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乗務員に対する指導監督 1. 国土交通大臣が告示で定めるとことにより ( 貨物自動車運送事業者が事 業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の方針 ( 平成 付け 国土交通省告示第 1366 号 ) 運転者に対し事業用自動車の運行の安全を確 保するために必要な運転の技術及び法令に基

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(2) 事業者は 安全衛生方針に基づき 交通労働災害防止に関する事項を含む安全衛生目標を設定し 当該目標において一定期間に達成すべき到達点を明らかにするとともに 労働者に周知すること (3) 事業者は 安全衛生目標を達成するため 一定の期間を限り 次に掲げる交通労働災害防止に関する事項を含む安全衛生

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乗務記録(運転日報)

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安全管理規程

ドライブレコーダーにより記録すべき情報及びドライブレコーダーの性能要件を定める告示 ( 平成 28 年 11 月 17 日国土交通省告示 1346 号 ) ( 総則 ) 第一条一般貸切旅客自動車運送事業者が 旅客自動車運送事業運輸規則 ( 昭和 31 年運輸省令第 44 号 ) 第 38 条第 1

荷主及び運送業の元請の事業者の皆さまへ 過労運転 過重労働の防止及び安全運行の確保等のために 宮城では 約 1,300 の貨物自動車運送事業場において 約 32,000 人の労働者 ( 出所 : 平成 18 年事業所 企業統計調査 ( 総務省 )) が働いており 貨物自動車運送事業者 ( 以下 運送

一般乗合旅客自動車運送事業者 ( 以下 乗合事業者 という ) が一般乗合旅客自動車運送事業 ( 以下 乗合事業 という ) の用に供する事業用自動車 ( 以下 乗合車両 という ) を用いて一般貨物自動車運送事業を行う場合において 350 キログラム以上の貨物を運送する場合における一般貨物自動車運

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

Taro 【バス等事件】緊急時

国自安第 6 1 号の 2 国自旅第 7 0 号の 2 平成 29 年 6 月 30 日 公益社団法人日本バス協会会長殿 国土交通省自動車局安全政策課長 自動車局旅客課長 旅客自動車運送事業運輸規則第 47 条の 7 第 1 項の規定に基づき旅客自動車運送事業者が公表すべき輸送の安全にかかわる事項等

一部改正一部改正一部改正一部改正一部改正 国自総第 122 号国自貨第 31 号国自整第 39 号平成 16 年 6 月 30 日平成 17 年 12 月 8 日平成 18 年 5 月 26 日平成 18 年 9 月 15 日平成 19 年 5 月 1 日平成 20 年 3 月 31 日 各地方運輸

の氏名又は名称及びの所在地 平成 30 年 3 月 13 日 平成 30 年 3 月 16 日 有限会社東九州交通 ( 法人番号 ) 代表本社営業所者岸上昭二 宮崎県延岡市土々呂町 ひまわり交通株式会社 ( 法人番号 ) 代本社営業所

「道路運送法に基づく運行管理者資格者証の返納命令発令基準等について」の一部改正について(新旧)

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)各 職場復帰前 受入方針の検討 () 主治医等による 職場復帰可能 との判断 主治医又はにより 職員の職場復帰が可能となる時期が近いとの判断がなされる ( 職員本人に職場復帰医師があることが前提 ) 職員は健康管理に対して 主治医からの診断書を提出する 健康管理は 職員の職場復帰の時期 勤務内容

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

輸送安全方針 当社では 輸送の安全を確保する為に 以下の通り基本方針を定める 1 安全最優先 2 法令 社内規定 業務ルールの遵守 3 事故原因の徹底究明による再発事故防止活動 4 運輸安全マネジメント体制の継続的改善 PDCA の確実な実施 5 協力会社への有効性ある教育指導 本方針は 社内外に開

28年版 こくほのしおり.indd


薬生発 0926 第 5 号 平成 29 年 9 月 26 日 都道府県知事 各保健所設置市長殿 特別区長 厚生労働省医薬 生活衛生局長 ( 公印省略 ) コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズ ( カラーコンタクトレンズを含む ) の販売に関しては これまで

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令に規定する国土交通大臣が告示で定める方法 ( 平成十八年三月十七日国土交通省告示第三百五十号 ) (10 15モード燃費値及びJC08モード燃費値の算定方法) 第一条自動車のエネルギー消費効率の算定等に関する省令 ( 昭和 54 年通商産業省 運輸省令第

日医発第437(法安23)

健康企業宣言実施結果レポート Step1(Q&A) 質問 実施方法 添付資料 日頃の食生活に乱れがないか声掛けをしていますか? 始業前などに体操やストレッチを取り入れていますか? 朝礼等での声掛けの他 TJK ホームページに掲載されている 野菜は 1 日 350g 食べましょう のパンフ

基発第 号 「健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針の一部を改正する指針」の周知等について

薬食発 0718 第 15 号平成 24 年 7 月 18 日 各都道府県知事殿 厚生労働省医薬食品局長 コンタクトレンズの適正使用に関する情報提供等の徹底について コンタクトレンズについては 薬事法 ( 昭和 35 年法律第 145 号 以下 法 という ) 第 2 条第 5 項に規定する 高度管

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

2 低入札対策の拡充

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評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

Taro 【トラック事件】緊急

Taro-07_学校体育・健康教育(学

平成 31 年度 運輸安全マネジメントの取組み WILLER EXPRESS 株式会社 1

12_モニタリングの実施に関する手順書 

Microsoft Word - 【案1】登録認証機関立入要領改正通知(Ver )

初任運転者に対する指導内容 ( 座学 ) 菰野東部交通株式会社 指導教育の内容 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項 道路運送法その他の法令に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解させるとともに 事業用自動車を安全に運転するための基本的な心構えをしゅうとくさせる ( 事業用自動車に

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( 別添 ) 薬食発 0513 第 1 号平成 23 年 5 月 13 日 都道府県知事各保健所設置市長特別区長 殿 厚生労働省医薬食品局長 薬事法の一部を改正する法律等の施行等についての一部改正について 薬事法の一部を改正する法律 ( 平成 18 年法律第 69 号 ) については 関係政省令とと

- 2 - 改正後改正前別表第3(事業用自動車等の定期点検基準)(第二条第五条関係)別表第3(事業用自動車等の定期点検基準)(第二条関係) 点検時期12 月ごと点検時期12 月ごと3月ごと3月ごとの点検に次3月ごと3月ごとの点検に次点検箇所の点検を加えたもの点検箇所の点検を加えたもの(略)(略)(略

安全報告書(運輸安全マネジメント2017年度方針/バス)

記 1. 用語の定義 (3) 貸切バス委託型管理の受委託においては 受委託に係る運行は委託者の乗合バス事業であるとともに受託者の貸切バス事業として捉える 2. 委託の基準 実働車両数は 往路及び復路分をそれぞれ含めたものとする 以下同じ 既に委託者が保有する事業用自動車を運行の用に供する乗合バス委託

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

Taro-別紙2

別紙 常勤医師等の取扱いについて 1. 一日平均患者数の計算における診療日数 (1) 入院患者数ア通常の年は 365 日である イ病院に休止した期間がある場合は その期間を除く (2) 外来患者数ア実外来診療日数 ( 各科別の年間の外来診療日数で除すのではなく 病院の実外来診療日数で除すこと ) イ

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Microsoft Word - RM最前線 doc

安全方針 令和元年 6 月 1 日 株式会社ザイマックストラベルデザイン 当社は 輸送の安全確保が旅客自動車運送事業の社会的使命と深く認識し 全社員一丸となって輸送の安全を確保し 意識の徹底を図り 安全をすべてに優先 し お客様に 安全 安心 快適で楽しい旅 を提供します 1 法令 規定を遵守し 安

2. 平成 9 年遠隔診療通知の 別表 に掲げられている遠隔診療の対象及び内 容は 平成 9 年遠隔診療通知の 2 留意事項 (3) イ に示しているとお り 例示であること 3. 平成 9 年遠隔診療通知の 1 基本的考え方 において 診療は 医師又は歯科医師と患者が直接対面して行われることが基本

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医療連携ガイドライン改

者が負う民事上の安全配慮義務の履行であり そのために必要な心身の状態の情報を適正に収集し 活用する必要がある 一方 労働者の個人情報を保護する観点から 現行制度においては 事業者が心身の状態の情報を取り扱えるのは 労働安全衛生法令及びその他の法令に基づく場合や本人が同意している場合のほか 労働者の生

MR通信H22年1月号

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このシートは 下記のから9のカテゴリーをチェック () することで 御社の健康づくりの現状と その先の取り組みを設定するための参考とすることができます 各カテゴリーの設問については できている 5 点 もう一歩 2 点 できていない 0 点で採点することで それぞれの項目における現状を点数で把握する

自動車運転における健康起因事故対策――高齢ドライバー対策・健康経営の視点から

メールマガジン 事業用自動車安全通信 第 477 号 (H ) =はじめに= このメールマガジンは 国土交通省において収集した事業用自動車に関する事故情報等のうち重大なものについて 皆様に情報提供することにより その内容を他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していた

年管管発 0928 第 6 号平成 27 年 9 月 28 日 日本年金機構年金給付業務部門担当理事殿 厚生労働省年金局事業管理課長 ( 公印省略 ) 障害年金の初診日を明らかにすることができる書類を添えることができない場合の取扱いについて 厚生年金保険法施行規則等の一部を改正する省令 ( 平成 2

スライド 1

目的このガイドライン 実施事項の一覧は平成 24 年に国土交通省が策定した 輸送の安全を確保するための貸切バス選定 利用ガイドライン に準拠した内容となります 関係者 利用者と貸切バス事業者が お互いの事業活動をする上で欠かすことのできないパートナーであることを理解し その協力体制の確立により法令等

て 労働者派遣契約書に休業手当等の支払いに要する費用を確保するための費用負担等に関する事項を記載していないもの (1 派遣元事業所 ) ウ派遣料金額の明示派遣労働者に対して 書面の交付 ファクシミリを利用してする送信又は電子メールの送信の方法により労働者派遣に関する料金の額を明示していないもの (5

2019 年度 安全報告書 九州急行バス株式会社

乗務途中点呼 ( 中間点呼 ) 管理者は 乗務前及び乗務後に点呼のいずれも対面で行うことができない乗務を行う者に対し 当該点呼のほかに 当該乗務の途中において少なくとも 1 回電話その他の方法により点呼を行い 次の事項について報告を求め 車両の安全を確保するために必要な指示をしなければならないものと

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4 輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置 2017 年度に講じた措置当社は バス事業における経営の根幹は 安全 である との認識に立ち 安全性向上のための取り組みを継続して推進しています また 2017 年度は 向こう 3 年間の安全に関する具体的な実行計画をまとめた 第三次中期安全計

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特定個人情報の取扱いの対応について

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Microsoft Word - 【施行②】第50条解釈適用指針Rev4.doc

平成 30 年度 自動車局税制改正要望の概要 平成 29 年 8 月 国土交通省自動車局

はじめに この手帳は 物流の主役であるトラックドライバーに課せられた事項 すなわち 輸送の安全を確保するための基本的項目をとりまとめたものです 内容は 1 運行管理 2 乗務員が遵守しなければならない事項 3 運転者が遵守 しなければならない事項 4 運行管理の業務内容について の4つの基本を中心に

平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

スライド 1

釧路町職員職場復帰支援制度実施マニュアル 1 趣旨本マニュアルは 釧路町職員心の健康づくり計画 に基づき メンタルヘルス不調により長期間療養中の職員が職場復帰するにあたり支援するための必要な事項及びメンタルヘルスを要因とする不調を疑わせる職員を支援するために必要な事項を定め 円滑な職場復帰と疾患の再

4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な


Microsoft Word - QA.doc

(積極性書式-1)事故防止マニュアル等を活用している

有限会社汐見運輸 ( 法人番号 ) 代表者真坂典雄 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 本社営業所 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 平成 29 年 6 月 27 日及び平成 29 年 7 月 4 日 運行管理者特別講習未受講を端緒として監査を実施 18 の違反が認めら

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

評価項目 評価ポイント 所管部局コメント 評価 国際交流に関する情報の収集及び提供事業国際交流活動への住民の参加促進事業国際理解推進事業在住外国人に対する相談事業在住外国人に対する支援事業 安定 確実な施設運営管理 公正公平な施設使用許可や地域に出向いた活動に取り組むなど新たな利用者の増加に努め 利

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Ⅰ. 事故 1. 目的一般乗合旅客自動車運送事業者 一般貸切旅客自動車運送事業者 特定旅客自動車運送事業者及び自家用有償旅客運送者に係る事故が発生した場合 国土交通省としても 速やかにこれらに係る状況を把握のうえ所要の対策を講じる必要があります また 平成 21 年 9 月 消費者安全法が施行された

3 電子情報処理組織の使用による請求又は光ディスク等を用いた請求により療養の給付費等の請求を行うこと ( 以下 レセプト電子請求 という ) が義務付けられた保険医療機関 ( 正当な理由を有する400 床未満の病院及び診療所を除く なお 400 床未満の病院にあっては 平成 27 年度末までに限る

軽井沢スキーバス事故対策検討委員会について

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公の施設の指定管理者の指定の手続き等に関する指針(細目的事項)

アレルギー疾患対策基本法 ( 平成二十六年六月二十七日法律第九十八号 ) 最終改正 : 平成二六年六月一三日法律第六七号 第一章総則 ( 第一条 第十条 ) 第二章アレルギー疾患対策基本指針等 ( 第十一条 第十三条 ) 第三章基本的施策第一節アレルギー疾患の重症化の予防及び症状の軽減 ( 第十四条

Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

Transcription:

国自安第 294 号平成 26 年 3 月 6 日 公益社団法人日本バス協会会長 殿 国土交通省自動車局長 事業用自動車の運転者の過労運転の防止 健康状態の確認等更なる安全確保の徹底について 旅客自動車運送事業運輸規則 ( 昭和 31 年運輸省令第 44 号 ) では 旅客自動車運送事業者は 過労の防止を十分考慮して 事業用自動車の運転者の勤務時間及び乗務時間に係る基準 ( 平成 13 年国土交通省告示第 1675 号 )( 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準 ( 平成元年労働省告示第 7 号 )) に従って 運転者の勤務時間及び乗務時間を定め 当該運転者にこれを遵守させなければならないと規定するとともに 乗務員の健康状態の把握に努め 疾病 疲労等の理由により安全な運転をすることができないおそれのある乗務員を事業用自動車に乗務させてはならないこと及び乗務しようとする運転者に対して 点呼を行い 疾病 疲労等の理由により安全な運転をすることができないおそれの有無等を確認しなければならないことが規定されています このような関係法令の遵守や自主的な取組みの励行については これまでも機会あるごとに 対策の実施をお願いしてきたところです こうした中で 平成 26 年 3 月 3 日 ( 月 ) に 富山県小矢部市の北陸自動車道において高速乗合バスが停車中の大型トラックに衝突し 乗客 乗員 2 名が死亡するという痛ましい事故が発生しました 当該事故の原因については引き続き調査中ですが 運転者の労務面及び健康面での問題に起因したとの報道も見られるところです このため 特に下記の事項について改めて徹底を図るよう貴傘下会員に対して周知方よろしくお願い致します 記 1. 運行の安全確保を図るため 事業用自動車の運転者の勤務時間及び乗務時間に係る基準 ( 自動車運転者の労働時間等の改善のための基準 ) 及び 高速乗合バス及び貸切バスの交替運転者の配置基準 を遵守する等 過労運転の防止の一層の徹底を図ること

2. 運転者の健康状態の把握を徹底すること 特に 点呼の際 運転者の疾病 疲労等の状況 医薬品の服用状況等の健康状態の確認を徹底するとともに 異常が認められた場合には 運転者を交替させる等 適切な運行管理を図ること また 労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 ) に基づく健康診断を受診させ また 当該健康診断等により運転者の健康状態に異常が確認された場合には 医師の診察を受けさせるなど運転者に対して適切な指導を行うこと 3. 平成 22 年 7 月に国土交通省が策定した 事業用自動車の運転者の健康管理に係るマニュアル 等を活用し 日頃から運転者の健康状態の把握に努めるとともに 運転者に対し 疾病が交通事故の要因となるおそれがあることについて 事例を説明すること等により理解させ また健康診断の結果に基づいて生活習慣の改善を図るなど適切な健康管理を行うことの重要性を理解させること 4. 平成 19 年 6 月に国土交通省が策定した 睡眠時無呼吸症候群 に注意しましょう! 等を活用し 睡眠時無呼吸症候群(SAS) の早期発見 治療の重要性について関係者の理解を増進するとともに スクリーニング検査の受診及び適切な治療の普及を図ること 5. その他 関係法令を遵守するなど安全管理の徹底を図ること 別紙 事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル のポイント

別 紙 事業用自動車の運転者の健康管理マニュアル のポイント 事業用自動者の運転者の健康管理は 以下の 4 つの手順により実施する 1. 運転者の健康状態の把握 手順 1 健康診断及び医師からの意見聴取等 (1) 一次健康診断及び医師からの意見聴取 ( 義務 ) 事業者は 労働安全衛生法に基づき運転者に対して雇入れ時及び定期の健康診断 ( 一次健康診断 ) を実施することが義務づけられている 事業者は 運転者が健康診断を受けた結果を把握するとともに その結果に異常の所見が見られた場合は 医師から運転者の乗務に係る意見 ( 乗務の可否及び配慮事項等をいう 以下同じ ) を聴取し また 聴取した健康診断の個人票の 医師の意見 欄に記入を求める必要がある この場合 異常の所見の内容を明確化するために必要とされる精密検査等を運転者に受けさせることが望ましい (2) 二次健康診断及び医師からの意見聴取 ( 推奨 ) 一次健康診断において 脳血管疾患 心臓疾患に関連する一定の項目について異常の所見がある と診断された運転者に対しては 二次健康診断を受診させ その結果に基づき 医師から 運転者の乗務に係る意見を聴取することが望ましい (3)SAS( 健康診断では分からない重要な症状の例 ) の検査等 ( 推奨 ) 運転者に医師による問診を受けさせ 疑いのある運転者に睡眠時無呼吸症候群 ( 以下 SAS という ) のスクリーニング検査を行うことが望ましい 治療すべきSAS であることが判明した運転者には 症状に応じた治療を行うことが不可欠である (4) 疾病等の場合の医師からの意見聴取 ( 推奨 ) 運転者が疾病等のため医師の診断 治療を受けた場合には 事業者は運転者の了解を得た上で 当該医師から 運転者の乗務に係る意見を聴取することが望ましい その方法としては 運転者が医師から聴いて書きとめた内容を入手する 運転者が医師から入手した診断書 ( 有料 ) を入手する 事業者と契約している産業医等の医師が 運転者の診断 治療をした医師から入手した意見書や診療情報提供書 ( 有料 ) を入手する 運転者が診断を受ける際に運行管理者が同行して聴き取るなどがある

手順 2 医師からの意見等を踏まえた対応 (1) 就業上の措置の決定事業者は 手順 1の医師からの意見等を踏まえ 運転者について 業務転換 乗務時間の短縮 夜間乗務の回数の削減等の就業上の措置を決定する必要がある (2) 運転者の健康管理 1 手順 1の医師からの意見等に基づき 以下の事項を乗務員台帳 ( 旅客 ) 運転者台帳 ( 貨物 ) に記録して整理する必要がある 乗務員台帳( 旅客 ) 運転者台帳( 貨物 ) に記録すべき事項 運転者の健康状態 ( 疾病等 治療 服薬等 ) 点呼時に確認すべき事項 ( 疾病等を治療中の運転者についての確認事項 ) 乗務中に注意すべき事項及び乗務中に健康状態が悪化した場合の対処方法 2 点呼記録簿において 健康診断の結果等により異常の所見がある運転者又は就業上の措置を講じた運転者が一目で見てわかるように運転者氏名の横に 疾病に応じて決めたマーク (* 等 ) を付与しておくと 点呼を行う運行管理者が管理しやすい 3 運転者の服薬の時間 体調のリズム 通院する時間等に配慮して乗務割を作成するなどにより 運転者が適切に健康管理できる環境を整えるべきである また 事業者は 運転者が疾病 体調不良等により医師にかかる際には 運転者に以下のことを指示することが望ましい 事業者が医師にかかる運転者に指示する事項 運転者自身が職業ドライバーであることを医師に伝える 処方薬に 運転に支障を及ぼす副作用 ( 眠気などの症状 ) が出現する可能性がないか 医師に確認する 運転者の勤務時間が不規則であることを伝え 服薬のタイミング等について 医師から指導を受ける (3) 運転者の健康状態の継続的な把握事業者は 定期の健康診断等により 運転者の健康状態を継続的に把握するとともに その結果に応じて就業上の措置を見直す必要がある

2. 乗務前の判断 対処 手順 3 (1) 乗務前点呼における乗務判断乗務前の点呼において 事業者 ( 運行管理者 ) は 運転者が安全に乗務できる健康状態かどうかを判断し 乗務の可否を決定する必要がある なお この際に運転者が体調不良を隠さず 正直に体調が悪いことを報告できるような雰囲気を常日頃から醸成しておくことが重要である (2) 点呼の結果 運転者が乗務できない場合の対処 1 乗務前点呼の結果 運転者が乗務できなくなる場合に備えて代替措置 ( 代わりの運転者の手配 下請けの活用等 ) をあらかじめ定めておくことが安全上極めて重要である 2 運転者の健康状態が回復した場合でも 通常どおりの業務を行うには危険が伴う可能性があることから 事業者は 運転者に医師の診断を受けさせ 運転者の健康状態についての医師からの意見により 今後の乗務を検討する必要がある 3. 乗務中の注意 対処 手順 4 運転者が乗務を開始した後に体調が悪化し 運行に悪影響を及ぼす場合には 運転者は運行管理者へ速やかに連絡をとってその指示を仰ぐべきであることを 事業者は 常日頃から運転者に徹底しておく必要がある また 緊急時に対応すべきこと及びその際の連絡体制を簡潔にまとめたマニュアルを作成しておくことが望ましい 4. 健康管理ノート作成のすすめ運転者が良好な健康状態を維持するためには 事業者の健康管理体制のみならず 運転者自身による健康管理が必要不可欠である そのため 運転者の健康管理の支援ツールとして いわゆる 健康管理ノート を活用することが有効である 健康管理ノートには 例えば次のような内容を盛り込むことが望ましい 1 生活習慣の改善の重要性 2 運転に支障を及ぼすおそれのある疾病に係る基礎知識 3 定期健康診断の活用方法 4 運転者が事業者に対して報告すべき事項 5 運転中に身体の異常を感じた場合の処置 6 運転者自身の健康状態の記入欄 ( 健康診断結果 / 就業上配慮すべき事項 / 医師のコメント等 )