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( 別紙 1) 省令の施行に伴う留意事項等について 1 総論及び省令第 1 条関係省令に係る法体系について化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律 ( 昭和 48 年 10 月 16 日法律第 117 号 以下 化審法 という ) 第 17 条第 2 項において 業として第一種特定化学物質等を取り

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ことを想定しているが これは既に違反対象物の公表制度を実施している消防本部の運用実態等を参考に 当該制度の実施に伴う事務負担やその効果等について検討を行った結果 特に都市部における建物の利用者数等による火災危険性が高いことを考慮したものである なお その他の消防本部においても政令指定都市の消防本部の

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( 給油取扱所関係 ) 問危険物の規制に関する政令 ( 昭和 34 年政令第 306 号 以下 政令 という ) 第 17 条第 3 項第 6 号に規定する自家用の給油取扱所 ( 以下 自家用給油取扱所 という ) にあっては 危険物の規制に関する規則 ( 昭和 34 年総理府令第 55 号 ) 第


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仮取扱いを行う場合は その形態に応じた安全対策や必要な資機材等の準備方法の具体的な実施計画 事務手続きについて事前に消防本部予防課危険物係と協議 ( 以下 事前協議 という ) したうえで震災時等の危険物仮貯蔵又は仮取扱い実施計画書 ( 様式第 1 号 以下 実施計画書 という ) を作成し 消防本

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管下関係業者に周知いただくとともに 適切な指導を行い その実施に遺漏な きようお願いいたします 記 第 1 体外診断用医薬品の製造販売業又は製造業を行う旨の届出等について 1. 届出対象者旧薬事法に基づき 体外診断用医薬品を取り扱う以下の者 (1) 旧薬事法第 12 条第 1 項の第二種医薬品製造販

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大規模イベント開催時の危機管理等における消防機関のあり方に関する研究結果について ( 概要 ) 研究の趣旨 現在 国際社会では各地で多様な形態のテロが発生し また NBCテロ災害等 特別な備えが必要となる事案が発生する恐れも増してきている 2019 年のラグビーワールドカップ 2020 年のオリンピ

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2 消防法令違反等の是正の徹底消防法令違反等の防火安全上の不備事項が認められた施設等について 特に違反が多く認められた防火管理面の対策の徹底等 重点的な是正指導を推進する 3 避難対策の充実等夜間を想定し 施設等の構造 入所者の人数 管理体制等の具体的状況に即した避難訓練の実施により 適切な避難誘導

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○福岡県警察交通管制要綱の制定について(通達)

2-1 出場体制等 1 出場体制東京消防庁における出場体制は 火災 救助 救急及び危険排除等の災害区分に応じて 普通出場 特別出場 特命出場により対応しています ⑴ 火災普通出場 市街地の一般火災及び大規模又は特殊な対象物の火災が発生した場合 火災の規模に応じて第 1 出場から第 4 出場に区分して


資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

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1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

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金村 小林 小林 佐藤 末吉 竹本 田村 松本 山本 暁 豊 喜 聖 幸 吉 孝 文 志 信 利 直 別紙 1 蓄電池設備技術基準検討部会 委員名簿 ( 敬称略 五十音順 ) おおみや大宮 よしふみ 東京理科大学理工学部建築学科教授 かなむら きよし 首都大学東京大学院都市環境科学研究科 都市環境科

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第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と

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仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換

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事務連絡 平成 28 年 9 月 26 日 各消防学校長殿 消防庁消防 救急課長 消防職員の厳正な服務規律の確保の徹底について 消防職員にあっては その職務の適正な遂行のため 厳格な服務規律の確保 法令の遵守が求められており 各消防学校におかれては 消防職員の服務規律の確保に日々努められていることと

週間情報(2328号)

3 避難指示等の状況 避難指示 ( 緊急 ) 2 町 69 世帯 123 人 ( 安平町 67 世帯 119 人 むかわ町 2 世帯 4 人 ) 避難勧告 2 町 32 世帯 77 人 ( 安平町 20 世帯 52 人 むかわ町 12 世帯 25 人 ) 4 避難所の状況 (9 月 19 日 14

応急対策計大規模事故対策編第1章応急活動体制大規模事故第対2策章編大規模事故時の応第2章急対大策規計模画事故時の大規模事788 故対策編第 2 章大規模事故時の応急対策計画第 3 節道路 橋梁 トンネル事故 大規模機関名対策内容編3 事故時の応急措置 (1) 東京消防庁 消防署又は 警視庁 警察署と

保発 第 9 号 平成 28 年 12 月 16 日 国民健康保険中央会長殿 厚生労働省保険局長 ( 公印省略 ) 出産育児一時金等の支給申請及び支払方法について の一部改正について 標記については 別添のとおり 全国健康保険協会理事長 健康保険組合理事長及 び都道府県知事あて通知し

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ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

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2006年度日本経団連規制改革要望

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消防危第 220 号 消防特第 195 号 平成 24 年 10 月 1 日 各都道府県消防防災主管部長 殿 東京消防庁 指定都市消防長 消防庁危険物保安室長 消防庁特殊災害室長 化学プラントにおける事故防止等の徹底について 平成 24 年 9 月 29 日 株式会社日本触媒姫路製造所において 消防活動中の消防職員 1 名が殉職 消防職員 23 名を含む35 名が負傷する ( 平成 24 年 9 月 30 日 18 時 30 分現在 ) 爆発火災が発生しました ( 別紙 ) この事故については現在原因の究明が行われているところですが 平成 24 年 4 月 22 日には三井化学株式会社岩国 大竹工場において また 平成 23 年 11 月 13 日には東ソー株式会社南陽事業所において死傷者を伴う爆発火災が発生していることにかんがみ 同種事故再発防止とともに事故後の適切な対応を図るため 貴職におかれましては下記事項について化学プラントを有する関係事業者に対し徹底いただきますようお願いします また 貴都道府県内の市町村 ( 消防の事務を処理する一部事務組合及び広域連合を含む ) に対しても この旨の情報提供をお願いします 記 1 化学反応を伴う製造工程 自己反応により温度 圧力が上昇するおそれのある化学物質等について これらを安全に制御するための条件を再確認し 従業者に周知徹底すること 2 異常が生じたかどうかの監視方法や判断指標 ( 温度 圧力等 ) を再確認し 適切な運転管理を徹底すること

3 暴走反応等異常な現象が生じた場合 石油コンビナート等災害防止法 ( 昭和 50 年法律第 84 号 ) 第 23 条第 1 項の規定に基づき 直ちに消防機関に通報することを徹底すること 4 爆発や火災の発生危険性及びその影響範囲について 現場対応に当たる従業者 また 現場到着した消防隊に周知し 適切に安全管理を行うことができるよう あらかじめ計画 訓練等すること 5 上記 1~4について 必要に応じ 対策の見直しを図ること 問い合わせ先 危険物保安室三浦課長補佐 七條係長電話 03-5253-7524( 直通 ) Fax 03-5253-7534 特殊災害室古澤課長補佐 渡邊係長電話 03-5253-7528( 直通 ) Fax 03-5253-7538

( 別紙 ) 株式会社日本触媒姫路製造所爆発火災 ( 第 9 報 ) 消防庁平成 24 年 9 月 30 日 18 時 30 分現在 1 発生日時等発生時刻 : 平成 24 年 9 月 29 日 ( 調査中 ) 覚知時刻 : 平成 24 年 9 月 29 日 14 時 05 分鎮圧時刻 : 平成 24 年 9 月 29 日 22 時 36 分鎮火時刻 : 平成 24 年 9 月 30 日 15 時 30 分 2 発生場所特別防災区域名 : 姫路臨海住所 : 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖 992-1 特定事業所名 : 株式会社日本触媒姫路製造所 ( 第 1 種特定事業所レイアウト ) 3 施設概要等施設名称 : アクリル酸製造施設 (3AA) ( プロピレンを酸化反応させてアクリル酸 ( おむつ等の吸水性樹脂 ) を製造する施設 ) 施設区分 : 危険物施設危険物施設区分 : 製造所 4 火災の概要アクリル酸混じりの廃液 ( 第 4 類第 2 石油類 ) を一時貯蔵するタンク ( 許可容量 70 m3 ) の異常な温度上昇により爆発炎上 隣接しているアクリル酸タンクとトルエンタンクに延焼したもの また 爆発警戒中の消防車両にも延焼 ( 台数等調査中 ) 5 死傷者等 (1) 人的被害死者 1 名 ( 消防吏員 ) 重症 5 名 ( 消防吏員 2 従業員 3) 中等症 9 名 ( 消防吏員 5 警察 1 従業員 3) 軽症 21 名 ( 消防吏員 16 警察 1 従業員 4) (2) 物的被害焼損面積 : 確認中

6 消防機関等の活動状況 (1) 姫路市消防局 28 台 112 人 (2) その他車両 19 台 ( 周辺消防本部からの応援 16 台 ドクターカー 3 台 ) 周辺消防本部からの応援車両の内訳については以下のとおり神戸市消防局 : 消防車 4 台 救急車 3 台相生市消防本部 : 救急車 1 台加古川市消防本部 : 消防車 1 台赤穂市消防本部 : 消防車 1 台 救急車 2 台高砂市消防本部 : 救急車 1 台たつの市消防本部 : 消防車 1 台 救急車 2 台 ドクターカーの内訳については以下のとおり災害医療センター :1 台加古川医療センター :1 台姫路医療センター :1 台 (3) ヘリ 2 機兵庫県消防防災航空隊ヘリ ( 偵察 負傷者の救急搬送 ) 7 火災原因等調査中 8 その他姫路市にて事業所内全ての危険物施設の使用停止命令 (29 日 ( 土 )15 時 50 分 ) 9 消防庁の対応 29 日 ( 土 )16 時 10 分消防庁で災害対策室を設置 ( 特殊災害室長 ) 20 時 20 分消火活動に関する支援とともに 姫路市消防局からの要請を受けた火災原因調査のため 消防庁職員の現地への派遣を決定 23 時 30 分消防庁危険物保安室課長補佐他計 4 名が出発 23 時 50 分消防庁消防研究センター特殊災害研究室長他計 5 名が出発 30 日 ( 日 )08 時 00 分消防庁危険物保安室課長補佐他計 4 名が姫路市消防局に到着 09 時 10 分消防庁消防研究センター特殊災害研究室長他計 5 名が姫路市消防局に到着 10 時 30 分消防庁現地派遣職員が日本触媒姫路製造所に到着 < 連絡先 > 消防庁特殊災害室古澤 渡邊 Tel (03)5253-7528 内線 42731 Fax (03)5253-7538

消防危第 220 号 消防特第 195 号 平成 24 年 10 月 1 日 石油連盟会長 石油化学工業協会会長 日本化学工業協会会長 殿 消防庁危険物保安室長 消防庁特殊災害室長 化学プラントにおける事故防止等の徹底について 平成 24 年 9 月 29 日 株式会社日本触媒姫路製造所において 消防活動中の消防職員 1 名が殉職 消防職員 23 名を含む35 名が負傷する ( 平成 24 年 9 月 30 日 18 時 30 分現在 ) 爆発火災が発生しました ( 別紙 ) この事故については現在原因の究明が行われているところですが 平成 24 年 4 月 22 日には三井化学株式会社岩国 大竹工場において また 平成 23 年 11 月 13 日には東ソー株式会社南陽事業所において死傷者を伴う爆発火災が発生していることにかんがみ 同種事故再発防止とともに事故後の適切な対応を図るため 貴職におかれましては下記事項について化学プラントを有する関係事業者に対し徹底いただきますようお願いします 記 1 化学反応を伴う製造工程 自己反応により温度 圧力が上昇するおそれのある化学物質等について これらを安全に制御するための条件を再確認し 従業者に周知徹底すること 2 異常が生じたかどうかの監視方法や判断指標 ( 温度 圧力等 ) を再確認し 適切な運転管理を徹底すること 3 暴走反応等異常な現象が生じた場合 石油コンビナート等災害防止法 ( 昭和 50 年法律第 84 号 ) 第 23 条第 1 項の規定に基づき 直ちに消防機関に通報することを徹底すること

4 爆発や火災の発生危険性及びその影響範囲について 現場対応に当たる従業者 また 現場到着した消防隊に周知し 適切に安全管理を行うことができるよう あらかじめ計画 訓練等すること 5 上記 1~4について 必要に応じ 対策の見直しを図ること 問い合わせ先 危険物保安室三浦課長補佐 七條係長電話 03-5253-7524( 直通 ) Fax 03-5253-7534 特殊災害室古澤課長補佐 渡邊係長電話 03-5253-7528( 直通 ) Fax 03-5253-7538

( 別紙 ) 株式会社日本触媒姫路製造所爆発火災 ( 第 9 報 ) 消防庁平成 24 年 9 月 30 日 18 時 30 分現在 1 発生日時等発生時刻 : 平成 24 年 9 月 29 日 ( 調査中 ) 覚知時刻 : 平成 24 年 9 月 29 日 14 時 05 分鎮圧時刻 : 平成 24 年 9 月 29 日 22 時 36 分鎮火時刻 : 平成 24 年 9 月 30 日 15 時 30 分 2 発生場所特別防災区域名 : 姫路臨海住所 : 兵庫県姫路市網干区興浜字西沖 992-1 特定事業所名 : 株式会社日本触媒姫路製造所 ( 第 1 種特定事業所レイアウト ) 3 施設概要等施設名称 : アクリル酸製造施設 (3AA) ( プロピレンを酸化反応させてアクリル酸 ( おむつ等の吸水性樹脂 ) を製造する施設 ) 施設区分 : 危険物施設危険物施設区分 : 製造所 4 火災の概要アクリル酸混じりの廃液 ( 第 4 類第 2 石油類 ) を一時貯蔵するタンク ( 許可容量 70 m3 ) の異常な温度上昇により爆発炎上 隣接しているアクリル酸タンクとトルエンタンクに延焼したもの また 爆発警戒中の消防車両にも延焼 ( 台数等調査中 ) 5 死傷者等 (1) 人的被害死者 1 名 ( 消防吏員 ) 重症 5 名 ( 消防吏員 2 従業員 3) 中等症 9 名 ( 消防吏員 5 警察 1 従業員 3) 軽症 21 名 ( 消防吏員 16 警察 1 従業員 4) (2) 物的被害焼損面積 : 確認中

6 消防機関等の活動状況 (1) 姫路市消防局 28 台 112 人 (2) その他車両 19 台 ( 周辺消防本部からの応援 16 台 ドクターカー 3 台 ) 周辺消防本部からの応援車両の内訳については以下のとおり神戸市消防局 : 消防車 4 台 救急車 3 台相生市消防本部 : 救急車 1 台加古川市消防本部 : 消防車 1 台赤穂市消防本部 : 消防車 1 台 救急車 2 台高砂市消防本部 : 救急車 1 台たつの市消防本部 : 消防車 1 台 救急車 2 台 ドクターカーの内訳については以下のとおり災害医療センター :1 台加古川医療センター :1 台姫路医療センター :1 台 (3) ヘリ 2 機兵庫県消防防災航空隊ヘリ ( 偵察 負傷者の救急搬送 ) 7 火災原因等調査中 8 その他姫路市にて事業所内全ての危険物施設の使用停止命令 (29 日 ( 土 )15 時 50 分 ) 9 消防庁の対応 29 日 ( 土 )16 時 10 分消防庁で災害対策室を設置 ( 特殊災害室長 ) 20 時 20 分消火活動に関する支援とともに 姫路市消防局からの要請を受けた火災原因調査のため 消防庁職員の現地への派遣を決定 23 時 30 分消防庁危険物保安室課長補佐他計 4 名が出発 23 時 50 分消防庁消防研究センター特殊災害研究室長他計 5 名が出発 30 日 ( 日 )08 時 00 分消防庁危険物保安室課長補佐他計 4 名が姫路市消防局に到着 09 時 10 分消防庁消防研究センター特殊災害研究室長他計 5 名が姫路市消防局に到着 10 時 30 分消防庁現地派遣職員が日本触媒姫路製造所に到着 < 連絡先 > 消防庁特殊災害室古澤 渡邊 Tel (03)5253-7528 内線 42731 Fax (03)5253-7538