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神奈川県環境農政局環境部大気水質課 平成 30 年 4 月 1 日 一定規模以上の土地の形質変更時の手続きについて 土壌汚染対策法では 3,00 m2以上の面積の土地の形質変更をしようとする者は 工事に着手する日の30 日前までに県 ( 又は政令で定める市 ) に届出を行うことが義務付けられています

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1 平成 28 年度土壌汚染対策セミナー 神奈川県における土壌汚染対策の 現状と取り組みについて 平成 28 年 10 月 13 日 神奈川県環境農政局環境部大気水質課

2 本日の内容 1 神奈川県内に適用される土壌汚染関係法令 2 土壌汚染対策法による取組み 3 神奈川県生活環境の保全等に関する条例による取組み 4 神奈川県の土壌汚染対策相談窓口

3 1 神奈川県内に適用される土壌汚染関係法令 土壌汚染対策法 ( 平成 15 年 2 月施行 ) ( 政令市 ) 横浜市 川崎市 横須賀市 平塚市 藤沢市 小田原市 茅ヶ崎市 相模原市 厚木市 大和市 神奈川県生活環境の保全等に関する条例 ( 平成 10 年 4 月施行 ) ( 適用範囲 ) 横浜市 川崎市を除く県内全域 ( 権限移譲市 ) 横須賀市 平塚市 藤沢市 小田原市 茅ヶ崎市 相模原市 厚木市 大和市 横浜市生活環境の保全等に関する条例 川崎市公害防止等生活環境の保全に関する条例

4 2 土壌汚染対策法による取組み 土壌汚染状況調査の契機 1 3 条調査 ( 有害物質使用特定施設廃止時調査 ) 有害物質使用特定施設を廃止する事業場 引き続き工場 事業場の敷地として利用される場合などが該当 法第 3 条第 1 項のただし書き 該当する 調査実施の一時的免除知事に確認申請が必要土地利用等の変更時には調査が必要 該当しない 調査実施

5 土壌汚染状況調査の契機 2 4 条調査 ( 一定規模以上の土地の形質変更時の調査命令 ) 土地の形質の変更の届出を受けた都道府県知事が 当該土地に土壌汚染のおそれがあると認めるときは 土壌汚染状況調査の実施命令を発出する 一定規模 (3000 m2 ) 以上の形質の変更届出 汚染のおそれの基準の該当性判断 敷地面積ではなく 形質を変更する範囲の面積 一体として行われる形質変更は 面積算定において合算する 盛土のみの場合は届出対象外 調査命令の発出 調査実施

6 土壌汚染状況調査の契機 3 5 条調査 ( 土壌汚染により健康被害が生ずるおそれのある土地に対する調査命令 ) < 調査命令の対象となる土地の基準 > (1) 土壌汚染が存在する蓋然性が相当程度高いこと (2) 汚染土壌に対する人の暴露の可能性があること 1) 地下水等の摂取によるリスク アその土地の土壌汚染に起因する地下水汚染が生じていること イ周辺の地下水が飲用に利用されている等の状況にあること 2) 直接摂取によるリスク ア第三者が立ち入ることができる状況にあること (3) 汚染除去等の措置が講じられている土地等でないこと

7 区域指定 土壌汚染状況調査の結果 基準不適合であった場合 要措置区域等へ指定される 要措置区域 土壌汚染の摂取経路があり 健康被害が生ずるおそれがあるため 汚染の除去等の措置が必要な区域 汚染の除去等の措置を都道府県知事が指示 土地の形質変更の原則禁止 形質変更時要届出区域 土壌汚染の摂取経路がなく 健康被害が生ずるおそれがないため 汚染の除去等の措置が不要な区域 ( 摂取経路の遮断が行われた区域を含む ) 土地の形質変更時に都道府県知事に計画の届出が必要 健康被害のおそれの有無の考え方 周辺の土地において地下水の飲用等がある場合 人が立ち入ることができる場合など

8 要措置区域等への指定の申請制度 自主調査を実施 土地所有者等 ( 所有者 管理者又は占有者 ) が 土壌汚染の調査方法 結果等を都道府県知事に提出する 指定の申請 都道府県知事による審査 要措置区域等に指定 土地所有者等から提出された書類により 審査を行う 1 土地の所有者等本人の申請 であるか 2 他の土地所有者等の合意 があるか 3 第 3 条第 1 項の調査方法 公正 によるものか 土壌汚染対策法に基づく区域指定の状況 H28.8.31 時点 要措置区域 形質変更時要届出区域 政令市 4 133 神奈川県 5 13 合計 9 146

3 神奈川県生活環境の保全等に関する条例による取組み 規制の対象となる土地 特定有害物質使用地 特定有害物質使用事業所の敷地 特定有害物質使用事業所の敷地であった土地 特定有害物質使用事業所 ダイオキシン類管理対象地 ダイオキシン類管理対象事業所の敷地 ダイオキシン類管理対象事業所の敷地であった土地 ダイオキシン類管理対象事業所 H10.4.1 以降に特定有害物質を製造し 使用し 処理し 又は保管する事業所 H10.4.1 以前に特定有害物質を使用等しており H10.4.1 以降も存在していた事業所 H16.10.1 以降にダイオキシン類特定施設を設置する事業所 H12.1.15 以降にダイオキシン類特定施設を設置したことがあり H16.10.1 以降も存在していた事業所 9

10 < 記録する事項 > 1 事業所敷地の過去の利用状況の概要 敷地内の建物の配置など 2 事業所敷地の過去の造成の状況の概要 土地造成を実施した区域やその時期など 3 過去の事業活動の概要 過去の事業活動の内容とその期間など 4 特定有害物質の使用等の記録 1 特定有害物質使用地の場合 特定有害物質を製造 使用 処理 保管する場合 使用状況等の記録 管理を行う 特定有害物質を含む原材料及び使用薬品等の概要 種類 使用量 保管場所 保管方法 保管量 使用期間及び使用状況など

11 特定有害物質の使用等の記録 2 5 6 7 8 施設の破損 事故等の状況 事故等による特定有害物質の漏出の有無 時期 場所及び漏出量など特定有害物質を含む排水 廃棄物等の状況 排水及び廃棄物等の発生量 種類 形態 処理方法など排水処理施設及び廃棄物処理施設の概要 処理施設の設計図 ( 処理能力 ) 及び実際の稼動状況 ( 処理量 ) など特定有害物質を含む廃棄物の埋立て等の状況 廃棄物の埋立て等の有無 時期 場所及び量など

12 特定有害物質の使用等の記録 3 9 10 11 特定有害物質が付着した装置等の解体状況 特定有害物質が残存または付着した装置等の解体方法及び解体場所地形 地質等の概要 周辺の地形図 周辺の土地の利用状況 ( 写真等 ) 地質ボーリングデータ 特殊な地質の状況などその他知事が特に必要と認める事項 特定有害物質を取り扱っていた施設の使用開始時期 使用廃止時期 自主的に行った土壌調査結果 調査方法 汚染土壌の浄化対策等に伴う土砂の移動状況など

13 事業所を廃止する時 土壌汚染状況調査の契機 特定有害物質使用事業所又はダイオキシン類管理対象事業所を廃止しようとする際には 土壌の汚染状況を調査し報告する 区画形質を変更する時 特定有害物質使用地又はダイオキシン類管理対象地において 区画形質の変更をしようとする際には 届出を行い 土壌の汚染状況を調査し報告する 区画の変更 従来の敷地の境界の変更など 形質の変更 土地の掘削や盛土など

14 汚染が判明した場合の対応 1 応急措置や対策の検討 実施 土壌汚染が判明した場合は 必要に応じて露出した汚染土壌の飛散 流出を防止するために表面をシートで養生することや 付近に立ち入り禁止措置を講ずるなどの応急措置の実施を検討し 実施する また 当該土壌汚染により人の健康に係る被害を生ずるおそれがある場合や 周辺地下水汚染が発生している場合は 速やかに土壌汚染の除去等の対策が必要となることがある

15 汚染が判明した場合の対応 2 汚染された土地の公表 事業所の廃止時調査及び区画変更時の調査により汚染が判明した場合は 神奈川県のホームページで公表を行う 土地の所在 概況 汚染の状況 特定有害物質の種類 地下水の汚濁の状況 県条例に基づく汚染された土地の公表の状況 H28.8.31 時点公表中の件数 16

16 汚染が判明した場合の対応 3 公害防止計画書の作成 土地の区画形質の変更を予定する土地で汚染が判明した場合 当該土地の区画形質変更に伴う公害の発生を防止するための計画を作成 提出し その計画に基づいて変更工事を行う 区画形質の変更の方法 など 周知計画書の作成 土壌汚染が判明した土地の区画形質変更にあたって どのような公害防止計画をたてて実施するのかを 周辺の住民に周知する計画を作成 提出し 実施する 周知の方法 内容 対象範囲 時期

17 土地の譲渡 返還時の記録交付 特定有害物質使用地及びダイオキシン類管理対象地を 譲渡 返還又は貸与しようとする際には 相手方に特定有害物質の使用状況などの記録を引き継ぐ ( 貸与の場合は記録の写しの交付 ) 土壌汚染による地下水への影響の調査 県条例に基づく土壌調査や土壌汚染対策法に基づく土壌汚染状況調査の結果 土壌汚染が確認された場合 含有量基準超過の場合を除く 当該土壌汚染による地下水への影響を調査し その結果を報告

18 土壌汚染に関する努力規定等 1 1 汚染された土地で形質変更を行う場合 公害を発生させない方法で行うこと 予め周辺への周知に努めること 2 汚染土壌の運搬又は処理を委託する場合 運搬又は処理が適切に行われるための措置を講ずるよう努めること 3 汚染された土地を譲渡等する場合 汚染に関する情報の提供に努めること

19 土壌汚染に関する努力規定等 2 4 汚染土壌を運搬する場合 飛散 流出等 公害が生じない方法で行うこと 健全土壌等と混合させないこと等 5 汚染土壌を処理する場合 汚染状態に照らして適切と認められる方法により行うこと 飛散 流出等 公害が生じない方法で行うこと 処理した土壌を健全土壌として搬出する場合は 基準に適合していることを確認すること等 6 汚染土壌を用いて埋立 盛土その他土地への堆積を行わないこと ( 禁止 )

4 神奈川県の土壌汚染対策相談窓口神奈川県の土壌汚染対策相談窓口 1 土壌汚染対策法政令市 適用条例 所管区域 相談窓口 電話 横浜市条例 横浜市 水 土壌環境課 045-671-2475 川崎市条例 川崎市 水質環境課 044-200-2534 相模原市 環境保全課 042-769-8241 横須賀市 環境管理課 046-822-8329 平塚市 環境保全課 0463-21-9764 県条例 藤沢市環境保全課 0466-50-3519 小田原市環境保護課 0465-33-1482 茅ヶ崎市環境保全課 0467-82-1111( 代表 ) 厚木市生活環境課 046-225-2752 大和市生活環境保全課 046-260-5106 20

神奈川県所管区域 神奈川県の土壌汚染対策相談窓口 2 適用条例所管区域相談窓口電話 鎌倉市 逗子市 三浦市 葉山町 神奈川県横須賀三浦地域県政総合センター環境部環境課 046-823-0210 ( 代表 ) 海老名市 座間市 綾瀬市 愛川町 清川村 神奈川県県央地域県政総合センター環境部環境保全課 046-224-1111 ( 代表 ) 県条例 秦野市 伊勢原市 寒川町 大磯町 二宮町 神奈川県湘南地域県政総合センター環境部環境保全課 0463-22-2711 ( 代表 ) 南足柄市 中井町 大井町 松田町 山北町 開成町 箱根町 真鶴町 湯河原町 神奈川県県西地域県政総合センター環境部環境保全課 0465-32-8000 ( 代表 ) 一般的事項 神奈川県環境農政局環境部大気水質課水環境グループ 045-210-4123 21