社会福祉法人による生計困難者に対する利用者負担の減免

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た世帯に引き続き属するとみなす ( 対象サービス及び軽減内容 ) 第 3 条軽減対象者が利用者負担の一部軽減を受けることができる介護保険サービスは 当該サービスを提供する事業所及び施設の所在地の都道府県知事及び豊中市長に対して利用者負担の軽減を行う旨の申出を行った社会福祉法人が実施する次のサービスと

みんなではぐくむ介護保険

①【表紙】介護保険最新情報

1102 請求誤りによる実績取り下げ 1109 時効による保険者申立ての取り下げ 1112 請求誤りによる実績取り下げ ( 同月 ) 1129 時効による公費負担者申立ての取り下げ 1142 適正化 ( その他 ) による保険者申立の取り下げ 1143 適正化 ( ケアプラン点検 ) による保険者申

Microsoft Word - Ⅰ-7_(資料7)_留意事項_

(2) 世帯の預貯金等が基準貯蓄額 ( 単身世帯の場合は 350 万円とし 世帯構成員が 1 人増え る毎に 100 万円を加算した額 ) 以下であること (3) 世帯がその居住の用に供する家屋その他日常生活のために必要な資産以外に利用し得る資産 を所有していないこと (4) 負担能力のある親族等に

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ 介護保険サービス利用料のご本人負担額が軽減されます ~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ * ~~~ 世田谷区では 所得の低い方を対象に 生計困難者等に対する利用者負担額軽減確認証 ( さくら証 ) を発行し 対象となる介護サービスをご利

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

6. 介護給付費等の過誤処理について

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

2 居宅サービス事業所の状況

王子高齢者あんしんセンター ( 高齢福祉課高齢相談係 ) 名称住所電話番号 王子本町 区役所第一庁舎 1 階 十条台高齢者あんしんセンター中十条 障害者福祉センター 3 階 王子光照苑高齢者あんしんセンター王子

介護報酬体系見直しの概要

小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

「社会福祉法人による

サービスガイド(カラー表紙,目次)2018.8月

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

0表紙(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

様式第九(附則第二条関係)

福祉用具貸与 介護予防福祉用具貸与 心身機能が低下した高齢者に 日常生活の自立を助ける用具をレンタルします 自 宅 に 住 ん で 自 宅 で 受 け る サ ー ビ ス ( 生活環境を整える ) 貸与品目 福祉用具購入費の支給 住宅改修費の支給 手すり スロープ 歩行器 歩行補助杖 車いす ( 付

平成18年4月制度改正にかかる請求明細書・給付管理票の記載例について

地域包括ケアシステムの構築について 団塊の世代が 75 歳以上となる 2025 年を目途に 重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう 医療 介護 予防 住まい 生活支援が包括的に確保される体制 ( 地域包括ケアシステム ) の構築を実現 今後

サービス提供体制強化加算に関する届出書 [ 定期巡回 随時対応型訪問介護看護事業所 ] 1 事業所名 平成年月日 2 異動区分 1 新規 2 変更 3 終了 3 届出項目 1 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ イ ) 2 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ ロ ) 4 研修等に関 1 する状況 3 サービ

Microsoft PowerPoint - è³⁄挎+間帅çfl¨ï¼›.pptx

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平成29 年度介護報酬改定による介護職員処遇改善加算の拡充について【介護保険最新情報Vol.580】(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H )

事務連絡

負担割合の引き上げ 一定以上所得者の利用者負担の見直し 保険料の上昇を可能な限り抑えつつ 制度の持続可能性を高めるため これまで一律 1 割に据え置いている利用者負担について 相対的に負担能力のある一定以上の所得の方の自己負担割合を 2 割とする ただし 月額上限があるため 見直し対象者の負担が必ず

「社会福祉法人による

平成13年4月20日

= 掲載済 12 短期入所生活介護 (P107~P121) 13 短期入所療養介護 (P122~P131) 16 福祉用具貸与 (P153~P158) 17 (P159~P170) 18 入居者生活介護 地域密着型入居者生活介護 (P171~P183) 20 介護老人福祉施設 地域密着型介護老人福祉

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

2. 経口移行 ( 経口維持 ) 加算 経口移行 ( 経口維持 ) 計画に相当する内容を各サービスにおけるサービス計画の中に記載する場合は その記載をもって経口移行 ( 経口維持 ) 計画の作成に代えることができる 従来どおり経口移行 ( 経口維持 ) 計画を別に作成してよい 口腔機能向上加算 口腔

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

高齢者サービスのしおり

( 参考 ) 身体拘束廃止未実施減算の適用について 1 身体拘束禁止規定について サービスの提供にあたっては 当該入所者 ( 利用者 ) 又は他の入所者 ( 利用者 ) 等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き 身体的拘束その他入所者 ( 利用者 ) の行動を制限する行為を行ってはな

介護給付費請求に係る留意事項

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請求事業者保険者付費明者細)給欄象地特例対請求額集計欄様式第二 ( 附則第二条関係 ) 居宅サービス 地域密着型サービス介護給付費明細書 ( 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハ 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハ 福祉用具貸与 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 地域密着

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

緊急に措置すべき事項

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東京都民間社会福祉施設サービス推進費補助金交付要綱(●●施設)

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Microsoft Word - Ⅳ-3_(資料3)介護給付費請求書・明細書及び給付管理票様式

3 介護サービス自己負担助成制度について (1) 対象サービスと助成対象要件 助成対象要件 対象サ - ビス 基準 収入基準 資産基準 訪問介護 ( 介護予防 ) 訪問入浴介護 ( 介護予防 ) 訪問看護 ( 介護予防 ) 訪問リハビリテーション 通所介護 3 ( 介護予防 ) 通所リハビリテーショ

01 表紙 老人保健課

<4D F736F F F696E74202D DB92B789EF8B638E9197BF C CA8F8A8E7B90DD81458DDD91EE B ED2816A817989DB92B789EF8B638CE38A6D92E894C5817A2E707074>

届出書 体制等状況一覧表 ( 別紙 1-3) の添付書類一覧 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 中山間地域等における小規模事業所加算 11 月当たりの平均延訪問回算定表 前年度の 4 月 ~2 月分 緊急時訪問看護加算 特別管理体制 ターミナルケア体制 サービス提供体制強化加算 (Ⅰ) サービス提供

大阪府特別養護老人ホーム入所指針

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

4 小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 通い を中心として 利用者の様態や希望などに応じ 随時 訪問 や 泊まり を組み合わせてサービスを提供することにより 在宅生活の継続を支援するサービスです 介護予防小規模対機能型居宅介護は 介護予防を目的とした小規模多機能型居宅介護で 要支

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

2 5 ページ ( 第 1 号訪問事業 ) 訪問介護 : ロング ライフ訪問介護事業所 訪問型サービス費 1,168 月 訪問型サービス費 2,335 月 * 訪問型サービス費 (Ⅲ) 3,704 月 20 分未満 20 分以上 30 分未満 30 分以上 60 分未満 60 分以上 20 分以上


○○○の課題と検討

郡山市介護保険の特別対策に係る社会福祉法人等利用料軽減助成要綱 平成 12 年 5 月 1 日制定平成 13 年 1 月 1 日一部改正平成 13 年 4 月 1 日一部改正平成 13 年 12 月 13 日一部改正平成 15 年 6 月 1 日一部改正平成 17 年 10 月 1 日一部改正平成

Microsoft Word - 29伊丹市介護サポーターポイント事業助成金交付要綱.doc

別紙2

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Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

介護保険事業状況報告 ( 全国計 ) 第 1 表第 1 号被保険者のいる世帯数 ( 単位 : 世帯 ) 前年度末現在当年度中増当年度中減当年度末現在 23,856,459 1,319, ,241 24,261,177 第 2 表第 1 号被保険者数 ( 単位 : 人 ) 年齢区分 前年度

正誤表

1. 消費税の仕組みについて 1 1. 消費税とは 消費税は 消費に広く公平に負担を求める間接税 消費税の課税対象は 国内において事業者が事業として対価を得て行う資産の譲渡 貸付け及び役務の提供と外国貨物の輸入 < 導入 引上げの経緯 > 平成元年 4 月 1 日消費税導入 ( 税率 3%) 平成

みえ働きやすい介護職場取組宣言事業所募集要項 1 事業概要 自ら職場環境の改善に積極的に取り組んでいる福祉 介護事業所を宣言方式で募集し 証明した事 業所の宣言内容等をホームページで公表することで 働きやすい介護職場の環境整備と介護職場に対 するイメージアップを図り 新規就労の促進 介護職員の定着な

indd

請求事業者保険者別付費明者細)給欄象地特例対請求額集計欄様式第二の二 ( 附則第二条関係 ) 公費受給者番号保険者番号被介護予防サービス 地域密着型介護予防サービス介護給付費明細書 ( 介護予防訪問入浴介護 介護予防訪問看護 介護予防訪問リハ 介護予防居宅療養管理指導 介護予防通所リハ 介護予防福祉

高齢者を取り巻く状況 将来人口 本市の総人口は 今後も減少傾向で推移し 平成32年 2020年 には41,191人程度にまで減少し 高齢 者人口については 平成31年 2019年 をピークに減少に転じ 平成32年 2020年 には15,554人程度 になるものと見込まれます 人 第6期 第7期 第8

01 表紙 老人保健課 - コピー

Microsoft PowerPoint - 資料3 地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に.pptx

PowerPoint プレゼンテーション

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

東京都民間社会福祉施設サービス推進費補助金交付要綱(●●施設)

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

【目次】

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

01 表紙 老人保健課

(頭紙)公布通知

Taro 【新旧】通知新旧

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社会福祉法人等による生計困難者に対する介護保険サービスに

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類 か所数 主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス> 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション か所数 法人等が道内で実施している介護サービス事業所の数を記載 ( 当該報告事業所分を含む )

法人等が当該都道府県内で実施する介護サービス 介護サービスの種類か所数主な事業所等の名称 所在地 < 居宅サービス > 訪問介護 訪問入浴介護 訪問看護 訪問リハビリテーション 居宅療養管理指導 通所介護 通所リハビリテーション 短期入所生活介護 短期入所療養介護 特定施設入居者生活介護 福祉用具貸

06 参考資料1 平成30年度介護報酬改定における各サービス毎の改定事項について

新介護 通所介護 福祉用具貸与又は地域密着型通所介護 ( 以下 訪問介護サービス等 という ) が位置付けられた居宅サービス計画の数をそれぞれ算出し 訪問介護サービス等それぞれについて 最もその紹介件数の多い法人 ( 以下 紹介率最高法人 という ) を位置付けた居宅サービス計画の数の占める割合を計

体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

( 様式 1) 介護給付費算定に係る体制等に関する届出書 < 地域密着型サービス事業者 地域密着型介護予防サービス事業者用 > < 介護予防支援事業者用 >< 居宅介護支援事業者用 > 調布市長宛 このことについて, 関係書類を添えて以下のとおり届け出ます 法人所在地法人名称代表者職氏名 平成年月日

Transcription:

社会福祉法人等による利用者負担の軽減制度の概要 1 制度の趣旨 低所得で生計が困難である者及び生活保護受給者について 社会的な役割のある社会福祉法人 等 ( 直営事業を経営する市町村含む ) による負担を基本として 利用者負担の軽減を行う 2 事業実施主体 市町村 ( 広域連合を含む ) 3 実施方法 1 軽減を行う社会福祉法人等が 介護保険サービスを提供する事業所及び施設の所在地の都道府県知事及び保険者たる市町村長に対して軽減を実施する旨を 申出書 により申し出る 申出については 特に 廃止届出書 が提出されない限り 毎年度 更新されたものとみなす 2 軽減を希望する利用者は 市町村に申請し 確認証の交付を受ける 3 軽減を行う社会福祉法人等は 利用者が提示する確認証に基づき軽減を行う 4 軽減を行った社会福祉法人等から申請があった場合は 市町村は軽減額の一部を助成する 4 対象サービス訪問介護 通所介護 短期入所生活介護 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模多機能型居宅介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 複合型サービス 介護福祉施設サービス 介護予防訪問介護 介護予防通所介護 介護予防短期入所生活介護 介護予防認知症対応型通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護 基本的には法人 ( 直営事業を経営する市町村を含む ) の提供する上記の全てのサービスについて軽減 ( 選択不可 ) ただし生活保護受給者については 短期入所生活介護 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 介護福祉施設サービス 介護予防短期入所生活介護が軽減の対象 5 対象者市町村民税世帯非課税であって以下の要件の全てを満たす者のうち その者の収入や世帯の状況 利用者負担等を総合的に勘案し 生計が困難な者として市町村が認めた者及び生活保護受給者 ( ただし 旧措置入所者で実質的に負担軽減を受けている者 を除く ) 年収が単身世帯で150 万円 ( 世帯員が1 人増えるごとに50 万円を加算した額 ) 以下の者 預貯金等が単身世帯で350 万円 ( 世帯員が1 人増えるごとに100 万円を加算した額 ) 以下の者 日常生活に供する資産以外に活用できる資産がない者 負担能力のある親族等に扶養されていない者 介護保険料を滞納していない者 旧措置入所者で実質的な負担軽減を受けている者とは 利用者負担割合が 5% 以下のものをいうが ユニット型個室の居住費に係る利用者負担額については軽減の対象とする

6 軽減の程度 対象経費及び留意事項 (1) 軽減の程度利用者負担の 1/4( 老齢福祉年金受給者は 1/2 生活保護受給者は全額 ) 利用者負担とは 介護費負担 食費負担 居住費 ( 滞在費 宿泊費 ) 負担 ( 生活保護受給者については 個室の居住費に係る利用者負担 ) をいう 軽減の程度は市町村が確認証に記載する (2) 対象経費 対象サービス 地域密着型介護老人福祉施設入所者生活介護 介護福祉施設サービス 通所介護 認知症対応型通所介護 介護予防通所介護 介護予防認知症対応型通所介護 短期入所生活介護 介護予防短期入所生活介護 訪問介護 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 介護予防訪問介護 小規模多機能型居宅介護 複合型サービス 介護予防小規模多機能型居宅介護 軽減対象費用 (1) 旧措置入所者 ( 実質的に軽減をされているものを除く ) 10% の利用者負担額 食費 居住費 (2) 新規入所者 10% の利用者負担額 食費 居住費 (3) 生活保護受給者個室の居住費 10% の利用者負担額 食費 (1) 生活保護受給者以外の利用者 10% の利用者負担額 食費 滞在費 (2) 生活保護受給者個室の滞在費 10% の利用者負担額 10% の利用者負担額 食費 宿泊費 (3) 補助対象期間 3 月 ~ 翌年 2 月まで ( 介護報酬に合わせる ) (4) 高額介護 ( 予防 ) サービス費及び高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費との適用関係介護に係る利用者負担の軽減と高額介護 ( 予防 ) サービス費及び高額医療合算介護 ( 予防 ) サービス費との適用関係については 利用者負担の軽減を先に行い 軽減後の利用者負担に着目して高額介護 ( 予防 ) サービス費等の支給を行う (5) 特定入所者介護 ( 予防 ) サービス費との適用関係 特定入所者介護 ( 予防 ) サービス費の支給後の利用者負担額について 本事業に基づく軽 減制度の適用を行う

) 7 公費助成 助成対象 : 軽減総額 -( 当該法人の本来受領すべき利用者負担収入 1%) 助成率 :1/2 以内 ( 軽減を実施した全ての法人に対し 申請に基づき助成 ) 公費負担率国 1/2 県 1/4 市町村 ( 政令市含む )1/4 助成額は 県 市町村の予算額による制約あり 社会福祉法人等による利用者負担の軽減措置に係る実施フロー 社会福祉法人等 確認証に基づき利用料を軽減 確認証の提示軽減後の利用料の支払い 利用者 ( 生計困難者等 ) 事業実施の申出 ( 軽請減求額書情明報細のに提記出載 審軽査減の内上容報に酬つのい支て払 事業実施の申出 軽減に係る市町村助成費用を請求 ( 年次処理 ) 軽減に係る市町村助成費用の支払 ( 年次処理 ) 軽減の申請 対確象認者証のの審発査行 国保連合会 軽減対象者 軽減率情報の提供 ( 受給者台帳に記録 ) 軽減額情報を含む給付実績の提供 市町村 県 軽減制度実施事業所情報の提供 8 助成額の算定 軽減総額 から 本来受領すべき利用者負担額 の 1% ( 控除額 ) を控除した額を補助基準額とし この基準額の 1/2 の範囲内で保険者 ( 市町村等 ) が認めた額を社会福祉法人等に対して助成する ただし 補助額の算定にあたっては 法人等の収支状況等を総合的に勘案して補助額の減額や補助を実施しない場合もある 本来受領すべき利用者負担額 とは 社会福祉法人等が実施する全ての軽減対象サービスについて ( 社会福祉法人等の低所得者に対する利用者負担の ) 軽減を実施しなかったと仮定した場合 当該法人が本来 受領すべき全ての利用者負担額 ( 軽減対象でない利用者分も含む 軽減対象費用 ) の総額を表す

[ 概念図 ] 軽減総額 本来受領すべき利用者負担額 1% = 補助基準額 ( 控除額 ) 事業所ごとの 軽減総額 から 本来受領すべき利用者負担 の 1% を控除した額が補助基準額となる このため 本来受領すべき利用者負担 の 1% の額によっては補助基準額が小さくなるために補助金が少なくなったり 補助金が発生しない場合もある 注 ) 軽減制度の性格上 本来受領すべき利用者負担額の 1% までは原則として法人の負担となり これを上回る額が補助基準額となる 補助基準額 1/2 = 補助額 補助基準額の 1/2 について軽減対象利用者に軽減確認証を交付した保険者 ( 市町村等 ) が社会福祉法人に対して助成する 市町村の法人への補助額 について その 3/4 に相当する額を県から市町村に対して助成する 補助概念図 ( 例 ) サービス利用者 50 人 軽減 (1/4) 対象者 10 人 1 人 1 月当たり自己負担額 10,000 円の場合 本来受領すべき利用者負担額 50 人 10,000 円 / 月 12 月 =6,000,000 円 A 軽減総額 10 人 10,000 円 / 月 12 月 1/4=300,000 円 B 法人全額負担分 (A 1%) 6,000,000 円 1%=60,000 円 C 補助額 ((B-C) 1/2 ) (300,000 円 -60,000 円 ) 1/2=120,000 円 D 法人が全額を負担本来受領すべき利用者負担額の1% (C 60,000 円 ) 公費で 1/2 負担 (D 120,000 円 ) [ 国 60,000 円 県 30,000 円 市町村 30,000 円 ] 法人が 1/2 負担 (120,000 円 ) 軽減総額 (B 300,000 円 ) 本来受領すべき利用者負担額 (A 6,000,000 円 ) 訪問介護 通所介護 短期入所生活介護 定期巡回 随時対応型訪問介護看護 夜間対応型訪問介護 認知症対応型通所介護 小規模多機能型居宅介護 複合型サービス 介護予防訪問介護 介護予防通所介護 介護予防短期入所生活介護 介護予防認知症対応型通所介護 介護予防小規模多機能型居宅介護に適用

軽減総額が 本来受領すべき利用者負担額 の 10% を上回る部分の取扱い ( 地域密着型介護老人福祉施設 介護老人福祉施設のみ適用 ) 軽減総額 本来受領すべき利用者負担額 10% = 補助額 ( 控除額 ) 地域密着型介護老人福祉施設 介護老人福祉施設については 軽減総額が 本来受領すべ き利用者負担額 の 10% を上回る場合 この額について全額補助対象となる 補助概念図 ( 例 ) 入所者 50 人 軽減 (1/4) 対象者 25 人 1 人 1 月当たり自己負担額 40,000 円の場合 本来受領すべき利用者負担額 50 人 40,000 円 / 月 12 月 =24,000,000 円 a 軽減総額 25 人 40,000 円 / 月 12 月 1/4=3,000,000 円 b 本来受領すべき利用者負担額の 10%(a 10%) 24,000,000 円 10%=2,400,000 円 c(<b) 公費全額負担分 (b-c) 3,000,000 円 -2,400,000 円 =600,000 円 d 法人全額負担分 (a 1%) 24,000,000 円 1%=240,000 円 e 補助額 ((c-e) 1/2) (2,400,000 円 -240,000 円 ) 1/2=1,080,000 円 f 法人が全額を負担本来受領すべき利用者負担額の1% (e 240,000 円 ) 公費で 1/2 負担 ( 本来受領すべき利用者負担額の 4.5%) 公費で (f 1,080,000 円 ) 全額負担 [ 国 540,000 円 県 270,000 円 市町村 270,000 円 ](d600,000 円 ) [ 国 300,000 円法人が 1/2 負担県 150,000 円 ( 本来受領すべき利用者負担額の 4.5%) 市町村 150,000 円 ] (1,080,000 円 ) 本来受領すべき利用者負担額の 10%(c 2,400,000 円 ) 軽減総額 (b 3,000,000 円 ) 本来受領すべき利用者負担額 (a 24,000,000 円 ) 地域密着型介護老人福祉施設 介護老人福祉施設のみ適用 地域密着型介護老人福祉施設 介護老人福祉施設については 法人負担額の上限が本来受領すべき利用者負担額の 5.5% となる [ 法人負担上限額 (a 5.5%)= 法人が全額を負担 (a 1%) + 法人が 1/2 持ち出し (a 4.5%)] a= 本来受領すべき利用者負担額