(3) に賃金を引き上げる / 引き上げた主な理由に常用労働者の 1 人当たり平均賃金を 引き上げる / 引き上げた と回答した企業の主な理由は 人材の採用 従業員の引き留めの必要性 が 47.4% で最も多くなっており 中小企業の人手不足感が見てとれる また 次いで 業績回復 向上 が 38.1%

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(3) に賃金を引き上げる / 引き上げた主な理由に常用労働者の 1 人当たり平均賃金を 引き上げる / 引き上げた と回答した企業の主な理由は 人材の採用 従業員の引き留めの必要性 が 47.4% で最も多くなっており 中小企業の人手不足感が見てとれる また 次いで 業績回復 向上 が 38.1% と多くなっており 賃上げを実施した企業では 業績の好調さが賃上げを後押ししている状況が見てとれる ( 図 3) 図 3 に賃金を引き上げた企業における賃上げを実施する理由 ( 複数回答可 ) (n=4,922) 0% 20% 40% 60% 80% 人材の採用 従業員の引き留めの必要性 47.4% 業績回復 向上 38.1% 他社の賃金動向 27.3% 消費税率引上げ 業績連動型賃金制度のルールに従って決定 10.9% 10.7% 政府による要請 税制面や支援制度による環境の整備 3.7% 3.0% その他 15.9% (n 数は無回答を除く 無回答 :45) (4) に賃金を引き上げない / 引き上げていない主な理由に常用労働者の 1 人当たり平均賃金を 引き上げない / 引き上げていない と回答した企業の主な理由は 業績回復 向上が不十分 が 79.5% で最も多くなっており 賃上げを実施していない企業では 業績が低迷していることが賃上げを妨げている状況が見てとれる ( 図 4) 図 4 に賃金を引き上げていない企業における賃上げを実施しない理由 ( 複数回答可 ) (n=2,196) 0% 20% 40% 60% 80% 業績回復 向上が不十分賃金より従業員の雇用維持を優先社会保険料負担額の重さ原油 原材料価格の高騰消費税率引上げ他社製品 サービスとの競争激化取引先企業からの値下げ要求人材不足による事業活動の停滞設備投資の増強税制面や支援制度による環境の整備が不十分業績連動型賃金制度のルールに従って決定他社の賃金動向製品 技術等開発 新事業展開その他 26.0% 24.4% 22.3% 19.0% 14.7% 8.7% 8.7% 5.8% 4.0% 3.5% 3.1% 1.2% 6.7% 2 (n 数は無回答を除く 無回答 :35) 79.5%

3. 地域別の賃金引上げ状況 (1) 1 人当たり平均賃金の引上げ ( 定期昇給分を含む ) の状況地域別の賃金引上げ実施状況について 引き上げる / 引き上げた とする企業の割合は 全ての地域において増加しており 昨年度以上に賃上げが行われている様子が見てとれる ( 図 5) 図 5 地域ブロック別 引き上げる / 引き上げた とする企業の割合 ( 平成 26 年度 27 年度の比較 ) 80% 60% 67.6% 64.3% 63.5% 66.0% 67.1% 61.9% 62.7% 64.1% 71.5% 72.2% 67.5% 68.7% 65.7% 63.5% 67.3% 66.2% 64.4% 59.8% 76.3% 71.1% 40% 20% 0% 合計北海道東北関東中部近畿中国四国九州沖縄 (n=7,352) (n=244) (n=582) (n=2,708) (n=1,050) (n=1,235) (n=498) (n=266) (n=634) (n=38) 平成 26 年度 地域ブロックと都道府県の関係は以下のとおり 北海道 : 北海道東北 : 青森県 岩手県 宮城県 秋田県 山形県 福島県関東 : 茨城県 栃木県 群馬県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 新潟県 山梨県 長野県 静岡県中部 : 富山県 石川県 岐阜県 愛知県 三重県近畿 : 福井県 滋賀県 京都府 大阪府 兵庫県 奈良県 和歌山県中国 : 鳥取県 島根県 岡山県 広島県 山口県四国 : 徳島県 香川県 愛媛県 高知県九州 : 福岡県 佐賀県 長崎県 熊本県 大分県 宮崎県 鹿児島県沖縄 : 沖縄県 ( 注 ) 企業所在地について不明があるため各地域別カテゴリの足し算は合計に一致しない 3

4. 賃金の引上げ状況の詳細について (1) 月例給与 ( 月給 ) の引上げ ( 定期昇給 ベースアップ等を含む ) 実施企業の割合 月給の引上げについて 全回答企業に占める 実施する / した とする企業の割合は 平成 26 年度の 58.1%( 賃金を引き上げた企業における割合は 90.3%) に対し は 63.1%( 同 93.4%) となっており 5.0%( 同 3.1%) 増加した また 従業員規模別に見ると 全ての従業員規模において増加しており 従業員数が 20 人以下の企業においては の 実施する / した の割合は 36.7% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 82.8% となっており 従業員規模が大きくなるほど 月給の引上げを実施した企業の割合が大きくなっている ( 図 6 図 7) 図 6 賃金を引き上げた企業における月給の引上げ実施企業の割合 (n=4,725) 平成 26 年度 90.3% 9.7% +3.1% (n=4,967) 93.4% 6.6% 実施する / した 実施しない / していない 無回答 図 7 全回答企業に占める月給の引上げ実施企業の割合 +5.0% (n=2,367) (n=2,684) (n=2,122) (n=7,352) ( 注 ) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 4

(2) 月給の引上げ額 引上げ率 月給の引上げを実施した企業のうち の月給の引上げ額については 6,000 円以上 が 27.0% で最も多くなっており 平成 26 年度の 25.2% に対し 1.8% 上昇している 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 5,000 円以上 引き上げた企業が 62.3% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 36.6% となっている 従業員規模が小さい企業ほど 月給の引上げを実施した企業の割合は低いが ( 前ページの図 7 参照 ) 引上げ額は大きくなる傾向がある ( 図 8) また の月給の引上げ率については 1% 以上 ~2% 未満 が 37.2% で最も多くなっており 2% 以上 引き上げた企業で見ると 平成 26 年度の 36.2% に対し では 40.9% となっており 4.7% 上昇している 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 2% 以上 引き上げた企業が 47.2% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 37.3% となっており 引上げ額と同様に従業員規模が小さい企業ほど引上げ率が高くなる傾向となっている ( 図 9) 図 8 月給の引上げを実施した企業の引上げ額 (n=4,092) (n=4,451) 平成 26 年度合計 ( 平均引上げ額 : 5,115 円 ) 合計 ( 平均引上げ額 : 5,172 円 ) 25.2% 27.0% 15.4% +1.8% 17.3% 12.8% 12.9% 19.0% 17.8% 15.7% 14.5% 9.3% 2.6% 8.1% 2.4% (n=754) 1~20 人 40.3% 22.0% 7.0% 12.2% 10.1% 7.2% 1.2% (n=1,821) (n=1,688) (n=686) (n=4,229) (n=3,895) (n=1,867) (n=1,791) 21~100 人 100 人超 20.9% 27.6% 15.7% 17.0% 16.9% 11.3% 19.1% 18.9% 14.5% 16.2% 8.2% 2.3% 6,000 円以上 5,000 円以上 ~6,000 円未満 4,000 円以上 ~5,000 円未満 3,000 円以上 ~4,000 円未満 2,000 円以上 ~3,000 円未満 1,000 円以上 ~2,000 円未満 1,000 円未満 平成 26 年度合計 ( 平均引上げ率 : 1.8%) 合計 ( 平均引上げ率 : 1.9%) 1~20 人 21~100 人 100 人超 36.2% 3.9% 7.4% 2.4% 44.6% 36.6% 4.1% 8.6% 2.6% 40.9% 22.5% 25.6% 62.3% 図 9 月給の引上げを実施した企業の引上げ率 10.2% 3.9% 12.8% 20.3% 47.2% 4.4% 10.1% 3.4% 24.3% 42.2% 1.5% 1.4% 5.7% 28.7% 37.3% +4.7% 39.1% 37.2% 23.3% 35.6% 43.9% 24.7% 29.5% 21.9% 22.2% 8.5% 18.8% 2.9% 5% 以上 4% 以上 ~5% 未満 3% 以上 ~4% 未満 2% 以上 ~3% 未満 1% 以上 ~2% 未満 1% 未満 ( 注 1) 年度毎に回答企業数が異なることに加え 同年度内でも各項目にそれぞれ無回答の企業があるため 母集団数が異なっている ( 注 2) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 5

(3) 過去の月給の引上げ実施状況に月給の引上げを実施した企業のうち 前回 月給の引上げを実施してからの期間としては 1 年ぶり が 90.7% と最も多く 9 割以上の企業が 2 年連続で月給の引上げを実施していることが見てとれる ( 図 10) 図 10 に月給の引上げを実施した企業の過去の実施状況 (n=4,312) 2.1% 0.6% 1.5% 90.7% 3.6% 0.8% 0.2% 0.5% 1 年ぶり 2 年ぶり 3 年ぶり 4 年ぶり 5 年ぶり 6 年ぶり 7~11 年ぶり 12 年以上ぶり (n 数は無回答を除く 無回答 :329) (4) 賃金を引き上げた企業におけるベースアップ又は賞与 一時金の増額状況賃金を引き上げた企業のうち のベースアップを 実施する / した は 26.9%( 平成 26 年度 22.2%) 賞与 一時金の増額を 実施する/ した は 42.7%( 同 45.3%) となっている また ベースアップ 賞与 一時金の増額のいずれか又は両方を実施した企業の割合は 56.4%( 同 55.3%) となっている ( 図 11) 図 11 賃金を引き上げた企業におけるベースアップ又は賞与 一時金の増額を実施した企業の割合 ( 平成 26 年度 ) ベースアップ実施 :22.2% 55.3% +4.7% (n=4,725) 平成 26 年度 10.0% 12.2% 33.1% 44.7% ベースアップ実施 :26.9% 賞与 一時金増額実施 :45.3% 56.4% (n=4,967) 13.7% 13.2% 29.5% 43.6% 賞与 一時金増額実施 :42.7% ベースアップ実施 賞与 一時金実施 ベースアップ及び賞与 一時金実施 その他賃上げ ( 定昇のみ等 ) 実施 6

(5) ベースアップを実施した企業の割合 ベースアップについて 全回答企業に占める 実施する / した とする企業の割合は 平成 26 年度の 14.2%( 賃金を引き上げた企業における割合は 22.2%) に対し は 18.2%( 同 26.9%) となっており 4.0%( 同 4.7%) 増加した また 従業員規模別に見ると 全ての従業員規模において増加しており 従業員数が 20 人以下の企業においては の 実施する / した の割合は 8.4% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 27.5% となっており 従業員規模が大きくなるほど ベースアップを実施した企業の割合が大きくなっている ( 図 12 図 13) 図 12 賃金を引き上げた企業におけるベースアップを実施した企業の割合 (n=4,725) 平成 26 年度 22.2% 77.8% +4.7% (n=4,967) 26.9% 73.1% 実施する / した 実施しない / していない 無回答 図 13 全回答企業に占めるベースアップを実施した企業の割合 +4.0% (n=2,367) (n=2,684) (n=2,122) (n=7,352) ( 注 ) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 7

(6) ベースアップの引上げ額 引上げ率 ベースアップを実施した企業のうち のべースアップの引上げ額については 1,000~ 2,000 円未満 が 25.6% で最も多くなっており 6,000 円以上 引き上げた企業で見ると 平成 26 年度の 11.2% に対し では 12.9% となっており 1.7% 上昇している 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 5,000 円以上 引き上げた企業が 48.1% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 12.6% となっている 従業員規模が小さい企業ほど ベースアップを実施した企業の割合は低いが ( 前ページの図 13 参照 ) 引上げ額は大きくなる傾向がある ( 図 14) また のべースアップの引上げ率については 1% 未満 が 51.9% で最も多くなっている 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 3% 以上 引き上げた企業が 18.2% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 4.8% となっており 引上げ額と同様に従業員数規模が小さい企業ほど引上げ率が高くなる傾向となっている ( 図 15) 図 14 ベースアップを実施した企業の引上げ額 (n=990) (n=1,238) (n=164) (n=603) (n=462) 平成 26 年度合計 ( 平均引上げ額 : 3,256 円 ) 合計 ( 平均引上げ額 : 3,277 円 ) 1~20 人 21~100 人 100 人超 11.2% 12.9% 13.0% 7.5% 10.8% 9.1% 32.9% 5.1% 6.0% 12.6% 11.7% 5.2% +1.7% 24.7% 5.7% 5.6% 11.8% 48.1% 13.4% 13.2% 15.2% 15.2% 20.7% 19.7% 21.2% 5.5% 23.3% 13.4% 31.0% 25.3% 25.6% 16.5% 23.2% 6,000 円以上 5,000 円以上 ~6,000 円未満 4,000 円以上 ~5,000 円未満 3,000 円以上 ~4,000 円未満 2,000 円以上 ~3,000 円未満 1,000 円以上 ~2,000 円未満 1,000 円未満 図 15 15 ベースアップを実施した企業の引上げ率 14.4% 12.8% 12.3% 17.9% 3.7% 8.0% (n=929) 平成 26 年度合計 ( 平均引上げ率 : 1.1%) 1.6% 4.6% 1.3% 10.1% 26.4% 56.0% (n=1,156) 合計 ( 平均引上げ率 : 1.2%) 3.3% 4.4% 1.5% 11.3% 27.6% 51.9% (n=149) 1~20 人 5.4% 4.7% 8.1% 16.1% 24.8% 40.9% 18.2% (n=429) 21~100 人 4.9% 5.8% 13.1% 30.3% 44.7% (n=569) 100 人超 1.6% 2.5% 1.2% 8.6% 11.9% 26.4% 60.2% 0.7% 4.8% 5% 以上 4% 以上 ~5% 未満 3% 以上 ~4% 未満 2% 以上 ~3% 未満 1% 以上 ~2% 未満 1% 未満 ( 注 1) 年度毎に回答企業数が異なることに加え 同年度内でも各項目にそれぞれ無回答の企業があるため 母集団数が異なっている ( 注 2) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 8

(7) 賞与 一時金の増額の実施の有無 賞与 一時金の増額について 全回答企業に占める 実施する / した とする企業の割合は 平成 26 年度の 29.1%( 賃金を引き上げた企業における割合は 45.3%) に対し は 28.9%( 同 42.7%) となっており ほぼ同水準であった ( 賃金を引き上げた企業における割合は微減 ) 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 実施する / した の割合は平成 26 年度の 15.9% に対し は 17.3% となっており 1.4% 増加した また 従業員数が 21~100 人の企業においては同水準 100 人超の企業においては 2.2% の微減となっている ( 図 16 図 17) 図 16 賃金を引き上げた企業における賞与 一時金の増額実施企業の割合 (n=4,725) 平成 26 年度 45.3% 54.7% (n=4,967) 42.7% 57.3% 実施する / した 実施しない / していない 無回答 図 17 全回答企業に占める賞与 一時金の増額の実施企業の割合 (n=2,122) +1.4% (n=2,367) (n=2,684) (n=7,352) ( 注 ) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 9

(8) 賞与 一時金の引上げ額 引上げ月数賞与 一時金の増額を実施した企業のうち の賞与 一時金の引上げ額については 6 万円以上 が 43.6% で最も多くなっており 平成 26 年度の 38.0% に対し 5.6% 上昇している 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 3 万円以上 引き上げた企業が 68.8% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 62.8% となっており 従業員規模が小さい企業ほど 賞与 一時金の増額を実施した企業の割合は低いが ( 前ページの図 17 参照 ) 引上げ額は大きくなる傾向がある ( 図 18) また の賞与 一時金の引上げ月数については 0.5 ヶ月以上 が 35.0% で最も多くなっている 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 0.4 ヶ月以上 引き上げた企業が 47.2% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 40.7% となっており 引上げ額と同様に従業員規模が小さい企業ほど引上げ月数が大きくなる傾向となっている ( 図 19) 図 18 賞与 一時金の増額を実施した企業の年間引上げ額 (n=1,842) (n=1,911) 平成 26 年度合計 ( 平均引上げ額 : 86,136 円 ) 合計 ( 平均引上げ額 : 90,127 円 ) 38.0% 43.6% 21.3% +5.6% 20.8% 26.0% 25.6% 14.7% 10.0% (n=331) 1~20 人 45.8% 23.0% 23.6% 7.6% (n=759) 21~100 人 42.3% 68.8% 21.7% 26.4% 9.6% (n=734) 100 人超 43.9% 64.0% 18.9% 25.6% 11.6% 62.8% 6 万円以上 3 万円 ~6 万円未満 1 万 ~3 万円未満 1 万円未満 図 19 19 賞与 一時金の増額を実施した企業の年間引上げ月数 (n=1,795) 平成 26 年度合計 ( 平均引上げ月数 : 0.6 ヶ月 ) 33.8% 4.8% 8.9% 13.0% 18.2% 21.3% (n=1,731) (n=299) (n=690) (n=726) 合計 ( 平均引上げ月数 : 0.7 ヶ月 ) 1~20 人 21~100 人 100 人超 35.0% 40.2% 34.3% 33.8% 42.4% 40.7% ( 注 1) 年度毎に回答企業数が異なることに加え 同年度内でも各項目にそれぞれ無回答の企業があるため 母集団数が異なっている ( 注 2) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない ( 注 3) 夏季賞与のみの回答であった場合 便宜上 2 倍として集計を行った 10 7.3% 47.2% 8.1% 6.9% 7.0% 7.5% 7.0% 8.4% 6.4% 14.2% 12.8% 12.0% 16.5% 17.5% 16.7% 19.4% 15.8% 18.5% 17.7% 18.4% 18.6% 0.5 ヶ月以上 0.4 ヶ月以上 ~0.5 ヶ月未満 0.3 ヶ月以上 ~0.4 ヶ月未満 0.2 ヶ月以上 ~0.3 ヶ月未満 0.1 ヶ月以上 ~0.2 ヶ月未満 0.1 ヶ月未満

(9) 過去のベースアップ又は賞与 一時金増額の実施状況にベースアップを実施した企業のうち 前回 ベースアップを実施してからの期間としては 1 年ぶり が 83.4% と最も多かった また同じく 賞与 一時金の増額を実施した企業のうち 前回 賞与 一時金の増額を実施してからの期間としては 1 年ぶり が 82.5% と最も多く それぞれ 8 割以上の企業が 2 年連続で実施していることが見てとれる ( 図 20 図 21) 図 20 にベースアップを実施した企業の過去の実施状況 (n=1,104) 1.4% 1.5% 83.4% 5.0% 0.9% 4.2% 3.2% 0.4% 1 年ぶり 2 年ぶり 3 年ぶり 4 年ぶり 5 年ぶり 6 年ぶり 7~11 年ぶり 12 年以上ぶり 図 21 に賞与 一時金の増額を実施した企業の過去の実施状況 (n=1,826) 2.1% 0.5% 82.5% 7.2% 3.9% 0.7% 1.1% 2.0% 1 年ぶり 2 年ぶり 3 年ぶり 4 年ぶり 5 年ぶり 6 年ぶり 7~11 年ぶり 12 年以上ぶり 11

(10) 賃上げを実施した際に配分比率を高めた年代賃上げを実施した際に配分比率を高めた年代については 年代による配分の違いはない が 49.1 % で最も多くなっている一方で 30 代 が 38.3% 10 20 代 が 28.6% となっており 若年層への配分が高まっていることが見てとれる ( 図 22) 図 22 賃上げを実施した際に配分比率を高めた年代 ( 複数回答可 ) (n=4,618) 0% 20% 40% 60% 80% 10 20 代への配分を高めた / 高める予定 28.6% 30 代への配分を高めた / 高める予定 38.3% 40 代への配分を高めた / 高める予定 21.5% 50 代への配分を高めた / 高める予定 3.4% 60 代への配分を高めた / 高める予定 0.5% 年代による配分の違いはない 49.1% (n 数は無回答を除く 無回答 :349) 12

5. 定期昇給を含む賃金制度がない企業の状況等について (1) 定期昇給を含む賃金制度の有無定期昇給を含む賃金制度の有無について 定期昇給を含む賃金制度を 持っている のは 57.0% となっている 従業員規模別に見ると 20 人以下の企業において賃金制度を 持っている のは 45.0% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 72.3% となっており 従業員規模が大きい企業ほど 定期昇給を含む賃金制度を持っていることが分かる ( 図 23) 図 23 定期昇給を含む賃金制度の有無 (n=7,352) 合計 57.0% 43.0% (n=2,122) 1~20 人 45.0% 55.0% (n=2,684) 21~100 人 55.2% 44.8% (n=2,367) 100 人超 72.3% 27.7% 持っている 持っていない 無回答 (2) 定期昇給賃金制度がない企業における月例給与の引上げの実施企業の割合定期昇給を含む賃金制度を持たない企業のうち に月給の引上げを 実施する / した のは 61.0% となった また 従業員規模別に見ると 従業員数が 20 人以下の企業においては 44.3% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 75.3% となっており 従業員規模が大きくなるほど 月給を引き上げた企業の割合が大きくなっている ( 図 24 図 25 図 26) 図 24 賃金制度がない企業における月給の引上げ実施企業の割合 ( ) (n=2,898) 合計 61.0% 39.0% (n=1,104) 1~20 人 44.3% 55.7% (n=1,140) 21~100 人 69.8% 30.2% (n=615) 100 人超 75.3% 24.7% 実施する / した 実施しない / していない 無回答 ( 注 ) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 13

図 25 賃上げを実施した企業のうち 賃金制度がない企業における月給の引上げ額 ( ) (n=1,697) 合計 ( 平均引上げ額 : 5,605 円 ) 28.4% 18.3% 10.5% 18.1% 14.1% 8.8% 1.8% (n=474) 1~20 人 41.9% 23.2% 6.5% 12.2% 8.4% 1.5% 6.3% (n=767) 21~100 人 27.3% 17.6% 11.2% 18.9% 15.1% 8.3% 1.6% (n=439) 100 人超 16.2% 13.9% 13.9% 22.8% 18.2% 12.3% 2.7% 6,000 円以上 5,000 円以上 ~6,000 円未満 4,000 円以上 ~5,000 円未満 3,000 円以上 ~4,000 円未満 2,000 円以上 ~3,000 円未満 1,000 円以上 ~2,000 円未満 1,000 円未満 図 26 賃上げを実施した企業のうち 賃金制度がない企業における月給の引上げ率 ( ) (n=1,594) 合計 ( 平均引上げ率 : 1.9%) 6.3% 9.7% 2.8% 23.5% 32.4% 25.3% (n=430) 1~20 人 11.6% 3.0% 13.5% 20.9% 21.4% 29.6% (n=426) (n=724) 21~100 人 100 人超 5.1% 11.0% 3.7% 2.3% 4.0% 27.2% 1.2% 22.7% 33.3% 42.3% 24.2% 23.0% 5% 以上 4% 以上 ~5% 未満 3% 以上 ~4% 未満 2% 以上 ~3% 未満 1% 以上 ~2% 未満 1% 未満 ( 注 1) 年度毎に回答企業数が異なることに加え 同年度内でも各項目にそれぞれ無回答の企業があるため 母集団数が異なっている ( 注 2) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 14

6. 初任給の引上げについて (1) 大卒相当者の初任給の引上げ実施状況大卒相当者の初任給を引き上げた企業は 平成 26 年度の 4.6% に対し では 6.8% となっており 2.2% 増加している ( 図 27) また 従業員数規模別にみると 初任給の引上げ実施率に関しては 従業員数が 20 人以下の企業においては 0.8% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 15.1% となっており 従業員規模が大きくなるほど 大卒相当者の初任給を引き上げた企業の割合が大きくなっている ( 図 28) 図 27 全回答企業における大卒相当者の初任給引上げ実施の状況 ( 平成 26 年度 ) 4.6% (n=7,352) 平成 26 年度 27.5% 44.7% 23.2% +2.2% 6.8% 25.5% 46.5% 21.2% 実施した実施していない採用活動を行っていない無回答 図 28 全回答企業における大卒相当者の初任給引上げ状況 ( 規模別 ) (n=7,352) 合計 6.8% 25.5% 46.5% 21.2% (n=2,122) 1~20 人 0.8% 7.3% 57.6% 34.3% (n=2,684) 21~100 人 4.4% 24.2% 54.4% 17.0% (n=2,367) 100 人超 15.1% 44.9% 29.8% 10.2% 実施した実施していない採用活動を行っていない無回答 ( 注 ) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 15

(2) 高卒相当者の初任給の引上げ実施状況高卒相当者の初任給を引き上げた企業は 平成 26 年度の 6.1% に対し では 8.1% となっており 2.0% 増加している ( 図 29) また 従業員規模別に見ると 初任給の引上げ実施率に関しては 従業員数が 20 人以下の企業においては 1.9% となっているが 従業員数が 100 人超の企業においては 15.2% となっており 従業員規模が大きくなるほど 高卒相当者の初任給を引き上げた企業の割合が大きくなっている ( 図 30) 図 29 全回答企業における高卒相当者の初任給引上げ実施の状況 ( ) (n=7,352) 平成 26 年度 6.1% 29.9% 45.5% 18.5% +2.0% 8.1% 28.4% 46.0% 17.5% 実施した実施していない採用活動を行っていない無回答 図 30 全回答企業における高卒相当者の初任給引上げ状況 ( 規模別 ) (n=7,352) 合計 8.1% 28.4% 46.0% 17.5% (n=2,122) (n=2,684) 1~20 人 21~100 人 10.5% 1.9% 6.9% 29.5% 57.2% 50.9% 30.4% 12.7% (n=2,367) 100 人超 15.2% 44.6% 32.5% 7.7% 実施した実施していない採用活動を行っていない無回答 ( 注 ) 従業員数についての無回答があるため各従業員数カテゴリの足し算は合計に一致しない 16

7. 雇用を巡る環境について (1) 人員計画 人員を増やした/ 増やす予定 と回答した割合は 平成 26 年度の 45.0% は 51.5% となっている ( 図 31) その方法としては いずれの年度においても 常用労働者を中途採用で増やした が最も多く ( 約 7 割 ) 中途採用による人員増加を実施している企業が多いことが見てとれる( 図 32) 図 31 平成 26 年度 の人員計画 (n=6,838) 平成 26 年度 45.0% 46.1% 8.9% (n=6,967) 51.5% 41.5% 7.0% 人員を増やした / 増やす予定変わらない人員を減らした / 減らす予定 (n 数は無回答を除く 無回答 ; 平成 :26 年度 :514 :385 ) 図 32 平成 26 年度 の人員増の方法 ( 複数回答可 ) 0.0% 20.0% 40.0% 60.0% 80.0% 常用労働者を新卒採用で増やした 49.9% 53.7% 常用労働者を中途採用で増やした 71.3% 71.1% 非正規社員を増やした 19.0% 16.9% (n=3,051) 平成 26 年度 (n=3,530) (n 数は無回答を除く 無回答 ; 平成 :26 年度 :25 :55) 17

(2) 常用労働者及び非正規社員のキャリアアップ 意欲や能力を引き出す取組等常用労働者及び非正規社員のキャリアアップ 意欲や能力を引き出す主な取組等について 平成 26 年度以降に導入 拡充したもの ( 予定を含む ) としては 常用労働者については 意欲や能力を引き出す取組 ( 資格取得 技能検定の受験料補助など ) (62.5%) が最も多い ( 図 33) また 非正規社員については 報酬面での改善 が 50.4% と最も多くなっており 非正規社員における賃上げも一定程度行われている状況が見てとれる ( 図 34) 図 33 平成 26 年度以降に導入 拡充した常用労働者のキャリアアップ 意欲や能力を引き出す取組等 ( 複数回答可 ) (n=4,405) 0% 20% 40% 60% 80% 意欲や能力を引き出す取組 ( 資格取得 技能検定の受講料補助など ) 62.5% 処遇の改善 ( 休暇 福利厚生の充実など ) 41.9% キャリアアップ支援 ( 外部研修費用補助など ) 33.2% (n 数は無回答を除く 無回答 :2,947) 図 34 平成 26 年度以降に導入 拡充した非正規社員のキャリアアップ 意欲や能力を引き出す取組等 ( 複数回答可 ) (n=2,990) 0% 20% 40% 60% 80% 報酬面での改善 50.4% 処遇の改善 ( 休暇 福利厚生の充実など ) 35.5% 意欲や能力を引き出す取組 ( 資格取得 技能検定の受講料補助など ) 31.7% キャリアアップ支援 ( 外部研修費用補助など ) 15.2% (n 数は無回答を除く 無回答 :4,362) 18

8. 政府の成長戦略と賃上げ状況の関係について (1) 税制措置や政労使の取組等が賃金引上げ判断に及ぼした影響 1 政府の成長戦略における 所得拡大促進税制の創設 拡充 法人実効税率の引下げ( この 2 年間で 5% 程度の引下げ ) 2 3 といった税制措置や 取引条件の改善も含めた政労使の取組等の政策効果により 経営状況が改善した ( 今後の見込みを含む ) こと等が賃金引上げ判断に及ぼした影響については で賃上げを実施した企業のうち 判断を後押しした とする企業の割合が 20.5% であった また 定期昇給を含む賃金制度を持っている企業のうち ベースアップを実施した企業の 24.6% が 判断を後押しした と回答しており ベースアップ以外の賃上げを実施した企業の 15.8% を上回っている ( 図 35) 図 35 税制措置や政労使の取組等が賃金引上げ判断に及ぼした影響 (n=4,701) 20.5% 57.5% 22.0% 判断を大いに後押しした 判断をある程度後押しした判断を後押ししたとは思わない分からない (n 数は無回答を除く 無回答 :266) 1: 税制改正により 法人実効税率 ( 標準税率 ) が 2.51% 引下げられることが決定した ( 平成 26 年度より 復興特別法人税を 1 年前倒しして廃止し 法人実効税率を 2.37% 引下げたことと合わせると 5% 程度の引下げ幅となる ) 2: 給与等の支給額を増加させた場合 増加額の 10% を税額控除する税制について 平成 26 年度税制改正において給付要件の緩和 ( 雇用者給与等支給額の増加割合に係る要件を 5% から 2% 等に変更 ) と適用期限の延長 (3 年から 5 年 ) 等がなされた また 税制改正においても 2 年連続で給付要件の緩和 (4 5 年目の雇用者給与等支給額の増加割合に係る要件を緩和 ) がなされるとともに 法人事業税の外形標準課税においても 新たに所得拡大促進税制を導入し 企業の賃上げの動き出しを一層力強く後押しすることが決定された 3: 一昨年に引続き 昨年 9 月以来 4 回にわたり 安倍総理 榊原経団連会長 三村日商会頭 鶴田全国中小企業団体中央会会長 古賀連合会長らの出席の下 経済の好循環実現に向けた政労使会議 を開催し 経済の好循環の継続に向けて 賃金の引上げに向けた最大限の努力を図るとともに 取引企業の仕入れ価格の上昇等を踏まえた価格転嫁や支援 協力について総合的に取り組むものとする といった内容を含む文書を取りまとめた さらに 4 月には 価格転嫁や支援 協力についての取組策およびサービス業の生産性向上に向けた取組策 をまとめ 中小 小規模事業者に さらに好循環を拡大することを目指すとともに 三村日商会頭 石澤全国商工会連合会会長 鶴田全国中小企業団体中央会会長 坪井全国商店街振興組合連合会理事長に対して 宮沢経済産業大臣から賃上げの要請を行った 19

定期昇給を含む賃金制度を持つ企業 (n=1,274) ベースアップ実施 24.6% 53.9% 21.5% (n=1,491) ベースアップ以外の賃上げ実施 15.8% 64.0% 20.2% 判断を大いに後押しした 後押しした判断を後押ししたとは思わない分からない 定期昇給を含む賃金制度を持たない企業 (n=1,691) 月給引上げ実施 21.9% 55.5% 22.6% (n=143) 月給引上げ以外の賃上げを実施 16.8% 55.9% 27.3% 判断を大いに後押しした 後押しした判断を後押ししたとは思わない分からない (n 数は無回答を除く 無回答 ; 月給引上げ実施 :74 月給引上げ以外の賃上げ実施 :17) 20

( 参考 ) 回答企業の属性 (1) 都道府県別 都道府県別回答企業数は下記のとおり 都道府県 回答企業数 都道府県 回答企業数 北海道 244 京都府 137 青森県 70 大阪府 587 岩手県 84 兵庫県 279 宮城県 126 奈良県 55 秋田県 81 和歌山県 34 山形県 104 鳥取県 42 福島県 117 島根県 66 茨城県 106 岡山県 123 栃木県 100 広島県 189 群馬県 144 山口県 78 埼玉県 243 徳島県 44 千葉県 150 香川県 92 東京都 951 愛媛県 94 神奈川県 343 高知県 36 新潟県 188 福岡県 235 山梨県 49 佐賀県 45 長野県 180 長崎県 68 静岡県 254 熊本県 87 富山県 121 大分県 64 石川県 112 宮崎県 44 岐阜県 176 鹿児島県 91 愛知県 531 沖縄 38 三重県 110 無回答 97 福井県 79 合計 7,352 滋賀県 64 21

(2) 資本金 1 千万円以下 34.0% 3 億円超 4.8% 1 億円超 ~3 億円以下 4.9% (n=7,176) 5 千万円超 ~1 億円以下 17.0% 1 千万円超 ~5 千万円以下 39.3% (n 数は無回答を除く 無回答 :176) (3) 従業員数 1~5 人 14.3% 300 人超 3.7% (n=7,173) 101~300 人 29.3% 6~20 人 15.3% 21~50 人 24.4% 51~100 人 13.0% (n 数は無回答を除く 無回答 :179) 22

(4) 業種 業種別回答企業数は下記のとおり 業種 回答企業数 業種 回答企業数 水産 農林業 61 道路旅客運送業 83 鉱業 17 道路貨物運送業 193 建設業 745 海運業 18 食料品 436 空運業 1 繊維製品 212 倉庫 運輸関連 125 パルプ 紙 117 情報 通信業 189 化学 143 卸売業 551 医薬品 28 小売業 370 石油 石炭製品 47 銀行業 1 ゴム製品 56 証券 商品先物取引業 5 ガラス 土石製品 122 保険業 13 鉄鋼 102 その他金融業 15 非鉄金属 123 不動産業 92 金属製品 536 学術研究 専門 技術サービス業 177 機械 261 宿泊業 飲食サービス業 116 電気機器 374 生活関連サービス業 娯楽業 83 輸送用機器 310 複合サービス事業 21 精密機器 147 サービス業 ( 他に分類されないもの ) 579 その他製品 612 無回答 233 電気 ガス業 32 合計 7,352 鉄道業 6 23

(5) 業種 (6 分類 ) サービス業 その他 17.0% 建設業 10.5% (n=7,119) 商業 12.9% 素材型製造業 27.1% 運輸業 情報 通信業 8.6% 加工組立製造業 23.9% (n 数は無回答を除く 無回答 :233) ( 注 ) 業種の分類は以下のとおり 建設業 : 建設業 素材型製造業 : 食料品 繊維製品 ハ ルフ 紙 化学 医薬品 石油 石炭製品 コ ム製品 カ ラス 土石製品 鉄鋼 非鉄金属 金属製品 加工組立型製造業 : 機械 電気機器 輸送用機器 精密機器 その他製品 運輸業 情報 通信業 : 陸運業 海運業 空運業 倉庫 運輸関連 情報 通信業 商業 : 卸売業 小売業 サービス業 その他 : 水産 農林業 鉱業 電力 カ ス業 銀行業 証券 商品先物取引業 保険業 その他金融業 不動産業 サーヒ ス業 その他 24

業種 (6 分類 ) 別の賃金引上げ状況 ( 引上げ実施割合 ) 100% 建80% 60% 56.9% 56.2% 72.0% 67.7% 73.8% 76.4% 63.6% 58.4% 63.6% 62.2% 63.6% 59.8% 40% 20% 0% 設業素材型製造業加工組立型製造業運輸業 情報 通信業商業サービス業 その他(n=745) (n=1,922) (n=1,704) (n=615) (n=921) (n=1,212) 平成 26 年度引上げ実績 引上げ実績 予定 (6) 従業員規模別の賃金引上げ状況 ( 常用労働者の 1 人当たり平均賃金の引上げ実施割合 ) 100% 80% 70.3% 74.2% 84.1% 86.6% 60% 40% 38.2% 41.5% 20% 0% 1~20 人 21~100 人 100 人超 (n=2,122) (n=2,684) (n=2,367) 平成 26 年度引上げ実績 引上げ実績 予定 25