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2018 年 12 月株式会社日本政策投資銀行関西支店 DBJ JTBF アジア 欧米豪訪日外国人旅行者の意向調査 ( 災害追加調査 ) - 台風 21 号が関西訪問希望者に与えた影響 - ( 株 ) 日本政策投資銀行は 2018 年 10 月 近時発生した自然災害に焦点を絞り訪日外国人旅行者の意向調査を実施した 同調査において 本レポートでは主に あなたが実際に行ってみたい観光地 の中から 関西 京都 奈良 大阪 神戸 紀伊半島 / 高野山 / 熊野古道 ( 以下まとめて 関西 という ) のいずれかを選択した旅行者 ( 複数回答 以下 関西訪問希望者 という ) の回答について集計を行った 全国結果については DBJ JTBF アジア 欧米豪訪日外国人旅行者の意向調査 (2018 年度版 ) (2018 年 11 月 ) をご参照いただきたい < 調査結果 ( 全体 )> 1. 災害に関連する日本へのイメージについては のうち過半数が 自然災害が多い というイメージを持っている一方 自然災害からの復旧が早い 旅行先として安全 というイメージも半数以上が有している ただし 自然災害時の外国人への対応が進んでいる というイメ - ジについては 3 割強にとどまっている なお 関西訪問希望者のうち 自然災害が多い と回答した人の中でも 約 6 割が 自然災害からの復旧が早い イメージを持っているほか 旅行先として安全 自然災害時の外国人への対応が進んでいる との回答も約 4 割と相応の水準にある 2. 台風 21 号による被害の認知度については のうち 8 割強が台風 21 号による被害を 知っている あるいは 聞いた気がする と回答しており この割合は (7 割弱 ) より高い 3. 近時自然災害に関連する日本への旅行に対する考え方の変化については の 4 割弱が 安全とわかれば積極的に訪問したい と考えている 加えて 4 割強は日本旅行を控えようとは現在は思っておらず 自然災害後から今でも日本旅行を控えているとする回答は 1 割弱と限定的である 4. 訪日旅行中の自然災害時に主に求められている対応については が求めている対応として 連絡手段の確保 多言語による避難誘導 外国人対象の避難所の設置 代替移動手段や宿泊施設にかかる多言語案内と手配補助 自然災害時の通訳 翻訳ボランティアの提供 などが挙げられた 5. が自然災害に関し求めている情報としては 地震についての正確な余震情報 交通アクセスの復旧 代替手段等の情報 台風についての詳細な気象情報 宿泊施設 観光施設の復旧に関する情報 などが挙げられた 4 割 ~5 割の回答者がこれらに関する情報が得られれば日本旅行をしたいと考えており きめ細やかな情報発信が望まれる < 調査結果 ( 国 地域別 )> 1. 台湾 香港における関西訪問希望者では 台風 21 号による被害を 知っている あるいは 聞いた気がする とした回答割合はそれぞれ 9 割超となっており 認知度は非常に高い この 2 地域については 自然災害からの復旧が早い 旅行先として安全だ とする回答割合もより高く 自然災害はあっても復旧への取組の早さや安全性に対し高い評価が寄せられていることがうかがえる このため 日本旅行に対する考えも 自然災害後から今でも日本旅行を控えている の割合は 1 割弱と低い 2. 一方 中国 韓国における関西訪問希望者では 自然災害が多い との回答割合が高いほか 旅行先として安全だ との評価は 2~3 割程度と低い ただし この 2 地域においても回答者の 4~5 割が 自然災害からの復旧が早い と回答しており 復旧への評価は相応の水準にあり 情報発信等に一定の成果がうかがえる なお 日本旅行に対する考えについては 自然災害後から今でも日本旅行を控えている とした中国の回答者は 1 割弱 韓国では 2 割弱となっている 3. また 欧米豪における関西訪問希望者では 相対的に距離が遠いこともあり 台風 21 号にかかる被害を 知っている あるいは 聞いた気がする と回答した割合はあわせて 6~7 割程度とより認知度が低く 自然災害が多い との回答割合も 3 割程度と低い 旅行先として安全 との意見は 6 割強と多いが 自然災害時の外国人対応が進んでいる との回答は 1 割強となっており災害対応への評価は低くなっている ( お問い合わせ先 ) 株式会社日本政策投資銀行関西支店企画調査課東野和香子 TEL:06-4706-6455 E-mail:ksinfo@dbj.jp

調査要領 調査方法 : インターネットによる調査 実施時期 :2018 年 10 月 5 日 ~19 日 調査地域 : 韓国 中国 台湾 香港 タイ シンガポール マレーシア インドネシア アメリカ オーストラリア イギリス フランスの 12 地域 ( 注 ) 中国は北京および上海在住者のみ ( 割合は北京 50%: 上海 50%) 調査対象者 :20 歳 ~59 歳の男女 かつ 海外旅行経験者 ( 注 ) 中国 - 香港 - マカオ間 マレーシア - シンガポール間 タイ - マレーシア間 アメリカ - カナダ メキシコ ハワイ グアム間 オーストラリア - ニュージーランド間 イギリス フランス - 欧州各国間の旅行については 海外旅行経験から除く 有効回答数 : 上記各地域に居住する住民計 6,286 人 ( 注 ) 中国は北京および上海各半数ずつ 協力実査会社 : 楽天インサイト株式会社 アジア : 韓国 中国 台湾 香港 : タイ シンガポール マレーシア インドネシア 欧米豪 : アメリカ オーストラリア イギリス フランス 関西訪問希望者 : あなたが実際に行ってみたい観光地 の中から 関西 京都 奈良 大阪 神戸 紀伊半島 / 高野山 / 熊野古道 のいずれかを選択した旅行者 ( 図表 1-1) 有効回答数 中国台湾香港韓国 男性女性総数訪日未経験者 3,078 1,220 2,075 260 253 258 271 1,033 1,003 3,208 1,281 2,153 277 279 278 264 1,055 1,055 6,286 2,501 4,228 537 532 536 535 2,088 2,058 3,392 1,012 1,708 220 101 77 132 1,178 1,684 訪日経験者 2,894 1,489 2,520 317 431 459 403 910 374 有効回答のうち関西訪問希望者 2,501 1,968 207 303 256 242 960 533 (%) (39.8%) (46.5%) (38.5%) (57.0%) (47.8%) (45.2%) (46.0%) (25.9%) - 1 -

関西訪問希望者における災害に関連する日本へのイメージ のうち 自然災害が多い (50.4%) と回答した割合は全体よりも僅かに高かった一方 自然災害からの復旧が早い (55.9%) 旅行先として安全(54.2%) の回答割合は全体を大きく上回っている ただし 自然災害時の外国人への対応が進んでいる というイメ-ジについては32.0% にとどまっている ( 図表 2-1) 台湾 香港における回答者では 自然災害からの復旧が早い 旅行先として安全だ の回答割合も全体より高く 自然災害はあっても復旧への取組の早さや安全性に対し高い評価が寄せられている 中国 韓国における回答者では 全体と比べて 自然災害が多い との回答割合が高いほか 旅行先として安全だ との評価は2~3 割程度と低い 一方 自然災害からの復旧が早い の評価は4~5 割と復旧への評価は相応の水準となっており 情報発信等に一定の成果が見られる 欧米豪における回答者では 自然災害が多い との回答も3 割程度と低い また 旅行先として安全 との意見は 66.2% と多いが 自然災害時の外国人対応が進んでいる との回答は16.3% となっており災害対応への評価は低い ( 図表 2-1) 関西訪問希望者における災害に関連する日本へのイメージ ( 複数回答 ) 合(% )自然災害からの復旧が早い 43.8 55.9 59.8 49.8 66.3 63.3 42.6 63.2 41.8 回答者 関西訪問 全体希望者アジア欧米豪東南全体全体中国台湾香港韓国全体アジア 回答数 ( 人 ) 6,286 2,501 1,968 207 303 256 242 960 533 自然災害が多い 47.5 50.4 54.8 67.6 39.3 56.3 79.8 50.3 34.0 回旅行先として安全だ答割 44.0 54.2 50.9 20.3 74.6 57.8 31.0 53.2 66.2 自然災害時の外国人への対応が進ん でいる 26.2 32.0 36.3 27.5 40.3 36.3 26.9 39.3 16.3 この中にあてはまるものはない 6.2 1.8 1.6 0.5 1.0 1.2 3.3 1.7 2.6 自然災害が多い と回答した人の中でも 約 6 割が 自然災害からの復旧が早い イメージを持っているほか 旅行先として安全 自然災害時の外国人への対応が進んでいる との回答も約 4 割と相応の水準にある ( 図表 2-2) ( 図表 2-2) 関西訪問希望者における災害に関連する日本へのイメージ ( うち自然災害が多いと回答した回答者のみ抜粋 ) 合(旅行先として安全だ 32.7 43.8 43.1 14.3 70.6 52.1 28.0 48.0 48.1 回答者 関西訪問 全体希望者アジア欧米豪東南全体全体中国台湾香港韓国全体アジア 回答数 ( 人 ) 2,984 1,260 1,079 140 119 144 193 483 181 自然災害が多い 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 100.0 回自然災害からの復旧が早い答割 46.1 59.8 61.8 45.7 72.3 68.1 44.0 69.2 48.1 % 自然災害時の外国人への対応が進ん)でいる 29.7 39.4 42.2 27.1 52.1 43.8 28.5 49.1 22.7 この中にあてはまるものはない 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0 0.0-2 -

関西訪問希望者における台風 21 号による被害の認知度 のうち84.5% が台風 21 号による被害を 知っている (58.9%) あるいは 聞いた気がする (25.6%) と回答しており この割合は(77.6%) より高い ( 図表 3-1) 台湾 香港における回答者の台風 21 号による被害を 知っている あるいは 聞いた気がする と回答した割合はそれぞれ9 割超と認知度は高い 欧米豪における回答者では 相対的に距離が遠いこともあり 台風 21 号にかかる被害を 知っている あるいは 聞いた気がする と回答した割合はあわせて6~7 割程度とより認知度が低い ( 図表 3-1) 関西訪問希望者における台風 21 号による被害の認知度 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (6,286 人 ) 48.7 28.9 22.5 77.6% (2,501 人 ) 58.9 25.6 15.5 84.5% (1,968 人 ) 65.0 23.9 11.0 中国 (207 人 ) 56.5 29.0 14.5 台湾 (303 人 ) 83.8 8.3 7.9 香港 (256 人 ) 87.5 7.8 4.7 韓国 (242 人 ) 71.9 21.5 6.6 (960 人 ) 53.2 32.7 14.1 (533 人 ) 36.2 31.9 31.9 知っている聞いた気がする知らない - 3 -

関西訪問希望者における近時自然災害 ( 地震 台風等 ) に関連する日本への旅行に対する考え方の変化 の39.5% が 安全とわかれば積極的に訪問したい と考えている 加えて 45.7% は日本旅行を控えようとは現在は思っておらず 自然災害後から今でも日本旅行を控えているとする回答は7.8% と限定的である ( 図表 4-1) 台湾 香港における回答者では 自然災害後から今でも日本旅行を控えている の割合は3~6% 程度と低い 中国 韓国における回答者では 自然災害後から今でも日本旅行を控えている とした中国の回答者は6.8% となっているものの 韓国では全体を上回る16.5% となっている ( 図表 4-1) 関西訪問希望者における近時自然災害 ( 地震 台風等 ) に関連する 日本への旅行に対する考え方の変化 0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100% (6,286 人 ) 38.3 25.4 14.6 9.0 12.8 (2,501 人 ) 39.5 30.4 15.3 7.8 7.0 45.7% (1,968 人 ) 42.3 27.9 15.5 7.5 6.8 中国 (207 人 ) 30.0 37.7 20.8 6.8 4.8 台湾 (303 人 ) 44.6 33.0 10.2 3.0 9.2 香港 (256 人 ) 50.8 25.4 15.6 6.3 2.0 韓国 (242 人 ) 28.5 21.5 24.4 16.5 9.1 (960 人 ) 45.4 26.5 13.9 7.1 7.2 (533 人 ) 29.3 39.8 14.4 9.0 7.5 安全と分かれば 支援のため 積極的に日本を訪問したい 自然災害があったが 訪日旅行を控えようとは思わない 災害直後は訪日旅行を控えていたが 今はそう思っていない 災害後から 今でも訪日旅行を控えている 災害と関係なく 訪日旅行はしたいと思わない - 4 -

関西訪問希望者における訪日旅行中の自然災害時に主に求められている対応 が自然災害時に求めている対応としては 連絡手段の確保 多言語による避難誘導 外国人対象の避難所の設置 代替移動手段や宿泊施設にかかる多言語案内と手配補助 自然災害時の通訳 翻訳ボランティアの提供 などが挙げられた ( 図表 5-1) ( 図表 5-1) 関西訪問希望者における訪日旅行中の自然災害時に主に求められている対応 (5 項目まで ) 中国台湾香港韓国 6,286 2,501 1,968 207 303 256 242 960 533 自然災害時の自国大使館や家族との連絡 連携手段の案内や提供 34.8 39.3 40.9 34.8 48.8 32.0 48.8 40.1 33.4 人 ( ホテル 店舗スタッフ 自治体職員 警察官等 ) による英語 多言語による避難誘導 33.5 38.8 39.4 31.4 41.3 35.9 35.1 42.5 36.6 回答数 ( 人 ) 自然災害時の外国人対象の避難所の設置 代替移動手段や宿泊施設に関する外国人 旅行者向け多言語案内と手配の補助 自然災害時の通訳 翻訳ボランティア の提供 自然災害時の外国人向け多言語電話 対応 回 答 多言語で受診可能な医療機関の情報 割 提供 31.2 37.2 40.0 42.5 40.6 31.3 40.9 41.4 27.0 30.2 35.1 38.1 28.0 46.2 30.1 36.4 40.2 24.4 29.9 34.0 34.3 18.4 36.3 27.7 37.2 38.1 33.0 26.6 29.1 29.7 28.0 18.8 29.7 29.8 33.5 27.0 26.6 32.0 34.1 33.8 38.3 35.9 32.6 32.8 24.0 被害状況 交通 通信などの復旧状況などを知らせる外国人旅行者向け多言語ウェブサイト 25.1 29.7 30.7 32.4 36.3 32.8 31.8 27.8 25.7 自然災害時のテレビ ラジオによる多言語放送 外国人向けプッシュ型情報発信アプリ ( 多言語 ) 24.8 28.7 27.6 32.4 21.8 21.9 31.8 29.0 32.6 19.9 22.7 24.0 25.1 24.4 27.0 23.1 23.0 17.8 多言語防災リーフレット 紙による被災状況や避難場所などに関する多言語案内の配布 掲示 多言語コミュニケーションカードや指さしフリップボードの提供 16.9 19.2 18.4 20.8 18.5 18.0 10.7 19.9 22.3 14.1 15.9 16.5 13.5 13.2 14.8 14.5 19.2 13.5 13.1 13.6 13.5 14.5 16.2 13.3 9.5 13.5 13.7 ピクトグラム ( 絵文字 ) のよる誘導表示 11.9 12.8 12.7 12.6 10.2 14.1 7.4 14.4 13.5 ( 注 ) 上位 5 項目を青色で塗りつぶしている - 5 -

関西訪問希望者における訪日旅行前に自然災害に関し求められている情報 が自然災害に関し求めている情報としては 地震についての正確な余震情報 交通アクセスの復旧 代替手段等の情報 台風についての詳細な気象情報 宿泊施設 観光施設の復旧に関する情報 などが挙げられた 4 割 ~5 割の回答者がこれらに関する情報が得られれば日本旅行をしたいと考えており きめ細やかな情報発信が望まれる ( 図表 6-1) ( 図表 6-1) 関西訪問希望者における訪日旅行前に自然災害に関し求められている情報 ( 複数回答 ) 中国台湾香港韓国 合(割観光施設の復旧 営業状況に関する情報 38.5 46.9 50.6 44.0 59.7 53.5 39.7 51.0 33.4 回答数 ( 人 ) 6,286 2,501 1,968 207 303 256 242 960 533 地震が起きた場合 正確な余震の発生状況に関する情報 50.2 58.3 60.3 48.8 57.4 52.7 59.9 65.8 51.0 台風などに関する詳細な気象情報 44.6 50.6 52.0 33.3 48.5 44.9 54.5 58.4 45.2 交通アクセスの復旧 営業状況 代替交通手段に関する情報 44.1 53.8 58.3 52.7 74.6 60.5 50.0 55.8 37.3 回宿泊施設の復旧 営業状況に関する情答報 40.2 47.8 50.8 43.0 63.0 57.0 40.1 49.7 36.6 % 自然災害発生時の避難場所や自国大使 )館等との連携方法など問い合わせ窓口に 関する情報 36.0 43.2 44.3 28.5 54.8 26.6 47.9 48.2 39.0 自然災害発生時の外国語対応に関する情報 通信インフラの復旧 営業状況に関する情報 電気 ガス 水道インフラの復旧状況に関する情報 ( 注 ) 上位 3 項目を青色で塗りつぶしている 34.8 43.0 44.6 23.7 52.8 34.0 44.2 49.5 37.0 32.3 39.6 42.2 35.3 47.9 36.7 40.9 43.6 30.2 29.0 36.2 39.1 39.1 40.6 40.2 29.3 40.7 25.7-6 -

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