一人だったと伝統的に語り継がれている ) 二人には約束の相続人である ボアズという息子がいた ラハブは外国人の売春婦であったが 信仰によって 神聖な約束の系図の中に用いられた ルツ : マタイの福音書 1:5( ルツ 4:8-22) ルツもまた モアブ人の若い女 つまり外国人であった ユダヤ人の夫が

Similar documents
一 マリヤへの恵みある教会に 何かというと 恵まれた女よ おめでとう と言う人がいました 女性のための聖書のクラスで 誰かが正しい答えを言ったら 恵まれた女よ おめでとう 感謝なことの証しをしたら 恵まれた女よ おめでとう 誰かが牧師に祈ってもらっている姿を見たら 恵まれた女よ おめでとう 彼女はい

神学総合演習・聖霊降臨後最終主日                  2005/11/16

1 パンの家 という意味 農業生産の豊かな地 ダビデの町とも呼ばれた 2ガリラヤのベツレヘムと区別するために ユダヤのベツレヘムと書かれている 年代 200 軒の家 クリスチャンとイスラム教徒が平和に住んでいる 4 今日 パレスチナ自治区 2 万 2 千人 クリスチャンは迫害に会っている

2013 年 3 月 10 日 ( 日 ) 11 日 ( 月 ) 51 回目 Ⅵ-054 山上の垂訓 山上の垂訓 054 マタ 5:1~2 ルカ 6:17~19 1. はじめに (1) 呼び名について 1マタ 5:1~8:1 は 通常 山上の垂訓 ( 説教 ) と呼ばれる 2しかし この名称は 説教

2017 年 10 月 8 日 ( 日 ) 9 日 ( 月 ) 15 回さらにすぐれた契約 さらにすぐれた契約 ヘブル 8:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし (2) ユダヤ教の 3 つの柱

4きょう取り上げる 3~5のパターンは ユダヤ的に解釈する必要がある 5イエス時代のユダヤ教のラビたちの旧約聖書引用法 * 直接引用とその成就 * その箇所の解釈ではなく 適用である * きょうの3~5 のパターンは すべて適用である 6マタイは 5 つの引用によってイエスのメシア性を証明しようとし

人には 非日常性が必要です いつもの生活ではなく これは見たことがない 聞いたことがないという意外性 あるいは奇跡と言ってよいでしょう いつも自分のできること していること中で生きているならば 虚しさが残り 死に至ります しかし これまで経験しなかったこと 知り得ないことを知れば そこに命があり 希

2011 年 10 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 )42 ローマ人への手紙 11:25~36 拒否の解決 (3) イスラエルの救い 1. はじめに (1)10 月 13 日 ( 木 ) の日没から仮庵の祭りが始まった 1 第 7 の月の 15 日 満月 2 満月を眺めながら イスラエル

2012 年 1 月 22 日 ( 日 ) 23 日 ( 月 )54 ローマ人への手紙 15:4~13 希望から希望へ 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)14:1~15:13 は 雑多な問題を扱っている 1 超道徳

2014 年 10 月 7 日 ( 火 ) 60 分で分かる創世記 60 分で分かる創世記 1. はじめに (1) 60 分で分かる〇〇 のシリーズを開始する 11 節 1 節の解説も重要であるが 鳥瞰図的な理解も必要である 2その場合重要なのは センス オブ プロポーション である (2) 創世記

Rev 7:1 この後 私は見た 四人の御使いが地の四隅に立って 地の四方の風を堅く押さえ 地にも海にもどんな木にも 吹きつけないようにしていた (1) この後 私は見た 1 物事の時間的流れではなく ヨハネが見た幻の順番を示している 2この幻は 神の裁きが迫っていることを示唆している 3 地の四方

* ダニエル書 3 捕囚期後 (3) * ハガイ書 * ゼカリヤ書 * マラキ書 (5) 預言者たちが語ったメッセージの要約 1 神の主権と聖なるご性質 2 契約の民イスラエルの不従順の罪 3 悔い改めへの招き 4 迫り来る神の裁きと捕囚 5イスラエルの民を攻撃する周辺国への裁き 6 捕囚からのレム

2011 年 07 月 17 日 ( 日 ) 18 日 ( 月 )29 ローマ人への手紙 8:12~17 聖化の力 ( 聖霊 )(3) 養子の霊 1. はじめに (1) 聖化 に関する 8 回目の学びである 最終回 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は ク

Heb 11:7 信仰によって ノアは まだ見ていない事がらについて神から警告を受けたとき 恐れかしこんで その家族の救いのために箱舟を造り その箱舟によって 世の罪を定め 信仰による義を相続する者となりました (1) ノアは 神から警告を受けた 1 創 6:17 Gen 6:17 わたしは今 いの

創世記5 創世記2章4節b~25

創世記5 創世記2章4節b~25

PowerPoint Presentation

受胎告知 ( ルカ 1:26-38) ルカ福音書講義 (3) か月目 1 に み使いガブリエルが神からナザレ 2 という名のガリラヤの町に遣わされた 27 ダビデの家の出 3 でヨセフという名の男と婚約中 4 のおとめのもとにである おとめの名はマリヤ 5 といった

2015_12_06 マタイ2:1--2.xdw

日付 単元 テーマ タイトル 2015 年 11 月 29 日 クリスマス イザヤの証し テキストイザヤ 7:14 参照箇所 神さまはともにおられます イザヤ 7 章 9 章 マタイ 1 章 28 章 教師ノート 暗唱聖句 ( 教会で使用している聖書訳を記入して下さい ) マタイ 1:23 AG 日

07/06/17  礼拝メッセージ  近藤修司 牧師

このメッセージは メシアの義とパリサイ人の義について学ぼうとするものである Ⅰ. 真の信仰者の特徴 (5:13~16) 1. 地の塩 (13 節 ) あなたがたは 地の塩です もし塩が塩けをなくしたら 何によって塩けをつけるのでしょう もう何の役にも立たず 外に捨てられて 人々に踏みつけられるだけで

* ユダヤ人の歴史家ヨセフスもまた同じような書き方をしている 5 テオピロは ルカの執筆活動を支援するパトロンであった可能性が高い 6 もしそうなら テオピロはローマ人クリスチャンであったと思われる (2)1~2 節は ルカの福音書の要約である 1 前の書 というのは ルカの福音書 のことである 2

としたこと それに対してイエスは 今は 止めないでほしい 正しい ことをすべて行うのは 我々にふさわしいことです ( マタイ 3 15) と 言って ヨハネから洗礼をお受けになったと伝えています しかしマルコ福音書は そういうことは何も伝えていません イエス は ユダヤの全地方から集まって来た大勢の

このメッセージは 父なる神について考えようとするものである Ⅰ. 聖書が使用する比喩的言葉 1. 神という言葉について (1) ヘブル語でエロヒム ( エル ) ギリシア語でセオス 1 普通名詞 神々を指す言葉である 2 日本語の神も 多くの神々を指す言葉である 3 聖書の神は どういう神かを示す必

Microsoft Word - ◎中高科

2017 年 7 月 2 日 ( 日 ) 3 日 ( 月 ) 1 回 ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル人への手紙のテーマ ヘブル 1:1~3 1. はじめに (1) 著者 1いくつかの名が上げられてきた * パウロ * ルカ ( パウロがヘブル語で書いたものを ルカがギリシア語に翻訳した ) * バ

2008 年 7 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 8 創世記 8 創世記 3 章 14 節 ~24 節 アダム契約 イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 創世記には 11 の区分 ( トルドット ) がある (2) 第 1のトルドットには 人類の

2. アウトライン (1) 過去の回顧 (1~4 章 ) (2) 律法の解説 (5~26 章 ) (3) 未来の展望 (27~30 章 ) (4) 指導者の交代 (31~34 章 ) 3. 結論 (1) 律法の本質 (2) イスラエルの将来 (3) 申命記とイエスの教え 申命記を通して イエスの教え

このメッセージは ヨセフとキリストに起こったことは私たちにも起こることを学ぼうとする ものである Ⅰ. 第 1のステップ正直な性格 (2 節 ) 1. ヨセフは 17 歳 (1) ビルハの子ら ( ダン ナフタリ ) (2) ジルパの子ら ( ガド アシェル ) (3) ヤコブは レアの子ら ( ル

2017 年 7 月 16 日 ( 日 ) 17 日 ( 月 ) 3 回 御使いに勝る御子 (2) 御使いに勝る御子 (2) ヘブル 2:1~9 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と

(2) ダビデの最後の言葉 (23:1~7) サムエル記第二を通して ダビデの生涯の意味について考える Ⅰ. 権威ある座に上るダビデ (1~10 章 ) 1. サウルとヨナタンの死 (1:1~27) (1) 主によって開かれた扉 1 試練の中にありながら ダビデはすべての状況を主に委ねていた 2 彼

2 奇跡 3 父 4 聖書 4. メッセージのゴール (1) イエスを誰だと言うか (2) イエスを信じる者の幸いとは何か このメッセージは イエスの業と主張について考えようとするものである Ⅰ. イエスと父は一体である (19~29 節 ) 1. 行動において まことに まことに あなたがたに告げ

2011 年 06 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )26 ローマ人への手紙 7:14~25 律法からの解放 (3) ロマ書 7 章クリスチャン 1. はじめに (1) 聖化 に関する 5 回目の学びである 1 最大の悲劇は 律法を行うことによって聖化を達成しようとすること 2この理解は


2018 年 5 月 27 日 ( 日 ) 28 日 ( 月 ) 14 回 ペテロの第 2 のメッセージ (2) ペテロの第 2 のメッセージ (2) 使徒 3:17~26 1. はじめに (1) ペンテコステの日に教会が誕生した 1ペテロの第 1 回目のメッセージにより 3,000 人ほどの人たち

2012 年 7 月 1 日 ( 日 ) 2 日 ( 月 ) 17 回目 Ⅴ-020~021 バプテスマのヨハネの登場 バプテスマのヨハネの登場 ルカ 3:1~2 マコ 1:2~6 1. はじめに (1) 文脈の確認 1バプテスマのヨハネの誕生 2イエスの誕生 3イエスの幼少期 (2) 今日の箇所は

(1) 神殿の聖所と至聖所を分ける幕である 1 長さが約 18 メートル 厚さが約 10 センチ 2この幕の内側に入れたのは 大祭司だけである それも年に一度だけ 3 大祭司 アロンの家系 ケハテ氏族 レビ族 イスラエルの民 全人類 (2) この幕が 上から下まで真っ二つに裂けた 1 神の御手がこれ

ったその初代皇帝であります そして クレニオは今まで 紀元後 7 年から 9 年までの総督である とされていましたが 最近の歴史的文献によりますと それは 2 回目の統治であったということが わかりました 紀元前にも総督になった時があったのです ルカがこの福音書を テオピロという おそらくはローマの

に知恵と英知と知識とあらゆる仕事において 神の霊を満たした (2~3 節 ) (1) ユダ部族のフル その子ウリ その子ベツァルエル 1フルとはモーセの手を両側から支えた 2 人のうちのひとり ( 出 17 章 ) 2フルの孫がベツァルエルである (2) 神の霊を満たした 1 知恵 (wisdom)

2010 年 4 月 18 日 ( 日 ) 19 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京出エジプト記 19 出エジ 19 出エジプト記 14 章 15 節 ~15 章 21 節 紅海を渡る 1. 文脈の確認 (1) イスラエルの民は 430 年後にエジプトを脱出した (2) エジプト脱出の記録は

6ユダヤ人は 人種的 宗教的理由によって サマリヤ人を軽蔑した * ユダヤの格言 私の目が サマリヤ人を見ることがないように 7サマリヤ人も ユダヤ人を軽蔑し 敵対した * ユダヤ人がエルサレムから下ることは許したが 上ることは許さなかった 8 現代もサマリヤ人の子孫たちが存在している ( 千名以下

Heb 11:23 信仰によって モーセは生まれてから 両親によって三か月の間隠されていました 彼らはその子の美しいのを見たからです 彼らは王の命令をも恐れませんでした (1) この節は モーセの信仰ではなく モーセの両親の信仰を記録している 1 彼らは その子の美しいのを見た * ギリシア語で ア

これを聞いたマリヤは すっかりとまどい このあいさつはどういう意味だろうと考えました すると御使いが言いました こわがらなくてもいいのです マリヤ 神さまがあなたに 素晴らしいことをしてくださるのです あなたはすぐに身ごもり 男の子を産みます その子を イエス と名付けなさい 彼は非常に偉大な人にな

幸せに見せているようで幸せではない いや その見せているところが表面的で 偽善的であるた め 心の底では全く幸せではないことに気づき 落ち込んでしまうということですね 1B 神の子 救い主を豪語する独裁者 1-5 これは イエスがお生まれになった時の状況でもそうでありました 1 4 節を読んでみまし

2011年度 牧羊者 第Ⅳ巻

2019 年 7 月 28 日 ( 日 ) 29 日 ( 月 ) 70 回 12 人の弟子たちの救い 12 人の弟子たちの救い 使徒 19:1~7 1. はじめに (1) 第三次伝道旅行が始まった 1 使 18:23~21:17( 紀元 53 年の春から 56 年の春 ) 2パウロは ひとりで出かけ


<4D F736F F D20837D835E834382CC959F89B98F FCD825090DF82A982E DF2E646F63>

牧会の祈り

1.1 節 Rev 14:1 また私は見た 見よ 小羊がシオンの山の上に立っていた また小羊とともに十四万四千人の人たちがいて その額には小羊の名と 小羊の父の名とがしるしてあった (1) ヨハネは キリストの再臨後の状況を見ている 1 実際にキリストの再臨が起こるのは 19 章になってからである

1 説 教 聖日礼拝 北浜チャーチ 黒田 禎一郎 2017 年 6 月 4 日 ( 日 ) 主 題 : すべてを感謝しましょう! テキスト :1コロサイ人への手紙 3 章 17 節 はじめに たった一度しかない人生 私たちはどのように生きているでしょうか? 生き方を知っている人は幸いです しかし 多

ヘブル人への手紙1章

聖書に聞く会 ( 第 2 回 ) マルコによる福音書 1 章 1-8 節 2014 年 5 月 8 日 古本靖久 1 聖歌 60 番 ヨルダンのほとりヨハネはさけべり 2 お祈り 3 テキストの位置 今日の箇所はマルコ福音書のはじめの部分であり この福音書は何について書くのか決定づける所です 特に

(1) イゼベル 彼にとっては ネバテの子ヤロブアムの罪のうちを歩むことは軽いことであった それどころか彼は シドン人の王エテバアルの娘イゼベルを妻にめとり 行ってバアルに仕え それを拝んだ (1 列 16:31) 1オムリの子アハブは イゼベルと結婚し バアル礼拝をイスラエルに導入した 2 預言者

ダニエル書は終末についてどのように語っているか No.2 御使いガブリエルが告げた 七十週 の預言 聖書箇所 9 章 20 節 ~27 節 はじめに 前回はダニエル書 2 章から バビロンの王ネブカデネザルの見た正夢に ついて学びました その正夢は終わりの日に起こることを示されたものでした ダニエル

2017 年 8 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) 7 回 第 2 の警告 (2) 第 2 の警告 (2) ヘブル 4:1~13 1. はじめに (1) この手紙が書かれた理由を再確認する 1 信仰が後退しつつあった第 2 世代のメシアニック ジューたちへの励まし 2 彼らは 迫害と誤

2 イエスの戒めを守るなら イエスの愛に留まることになる (2) その教えを話した理由は 弟子たちが喜びに満たされるためである 1イエスは 自分が経験している喜びを弟子たちに与えようとしている 2イエスの喜びは 父なる神への従順 ( 喜ばせること ) によって生まれる 3ヘブ 12:2 Heb 12

Microsoft Word - 09_Jeremiah_2.docx

夢を超えたもの_Culture A.indd

癒しの業と宣教 ( ルカ 4:38~44) 1) ルカ福音書講義 (23) 章 38 イエス 2) は会堂から立ちあがり シモンの家 3) に入った シモンのしゅうとめが 高熱 4) で苦しめられており 彼らは 5) 彼女のことをイエス 6) に願った 39 彼は彼女の枕

13_寺内.indd

Microsoft Word - filename-=ISO-2022-JP''0804%1B%24B%21%21%25%3B%25%5F%25J%21%3C%25F%25%2D%259%25H%21%21%25G%25%23%259%25Z%25s%2

ることができない信仰の弱い者 もう言葉にならないようなうめきや渇きや絶望を心に抱えている それで苦しんでいる そこで倒れようとしている そういう者のそばに すっと入ってきてくださって 今隣に座っていい? と やさしく 具体的に 一緒に座ってくださって 私に寄りかかってきなよ と 私に頼っていいよ と

聖書 : ピリピ 3:1~3 説教題 : 神の御霊による礼拝 日時 :2017 年 2 月 26 日 ( 朝拝 ) ピリピ人への手紙第 3 章に入ります この手紙は全部で 4 章からなっていますので 今日から後半部に入ることになります パウロは 最後に 私の兄弟たち と始めます この手紙はまだ半分ま

2017 年 2 月 5 日 ( 日 ) 6 日 ( 月 ) 22 回 イスラエルに対する戦い (2) イスラエルに対する戦い (2) 黙 12:7~17 1. はじめに (1) キリストの再臨の前に何が起こるかを見ている 110 章 ~14 章は 挿入箇所である * 物語の進展はなく 状況の説明が

2017 年 2 月 21 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 60 分でわかる旧約聖書 (24) エレミヤ書 1. はじめに (1) 預言者たちの中でのエレミヤの位置づけ 1 預言書を書いた預言者 (the writing prophet) * 王国が南北に分裂して以降

は サウル王の 4 男イシュ ボシェトを王に立てましたが 彼が家来に殺され るとダビデに服することになり 彼はイスラエル全部族の王になりました 彼 はそれから 33 年間イスラエル全土を統治しました ( サムエル下 5:1~5) 彼は要害の地エルサレムに都を移し 神の臨在の象徴である神の箱を迎え入れ

* ペリシテ人の古代都市ガザは 前 93 年に破壊され 前 57 年に再建された * この道路は ガザの遺跡を通過し 新ガザに至る荒野の道である 5 ピリポは その命令に従順に従った 2.27b~28 節 Act 8:27b すると そこに エチオピヤ人の女王カンダケの高官で 女王の財産全部を管理し

5 節ごとに 洗礼者ヨハネ 殺される 6:14-15 ( そして ) イエス ( 彼 ) の名が知れ渡ったので ヘロデ王の耳にも入った 人々は言っていた 洗礼者ヨハネが死者の中から生き返ったのだ だから 奇跡を行う力が彼 ( のうち ) に働いている そのほかにも 彼はエリヤだ と言う人もいれば 昔

2012 年 2 月 26 日 ( 日 ) 27 日 ( 月 )59 ローマ人への手紙総まとめ 総まとめ 1. はじめに (1) 執筆の意図 1 使徒としての使命 * 所々 かなり大胆に書いた (15:15) 2 使徒としての奉仕の原則 * 他人の土台の上に建てない (15:20) * これまで ロ

2008 年 7 月 13 日 ( 日 ) 14 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 6 創世記 6 創世記 2 章 4 節 b~25 エデンの園に置かれた人 イントロ : 1. 前回の復習 : ここまでで創造の 7 日間について学んだ (1) カオスからの創造であった (2) 神は 6

2009 年 1 月 25 日 ( 日 ) 26 日 ( 月 ) ハーベストフォーラム東京創世記 30 創世記 30 創世記 19 章 1 節 ~38 節 ソドムとゴモラの滅び イントロ : 1. 前回までの復習 (1) 神はアブラムを選び 彼とその子孫を通して全人類を救おうとされた (2) それが

2 公 生 涯 に 入 られる 前 に バブテスマのヨハネがイエスのために 道 備 えをしましたが まさに そのよう な 関 係 にある 二 つの 箇 所 と 言 えます 節 をより 詳 しく 教 えるためにこの 系 図 がその 前 に 記 さ れているということです 並 行 箇 所 :

Ⅱ. 信仰生活の再建 : エズラの指導 (7~10 章 ) 1. エルサレムに到着するエズラ (7~8 章 ) 2. 民の罪を告白するエズラ (9 章 ) 3. 国を清めるエズラ (10 章 ) 結論 : 私たちへの適用 1. 悔い改めの力 2. みことばの力 エズラ記を通して リバイバルの原則につ

牧会の祈り

<4D F736F F D20837D838A E836A96D9917A89EF814091E688EA96D9917A E646F6378>

新約聖書の学び

バプテスマのヨハネが逮捕されました その詳細はこのマルコの福音書 6 章に記されていますが ここではイェシュアが福音を宣べ伝え始めるきっかけとなっているように記されています つまりヨハネが捕らえられることと イェシュアがガリラヤに行って福音を宣べ伝え始めることには何等かの結びつきがあるということです

2017 年 6 月 11 日 ( 日 ) 12 日 ( 月 ) 39 回 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 新しいエルサレムの特徴 ( 後半 ) 黙 22:1~5 1. はじめに (1) 旧約聖書の預言のハイライトは メシア的王国である 1 黙示 20 章は メシア的王国が千年で終わることを啓

2015年12月20日 クリスマス説教、イエスさまの誕生

た 義認 の祝福を述べたものでしょうか しかしこの 1 節は 2 節の頭に なぜなら という言葉があるように 2 節と密接に関連しています ですから 2 節を見て行くことによって 1 節の意味を確かめることができます 2 節が述べていることは何でしょうか それは罪と死の原理からの解放です 私たちが

1:14 ことばは人となって 私たちの間に住まわれた 私たちはこの方の栄光を見た 父のみもとから来られた ひとり子としての栄光である この方は恵みとまことに満ちておられた 今日はこの後 神が人となってくださったことについて考えたいと思いますが まずこの聖句にある 住まわ れた について ご一緒に考え

牧会の祈り

比喩:その他

イエスさまの公的な活動は 2 年から 3 年と言われます その短い時間の中で人々に与えた影響は 考えられないほど大きいものでした ここに今日 わたしたちが集まって礼拝しているのも そのせいです けれどもその 2 年ないし 3 年のイエスさまの活動はずっと順調であったわけではありません イエスを愛し慕

聖書 :Ⅱ サムエル 20:1~26 説教題 : シェバの反乱 日時 :2019 年 2 月 10 日 ( 夕拝 ) サムエル記第二は 24 章までありますが 最後の 21~24 章は 20 章までと区別されます 最後の 4 章はサムエル記を閉じるにあたっての結びあるいは付録の部分です ですから今日

2013 年 3 月 24 日 ( 日 ) 25 日 ( 月 ) 52 回目 Ⅵ-054 八福の教え 八福の教え 054 マタ 5:3~12 ルカ 6:20~26 1. はじめに (1) 文脈の重要性 1 文脈を無視して 山上の垂訓のある言葉を取り出すことが余りにも多い 2イエスは 神の国の福音をも

* オバデヤがヨエルやエレミヤよりも前の預言者であることを考えると 前者の可能性が高いと思われる * オバデヤ書は 前 845 年前後に執筆されたと考えてよいだろう 4オバデヤは 小預言書の 12 人の預言者の中で最初に登場する預言者である (4) オバデヤ書のテーマ 1イスラエルに敵対する不信仰な

は歯が痛くなるとズキンズキンとして何をしていても繰り返し襲って来る痛みに悩まされますが そのように 絶えず痛みがある と言わずにいられないような痛みを感じ続けていた 一体それはどんな悲しみ 痛みだったのでしょうか それが同胞ユダヤ人の不信仰に関することでした パウロがどんなに同胞 同国人のことを思っ

1 それは キリストにのみ適用される御名である (2) 旧約聖書では 御使いたちは 神の子たち と呼ばれた Job 38:7 そのとき 明けの星々が共に喜び歌い / 神の子たちはみな喜び叫んだ 1 新約聖書では 信者が 神の子たち と呼ばれる ( ヨハ 11:52) 2しかし 御子 ( ヒュイオス

ヘブル人への手紙 11 章 1-16 節 信仰とは 1A 信仰のあかし 1-7 1B 信仰の説明 1-3 1C 望んでいることがらの実体 1 2C 称賛 2 3C 神の創造 3 2B 信仰の足跡 4-7 1C アベル - 良いささげ物 4 2C エノク - 神を喜ばす歩み 5-6 3C ノア - 神

Taro-クリスマス礼拝メッセージ

< CC96BD815B924E82AA8B9D8EF382B582DC82B782A CC96BD82F093BE82E982B182C682CD834E838A C982C882E982B182C682C988CB9

(2) ロマ 7:1~6 の要約 1 律法の大原則 * 律法は 人に対して権限を持つ * 律法は 死んだ人には権限を持たない 2 結婚関係の例話 * 夫が生きている間は 結婚の律法によって制約されている * それを破れば 姦淫の女と呼ばれる * 夫が死ねば 結婚の律法から解放される * 再婚しても

2012 年 1 月 15 日 ( 日 ) 16 日 ( 月 )53 ローマ人への手紙 14:13~15:3 キリスト者の自由 1. はじめに (1) 文脈の確認 11~8 章が教理 29~11 章がイスラエルの救い 312~16 章が適用 (2)12 章は 基本的には教会内の行動についての勧めであ

<4D F736F F D2090B98F CFB82DC82DF926D8EAF2E646F63>

Microsoft Word - Pastors_no_furi.doc

2015 年 9 月 8 日 ( 火 ) 60 分でわかる旧約聖書 (9) サムエル記第一 60 分でわかる旧約聖書 (9) サムエル記第一 1. はじめに (1) 書名 1 本来は サムエル記 という一書である 2 七十人訳が便宜的に第一と第二に分けた 3それ以降 その習慣が定着した ( ヘブル語

変容をもたらす与えることと受け取ることの循環 シッダ ヨーガの修行 ダクシナーの解説 マーク マクローリン シッダ ヨーガの道においてグルプールニマーの月は シュリー グルをたたえ 崇拝する時であり シュリー グルが惜しみなく与える祝福を熟考し シュリー グルの恩恵が私たちの人生にあらゆる形で表れて

Transcription:

GOD WITH US Part 8: JESUS Message 13 Son of David, Son of God 神は我らと共にパート 8: イエス様第 13 メッセージ - ダビデの子 神の子 はじめに福音書著者の中で マタイとルカだけが イエス様の幼少期の物語とその家族歴をたどる系図を記している どちらの著者もそれぞれの目的を持ち 物語は独自の興味とメッセージを宛てた聴衆を反映している ユダヤ人であるマタイは ユダヤ人の王について ユダヤ人の聴衆宛てに手紙を記した イエス様の幼少期の物語には 王室のテーマが多く含まれている イエス様は 待望されて来た王 ダビデの子であり その到着によって 多くの旧約聖書の預言が成就した 賢者たちは 誕生されたイエス様を崇拝するために遠方から遥々訪れる傍ら 当時のユダヤの王はイエス様を殺害しようとする 一方ルカは 異邦人として 全世界へ向けてメッセージを記した イエス様は 人類を救うために来られたアダムの 子孫であられる 女は重要な役割を果たすと強調されている イエス様は 世界的な国勢調査の只中にお生まれになった その誕生は慎ましかった すべての人のための救世主が誕生したという知らせを最初に受けたのは 社会的地位が極めて低い羊飼いたちであった マタイの福音書 : ダビデの子マタイによるイエス様の系図 :1:1-17 マタイによる系図は イエス様の合法的な 父親 ヨセフ とダビデ王 ( イエス様は 約束されたダビデの子 ) そして アブラハム ( イエス様は約束されたイスラエルの救世主 ) へとさかのぼるイエスの血統をたどる 神の約束とダビデの反応については 第二サムエル 7 章 イザヤ書 23:5 エレミヤ書 23:5 を参照 アブラハムを通しての約束については 創世記 12:1-7 15:1-6 22:15-18 20:7 マタイ 3:9 8:11 を参照 系図は 14 段階の 3 つのグループに形作られている ( おそらく 当時受け入れられていた何らかの編集があると考えられる ) 最も重要なことは 母親を含めることは習慣的ではなかったが 系図の記録に 5 人の女性が含まれているということである それは マタイがイエス様の誕生物語における ヨセフの役割 (1:18-25) を重視し ユダヤ人が系図で父親を重視していることを考えると特に注目するに値する リストを注意深く検討するとき 5 人の女たちを含めたマタイの理 由についての洞察が見えてくる タマル : マタイの福音書 1:3( 創世記 38 章 49:10) は ヤコブの 12 人の息子の一人 ユダの義理の娘であった 彼女のスキャンダルの物語は 創世記 38 章に記されている 2 人の夫が死に 義の父親が最後の息子を彼女の夫として与えることを拒否した後 ( 故人の相続人を保存するユダヤ人の法によ る ) タマルは 義父 ユダ自身を通して子供を妊娠させるために売春婦として変装した この様に タマルは 最も型破りな方法で 適切な相続人を生み出し 約束の系列と偉大で最も有名な部族におけるユダヤの役割を守るために過激な行 動をとった レハブ : マタイの福音書 1:5 ( ヨシュア記 2 章と 6 章 ) は エリコのカナン人売春婦であった 街が侵略するイスラエル人の手に落ちようとしていたとき 彼女とその家族は イスラエルの神 ヤハウェへの信仰のために保護された 彼女は結局サルモンと結婚した ( サルモンは エリコに入り ラハブに会ったスパイの

一人だったと伝統的に語り継がれている ) 二人には約束の相続人である ボアズという息子がいた ラハブは外国人の売春婦であったが 信仰によって 神聖な約束の系図の中に用いられた ルツ : マタイの福音書 1:5( ルツ 4:8-22) ルツもまた モアブ人の若い女 つまり外国人であった ユダヤ人の夫がモアブで亡くなった後 彼女は未亡人となった ルツは義母ナオミと一緒にイスラエルの地に戻った ナオミは 不名誉と感じ 神が反対していると感じていた しかし ナオミの指示で ( そして神の御手によってルツを祝福し ) ルツは ボアズという血縁者の贖い主 / 親戚と出会い結婚した ルツとボアズの二人は 約束の系列で息子 ダビデ王の祖父であるオベドを生産した 憎まれるモアブ出身の女性が 神聖な約束の系列の中に用いられた バテシバ : マタイの福音書 1:6( 第二サムエル記第 11 章 12: 24) は 系図の中で名前は上げられていない女で 単にウリ ヤの妻と呼ばれている ( 原文にはないが その名前が挿入されている訳もある ) バテシバは ダビデ王の姦淫行為によって妊娠した 忠実な戦士でありバテシバの夫 ウリヤは 不正な妊娠を隠す目的で 後にダビデによって殺害された ダビデはバテシバと結婚し自分の罪を隠そうとしたが 彼の罪は預言者を通して神によって明らかにされた その子は生後死んでしまうが 神はダビデとバテシバを祝福し 二人にソロモンという名の息子をお与えになった それら 4 つの特異な物語を含めたマタイの理由は何であったのでしょうか? おそらく 5 人目の女性 ( マリア ) のために読者を準備するためである マリア : マタイの福音書 1:16 ( ルカ 1:26-38 2:5-19) マリアが聖霊によって身ごもった話は あらゆる類の噂と告発をもたらした可能性がある ( 彼女は不誠実だったとか 浮気をした等 ) マタイは ユダヤ人の聴衆に思い出させた : 神は型 破りな方法で働かれる 私たちへの約束を成し遂げてくださるために変わった人々と奇想天外な状況を用いられた この若い処女の女の話に驚いてはなりません それは私達の歴史上最初の驚くべき物語でも 最後の物語りでもない! 神は異例な方法で働かれる! 私たちの物語を ( たとえどれほどめちゃくちゃになっていたとしても ) お用いになって 神のご計画と目的の内にそれらを織り込むことが出来るお方である 重要なのは ある時点で 私たちの神の壮大な物語の一部になりたいという願いをもって 信仰の一歩を踏み出す必要があるということである 系図の 5 人の女性の物語を振り返ると それぞれが生活の中で 神の働きに信仰をもって応えてきたことがわかる 正にそれが鍵である 神は 彼を求める者たちを報いてくださる ( ヘブル人 11:6) あなたの過去 あるいは現在が神にそれを償っていただき 神の壮大なご計画に織り込んでいただくにはあまりにも混乱していると思われるかもしれません イエス様の系図に織り込まれた この 5 人の女性たちの心を模範にしましょう 神は異例な人々をお用いになって この世に大いなる計画をもたらされる ヨセフへの神のメッセージ :1:18-25 このユダヤ人が子供の家父長制度の強調を守るために マタイは ヨセフに与えられた子供の超自然的概念を取り巻く 神のメッセージを記録した ヨセフはマリアの明らかな不誠実に静かに 離縁 を考えていた 結婚には行きついていなかったものの ユダヤ人の一年間の婚約期間は 排他的な献身の時間とみなされた したがって 婚約期間中の誠実さの侵害は 正式な離婚証明書を必要とした 夢の中での天

使のお告げは これが神の行為であるとヨセフに確信させた ヨセフはマリアを妻とし 子供にイエス ( 神は救われる ) と命名するという神の命令に従った マタイは また 預言とその成就を強調した イエス様の誕生は 処女が男の子を産み 彼を インマヌエル ( 神は我らと共におられる ) と呼ぶというイザヤの預言の成就であった ( イザヤ書 7:14) 困難な命令に対するヨセフの素直な従順さが印象的である 彼はマリアと結婚することがもたらす苦難 ( そしてあり得る嘲笑 ) を知っていた 神の子 の人間の父親と呼ばれ 彼の人生が一転してしまうことを承知していた それでも従順さの結果 何を及ぼすかについては心配せずに従った 従順さは 神があなたに呼びかけておられる方向への信仰の一歩である 神は その結果がどうなるかを私たちに告げられない しかし 彼は忠実であられることを約束してくださる あなたがたを召されたかたは真実であられるから このことをして下さるであろう ( 第一テサロニケ 5:24) 賢者たちの訪問 :2:1-12 聖書学者たちは マタイの福音書第二章の賢者たちの訪問は イエス様の誕生から 1 年以上後に起こったと推測している その家族は今 家 に住んでいた (2:11) ヘロデは ベツレヘムの 2 歳以下 の男の子たちを殺そうとした (2: 16) 出来事から それが当時のイエス様の年齢層であったことを示す ペルシャの賢人たちは 自分たちの国の王の顧問であった 彼らの仕事は 天文学 ( と様々な宗教 ) の教えを研究することによ って 神の御心を決定づけ 王たちに助言することであった 彼ら以前に何世紀もの間 バビロンで 賢者 であったダニエル ( 若い時にイスラエルから捕らえられた ) の預言書の研究と 天文学上における異常な星の動きに基づいて 彼らは ユダヤの王が生まれた ことを確信した それで 生まれたばかりの王に会うために ヘロデ大王の宮殿を訪れた ユダヤ人の王としてお生れになったかたは どこにおられますか わたしたちは東の方でその星を見たので そのかたを拝みにきました ( マタイ 2:2) ヘロデは末年 偏執的であった 王座を脅かす疑いのある者は妻であれ 息子であれ殺した 誕生した王 についてなど聞きたくもなかった ただ 誕生した王を殺す目的で いつどこで生まれたのかを調べようとした 賢者たちは ヘロデを避けるように神に導かれ 結果 イエス様を殺す計画を妨害した そして 家にはいって 母マリヤのそばにいる幼な子に会い ひれ伏して拝み また 宝の箱をあけて 黄金 乳香 没薬などの贈り物をささげた ( マタイ 2:11) ユダヤ人の読者にとっては 彼らは地面に倒れて ( ひれ伏して ) 主を崇拝した という描写で そのメッセージは明確であった 礼拝に値するお方は神のみである 贈り物は 非常に相応しかった 金は王の通貨であった 乳香は 神々を崇拝する際用いられた 没薬は人を埋葬するときに用いられた香料であった イエス様 : 王 神 そして人 このクリスマス あなたはどのような特別な 贈り物 をイエス様に捧げることが出来ますか? 時間を捧げますか? 宝を捧げますか? 才能を捧げますか? イエス様は あなたから何の贈り物がほしいと願っておられるか尋ねましょう

エジプトへの脱出 :2:13-23 マタイは 再度 神が父親であるヨセフを用いて 子をお守りになられたことを記している ( ユダヤ人の読者にとって重要である ) 天使はヨセフの夢の中に現れ続け ヘロデの怒りから逃れる方法について 具体的な指示を与えた エジプトにしばらく滞在した後 再びイスラエルに戻った しかし ヘロデの息子 アルケラウスが支配していたユダヤ地区を避けるために ガリラヤのナザレにある かつての家に戻った エジプトの入国と脱出は ユダヤ人の国家としての 誕生 を思い出させたことでしょう ルカの福音書 : 神の子 ルカによるイエス様の幼少期の物語は マタイのものよりもはるかに複雑である 彼はイエス様の宣言と誕生と並行して 洗礼のヨハネの宣言と誕生を織り込んでいる これらの重要な出来事における母親たちの役割に焦点を当てている ヨセフの役割は背景に消えていく 天使ガブリエル マリアに現れる :1:26-38 マリアは ダビデの子 をイスラエルに送るという神の 約束を神が成就されたことについて驚いた様子はなかった ( 神のお約束を知っており 信じていた ) しかし そのために彼女が選ばれたことに驚いた そして 彼女とヨセフがまだ結婚の準備をしている婚約期間にあったので 如何に妊娠が起こり得るのかについて困惑した 御使が答えて言った 聖霊があなたに臨み いと高き者の力があなたをおおうでしょう それゆえに 生れ出る子は聖なるものであり 神の子と となえられるでしょう あなたの親族エリサベツも老年ながら子を宿しています 不妊の女といわれていたのに はや六か月になっています 神には なんでもできないことはありません そこでマリヤが言った わたしは主のはしためです お言葉どおりこの身に成りますように そして御使は彼女から離れて行った ( ルカ 1:35-38) 彼女は神のご計画に服従し その後 間もなく聖霊の働きによって懐妊した 注 : 覆う (overshadow) ( ルカ 1:35) という言葉は 雲による日光の遮断を表すのに使われていた ここでの神学的な考えは マリアに罪がなかったからではなく 聖霊がイエス様をマリアを通す罪の影響から覆い隠されたので イエス様は罪のない人としてお生まれになったのです それゆえに ( 聖霊の覆い ) 生れ出る子は聖なるものであり 神の子と となえられるでしょう マリアのエリザベス訪問 :1:39-56 イエスの母 ( マリア ) と洗礼のヨハネの母 ( エリザベス ) は親戚であった エリザベスの妊娠について天使から話を聞いてたマリアは ユダヤの南にあるの丘陵地帯のエリザベスを急いで訪問した ( そして互いの特異な懐妊についての詳細を比較するために ) マリアの胎内のイエスが部屋に入った瞬間 洗礼のヨハネがエリザベスの胎内で飛び上がり エリザベスは 聖霊に満たされた 聖霊に強められた洗礼者のヨハネは 既に 救世主の到来を告げる先駆者としての役割を果たしていた!

マリアの神への賛歌は その様な高尚な役に 自分のような卑しい女を選んでくださった神の恵みのために 主を崇めた マリアはそのご計画が何を意味するのか知っていた : 主は あわれみをお忘れにならず その僕イスラエルを助けてくださいました わたしたちの父祖アブラハムとその子孫とをとこしえにあわれむと約束なさったとおりに ( ルカ 1:54,55) 神はアブラハムへの約束を成就された... マリアを通して! ベツレヘムでのイエス様の誕生 :2:1-7 ここにイエス様の実際の誕生の唯一の記録が記されている 国勢調査のために 各家族は それぞれの祖先の町に戻ることを要求された ダビデの子孫であるヨセフの故郷は ダビデの町 ベツレヘムであった 都市は国勢調査に登録しに来る訪問者で溢れていたので ヨセフとマリアは その夜 ベツレヘムの宿の下方 ( または後方の ) 馬小屋に泊まらなければならなかった イエス様がお生まれになられ 飼い葉桶にねかされた それ程慎まし状況の中にお生まれになられた 羊飼いへの告知 :2:8-20 文化的に言えば 社会的地位が極めて低い羊飼いたちがイエス様の誕生の知らせを最初に受ける役に選ばれるなどありえなかった 彼らは一般的に信頼されず 汚れていると見なされていた 動物との絶え間ない接触は 寺院の礼拝においても 彼らは汚れたものとみなされた それでも エルサレムから わずか 2 マイルのところに住んでいる羊飼いたち は おそらく神殿の礼拝に用いられる羊を飼っていた 羊飼いたちは喜んで良い知らせを受けて 直ぐに 飼い葉桶にねか されている 幼子を見るために出向いた ( 羊飼いらがベツレヘムの宿屋に入ることは決して許可されなかったはずである また 彼らはベツレヘムのすべての飼い葉おけがどこに置かれているかを正確に把握していたに違いない 何と適切な設定でしょう!) 天使たちが幼子について彼らに告げ知らせたことを全て知らせ マリヤはこれらの事をことごとく心に留めて 思いめぐらしていた (2:19) ルカの福音書の中で イエス様は 失われたものを探し 救うために 来られたとある (19:10) 特に 部外者とされた者たちや社会から疎外された者たちが イエス様の愛を通して 神との関係の内にある者となる その羊飼いたち ( 部外者や疎外された者たち ) がイエス様を世に歓迎するものとされるとは 何と相応しいことでしょう 部外者や疎外者に対するイエス様の情熱をあなたも共有しておられるでしょうか? あなたの影響下に 見落とされている人たち 見下されている人たち 追いやられている人たちがいないでしょうか? このクリスマス 神の愛をもって その人たちに手を差し伸べるために あなたをお用いになりたいと 神は おそらく願っておられるでしょう あなたの影響下の 羊飼い を見つけて 彼らに良い知らせを伝えてください : 今日 ダビデの町に 主なるキリストがあなたのためにお生まれになられました 神殿で子供を捧げる :2:21-38 8 日目の慣習で割礼が授けられただけでなく すべての長子が主に捧げられなければならないというユダヤの律法があった ( 参照 : 出エジプト記第 13 章 ) 一対の山鳩の捧げものについ

ての記載は 家族が貧しかったことを示すものであったかもしれないが ルカが本当に強調したかったのは 子を神から送られた救世主として識別した霊に満ちた預言者たちであった シメオンには聖霊が宿っており 神殿に来て 神への感謝の祈りを捧げて幼子を祝福した (2:29-32) 同様に 預言者アンナが現れて子供を祝福した この老女も ちょうどそのとき近寄ってきて 神に感謝をささげ そしてこの幼な子のことを エルサレムの救を待ち望んでいるすべての人々に語りきかせた ( ルカ 2:38) 幼子の成長 :2:39-40 ルカは 家族がナザレに戻り そこでイエス様は 成長され 力と知恵を増され 神の恵みは彼にあったと簡単に記している イエスの系図 :3:23-28 ルカは イエス様の公的伝導の始まりで系図を記している 彼の意図した聴衆は ユダヤ人ではなく異邦人であったので 物語の冒頭でイエス様のアブラハムとダビデの系図を証明する必要がなかった 詳しく見ると ルカの系図はマタイの系図と比べて 二つの点で異なる 第一に ルカは ヨセフの合法的な系列よりも むしろマリアの物理的な系列をたどった 第二に イエス様は アダムのすべての堕落した子孫のための救い主になられたことを示すために 神の子 であるアダムまで戻った それは イエス様の公的伝導の適切な前書きとして役立った イエス様は 失われた人類を捜し 救うために 来られた 注釈 : マリアもまた ダビデ王室の血筋であった 彼女はナタン ダビデ王とバテシバの別の息子にさかのぼる ( ルカ 3: 31 歴代誌第一 3:4,5) 討論のための質問 1. 聖書の登場人々の物語は 彼らについてだけでなく 神についても教えてくれている 神の人格のどの側面が誕生の物語りを通して最も際立ったでしょうか? 2. マタイの系図の中の女性たちの物語によって あなたはどのように励まされましたかか? 特に興味をそそられる話はありましたか 3. あなたがイエスの誕生と初期の人生において マリアとヨセフが演じた役割について 最も重視する点は何ですか? マリアについて何を最も尊敬しますか? ヨセフについてはどうですか? 4. イエス様の到来について あなたが最も感謝することは何ですか?