防災まちづくりの具体的な方向性を示す 方針 は 防災まちづくりに関するキーワードごとに 以下の12 項目にまとめました 防災まちづくりの方針 防災( 安全 安心 ) 地域コミュニティ ひと 1 多様な世代の交流や地域活動への参加が 防災 減災活動を支えるまち ( 自助 共助の話し合いが活発に行われて

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平井二丁目付近地区地区計画の概要 平井二丁目付近地区地区計画の概要をお示しします 詳しくは 同封の 平井二丁目付近 地区計画書 計画図 をご確認ください 地区計画の区域地区計画の対象区域は 下図のとおりです 平井二丁目付近地区 ( 約 28.6ha) 江戸川区平井一丁目 平井二丁目及び 小松川三丁目

平井二丁目付近地区のまちづくり 平井二丁目付近地区は JR 平井駅南東部の都市計画道路放射第 15 号線に接し 都市計画道路補助第 120 号線が南北に通るなど 交通利便性が高く 旧中川沿川のうるおいある環境を感じられる地区です しかし 耕地整理により形成された街区内などでは 幅員 4.0m 未満の

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江戸川五丁目付近地区 地区計画(素案)説明会

Microsoft Word - ●決定⑤地区計画-2.docx

~ 災害に強く 安全で安心して住み続けられるまちの実現に向けて ~ 荒川二 四 七丁目地区地区計画 ( 平成 30 年 4 月 1 日変更 ) 道路 公園などの地区施設や地区にふさわしい建築物の用途 形態などを定めることにより 地区の特性に合わせたきめ細やかなまちづくりを実現するための都市計画制度で

PowerPoint プレゼンテーション

地区区分とまちづくり方針 D

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スライド 1

区域の整備 開発及び保全に関する方針 江戸川一丁目地区地区計画 計画書 計画決定 H 江戸川区告示第 433 号 計画変更 H 江戸川区告示第 27 号 計画変更 H 江戸川区告示第 482 号 名称江戸川一丁目地区地区計画 位置 江戸川区江戸川一丁目 江戸

スライド 1

地 区 区 分 と ま ち づ くり 方 針 都市計画に基づいて 次のように地区を8つに区分し それぞれの地域特性に合ったまちの 将来像やまちづくりの方針を定めています 複合住宅地区 A 1 4 複合住宅地区 B 広域避難場所周辺として 地区 内建築物の不燃化を促進し 住 宅 工業の調和した良好な中

大谷周辺地区 及び 役場周辺地区 地区計画について 木原市街地 国道 125 号バイパス 役場周辺地区 (43.7ha) 美駒市街地 大谷周辺地区 (11.8ha) 地区計画の概要 地区計画とは住民の身近な生活空間である地区や街区を対象とする都市計画で, 道路や公園などの公共施設の配置や, 建築物の

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区整備計画土地利用の方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 その他当該地区の整備 開発及び保全に関する方針 配置及び規模地区施設の4 準幹線道路沿道街区準幹線道路沿道にふさわしい店舗 事務所等と住宅が立地する低中層市街地の形成を図る 5 幹線道路沿道街

区域の整備 開発及び保全に関する方針 地区施設の整備の方針 建築物等の整備の方針 (1) 道路の整備方針区域内外との円滑な交通ネットワークの形成と歩行者等の安全で快適な歩行環境の向上を図るため 街区幹線道路及び区画道路を整備する 生活利便施設や良質な街並みを形成する住宅等の立地を誘導し 地域拠点にふ

第 Ⅱ ゾーンの地区計画にはこんな特徴があります 建築基準法のみによる一般的な建替えの場合 斜線制限により または 1.5 容積率の制限により 利用できない容積率 道路広い道路狭い道路 街並み誘導型地区計画による建替えのルール 容積率の最高限度が緩和されます 定住性の高い住宅等を設ける

区域の整備 開発及び保全に関する方針地区施設の整備の方針建築物等の整備の方針 (2) 公園 緑地の整備方針地域に親しまれる やすらぎと憩いの空間を形成するとともに 西武立川駅から玉川上水に向けて形成される緑のネットワークの拠点となるよう公園や緑地を配置する (3) その他の公共空地の整備方針各敷地の

世田谷区

地区計画の目標 安全な避難経路の確保と地域にふさわしい合理的な土地利用と建替えの誘導を図り 良好な街並みの形成と住 商 工が調和する安全で魅力ある複合市街地の形成を目指します 5 つの地区区分と 6 つの建替えルール ( 地区整備計画 ) 地区の特徴や都市計画に基づき 区域内を5 地区に区分していま

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第2章

地区計画パンフレットP.1

山手地区の概要 面積 約50ha 用途地域 工業地域 建ぺい率 60 容積率 200 高さの限度 第一種高度地区 最高限20m 2

金沢都市計画地区計画の変更

計画的な再開発が必要な市街地 特に一体的かつ総合的に再開発を促進すべき地区 市町名 名称 再開発の目標 土地の合理的かつ健全な高度利用及び都市機能の更新に関する方針 特に整備課題の集中がみられる地域 ( 課題地域 ) 地区名 西宮市 C-4 浜脇 ( 約 175ha) 居住環境の向上 良好な都市景観

北部大阪都市計画彩都地区計画 ( 案 ) 北部大阪都市計画彩都地区計画を 次のとおり変更する 1. 地区計画の方針 名称彩都地区計画 位 置 茨木市大字粟生岩阪 大字宿久庄 大字清水 大字佐保 大字泉原 大字千提寺 大字大岩 大字福井 大字大門寺 大字生保 大字安威 山手台一丁目 山手台三丁目 山手


地区区分とまちづくり方針 都市計画に基づいて 次のように地区を 4 つに区分し それぞれの地域特性にあったまちの将来像 やまちづくりの方針を定めています (* ~ 及び は路線名称を示す ) N

(4) 対象区域 基本方針の対象区域は市街化調整区域全体とし 都市計画マスタープランにおいて田園都市ゾーン及び公園 緑地ゾーンとして位置付けられている区域を基本とします 対象区域図 市街化調整区域 2 資料 : 八潮市都市計画マスタープラン 土地利用方針図

指定標準 適用区域 建ぺい率 容積率 建築物の高さの最高限度 m 用途地域の変更に あたり導入を検討 すべき事項 ( 注 2) 1. 環境良好な一般的な低層住宅地として将来ともその環境を保護すべき区域 2. 農地等が多く 道路等の都市基盤が未整備な区域及び良好な樹林地等の保全を図る区域 3. 地区計

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1 整備目標 方針 地区名 大森中地区 ( 西糀谷 東蒲田 大森中 ) 西糀谷一丁目 西糀谷四丁目 北糀谷二丁目 東蒲田二丁目の全域位置大森中二丁目 大森中三丁目 西糀谷二丁目 西糀谷三丁目 東蒲田一丁目 南蒲田一丁目の各一部地区の現況 課題 現況 当地区の幹線道路沿いは商業 業務施設及び中高層の集

区域の整備 開発及び保全に関する方針公共施設等の整備の方針 建築物等の整備の方針 1 道路の整備方針 (1) 地区周辺の交通円滑化に資する道路ネットワークの形成及び 東西の主要な道路軸の形成を図るため 地区幹線道路を拡幅整備する (2) 開発に伴い発生する交通を円滑に処理するとともに 新駅整備に伴う

区域の整備 開発及び保全の方針地区整備計画 久世荒内 寺田塚本地区地区計画 名称久世荒内 寺田塚本地区地区計画 位置城陽市久世荒内 寺田塚本及び平川広田 面積約 22.1ha 建 築 物 等 に 関 す る 事 項 地区計画の目標 土地利用の方針 地区施設の整備方針 建築物等の整備方針 地区の区分

別記様式第4

本日の説明内容 1 板橋駅西口周辺地区のまちづくり 2 板橋駅西口地区都市計画素案について 1 市街地再開発事業 2 地区計画 3 高度利用地区 4 高度地区 3 今後のスケジュール 1

Microsoft Word - 岡崎駅南リーフレット案【最終】

新曽中央地区 地区まちづくり協定 & 地区計画 ~ 水に親しみ緑あふれる 歩いて楽しいまち ~ の実現に向けて 新曽中央地区 このパンフレットについて 戸田市は 新曽中央地区のまちづくりを推進するため 新曽中央東部 西部地区まちづくり協議会との協働による検討を進め 平成 24 年 3 月に 戸田市都

(2) 路地街区 ア路地街区の内部で 防火性の向上と居住環境の改善を図るため 地区施設等に沿った建築物の高さの最高限度及び壁面の位置の制限を定めることにより 道路斜線制限を緩和し 3 階建て耐火建築物の連続した街並みを形成する イ行き止まりの路地空間では 安全性の確保のため 2 方向の避難を目的とし

2

区域の整備 開発及び保全に関する方針地建築区物等整に関備する計事項画地区計画ガイド八日市出町地区 八日市出町地区 地区計画の内容 名称八日市出町地区地区計画 位 置 金沢市八日市出町の一部 面積地区計画の目標土地利用の方針建築物等の整備方針 約 10.7 ha 本地区は 市中心部の南西約 4kmに位

その他当該区域の整備 開発及び保全に関する方針 近隣商業地区では 周辺地域との調和のとれた緑のネットワークの形成を図るため 敷地内の緑化や屋上緑化 壁面緑化を推進し その他の地区においても 緑豊かで潤いのある環境を創出するため 敷地内の緑化を推進する 位置東久留米市南沢五丁目地内 面積約 6.3ha

稲毛海岸5丁目地区

都市計画富ヶ谷二丁目地区地区計画

目 次 1 基本方針 再開発を促進すべき地区等の整備又は開発の方針... 2 別表再開発促進地区の整備又は計画の概要... 3 都市再開発方針図 ( 総括図 )... 6 都市再開発方針附図

区域の整備 開発及び保全に関する方針土地利用の方針 地区施設の整備の方針 地区の立地特性を踏まえ 土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新を図るため 土地利用の方針を以下に定める 1 国際化に対応した業務 商業 宿泊等の多様な機能に加え 氷川神社と連携した江戸文化や赤坂地域の魅力を伝える歴史

板橋区

本町二・四・五・六丁目地区の地区計画に関する意見交換会

表1-表4-2

東京都市計画第一種市街地再開発事業前八重洲一丁目東地区第一種市街地再開発事業位置図 東京停車場線 W W 江戸橋 JCT 日本橋茅場町 都 道 一石橋 5.0 特別区道中日第 号線 江戸橋 15.

都市計画変更素案に関する説明会 建築規制の変更に関する説明会 特定整備路線補助 29 号線 井 東 込区間 (JR 横須賀線 区界 ) 沿道 日時 : 平成 29 年 8 3 ( ) 場所 : 品川区 伊藤 学校 前方右側に手話通訳者を配置しております 必要な方はお近くの席にお移り願います 1 本日

藤沢市地区計画運用基準 施行平成 30 年 4 月 1 日 る 本運用基準は, 地区計画の届出に際しての審査の画一化及び円滑化を図るため, 必要な事項を定め 項目第 1 建築物等の用途の制限に関する事項第 2 建築物の容積率の最高限度に関する事項第 3 建築物の建蔽率の最高限度に関する事項第 4 建

(Microsoft Word p55\201`61\201E\221\3464\217\315.doc)

1 整備目標 方針 地区名大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目地区位置東京都品川区大井五 七丁目 西大井二 三 四丁目の全域地区の現況 課題 現状 当地区は 品川区の南に位置しており 北側に滝王子通り 東側に補助 28 号線 ( 池上通り ) 西側にJR 東海道新幹線及びJR 横須賀線 南側に大田区

計画書

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

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2 計画 ( 素案 ) からの主な変更点 1 はじめに頁主な変更点 1 これまでの経緯に 不燃化特区補助制度の指定 地区計画と都市防災不燃化促進事業の導入についての記載を追加 また 大和町中央通り沿道地区は 平成 26 年に不燃化特区補助制度 ( 平成 32 年度まで ) の対象区域に指定されるとと

西原町 2~4 丁目地区 区域図 西原町 2~4 丁目地区 低密度住宅ゾーン 中密度住宅ゾーン 戸建ての低層住宅地を主体に落ち着いた雰囲気を持った良好な居住環境の形成を誘導します また 都市農地の保全に努め 農地と共存した良好な居住環境の形成を誘導します 低層住宅と中高層住宅が調和した良好な居住環境

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多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

第 3 号様式 ( 第 3 条関係 ) 不燃化推進特定整備地区整備プログラム 品川区 豊町 丁目 二葉 3 4 丁目及び西大井 6 丁目地区 平成 25 年 11 月第 1 回変更認定平成 27 年 10 月第 2 回変更認定平成 29 年 3 月 品川区

目次 Ⅰ 運用基準の策定にあたって P1 1 策定の目的 P1 2 運用基準の位置づけ P1 Ⅱ Ⅲ 土地利用のあり方 P1 地区計画の活用 P2 1 地区計画とは P2 2 地区計画の活用類型 P2 (a) 地域資源型 P3 (b) マスタープラン適合型 P3 (c) 街区環境整序型 P3 (d)

平方・中野久木物流施設地区

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(100817)

地区計画とは 地区計画とは 土地や建築物の所有者など地区の皆さんが合意を図りながら道路や公園などの配置 建築物の用途 容積率 高さ 色やデザイン等のルールをきめ細かく定め そのルールに基づいて建築行為等を行うことにより より良いまちづくりをすすめる手法のひとつです 地区の特性に応じて必要な項目を選択

Microsoft Word - 09池町通り.doc

Microsoft Word - (新)滝川都市計画用途地域指定基準121019

目 次 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画書 1P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画計画図 3P 流山インターチェンジ北部物流センター地区地区計画運用基準 4P 地区整備計画の運用について 運用基準の解説 5P 6P (1) 建築物等の用途の制限 6P (2) 建築

地区の細区分 1 流通 業務地区 2 都市型居住地区 地区 建築物 建築物等の高さの最高限度 建築物等の高さの最高限度は 15mとする ただし 敷地面積が1,000m2以上あり かつ金沢市景観審議会において都市景観上支障がないと認められた場合は 25mとする 整備計画 等に関する事項 建築物等の形態

7-3 上田城南地域 (1) 将来像 ( 将来像 ) 水と緑と多様な都市機能が調和し快適な暮らしの環境が整ったまち ( 基本目標 ) 千曲川をはじめ産川や浦野川 小牧山や上田原古戦場 半過岩鼻など奇景や原風景の残る豊かな自然や農地を大切に保全するとともに 秩序ある都市空間づくりを進めます 良好な住環

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都市計画図 平河町二丁目東部地区(PDF)

環状第二号線沿道新橋地区街並み再生地区及び街並み再生方針について

序章 計画改定の背景 足立区では 昭和 57 年 3 月に 大地震による火災から区民の生命と財産を守る た め 足立区防災まちづくり基本計画 を策定し この計画に基づき各種事業を展開し てきました その後 平成 7 年 1 月 17 日に発生した阪神 淡路大震災では 密集市街地に被害が 集中し 改め

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不燃化推進特定整備地区整備プログラム/北区/志茂地区

日本橋・東京駅前地区

葛飾区

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福知山都市計画地区計画の変更(福知山市決定)

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市町合併という基本的枠組みの変更に対応した 市全域を対象とした計画の見直し 少子高齢化をはじめとする本市を取り巻く社会経済情勢の変化に対応した計画づくり 総合計画や都市計画区域マスタープランなど 上位関連計画との整合 調整の必要性 都市計画マスタープランは 都市計画法第 18 条の 2 に基づいて策

(第14回協議会100630)

柏駅西口北地区まちづくり

立川市絶対高さを定める高度地区指定に関する検討方針 平成 26 年 5 月 立川市 0

千里ニュータウン地区の今後の土地利用の考え方 豊中市 はじめに市は 平成 4 年 (1992 年 )7 月に 千里ニュータウン地区住環境保全に関する基本方針 ( 以下 基本方針 という ) を策定し 同地区内で計画される建築物などに対して その用途をはじめ 建築物の建て方 ( 容積率 建ぺい率 高さ

都市計画図 外神田二・三丁目地区(PDF)

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

建物の建築の基準についての 都市計画変更 案に関する説明会 大田区東馬込二丁目 ( 補助 29 号線沿道地区 ) 高度地区の変更 防火地域の変更 用途地域の変更 日時 : 平成 30 年 11 月 19 日 ( 月 ) 場所 : 大田区立馬込小学校 大田区 1 本日の説明項目 1 本説明会の主旨 2

(Microsoft Word - \201\2403-1\223y\222n\227\230\227p\201i\215\317\201j.doc)

多摩都市計画地区計画の決定(多摩市決定)

(案)

地区 の 区分 名称駅南口西街区地区駅南口東街区地区駅北口駅前広場地区 面積約 2.8 ha 約 0.6 ha 約 1.7 ha 用途地域による用途制限の他に 次の各号に掲げる建築物は 建築し てはならない 地区整備計画 建築物等に関する事項 建築物の 用途の制限 1. 指定道路 1 に面する敷地の

新千里西町B団地地区地区計画

位 置 新宿区赤城下町 中里町 天神町 赤城元町 矢来町及び改代町各地内 面 積 約 4.6ha 地区名称住宅地区住工共存地区 A 住工共存地区 B 幹線道路沿道地区の区面積約 3.7ha 約 0.3ha 約 0.4ha 約 0.2ha 分 1 マージャン屋 ぱちんこ屋 射的場 勝馬投票券発売所 場

第18期火災予防審議会地震対策部会

Transcription:

5 防災まちづくりの目標と方針 懇談会におけるこれまでの検討内容や主な意見を踏まえ 次のような防災まちづくり の 目標 と 具体的な方向性を示す 方針 を提案します 平井二丁目付近地区防災まちづくり懇談会の活動目的 ( 会則より ) 誰もが安全に安心して暮らしていくために! 災害に強いまちづくりの実現 防災まちづくりの目標 災害時への備えが充分な 地域防災力 が高いまち 日頃の近所付き合いが災害時の助け合い ( 共助 ) に活かされたまち 災害時に有効な道路や 公園 広場が整備された まち 耐震化が普及したまち 不燃建替えによる燃え広がらないまち 20

防災まちづくりの具体的な方向性を示す 方針 は 防災まちづくりに関するキーワードごとに 以下の12 項目にまとめました 防災まちづくりの方針 防災( 安全 安心 ) 地域コミュニティ ひと 1 多様な世代の交流や地域活動への参加が 防災 減災活動を支えるまち ( 自助 共助の話し合いが活発に行われているまち ) 2 燃えにくい建物 倒れない建物づくりを進めるまち 3 安全な避難経路が確保されているまち 4 身近な場所に小公園などのミニ防災活動拠点を備えたまち 生活環境 住宅地 建物 家並み 商店 町工場 5 住宅 店舗 事務所 町工場等が共存するまち 6 暮らしやすさと利便性を備えた住宅地 7 賑わいと親しみのある商店街 8 低中層を主体とし 周辺環境と調和したまち並み 道路 交通 9 地区内の骨格となる道路がしっかりとしたまち 10 安心して気持ちよく歩けるまち 公園 緑 景観 11 誰もが利用しやすい憩いの広場や公園があるまち 12 地域の資源である旧中川の水辺環境を親しめるまち 21

6 災害に強いまちの将来像 (1) 防災まちづくり構想 ( 図 ) 懇談会での検討内容と 防災まちづくりの目標と方針 を 本地区区域図にあてはめて表したものを 防災まちづくり構想 ( 図 ) として提案します 北 凡例 0m 50m 100m 20m 平井二丁目付近地区 地区の土地利用特性に応じた街区区分 住居街区 : 戸建住宅と中高層の共同住宅とが調和した住宅地を主体としながらも 身近な商業施設等が立地する利便性の高い市街地の形成 住居複合街区 : 中小工場が存続できるように住工共存環境の醸成を図りながら 今後とも生産環境と居住環境の調和する職住近接の活力ある市街地の形成 商業街区 : 商業 業務施設が集まって 活気と親しみのある商店街としていく商業 住宅地の形成 沿道複合街区 : 後背住宅地の環境に配慮した幹線道路沿道にふさわしい複合市街地の形成 当地区の主要な公共施設 ( 道路 公園 ) の整備 災害に強いまちづくりの推進 幹線道路 ( 都市計画道路 ) 主要生活道路 ( 幅員 5m 以上 ) 生活道路 ( 幅員 4m 以上で通り抜けている道路 ) 公園 公園 広場の整備 水辺環境の改善 活用 建築物の不燃化 耐震化 ( 各種助成制度の活用 ) 延焼遮断帯の形成 ( 沿道建築物の耐火化推進等 ) 安全な避難経路の確保 ( 主要生活道路と沿道による一体的整備 ) ミニ防災活動拠点の整備 ( 既存公園の防災機能拡充 整備 ) 22

(2) まちづくりルールとしてのまとめ 防災まちづくりの目標と方針 および 防災まちづくり構想( 図 ) に基づいて 具体的なまちづくりルール ( 地区計画の地区整備計画案 ) を以下にまとめました ( 第 8 回懇談会配布資料より抜粋 ) 1-1. 主な避難経路 などを 主要生活道路 として地区施設に位置づける.. 第 4 回懇談会で一次避難所や広域的な避難場所への 主な避難経路 となった既存の道路 及び 大きな街区を構成する 主要な道路 を 主要生活道路 に位置づけて まちの骨格となる幅員 5m 以上の道路ネットワークとして整備する 1-2. 通り抜けている既存の道路を 生活道路 として地区施設に位置づける 二方向の避難経路や交通利便性を維持するため 幅員 4m 未満の狭あい道路を含めて 通り抜けている道路は全て幅員 4m 以上の 生活道路 として整備する 1-3. 既存の 公園 を地区施設に位置づける 平常時は誰もが利用しやすい身近な憩いの場 災害時には町会等のミニ防災活動拠点となる公園 広場として位置づけて改善 整備し 維持 管理していく 地区施設の配置図 凡例 都市計画道路 ( 都市施設 ) 主要生活道路 ( 地区施設 ) 公園 ( 地区施設 ) 通り抜けている既存道路を 生活道路 に位置づける 平井二丁目付近地区 北 0m 50m 10m 20m 23

2-1. 主要生活道路を 災害に強い道路 とするため 壁面の位置の制限 を定める 主要生活道路 として 地区施設 に位置づけた主な避難経路や主要な道路に面して 壁面の位置の制限 と における工作物の設置制限( 後述 3) を行い 道路と沿道の及び建物等により 一体的に 災害に強い道路 としていく 道路と沿道及び建物等で一体的な空間を確保するため 建物の壁と壁の間の距離を6m 以上とする そのため 道路の中心線から3mの位置に 壁面の位置の制限 ( 壁面後退線 ) を定める 次ページ図参照 2-2. 幅員 4m 以上の道路 ( 生活道路 ) 沿いでは 木造住宅密集地域の建物等による圧迫感を緩和するため 壁面の位置の制限 を定める 幅員 4m 以上の道路 ( 生活道路 : 狭あい道路を含む ) に面して 壁面の位置の制限 を行い 建物の壁と壁の間の距離を5m 以上とすることにより圧迫感の緩和を図る そのため 道路の中心線から2.5mの位置に 壁面の位置の制限 ( 壁面後退線 ) を定める 生活道路における壁面の位置の制限 道路中心 道路からの壁面後退線 2.5m 以上 2.5m 以上 道路からの壁面後退線 建物の壁と壁の間の距離 5m 以上 生活道路 24

3 主要生活道路の では 工作物の設置の制限 により 災害に強い道路 としていく 壁面後退により道路から後退した区域では 避難や緊急車両の活動の妨げになる工作物を設置しないようにする ただし 移動できるものは設置できることとする 主要生活道路における 壁面の位置の制限 と 工作物の設置の制限 道路からの壁面後退線 道路中心 道路からの壁面後退線道路中心 3m 以上 移動可能なもの植木鉢やプランター 3m 以上 移動可能なもの植木鉢やプランター 3m 以上 3m 以上 建物の壁と壁の間の距離 6m 以上 6m 以上 主要生活道路 5m 以上 主要生活道路 5m 以上 25

4 狭い道路の交差点では すみ切りとなる見通し空間を確保する 幅員 6m 以上の道路を含まない道路交差部では 壁面の位置の制限 や における工作物の設置の制限 により すみ切り空間 を確保して 見通しの良い安全な交差点としていく そのため の隅を頂点とする長さ2mの底辺を有する二等辺三角形の部分を 道路状等のすみ切り空間として確保できるように 東京都建築安全条例と同等のルールを定める 5 道路沿いの垣 さくの作り方を工夫して 安全なうるおいのあるまち並みにしていく 当地区の全域において 道路に面して背丈の高いブロック塀等を設けないようにし 災害時におけるブロック塀等の倒壊による人的被害や道路閉塞を防止する 垣 さくを設ける場合は 緑化フェンスや生け垣したものとし うるおいが連続するまち並みづくりに努める 26

6 周辺環境と調和したまち並みとしていくため 高さの最高限度 を定める 高さが突出する建物によって周辺のまち並みを壊さないようにする 具体的な高さについては 現在地区内に建っている建物の最高高さ程度を目安とすることが考えられる 住居街区 及び 住居複合街区 では 7~9 階程度 商業街区 及び 沿道複合街区 では 12~14 階程度 7 住居街区では 建て詰まりが生じないように 面積の最低限度 を順守する 住宅街区 及び 住居複合街区 においては すでに都市計画で 面積の最低 限度 が制限されているので 引き続き の細分化を防止する 70 70 60 140 m2 60 80 60 m2 30 30 70 m2 27

8 現在の良好な環境を維持するため 用途の制限 を定める 当地区の全域において 周辺環境に悪影響を及ぼすような建物が立地しないようにする そのため 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律 に規定する 性風俗関連特殊営業 の用に供する施設( 無店舗型 映像送信型等を含む ) その他これに類するものの建築はできないように制限する 9 建築物の外壁や外から見える部分の柱 工作物等の 色彩 を制限して 落ち着きのあるまち並みにしていく 住宅街区 及び 住居複合街区 においては 周辺の環境と調和した落ち着きのあるまち並みを形成するため 周辺と不釣り合いな色彩 ( 原色や蛍光色など刺激的な色彩 ) を使わないようにする 28

7 防災まちづくりの役割分担 本地区のまちづくりの目標である 災害時の備えが充分な 地域防災力 が高いまち を実現していくため 区と地区住民等との役割分担を下表に示しました 役割分担 (1) 住民等が主体となり区と一緒 \ に進める防災まちづくりまちづくりの目標 個人でできること 備蓄をする 防災訓練に参加する 日頃の近所 避難先や連絡方法を家族と話し合う付き合いが みんなでやること災害時の助け 防災活動組織をつくる合い ( 共助 ) 助け合いの体制をつくるに活かされた 防災訓練等を実施するまち 災害時の役割分担を決める 防災に強いまちを考える まちの防災ルールをつくって 地区防災計画 として提案する (2) 区が責任を持って進める防災まちづくり ( 課題解決に向けた取組み ) 防災まちづくり活動への支援 防災 減災に係る適切な情報発信 自助 共助の普及 啓発 町会等地域の防災活動を支援 提案された 地区防災計画 を区の地域防災計画に盛り込む 災害時に有効な道路や公園 広場が整備されたまち不燃建替え等による燃え広がらないまち 道路づくり 幅 4m 未満沿いでは 道路中心から 2m 以上をセットバックする 角ではすみ切りを確保する 公園 広場づくり 引越し等で土地を手放す際には 区へ相談を行う ルールを守る 建替えや新築を行う際には 災害に強い 倒れにくく燃えにくい建物にする 近隣環境や緑化等に配慮する 助成制度 支援制度の活用 老朽建物除却費助成 建設費 設計費等助成 税制 資金面の優遇など 補助 144 号線沿道の不燃化助成 耐震診断 耐震改修助成 共同建替えへの支援 助成 密集市街地の改善に必要な道路 公園などの基盤施設整備の実施 ( 基盤未整備エリアでの重点化 ) 安全な避難道路の拡幅整備 公園整備 耐震性防火水槽など防災施設の設置 狭あい道路改善 生活道路網の形成 まちづくり 建替えルールづくり 住民合意の形成 地区計画の策定 運用 燃えにくい 倒れない 不燃建替えの促進 新たな防火規制の導入 木密地域不燃化 10 年プロジェクトの推進 ( 不燃化特区など ) 延焼遮断帯の形成( 補助 144 号線整備 都と区の連携で沿道の不燃化推進 ) 住民 権利者に対する各種助成制度や支援制度の普及 啓発をより一層進める 29