佐賀県の地震活動概況 (07 年 月 ) (/9) 平成 30 年 月 5 日佐賀地方気象台 月の地震活動概況 月に佐賀県内の震度観測点で震度 以上を観測した地震はありませんでした ( 月は 回 ) また 県内を震源とする地震活動に特段の変化はありませんでした 福岡県 佐賀県 熊本県 長崎県 図 震央分布図 (07 年 月 日 ~3 日 深さ 30km 以浅 ) 灰色の線は地震調査研究推進本部の長期評価による活断層を示しています 図 断面図 (07 年 月 日 ~3 日 深さ 30km 以浅 ) 震央分布図を南の方から見た断面図です 本資料は 国立研究開発法人防災科学技術研究所 北海道大学 弘前大学 東北大学 東京大学 名古屋大学 京都大学 高知大学 九州大学 鹿児島大学 国立研究開発法人産業技術総合研究所 国土地理院 国立研究開発法人海洋研究開発機構 公益財団法人地震予知総合研究振興会 青森県 東京都 静岡県 神奈川県温泉地学研究所及び気象庁のデータを用いて作成しています また 06 年熊本地震合同観測グループのオンライン臨時観測点 ( 河原 熊野座 ) 米国大学間地震学研究連合 (IRIS) の観測点 ( 台北 玉峰 寧安橋 玉里 台東 ) のデータを用いて作成しています
(/9) 07 年に発生した地震の概要. 佐賀県の地震活動 07 年に佐賀県で震度 以上を観測した地震は 9 回 (06 年は 85 回 ) でした ( 表 図 3) このうち 震度 3 以上を観測した地震はありませんでした (06 年は 9 回 ) 表 07 年に佐賀県内で震度 以上を観測した地震 番号発震日時震央地名北緯東経 を付した地震については 近接した場所でほぼ同時刻に地震が発生したため 震度の分離ができませんでした を付した地震の最大震度は 日本国内の最大震度です 深さ (km) M 最大震度 佐賀県最大震度 月 8 日 時 4 分五島列島近海 3 47.' 9 6.8' 9 4. 3 3 月 日 3 月 日 3 時 53 分 3 時 54 分 日向灘 日向灘 3 38.7' 3 39.' 3 07.9' 3 07.3' 37 35 5.3 4.9 4 3 3 月 3 日 4 時 33 分福岡県北西沖 33 4.' 30 7.0' 5 3.5 4 3 月 日 3 時 35 分福岡県北西沖 33 4.' 30 6.4' 3. 5 4 月 7 日 時 30 分福岡県北西沖 33 45.5' 30 08.3' 0 3.5 6 4 月 9 日 時 39 分熊本県熊本地方 3 46.0' 30 46.' 8 3.6 3 7 4 月 9 日 時 46 分橘湾 3 43.3' 30 0.4' 6 4. 3 8 5 月 4 日 4 時 分熊本県熊本地方 3 40.9' 30 45.3' 4. 4 9 5 月 日 0 時 分有明海 3 44.0' 30 36.' 3 4.4 4 0 6 月 9 日 3 時 36 分橘湾 3 43.0' 30 0.6' 6 4.3 4 6 月 0 日 3 時 7 分豊後水道 3 5.0' 3 0.8' 4 5.0 5 強 6 月 7 日 9 時 4 分福岡県北西沖 33 45.6' 30 08.5' 3.7 3 7 月 日 0 時 58 分熊本県阿蘇地方 33 00.' 3 4.' 4.5 5 弱 4 7 月 日 時 56 分鹿児島湾 3 3.0' 30 37.' 0 5.3 5 強 5 7 月 9 日 4 時 5 分熊本県熊本地方 3 46.3' 30 37.7' 3.7 3 6 8 月 8 日 時 7 分熊本県熊本地方 3 44.4' 30 44.7' 0 3.9 3 7 9 月 8 日 4 時 0 分熊本県熊本地方 3 43.4' 30 40.4' 4 4. 4 8 0 月 9 日 8 時 0 分奄美大島北東沖 8 9.6' 3 6.6' 98 5.6 3 9 月 5 日 4 時 9 分朝鮮半島南部 36.7' 9 3.6' 5.6
(3/9) 9 3,4 5, 3 7,0 4 8 5 6 9 6 7 8 図 3 07 年に佐賀県で震度 以上を観測した地震の震央分布図 図中の番号は 表 の地震番号に対応しています
(4/9). 九州 山口県の地震活動 07 年に九州 山口県で震度 以上を観測した地震は 56 回 ( 表 図 4) でした (06 年は 457 回 ) このうち最大の震度を観測した地震は 6 月 0 日に豊後水道で発生した M5.0 の地震 ( 最大震度 5 強 ) と 7 月 日に鹿児島湾で発生した M5.3 の地震 ( 最大震度 5 強 ) でした (06 年は最大震度 7) 表 07 年に九州 山口県で震度 以上を観測した地震 月 最大震度別回数 3 4 5 弱 5 強 6 弱 6 強 7 合計 累計 月 9 0 4 4 月 3 8 4 35 76 3 月 8 6 4 49 5 4 月 4 3 5 59 84 5 月 38 4 55 39 6 月 6 5 35 74 7 月 4 9 4 57 33 8 月 45 8 65 396 9 月 3 9 35 43 0 月 7 3 3 463 月 5 7 34 497 月 9 0 9 56 合計 356 3 7 8 0 0 0 56 07 年に発生した顕著な地震 ( 九州 山口県で震度 4 以上を観測した地震 ) は次のとおりです 3 月 日 3 時 53 分に深さ 37km で M5.3 の地震及び 3 時 54 分に深さ 35km で M4.9 の地震が日向灘で発生し 大分県の佐伯市 豊後大野市 宮崎県の延岡市 高千穂町 美郷町 熊本県高森町で震度 4 を観測したほか 九州地方から中国 四国地方にかけて震度 3~ を観測しました ( 近接した場所でほぼ同時刻に地震が発生したため 震度の分離ができませんでした ) 6 月 9 日 3 時 36 分に橘湾の深さ 6km で M4.3 の地震が発生し 長崎県諫早市で震度 4 を観測したほか 長崎県 佐賀県 熊本県などで震度 3~ を観測しました 6 月 0 日 3 時 7 分に豊後水道の深さ 4km で M5.0 の地震が発生し 大分県佐伯市で震度 5 強 大分県の津久見市 豊後大野市 竹田市 宮崎県延岡市 熊本県高森町で震度 4 を観測したほか 九州地方から中国 四国地方にかけて震度 3~ を観測しました < 熊本地震 >7 月 日 00 時 58 分に熊本県阿蘇地方の深さ km で M4.5 の地震が発生し 熊本県産山村で震度 5 弱 熊本県の阿蘇市 高森町 大分県竹田市で震度 4 を観測したほか 九州地方から中国 四国地方の一部にかけて震度 3~ を観測しました ( 熊本地震の一連の活動で震度 4 以上を観測したその他の地震については P.8~9 をご参照ください ) 7 月 日 時 56 分に鹿児島湾の深さ 0km で M5.3 の地震が発生し 鹿児島県鹿児島市で震度 5 強 鹿児島県の指宿市と南九州市で震度 5 弱を観測したほか 九州地方で震度 4~ を観測しました この地震により負傷者 人などの被害が生じました ( 総務省消防庁による ) 8 月 4 日 4 時 34 分に鹿児島湾の深さ 7km で M4.4 の地震が発生し 鹿児島県鹿児島市で震度 4 を観測したほか 鹿児島県 宮崎県 熊本県で震度 3~ を観測しました 月 日 00 時 46 分に鹿児島湾の深さ 9km で M3.8 の地震が発生し 鹿児島県鹿児島市で震度 4 を観測したほか 鹿児島県と宮崎県で震度 3~ を観測しました
(5/9) 図 4 07 年に九州 山口県で震度 以上を観測した地震の震央分布図九州 山口県で震度 4 以上を観測した地震にコメントを付けています 3. 九州 山口県で観測した津波 07 年は九州 山口県で津波の観測はありませんでした 4. 平成 9 年 (07 年 ) の日本の地震活動 07 年に国内で被害を伴った地震 死者 行方不明者を伴った地震 震度 以上を観測した地震 震度 4 以上を観測した地震 震度 5 弱以上を観測した地震は以下のとおりです 国内で被害を伴った地震 ( 表 3 図 5) 5 回 (06 年は 7 回 ) 死者 行方不明者を伴った地震 0 回 (06 年は 回 ) 震度 以上を観測した地震,05 回 (06 年は 6,585 回 ) 震度 4 以上を観測した地震 40 回 (06 年は 9 回 ) 震度 5 弱以上を観測した地震 8 回 (06 年は 33 回 ) 震度 5 強以上を観測した地震
(6/9) 4 回 (06 年は 5 回 ) 07 年に最大の震度 ( 震度 5 強 ) を観測した地震は以下のとおりです 6 月 0 日豊後水道 M5.0 6 月 5 日長野県南部 M5.6 7 月 日鹿児島湾 M5.3 9 月 8 日秋田県内陸南部 M5. また 日本で津波を観測した地震はありませんでした (06 年は 回 ) 平成 8 年 (06 年 ) 熊本地震 については 個々の地震による被害の区別ができないため 一連の地震活動で 回としています 表 3 07 年に国内で被害を伴った地震 番号 発生日時 緯度 経度 深さ (km) 規模 (M) 震央地名 主な被害 6 月 5 日 07 時 0 分 35 5.0 N 37 35. E 7 5.6 長野県南部 負傷者 人 住家一部破損 7 棟 7 月 日 3 時 45 分 4 47. N 4 5.5 E 7 5. 胆振地方中東部 重傷 人 3 7 月 日 時 56 分 3 3.0 N 30 37. E 0 5.3 鹿児島湾 軽傷 人 4 9 月 8 日 時 3 分 39 30.0 N 40 5. E 9 5. 秋田県内陸南部 住家一部破損 4 棟 5 0 月 6 日 3 時 56 分 37 05. N 4 09.3 E 53 5.9 福島県沖 軽傷 人 被害状況は 総務省消防庁によるものです 4 5 3 図 5 07 年に国内で発生し 被害を伴った地震の震央分布図 図中の番号は 表 3 の地震番号と対応しています
(7/9) 5. 平成 9 年 (07 年 ) の海外の地震活動 07 年に死者 00 人以上の被害を伴った地震は 回 (06 年は 4 回 ) でした ( 表 4 図 6) Mw( モーメントマグニチュード )7.0 以上の地震は 7 回 (06 年は 6 回 ) でした また Mw8.0 以上の地震は 回 (06 年は 0 回 ) でした 表 4 07 年に海外で被害 ( 死者 00 人以上 ) を伴った地震番号発生日時緯度経度深さ (km) 規模 (Mw) 震央地名被害状況 9 月 0 日 03 時 4 分 8 33.'N 98 9.7'W 5 7. メキシコ中部死者 369 人など 月 3 日 03 時 8 分 34 54.3'N 45 57.4'E 9 7.3 イラン / イラク国境死者 569 人以上など 発生日時は日本時間 震源要素は USGS によるものです ただし Mw は気象庁によるものです 情報発表時の値 ( 速報値 ) とは異なる場合があります 被害状況は国連人道問題調整事務所 ( は 07 年 0 月 4 日現在 は 月 5 日現在 ) によるものです 図 6 07 年に海外で被害 ( 死者 00 人以上 ) を伴った地震の震央分布図 図中の番号は 表 4 の地震番号と対応しています
(8/9) 平成 8 年 (06 年 ) 熊本地震 について 06 年 4 月 4 日から始まった 平成 8 年 (06 年 ) 熊本地震 の一連の地震活動は 地震調査研究推進本部によれば 熊本県熊本地方及び阿蘇地方において 全体として引き続き減衰しつつも継続しており 現状程度の地震活動は当分の間続くとされています 大分県中部の活動は低下しました この一連の地震活動により 死者 55 人 負傷者,79 人 住家全壊 8,675 棟などの被害が生じました ( 平成 9 年 月 4 日現在 総務省消防庁による ) 07 年に震度 4 以上を観測した地震 佐賀県 福岡県 山口県 長崎県 大分県 熊本県 宮崎県 鹿児島県 月 日 9 時 分 M3.4 5 月 4 日 4 時 分 M4. 3 5 月 日 0 時 分 M4.4 4 7 月 日 00 時 58 分 M4.5 5 9 月 8 日 4 時 0 分 M4. 震度分布図 ( 市区町村別 は震央 )
(9/9) 震度 4 以上を観測した地震 番号発生日時震央地名深さ (km) 規模 M 最大震度 3 4 5 月 日 9 時 分 5 月 4 日 4 時 分 5 月 日 0 時 分 7 月 日 00 時 58 分 9 月 8 日 4 時 0 分 熊本県熊本地方 9 3.4 4 熊本県熊本地方 4. 4 有明海 3 4.4 4 熊本県阿蘇地方 4.5 5 弱 熊本県熊本地方 4 4. 4 震度 以上の最大震度別地震回数表 (06 年 4 月 4 日 時 ~07 年 月 3 日 ) 期間 最大震度別回数 3 4 5 弱 5 強 6 弱 6 強 7 合計 累計 06/4/4-/3 50 43 406 6 5 3 409 409 07//-/3 8 3 44 /-/8 3 4 8 459 3/-3/3 5 9 5 484 4/-4/30 9 5 5 4309 5/-5/3 7 8 8 4337 6/-6/30 6 3 0 4347 7/-7/3 4 7 4364 8/-8/3 3 5 9 4383 9/-9/30 6 0 4403 0/-0/3 9 445 /-/30 0 4 5 4440 /-/3 9 5 4 4454 総計 679 3 47 0 3 5 3 4454 気象庁作成