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Q&A で読み解く 担い手 3 法 改正ポイント 5 月 29 日の衆院本会議で改正公共工事品質確保促進法 ( 公共工事品確法 ) 改正公共工事入札契約適正化法 ( 入契法 ) 改正建設業法の3 法が全会一致で可決 成立した 一連の法改正は インフラの品質確保とその担い手の確保を実現することを大きな

建設業法施行規則 ( 昭和二十四年建設省令第十四号 ) 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正案 様式第一号 ( 第二条関係 ) 改正部分に下線 新設及び削除の場合は下線を省略 現 行 - 1 -

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1~5 ( 略 ) 許可を受けようとする建設業 の欄は この申請書により許可を受けようとする建設業が一般 建設業の場合は 1 を 特定建設業の場合は 2 を 次の表の( ) 内に示された略号のカラムに記 入すること 1 を 特定建設業の場合は 2 を 次の表の ( ) 内に示された略号の

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

公共工事における予定価格設定時の 歩切り に関する調査の結果について 平成 27 年 4 月 28 日総務省国土交通省 昨年 6 月の公共工事の品質確保の促進に関する法律 ( 平成 17 年法律第 18 号 以下 公共工事品質確保法 という ) の改正により 予定価格の適正な設定が発注者の責務として

ただし 受注者が下請業者と直接契約を締結 ( 以下 一次下請契約 という ) した請負代金の総額が3,000 万円 ( 建築一式工事の場合は4,500 万円 ) 以上の場合は 次のとおり取り扱うものとする ア主管部長 ( 岐阜市契約規則 ( 昭和 39 年規則第 7 号 ) 第 4 条に規定する部長

中央建設業審議会による提言について ( 平成 24 年 3 月 14 日 ) 建設産業における社会保険の徹底について ( 提言 ) 建設産業においては 下請企業を中心に 雇用 医療 年金保険について 法定福利費を適正に負担しない企業 ( すなわち保険未企業 ) が存在し 技能労働者の医療 年金など

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減額の理由H27.5 以降 < 調査事項及び回答の概要 > 1. 歩切りの違法性及び定義等についての理解 リーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解したリーフレット ( 別添 ) の内容を確認 理解していない ( 1) 1,783 団体 5 団体 ( 1) 理解していない とした主な理由 設計書

Microsoft Word - ★01H26試行工事.doc

小平町告示第  号

基本問題小委員会における提言 ( 平成 26 年 1 月 ) 社会保険等未加入対策関係 1. これまでの中央建設業審議会 社会資本整備審議会基本問題小委員会における提言 1 行政 元請企業による加入指導 法定福利費確保に向けた取組等の総合的な対策を推進すべき 2 平成 29 年度を目途に 事業者単位

Q&A 集 Q1 社会保険等とは何か A1 社会保険等とは 健康保険 ( 協会けんぽ 健康保険組合等 ) 厚生年金保険 及び雇用保険をいいます Q2 国民健康保険組合に加入しているが 社会保険等未加入建設業者となるのか A2 法人や常時 5 人以上の従業員を使用する国民健康保険組合に加入している建設

ア事業担当課長 ( 岐阜市上下水道事業部契約規程 ( 昭和 41 年水道部管理規程第 3 号 ) 第 4 条に規定する部長 ) は 工事請負契約約款第 7 条の2 第 2 項の規定に基づき 受注者に対して 期限を定め 当該下請契約を締結した具体的な理由を載した書面を求めるものとする ( 様式 1)

A4 経営事項審査の受審状況により確認方法が異なります なお 適用除外は 労働者の就業形態等によって適用除外とならない場合もあることから 元請負人は 年金事務所等に適用除外となる要件を確認した上で判断してください 経営事項審査を受審している場合 有効期間にある経営規模等評価結果通知書総合評定値通知書

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

一般社団法人送電線建設技術研究会関西支部社会保険等の加入促進計画 1. はじめに 平成 27 年 4 月 24 日制定 建設産業においては 健康保険 厚生年金保険及び雇用保険 ( 以下 社会保険等 という ) の 1 法定福利費を適正に負担しない企業が存在し 技能労働者の医療 年金など いざというと

Microsoft PowerPoint - 【資料6】業務取り組み

所において施工する場合 2 施工にあたり相互に調整を要する工事で かつ 工事現場の相互の間隔が 10km 程度の近接した場所において同一の建設業者が施工する場合 ( 別添 建設工事における現場代理人の常駐義務の緩和に係る取扱いについて に示す 参考 第 2 第 1 項第 3 号に定める該当工事 参照

現場代理人及び主任(監理)技術者の適正な配置等について

財営第   号

業界で躍進する 工事現場 の 要 登録基幹 技能者 登録基幹技能者制度推進協議会 一財 建設業振興基金

Ⅱ 取組み強化のためのアンケート調査等の実施 (1) 建設技能労働者の賃金水準の実態調査国土交通省から依頼を受けて都道府県建設業協会 ( 被災 3 県及びその周辺の7 県を除く ) に対し調査を四半期ごとに実施 (2) 適切な賃金水準の確保等の取組み状況のアンケート調査国は 平成 25 年度公共工事

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別記様式 2 地方整備局長 知事 支社支社長 印 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律第 11 条 社会保険等未加入 業者 の通知について 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 以下 法 という ) 第 11 条に基づき 弊社の発注工事において社会保険等未加入業者の存在が

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法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

技術者等及び現場代理人の適正配置について

2 低入札対策の拡充

Microsoft Word - 01社会保険等加入対策に係る事務処理要領

工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

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特別の事情 が認められる場合( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しない

< 調査における留意事項 > 本調査の回答に当たって 歩切り の違法性及び定義について示したリーフレット ( 別添 ) により 調査の趣旨 目的を確認いただき 地方公共団体の長等 予定価格の設定に権限と責任を有する方の判断を経た上での回答を依頼しています 今回の調査の結果を踏まえ 歩切り を行ってい

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事務連絡 平成 30 年 11 月 9 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 公共工事の円滑な施工確保について 公共工事の適正な入札及び契約を通じて建設業の健全な発達を図るとともに 平成 30 年 7 月豪雨や平成 30 年北海道胆振東部地震等の大規模災害からの復旧 復興の加速

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I. 担い手の確保 育成 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む現場や様々な取組の共有を図り 建設業の取り組む 働き方改革 を応援します 新規 1 整備局ホームページ内に 週休 2 日チャレンジサイト を開設し 週休 2 日の確保に取り組む企業 ( 工事 ) を紹介して

平成 24 年度公共 事品質確保技術者更新講習 岡山県の品質確保に向けた取り組みについて 平成 24 年 11 2 岡山県土木部技術管理課杉原誠 郎 1 目次 1. 一般競争入札の拡大等入札契約適正化法施行後の取り組み 2. 総合評価方式の本格導入等品確法に基づく取り組み 3. 低入札価格調査制度及

( 別紙 ) 施工体制台帳に係る書類の提出に関する実施要領 1 目的公共の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 平成 12 年法律第 127 号 ) 及び建設業法 ( 昭和 24 年法律第 100 号 ) に基づく適正な施工体制の確保等を図るため 発注者から直接建設を請け負った建設業者は 施工

工事の定義 1. 工事 建設業法等に定義なし 建設業法における用例 : この法律において 建設工事 とは 土木建築に関する工事で別表第一の上欄に掲げるものをいう ( 建設業法第 2 条第 1 項 ) 出典 意味 広辞苑 明鏡国語辞典 デジタル大辞泉 振動規制法 ( 昭和 51 年法律第 64 号 )

建築積算士更新講習

2. 提出資料一覧表 落札予定者に求める提出資料は 要請書に示す調査区分 ( 基本調査または重点調査 ) に応じて下表に を付している内容とする なお 調査区分が 基本調査 の場合は 3 頁 ~4 頁に基づき作成すること 調査区分が 重点調査 の場合は 5 頁 ~7 頁に基づき作成すること 様式番号

Q_3 現場代理人の兼務の取扱いは? A_3 下記のケースに該当する場合は現場代理人の兼務を申請することができます ケースⅠ( 次の (1)~(4) をすべて満たす場合 ) (1) 兼務するすべてが福井市発注の工事であること (2) 兼務できる工事は 2 件以内であること ( 近接工事は合わせて 1

別紙 1 提出書類一覧様式番号 様式 1 様式 2-1 様式 2-2 様式 3 様式 4 様式名 施工体制確認調査報告書積算内訳書内訳明細書工程計画配置予定技術者名簿 次に該当する場合は 様式 4を提出する必要はありません 一般競争入札の場合 ( 開札後に提出のある 配置予定技術者の資格 工事経歴報

なお 受注者から指定した期日までに保険加入を確認できる書類が提出されない場合は 埼玉県流域下水道事業建設工事標準請負契約約款第 7 条の3 第 1 項の規定に違反することとなる旨を併せて通知します 3 発注者が 理由書 ( 一次 ) によっても当該特別の事情を有すると認めないと判断した場合は 受注者

建設工事従事者の安全及び健康の確保に 関する三重県計画 平成 31 年 4 月 三重県

建設業者 宅建業者等企業情報検索システム システムのご利用方法

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適正化法に係る書類 ( 様式目次 ) 下記書類は( 甲 ) 第 23 号に添付の上提出のこと 名 称 様 式 備 考 頁 請負工事において 元 施工体制台帳 請が下請契約を締結し工事適正化推進要領様式第 1 号た場合に提出する 110 再下請負通知書工事適正化推進要領様式第 2 号 112 施工体系

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

4 受注者による社会保険等の加入状況の確認 (1) 確認方法 1 下請負契約の締結前に, 相手方の社会保険等への加入状況を, 保険料の領収済通知書等により確認してください ( 適用除外の場合, 除外事由を相手方から資料等で確認してください ) 2 下請負契約の締結後, 施工体制台帳等を作成し, 工事

1 これまでの社会保険加入状況 2 社会保険の加入及び賃金の状況等に 関する調査結果 3 入札契約適正化法に基づく実施状況 調査結果 4 建設業許可業者の加入率 ( 推計値 ) 1

役務契約における労働社会保険諸法令遵守状況確認実施方針

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れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

3. 保険加入義務のあるのある営業所 ( 適用事業所 ) について社会保険法人の事業所 ( 営業所 ) 及び個人経営で常時 5 人以上の労働者を使用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します 雇用保険については 労働者を 1 人でも雇用する事業所 ( 営業所 ) が適用事業所に該当します


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標準請負契約約款の概要 標準請負契約約款は 請負契約の片務性の是正と契約関係の明確化 適正化のため 当該請負契約における当事者間の具体的な権利義務関係の内容を律するものとして 中央建設業審議会が公正な立場から作成し 当事者にその実施を勧告するもの 建設業法第 34 条第 2 項 建設業法 ( 昭和

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合は 当該出向社員と当該出向先の会社との間に直接的かつ恒常的な雇用関係があるものとして取り扱うこととする ただし 当該出向先の会社が当該出向社員を主任技術者又は監理技術者として置く建設工事について 当該企業集団を構成する親会社若しくはその連結子会社又は当該親会社の非連結子会社 ( 会社計算規則第 2

社会保険等加入及び法定福利費を内訳明示した見積書に関する実態調査について 1. 調査の目的 これまでに実施してきた各施策に関する各建設企業における取組状況および施策の現場への浸透状況等を総合的に把握し 社会保険等未加入対策の目標達成を見据えた加入徹底方策を検討することを目的とする 2. 調査の概要

地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

働き方改革実現に向けた週休二日の取得に関する取組について 直轄工事における週休二日取得の取り組み 施工時期の平準化適正な工期設定 週休二日算定が可能な 工期設定支援システム の導入 工事着手準備期間 後片付け期間の見直し 余裕期間制度の活用週休二日を考慮した間接費の補正 < 週休二日対象工事 > 対

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1. 休日 適正工期の確保について 働き方改革関連法がいよいよ今年 4 月に施行します そんな中で建設業界でも 大手ゼネコンで組織する日本建設業連合会 ( 日建連 ) が 2019 年度末までに 4 週 6 閉所以上を実現することを中間目標とし 2021 年度末までにすべての事業所で週休二日 ( 土

平成19年  月  日

特別の事情 が認められる場合 ( 2) 特殊な技術 機器又は設備等 ( 以下 特殊技術等 という ) を必要とする工事で 特殊技術等を有する者と下請契約を締結しなければ契約の目的を達することができないことや その下請業者でなければ目的を達することが困難となることが明らかな場合 特別の事情 に該当しな

Microsoft Word - QandA-tyougai

様式 3 社会保険等一括管理届 ( 一括適用 継続事業一括 ) 11 ページ 本社や支社等ごとに適用されている適用事業所について 本社で人事 給与等が集中的に管理されており 事業主が同一である等 一定の基準を満たすときは 本社において支社等を含めた一つの適用事業所とされる場合があります ( 健康保険

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スライド 1

第三者による品質証明制度について 参考資料 Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism

第2章 材    料

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懸念事項

暴力団対策措置要綱

社会福祉法人 佐賀整肢学園 佐賀整肢学園こども発達医療センター改築工事(2期工事)に関する一般競争入札公告

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円高の是正と経済対策の実施について(要望)

建設業における社会保険未加入問題への行政の取り組み

( ウ ) 支出負担行為担当者は 工事監督員から理由書の送付があった場合は 特別の事情に該当するか否かを決定するものとする また 理由書が提出されなかった場合には 当該特別の事情を有しないものとみなして差し支えない イア以外の下請負人が社会保険等未加入建設業者である場合工事監督員は 当該社会保険等未

現場代理人及び配置技術者の取扱いについて 1 現場代理人の兼任について 現在 同一現場の工事など一部の工事間についてのみ現場代理人の兼任を認めておりますが 中津市公共工事請負契約約款第 10 条第 3 項の規定により 工事現場における運営 取締り及び権限の行使に支障がなく かつ 発注者 ( 監督員

Microsoft Word - 修正2_建設業における社会保険未加入対策について

解体工事業追加に係る経営事項審査制度の改正と経過措置について 業種区分 解体工事 の新設に伴い 解体工事業に係る経営事項審査を新設 法施行後 3 年間 平成 28 年 6 月 日 ~ 平成 3 年 5 月 3 日まで に限り 経営事項審査についても経過措置を規定 解体工事業 に係る経営事項審査の欄を

Ⅰ 概要について 一次下請契約者を社会保険等加入業者に限定します 平成 29 年 4 月 1 日以降に契約締結した工事において 受注者は 原則として社会保険等未加入業者を下請契約 ( 受注者が直接契約締結するものに限る 以下 一次下請契約 という ) の相手方としないこととします 追加 建設工事契約

Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

宮城県道路公社建設工事総合評価落札方式(簡易型及び標準型)実施要領

(別記2)

Transcription:

品確法と建設業法 入契法等の一体的改正について インフラ等の品質確保とその担い手確保を実現するため 公共工事の基本となる 品確法 を中心に 密接に関連する 入契法 建設業法 も一体として改正 品確法 ( 公共工事の品質確保の促進に関する法律 ) の改正 < 的 > 公共 事の品質確保の促進 そのための基本理念や発注者 受注者の責務を明確化し 品質確保の促進策を規定 基本理念の追加 : 将来にわたる公共 事の品質確保とその中 期的な担い の確保 ダンピング防 基本理念を実現するため 発注者の責務 ( 基本理念に配慮して発注関係事務を実施 ) を明確化 ( 例 ) 予定価格の適正な設定 低入札価格調査基準等の適切な設定 計画的な発注 円滑な設計変更 事業の特性等に応じて選択できる多様な 札契約 式の導 活 を位置づけ それにより き過ぎた価格競争を是正 等 -1- 品確法の基本理念を実現するため必要となる基本的 具体的措置を規定 < 建設業法等の 部を改正する法律 > 資料 1 入契法 ( 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ) の改正 < 的 > 公共 事の 札契約の適正化 公共工事の発注者 受注者が 入札契約適正化のために講ずべき基本的 具体的な措置を規定 ダンピング対策の強化 ダンピング防止を入札契約の適正化の柱として追加 入札の際の入札金額の内訳の提出 発注者による確認 契約の適正な履 (= 公共 事の適正な施 ) を確保 施工体制台帳の作成 提出義務を拡大 建設業法の改正 < 的 > 建設 事の適正な施 確保と建設業の健全な発達 建設業の許可や欠格要件 建設業者としての責務等を規定 建設 事の担い の育成 確保 建設業者 建設業者団体 国土交通大臣による担い手の育成 確保の責務 適正な施 体制確保の徹底 業種区分を見直し 解体工事業を新設 建設業の許可等について暴力団排除条項を整備

< 背景 > 公共工事の品質確保の促進に関する法律の一部を改正する法律 ダンピング受注 行き過ぎた価格競争 現場の担い手不足 若年入職者減少 発注者のマンパワー不足 地域の維持管理体制への懸念 受発注者の負担増大 < 目的 > インフラの品質確保とその担い手の中長期的な育成 確保 H26.4.4 参議院本会議可決 ( 全会一致 ) H26.5.29 衆議院本会議可決 ( 全会一致 ) H26.6.4 公布 施行 改正のポイントⅠ: 目的と基本理念の追加 目的に 以下を追加 現在及び将来の公共工事の品質確保 公共工事の品質確保の担い手の中長期的な育成 確保の促進確保の促進 基本理念として 以下を追加 施工技術の維持向上とそれを有する者の中長期的な育成 確保 適切な点検 診断 維持 修繕等の維持管理の実施 災害対応を含む地域維持の担い手確保へ配慮 ダンピング受注の防止 下請契約を含む請負契約の適正化と公共工事に従事する者の賃金 安全衛生等の労働環境改善 技術者能力の資格による評価等による調査設計( 点検 診断を含む ) の品質確保等 改正のポイントⅡ: 発注者責務の明確化各発注者が基本理念にのっとり発注を実施 担い手の中長期的な育成 確保のための適正な利潤が確保できるよう 市場における労務 資材等の取引価格 施工の実態等を的確に反映した予定価格の適正な設定効果 歩切りの根絶 不調 不落の場合等における見積り徴収 ダンピング受注の防止等 低入札価格調査基準や最低制限価格の設定 計画的な発注 適切な工期設定 適切な設計変更 発注者間の連携の推進等 -2- 最新単価や実態を反映した予定価格 改正のポイントⅢ: 多様な入札契約制度の導入 活用 技術提案交渉方式 民間のノウハウを活用 実際に必要とされる価格での契約 段階的選抜方式 ( 新規参加が不当に阻害されないように配慮しつつ行う ) 受発注者の事務負担軽減 地域社会資本の維持管理に資する方式 ( 複数年契約 一括発注 共同受注 ) 地元に明るい中小業者等による安定受注 若手技術者 技能者の育成 確保や機械保有 災害時の体制等を審査 評価技能者の育成 法改正の理念を現場で実現するために 国と地方公共団体が相互に緊密な連携を図りながら協力 国が地方公共団体 事業者等の意見を聴いて発注者共通の運用指針を策定

建設業法等の一部を改正する法律 ( 平成 26 年 6 月 4 日公布 ) 建設業法 公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律 ( 入契法 ) 浄化槽法 建設工事に係る資材の再資源化等に関する法律 ( 建設リサイクル法 ) 背景 近年の建設投資の 幅な減少による受注競争の激化により 離職者の増加 若年 職者の減少等による将来の 事の担い 不 等ダンピング受注や下請企業へのしわ寄せが発 が懸念 維持更新時代の到来に伴い解体 事等の施 実態に変化が発 維持更新時代に対応した適正な施 体制の確保が急務建設 事の適正な施 とその担い の確保が喫緊の課題 概要 ダンピング対策の強化と建設工事の担い手の確保 1 ダンピング防 を公共 事の 札契約適正化の柱として追加 契法 2 公共 事の 札の際の 札 額の内訳の提出を義務付け 発注者はそれを適切に確認 契法 3 建設業者及びその団体による担い 確保 育成並びに国 交通 による 援の責務を明記 建設業法 維持更新時代に対応した適正な施工体制の確保 4 建設業の許可に係る業種区分を約 40 年ぶりに 直し 解体 事業を新設 建設業法 5 公共 事における施 体制台帳の作成 提出義務を 規模 事にも拡 事 ( 下請 額による下限を撤廃 ) 契法 6 建設業許可に係る暴 団排除条項を整備 ( ) するとともに 受注者が暴 団員等と判明した場合に公共発注者から許可 政庁への通報を義務付け 建設業法 契法 許可が不要な浄化槽 事業 解体 事業の登録についても暴 団排除条項を整備 浄化槽法 建設リサイクル法 7 その他 許可申請書の閲覧制度について個 情報を含む書類を除外する等 必要な改正を措置 経緯 見積能力のない業者が最低制限価格で入札するような事態を排除 談合の防止 手抜き工事や下請へのしわ寄せを防止 業界による自主的な取組を促進することにより 建設工事の担い手の確保 育成を推進 解体工事について 事故を防ぎ 工事の質を確保するため 必要な実務経験や資格のある技術者を配置 維持修繕等の小規模工事も含め 施工体制の把握を徹底することにより 手抜き工事や不当な中間搾取を防止 建設業 公共工事からの暴力団排除を徹底 品確法 ( ) 改正等の入札契約制度の改革と一体となって 現在及び将来にわたる建設工事の適正な施工とその担い手の確保を実現 4/4 参議院本会議可決 ( 全会一致 ) 5/29 衆議院本会議可決 ( 全会一致 ) 6/4 公布 施行日 -3- ( ) 公共工事の品質確保の促進に関する法律 公布の日 (H26.6.4) に施行 (3) 公布の日から1 年以内に施行 (12567) 公布の日から2 年以内に施行 (4)

入札金額の内訳書の提出について これまで 公共工事の入札の際 入札金額の内訳を提出することは法律上義務とはされていなかった (= 総額での入札が原則 ) 入札金額の内訳提出の効果 見積能力の無い不良 不適格業者の参入排除 入札金額の内訳書のイメージ ( 地方公共団体発注の少額工事における簡易な様式の例 ) 工事費内訳書 積算もせずにダンピング受注を行おうとする業者の排除 談合等の不正行為の排除 工事名工事場所 道路改築工事 市 町 入札金額の内訳提出の現状 平成 24 年 9 月現在 約 4 分の 3 の発注者は何らかの内訳の提出を求めている 国 :14/19 特殊法人等:123/126 都道府県:47/47 指定都市 :20/20 市区町村:1249/1721 大規模な工事等 一部の工事にのみ求めている場合も多い 出典 : 入札契約適正化法等に基づく実施状況調査 国土交通省 総務省 財務省 改正法における措置 ( 公布から 1 年以内に施 ) 工種等見積金額 ( 円 ) 土工法面工擁壁工雑工直接工事費共通仮設費現場管理費一般管理費工事価格 見積能力のない業者が積算もせず最低制限価格で入札するなどの事態を排除するため 入札の際に 建設業者が入札金額の内訳を提出することを 法律上求める -4-

公共工事における施工体制台帳の作成 提出について これまで 施工体制を把握するための施工体制台帳は 小規模工事については作成が義務付けられていなかった 公共工事における施工体制台帳制度について ( 改正前 ) 1 作成した施工体制台帳の写しの発注者への提出を義務付け ( 民間工事は 請求があれば発注者へ閲覧 ) 2 施工体制台帳の作成義務は 下請 額が 定以上の 事のみ 現行 特定建設業者が元請となる下請契約額が合計請契約額が合計 3,000 万円 以上の工事 ( 建築一式工事の場合は 4,500 万円以上 ) 小規模な維持 修繕工事の増加 公共工事に占める維持 修繕工事の割合 ( 金額ベース ) H14 年度 :18% H23 年度 :28% 出典 : 建設工事施工統計調査 国土交通省 公共工事一件当たりの請負代金額 (H20~H24 平均 ) 新設等 :7,110 万円 維持 補修 :2,850 万円 出典 : 建設工事受注動態統計調査 国土交通省 施工体制台帳の主な記載事項 元請企業に関する以下の事項 許可を受けて営む建設業の種類 社会保険の加入状況 建設工事の名称 内容 工期 監理技術者の氏名及び資格等 下請企業に関する以下の事項 商号又は名称及び住所 許可を受けた建設業の種類 社会保険の加入状況 建設工事の名称 内容 工期 主任技術者の氏名及び資格等 < 添付書類 > 公共工事の場合 契約金額を含む下請契約の契約書の写し等 -5- 改正法における措置 ( 公布から 1 年以内に施 ) 近年増加している維持修繕等の小規模工事も含めて施工体制の把握を徹底することで 手抜き工事や一括下請負等 ( 不当な中間搾取 ) を防止するため 公共工事の受注者が下請契約を締結するときは その金額にかかわらず 施工体制台帳を作成し 発注者に提出することを求める (= 上記 1については変更なし 2について下請金額による下限を撤廃 )

建設業からの暴力団排除の徹底について これまでも 許可や許可の更新の段階においては 役員に暴力団員がいる場合等には許可をしないなどの対応をとっているところ 現行法における課題 許可の欠格要件や取消事由に明確には位置づけられていない 許可後に暴力団員が役員に入った場合などには 取消ができない 元暴力団員が排除の対象となっていない 偽装離脱した暴力団員を排除できない 欠格要件等の対象となる 役員 が取締役等に限られている 相談役や顧問に暴力団員がいても不許可や取消ができない 参考 世界一安全な日本 創造戦略 ( 平成 25 年 12 月 10 日閣議決定 ) Ⅲ 4 (1) 暴力団対策等の推進 強化 4 各種業 公共事業等からの暴力団排除の徹底暴力団が介入し 資金獲得を図っている業の許認可要件に暴力団排除条項を導入するほか 東日本大震災からの復旧 復興事業 2020 年オリンピック パラリンピック東京大会開催に向けた施設整備事業等を含めた 国及び地方公共団体のあらゆる公共事業等の入札 契約から 暴力団の排除を徹底する -6- - 改正法における措置 ( 公布から 1 年以内に施 ) 建設業許可 浄化槽工事業登録及び解体工事業登録の欠格要件及び取消事由に 以下を追加 1 暴力団員 ( 役員等がこれに該当する場合を含む ) 2 暴力団員でなくなった日から 5 年を経過しない者 ( 役員等がこれに該当する場合を含む ) 3 暴力団員等がその事業活動を支配する者 建設業許可 浄化槽工事業登録及び解体工事業登録の欠格要件や許可申請書の記載事項等の対象となる 役員 の範囲を拡大し 取締役や執行役に加え 相談役や顧問など法人に対し取締役等と同等以上の支配力を有する者も含める 公共工事の受注者が暴力団員等と判明した場合 発注者から 当該受注者が建設業の許可を受けた行政庁への通報を義務付ける 詳細は 警察等の関係機関との調整の上 省令又は通知にて明確化の予定

業種区分の新設について 建設業者 施工能力を有する建設業者への発注 許可の要件 技術力 経営能力 誠実性 財産的基礎 建設業法 疎漏工事 公衆災害の防止 業種ごとに建設業許可 技術者 28 業種 (S46 制定 ) 総合 2 業種建設業者 土木 建築技術者 専門 26 業種 大工 左官 500 万円以下 とび 土工 小規模建設業者土木工事請負額 土木工事業建築工事業大工工事業左官工事業とび 土工工事業石工事業屋根工事業電気工事業管工事業 現在の業種区分 タイル れんが ブロック工事業鋼構造物工事業鉄筋工事業ほ装工事業しゅんせつ工事業板金工事業ガラス工事業塗装工事業防水工事業 内装仕上工事業機械器具設置工事業熱絶縁工事業電気通信工事業造園工事業 さく井工事業建具工事業水道施設工事業消防施設工事業清掃施設工事業 とび 土工 解体 専門工事業の地位の安定 技術の向上 技術者 業種に応じた技術者を営業所や現場に確保 配置 実務経験 資格 ( 技術検定等 ) 解体の実務経験 資格を有する技術者の配置が必要 今回解体工事業を新設する背景 重大な公衆災害発生 環境等の視点 建築物等の老朽化など -7-

解体工事業の新設に伴う経過措置等について 施行日 ( 以後 原則 解体工事業を営むに際し解体工事業の許可が必要 ) 公布日から2 年以内で政令で定める日 ( 平成 28 年度メドに開始 ) 経過措置 1 施行日時点でとび 土工工事業の許可を受けて解体工事業を営んでいる建設業者は 引き続き3 年間 ( 公布日から計 5 年間程度 ) は解 体工事業の許可を受けずに解体工事を施工することが可能 ( 当該建設業者は この経過措置期間中 ( 公布日から 5 年間程度 ) とび 土工 コンクリート工事に係る技術者の配置でも解体工事の施工が可能 ) 2 施行日前のとび 土工工事業に係る経営業務管理責任者としての経験は 解体工事業に係る経営業務管理責任者の経験とみなす -8- 技術者資格 ( 実務経験の取扱いを含む ) については 今後検討