まち ひと しごと創生総合戦略 (2018 改訂版 ) ~ 第 1 期の総仕上げと次のステージに向けて ~ 第 1 期総合戦略の最終年としての総仕上げ 東京一極集中の是正に向け 地方への新しいひとの流れや魅力あるまちづくりに焦点 第 1 期総合戦略の進捗状況等 これまでの地方創生の取組の成果や課題の

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新設 拡充又は延長を必要とする理地方公共団体の実施する一定の地方創生事業に対して企業が寄附を行うことを促すことにより 地方創生に取り組む地方を応援することを目的とする ⑴ 政策目的 ⑵ 施策の必要性 少子高齢化に歯止めをかけ 地域の人口減少と地域経済の縮小を克服するため 国及び地方公共団体は まち

資料 2-2 成長戦略改訂に向けた地域活性化の取組みについて ( 案 ) 内閣官房地域活性化統合事務局 成長戦略の改訂に向け これまでの施策の成果が実感できない地方において 新たな活力ある地域づくりと地域産業の成長のためのビジョンを提供しその具体化を図る 超高齢化 人口減少社会における持続可能な都市

このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の6 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

市町村における住民自治や住民参加、協働に関する取組状況調査

併せて 先進事例を統一的なフォーマットでデータベース化する また 意欲ある地域が先進的な取組みを行った人材に 目的に応じて容易に相談できるよう 内閣官房において 各省の人材システムを再点検し 総合的なコンシェルジュ機能を強化する 各種の既存施策に加え 当面 今通常国会に提出を予定している 都市再生法

コンパクト プラス ネットワークの形成 1

< 基本方針 > 一般社団法人移住 交流推進機構 ( 以下 JOIN という ) は 地方に新しい生活や人生の可能性を求めて移住 交流を希望する方々への情報発信や そのニーズに応じた地域サービスを提供するシステムを普及することにより 都市から地方への移住 交流を推進し 人口減少社会における地方の振興

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企業の人材確保支援 中小企業人材支援センターによる採用 定着支援や 障がい者の雇用促進 企業の成長を担うプロ人材の採用支援等により 大阪産業を支える中小企業の人材確保を支援する 大阪働き方改革支援センターの人材確保支援の機能を強化し 大阪人材確保推進会議と協働して製造 運輸 建設の 3 分野を中心に

用への助成を除くと 住宅に関する融資や助成制度等の情報提供の充実 との回答割合が高い( 子育て住み替え意識調査 ) 以上のことから 住宅が手狭であることを理由に市外へ転出する若い世代が相当数存在し また その傾向が強まっていることがうかがえる また 住み替え後は4LDKの間取りを中心とした持ち家 (

数値目標 平成 29 年 オープンカフェ新規参加店舗数 58 店 6 店 6 店 オリオン市民広場集客数 1,500 人 3,000 人 3,000 人 センターコア歩行者 自転車通行量 ( 平日 ) 1,700 人 1,700 人 1,700 人 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概

資料 4 地方創生推進交付金の概要 平成 30 年 11 月 内閣府地方創生推進事務局 交付金チーム

政策評価書3-3(4)

渚泊推進対策 平成 29 年 3 月に閣議決定された 観光立国推進基本計画 において 農山漁村滞在型旅行をビジネスとして実施できる体制を持った地域を平成 32 年度までに 500 地域創出することにより 農泊 の推進による農山漁村の所得向上を実現する と位置づけられたところ 農泊 を持続的なビジネス

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により 都市の魅力や付加価値の向上を図り もって持続可能なグローバル都 市形成に寄与することを目的とする活動を 総合的 戦略的に展開すること とする (2) シティマネジメントの目標とする姿中野駅周辺や西武新宿線沿線のまちづくりという将来に向けた大規模プロジェクトの推進 並びに産業振興 都市観光 地

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し環境の整備や 大会 合宿等の誘致 グッズや特産品の物販 体験型観光など スポーツを生かしたにぎわいの創出を進めることにより 交流人口の増加を図るとともに 将来的な市への移住 定住の促進を目指す 事業 スポーツを生かした交流によるにぎわい創設事業 KPI 観光交流客数 地域ブランド調査魅力度全国ラン

姫路市及びたつの市における連携中枢都市圏形成に係る連携協約 姫路市 ( 以下 甲 という ) 及びたつの市 ( 以下 乙 という ) は 連携中枢都市圏構想推進要綱 ( 平成 26 年 8 月 25 日付け総行市第 200 号総務省自治行政局長通知 ) に基づく連携中枢都市圏である播磨圏域 ( 以下

5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体の概要 棋士のまち加古川 をより幅広く発信するため 市内外の多くの人が 将棋文化にふれる機会や将棋を通じた交流を図ることができる拠点施設を整備するとともに 日本将棋連盟の公式棋戦 加古川青流戦 の開催や将棋を活かした本市独自のソフト事業を展開する 5-2

Microsoft PowerPoint - 表紙.pptx

総人口の長期的推移と将来推計 日本の総人口は 今後 100 年間で 100 年前 ( 明治時代後半 ) の水準に戻っていく可能性 この変化は千年単位でみても類を見ない 極めて急激な減少 ( 万人 ) 13,000 12,000 (2010 年 ) 12,806 万人 11,000 10,000 9,

4 平成 年度のと 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成にました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致へのや 創業支援プログラムの作成

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 DMO による広域観光連携 2 地域再生計画の作成主体の名称 石巻市 東松島市 3 地域再生計画の区域 石巻市及び東松島市の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 圏域の現状 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災から5 年が経過した これまで 復興

TRY TRY TRY TRY TRY 5

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このため 政府においては 地方への人の流れの創出等による地方 東京圏の転出入の均衡をはじめとする地方創生の実現に向け 新たな5 年間のまち ひと しごと創生総合戦略を策定するとともに 以下の7 点について 別紙のとおり総合的かつきめ細かな施策を早急に実施するよう強く求める 1. 移住定住 UIJター

学生確保の見通し及び申請者としての取組状況

起業家を総合的に支援する 起業支援センターながおか と連携することで 高い事業 効果を実現するものである 数値目標 未来の起業家応援事業若者提案プロジェクト事業支援事業年月 KPI 支援による年間起業 起業に結びついた若者 10~39 歳の転出超過 創業件数 プロジェクト数 の抑制 申請時 0 件

構成 1 第 1 章 IoT 時代の新たな地域資源 1. IoT 時代の新たな地域資源とその可能性 2. 新たな地域資源の活用に向けた基本的視点 第 2 章地域におけるオープンデータ ビッグデータ利活用の推進 1. 地域におけるオープンデータ利活用の現状と課題 2. 地域におけるビッグデータ利活用の

23 歳までの育児のための短時間勤務制度の制度普及率について 2012 年度実績の 58.4% に対し 2013 年度は 57.7% と普及率は 0.7 ポイント低下し 目標の 65% を達成することができなかった 事業所規模別では 30 人以上規模では8 割を超える措置率となっているものの 5~2

で広く体幹トレーニング推進することにより 健康なまち としてイメージア ップを図り魅力の向上につとめ 転出の抑制や転入の促進へとつなげる 数値目標 体幹づくりを通じて行う地域活性化事業 KPI 体幹トレーニング参加移住者数のべ人数年月のべ人数 申請時 0 0 H29.3 初年度 H30.

4-2 地域の課題人口の減少により 町内では老朽化した空き家 空き店舗が随所に見られるようになっており 平成 28 年 3 月に町内を調査したところ 空き家 空き店舗と思われる建物が 159 軒存在していることが判明した 特に 商店街 公共機関 医療機関等が近接する利便性の高い中心市街地における空き

基本指針の概要 1 基本指針改定の趣旨近年 地域社会における社会的課題が多様化 複雑化する中 行政 企業 NPO 自治会などが互いに協力して課題解決に取り組み 地域社会をより住み良いものとしていくことが今後ますます重要となっています このため 従前の NPO 活動に関する基本指針 の基本的な考え方を

4-(1)-ウ①

平成22年2月●日

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Microsoft PowerPoint - ☆PTポイント・概要(セット)

働で市の魅力を発信 定住促進に取組む いい那珂暮らし応援団 を設立し シティプロモーション推進事業 いい那珂暮らし促進事業 を一体的に実施することにより 本市の交流人口 定住人口増を目指すものである 併せて 本市への定住を促進するため 当該事業や関連事業により 市の魅力向上 いい那珂暮らし応援団活動

別添

スライド 1

平成20年度税制改正(地方税)要望事項

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ダイバーシティ 年に向けた政策展開のポイント テレワークが当たり前になる社会 の実現に向け 多様な主体と連携した普及啓発や導入支援への取組を強化 地域での就労支援やマッチング強化により 女性や高齢者の就業を推進 働き方改革と併せて時差 Biz の定着に向けた取組を推進 強化した政策

第 1 部 施策編 4

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11月は『職業能力開発促進月間

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女性の活躍促進や仕事と子育て等の両立支援に取り組む企業に対するインセンティブ付与等 役員 管理職等への女性の登用促進 М 字カーブ問題の解消には企業の取組が不可欠 このため 企業の自主的な取組について 経済的に支援する 経営上のメリットにつなぐ 外部から見えるようにし当該取組の市場評価を高めるよう政

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女性の活躍推進に向けた公共調達及び補助金の活用に関する取組指針について

もっと女性が活躍できる建設業 推進パッケージ 建設業における女性活躍は 官民挙げた もっと女性が活躍できる建設業行動計画 ( 昨年 8 月策定 ) を受け 5 年以内に女性倍増 を目指して官民で様々な取組がスタート 昂じている機運を業界全体で持続 浸透させ取組を加速化するためには 地域ぐるみの活動の

寄附文化の醸成に係る施策の実施状況 ( 平成 26 年度に講じた施策 ) 別紙 1 < 法律 制度改正 > 総務省 ふるさと納税の制度拡充 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 学校法人等への個人寄附に係る税額控除の要件の緩和 ( 平成 27 年 4 月 1 日施行 ) 特例控除の上限の引上げ

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(1) 当該団体が法人格を有しているか 又は法人格のない任意の団体のうち次の1~2の要件を全て満たすもの 1 代表者の定めがあること 2 団体としての意思決定の方法 事務処理及び会計処理の方法 並びに責任者等を明確にした規約その他の規定が定められていること (2) 関係市町村との協議体制を構築してい

社会的責任に関する円卓会議の役割と協働プロジェクト 1. 役割 本円卓会議の役割は 安全 安心で持続可能な経済社会を実現するために 多様な担い手が様々な課題を 協働の力 で解決するための協働戦略を策定し その実現に向けて行動することにあります この役割を果たすために 現在 以下の担い手の代表等が参加

地域再生計画 1 地域再生計画の名称 チャリ旅!~ 栃木県北サイクルツーリズム事業 ~ 2 地域再生計画の作成主体の名称大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町 3 地域再生計画の区域大田原市及び矢板市並びに栃木県那須郡那須町の全域 4 地域再生計画の目標 4-1 地方創生の実現における構造的な課

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地域の自主性及び自立性を高めるための改革の推進を図るための関係法律の整備に関する法律(第7次地方分権一括法)の概要

資料9

新たな外国人材受入れ制度の検討経緯及び概要 平成 30 年 7 月 12 日 経済産業省 製造産業局 今年 2 月 20 日の経済財政諮問会議において 総理から以下の指示 安倍政権として いわゆる移民政策をとる考えはありません この点は堅持します 他方で 5 年間のアベノミクスによって 有効求人倍率

働き方改革 魅力ある建設業の構築に向けて 特集 域によっても大きな差があり, 北陸地方や北海道 など一部の地方では平成 28 年 10 月調査の加入率が 80% を超えているのに対し, 大都市部のある関東 地方 (55%) や近畿地方 (60%) は低い加入率に 留まっている ( ) 建設マネジメン

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Microsoft PowerPoint 記者発表資料別添(セット)

資料 5 自治体クラウド推進 業務改革について 平成 27 年 9 月 14 日

平成 31 年度 (4 年目 ) 平成 32 年度 (5 年目 ) KPI 増加分の 累計 100,000 人 112,000 人 52,200 人 4,500 千人 4,700 千人 1,250 千人 1,928 億円 1,997 億円 601 億円 5 地域再生を図るために行う事業 5-1 全体

地方創生応援税制 ( 企業版ふるさと納税 ) の運用改善 ( 別紙 1) 平成 31 年度税制改正 企業版ふるさと納税の一層の活用促進を図るため 企業や地方公共団体からの意見等を踏まえ 徹底した運用改善を実施する 地方創生関係交付金と併用する地方公共団体へのインセンティブ付与 地方創生関係交付金の対

01 【北海道】

資料1 第1回会議のポイントについて

第16回税制調査会 別添資料1(税務手続の電子化に向けた具体的取組(国税))

2. まち ひと しごとの創生に向けた政策 5 原則 人口減少克服 地方創生を実現するため 5 つの政策原則に基づき施策を展開する 1 自立性 構造的な問題に対処し 地方公共団体 民間事業者 個人の自立につながる 2 将来性 地方が自主的かつ主体的に 夢を持って前向きに取り組むことを支援する 3 地

本町は 過疎地域における人口減少や少子高齢化 核家族化の進展という構造的な課題を抱え 若年層の人口流出や世代間交流の機会が少ない現代社会現象が問題となっている また 本町は 県を代表する観光地であるが 観光入込客数は 瀬戸大橋が開通した昭和 63 年をピークに減少しており 平成 27 年には約 23

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Microsoft PowerPoint - 資料2 国交省提出資料

(3) その他 全日制高校進学率の向上を図るため 更に公私で全体として進学率が向上するよう工夫する そのための基本的な考え方として 定員協議における公私の役割 を次のとおり確認する 公立 の役割: 生徒一人ひとりの希望と適性に応じて 多様な選択ができるよう 幅広い進路先としての役割を担い 県民ニーズ

( 会社及び個人 ) ( 適用日 : 平成 28 年 12 月 9 日 年利 :%) 一 般 貸 付 振 興 事 業 貸 付 設備資金 設備資金 運転資金 日本政策金融公庫国民生活事業 ( 生活衛生資金貸付 ) 主要利率一覧表 下記以外の設備資金 ( 注 2) 融資の種類利率 ( 注 1) 省エネル

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

道州制基本法案(骨子)

Microsoft Word 最終要望案

4-3 地域再生計画の目標本事業により 視察ルートの開発 提供や視察案内等を通じて 新しいひとの流れづくり ( 交流人口の拡大 ) と併せ 地域のしごとづくり ( 雇用の創出 ) を実現する なお 本事業の実施にあたっては 本市 石巻市の連携の下 観光施設や交通事業者に加えて 宿泊施設や飲食業等のサ

啓発事業推進 会員サービス関係事業 1. 高年齢者雇用優良事業所 障害者雇用優良事業所 永年勤続障害者の表彰を行う 10 月 2. 推進委員会を開催し 協会事業の企画運営に関する検討 協議を行うとともに 委員相互の交流研鑽を図り 協会の円滑な運営に努める 7 月 10 月 3. 会員企業の雇用の安定

Microsoft Word - 【外務省】インフラ長寿命化(行動計画)

(2) 熟練技能者等の派遣による若年技能者等に対する実技指導ものづくりマイスター対象職種以外の職種で企業等から実技指導の要請を受けた場合 熟練技能者等を派遣し実施します (3) 学校単位の製作実演のイベント熟練技能者等を小中学校 訓練施設等へ派遣し 製作実演 ものづくり体験等を行う ものづくり体験教

主な論点 資料 4 1. ワーク ライフ バランスの推進 生産性向上等の観点から 働き方とともに休み方を見直すことの必要性 重要性 (1) 有給休暇取得状況と長時間労働の国際比較 (2) 休暇取得と生産性との関係 (3) 仕事と仕事以外の生活の充実 2. 秋の連休の大型化等を実現する上での課題 (1

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参考資料 障害者の生涯を通じた多様な学習活動の充実について(1/2)

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平成29年度 障害者白書(PDF版)

4 平成 29 年度の検証と 基本目標 1 しごとをつくり 安心して働けるようにする 主な取組み課題検証 本市の基幹産業である農漁業を魅力あるものにするため 六次産業化や高収益型農業を推進し 新規就農者や農業後継者の育成に取組みました また 働く場所の確保と地域経済の活力向上のために企業誘致への取組

一宮市住宅マスタープラン ~ 住み続けたいまち 住んでみたいまち 人々が生き生きと暮らせるまち ~ 概要版 平成 2 5 年 3 月 一宮市

平成 22 年 4 月 9 日新しい公共円卓会議資料 平成 2 2 年 4 月 9 日第 5 回 新しい公共 円卓会議谷口委員提出資料 ソーシャルビジネスの振興について 1. 新しい公共とソーシャルビジネスの関係 2. ソーシャルビジネスの課題とこれまでの取り組み 3. 事業者及び支援者が集う 場

目 次 1 章策定の趣旨 1 1 これまで経緯 1 2 さらなる行財政改革の必要性 1 2 章行財政改革の基本的な考え方 2 1 推進期間 2 2 基本方針 2 3 重点項目 2 (1) 事務 事業の効率化の推進 3 (2) 定員管理の適正化及び人材育成の推進 4 (3) 民間活力の活用 4 (4)

【 金融円滑化に関する基本方針・体制について 】

平成22 年 11月 15日

農山性化1 農山漁村の 6 次産業化の考え方 雇用と所得を確保し 若者や子供も集落に定住できる社会を構築するため 農林漁業生産と加工 販売の一体化や 地域資源を活用した新たな産業の創出を促進するなど 農山漁村の 6 次産業化を推進 現 状 農山漁村に由来する様々な地域資源 マーケットの拡大を図りつつ

PowerPoint プレゼンテーション

問 2 次の文中のの部分を選択肢の中の適切な語句で埋め 完全な文章とせよ なお 本問は平成 28 年厚生労働白書を参照している A とは 地域の事情に応じて高齢者が 可能な限り 住み慣れた地域で B に応じ自立した日常生活を営むことができるよう 医療 介護 介護予防 C 及び自立した日常生活の支援が

平成28年度「全国キャリア・就職ガイダンス」留学生セッション資料_文部科学省学生・留学生課

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まち ひと しごと創生総合戦略 (2018 改訂版 ) について ~ 第 1 期の総仕上げと次のステージに向けて ~ 平成 30 年 12 月 内閣官房まち ひと しごと創生本部事務局内閣府地方創生推進事務局

まち ひと しごと創生総合戦略 (2018 改訂版 ) ~ 第 1 期の総仕上げと次のステージに向けて ~ 第 1 期総合戦略の最終年としての総仕上げ 東京一極集中の是正に向け 地方への新しいひとの流れや魅力あるまちづくりに焦点 第 1 期総合戦略の進捗状況等 これまでの地方創生の取組の成果や課題の検証 2020 年度から始まる次のステージに向けた検討の開始 2019 2014 2015 スタートアップ 国の総合戦略策定 地方版総合戦略策定 2016 2 年目 地方創生版三本の矢創設 情報 人材 財政支援 2017 中間年 地方創生の新展開と KPI の総点検 2018 4 年目 ライフステージに応じた地方創生の充実 強化 地域における若者の修学 就業の促進 - キラリと光る地方大学づくり - UIJ ターン等を促進するための 政策パッケージの策定 5 年目 第 1 期の総仕上げと次のステージに向けて UIJ ターン等を促進するための政策 パッケージの着実な実行 地方の魅力を高めるまちづくりの推進 次のステージにおける総合戦略の検討 1

まち ひと しごと創生総合戦略 (2018 改訂版 ) ー主なポイントー 2 第 1 期 総合戦略 の総仕上げに向けて 基本的認識 若者等が地方へ移住する動きを加速させるため ひと と しごと に焦点を当てた わくわく地方生活実現政策パッケージ を策定 まち に焦点を当てた 地方の魅力を高めるまちづくりの推進に向けて検討 1. わくわく地方生活実現政策パッケージ の着実な実行 1UIJターンによる起業 就業者創出 2 女性 高齢者等の活躍による新規就業者の掘り起こし 3 地方における外国人材の受入れ等 2. 地方の魅力を高めるまちづくりの推進 1 中枢中核都市の機能強化 2 人口減少社会に対応した まち への再生 次のステージに向けて 第 1 期の まち ひと しごと総合戦略 の進捗状況等 これまでの取組の成果や課題の検証 現在と将来の社会的変化を見据えた更なる取組の検討 さらなる地方創生の機運醸成に向けた広報及び啓発を推進

< 現状 > 若者を中心に 地方から東京圏へ毎年 10 万人を超える転出超過 地方の若者は 3 割減少 (15 年間で 532 万人 ) 15 歳以上の就業者は 地方では大幅に減少 (15 年間で 228 万人 東京圏は +160 万人 ) わくわく地方生活実現政策パッケージ < ねらい > 東京一極集中の是正 地方の担い手不足への対処 平成 30 年 6 月 15 日閣議決定時参考資料 地方で起業したい 自然豊かな地方で子育てをしたい など 移住者等の多様な希望をかなえる 包括的かつ大胆な わくわく地方生活実現政策パッケージ を策定 実行する 1.UIJ ターンによる起業 就業者創出 (6 年間で 6 万人 ) 全国規模のマッチングを支援するとともに 東京圏から地方への移住者の経済負担を軽減 2. 女性 高齢者等の活躍による新規就業者の掘り起こし (6 年間で 24 万人 ) 全国規模のマッチングを支援するとともに 新規に就業する女性 高齢者等に対して必要な支援 3. 地方における外国人材の活用 在外の親日外国人材を 地方公共団体のニーズ ( 地方創生業務 ) とマッチングさせる仕組みの構築 外国人留学修了者が円滑に就労しやすくするための 在留資格の変更手続きの簡素化等 4. 地域おこし協力隊の拡充 (6 年後に 8 千人 ) 5. 子供の農山漁村体験の充実 6. 企業版ふるさと納税の活用促進 7. 国民の関心を惹きつける効果的 戦略的な情報発信 3

1. わくわく地方生活実現政策パッケージ の着実な実行 1UIJ ターンによる起業 就業者創出 ( 移住支援 起業支援 ) 地方への UIJ ターンによる起業 就業者の創出等を地方創生推進交付金により支援 地方 1 へ移住 ( 東京 23 区在住者又は 23 区 への通勤者 2 が移住 ) 東京圏からの UIJ ターンの促進地方の担い手不足対策 地方 1 での就業 ( 地方公共団体がマッチング支援の対象 3 とした中小企業等に就業 ) 就業した場合最大 100 万円 地方 1 での起業 ( 地域課題解決に資する社会的事業を起業 ) 起業した場合最大 300 万円 ( 最大 100 万円 +200 万円 ) ( 地方にいたままで ) 起業した場合最大 200 万円 東京 23 区在住者 23 区への通勤者 他省庁との連携 移住者が住宅の建設 購入を行う場合に ( 独 ) 住宅金融支援機構が提供する住宅ローンの金利の引下げ ( 国土交通省 ) < 移住支援と連携 > 移住者を採用した中小企業等に対し その採用活動に要した経費の一部を助成( 厚生労働省 ) < 起業支援と連携 > 設備資金及び運転資金について ( 株 ) 日本政策金融公庫の融資による支援 ( 中小企業庁 ) 1 東京圏の条件不利地域 4 を含む 2 東京圏在住の23 区への通勤者のうち 条件不利地域 4 在住者を除く 3 都道府県による移住希望者等と中小企業等のマッチングを支援する仕組みの構築を別途支援 4 過疎地域自立促進特別措置法 山村振興法 離島振興法 半島振興法及び小笠原諸島振興開発特別措置法において規定される条件不利地域を有する市町村 ( 政令指定都市を除く ) 4

1. わくわく地方生活実現政策パッケージ の着実な実行 1UIJ ターンによる起業 就業者創出 ( マッチング支援 ) 東京圏から地方へのUIJターンによる就業促進に向け 次の取組により移住者視点での情報提供を充実都道府県が行うマッチング支援事業として 地方の中小企業等の求人広告を提供するマッチングサイトの開設などの取組を支援 求人情報に加え 住まいの情報を含む生活情報を参照可能に 都道府県による求人情報を民間事業者とも連携して 東京圏の求職者や移住希望者が 一元的に検索できる枠組みを構築 マッチング支援のイメージ 求人情報サイトの開設等を地方創生推進交付金で支援 都道府県 国 都道府県の求人情報等の掲載等について協力要請 官民連携による移住者視点での情報提供 民間事業者に地方の中小企業等の求人広告や住まいの情報を提供 民間求人サイト 都道府県の求人情報を一元的に検索 2 女性 高齢者等の活躍による新規就業者の掘り起こし ( 新規就業支援 ) 現在職に就いていない女性 高齢者等の新規就業の促進及び人手不足に直面する地域の中小企業等の人材の確保に資することを目的として 都道府県が実施する女性 高齢者等の新規就業支援のための取組を 地方創生推進交付金により支援するもの 各都道府県は 官民連携のプラットフォームを形成し 地域の実情に応じて 掘り起こし 職場環境改善支援 マッチング 等の一連の取組をハローワークや公的職業訓練など既存の制度も最大限活用しながら 民間企業のノウハウを取り入れ 一体的かつ包括的に実施するスキームを構築 5

1. わくわく地方生活実現政策パッケージ の着実な実行 3 地方における外国人材の受入れ Ⅰ. 外国人材による地方創生支援制度 ( 外務省 法務省と連携 ) 地方公共団体等で外国人材の受入れニーズが高まると見込まれるため 在外の親日外国人材の掘り起こし 地方公共団体等との円滑なマッチングの支援等を着実に実行する 施策イメージ 地方公共団体等 在外の親日外国人材の雇用 先導的な地方創生の取組を実施 インバウンド事業 海外販路拡大事業等 直接応募選考 雇用マッチング支援 内閣府 外務省 < 各国 ( アジア 中南米等 )> 日本語学習者 ( 現地大学 日本語学校 ) 日系人コミュニティ ( 県人会 日本人連合会等 ) 帰国研修員同窓会等 国際交流基金 JICA ( 日本大使館 総領事館と連携 ) 地方創生推進交付金 外務省 日本国大使館 総領事館 在外における広報 Ⅱ. 新たな在留資格の創設に伴う地方創生の取組への支援 新たな在留資格の創設を踏まえ 地域における外国人材の活躍と共生社会の実現を図る地方公共団体の自主的 主体的で先導的な取組について 地方創生推進交付金により積極的に支援する 6

1. わくわく地方生活実現政策パッケージ の着実な実行 ( 地域おこし協力隊の拡充 子供の農山漁村体験の充実 企業版ふるさと納税の活用促進 ) 地域おこし協力隊の拡充 子供の農山漁村体験の充実 ( 総務省 文科省 農水省 環境省と連携 ) 目標を新たに設定 ( 総務省と連携 ) 隊員数の拡充 (2024 年度に 8 千人 ) シニア層や在住外国人 青年海外協力隊経験者 ふるさとワーキングホリデー 参加者等 応募者の裾野を拡大 地域と多様に関わる 関係人口 を創出し 将来的な隊員のなり手の確保を図る 起業 事業承継に向けた支援 設備資金及び運転資金について 日本政策金融公庫の融資による支援を実施 事業引継ぎ支援センターと連携し 事業者と隊員をマッチングするモデル事業を実施するなど事業承継を支援 おためし地域おこし協力隊 の創設 地域おこし協力隊として活動する前に 一定の期間 地域協力活動を体験し 受入地域とのマッチングを図る 2024 年度に小学生 65 万人 中学生 75 万人 高校生 30 万人 ( 現在の取組を倍増 ) が農山漁村体験を行うことを目標に設定 取組への支援の拡充 長期 (4 泊 5 日等 ) の取組及び関連して一体として取り組む地方創生に資する活動 ( ) を地方創生推進交付金で支援 将来の移住及び定住の促進 地域社会を担う人材の育成や確保等を目的とした活動 これまで小学校の取組のみが対象となっていた地方財政措置について 中学校の取組等についても支援を拡大 企業版ふるさと納税の活用促進 ( 総務省 財務省 経産省と連携 ) 徹底した運用改善の実施 対象事業に地方創生関係交付金による事業も含まれることの明確化等の運用改善を実施 広報の更なる強化 関係省庁と連携した地方公共団体 企業向け広報活動や 経済三団体をはじめとする経済界への周知 他の模範となる企業や地方公共団体の大臣表彰や企業版ふるさと納税推進リーダーを中心とした取組の実施 7

1 中枢中核都市の機能強化 2. 地方の魅力を高めるまちづくりの推進 東京圏への転出超過数の多い地方公共団体は 政令指定都市や中核市などの中枢中核都市が多数 中枢中核都市は 活力ある地域社会を維持するための中心 拠点として 近隣市町村を含めた圏域全体の経済 生活を支え 圏域から東京圏への人口流出を抑止する機能を発揮することを期待 中枢中核都市として 東京圏以外の政令指定都市 中核市 施行時特例市 県庁所在市又は連携中枢都市 を位置付け 昼夜間人口比率が概ね 1.0 未満の都市を除く 2 人口減少社会に対応した まち への再生 人口減少社会に対応するため コンパクト プラス ネットワークのまちづくりが重要 中心市街地活性化などに加え 住宅団地を含めたまちづくりの取組を強化 < 住宅団地が抱える課題 > 住宅団地は 高度経済成長期を中心に開発され 大都市圏のみならず 全都道府県に立地 同時期に入居した結果 高齢者世帯が一気に増加 今後 空家が大量に発生する可能性も 住宅の単一用途が主体で 多様な機能導入を阻害 住宅団地の市区町村別面積 1 中枢中核都市の課題に対応したハンズオン支援中枢中核都市が共通に抱えている課題 ( 政策テーマ ) を対象とし 手上げ方式により ハンズオン支援を実施 その成果の普及 横展開を図る 出典 :H30 国土交通省住宅局調査 ( 5ha 以上の住宅団地を対象 ) 高齢化した居住者が住み続けられ 若者や子育て世帯にとって魅力ある まち へ再生 住宅団地を含む一定の地域において エリア限定的に ワンストップで 用途規制に係る手続きの柔軟化等を 2 地方創生推進交付金等による支援実現する制度の構築を検討 3 まちづくりの課題への対応 8