火災を感知するために常に作動しており その電池の寿命の目安は約 10 年とされています 新築住宅への住宅用火災警報器の設置義務化から 10 年超が経過しており 電池切れや本体内部の電子機器の劣化により適切に作動しないことが懸念されます このため消防庁では 住宅用火災警報器の設置の徹底や適切な維持管理

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別添 平成 30 年春季全国火災予防運動実施要綱 1 目的この運動は 火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり 火災予防思想の一層の普及を図り もって火災の発生を防止し 高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに 財産の損失を防ぐことを目的とする 2 防火標語 ( 平成 29 年度全国統一防火標

平成 29 年春季全国火災予防運動実施要綱 別添 1 目的この運動は 火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり 火災予防思想の一層の普及を図り もって火災の発生を防止し 高齢者を中心とする死者の発生を減少させるとともに 財産の損失を防ぐことを目的とする 2 防火標語 ( 平成 28 年度全国統一防火標

平成 30 年春の火災予防運動実施要綱 甲賀広域行政組合消防本部 1 目的この運動は 火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり 火災予防思想の一層の普及を図り もって火災の発生を防止し 高齢者を中心とする死者の発生及び財産の損失を防ぐことを目的とする 2 防火標語 火の用心ことばを形に習慣に ( 平成

別添 1 平成 24 年春季全国火災予防運動の重点目標等 1 重点目標 (1) 住宅防火対策の推進平成 16 年の消防法改正により 既存住宅を含めたすべての住宅を対象として住宅用火災警報器の設置が義務付けられ 各市町村の条例に基づき 昨年 6 月までに全ての市町村において施行されました しかしながら

1. 一般財団法人日本防火 危機管理促進協会の重点的取組住宅防火対策推進協議会の事務局として 広く住警器の普及啓発等を実施 2. 平成 27 年度実施中事業事業名平成 27 年度実施中事業 ( 実績を含む ) 住宅防火防災推進シンポジウムの開催 別添 住宅用防災機器等展示会出展事業 別添 CATVに

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川越地区消防局 消防署組織図 消防局長 消防局 ( 代 ) 総務課 総務担当 消防団担当 財務担当職員担当 管理担当 予防課 予防担当 査察指導担当 保安担当 警防課 警防担当 装備担当 救急課 0

分類記号

消 防 予第○○○号

住宅用火災警報器.indd

1. 一般財団法人日本防火 危機管理促進協会の重点的取組 住宅防火対策推進協議会の事務局として 広く住警器の普及啓発等を実施 2. 平成 28 年度実施中事業 事業名平成 28 年度実施中事業 ( 実績を含む ) 住宅防火防災推進シンポジウムの開催 別添 1 住宅用防災機器等の展示会出展事業 別添

事務連絡平成 30 年 10 月 26 日 各都道府県消防防災主管課東京消防庁 各指定都市消防本部 } 殿 消防庁予防課 外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に関するガイドライン のリーフレットの配布について 2020 年東京オリンピック パラリンピック競技大会が開

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

消防用設備・機械器具等に係る最近の検討状況等

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ごと又は施行規則第 1 3 条第 1 項第 2 号に規定する小規模特定用途複合防火対象物における特定の用途部分ごとに設置義務が生じるときも同様とする ( 報告及び公表の決定 ) 第 4 条査察員は 立入検査において 公表の対象となる違反を認めた場合は 立入検査結果通知書により署長に報告するものとする

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第 5-1 表 防火防災訓練実施状況 ( 対象別 防災館を除く )( 平成 28 年度中 ) 町会 自治会防災市民組織女性防火組織その他の団体合 計 防災訓練 実施件数 9,403 件 1,128 件 227 件 9,812 件 17,779 件 参加人員 612,576 人 31,761 人 4,

ことを想定しているが これは既に違反対象物の公表制度を実施している消防本部の運用実態等を参考に 当該制度の実施に伴う事務負担やその効果等について検討を行った結果 特に都市部における建物の利用者数等による火災危険性が高いことを考慮したものである なお その他の消防本部においても政令指定都市の消防本部の

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ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

資料 2-3 超大規模防火対象物等における自衛消防活動に係る訓練の充実強化方策 ( 案 ) 平成 30 年 10 月 31 日 事務局

3 歯科医療 ( 救護 ) 対策 管内の歯科医療機関の所在地等のリスト整理 緊急連絡網整備 管内の災害拠点病院 救護病院等の緊急時連絡先の確認 歯科関連医薬品の整備 ( 含そう剤等 ) 自治会 住民への情報伝達方法の確認 病院及び歯科診療所での災害準備の周知広報 - 2 -

平成21年6月1日施行

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平成 27 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

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第 3 章 1. の既往調査研究 1で紹介した 小規模多機能サービスに関する調査報告書 にも指摘されていたように 小規模多機能サービス事業所の整備にあたっては 建築基準法 消防法上の取り扱いの点で検討の余地を残している これに関して 2006 年 1 月に長崎県大村市の認知症高齢者グループホームで発

平成 26 年 3 月 28 日 消防庁 平成 25 年の救急出動件数等 ( 速報 ) の公表 平成 25 年における救急出動件数等の速報を取りまとめましたので公表します 救急出動件数 搬送人員とも過去最多を記録 平成 25 年中の救急自動車による救急出動件数は 591 万 5,956 件 ( 対前

教授 ) において 本件火災の発生状況や 今後の消防のあり方について検討が行われた 検討会での検討結果を踏まえてとりまとめられた報告書では 火災予防対策として 以下のように提言がなされた 延べ面積 150 m2未満の飲食店にあっては 一部の地方公共団体の火災予防条例により消火器の設置が義務付けられて

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

平成 26 年の救急出動件数等 ( 速報 ) 消防庁

3 署長は 前条の申請のあった防火対象物について 該当する審査項目のいずれかが判定基準に適合していないと認めたときは 申請者に対して その旨を第 3 号様式による防火基準不適合通知書により通知するものとする 4 署長は 第 2 項の規定による通知を行ったときは 第 4 号様式による防火基準適合表示対

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突然の災害に負けない社内の体制整備 最終回 火災からの企業防衛 77 東京海上日動リスクコンサルティング ( 株 ) 危機管理グループグループリーダー茂木寿 日本では 消防法において規模 用途に応じ 消防計画 の策定が義務付けられている 一般的に企業においては ほとんどの拠点 施設で この消防計画策

消防法施行規則等の一部を改正する省令等の公布について ( 参考資料 ) 別紙 1 1 改正理由 (1) 背景住宅宿泊事業法 ( 平成 9 年法律第 65 号 ) が平成 30 年 6 月 15 日に施行され 住宅宿泊事業に係る事前の届出が同年 3 月 15 日に開始された ( 住宅宿泊事業法の施行期

2 スプリンクラー設備の設置基準の見直し 消防法施行令第 12 条第 1 項関係 スプリンクラー設備を設置しなければならない防火対象物又はその部分に 次に掲げるもの 火災発生時の延焼を抑 制する機能を備える構造として総務省令で定める構造を有するものを除く で延べ面積が 275 m2未満のものが追加さ

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各都道府県消防防災主管部長 東京消防庁 各指定都市消防長 殿 消防予第 2 6 号 平成 30 年 2 月 1 日 消防庁予防課長 消防法施行令別表第一 (5) 項ロ ( 下宿等 ) の防火対策に係る注意喚起等について 1 月 31 日に北海道札幌市で発生した消防法施行令 ( 昭和 36 年政令第

第3章 指導・監査等の実施

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(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

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2013年9月2日14時頃、埼玉県さいたま市、越谷市、北葛飾郡松伏町、千葉県野田市、および茨城県坂東市において竜巻が発生し、57名が負傷、1,155棟の建物が被害を受けた(消防庁調べ: 9月4日15:00現在)

平成 30 年度コミュニティ助成事業実施要綱 第 1 趣旨一般財団法人自治総合センター ( 以下 自治総合センター という ) は 宝くじの社会貢献広報事業として この要綱の定めるところにより コミュニティ活動に必要な備品や集会施設の整備 安全な地域づくりと共生のまちづくり 地域文化への支援や地域の

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

厚生労働科学研究費補助金 (地域健康危機管理研究事業)

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平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

目 次 ページ はじめに 1 地区防災計画制度について 1 防災計画の全体像 地区防災計画制度の全体イメージ 2 地区防災計画とは 2 3 本冊子 手引き の活用方法 2 手引きの構成 手引きの活用イメージ 地区防災計画 作成の手引き 1 制度の背景 3 (1) 作成の目的 (2) 自助 共助の重要

L アラート ( 災害情報共有システム ) の概要 1 情報発信 情報伝達 地域住民 市町村 災害時の避難勧告 指示 お知らせ等 収集 フォーマット変換 配信 テレビ事業者 システム接続 ケーブル地上波 デジタル TV データ放送など ( テキストで表示 ) 情報閲覧 入力 防災情報 お知らせ等 都

防災業務計画 株式会社ローソン

2 屋内消火栓設備

平 成 27年 4 月消 防 法 改 正 275 未満の小規模福祉施設にも 設備の設置が義務化 従来のの問題点を解消! ミニの優れたポイント は火災を早期に感知し 瞬時に自動で消火を行うことで 初期火災に大きな威力を発揮しま す は従来のと比べ 設置施設に負担の少ない自動消火 設備です 消防法施行令

資料 1-6 認知症高齢者グループホーム等に係る消防法令等の概要 1 消防法令の概要 主な消防用設備等の設置基準消防用設備等の種別消火器屋内消火栓設備スプリンクラー設備自動火災報知設備消防機関へ通報する設備誘導灯 設置基準規模 構造にかかわらずすべて延べ面積 700 m2以上延べ面積 275 m2以

消防法 ( 抄 ) ( 昭和 23 年 7 月 24 日法律第 186 号 ) 最終改正 : 平成 27 年 9 月 11 日法律第 66 号 第 17 条 ( 消防用設備等の設置 維持と特殊消防用設備等の適用除外 ) 学校 病院 工場 事業場 興行場 百貨店 旅館 飲食店 地下街 複合用途防火対象

事務連絡 平成 27 年 3 月 31 日 各都道府県消防防災主管課 東京消防庁 各指定都市消防本部 御中 消防庁予防課 認知症高齢者グループホーム等の火災対策の充実のための介護保険部 局 消防部局及び建築部局による情報共有 連携体制の構築に関するガイドラインに係る執務資料の送付 認知症高齢者グルー

送信日 番組開始番組終了 題名発信者備考 12/3 内部統制制度に関する説明会 (11/20) 12/4 平成 30 年度防災啓発中央研修会 (7/5-6) 12/5 ファイアーファイティングスピリッツ -もうひとつの生き方 見つけた - 12/5 15:19 全国市長会創立 120 周年記念市長フ

各消防本部の主な行事 資料 2 桑名市消防本部 住宅用火災警報器設置等啓発活動 平成 29 年 11 月 9 日 ( 木 ) アピタ桑名店 ( 桑名市中央町 ) 住宅用火災警報器設置啓発及び実態調査 住宅用火災警報器の適切な維持管理等に関する周知 着ぐるみ( ゆめはまちゃん

防火危機管理通信08.indd

2 消防法令違反等の是正の徹底消防法令違反等の防火安全上の不備事項が認められた施設等について 特に違反が多く認められた防火管理面の対策の徹底等 重点的な是正指導を推進する 3 避難対策の充実等夜間を想定し 施設等の構造 入所者の人数 管理体制等の具体的状況に即した避難訓練の実施により 適切な避難誘導

工事中の消防計画 第 1 工事計画について 1 工事概要 ( 別紙 1 ) 2 工事工程表 ( 別紙 2 ) 3 緊急時連絡体制 ( 別紙 3 ) 4 関連業者一覧 ( 別紙 4 ) 第 2 目的及び適用範囲 1 目的この計画は 消防法第 8 条第 1 項の規定に基づきにおける防火管理について必要な

第8章 災害復旧計画

エコテックその他火災 ( 産業廃棄物 ) 概要 平成 29 年 6 月 14 日 ( 水 )17 時 00 分飯塚地区消防本部 下線部は 前回からの変更点 1 出火場所嘉麻市大隈 ( 有 ) エコテック代表者氏名代表取締役社長高山和仁 2 出火日時覚知平成 29 年 5 月 28 日 (

きくしょうNo14_X4_トンボなし

これだけは知っておきたい地震保険

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 23 年 2/2 型式番号 依頼者 種別 型式 付属装置の適合有効期限型式番号年月日の終期日 23~10~1 号株式会社 住宅用防災警報器 2 種 (DC3V 300mA) 23~11~1 号株式会社 住宅用火災警報器 (DC3V 300mA) 鑑住附第 22

ウ. 女性防火クラブ育成助成事業女性防火クラブなど主に家庭における初期消火活動 救出救護活動及び防火思想の高揚等に必要となる資器材等の整備に関する事業 エ. 幼年消防クラブ育成助成事業幼年消防クラブの育成及び防火思想の普及啓発に必要となる資器材等の整備に関する事業 オ. 女性消防隊育成助成事業女性消

住宅用火災警報器新規格適合品リスト平成 22 年 2/3 型式番号 依頼者 種別 型式 付属装置の適合有効期限型式番号年月日の終期日 22~18 号 株式会社 住宅用防災警報器 2 種 (DC3V 300mA) 鑑住第 日本フェンオール 光電式 電池方式 22~6 号 株式会社 住宅用防災警報器 2

スライド 1

消防予第  号

5_【資料2】平成30年度津波防災教育実施業務の実施内容について

平 成 25 年 度

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記 1 埼玉県三芳町倉庫火災の教訓について ⑴ 火災発生に際して 発見者は自ら初期消火を試みたものの 結果として 自動火災報知設備の鳴動から約 7 分が経過するまで 119 番通報が行われなかったこと ⑵ 屋外消火栓設備を用いた初期消火の際 ポンプの起動操作が行われておらず 初期消火に必要な放水量が

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基準2 消防用設備等の設置単位の取扱いに関する基準

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

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住宅用火災警報器の点検をしましょう!-経年劣化や電池切れにより正しく作動しないことも-

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危険物施設簡易タンク移動タンク給油取扱所屋内貯蔵所屋外タンク屋内タンク屋外貯蔵所地下タンク販売取扱所一般取扱所合小小造計計計所 第 Ⅱ 編一般災害予防計画 第 3 章第 7 節二次災害の防止体制整備計画 4) 車両火災の予防 5) 危険物施設における自主防災組織の育成 現況 本市における危険物 高圧

三重県新地震・津波対策行動計画(中間案)130308

ホテル火災対策検討部会報告書 ( 概要 ) < 検討の目的及び体制 > 平成 24 年 5 月 13 日 ( 日 ) 広島県福山市において死者 7 名 負傷者 3 名が発生したホテル火災を踏まえ ホテル 旅館等の火災被害拡大防止対策及び火災予防行政の実効性向上等に関する検討を実施 予防行政のあり方に

Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

H25 港南区区民意識調査

都道府県の食品ロス削減の取組状況 1 47 都道府県全てから回答があった 平成 8 年度に食品ロス削減に関する取組を 行っている と回答したのは 4 自治体で 食品ロス削減施策に関する予算が ある と回答したのは 5 自治体であった 平成 7 年度の調査結果と比較するといずれも増加している 食品ロス

H30建築基準法改正(詳細版)

大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

週間情報(2542号)

Transcription:

平成 30 年 11 月 6 日消防庁 平成 30 年秋季全国火災予防運動の実施 平成 30 年 11 月 9 日 ( 金 ) から 11 月 15 日 ( 木 ) まで 平成 30 年秋季 全国火災予防運動 が全国各地で実施されます 1 全国統一防火標語 忘れてない? サイフにスマホに火の確認 2 目的火災が発生しやすい時季を迎えるに当たり 火災予防意識の一層の普及を図ることで 火災の発生を防止し 高齢者等を中心とする死者の発生を減少させるとともに 財産の損失を防ぐことを目的として 毎年この時期に実施しているものです 3 実施期間平成 30 年 11 月 9 日 ( 金 )~11 月 15 日 ( 木 ) 4 実施内容 5 の 重点目標 を踏まえ 全国の消防本部等において 防火 防災に関する広報や展示 体験型イベントなどのほか 学校 事業所等と協働した防火講習や消防訓練 防火査察など 火災予防を推進するための様々な取組が重点的に実施されます 5 重点目標 ( ) (1) 住宅防火対策の推進 ( 住宅用火災警報器の設置 維持管理の徹底等 ) (2) 乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進 (3) 放火火災防止対策の推進 (4) 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底 (5) 製品火災の発生防止に向けた取組の推進 (6) 多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底 各地域の消防本部等において火災発生状況や地域特性等に応じた運動を展開します 6 住宅用火災警報器の設置 維持管理の徹底について住宅用火災警報器は 平成 16 年の消防法改正により新築住宅は平成 18 年 6 月から 既存住宅 は平成 23 年 6 月までに各自治体の条例で定める日から義務化されました 住宅用火災警報器は

火災を感知するために常に作動しており その電池の寿命の目安は約 10 年とされています 新築住宅への住宅用火災警報器の設置義務化から 10 年超が経過しており 電池切れや本体内部の電子機器の劣化により適切に作動しないことが懸念されます このため消防庁では 住宅用火災警報器の設置の徹底や適切な維持管理の必要性 方法等を呼びかけるコンテンツとして 広報用映像を制作し 広く国民が自由に視聴及びダウンロードできるよう消防庁ホームページに掲載 ( 消防庁ホームページのトップにバナーを掲載 ) するほか 各種メディア 全国の消防機関等に提供しています 広報用映像の概要と活用事例については 参考資料 7 を参照してください 7 その他 秋季全国火災予防運動の実施時期に合わせ ( 一社 ) 日本たばこ協会においても たばこ火災防止キャンペーン を実施し 寝たばこ火災の防止等の普及啓発を行います 参考資料 1 平成 30 年秋季全国火災予防運動の重点目標等 参考資料 2 各消防本部等における実施予定及び平成 30 年春季の実施状況の例 参考資料 3 平成 30 年秋季全国火災予防運動ポスター ( 一財 ) 日本防火 危機管理促進協会 参考資料 4 平成 30 年度全国統一防火標語ポスター ( 一社 ) 日本損害保険協会 参考資料 5 たばこ火災防止キャンペーンのチラシ等 ( 一社 ) 日本たばこ協会 参考資料 6 住宅用火災警報器の維持管理について 参考資料 7 住宅用火災警報器の広報用映像の制作及び活用 問い合わせ先 消防庁予防課島村 柏原 TEL:03-5253-7523 FAX:03-5253-7533

参考資料 1 平成 30 年秋季全国火災予防運動の重点目標等 1 重点目標の取組に当たって効果的と考えられる具体的な推進項目 (1) 住宅防火対策の推進ア住宅用火災警報器の設置の徹底 適切な維持管理の必要性 方法等の具体的な広報及び経年劣化した住宅用火災警報器の交換の推進イ住宅用消火器を始めとした住宅用防災機器等の普及促進ウたばこ火災に係る注意喚起広報の実施エ防炎品の周知及び普及促進オ消防団 女性 ( 婦人 ) 防火クラブ及び自主防災組織等と連携した広報 普及啓発活動の推進カ地域の実情に即した広報の推進キ高齢者等の要配慮者の把握や安全対策に重点を置いた死者発生防止対策の推進 (2) 乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進ア延焼拡大危険性の高い地域を中心とした火災予防広報や警戒の徹底イ火災予防広報の実施ウたき火等を行う場合の消火準備及び監視の励行エ火気取扱いにおける注意の徹底オ工事等における火気管理の徹底 (3) 放火火災防止対策の推進ア放火火災に対する地域の対応力の向上イパチンコ店及び物品販売店舗における放火火災防止対策の徹底ウ効果的な放火火災被害の軽減対策の実施 (4) 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底ア防火管理体制の充実イ避難施設等及び老朽化消火器を始めとする消防用設備等の維持管理の徹底ウ防炎物品の使用の徹底及び防炎製品の使用の促進エ防火対象物定期点検報告制度及び防災管理点検報告制度の周知徹底オ違反のある防火対象物に対する是正指導の推進カホテル 旅館等における防火安全対策の徹底キ表示制度及び公表制度の取組の推進ク高齢者や障害者等が入居する小規模福祉施設における防火安全対策の徹底ケ有床診療所 病院等における防火安全対策の徹底コ飲食店における防火安全対策の徹底サ大規模倉庫における防火安全対策の徹底シ外国人来訪者や障害者等が利用する施設における災害情報の伝達及び避難誘導に

係る取組の推進 (5) 製品火災の発生防止に向けた取組の推進製品の適切な使用 維持管理及び製品火災に関する注意情報の周知徹底 (6) 多数の者が集合する催しに対する火災予防指導等の徹底ア催しを主催する者に対する指導イガソリン等の貯蔵 取扱いに対する指導ウ火気器具を使用する屋台等への指導エ照明器具の取扱いに係る指導 2 その他上記のほか 各地域の消防本部においては 当該地域における火災発生状況 火災特性 消防事情等に応じた運動を展開します また 実施時期についても気象条件等の関係から一部の道県においては時期をずらして実施されます 時期も含めた各地域における運動の詳細等については 各都道府県又は各消防本部にお問い合わせ下さい

各消防本部等における実施予定及び平成 30 年春季の実施状況の例 参考資料 2 平成 30 年秋季火災予防運動において実施予定の取組の一部紹介 さいたま市消防局 ( 埼玉県 ) 鉄道博物館において 消防車両の展示や 煙体験ハウスによる避難訓練等を実施予定 津市消防本部 ( 三重県 ) 独居老人宅等への防火診断や 音楽隊による住宅用火災警報器設置促進広報を実施予定 枚方寝屋川消防組合消防本部 ( 大阪府 ) 煙の恐ろしさを体験するコーナーや住宅用火災警報器 PR キャラクター 枚寝カンチくん による住警器啓発コーナーなどの防火キャンペーンを実施予定 岡山市消防局 ( 岡山県 ) 住宅防火診断や 特定防火対象物等における防火安全対策の徹底を図るため パチンコ店及び物品販売店の用途で特別検査を実施予定 上記の詳細については各消防本部にお問い合わせください 平成 30 年春季火災予防運動の実施状況の例 仙台市消防局 ( 宮城県 ) 川西市消防本部 ( 兵庫県 ) 東日本大震災体験文集の朗読会 幼年消防クラブ員による防火パレード 川越地区消防局 ( 埼玉県 ) 有田川町消防本部 ( 和歌山県 ) 春の火災予防運動オープニングイベント 林野火災想定訓練 東京消防庁 ( 東京都 ) 沖縄県 テロ災害発生時を踏まえた対応訓練を実施 住宅防火防災シンポジウム

住宅用火災警報器の広報用映像の制作及び活用 映像の概要 背景 新築住宅に対する住宅用火災警報器の設置義務化から 10 年が経過し 電池切れや本体内部の電子機器の劣化により適切に作動しない事案の発生が懸念 内容 住宅用火災警報器の適切な設置 点検 交換の重要性や点検方法 交換方法等を住民に広く呼びかける広報用映像 交換時に各住戸及び居住形態に適した住宅用火災警報器を選択することができるよう 連動型等の様々なタイプの住宅用火災警報器を紹介 設置が必要な場所 ボタン式の点検方法 ひも式の点検方法 電池切れの警報 警報器の交換方法 連動型の効果 < 本編 :12 分 ダイジェスト編 3 分 スポット広告編 :30 秒 > 参考資料 7 映像の活用 消防庁の対応 平成 29 年 2 月に都道府県及び消防本部に配布するとともに 全国火災予防運動等で活用するよう通知 日本ケーブルテレビ連盟及び同会員事業者に放映協力を依頼 消防庁ホームページ 総務省動画チャンネルで公開 消防庁ホームページ :http://www.fdma.go.jp/html/life/yobou_contents/materials/movie/mov15.html 総務省動画チャンネル :https://www.youtube.com/user/soumuchannel 消防本部等の活用例 ケーブルテレビをはじめとするテレビでの活用 公共施設 街頭等の大型モニターでの活用 ホームページ上での活用 ( ストリーミング配信等 ) ツイッター フェイスブック等での活用 防火講話での活用など 消防本部等の活用例 ( 過去の映像等 ) 街頭モニター ( 大阪 ) 街頭モニター ( 鹿児島 ) 物販店での広報 ( 岡山 ) 駅舎モニター ( 大阪 ) ホームページ ( 静岡 ) ツイッター ( 岡山 )