2-(5)-ア①-1 日米両政府への要請活動

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平成20年度内部評価実施結果報告書《本編》

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Taro-本冊(あてな)

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磐田市水道事業ビジョン

CONTENTS

内部統制ガイドラインについて 資料

第1章フランチャイズビジネスの基礎知識

JICA 事業評価ガイドライン ( 第 2 版 ) 独立行政法人国際協力機構 評価部 2014 年 5 月 1

統4-(5)総括_情報通信関連ビジネス環境の整備

指標名単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年度 8 年度 9 年度 事業の活活動量動 指実標績の数値化 計画 実績 記述欄 数値化できない場合八代市と北海市との友好関係を深めるため受入れを行うものであり 数値化することは困難である 指標名指標設定の考え方単位 4 年度 5 年度 6 年度 7 年

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4 研修について考慮する事項 1. 研修の対象者 a. 職種横断的な研修か 限定した職種への研修か b. 部署 部門を横断する研修か 部署及び部門別か c. 職種別の研修か 2. 研修内容とプログラム a. 研修の企画においては 対象者や研修内容に応じて開催時刻を考慮する b. 全員への周知が必要な

地方消費者行政強化作戦 への対応どこに住んでいても質の高い相談 救済を受けられる地域体制を整備し 消費者の安全 安心を確保するため 平成 29 年度までに 地方消費者行政強化作戦 の完全達成を目指す < 政策目標 1> 相談体制の空白地域の解消 全ての市町村に消費生活相談窓口が設置されており 目標を

後を絶たない米軍人 軍属による道路交通法違反事件に対する意見書 沖縄警察署は 7 月 4 日午前 4 時 30 分 米空軍嘉手納基地所属の二等軍曹 (27 歳 ) を北谷町美浜の町道で酒を飲んで車を運転したとして 道路交通法違反 ( 酒気帯び運転 ) の疑いで現行犯逮捕した 同署によると 呼気から基

技術流出防止指針公表用.PDF


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平成 26 年度 基本シート 1. 基本項目 作成部署 企画総務部 企画政策課 事業名 開始年度 実施期間 事業種別 運営手法 進行管理 横田基地に起因する諸問題についての国及び 1 米軍等への要請不明年その他 1 年 2 年 3 年 4 年 5 年 関連課 基本目標 3 2. 事業の概要事航空の機

平成 29 年度定期監査 ( 第 1 回 ) の結果報告に基づき講じた措置内容等 墨田区長 監査委員意見について 監 査 結 果 の 内 容 措 置 内 容 (1) 事務処理の適正化について今回の監査では指摘事項に該当する事例はなかったものの 指導 注意事項の事例については これまでの重ねての指摘に

基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

施策名平成 30 年度施策マネジメントシート2 ( 平成 29 年度目標達成度評価 ) 7 4 開かれた議会運営の推進 3 基本計画期間で解決すべき施策の課題 ( 総合計画書より ) 市民への議会広報活動の充実を図るため 分かりやすい議会だよりの作成を行う必要がある インターネットを利用した本会議の

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国費投入の必要性 事業の効率性 事業の有効性 関連事業 事業所管部局による点検 改善 項目 評価 評価に関する説明 事業の目的は国民や社会のニーズを的確に反映しているか 被災者の資力やニーズを踏まえた効率的 効果的な住まいの確保策に関する調査等を行っている 地方自治体 民間等に委ねることができない事

5-(4)-ウ①-2 県立芸術大学運営・施設整備

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

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Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

政策評価書3-3(4)

公表用 平成 31 年 4 月 10 日 評価の見方 A: 達成できたもの B: できている ( ただし 更なる努力を要する ) C: できていない ( 検討を要する ) D: 条文を改正する E: その他 -: 評価の対象としない 条文評価取組状況 課題 問題点今後の対策等 目的第 1 条 - 取

Taro-○H 要望書(江渡防衛大臣)

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1 1,200m ,482,620m 1 323,825m 1 205,988m 114,988m 60,000m 31,000m ,837m ,158,795m ,340m 1 48,006m 1 33,016m 1,125m

3-(2)-イ①-1 観光誘致対策事業

目的状 況予算の 資金の流使れ途 事業所管部局による点検 評価項目評価に関する説明 広く国民のニーズがあり 優先度が高い事業であるか 国が実施すべき事業であるか 地方自治体 民間等に委ねるべき事業となっていないか 不用率が大きい場合は その理由を把握しているか の選定は妥当か 競争性が確保されている

知基第 号 平成 24 年 1 月 23 日 防衛大臣 田中 直紀 殿 沖縄県知事仲井眞弘多 要望書 次のとおり要望しますので 特段の御配慮をお願いいたします

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下の図は 平成 25 年 8 月 28 日の社会保障審議会介護保険部会資料であるが 平成 27 年度以降 在宅医療連携拠点事業は 介護保険法の中での恒久的な制度として位置づけられる計画である 在宅医療 介護の連携推進についてのイメージでは 介護の中心的機関である地域包括支援センターと医療サイドから医

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愛知県アルコール健康障害対策推進計画 の概要 Ⅰ はじめに 1 計画策定の趣旨酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与える一方で 多量の飲酒 未成年者や妊婦の飲酒等の不適切な飲酒は アルコール健康障害の原因となる アルコール健康障害は 本人の健康問題だけでなく 家族への深刻な影響や飲酒運転 自殺等の重大

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Taro-○ H 要望書(岸田外務大臣)

企画部長

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平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

4 父親も育児参画しよう! 父親となる職員に, 配偶者出産休暇や男性の育児参加休暇を取得するよう働き掛けましたか 対象の職員全てに働き掛けは行われている 回答数 76 0 全人数割合 (%) 対象者なし 293 配偶者出産休暇 (3 日 ) 数値目標 31 年度までに配偶者出


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平成22年2月●日


社団法人日本臓器移植ネットワーク

検査の背景 (1) 事業者免税点制度消費一般に幅広く負担を求めるという消費税の課税の趣旨等の観点からは 消費税の納税義務を免除される事業者 ( 以下 免税事業者 という ) は極力設けないことが望ましいとされている 一方 小規模事業者の事務処理能力等を勘案し 課税期間に係る基準期間 ( 個人事業者で

Taro _要 望 書_

知基第 号 平成 23 年 10 月 19 日 外務大臣 玄葉 光一郎 殿 沖縄県知事仲井眞弘多 要望書 次のとおり要望しますので 特段の御配慮をお願いいたします

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

Taro-○H 要望書(稲田防衛大臣)

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安全管理規程

OJT担当者のための新任職員育成ハンドブック

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第三者評価結果表 施設名救護施設下関梅花園 評価対象 Ⅰ 福祉サービスの基本方針と組織 評価項目 a b c Na 判断の理由 1 理念 基本方針 (1) 理念 基本方針が確立されている 1 理念が明文化されている 理念は明文化され 法人の中長期計画や事業団ホームページ上にも記 載されており その内

包括規定 案

平成22 年 11月 15日

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京都府がん対策推進条例をここに公布する 平成 23 年 3 月 18 日 京都府知事山田啓二 京都府条例第 7 号 京都府がん対策推進条例 目次 第 1 章 総則 ( 第 1 条 - 第 6 条 ) 第 2 章 がん対策に関する施策 ( 第 7 条 - 第 15 条 ) 第 3 章 がん対策の推進

参考資料3(第1回検討会資料3)

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

Taro-中間報告書(他国地位協定調査)【180602修正版】

☆表紙・目次 (国会議員説明会用:案なし)

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

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【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】


2018 年度 ( 平成 30 年度 ) 事業計画書 協会自主事業 公益財団法人和歌山県国際交流協会

4 施策別計画 4 施策別計画 施策別計画の見方 施策の方向性を示しています 関連する施策と連携の内容を示して 取組の目標を示しています います なお 市民協働や人権 行政 施策の必要性を示しています の効率化などを内容とする まちづ 取組の現状と課題を示しています くりを進めるための基盤 である施

事務事業調書平成 27 年度 事業 No 647 課 総務課 係 施設係 起案者 石原久仁夫 決裁者早川雅己 事務事業名 小学校施設耐震補強事業 事業種別 施設整備 1 事業概要 総合計画体系 根拠法令 法定受託事務 公約 議会答弁 陳情 市民要望実施方法実施期間 求める成果 ( 目的 ) 4 個性

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

[ 指針 ] 1. 組織体および組織体集団におけるガバナンス プロセスの改善に向けた評価組織体の機関設計については 株式会社にあっては株主総会の専決事項であり 業務運営組織の決定は 取締役会等の専決事項である また 組織体集団をどのように形成するかも親会社の取締役会等の専決事項である したがって こ

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4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

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Transcription:

施策展開 主な取組 検証票 2-(5)- ア米軍基地から派生する諸問題への対応 施策 1 米軍基地から派生する事件 事故の防止 ( 施策の小項目 ) 主な取組 対応する主な課題 1 取組の概要 (Plan) 取組内容 日米両政府への要請活動 実施計画記載頁 米軍の演習等に関する事件 事故 米軍人等による犯罪や交通事故などは 直ちに県民の生活に大きな影響を及ぼすことから 人権教育 安全管理の強化など より一層の網紀粛正を図るとともに 再発防止策の実効性の検証を含め 抜本的な対策を講ずる必要がある 米軍基地から派生する事件 事故を防止するためには 米軍において 綱紀粛正を図るとともに 抜本的な対策を講ずる必要があることから 日米地位協定の見直しを含め 日米両政府に要請を行う 24 25 26 27 28 29~ 実施主体 145 年度別計画 米軍基地から派生する事件 事故の防止 日米地位協定の見直し等に係る日米両政府への要請 県 市町村他府県 担当部課 2 取組の状況 (Do) (1) 取組の推進状況 事業名 基地関係業務費 知事公室基地対策課 平成 28 年度実績 ( 単位 : 千円 ) 予算決算見込活動内容主な財源 日米両政府への要請活動 日米両政府に対して 平成 28 年 9 月 7 日及び同 月 9 日 基地から派生する諸問題の解決促進に関 34,586 する要請を行った ( 沖縄県軍用地転用促進 基 27,685 地問題協議会 ( 軍転協 )) 県単等 日本政府に対して 平成 28 年 7 月 25 日 日米地 位協定の改定等について 要請を行った ( 渉外 関係主要都道県知事連絡会議 ( 渉外知事会 )) 活動指標名 計画値 実績値 推進状況 順調 推進状況の判定根拠及び平成 28 年度取組の効果 平成 28 年中に発生した米軍関係の事件 事故件数は 99 件 米軍構成員等による犯罪は 23 件 28 人である 平成 27 年中の事件 事故件数は 92 件 犯罪は 34 件 42 人であった 軍転協や渉外知事会として毎年度要請を行うほか 事件 事故発生後 適宜日米地位協定の見直しも含めて日米両政府に要請を行い 沖縄県の考え方等を伝達していることから 順調とした 今後も引き続き 日米両政府に対し 教育の徹底による事件 事故の再発防止等を強く求めていく

(2) 今年度の活動計画 ( 単位 : 千円 ) 平成 29 年度計画 事業名 当初予算 活動内容 主な財源 基地関係業務費 34,586 日米両政府への要請活動県単等 (3) これまでの改善案の反映状況 平成 28 年度の取組改善案 1 米軍人等による事件 事故については 1 件たりともあってはならないと考えており 真に実効性のある再発防止策のあり方を米軍側において検討する必要があることから 今後も要請等を通じて強く働きかけていく 2 日米地位協定の見直しについては 引き続き軍転協や渉外知事会等と連携しながら粘り強く求めるとともに 庁内関係課と検討会議を開催すること等によって より具体的な課題の抽出に努める 反映状況 1 事件 事故の再発防止等については 軍転協や渉外知事会と連携するなどして 日米両政府に対して要請を行った 2 日米地位協定については 軍転協や渉外知事会等と連携して政府に見直しを求めた また 県から見直しを要請 (H12) した内容を庁内関係部署等とも連携し 現在の具体的な課題を抽出し 精査した (4) 成果指標の達成状況 成果指標 基準値現状値 H28 目標値改善幅全国の現状 参考データ 沖縄県の現状 推移 傾向 全国の現状 米軍関係の事件 事故件数 116 件 (26 年 ) 92 件 (27 年 ) 99 件 (28 年 ) 状況説明 米軍構成員等による犯罪 3 取組の検証 (Check) 29 件 27 人 (26 年 ) 34 件 42 人 (27 年 ) 23 件 28 人 (28 年 ) 日米地位協定の見直しも含めて日米両政府に要請を行い 沖縄県の考え方等を伝達するとともに 実効性のある再発防止策を講じるよう求めてきたが 未だ事件 事故が発生している現状である 平成 28 年中に発生した事件 事故件数は 平成 27 年と比較して微増しており 短期間のうちに墜落事故等が相次いで発生した また 米軍構成員等による犯罪件数は 復帰後で最少となったが 米軍属による殺人等事件など凶悪犯罪が発生している (1) 推進上の留意点 ( 内部要因 外部環境の変化 ) 内部要因 軍転協や渉外知事会として 日米地位協定の見直しを含めて日米両政府に要請し 実効性のある再発防止策を講じるよう求めているが 未だ事件 事故が発生している 外部環境の変化 平成 28 年 4 月に発生した事件を契機として 政府は 沖縄県における犯罪抑止に向けてパトロール等を行っている また 平成 29 年 1 月には 軍属の範囲を明確化するため 日米両政府間で補足協定が締結された

(2) 改善余地の検証 ( 取組の効果の更なる向上の視点 ) 県の度重なる要請にもかかわらず 事件 事故が後を絶たないことから より効果のある県の要請 政府や米軍がとってきた事件 事故の防止策等について検討する必要がある 4 取組の改善案 (Action) 米軍人等による事件 事故については 1 件たりともあってはならないと考えており 真に実効性のある再発防止策のあり方を米軍側において検討する必要があることから 今後も要請等を通じて強く働きかけていく 政府及び米軍 県の三者で 米軍基地に起因する事件事故の再発防止策などを話し合う 新たな協議会の設置を引き続き政府に要請する

主な取組 検証票 施策展開 2-(5)- ア米軍基地から派生する諸問題への対応 施策 1 米軍基地から派生する事件 事故の防止 ( 施策の小項目 ) 主な取組 対応する主な課題 1 取組の概要 (Plan) 実施計画国民的議論の喚起 145 記載頁 米軍の演習等に関する事件 事故 米軍人等による犯罪や交通事故などは 直ちに県民の生活に大きな影響を及ぼすことから 人権教育 安全管理の強化など より一層の網紀粛正を図るとともに 再発防止策の実効性の検証を含め 抜本的な対策を講ずる必要がある 取組内容 全国知事会 渉外知事会 沖縄県軍用地転用促進 基地問題協議会と連携し あらゆる機会を通じて 日本政府に対し沖縄の基地負担の現状を訴えていく 24 25 26 27 28 29~ 実施主体 年度別計画 全国知事会 渉外知事会 沖縄県軍用地転用促進 基地問題協議会との連携 県 市町村他府県 担当部課 2 取組の状況 (Do) (1) 取組の推進状況 事業名 基地関係業務費 知事公室基地対策課 平成 28 年度実績 ( 単位 : 千円 ) 予算決算見込活動内容主な財源 渉外知事会 沖縄県軍用地転用促進 基地問題 34,586 協議会 ( 軍転協 ) と連携し あらゆる機会を通じ 27,685 て 日本政府に対し沖縄の基地負担の現状を訴 県単等 えてきた 地域安全政策事業 全国知事会に設置を提案した沖縄の米軍基地 負担軽減を協議する場について 設置に向けた取 82,471 り組みを進めた 64,461 また 沖縄の米軍基地問題について全国的な理 県単等 解を促進するために パンフレット作成に取り組ん だ 活動指標名計画値実績値 推進状況 順調 推進状況の判定根拠及び平成 28 年度取組の効果 全国知事会に設置を提案した沖縄の米軍基地負担軽減を協議する場について 全国知事会事務局や関係府県との調整を進めた結果 米軍基地負担に関する研究会 が設置された 沖縄の米軍基地問題について全国的な理解を促進するため Q&A 方式で分かりやすく説明したパンフレットを作成した

(2) 今年度の活動計画 ( 単位 : 千円 ) 平成 29 年度計画 事業名 当初予算 活動内容 主な財源 基地関係業務費 渉外知事会 軍転協と連携し あらゆる機会を通じて 日本 45,398 県単等政府に対し沖縄の基地負担の現状を訴えていく 基地対策調査費 全国知事会に設置された 米軍基地負担に関する研究会 に 77,302 おいて 沖縄の米軍基地問題等について情報発信を行うととも県単等に 全国的な理解を更に促進するための取り組みを実施する (3) これまでの改善案の反映状況 平成 28 年度の取組改善案 1 沖縄の基地問題について 引き続き全国知事会 渉外知事会や軍転協と連携して訴え続けるとともに 効果的な情報発信の方法を検討する 反映状況 1 渉外知事会 軍転協と連携し あらゆる機会を通じて 日本政府に対し沖縄の基地負担の現状を訴え その軽減を要請した 全国知事会に設置を提案した沖縄の米軍基地負担軽減を協議する場について 全国知事会事務局や関係府県との調整を進めた結果 米軍基地負担に関する研究会 が設置された また 沖縄の米軍基地問題について全国的な理解を促進するため Q&A 方式で分かりやすく説明したパンフレットを作成した (4) 成果指標の達成状況 成果指標 基準値現状値 H28 目標値改善幅全国の現状 参考データ 沖縄県の現状 推移 傾向 全国の現状 状況説明 沖縄の過重な米軍基地負担の軽減を訴えてきたところ 訓練等の受入を表明する地方公共団体があり 平成 29 年 3 月 同地方公共団体に所在する自衛隊基地において 普天間飛行場からのオスプレイ等の訓練移転が実施された また 全国知事会に 米軍基地負担に関する研究会 が設置されるなど 沖縄の米軍基地問題に対する理解が広がりつつある状況である 3 取組の検証 (Check) (1) 推進上の留意点 ( 内部要因 外部環境の変化 ) 内部要因 外部環境の変化 全国知事会において 米軍基地負担に関する研究会 が設置されるなど 国内において沖縄県の米軍基地問題に対する理解が広がりつつあると考えている (2) 改善余地の検証 ( 取組の効果の更なる向上の視点 ) 沖縄の米軍基地負担軽減を図るため 国民的な議論を喚起し 沖縄の米軍基地問題に対する理解を更に深めるとともに 国外に対しても効果的な情報発信に取り組んでいく必要がある

4 取組の改善案 (Action) 沖縄の米軍基地問題について 引き続き全国知事会や渉外知事会 軍転協と連携して訴え続けるとともに これらの取り組みと連携したパンフレットやホームページの活用のほか 国外に対しても英語版パンフレットを作成するなど 幅広い情報発信について検討を行う

主な取組 検証票 施策展開 2-(5)- ア米軍基地から派生する諸問題への対応 施策 1 米軍基地から派生する事件 事故の防止 ( 施策の小項目 ) - 主な取組 対応する主な課題 ワシントン駐在員の配置 1 取組の概要 (Plan) 実施計画記載頁 米軍の演習等に関連する事件 事故 米軍人等による犯罪や交通事故などは 直ちに県民の生活に大きな影響を及ぼすことから 人権教育 安全管理の強化など より一層の綱紀粛正を図るとともに 再発防止策の実効性の検証を含め 抜本的な対策を講ずる必要がある 145 取組内容 ワシントン駐在員については 知事訪米の対応 基地問題に関する情報収集 沖縄の状況などの情報発信を主な役割としている また 知事の考えや沖縄の状況を正確に米側へ伝え 知事の公約実現 そして沖縄の課題解決に向けて取り組んでいる 24 25 26 27 28 29~ 実施主体 年度別計画 基地問題に関する情報収集 沖縄の状況などの情報発信 県 担当部課 2 取組の状況 (Do) (1) 取組の推進状況 事業名 ワシントン駐在員活動事業費 知事公室基地対策課 平成 28 年度実績 ( 単位 : 千円 ) 予算決算見込活動内容主な財源 知事訪米の対応 基地問題に関する情報収集 沖縄の状況などの情報発信を行った また 知事 の考えや沖縄の状況を正確に米側へ伝え 知事 の公約実現 そして沖縄の課題解決に向けて取り 73,696 66,577 組んでいる FARA( 外国代理人登録法 ) に基づ 県単等 き 連邦議会関係者 米政府関係者等への意見 交換を行うなどの活動について FARAへ定期的 に報告 ( 年 2 回 ) を行っている 活動指標名計画値実績値 - - - 推進状況 順調 推進状況の判定根拠及び平成 28 年度取組の効果 政策決定に影響を及ぼすことが見込まれる有識者等への広範囲の働きかけや連携を強化した また FARA に基づく活動を本格化したことから 平成 29 年 1 月の知事訪米では 連邦議会議員から沖縄の基地問題について 情報提供を求める声もあり これまでのワシントン駐在の活動の効果が徐々に表れてきている

(2) 今年度の活動計画 ( 単位 : 千円 ) 平成 29 年度計画 事業名 当初予算 活動内容 主な財源 ワシントン駐在員活動事業 基地問題をはじめとする沖縄の課題解決に向けて 引き続きワシントン駐在を活用するとともに これまでの駐在員活動で得られたネット 73,066 ワークに加え 知事訪米で面談した連邦議会議員等を通じた情報提県単等供を強化し 米国側の理解と協力を促していく 基地対策調査費 県庁ホームページによる駐在活動報告をはじめ英語版ホームページ 77,302 の充実や英語版パンフレットの作成など 情報発信を強化していく 県単等 平成 28 年度の取組改善案 1 知事の考えや沖縄の状況を正確に米側へ伝え 知事の公約実現 そして沖縄の過重な基地負担の軽減などの課題解決に向けて取り組んでいく 反映状況 1 米国政府関係者 連邦議会関係者等と面会し 意見交換を通じて 知事の考えや沖縄の正確な状況を伝え 沖縄の課題解決にむけて取り組んだ 2 ワシントン駐在員の活動について ホームページ等による活動報告も含めて 多様な情報発信の強化に努めていく (4) 成果指標の達成状況 成果指標 2 県民向けホームページにて ワシントン駐在の概要 活動内容等を掲載している また 英語版ホームページを開設し 知事の米軍基地問題等に関する考え 沖縄の米軍基地に関する情報 ワシントン駐在を活用した取り組み等について情報発信した 基準値現状値 H28 目標値改善幅全国の現状 - - - - - - 参考データ 沖縄県の現状 推移 傾向 全国の現状 - - - - - - 状況説明 ワシントン駐在はこれまで ( 平成 29 年 3 月 31 日時点 ) 米国連邦議会関係者 (207 名 ) 等 延べ 481 名の方々と面会するなどして沖縄の正確な状況を説明し 理解と協力を求めているほか 基地問題以外の交流 広報活動にも幅を広げている

3 取組の検証 (Check) (1) 推進上の留意点 ( 内部要因 外部環境の変化 ) 内部要因 FARA に基づく活動を本格化したことにより 連邦議会関係者等とのネットワークが広がりをみせ 駐在員活動を安定的に行える環境が整ってきている FARA に報告する活動の他にも 沖縄コレクションの図書の充実化支援やマスコミへの取材対応 米国の県人会の記念イベントの参加など 基地問題以外の交流 広報活動にも幅を広げている 県民に対する情報発信として ワシントン駐在の活動内容をできる限り掲載するなど ホームページの充実化を図るとともに 平成 28 年 12 月より英語版ホームページを開設し 米国民に向けて 沖縄の基地問題をはじめとする沖縄の現状について情報発信している 外部環境の変化 知事訪米で訴えた沖縄の現状や沖縄県の主張について 連邦議会議員へ影響力のある連邦議会調査局の報告書として発表された 米側においても 連邦議会議員等から沖縄の基地問題について情報を求める声もあり 沖縄への関心が高まりつつある (2) 改善余地の検証 ( 取組の効果の更なる向上の視点 ) ワシントン駐在の活動を継続的かつ時間をかけながら行うことで 沖縄県と米政府関係者との信頼関係とネットワークを強化し 米国側の理解と協力を促していく必要がある これまでの駐在活動による連邦議会調査局等とのネットワークに加え 知事訪米で得られた連邦議会議員等を通じた情報提供等を強化する必要がある 基地問題以外の交流 広報活動にも幅を広げ 情報発信を強化することで 沖縄の実情の理解が深まり 沖縄の基地問題の解決に向けた取り組みにつながることが期待できる ワシントン駐在員の活動状況については 米国政府関係者や連邦議会関係者等に向けた英語版ホームページも含めて 効果的な情報発信に取り組む必要がある 4 取組の改善案 (Action) 今後とも基地問題をはじめとする沖縄の課題解決に向けて ワシントン駐在を活用していく これまでの駐在員活動による連邦議会調査局等とのネットワークに加え 知事訪米で得られた連邦議会議員等を通じた情報提供を等を強化し 沖縄の基地問題について 理解の促進を図っていく 基地問題以外の交流 広報活動にも幅を広げ 沖縄の実情についての情報発信を強化していく ワシントン駐在員の活動について ホームページによる活動報告や英語版ホームページの充実や英語版パンフレットの作成なども含めて 効果的な情報発信を努めていく