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平成 31 年度住宅関連税制改正の概要 ( 一社 ) 住宅生産団体連合会 平成 31 年 3 月 (1) 住宅ローン減税の拡充 ( 所得税 個人住民税 ) 消費税率 10% が適用される住宅取得等をして 2019 年 10 月 1 日から 2020 年 12 月 31 日までの間にその者の居住の用に

平成29年 住宅リフォーム税制の手引き 本編_概要

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新設 拡充又は延長を必要とする理由(1) 政策目的 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備する観点や低炭素化 循環型の持続可能な社会の実現の観点から 中古住宅取得や増改築等工事の適用要件の合理化や増改築等工事の対象を拡充することにより 中古住宅の流通促進 住宅ストックの循環利用に資する (

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

設 拡充又は延長を必要とする理由 関係条文 租税特別措置法第 70 条の 2 第 70 条の 3 同法施行令第 40 条の 4 の 2 第 40 条の 5 同法施行規則第 23 条の 5 の 2 第 23 条の 6 平年度の減収見込額 百万円 ( 制度自体の減収額 ) ( - 百万円 ) 東日本大震

平成 29 年度税制改正 ( 租税特別措置 ) 要望事項 ( 新設 拡充 延長 ) 制度名既存住宅のリフォームに係る特例措置の拡充 税目所得税 ( 国土交通省 ) 既存住宅流通 リフォーム市場の活性化に向けて 耐震性 省エネ性 耐久性に優れた良質な住宅ストックの形成を促進するため 既存住宅の耐震 省

障財源化分とする経過措置を講ずる (4) その他所要の措置を講ずる 2 消費税率の引上げ時期の変更に伴う措置 ( 国税 ) (1) 消費税の軽減税率制度の導入時期を平成 31 年 10 月 1 日とする (2) 適格請求書等保存方式が導入されるまでの間の措置について 次の措置を講ずる 1 売上げを税

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

4. 平成 27 年度税制改正の概要 (1) 住宅の取得に関わる税制 登録免許税 不動産取得税 改正項目ヘ ーシ 改正内容 所有権保存登記 所有権移転登記 所有権の信託 抵当権設定の登記の軽減措置 税率の軽減措置 宅地評価土地の課税標準の軽減措置 軽減税率の適用期限を平成 27 年 3

住宅税制の概要 1 住宅の取得に係る税制 ( 注 ) を付した部分は 平成 22 年度税制改正により改正されたもの ( 1) 所得税 住宅ローン減税 ( 租 41) ( 国税 ) 住宅の新築 取得又は増改築等をした場合 10 年間 住宅ローン等の年末残 個人住民税 高の1.0%( 長期優良住宅につい

平成18年度地方税制改正(案)について

H28秋_24地方税財源

1. 国土交通省土地 建設産業局関係の施策 不動産流通に関する予算要求が拡大 ここ数年 国の住宅 不動産政策において 不動産流通に関する施策が大幅に拡大している 8 月に公表された国土交通省の 2019 年度予算概算要求概要によると 土地 建設産業局における施策は大きく 4 項目あるが 全体の予算額

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消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 1 住宅取得については取引価格が高額であること等から 消費税率引上げの前後における駆け込み需要及びその反動等による影響が大きいことを踏まえ 一時の税負担の増加による影響を平準化し 及び緩和するとともに 良質な住宅ストックの形成を促し響国民の豊かな住生活を確保する

国土交通大臣 太田昭宏殿 平成 27 年 7 月 27 日 一般社団法人プレハブ建築協会 会長樋口武男 平成 28 年度住宅関連税制及び制度改正要望 昨年 政府は経済再生と財政健全化を両立するため 平成 27 年 10 月に予定していた消費税率 10% の引き上げを平成 29 年 4 月に 1 年半

平成 31 年度 税制改正の概要 平成 30 年 12 月 復興庁

約 6 倍になると予測されており これら高経年マンションが増えていく中 経年による建物 設備の劣化等に対応するための大規模修繕や改修等の資金不足の問題が深刻化している 今後 良質なマンションを維持していくためにも 特にマンション共用部のリフォームについての支援が急務である (4) 賃貸住宅のリフォー

平成 28 年 12 月 国土交通省住宅局

給与所得控除額の改正前後の比較 改正前 改正後 給与等の収入金額給与所得控除額給与等の収入金額給与所得控除額 180 万円以下 収入金額 40% 65 万円に満たない場合は 65 万円 180 万円以下 収入金額 40%-10 万円 55 万円に満たない場合は 55 万円 180 万円超 360 万

2. 省エネ改修工事 耐震改修工事をした場合の所得税額の特別控除に係る工事範囲の拡充 (1) 改正の趣旨 背景 新築の長期優良住宅の認定基準制度に加え 平成 28 年 2 月 増改築による長期優良住宅の認定基準が制定された 長期優良住宅であると認定されることで 税制上様々な優遇措置を受けることができ

第 7 章 間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 52ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期

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4. 土地 住宅用建物に係る不動産取得税の特例の延長土地や住宅に対する投資を促進し 都市や地域の活力を高める観点から 土地及び住宅用建物に係る軽減税率 3%( 本則 4%) 及び宅地評価土地の取得に係る不動産取得税の課税標準の特例 ( 固定資産税評価額の 1/2) の適用期限 ( 平成 27 年 3

住宅リフォームの減税制度の概要 リフォームの減税制度 一定の要件を満たすリフォームを行った場合に受けられる減税制度は 5 種類あります 各制度の概要と主な要件は以下の通りです 詳細は本編をご覧ください 減税制度の種類 1. 所得税の控除 1 投資型減税 2 ローン型減税 3 住宅ローン減税 2. 固

四国中央市住宅マスタープラン 概要版 平成 30 年 3 月四国中央市 Since

相続税計算 例 不動産等の評価財産の課税評価額が 4 億 8 千万円 生命保険金の受取額が 2 千万円 現金 預金等が 4 千万円 ローン等の債務及び葬式費用等が 3 千万円である場合の相続税を計算します 相続人は妻と 2 人の子供の 3 人です ( 評価額を計算するには専門知識を要します 必ず概算


13. 平成 29 年 4 月に中古住宅とその敷地を取得した場合 当該敷地の取得に係る不動産取得税の税額から 1/2 に相当する額が減額される 14. 家屋の改築により家屋の取得とみなされた場合 当該改築により増加した価格を課税標準として不動産 取得税が課税される 15. 不動産取得税は 相続 贈与

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要望理由 (1) 政策目的 既存住宅の流通の円滑化を通じ 既存住宅流通 リフォーム市場の拡大 活性化を図る また 消費者のニーズに応じた住宅を選択できる環境を整備するとともに 既存住宅の耐震化を促進し 住宅ストックの品質 性能を高め 国民の住生活の向上を目指す (2) 施策の必要性 国民がライフステ

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4 住宅購入 名称住宅購入に対する各種税金と給付金に関する支援 担当部課 概要新築または中古の住宅を取得するとかかる税金があります また 所得税控除や給付金が支払われる制度もあります 1. 不動産取得税 ( 県税 ) 土地や家屋などの不動産の取得時に 県が課税する税金です お問い合わせ先 神奈川県藤

公的な住宅改修制度について

- 1 - 国土交通省告示第三百十九号高齢者 障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律の一部を改正する法律(平成三十年法律第三十二号)の一部の施行に伴い 移動等円滑化の促進に関する基本方針において移動等円滑化の目標が定められているノンステップバスの基準等を定める告示の一部を改正する告示を次のように

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住宅の省エネエネ改修改修に伴う固定資産税固定資産税の減額制度減額制度について 平成 20 年 1 月 1 日以前に建てられた住宅 ( 賃貸住宅を除く ) について 平成 20 年 4 月 1 日から平成 32 年 3 月 31 日までの間に 一定の要件を満たす省エネ改修工事を行った場合 120 m2

平成16年版 真島のわかる社労士

第一住宅関係税制 1. 住宅税制の抜本的な検討 次期消費税引上げまでの期間を活用し 消費税を含めた住宅に係る多重な課税について 抜本的な検討が必要である 良質な住宅ストックの形成に向けて 住宅の取得 保有に係る既存税制と消費税のあり方について 国民にわかりやすい恒久的かつ抜本的な見直しが必要である

消費税率引上げ時期の変更に伴う税制上の措置

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(0830時点)PR版

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2 政策体系における政策目的の位置付け 3 達成目標及び測定指標 4-5 福島 震災復興 租税特別措置等により達成しようとする目標 政策の達成目標と同じ 租税特別措置等による達成目標に係る測定指標 仮設施設の整備数 8 有効性等 政策目的に対する租税特別措置等の達成目標実現による寄与 東日本大震災で

土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

平成 30 年度 自動車局税制改正要望の概要 平成 29 年 8 月 国土交通省自動車局

の各種税制優遇を受けやすくする見直しが行われ 入居までに耐震基準に適合するという証明があれば 1 住宅ローン減税 2 住宅取得資金に関する贈与税の非課税措置 3 中古住宅に関する不動産取得税の特例措置の適用が可能となる 耐震基準に適合しない中古住宅を取得し 耐震改修工事を実施した後に入居するような場

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やさしい税金教室

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る 1 減価補償金を交付すべきこととなる被災市街地復興土地区画整理事業において 公共施設の整備改善事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 2 第二種市街地再開発事業の用に供するために土地等が地方公共団体等に買い取られる場合 (3) 特定住宅被災市町村の区域内にある土地等が 国

資料1 :住宅(家庭部門)の中期の対策・施策検討

間にその者の居住の用に供したときに 一定の要件の下で そのバリアフリー改修工事等にあてるために借り入れた住宅借入金等の年末残高 (1,000 万円を限度 ) の一定割合を5 年間所得税の額から控除できます なお 53ページの増改築に係る住宅ローン控除制度との選択適用になります 1 控除期間 5 年間

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注 1 認定住宅とは 認定長期優良住宅及び認定低炭素住宅をいう 注 2 平成 26 年 4 月から平成 29 年 12 月までの欄の金額は 認定住宅の対価の額又は費用の額に含まれる消費税等の税率が 8% 又は 10% である場合の金額であり それ以外の場合における借入限度額は 3,000 万円とする

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(3) 居住用財産の買換えに伴う長期譲渡所得の課税の特例の適用期限 ( 平成 29 年 12 月 31 日 ) を延長する Ⅱ. 時代を先取りするまちづくりの推進税制 1. 国家戦略特区に係る特例の延長 拡充 (1) 我が国の大都市に世界中からヒト モノ カネ 情報を呼び込む魅力的なまちづくりを推進

建設の施工企画 特集 5 長寿命化 維持管理 リニューアル 住宅の長寿命化への取組 国土交通省住宅局住宅生産課 今後の住宅政策においては これまでの つくっては壊す フロー消費型社会から いいものをつくっ て きちんと手入れして 長く大切に使う という ストック重視型への転換を図ってい

資料1:地球温暖化対策基本法案(環境大臣案の概要)

 

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相続税の節税対策としての生前贈与 相続税 贈与税はともに相手に渡る財産の金額に対して累進的な税率により税金がかかりま す そこで 相続税の税率よりも低い税率で贈与をすれば 相続税の節税になります 下の 図で相続税と贈与税税率を確認して下さい 贈与税は 相続税に比べ 基礎控除額が低く さらに税率が高く

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

税金のいろいろ所得税の計算の税金サラリーマン20 生活の税金株式の税金事業の税金不動産の税金贈与の税金相続の税金(2) 適用を受けるための主な要件 取得又は増改築等をした日から6か月以内に居住すること 住宅の床面積が50m 2 以上で取得又は増改築後の家屋の床面積の1/2 以上が居住用であること 中

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要望理由 (1) 政策目的我が国の住宅ストックのうち 高齢者が安心し自立して暮らせるバリアフリー化された住宅は極めて限られている状況を踏まえ サービス付き高齢者向け住宅の供給を促進することにより 高齢者に適した住まいの確保を図る (2) 施策の必要性本特例措置により 1 高度のバリアフリー化 2 安

Microsoft Word プレスリリース表紙

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平成 31 年度税制改正概要 ( 住宅局 ) 結果特例措置税目 - 消費税率引上げを踏まえた住宅取得対策 住宅ローン減税の控除期間を 3 年間延長 ( 建物購入価格の消費税 2% 分の範囲で減税 ) 所得税個人住民税 延長 拡充 空き家の発生を抑制するための特例措置 ( 延長 ) 相続した空き家につ

新しい住宅ローン減税・投資型減税のしくみ(上)

事業用資産の買換え等 用資産を譲渡し あらた 中小企業 適用実積の 8 の場合の課税の特例措 に事業用資産を取得し 割以上が地方関連であ 置の延長 ( 法人税等 ) た場合 譲渡した事業用 り 中小企業の設備投資 29.4~32.3 資産の譲渡益について 等の促進による生産性 80%( 一部 75%

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基本資料1-平成25年税制改正ポイント(表紙).pdf

(4) 宅地建物取引士の欠格要件について定める第十八条第一項の五号の二の次に次の号が 付け加えられました 五の三暴力団員等 ( 暴力団員による不当な行為の防止等に関する法律第二条第六号に規 定する暴力団員又は同号に規定する暴力団員でなくなった日から五年を経過しない者 ) (5) 更新日前でも手数料を

住宅取得等資金の贈与に係る贈与税の非課税制度の改正

平成26年度税制改正及び土地住宅政策に関する提言書(案)

契約をするとき 契約書に貼る印紙税不動産取引で取り交わす契約書は 印紙税の対象となります 具体的には 不動産の売買契約書や建物の建築請負契約書 土地賃貸借契約書 ローン借入時の金銭消費貸借契約書等がこれに当たります 印紙税の額は 契約書に記載された金額によって決定されます 原則として 収入印紙を課税

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

地域住宅計画 計画の名称地域住宅計画都道府県名三重県作成主体名計画期間平成 17 年度 ~ 22 年度 1. 地域の住宅政策の経緯及び現況 当該地域は 三重県の南部に位置し 人口約 25,000 人 世帯数約 8,400 世帯の地域である は伊勢志摩国立公園の玄関口として 観光及び水産業を中心に発展

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様式第 4-( 日本工業規格 A 列 4 番 ) 第 号 平成年月日 殿 国土交通大臣 印 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解消促進等事業 ) 交付決定通知書 平成年月日付け第号で申請のあった 平成年度地域公共交通確保維持改善事業費補助金 ( 地域公共交通バリア解

2. 適用を受けるにあたっての 1 相続発生日を起算点とした適用期間の要件 相続日から起算して 3 年を経過する日の属する年の 12 月 31 日まで かつ 特例の適用期間である平成 28 年 4 月 1 日から平成 31 年 12 月 31 日までに譲渡することが必要 例 平成 25 年 1 月

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各年の住宅ローン控除額の算出 所得税から控除しきれない額は住民税からも控除 当該年分の住宅ローン控除額から当該年分の所得税額 ( 住宅ローン控除の適用がないものとした場合の所得税額 ) を控除した際に 残額がある場合については 翌年度分の個人住民税において 当該残額に相当する額が 以下の控除限度額の

215 参考資料

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

平成 31 年度税制改正に関する内閣府主管項目のポイント 1 子ども 子育て支援の推進 子ども 子育て支援における制度の見直しに伴う税制上の所要の措置 ( 国税 地方税 ) 経済財政運営と改革の基本方針 ( 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定 ) において 3 歳から 5 歳まで (0 歳から

平成 28 年度国土交通省税制改正要望 ( 主要項目 ) Ⅰ. 豊かで安全 安心な暮らしの実現 赤枠が住宅局関係項目 1. 住まいの質の向上 無理のない負担での住宅の確保 1 新築住宅に係る税額の減額措置の延長 ( 固定資産税 ) 2 認定長期優良住宅に係る特例措置の延長 ( 登録免許税 不動産取得

計資料 50 設

内に 耐火建築物以外の建物についてはその購入の日以前 20 年以内に建築されたものであること 地震に対する安全上必要な構造方法に関する技術的基準又はこれに準ずるものに適合する一定の中古住宅 を 平成 17 年 4 月 1 日以降に取得した場合には 築年数に関係なく適用が受けられます (56ページ 一

Transcription:

Ⅰ 豊かな暮らしの実現 1 良質な住宅ストックの形成 (1) 民間賃貸住宅に係る特例措置の創設等 ( 所得税 法人税 固定資産税等 ) 1. 良質な民間賃貸住宅ストックの形成関係良質な民間賃貸住宅ストックの形成を促進するため 耐久性 省エネ性能等が確保された住宅の建設を促進する特例措置を創設する 所得税 法人税 割増償却 5 年間 40% 増 ( 耐用年数 35 年以上の場合は 55% 増 ) 2. 省エネ改修等関係京都議定書における温室効果ガス排出量 6% 削減及び 2012 年以降の中長期的な削減目標を達成するため エネルギー起源の CO2 排出量が増大している民生部門 特に家庭部門における省エネルギー対策が急務となっていることから 持ち家に比べ省エネルギー化が遅れている賃貸住宅について既存住宅の省エネ改修の促進を図る 賃貸住宅の省エネ改修促進のための特例措置について 固定資産税 賃貸住宅について 一定の省エネ改修工事 ( 窓の改修 床 天井 壁の断熱化 ) を行った場合 翌年度分の固定資産税額を 1/3 減額する 所得税 法人税等 賃貸住宅について 断熱性向上のための窓の改修等の工事に係る特例措置を講じる 家庭部門におけるCO2 排出量と世帯数の推移 CO2 排出量 世帯数 CO2 排出量 / 世帯数 すべてにおいて増加傾向にある CO2 排出量については基準年度と比較して41.2% 増加している 1990 年度を 1 とした場合の指数 1.5 1.4 1.3 1.2 1.1 1 0.9 CO2 排出量 世帯数 年度 CO2 排出量 / 世帯数 1990 1991 1992 1993 1994 1995 1996 1997 1998 1999 2000 2001 2002 2003 2004 2005 2006 2007 年度 出典 : 環境省資料 25.0% 20.0% 15.0% 10.0% 5.0% 0.0% - 1 - 二重サッシ又は複層ガラス窓のあるストックの割合 民営借家において 二重サッシ 複層ガラスを備えたストックは10.7% であり 持ち家と比較すると省エネ性能が劣るストックの割合が高い 持ち家 民営借家 資料 : 総務省 平成 15 年住宅 土地統計調査 23.1% 持ち家 資料 : 総務省 平成 15 年住宅 土地統計調査 住宅 建築物の省エネルギー化 ( 一定の省エネルギー対策を講じた住宅ストックの比率 ) 18%(H15) 40%(H27) 10.7% 民営借家

(2) 既存住宅に係る特例措置の拡充 ( 贈与税 所得税 ) 既存住宅の改修を促進し 良質な住宅ストックを将来世代へ承継するため 既存住宅の質の向上に資するリフォーム ( ) について以下の措置を講じる バリアフリー改修工事 省エネ改修工事及び耐震改修工事をいう 贈与税 贈与税に係る以下の特例措置について その対象として 既存住宅の質の向上に資するリフォームを追加する 住宅取得等資金の贈与について 相続時精算課税制度の非課税枠 2,500 万円に 1,0 00 万円を上乗せするとともに 65 歳未満の親からの贈与も対象とする特例措置 直系尊属から住宅取得等資金の贈与を受けた場合に贈与税を非課税 (500 万円 ) とする特例措置 所得税 親等の住宅について その住宅の質の向上に資するリフォームを行った場合 住宅の改修に係る所得税の特例を適用することとする [ バリアフリー改修工事の具体例 ] 床段差の解消 手すりの設置 [ 省エネ改修工事の具体例 ] [ 耐震改修工事の具体例 ] 窓の断熱性の向上や太陽光発電の導入 耐震補強の実施 リフォーム実施戸数の住宅ストック戸数に対する割合 2.4%(H11~15 平均 ) 5%(H27) 既存住宅の流通シェア 13%(H15) 23%(H27) - 2 -

2 バリアフリー化の推進 (1) 交通バリアフリー化促進税制の延長及び拡充 1. 交通バリアフリー設備の特別償却制度の延長及び拡充 ( 所得税 法人税 ) 高齢者 障害者等が安全かつ容易に利用できるようにするための駅 ( 停留場を含む ) のバリアフリー化工事や低床型路面電車 バス 航空機 ( 車両等 ) の導入を促進するため バリアフリー設備 ( 駅に設置されるエレベーター ) やバリアフリー設備 ( 乗降用リフト 乗降用スロープ 可動式ひじ掛け等 ) を有する車両等に係る特別償却制度の適用期限を 2 年延長するとともに 既設の駅に設置されたホームドアシステムを特例措置の適用対象に加える ( 延長 ) 所得税 法人税 : 既設の駅に設置されたエレベーター特別償却 15% 低床型路面電車 ノンステップバス リフト付バス バリアフリー対応型航空機特別償却 20% 駅 ( エレベーター ) 低床型路面電車 ノンステップバス リフト付バス バリアフリー対応型航空機 ( 可動式ひじ掛け 障害者用トイレ ) ( 拡充 ) 法人税 : 既設の駅に設置されたホームドアシステム特別償却 15% 可動式ホーム柵 ホームドア - 3 -

2. 駅のバリアフリー化のための改良工事により取得した施設に係る特例措置の延長及び拡充 ( 不動産取得税 固定資産税 都市計画税 ) 高齢者 障害者等が鉄道駅を安全かつ容易に利用できるようにするため 鉄軌道事業者等が駅のバリアフリー化のための改良工事により家屋及び償却資産を取得した場合の特例措置の適用期限を2 年延長するとともに 既設の駅に設置されたホームドアシステムを特例措置の適用対象に加える ( 延長 ) 不動産取得税 : 課税標準 1/6 控除 固定資産税 都市計画税 : 課税標準 5 年間 2/3 エレベーターの整備 狭隘な旅客用通路の拡幅 これら改良工事に伴う停車場建物の改築 増築 等 ( 拡充 ) 既設の駅に設置されたホームドアシステム 不動産取得税 : 課税標準 1/6 控除 固定資産税 都市計画税 : 課税標準 5 年間 2/3 可動式ホーム柵 ホームドア 3. 低床型路面電車に係る特例措置の延長 ( 固定資産税 ) 高齢者 障害者等が路面電車を安全かつ容易に利用できるようにするため 鉄軌道事業者が低床型路面電車を取得した場合の固定資産税の特例措置の適用期限を 2 年延長する 固定資産税 : 課税標準 5 年間 1/4 段差解消をした旅客施設の割合 :67.5%(H19 年度 ) 100%(H22 年度 ) 低床バス車両 ノンステップバス車両の導入割合 :37.5% 20.3%(H19 年度 ) 65% 30%(H22 年度 ) バリアフリー化された鉄軌道車両 航空機の割合 :26.5% 59.9%(H19 年度 ) 50% 65%(H22 年度 ) 等 - 4 -

(2) 住宅バリアフリー改修促進税制の延長 ( 固定資産税 ) (3) 高齢者向け優良賃貸住宅建設促進税制の延長 ( 固定資産税 ) 1. バリアフリー改修促進税制の延長住生活基本法の基本理念を踏まえ 高齢者等が安心して快適に自立した生活を送ることのできる環境の整備を促進し 高齢者等の居住の安定の早期確保を図るため 段差解消 手すり設置等のバリアフリー改修を行った場合の固定資産税の減額措置について適用期限を延長する 固定資産税 : 翌年度分 1/3 減額 2. 高齢者向け優良賃貸住宅建設促進税制の延長居住環境が良好な賃貸住宅の供給を促進するため 高齢者向け優良賃貸住宅建設促進税制の適用期限を延長する 固定資産税 :120 m2相当部分につき 5 年間税額 2/3 減額 一定のバリアフリー化率 29%(H15) 75%(H27) 高度のバリアフリー化率 6.7%(H15) 25%(H27) 高齢者向け優良賃貸住宅 福祉施設 ( 病院 在宅ケアセンター等 ) 生活支援施設と合築された高齢者向け優良賃貸住宅のイメージ 一定のバリアフリー化 :2 箇所以上の手すり設置又は屋内の段差解消に該当高度のバリアフリー化 :2 箇所以上の手すり設置 屋内の段差解消及び車椅子で通行可能な廊下幅のいずれにも該当 高齢者向け優良賃貸住宅の供給戸数( 実績 ) 平成 16 年度 平成 17 年度 平成 18 年度 平成 19 年度 平成 20 年度 供給実績 1,755 戸 2,276 戸 1,611 戸 1,680 戸 1,753 戸 高齢者の居住する住宅におけるバリアフリー化実施率 ( バリアフリー化率 ) 25% 21% 高齢者の居住する住宅のバリアフリー化率の目標 住宅のバリアフリー改修を政策的に促進する必要 目標 9% トレンドベース 出典 : 総務省 住宅 土地統計調査 ( 平成 15 年 ) 平成 15 年 :6.7% 平成 27 年 :25%(3 点セット ) 3 点セット : 2ヶ所以上の手すりの設置 屋内の段差解消 車椅子で通行可能な廊下幅 6.7% H15 H18 ( 年度 ) H27-5 -

3 モビリティの向上 (1) 駅の乗継円滑化のための大規模改良工事により取得する鉄道施設に係る特例措置の拡充 ( 固定資産税 都市計画税 ) 列車本数の増発による輸送力の増強や相互直通運転の拡大の結果 鉄道の利便性は飛躍的に向上しつつあるものの 一度輸送障害が発生すると速やかなダイヤの回復が難しく 円滑な相互直通運転が行われなくなる また ホームに人が溢れ 旅客の乗降に時間がかかってしまう等の原因により 乗継が円滑に行われず 平常時から慢性的な遅延が発生しているケースもある このため 通勤客をはじめ都市部における利用客が列車の遅延により被っている莫大な時間損失 機会損失の軽減を図り 円滑な乗継を確保すべく 特例措置の対象を拡充する ( 拡充 ) 1 相互直通運転が行われている路線における輸送障害対策により 円滑な相互直通運転を確保するための駅及び駅間の大規模改良工事 ( 折返設備 待避設備等 ) を対象事業に追加する 2 混雑緩和により乗継の円滑化が図られ 遅延対策に資する大規模改良工事 ( プラットホーム 旅客用通路の拡幅 延伸等 ) を対象事業に追加する 輸送障害対策の例 現行 混雑緩和の例停車位置変更狭いホームに旅客が滞留 乗継が阻害されるとともに慢性的な遅延が発生 改良後 1 両目 2 両目 3 両目 4 両目 5 両目 ホーム延伸 拡幅 ホーム拡幅旅客の流れがスムーズに 円滑な乗継の確保 遅延の解消 折返設備 待避設備の整備により 輸送障害時における早期のダイヤ回復が可能に ホームの拡幅 延伸により ホーム上の混雑が緩和 相互直通運転を行っている都市鉄道路線のうち 輸送障害対策により乗継円滑化が図られ遅延対策に資する大規模改良工事を実施する路線数 :64 路線中 8 路線 (H24 年度 ) - 6 -

(2) 特定地域におけるタクシー事業の適正化に伴う特例措置の創設 ( 事業所税 ) 本年施行される 特定地域における一般乗用旅客自動車運送事業の適正化及び活性化に関する特別措置法 ( 以下 タクシー適正化 活性化法 ) を受け 供給過剰の進行等によりタクシーが地域公共交通としての機能を十分に発揮することが困難な状況にある地域として指定される特定地域において 国土交通大臣の認定を受けた特定事業計画に基づき タクシー事業者が事業再構築としての減車を行った場合の特例措置を創設する 事業所税 : 非課税 特例を受けられる場合 複数の事業者が合併し減車する場合 ( 合併後の事業者の事業所税 ) 事業者が分割し減車する場合 ( 分割した事業者のそれぞれの事業所税 ) 事業者が単独で又は共同で減車する場合 タクシー適正化 活性化法に係る支援措置のイメージ 特定地域 協議会の設置 協議会による 地域計画の策定 タクシー事業者による特定事業計画の作成 特定事業 事業再構築 特例措置 事業所税 非課税 国土交通大臣の認定 共同で行う事業再構築が定められている特定事業計画を認定する際は 公取委と調整 平成 26 年度までに特定地域における日車実車キロを平成 13 年度の平均値 (90.5キロ) に回復させる ( 参考 : 平成 20 年度 79.0キロ ) - 7 -

(3) バス運行対策費補助金の交付を受けて取得する乗合バス車両に係る特例措置の延長 ( 自動車取得税 ) 地域住民の生活の足として必要不可欠な公共交通機関であるバス交通を維持するため バス運行対策費補助金の交付を受けて取得する乗合バス車両に係る特例措置の適用期限を 2 年延長する 自動車取得税 : 非課税 地方バス路線の維持率 :97%(H20 年度 ) 100%(H25 年度 ) (4) 地域公共交通の活性化及び再生に関する法律 に基づく鉄道事業再構築事業 鉄道再生事業に係る特例措置の延長 ( 登録免許税 不動産取得税 固定資産税 都市計画税 ) 創意工夫して鉄道再生等に主体的に取り組む地域と事業者を 国として 総合的かつ強力に支援し 地域のくらしを支える地方鉄道の維持活性化を図るため 鉄道事業再構築事業等を実施する路線に係る特例措置の適用期限を 2 年延長する 鉄道事業再構築事業等の実施に伴う主な特例措置 ( 概要 ) 固定資産税 都市計画税 既存会社又は新会社 国の一定の補助を受けて取得した家屋 償却資産に係る特例 [ 対象資産 ] 国の一定の補助を受けて取得した家屋 償却資産 [ 措置内容 ] 課税標準 5 年間 1/4 に軽減 不動産取得税 登録免許税 既存会社 新会社 土地 家屋の取得 登記に係る特例 [ 対象資産 ] 新たな事業者が既存事業者から取得した土地 家屋 譲渡 [ 措置内容 ] ( 不動産取得税 ) 非課税 ( ) ( 登録免許税 ) - 所有権の移転登記 : 税率 20/1000 8/1000 ( ) 自治体が土地を保有し 新会社に無償で貸し付けるケースでは家屋が特例の適用対象 経営基盤の脆弱な地方鉄道事業者のうち 鉄道の活性化計画を策定し 実行しているものの割合 :54%(H20 年度 ) 60%(H23 年度 ) - 8 -