( 参考 ) 公立大学法人大阪市立大学教職員就業規則 ( 抄 ) 第 3 章服務 ( 職務専念義務及び忠実義務 ) 第 33 条教職員は 公立大学法人の業務の公共性を自覚し 誠実に職務に専念しなければならない 2 教職員は 忠実に職務を遂行し 本法人の利益と相反する行為を行ってはならない ( 服務心

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第 5 条再雇用教職員を採用する場合は 契約期間を定めて行うものとする 2 前項で定める契約期間は一の会計年度 (4 月 1 日から翌年の 3 月 31 日までをいう 以下同じ ) 以内で定めるものとする ( 契約期間の更新 ) 第 6 条契約期間は これを更新することがある ただし 1の職種区分

第 5 条 ( 配置転換 出向 ) 1 甲は 業務上の必要がある場合 乙に対し 配置転換を命じることがある 2 甲は 業務上の必要がある場合 乙に対し 他社に出向を命じることがある 乙は 正当な理由がない限り これを拒否することができない 3 前項の場合 その出向の期間は3 年以内とする 第 6 条

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( 採用 ) 第 3 条特定有期雇用職員の採用は 選考によるものとする ( 契約期間 ) 第 4 条特定有期雇用職員を採用する場合は 契約期間を定めて行うものとする 2 前項で定める契約期間は 一の会計年度 (4 月 1 日から翌年の3 月 31 日までをいう 以下同じ ) 以内で定めるものとする

公立大学法人青森公立大学職員懲戒規程

教員等の懲戒処分に係る審査に関する規程 ( 平成 21 年 9 月 16 日 ) ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 教育公務員特例法 ( 昭和 24 年 1 月 12 日法律第 1 号 以下 法 という ) 第 9 条第 2 項の規定に基づき 沖縄県立看護大学教授会 ( 以下 教授会 という )

(2) 総合的な窓口の設置 1 各行政機関は 当該行政機関における職員等からの通報を受け付ける窓口 ( 以下 通報窓口 という ) を 全部局の総合調整を行う部局又はコンプライアンスを所掌する部局等に設置する この場合 各行政機関は 当該行政機関内部の通報窓口に加えて 外部に弁護士等を配置した窓口を

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○大阪市立大学教職員就業規則(案)

 

公立大学法人山梨県立大学事務職員等選考規程

(3) 卒業 ( 修了 ) 証明書 (4) 資格又は免許に関する証明書 (5) 住民票記載事項証明書 (6) その他理事長が必要と認める書類 2 職員は 前項の提出書類の記載事項に変更が生じたときは その都度 速やかにこれを届け出なければならない ( 赴任 ) 第 7 条職員は 採用後直ちに赴任しな

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(4) 性的な写真や漫画などを見せること (5) ヌード ポスター等を掲示すること (6) 職場の職員を何回もじっと見つめること (7) 職場の職員を職場内外でつけ回すこと (8) 職場において 社員に対して性的な関係を要求すること (9) 職場の職員の衣服または身体をむやみに触ること (10) 頼

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(1) 労働契約の期間に関する事項 (2) 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項 (3) 始業及び終業の時刻 所定労働時間を超える労働の有無 休憩時間 休日 休暇並びに教職員を 2 組以 上に分けて交替に就業させる場合における就業時転換に関する事項 (4) 給与の決定 計算及び支払の方法 給与の

◆◆01教職員就業規則30.4.1

社会福祉法人春栄会個人情報保護規程 ( 目的 ) 第 1 条社会福祉法人春栄会 ( 以下 本会 という ) は 基本理念のもと 個人情報の適正な取り扱いに関して 個人情報の保護に関する法律 及びその他の関連法令等を遵守し 個人情報保護に努める ( 利用目的の特定 ) 第 2 条本会が個人情報を取り扱

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第 11 条育児休業を終了して復帰する教職員の年次有給休暇については 理事長が別に定める ( 育児短時間勤務 ) 第 12 条小学校就学の始期に達するまでの子と同居し 当該子を養育する教職員が申し出た場合には 当該子がその始期に達するまで 当該教職員の所定勤務時間を 6 時間とすること ( 以下 育

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る附属高等学校及び附属中学校 ( 以下 附属学校 という ) の講師を除く ) 助教 及び助手の職にある者をいい 職員 とは教員以外の教職員をいう ( 適用範囲等 ) 第 3 条この規程は 雇用期間の定めがなく法人に常時勤務を要する職を占める教職員に適用する 2 公立大学法人兵庫県立大学教員の任期に

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注意すべきポイント 1 内定承諾書は 内定者の内定承諾の意思を明らかにさせるものです 2 2 以降の注意すべきポイントについては マイ法務プレミアムで解説しています

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暴行若しくは脅迫を用いてわいせつな行為をし 又は職場における上司 部下等の関係に基づく影響力を用いることにより強いて性的関係を結び若しくはわいせつな行為をした職員 相手の意に反することを認識の上で わいせつな言辞 性的な内容の電話 性的な内容の手紙 電子メールの送付 身体的接触 つきまとい等の性的な

(別紙1)

なった者については, 各号に掲げる書類の提出を免除をすることがある 一 履歴書 二 学歴及び資格に関する証明書 三 住民票記載事項の証明書 四 扶養親族等に関する書類 五 その他大学において必要と認める書類 2 前項各号の書類の記載事項に異動があったときは, その都度すみやかに届け出なけれ ばならな

平成 31 年 4 月 1 日から平成 34 年 3 月 31 日まで 63 歳平成 34 年 4 月 1 日から平成 37 年 3 月 31 日まで 64 歳 4 定年について 労働者の性別を理由として差別的取扱いをしてはなりません ( 均等法第 6 条 ) ( 退職 ) 第 48 条前条に定める

める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 初任給調整手当 ) 第 5 条育児短時間勤務をしている教職員の初任給調整手当の額は 給与規程第 13 条第 3

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平均賃金を支払わなければならない この予告日数は平均賃金を支払った日数分短縮される ( 労基法 20 条 ) 3 試用期間中の労働者であっても 14 日を超えて雇用された場合は 上記 2の予告の手続きが必要である ( 労基法 21 条 ) 4 例外として 天災事変その他やむを得ない事由のために事業の

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Ⅰ 確認しましょう! 職場におけるセクシュアルハラスメントとは 職場におけるセクシュアルハラスメントは 職場 において行われる 労働者 の意に反する 性的な言動 に起因するものです 職場 とは 事業主が雇用する労働者が業務を遂行する場所 通常就業している場所以外の場所でも 労働者が業務を遂行する場所

資料 1 協会員に対する処分及び勧告について 平成 30 年 4 月 18 日 日本証券業協会 本協会は 本日 下記のとおり 法令等違反の事実が認められた協会員に対し 定款第 28 条第 1 項の規定に基づく処分及び同第 29 条の規定に基づく勧告を行いました 記 岩井コスモ証券株式会社 公表前のア

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条第一項の通算契約期間に関する基準を定める省令 ( 平成 24 年 10 月 26 日厚生労働省令第百四十八号 ) に定める期間 ) 以上であるときは 当該空白期間前に満了した労働契約の期間は含まないものとする 5 第 1 項から第 3 項の労働契約の期間を定める場合において 労働契約の期間の終期は

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第 4 条 ( 取得に関する規律 ) 本会が個人情報を取得するときには その利用目的を具体的に特定して明示し 適法かつ適正な方法で行うものとする ただし 人の生命 身体又は財産の保護のために緊急に必要がある場合には 利用目的を具体的に特定して明示することなく 個人情報を取得できるものとする 2 本会


第 2 標準例 1 一般服務関係 事由 (1) 欠勤 1 正当な理由なく 10 日以内の間欠勤した場合 2 正当な理由なく11 日以上 20 日以内の間欠勤した場合 3 正当な理由なく 21 日以上の間欠勤した場合 (2) 遅刻 早退 正当な理由なく勤務時間の始め又は終わりに繰り返し勤 務を欠いた場

職員の私有車の公務使用に関する要綱 ( 目的 ) 第 1 条この要綱は, 地方公務員法 ( 昭和 25 年法律第 261 号 ) 第 3 条第 2 項に規定する一般職の職員 ( 期限付教員以外の臨時的任用職員を除く ) および同条第 3 項第 3 号に規定する特別職 ( 以下 職員 という ) が私

無期契約職員就業規則

議第 18 号 ( 趣旨 ) 三島市職員の公益的法人等への派遣等に関する条例案 第 1 条 この条例は 公益的法人等への一般職の地方公務員の派遣等に関する法律 ( 平成 12 年法律第 50 号 以下 法 という ) 第 2 条第 1 項及び第 3 項 第 5 条第 1 項 第 6 条第 2 項 第

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級が6 級以上であるもの ( これらの職員のうち 組合規則で定める職員を除く 以下 特定管理職員 という ) にあっては 100 分の102.5) 12 月に支給する場合においては100 分の137.5( 特定管理職員にあっては 100 分の117.5) を乗じて得た額 (2) 再任用職員期末手当基

雇用管理分野における個人情報のうち健康情報を取り扱うに当たっての留意事項 第 1 趣旨 この留意事項は 雇用管理分野における労働安全衛生法 ( 昭和 47 年法律第 57 号 以下 安衛法 という ) 等に基づき実施した健康診断の結果等の健康情報の取扱いについて 個人情報の保護に関する法律についての

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第 4 標準例 懲戒処分の対象となる非違行為及び当該行為に係る懲戒処分の種類 程度の判断基準 とする標準例は 次に掲げるものとする なお 事案の内容によって 懲戒処分よりも軽い処分を行うことが適当であると判断 される場合は 訓告又は厳重注意の処分を行うものとする (1) 一般服務関係 欠勤 事由 態

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など 国の行政機関の法令遵守の確保につながるものである また 内部の職員等からの通報を積極的に活用したリスク管理等を通じて 国の行政機関が適切に行政事務を遂行していくことは 公務に対する国民の信頼の確保並びに国民生活の安定及び社会経済の健全な発展にも資するものである 本ガイドラインは 以上の意義を踏

別紙 1 妊娠 出産 育児休業 介護休業等に関するハラスメントとなり得る具体的言動例 1. 制度等の利用への嫌がらせ型 教職員が産休や育児業 介護休業等の制度の利用を請求したり 制度を利用したことに関して 上 司が解雇等の不利益な取扱いを示唆したり 上司 同僚が 繰り返し又は継続的に嫌がらせ等を行い

第六条 契約期間 雇用期間は原則として1 年以内とし 嘱託雇用契約書に定める 二. 前項の規定にかかわらず 本人が雇用契約を更新し継続して勤務することを望む場合に於いては 定年後の継続雇用に関する労使協定の定めるところにより 次の基準のいずれにも該当した従業員については満 65 歳に達するまでを限度

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防府市非常勤職員就業要綱

第 3 章服務規律 ( 服務 ) 第 10 条労働者は 職務上の責任を自覚し 誠実に職務を遂行するとともに 会社の 指示命令に従い 職務能率の向上及び職場秩序の維持に努めなければならない ( 遵守事項 ) 第 11 条労働者は 以下の事項を守らなければならない 1 許可なく職務以外の目的で会社の施設

第 2 条ガイアは 関係法令等及びこれに基づく告示 命令によるほか業務要領に従い 公正 中立の立場で厳正かつ適正に 適合審査業務を行わなければならない 2 ガイアは 引受承諾書に定められた期日までに住宅性能証明書又は増改築等工事証明書 ( 以下 証明書等 という ) を交付し 又は証明書等を交付でき

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2 懲戒処分は 同じ程度に違反した行為に対して 前条に掲げる懲戒の種類及び効果が異なってはならない 3 懲戒処分を行うにあたっては 対象となる職員に対し 書面又は口頭により弁明をする機会を与える ( 懲戒の手続 ) 第 6 条職員のうち 機関の長及び研究教育職員 ( 以下 研究教育職員等 という )

第 4 条育児短時間勤務をしている職員の産業医手当の額は 給与規程第 12 条に定める手当の月額に育児短時間換算率を乗じて得た額 (50 円未満の端数がある場合はこれを切り捨て 50 円以上 100 円未満の端数がある場合はこれを 100 円に切り上げる ) とする ( 扶養手当 ) 第 5 条育児

Microsoft Word - 2 個人情報保護規程

事務連絡 平成 28 年 9 月 26 日 各消防学校長殿 消防庁消防 救急課長 消防職員の厳正な服務規律の確保の徹底について 消防職員にあっては その職務の適正な遂行のため 厳格な服務規律の確保 法令の遵守が求められており 各消防学校におかれては 消防職員の服務規律の確保に日々努められていることと

14個人情報の取扱いに関する規程

接触において 公平 誠実に行動するものとし 直接 間接を問わず 又利害の大小を問わず 癒着その他外部からの疑惑や不信を招くような行動をしてはならない とりわけ 容器包装に係る分別収集及び再商品化の促進等に関する法律 で規定されている特定事業者や 当協会と再商品化実施に係る契約を締結する もしくは締結

( 休憩時間 ) 第 3 条 任命権者は 1 日の勤務時間が 6 時間を超える場合においては 少な くとも45 分 8 時間を超える場合においては 少なくとも1 時間の休憩時間を それぞれ所定の勤務時間の途中に置かなければならない 2 前項の休憩時間は 職務の特殊性又は当該公署の特殊の必要がある場合

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個人情報保護管理規程 ( 目的 ) 第 1 条本規程は 個人情報の保護に関する法律 ( 平成 15 年 5 月 30 日 法律第 57 号 以下 法 という ) 及び 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律 ( 平成 25 年 5 月 31 日 法律第 27 号 以下 番

注意 本様式は参考としてお示しするものです 引用する場合は各法人 事業所にて十分精査した上でご利用ください 介護予防 日常生活支援総合事業第一号事業契約書 様 ( 以下 利用者 という ) と ( 例 : 株式会社 社会福祉法人 会等 )( 以下 事業者 という ) は 事業者が提供するサービスの利

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Transcription:

部局長 人事担当課長様 理事長達第 6 号平成 31 年 1 月 9 日理事長 教職員の服務規律の確保の徹底について 服務規律の確保の取り組みについては これまでも繰り返し注意を喚起し その趣旨の徹底を図ってきたところである この度 平成 23 年度から平成 30 年度までの間において 本学教授によるハラスメントに該当すると認められるさまざまな事実が確認されたところである これまでにも再三に渡って服務規律の確保について通知してきたにも関わらず 今回のような件が発生したことについては 大学教職員として服務規律を順守するという自覚が 教職員一人ひとりに未だに浸透していないと言わざるを得ない 本法人においては 就業規則の中で服務規律について別紙のとおり定めているところであるが あらためて教職員一人ひとりに 服務規律の確保及び法令順守の徹底に万全を期すよう 所属内での周知徹底を行っていただきたい 服務規律に反するような事実が認められた場合は 本法人に対する社会の信頼を損ない 当該教職員に対しては厳正に処分されることになるということを 今一度 教職員一人ひとりに対して再度認識させていただきたい また 管理監督の立場にある教職員については その責任の重大さを十分自覚し あらためて教職員の指揮監督に一層努めるよう指導を徹底していただきたい

( 参考 ) 公立大学法人大阪市立大学教職員就業規則 ( 抄 ) 第 3 章服務 ( 職務専念義務及び忠実義務 ) 第 33 条教職員は 公立大学法人の業務の公共性を自覚し 誠実に職務に専念しなければならない 2 教職員は 忠実に職務を遂行し 本法人の利益と相反する行為を行ってはならない ( 服務心得 ) 第 34 条教職員は 法令 この規則及び本法人の諸規程を遵守し 上司の指揮命令に従ってその職務を遂行しなければならない ( 信用失墜行為等の禁止 ) 第 35 条教職員は 次に掲げる行為をしてはならない (1) 本法人の名誉若しくは信用を傷つけ 又は教職員全体の不名誉となるような行為をすること (2) 本法人の秩序及び規律を乱すこと ( 守秘義務 ) 第 36 条教職員は 職務上知ることのできた秘密を漏らしてはならない その職を退いた後も同様とする ( 本法人の教職員の地位 ) 第 37 条本法人の教職員は 刑法 ( 明治 40 年法律第 45 号 ) その他の罰則の適用については 法令により公務に従事する職員とみなす ( 教育者の地位利用の選挙運動の禁止 ) 第 38 条教員は 学生に対する教育上の地位を利用して選挙運動をしてはならない ( 妊娠 出産 育児休業等に関するハラスメント及びセクシュアル ハラスメントの防止 ) 第 39 条教職員は 次の各号に掲げる妊娠 出産 育児休業等に関するハラスメント及びセクシュアル ハラスメントに関する行為を行ってはならず これの防止に努めなければならない (1) 妊娠 出産 育児及び介護に関する制度や措置の利用等に関し 解雇その他不利益な取扱いを示唆すること (2) 妊娠 出産 育児及び介護に関する制度や措置の利用を阻害すること (3) 妊娠 出産 育児及び介護に関する制度や措置を利用したことによる嫌がらせ等をすること (4) 妊娠及び出産等したことにより 解雇その他不利益な取扱いを示唆すること (5) 妊娠及び出産等したことに対する嫌がらせ等をすること (6) 性的要求に対する服従又は拒否を理由に 就業上 利益又は不利益を与え 又はそれを示唆すること (7) 相手が望まないにもかかわらず 性的な言動を行い 又は相手にそれを求めること (8) 言動や掲示等により 性的不快の念を抱かせるような環境をつくること (9) 固定的な性的役割意識による行動の押しつけや言動を行うこと (10) 部下に対して前 9 号の行為が行われている事実を認めながら上司が黙認すること ( 兼業 )

第 40 条教職員が兼業を行おうとする場合は 公立大学法人大阪市立大学教職員兼業規程により許可を得なければならない ( 遅刻 早退及び外出 ) 第 41 条教職員が やむを得ない事由により遅刻又は早退をし 又は勤務時間中にやむを得ない事由により外出するときは その理由及び時刻を明らかにして上司に申し出てその承認を受けなければならない ( 欠勤 ) 第 42 条教職員は やむを得ない事由により欠勤しようとするときは その理由及び期間を明らかにして上司に申し出て その承認を受けなければならない 2 上司が求めるときは 欠勤の事由を証する書類を提出しなければならない ( 旧姓の使用 ) 第 43 条教職員は 所定の手続きを経ることにより 婚姻 養子縁組その他の事由 ( 以下 婚姻等 という ) により戸籍上の氏を改めた後も引き続き婚姻等の前の戸籍上の氏を文書等に使用することができる 第 7 章懲戒等 ( 懲戒の事由 ) 第 48 条教職員が次のいずれかに該当するときは 懲戒に処することができる (1) 正当な理由なく無断欠勤をし 出勤の督促に応じないとき (2) 正当な理由なくしばしば欠勤 遅刻又は早退するなど勤務を怠ったとき (3) 故意又は重大な過失により本法人に損害を与えたとき (4) 窃盗 横領 傷害等の刑事法上の犯罪に該当する行為があったとき (5) 本法人の名誉又は信用を傷つけたとき (6) 素行不良で本法人の秩序又は風紀を乱したとき (7) 重要な経歴を詐称して雇用されたことが判明したとき (8) その他この規則及び本法人の定める諸規程によって遵守すべき事項に違反し 又は前各号に準ずる程度の不適切な行為があったとき 2 管理監督者の指導の怠慢又は管理不行届により 管理監督下にある教職員に前項の懲戒に該当する行為があったときは 当該管理監督者についても懲戒に処することがある ( 懲戒の種類 ) 第 49 条懲戒の種類及び程度は次のとおりとする (1) 戒告その責任を指摘し 将来を戒める (2) 減給 1 回の額が平均賃金の1 日分の2 分の1を超えず 総額が1 賃金支払期における賃金の総額の 10 分の1を超えない範囲で給与を減額する

(3) 停職 1 日以上 1 年を限度として勤務を停止し 職務に従事させず その間の給与を支給しない (4) 懲戒解雇予告期間を設けないで即時に解雇する ( 懲戒の手続 ) 第 50 条懲戒の手続については 公立大学法人大阪市立大学教職員懲戒規程の定めるところによる ( 訓告等 ) 第 51 条第 49 条に規定する場合のほか 服務を厳正にし 規律を保持するために必要があるときは 文書又は口頭により 注意 厳重注意又は訓告を行うことができる ( 損害賠償 ) 第 52 条教職員が故意又は重大な過失によって本法人に損害を与えた場合は 第 49 条の懲戒処分又は前条の訓告等とは別に その損害の全部又は一部を賠償させるものとする

( 参考 ) 大阪科学 大学記者クラブ御中 ( 同時提供先 : 大阪市政記者クラブ ) 平成 30 年 12 月 27 日 公立大学法人大阪市立大学 大阪市立大学教員の懲戒処分の公表について この度 平成 30 年 12 月 27 日に 下記のとおり当事者等に対し処分を行いま したので公表します 記 1. 被処分者 本学教授 (61 歳 ) 2. 処分内容 停職 3 月 3. 根拠規程 公立大学法人大阪市立大学教職員就業規則第 48 条第 1 項第 5 号 第 6 号及び 第 8 号に規定する懲戒事由に該当する 4. 処分発令日 平成 30 年 12 月 27 日 5. 処分事由概要 平成 23 年度から平成 30 年度までの間において 本学教授によるハラスメン トに該当すると認められるさまざまな事実が確認された 6. 事案の概要 ( 事実概要 ) 本学のハラスメント特別調査委員会は 本学の学生や教職員ら複数人からの申し立てを受け 申立人ら 被申立人 及び関係者等に対し 合計 19 名 のべ 22 回にわたり ヒアリングを行う等 平成 30 年 4 月 17 日から同年 11 月 19 日まで調査を行い 平成 23 年度から平成 30 年度までの間の以下の事実を認定した

1 セクシュアル ハラスメントについて 上下関係 教授の優位性のもと セクシュアル ハラスメントやそれに類する言動が繰り返され 申立人らにおいて精神的苦痛を感じていた 特に平成 28 年度以降につき 上下関係 教授の優位性が認められる申立人らに対し 太ももに手を置く ハグする 手を握る 脇のにおいをかごうとする キスをするそぶりをする等した 2 その他のハラスメント行為について 特定の学生に対し 不適切な言動 指導等を繰り返しており 同人らは精神的苦痛を受け 同人らの学業 研究活動の遂行に大きな支障が生じ あるいはその生じるおそれが存していた 学生等に対し 複数回 学部学生に対する講義や試験監督の代行を指示し 実際にこれを行わせていた 7. 再発防止に向けた対応高い倫理性が求められる教員でありながら このような不祥事を引き起こしたことについて誠に遺憾であり 被害を受けた関係者の皆様に対しご迷惑をおかけしましたことを深くお詫びいたします 今回の事案を受け 全教職員に対し 改めて服務規律の確保について周知の徹底を図ります また 管理監督者に対しても所属教職員への指導を徹底するとともに ハラスメント等についての啓発を強化してまいります 8. 情報公開の例外について本処分の公表に際しては 公立大学法人大阪市立大学における懲戒処分の公表基準 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) に基づき 申立人からの強い希望があったため 申立人個人が特定され得る情報の公開は差し控えております 9. 添付資料 大阪市立大学教職員就業規則第 48 条第 1 項第 5 号 第 6 号及び第 8 号 本件の問い合わせ先 公立大学法人大阪市立大学 はじゃけなかきた法人運営本部人事課羽者家 中北 (TEL:06-6605-2007)

< 参考 > 公立大学法人大阪市立大学教職員就業規則 ( 抄 ) ( 懲戒の事由 ) 第 48 条教職員が次のいずれかに該当するときは 懲戒に処することができる (1) 正当な理由なく無断欠勤をし 出勤の督促に応じないとき (2) 正当な理由なくしばしば欠勤 遅刻又は早退するなど勤務を怠ったとき (3) 故意又は重大な過失により本法人に損害を与えたとき (4) 窃盗 横領 傷害等の刑事法上の犯罪に該当する行為があったとき (5) 本法人の名誉又は信用を傷つけたとき (6) 素行不良で本法人の秩序又は風紀を乱したとき (7) 重要な経歴を詐称して雇用されたことが判明したとき (8) その他この規則及び本法人の定める諸規程によって遵守すべき事項に違反し 又は前各号に準ずる程度の不適切な行為があったとき