7 施設長は 災害時の命令 指揮が円滑に行われる体制を整備するために 職員別の役 割分担を別表 3 のとおり定めるとともに総括責任者及び班単位のリーダーを定めるもの とする ( 職員が少数時の対応 ) 8 施設長は 休日や夜間など 職員の配置が少なくなる場合に備え 職員の参集基準 ( 別 表 4)

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( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

施行社会福祉施設等における非常災害対策計画の点検・見直しガイドラインページ入り.docx

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目次 第 1 ガイドラインの目的 第 2 避難計画作成に当たっての留意事項 第 3 避難計画の内容等 ( 避難計画の作成例 )

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事業継続計画(BCP)作成用調査ワークシート

本書の目的介護保険サービス事業所は, 高齢者の方が多く利用しており, 災害発生時には避難等の援助が必要となるため, 事業者は, 災害発生時に迅速かつ適切な行動をとれるように備えておく必要があります 本書は, 介護保険サービス事業所が災害対応マニュアルを作成する際に特に留意する点についてまとめています

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

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非常災害対策計画 風水害 地震 火災 1 風水害 非常災害時の行動手段 警報発表 情報の収集 施設周辺の点検 職員の招集 参集 担当業務内容の確認や準備 施設の休業判断 職員や利用者への周知 施設外へ避難 施設内の安全な場所へ避難 家族への報告 健康ケアとメンタル対策 情報収集 テレビ ラジオ イン

(溶け込み)大阪事務所BCP【実施要領】

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防災業務計画 株式会社ローソン

資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

4 災害時における他機関 他施設との協定の締結状況災害時に他機関 他施設との協定を結んでいる施設は 97 施設で 1 か所と締結している施設が多くありました 締結先は 地元自治会 町内会 病院 近隣施設 社会福祉施設 物流会社 福祉ネットワーク 市町村等でした 図 2 災害時における他機関 他施設と

東京事務所版 BCP 実施要領目次応急頁 < 第 1グループ> 直ちに実施する業務 1 事務所における死傷者の救護や搬送 応急救護を行う一時的な救護スペースの設置 運営 備蓄の設置 医療機関への搬送 1 2 事務所に緊急避難してきた県民や旅行者等への対応 避難 一次避難スペースの運営 指定避難所への

大津市避難所運営マニュアル

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

1 計画の目的 当施設は 箱根町地域防災計画に 活動火山対策特別措置法 ( 以下 活火山法 という ) 第 6 条に基づく 避難促進施設 として定められており 活火山法第 8 条に基づき本計画を定める 本計画は 当施設に勤務する者 ( 従業員 ) 施設の利用者 施設周辺にいる登山者 旅行者等の噴火時

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様式編目次 市役所に提出 ( 様式 6 は自衛水防組織を設置した場合に提出 ) 1 計画の目的 1 2 計画の報告 1 様式 1 3 計画の適用範囲 1 施設周辺の避難地図 2 4 防災体制 3 5 情報収集 伝達 4 6 避難誘導 5 7 避難の確保を図るための施設の整備 6 8 防災教育及び訓練

二戸市地域防災計画 ( 震災編 ) の一部修正の新旧対照表現行改正案 目次 ( 震災編 ) 目次 ( 震災編 ) 第 1 章総則 第 1 章総則 第 1 節 計画の目的 351 第 2 節 計画の性格 352 第 2 節の2 災害時における個人情報の取り扱い 352 第 3 節 防災関係機関の責務及

災害時アクションカード ( 鳴門モデル ) の作成 鳴門教育大学客員研究員プロジェクト研究 アクションカード とは, 医療現場で使われるカードである これは, 緊急時に集合したスタッフ一人ひとりに配布される 行動指標カード であり, 限られた人員と限られた物資で, できるだけ効率よく緊急対応を行うこ

平常時の防災活動 家庭内対策 指導ポイント 家屋の耐震診断と補強 家具などの転倒 落下防止と避難経路の確保 市町においては耐 家具の転倒による被害を防ぐ 震診断や耐震補強の ため タンス 食器棚などの家 補助を行っていま 具は 動かないようあらかじめ す 固定しておきましょう 冷蔵庫 などキャスター

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別紙 1 防災訓練結果報告の概要 1. 訓練の目的本訓練は 核物質管理センター六ヶ所保障措置センター原子力事業者防災業務計画第 2 章第 5 節第 2 項 防災訓練 に基づき 原子力災害を想定した総合訓練を実施することで 原子力防災組織が有効に機能することを確認する 訓練後は訓練モニターの評価結果

大規模災害対策マニュアル

い場合は 引渡しカードに書かれた代理者でもかまいません 原則 記入された方以外には引渡しをしません Q3 学校からの情報を得られる方法は? A3( 保護者への連絡方法 ) 災害時には 被災地などへ通話が集中することから 電話 ( 固定電話 携帯電話を問わず ) での連絡が取れなくなることが予想されま

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奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

Ⅱ 土砂災害警戒情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 該当する自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 隣接自主防災会へ情報を提供 該当自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝

浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

平成 19 年 7 月 20 日付, 経済産業大臣からの指示文書 平成 19 年新潟県中越沖地震を踏まえた対応について ( 指示 ) ( 平成 原第 1 号 ) に基づき, 浜岡原子力発電所 ( 以下, 発電所 という ) における自衛消防体制の強化ならびに迅速かつ厳格な事故報告体

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

第 6 節原子力事業者防災業務計画の修正第 2 章原子力災害予防対策の実施第 1 節防災体制第 2 節原子力防災組織の運営第 3 節放射線測定設備及び原子力防災資機材の整備第 4 節応急措置及び原子力災害対策活動で使用する資料の整備第 5 節応急措置及び原子力災害対策活動で使用 利用する施設及び設備

防災業務計画(第3編 東海地震防災強化計画)

島根原子力発電所原子力事業者防災業務計画の届出について

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医療施設等(病院、診療所、助産所、介護老人保健施設等)に係る避難確保計画(津波編)作成の手引き(案)

第 5 部 南海トラフ地震防災対策推進計画

( 県の責務 ) 第三条県は 地震防災に関する総合的な施策を策定し 及びこれを実施する責務を有する 2 県は 市町村 自主防災組織その他防災関係機関等と連携して 地震防災対策を推進しなければならない 3 県は 地震に関する調査及び研究を行い その成果を県民 事業者及び市町村に公表するとともに 地震防

H25 港南区区民意識調査

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

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5 安全 減災措置 建物建物は地震対策はなされていますか? 耐震補強 耐震 制震 免震設備状況 ( リスト ) 耐震 安全性診断 ( 発災前 ) 耐震 安全性診断を受けていますか? 施行証明書 実施状況 ( リスト ) 応急危険度判定 ( 発災後 ) 転倒 転落の防止措置 6 本部への被害状況の報告

様式編目次 市に提出 ( 様式 6 は自衛水防組織を設置した場合に提出 ) 1 計画の目的 1 2 計画の報告 1 様式 1 3 計画の適用範囲 1 施設周辺の避難経路図 2 施設内の避難経路図 3 4 防災体制 4 5 情報収集 伝達 5 6 避難誘導 6 7 避難の確保を図るための施設の整備 7

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(3) 事前対策リスト ( 自助 ) 家の中の安全 避難救護 水や食料 避難生活用品 家具が転倒しないように固定する 耐震診断 耐震補強をする 寝室には家具を置かないか 寝床に向かって転倒しないようにする 玄関などの出入り口までは物を置かずに避難できるようにする ベランダの避難用の隔壁 避難ハッチ周

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

手賀の杜自治会自主防災組織規約 第 1 条 ( 名称 ) この組織は 手賀の杜自治会自主防災組織 ( 以下 本組織 という ) と称する 第 2 条 ( 目的 ) 本組織は 手賀の杜自治会自治会規約第 1 条第 2 項に基づき 住民の隣保協同の精神に基づく自主的な防災活動を行うことにより 手賀の杜自

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5 緊急連絡網を作成しておくこと ( 不在者があった場合にはスキップ ( 飛び越し ) し FAXあるいは後刻再度電話により連絡内容を伝達する ) 6 通常時の防災活動に利用できること マニュアルは適宜見直しをし 常時役立つものとしておくことが必要です 災害対策本部設置について ( 印は別紙参照 )

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第 1 章 危機管理とは 1 1 目的 2 分類 3 対象とする危機の内容 4 体制 5 対応 6 原因の分析と評価 7 見直しの観点 第 2 章 初動対応編 6 1 交通事故発生時の対応 2 事故 ( けが等 ) 発生時の対応 3 病気等 ( 学校において予防すべき感染症含む ) 発生時の対応 4

Ⅶ 東 海 地 震 に 関 して 注 意 情 報 発 表 時 及 び 警 戒 宣 言 発 令 時 の 対 応 大 規 模 地 震 対 策 特 別 措 置 法 第 6 条 の 規 定 に 基 づき 本 県 の 東 海 地 震 に 係 る 地 震 防 災 対 策 強 化 地 域 において 東 海 地 震

( 災害医療調整本部の所管事務 ) 第 4 条災害医療調整本部は 次の事務をつかさどる (1) 全県域を対象とした医療資源の配置調整及び患者搬送調整に関すること (2) 国や他都道府県等に対する医療支援の要請及び受入れと その派遣調整に関すること (3) 地域災害医療対策会議の支援に関すること (4

第8章 災害復旧計画

( 施設名 ) における 土砂災害時の避難確保計画 各施設の状況に応じて 赤字部分を修正してください 福祉施設 医療機関両方で使用できる内容にしています 不要な部分は削除してください 施設の状況に応じて内容を追加してください ( 提出時 このテキストボックスは削除してください ) 平成 年 月

FD12_02-09_下

防災マニュアル 戸室 2 丁目自治会自主防災隊 自主防災隊組織図 任務と各役割 厚木市災害時要援護者支援制度実施要綱 要援護者支援体制について 戸室地区災害時における要援護者支援の活動プラン 要援護者への支援活動内容 災害時の要援護者支援に係る戸別訪問調査表 支援者連絡表 神奈川県立厚木高校避難所運

学校の危機管理マニュアル作成の手引

自衛隊の原子力災害派遣に関する達

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1青森県防災ヘリコプター運航管理要綱

~ はじめに ~ 大阪市では 平成 21 年 11 月 自分や家族の力だけでは安全な場所へ避難できなかったり 避難所での生活において大きな困難がある周りの人の手助けや配慮が必要な要援護者の支援のための 大阪市災害時要援護者避難支援計画 ( 全体計画 ) を策定しました そこで 大阪市では大阪市老人福

帰宅支援ハンドブック


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夜久野ふれあいプラザ施設概要 保有施設 バリアフリー トイレ男女共用 - 毛布 テレビ ラジオ FAX スロープ 防災無線 - ブルーシート 12 タオル 300 枚 バスタオル 50 枚 懐中電灯 1 乾電池 ( 単一型 ) 6 カセットコンロ 2020 年 8 月 1 台 ダンボール間仕切りセッ

4 警戒宣言が発令された場合 4 章 東海地震注意情報が発表された場合 警戒宣言が発令された場合 この章では 東海地震注意情報が発表された場合や 警戒宣言が発令された場合 の社会状況や自主防災組織の対応について説明します 67 67

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Taro-309 緊急事態における新潟県警察の組織に関する要綱の制定について(例規通達)

できない場合は 代表消防機関代行の倉敷市消防局又は津山圏域消防組合消防本部の職員をもって充てるものとする 4 岡山県大隊に 消火 救助 救急等の任務単位毎に中隊を設けることとし 各中隊を 消火中隊等 と呼称するものとする なお 中隊長は 岡山県大隊長が指定するものとする 5 各中隊に 各車両又は付加

国土技術政策総合研究所 研究資料

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機能訓練指導員は 日常生活を営むのに必要な機能の減退を防止するための訓練指 導 助言を行う ( 営業日及び営業時間 ) 第 5 条事業所の営業日及び営業時間は 次のとおりとする 一営業日月曜日から金曜日までとする ただし 国民の祝日に関する法律に規定する休日及び12 月 29 日から1 月 3 日ま

2 地震 津波対策の充実 強化 (1) 南海トラフ地震や首都直下地震の被害想定を踏まえ 地震防災上緊急に整備すべき施設整備 津波防災地域づくりに関する法律 の実効性確保 高台移転及び地籍調査の推進など事前防災や減災に資するハード ソフトの対策を地方公共団体が重点的に進めるための財政上の支援措置を講じ

平成 28 年度 県民 Webアンケート 第 6 回自主防災の取り組みについて 実施期間 2016/9/15~2016/9/21 アンケート会員数 224 人回収数 191 件 ( 回収率 85.3%) 近年 全国各地で自然災害が多発しており 奈良県でもいつ大きな災害に見舞われるかわかりません 災害

Ⅱ 避難準備情報が出たら 緊急連絡網による連絡 電話 メール FAX その他 ( ) の実施 ( 副会長, 各種団体, 自主防災部等 ) 緊急避難場所の開設準備を指示 自主防災部を通じて, 緊急避難場所として の開設準備中 ( 又は開設済み ) を住民へ伝達 隣接自主防災会へ情報を提供 関係団体 (

事務連絡平成 24 年 4 月 20 日 都道府県各指定都市介護保険担当主管部 ( 局 ) 御中中核市 厚生労働省老健局総務課高齢者支援課振興課老人保健課 大規模災害時における被災施設から他施設への避難 職員派遣 在宅介護者に対する安全確保対策等について 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東

目次 1. はじめに 2. 基本的な考え (1) 家庭内備蓄 (2) 企業内備蓄 (3) 流通在庫備蓄 3. 行政備蓄の果たす役割 4. 行政備蓄の対象人口の想定 5. 行政備蓄品目および目標数 (1) 食料等 (2) 生活必需品等 (3) 資機材 6. 行政備蓄品の保管について 7. 資料編年次整

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上川口小学校 保有施設 バリアフリー 種別有無品目数量 トイレ男女共用 毛布 9 入浴シャワー設備 ガス器具 水利 避難所環境整備 男女分離 多目的 施設概要 ブルーシート 99 枚 タオル 30 シャワー 校舎にありバスタオル 5 浴槽 プロパン カセットコンロ 懐中電灯 1 校舎にあり乾電池 (

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目次 はじめに P3 1 災害 緊急の範囲 P3 2 時間と場所を考慮した対応の必要性 P3 3 時間ごとの対応 P4 4 場所ごとの対応 P5 5 デジタルサイネージの提供コンテンツ P6 6 緊急時を意識したデジタルサイネージシステム P6 7 情報の切替 復帰の条件 P7 8 緊急運用体制 P

目次 1. このマニュアルの主な目的 1 2. 事故 病状急変等を防止するための注意点 2 3. 事故 病状急変時及び急病等発生時の注意点 4 4. 管理者の日常の注意点と事故 病状急変時及び急病等発生時の対応 5 5. 事故 病状急変時及び急病等発生時の連絡体制 6 6. 災害 ( 火災 地震等

Microsoft Word - HPI-2604福岡県警察原子力災害対策警備措置要領の制定について(通達)

発災対応型防災訓練 皆さんが住むまちの中を訓練会場として 地震発生時に地域にある資器材を活用して 災害対応を行う防災訓練です 参加者は 煙 ( 発炎筒 ) などを見て初めて近所の火災を知り 近くの消火器などを利用して消火します 実施要領 1 事前に町会役員等と協議し 地域に数箇所の火災の発生場所を決

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作成参考例 ( 施設名 ) 原子力防災計画 ( 原子力災害時避難計画 ) 第 1 総則 ( 目的 ) 1 この計画は 市 ( 町 ) 地域防災計画 市 ( 町 ) 避難計画及び石川県地域防災計画に基づき ( 以下 施設 という ) における原子力災害対策について必要な事項を定め 志賀原子力発電所の原子力災害から 入居者を安全かつ迅速に避難等させることを目的とする ( 施設長の役割 ) 2 施設長は 本計画に基づき 施設職員を指揮し 原子力災害対策を総合的に推進する ために必要な措置を講ずるものとする ( 施設職員の役割 ) 3 施設職員は 施設長の指揮のもと 入居者の人命の確保のため 本計画に基づき 必 要な措置を講ずるものとする ( 入居者の役割 ) 4 入居者は 原子力災害から身を守るため 施設長及び施設職員の指示に従うものとす る ( 関係機関等との連携協力 ) 5 原子力災害対策の実施については 市町 県 関係団体 施設 入居者の家族 近隣の施設 町内会 自主防災組織 住民 ボランティア等と十分連携協力して行うものとする 第 2 平常時の対応 ( 関係機関や職員間の連絡体制の整備 ) 6 施設長は 原子力災害に備え 緊急時における関係機関の緊急連絡先一覧 ( 別表 1) 及び職員間の防災連絡網 ( 別表 2) をとりまとめ 職員間で共有するとともに ( 複 数箇所が望ましい ) に保管するものとする 参照 : 高齢者施設 障害者施設 児童福祉施設における原子力防災計画作成指針 ( 以下 指針という ) P7 第 2 章 1 連絡体制等の整備 (1) 施設内外の連絡体制の整備 ( 組織体制の整備 )

7 施設長は 災害時の命令 指揮が円滑に行われる体制を整備するために 職員別の役 割分担を別表 3 のとおり定めるとともに総括責任者及び班単位のリーダーを定めるもの とする ( 職員が少数時の対応 ) 8 施設長は 休日や夜間など 職員の配置が少なくなる場合に備え 職員の参集基準 ( 別 表 4) を定めるものとする 参照 : 指針 P9 (2) 組織体制の整備 ( 入居者情報の整理 ) 9 施設長は 避難や支援が必要になった場合に備え 入居者に関する必要な情報 ( 常備 薬や家族連絡先等 ) をまとめた 救護用入居者等一覧 ( 別表 5) 入居者を安全確実に家 族等に引き渡すための 緊急時連絡 引き渡しカード ( 別表 6) を準備し ( 複数 箇所が望ましい ) に保管するものとする 参照 : 指針 P11 (3) 救護用入居者等一覧の作成 14 3 家族等への引き渡しの準備 ( 避難所 避難手段の確保 ) 10(1) 施設長は 市町等と連携して あらかじめ避難所 避難経路を定めるとともに 避難経路の危険箇所や車両等による所要時間を把握しておくこととする ( 避難所が未定の場合 ) なお 避難所については 市 ( 町 )( 貴施設が所在する市町 ) 住民の避難先である 市 ( 町 ) に所在する福祉施設に避難するものとする < 参考 : 石川県指定避難先市町 > 避難市町輪島市穴水町志賀町七尾市羽咋市宝達志水町中能登町かほく市 受入市町輪島市珠洲市 能登町 白山市 能登町 金沢市 金沢市金沢市津幡町かほく市 (2) 施設長は 避難の際に使用する車両について 事前に必要数を割り出し 施設車両や職員車両のほか 不足する場合には 市町等と連携して確保を図るとともに 車両までの移送用具 介助員の確保等に努めるものとする 参照 : 指針 P12 13 2 避難所 避難経路の設定 避難手段の確保 ( 施設 設備の対策 備蓄 ) 11 施設長は 入居者の安全な避難経路を確保するとともに 屋内退避等に備え 通信手段 自家発電装置 窓の気密性確保のための対策等の確保に努めるとともに 食料 飲料水 医薬品等を備蓄し 備蓄リスト ( 別表 7) 避難に備え 持ち出し品を準備しておくものとする

参照 : 指針 P9 2 非常時の連絡手段の検討 P16 4 施設 設備等の対策 ( 防災訓練の実施 ) 12 施設長は 緊急時に安全かつ迅速な避難を実現するため 休日 夜間を想定した訓練 市町 県の訓練への参加等を計画 実施するとともに 職員の防災意識の向上を図るものとする 参照 : 指針 P19 5 防災訓練の実施 第 3 災害時の対応 ( 災害対応組織の設置 ) 13(1) 施設長は 市町等から 志賀原子力発電所での原子力災害に関する情報を入手した場合には 施設内に7によりあらかじめ定めた施設長を総括責任者とする災害対応組織を設置する (2) 災害対応組織は 総括責任者 情報班 安全確認班 避難誘導班 救護班 応急物資班 地域班で編制し 各班は 別表 3の役割分担に基づき行動するものとする 参照 : 指針 P20 第 3 章原子力災害発生時の対応 ( 情報の収集 伝達 ) 14(1) 原子力災害に関する情報を収集した者は 速やかに情報班に報告しなければならない (2) 情報班は 原子力災害の情報を収集した場合は 直ちに総括責任者に報告するとともに 別表 1の緊急連絡先一覧をもとに 市町の災害対策本部等と連絡を取り 正確な情報の収集を行うとともに 施設の現況 支援要請等を伝達する (3) 情報班は 総括責任者の指示のもとに 別表 2の防災連絡網により 非番職員に総括責任者の指示等を連絡するとともに 入居者の家族等に入居者の情報を伝達するよう努める 参照 : 指針 P20 1 市町等との情報の収集 伝達 ( 屋内退避準備 ) 15 総括責任者は 市町から屋内退避準備の情報連絡があった場合 各班を指揮し 入居者や職員の所在確認 入居者へ災害状況等の情報伝達を行うとともに 屋内退避及び避難に備えた対応を行う 入居者を家族へ引き渡す場合は 緊急連絡 引き渡しカード ( 別表 6) を活用し 安全確実に引き渡す

( 屋内退避 ) 16 総括責任者は 市町から屋内退避指示があった場合はその指示に基づいて または 市町と連絡がつかない場合等には総括責任者の判断により 各班を指揮し 屋内退避を実施するとともに 避難準備を開始する 参照 : 指針 P21 2 屋内退避準備 屋内退避実施 ( 避難準備 ) 17(1) 総括責任者は 市町からの避難準備の情報連絡があった場合 または 総括責 任者の判断により 参集基準 ( 別表 4) に基づき職員を招集し 非番の職員は家 族等の安全が確保され次第参集する (2) 各班は 別表 3 の役割分担により 担当業務の内容を確認するとともに 速や かに避難できるよう 避難先への連絡 避難手段 避難支援人員の確保 入居者 の状態の把握 持ち出し品の確認 施設 設備の安全点検を行う (3) 応急物資班は 救護用入居者等一覧 ( 別表 5) や緊急連絡 引き渡しカード ( 別 表 6) を持ち出す準備をする (4) 避難誘導班は 入居者の安全確認を行うとともに 入居者に原子力災害や避難 等の防護措置に関する正確な情報を伝達する 参照 : 指針 P21 3 避難準備 避難実施 (1) 避難準備 ( 避難 ) 18(1) 総括責任者は 市町から避難の指示があった場合は その指示に基づいて 各班を指揮し 入居者及び職員を避難させる (2) 入居者は職員の指示に従うものとする (3) 情報班は 避難先施設及び入居者の家族に出発予定時刻 到着予定時刻等を連絡する (4) 避難誘導班は 避難車両に同乗して移動中の入居者のケアを行う (5) 避難誘導班は 避難先施設に到着後 総括責任者に連絡する (6) 応急物資班は 避難先施設で使用する物資 資機材等を搬送する (7) 総括責任者は 入居者を避難させた場合には 市町に報告する 参照 : 指針 P22 (2) 避難実施 医療機関における原子力災害時避難計画 作成ガイドライン http://www.pref.ishikawa.lg.jp/iryou/hinankeikakugaidorai ( 避難所での生活 ) 19 職員は 入居者の健康状態を確認するなど体調管理を行うとともに 心身の変調が著しい入居者に対しては 市町と調整し 医師やカウンセラーの受診 介助員の派遣や受入れ可能な医療機関への入院を検討 要請する 参照 : 指針 P22 (3) 避難所での生活

緊急連絡先一覧の様式例 ( 別表 1) 区分 機関名 所在地 電話番号 FAX 備考 自治体担当課 市 ( 防災担当課 ) 市 ( 福祉担当課 ) 県 ( 施設担当課 ) 消防 消防署 警察 警察署 避難所 避難 施設名 : ( 市町指定の施設 協定締結施設 等 ) 屋内退避 施設名 : 救護 病院 嘱託医 ( 協力施設 ) 園 上部団体 町会 町会長 防災担当 ライフライン 電気 電力 支店 ガス ガス株式会社 水道 市企業局 通信 NTT 西日本 支店 給食業者 日常取引先 薬局等 ( 注 ) 緊急連絡先一覧は 例示以外にも日常生活で関わる全てをリストアップしておいてください 県内外の同種の施設やホテル等の民間施設等と入居者等の受入れに関する災害協定を締結している場合は 当該施設について記載してください

職員間の防災連絡網の様式例 ( 別表 2) 役職名 氏名 住所 自宅電話 メールアト レス 携帯電話 通勤時間 理事長 車 30 分 施設長 徒歩 5 分 介護支援専門員 看護職員介護職員 車 20 分自転車 7 分車 10 分 緊急連絡系統図の様式例 夜勤者 施設長 理事長

役割分担の例 ( 別表 3) 総括責任者施設長 : 災害応急対策の実施について指揮 情報班班長 : 災害情報の収集 市町等との連絡調整 支援要請 職員への連絡 ( 施設外にいる職員にも参集等連絡 ) 入居者等の家族等への連絡 避難先施設への連絡 マスコミへの取材対応 情報提供 安全確認班班長 : 窓 ドア等を閉め エアコン等空調設備 換気扇を止める 火元の点検 ガス漏れ有無確認 施設 設備の安全点検 避難誘導班班長 : 入居者等の安全確認 入居者等への災害情報の伝達 入居者等の屋内退避準備 屋内退避誘導 避難準備 避難誘導 入居者等の家族等への引き渡し 救護班班長 : 負傷者の救出 応急手当 医療機関との連絡調整 移送 応急物資班班長 : 持ち出し品の確認 食料 飲料水 資機材等の確保 地域班班長 : 近隣住民等への協力要請 ( 注 ) 班編成や役割分担については 各施設の実情にあわせて作成してください 職員参集基準の例 ( 別表 4) 配備体制配備基準 ( 市町から以下の連絡を受ける ) 出勤区分 警戒体制 第 1 次災害対策本部体制 第 2 次災害対策本部体制 県内において震度 6 弱以上の地震が発生し 総括責任者及びあらかじめ定められた災たとき 害対応各班長は 施設に出勤 県内において大津波警報が発表されたとき 原子力規制委員会原子力事故警戒本部が設置されたとき 発電所で事故が発生し 警戒体制をとる必要があると市町が認めたとき 市町が発電所長から特定事象発生の通報を受けたとき 県の環境放射線観測局で特定事象に該当する放射線量を観測したとき 内閣総理大臣が原子力緊急事態宣言を発出したとき ( 注 ) あくまで参考ですので 各施設で検討の上作成してください 総括責任者及びあらかじめ定められた災害対応各班長は 施設に出勤 その他の職員は 家族等の安全が確保され次第出勤 総括責任者及びあらかじめ定められた災害対応各班長は 施設に出勤 その他の職員は 家族等の安全が確保され次第出勤 ( 出典 ) 県地域防災計画原子力防災計画編より作成

救護用入居者等一覧例 ( 別表 5) 氏名 生年月日 内服薬 要介護度 認知症自立度 連絡者氏名 ( 続柄 ) S2.4.1 3 Ⅲa ( 子 ) 治療時に必要な情報等も記載しましょう ( 傷病記録 アレルギー 血液型など ) 連絡先 1 連絡先 2 注意事項 介護担当者 緊急時連絡 引き渡しカード ( 別表 6) 入居者 留意事項 フ リ ガ ナ 年 齢 氏 名 生年月日性別 既 往 歴 生活機能に関する 現 病 歴 留 意 事 項 血 液 型 リ ス ク 管 理 栄養 運動 服 薬 状 況 身元引受人 フ リ ガ ナ 自 宅 電 話 氏 名 携 帯 電 話 住 所 勤 務 先 同 住 所 入 居 者 等 と の 間 柄 ( 勤務先等 ) 緊急連絡先 入居者等引き渡し確認事項引き渡し場所 引き取り人 続柄 確認方法 引き渡し責任者 1 2 引き取り人の明細氏 名 1 2 3 住 所 電 話 番 号 勤 務 先 緊急時の連絡方法 身元引受人となる 場 合 そ の 理 由

備蓄リスト記載例 ( 別表 7) 分類品名数量積算根拠保管場所 食 料 等 医薬品等 情 報 機 器 照 明 暖 房 資 機 材 移 送 用 具 作 業 機 材 避 難 屋 内 退 米 非常食 飲料水 鍋 茶碗 カセットコンロ ポリ容器等 ( 生活用水 ) 医薬品 衛生器具 ( 血圧計 体温計等 ) 衛生材料 ( おむつ等 ) ラジオ メガホン 携帯電話 ( 充電器含む ) 拡声器 無線機 懐中電灯 ローソク ( ローソク台を含む ) 携帯用発電機 電池 石油ストーブ 灯油 携帯カイロ 防災用マッチ 新聞紙 車いす 乳母車 リアカー おんぶ紐 担架 ストレッチャー スコップ 合板 のこぎり 釘 金槌 軍手 長靴 マスク ( タオル ハンカチでも可 ) コート 手袋 ビニールシート 目張り用テープ 地図

避テント用毛布具ゴザヘルメット搬送用ゴムボートロープタオルビニール袋下着簡易トイレ雨具 ( 注 ) 頻繁に使用する物資等は施設建物内に置いてください 上記品目はあくまで例示ですので 各施設で必要に応じた備蓄品リストを作成してください