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資料 4-1 エネルギー管理士制度 2010 年版 省エネルギーセンターエネルギー管理試験 講習センター 1

事業者におけるエネルギー管理者の位置づけ 特定事業者 エネルギー管理統括者 [ 事業者全体としての取組 ] 経営的視点を踏まえた取組 中長期計画作成の取りまとめ 現場管理に係わる企画立案 実務の実施 ( マニュアルなどの作成 ) 事業者の代表者 補佐 条件 : 法律上 事業の実態を統括管理する者 をもって充てるとされており 事業経営の一環として 事業者全体の鳥瞰的なエネルギーを行い得る者役割 :1 経営的視点を踏まえた取組の推進 2 中長期計画のとりまとめ 3 現場管理に係わる企画立案 実務の実施 エネルギー管理統括者 エネルギー管理企画推進者 エネルギー企画管理推進者 工場等単位 条件 : エネルギー管理講習修了者又はエネルギ - 管理士の資格を有している者 エネルギー管理者 従業員 第一種エネルギー管理指定工場等 >3,000kl( 原油換算 ) エネルギー管理員 [ 従業員 第二種エネルギー管理指定工場, 第一種指定事業者等 1,500-3,000kl/y 従業員 その他の工場等 役割 : エネルギー管理統括者の職務を実務面から支えること エネルギー管理者 エネルギー管理員 条件 : エネルギー管理士の資格を有する者 エネルギー管理講習修了者役割 : エネルギー管理指定工場の現場におけるエネルギー管理を実施し エネルギー管理統括者及びエネルギー管理企画推進者と連携しつつ 経営判断に基づく組織的な取組を実施することにより 事業者全体として効率的かつ効果的な省エネルギー対策を図ること 2

エネルギー管理指定工場指定数 指定工場数 ( 平成 22 年 3 月末時点 ) 工場事業場計 第 1 種 5,740 2,020 7,760 第 2 種 3,890 3,082 6,972 計 9,630 5,102 14,732 3

エネルギー管理者 ( 員 ) の選任要件と職務 項目エネルギー管理者エネルギー管理員 対象事業者第一種特定事業者 ( 第一種指定事業者を除く ) 第一種指定事業者及び第二種特定事業者 選任要件 職務 経済産業省令で定める業務 エネルギー管理士免状の交付を受けている者 ( 省エネルギー法第 8 条 ) 第一種エネルギー管理指定工場等におけるエネルギーの使用の合理化に関し, エネルギーを消費する設備の維持, エネルギーの使用方法の改善及び監視その他経済産業省令で定める業務を管理する ( 省エネルギー法第 11 条 ) エネルギーの使用の合理化に関する設備の維持に関すること 定期報告書に係る書類の作成及び法第 87 条第 3 項の報告 ( 求められたときの業務状況に関する報告 ) に係る書類の作成 ( 省エネルギー法施行規則第 10 条 ) エネルギー管理講習修了者又はエネルギー管理士免状の交付を受けている者 ( 省エネルギー法第 13 条 ) 左記エネルギー管理者の規定をエネルギー管理員に準用する ( 省エネルギー法第 13 条, 及び第 18 条 ) 4

エネルギー管理資格制度 第一種エネルギー管理指定工場 エネルギー管理士 第二種エネルギー管理指定工場 エネルギー管理員 エネルギー管理士試験エネルギー管理研修新規講習資質向上講習 創設年次 1979 年 (S54) 1979 年 (S54) 1998 年 (H10) 1998 年 (H10) 実施 1979 年度 (S54) 1979 年度 (S54) 1999 年度 (H11) 2002 年度 (H14) 指定機関条文 省エネ法第 10 条第 2 項 エネルキ ー管理士の試験及び免状の交付に関する規則第 2 条 省エネ法第 13 条第 1 項及び第 2 項 ( 法第 18 条第 1 項を準用する場合を含む ) 開催日程等 年 1 回 8 月 ( 第一週土曜日 ) 年 1 回 12 月 ( 中旬 ) 上期 (6 月下旬 ~7 月中旬 ) 下期 (10 月中旬 ~ 11 月中旬 ) とも 1 回以上 年少なくとも 1 回 2 月から 3 月 実施地区期間 実態 省令第 29 条 ( 毎年少なくとも 1 回 ) 毎年 1 回 10 地区 1 日間 省令第 13 条第二号 ( 年 1 回 ) 6 地区 7 日間 省令第 2 条 ( 毎年度上期及び下期毎に年 1 回 ) 10 地区 1 日間 省令第 3 条 ( 毎年度少なくとも 1 回 ) 10 地区 1 日間 実施形態 試験 講義 (6 日間 ) 試験 (1 日間 ) 講義 ( 演習 ) 講義 ( 演習 ) 受験 ( 講 ) 者 (21 年度実績 ) 11,719 人 ( 移行措置を除く ) 1,907 人 13,925 人 3,557 人 合格率等 20~30% 60~70% 受講修了者受講修了者 手数料 18,600 円 70,000 円 ( 新規 ) 50,000 円 ( 課目 ) 17,100 円 17,100 円 5

エネルギー管理研修修了試験課目及び講義課目 熱分野の例 区分 必須基礎区分 修了試験課目 エネルギー総合管理及び法規 講義課目 1 エネルギー総合管理 2 エネルギーの使用の合理化に関する法律及び命令 単位数 7 2 専 門 区 分 --- 熱 分 野 熱と流体の流れの基礎 燃料と燃焼 熱利用設備及びその管理 1 熱力学の基礎 2 流体工学の基礎 3 伝熱工学の基礎 1 燃料及び燃焼管理 2 燃焼計算 1 計測及び制御 2 ボイラ 蒸気輸送 貯蔵 蒸気原動機 内燃機関 ガスタービン 3 熱交換機 熱回収 冷凍 空気調和設備 4 工業炉 熱設備材料 5 蒸留 蒸発 濃縮装置 乾燥装置 乾留 ガス化装置 8 4 4 4 3 5 4 3 3 3 合 計 50 以上 注意 )1 単位は 40 分 6

エネルギー管理講習講義項目 時間 課目 工場 講義項目 事業場 講義項目 省エネルギーの意義 省エネルギーの意義 エネルギー総合 エネルギー概論 エネルギー概論 9:00~11:30 管理に関する基 省エネルギー政策および法令 省エネルギー政策および法令 礎知識及び法規 エネルギー管理の基礎 エネルギー管理の基礎 省エネルギーに関する情報の活用 省エネルギーに関する情報の活用 エネルギーの基礎知識 エネルギーの基礎知識 熱エネルギー 熱エネルギー 熱の基礎知識 熱の基礎知識 エネルギー管理蒸気使用設備蒸気使用設備 12:20~14:20 の手法 電気エネルギー 電気エネルギー 電気の基礎知識 電気の基礎知識 負荷の平準化 負荷の平準化 電動機 電動機 エネルギー供給設備 省エネルギーを目指した建築物の 工業炉 エネルギー管理 乾燥設備 空調設備のエネルギー管理 ボイラおよび蒸気利用設備 電気設備のエネルギー管理 空調設備 給排水設備のエネルギー管理 エネルギー管理 流体機器 設備 搬送設備のエネルギー管理 14:30~16:00 の実務 電気加熱 エネルギー消費分析と評価手法 輸送設備 チェックリスト チェックリスト 管理標準 管理標準 定期報告 定期報告 中長期計画 中長期計画 7

006年(平成18年)エネルギー管理士試験 ( 熱 + 電気 ) 申込者 / 受験者 / 合格者 16000 14000 12000 10000 2熱 電気申込者受験者合格者 第二種エネルギー管理指定工場創設 一体管理1998 年 ( 平成 11 年 ) 13,294 11,719 人数 8000 6000 4000 3,463 2000 0 1979 1981 1983 1985 1987 1989 1991 1993 1995 1997 1999 2001 2003 2005 2007 2009 8

平成 15 年度 試験 研修 < 全体 > 申込者年齢別分布グラフ 6.0% 試験 : 全国計 (%) 研修 : 全国計 (%) 5.0% 4.0% 申込者数 (%) 3.0% 2.0% 1 7 1 9 21 2 3 2 5 27 2 9 3 1 33 3 5 3 7 3 9 41 4 3 4 5 4 7 4 9 5 1 5 3 5 5 5 7 5 9 6 1 63 6 5 6 7 69 1.0% 0.0% 年齢 ( 歳 ) 試験 平均年齢 :36.4 歳 申込者数 :10,865 名研修 平均年齢 :38.6 歳 申込者数 :3,023 名 9

省エネルギー普及指導員 2010 年版 省エネルギーセンター 10

省エネルギー普及指導員 地域において省エネルギーに関する情報提供 各種相談 研修会講師等の省エネルギー普及活動を行なうリーダー的役割を担う人材として財団法人省エネルギーセンターが養成 認定 昭和 57 年度から省エネセンターの自主事業で始まり 平成 18 年度からは資源エネルギー庁事業 省エネルギー普及事業 における 省エネルギー普及のための人材研修 (3 日間 ) 修了者のうち希望者を登録 登録要件としては 1 研修修了者であること 2 継続的に省エネルギー普及活動ができること 平成 22 年度現在で 全国で約 2,200 名 ( 省エネ家電コンシェルジェ約 300 名 ) の登録があり 年平均で約 8,000 件に及ぶ普及啓発事業を実施 活動の分野 自治体や所属団体で実施される講座の講師 省エネルギー 地球温暖化防止に関するイベント講師 教育機関等の講師 地域での省エネ相談 ( 省エネ実践方法の紹介 省エネ機器 住宅に関する相談等 ) 研修内容 我が国の省エネ政策 暮らしと省エネルギー 省エネ型機器の選び方 使い方 省エネ住宅の建て方 住まい方 交通と省エネルギー 省エネ 温室効果ガス削減に向けた国民運動 省エネルギー普及のための人材研修 11

省エネルギー普及指導員研修項目 時間カテゴリー科目 10:00~10:10 挨拶 1 日目 2 日目 3 日目 10:10~10:55 11:05~11:50 12:50~13:50 1-1 省エネルギー基礎知識 ( 総論 ) 我が国の省エネルギー政策 1 我が国の省エネルギー政策 2 暮らしと省エネルギー 14:00~15:00 1-2 実践的普及活動 省エネ普及活動事例 1 省エネナビ活 ( ナビ編 ) 用事例 15:10~16:10 10:00~11:00 1-3グループディスカッション 2-1 省エネルギー 1 日目のまとめ グループディスカッション省エネ型製品の選び方 使い方 11:10~12:10 基礎知識 ( 各論 ) 省エネ住宅の建て方 住まい方 13:10~14:10 交通と省エネルギー 14:20~15:20 2-2 実践的普及活動 省エネ普及活動事例 2 地域での普及事 ( 地域活動編 ) 例 15:30~16:30 2-3グループディスカッション 2 日目のまとめ グループディスカッ 10:00~11:00 3-1 実践的普及活動 ション省エネ普及活動事例 3 省エネ教育 ( 地域活動編 2/3) 11:10~12:10 省エネ普及活動事例 4 省エネコンテス ト入賞者事例 13:10~15:10 3-2グループディスカッション 3 日目のまとめ グループディスカッ 15:10~15:40 講 評 ション 15:40~16:00 修了式 12