選択 ) 引用文献は最終ページに記載すること < 以下は侵襲を伴う介入研究等で該当する場合に記載 > 24 研究対象者に緊急かつ明白な生命の危機が生じている状況における研究の取扱い 以下の 1 から 4 の実施 4 要件すべてを満たすことを判断でき研究実施後 可及的速やかに説明事項を記載した文書による IC を受けること 1) 研究対象者に緊急かつ明白な生命の危険が生じている 2) 通常の治療では十分な効果が期待できず 研究の実施により研究対象者の生命の危険が回避できる可能性がある 3) 研究対象者の負担及びリスクが必要最小限 4) 代諾者等と直ちに連絡を取ることができない 25 重篤な有害事象への対応 侵襲 ( 軽微を除く ) を伴う研究の場合は記載 1) 重篤な有害事象の定義 2) 重篤な有害事象報告手順 3) 介入内容に伴い予測される重篤な有害事象があれば記載 26 研究対象者に係る研究結果 ( 偶発的所見を含む ) の取扱い 3

27 モニタリング 監査 侵襲 ( 軽微を除く ) を伴う介入研究の場合はモニタリング 監査の実施体制及び実施手順を記載 28 研究対象者の健康 子孫に受け継がれ得る遺伝的特徴等に関する重要な知見が得られる可能性がある場合 研究対象者に係る研究結果の取扱い 29 研究業務の委託 委託する業務内容及び委託先の監督方法 海外にある者に委託する場合においても同様に記載 30 評価対象の医薬品の添付文書 医療機器の概要 ( カタログ ) 4

倫理審査書類 ( 説明文書 ) チェックシート 説明文書には 原則として以下の項目を含めてください 申請時 提出は不要です 1 研究の名称 ( 標題 ) 2 研究参加の自由について ( 研究参加は自由意思であること ) 3 同意撤回の自由について ( 同意撤回しても不利益を受けないこと ) 4 研究機関の名称 研究責任者の氏名 多施設共同研究の場合 共同研究機関の研究者名 役割も詳細に記載 5 研究の目的 意義 6 研究の方法 期間 ( 他施設に試料 情報を提供する場合はその旨も併せて説明すること ) 7 研究対象者として選定された理由 8 研究対象者に予想される利益 不利益及び危険性 9 研究に関する情報公開の方法 10 他の研究対象者等の個人情報等の保護 研究に支障がない範囲での研究に関する資料の入手 閲覧およびその方法 11 倫理審査委員会の審査を受け 研究機関の長の許可を受けていること 12 個人情報等の取扱い ( 匿名化する場合はその方法 匿名加工情報又は非識別加工情報を作成する場合はその旨を含む ) 13 試料 情報の保管及び廃棄の方法 14 研究資金 利益相反 15 研究対象者等からの相談への対応 16 研究対象者等の費用負担 ( 謝礼 ) 及び損失補償 17 通常の診療を超える医療行為を伴う場合 他の治療方法等に関する事項 18 通常の診療を超える医療行為を伴う場合 研究実施後の医療の提供 19 研究対象者の健康 遺伝的特徴に関する重要な知見が得られる可能性がある場合の結果 ( 偶発的所見を含む ) の取扱い 20 侵襲を伴う研究の場合 当該研究によって生じた健康被害に対する補償の有無 内容 21 試料 情報の二次利用 他機関に提供する可能性がある場合は想定される内容 22 侵襲 ( 軽微を除く ) を伴う介入研究の場合 研究対象者の秘密の保全を前提として モニタリング 監査の従事者 倫理委員会が必要な範囲内で試料 情報を閲覧すること 5