権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下 1 及び2(1) において 権利者 という ) が 当該特定新株予約権等の行使をすることにより その年における当該行使に係る株式の払込金額 ( 当該行使に

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( 二 ) その年中に支払った社会保険料 ( 給与等から控除されるものを除く ) の金額 小規模企業共済等掛金 ( 給与等から控除されるものを除く ) の額及び次に掲げる事項イその年中に支払った種類別の社会保険料の金額 ( 給与等から控除されるものを除く ) 及びその支払の相手方の名称ロ社会保険料の

( 相続時精算課税適用者の死亡後に特定贈与者が死亡した場合 ) (6) 相続時精算課税適用者 ( 相続税法第 21 条の9 第 5 項に規定する 相続時精算課税適用者 をいう 以下 (6) において同じ ) の死亡後に当該相続時精算課税適用者に係る特定贈与者 ( 同条第 5 項に規定する 特定贈与者

与等の支払者 ) から毎年最初に給与等の支払を受ける日の前日までに 次に掲げる事項を記載した申告書を 当該給与等の支払者を経由して その給与等に係る所得税の納税地 第一章第五節 の所轄税務署長に提出しなければならない ( 法 1941 措法 41の162 41の172 規 731) ( 一 ) 当該

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第11 源泉徴収票及び支払調書の提出

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第一法基通改正7

き一 修正申告 1 から同 ( 四 ) まで又は同 2 から同 ( 四 ) までの事由が生じた場合には 当該居住者 ( その相続人を含む ) は それぞれ次の 及び に定める日から4 月以内に 当該譲渡の日の属する年分の所得税についての修正申告書を提出し かつ 当該期限内に当該申告書の提出により納付

上場株式等の配当等に対する課税

【表紙】

非課税上場株式等管理に関する約款 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税および租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税の特例 ( 以下 非課税

- 2 - り 又は知り得る状態であったと認められる場合には この限りでない 2~7 略 (保険料を控除した事実に係る判断)第一条の二前条第一項に規定する機関は 厚生年金保険制度及び国民年金制度により生活の安定が図られる国民の立場に立って同項に規定する事実がある者が不利益を被ることがないようにする観

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b c.( 略 ) 2 不動産取得税の軽減に係るの発行信託会社等の地方税法附則第 11 条第 12 項に基づく不動産取得税の軽減のための同法施行令附則第 7 条第 12 項に規定するの発行等については 以下のとおり取り扱うものとする イ ロ.( 略 ) 載があること c d.( 略 ) 2 不動産取

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税限度額については その財形住宅貯蓄申告書につき財形住宅貯蓄廃止申告書を提出することを条件として これを除外して判定して差し支えないものとする ( 措基通 4の2-7) ( 郵便等により財形住宅貯蓄申告書等の提出があった場合 ) (5) 郵便又は民間事業者による信書の送達に関する法律第 2 条第 6

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<4D F736F F D FC194EF90C C98AD682B782E >

非課税累積投資契約に関する約款 (NISA 約款 ) 第 1 条 ( 約款の趣旨 ) 1. この約款は お客さまが租税特別措置法第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税及び租税特別措置法第 37 条の14に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る譲渡所得等の非課税

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所令要綱

Microsoft Word - エンジェル税制様式集

(3) 父又は母が規則で定める程度の障害の状態にある児童 (4) 父又は母の生死が明らかでない児童 (5) その他前各号に準ずる状態にある児童で規則で定めるもの 3 この条例において 養育者 とは 次に掲げる児童と同居して これを監護し かつ その生計を維持する者であって その児童の父母及び児童福祉

(1) 相続税の納税猶予制度の概要 項目 納税猶予対象資産 ( 特定事業用資産 ) 納税猶予額 被相続人の要件 内容 被相続人の事業 ( 不動産貸付事業等を除く ) の用に供されていた次の資産 1 土地 ( 面積 400 m2までの部分に限る ) 2 建物 ( 床面積 800 m2までの部分に限る

平成19年12月○日

新規文書1

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発行日取引の売買証拠金の代用有価証券に関する規 同じ ) であって 国内の金融商品取引所にその株券が上場されている会社が発行する転換社債型新株予約権社債券 ( その発行に際して元引受契約が金融商品取引業者により締結されたものに限る ) 100 分の80 (7) 国内の金融商品取引所に上場されている交

租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) 第十条の二 第四十二条の五 第六十八条の十 租税特別措置法 ( 昭和三十二年法律第二十六号 ) ( 高度省エネルギー増進設備等を取得した場合の特別償却又は所得税額の特別控除 ) 第十条の二青色申告書を提出する個人が 平成三十年四月一日 ( 第二号及

旧なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適なお 当該投資法人が租税特別措置法第 83 条の2 第 3 項の規定の適用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であるこ用を受けることができる日は 当該特定資産取得後 1 年以内であることに留意するものとする

1: とは 居住者の配偶者でその居住者と生計を一にするもの ( 青色事業専従者等に該当する者を除く ) のうち 合計所得金額 ( 2) が 38 万円以下である者 2: 合計所得金額とは 総所得金額 ( 3) と分離短期譲渡所得 分離長期譲渡所得 申告分離課税の上場株式等に係る配当所得の金額 申告分

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住友電気工業株式会社株式取扱規則

非課税上場株式等管理及び非課税累積投資契約に関する約款 新旧対照表

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収益事業開始届出 ( 法人税法第 150 条第 1 項 第 2 項 第 3 項 ) 1 収益事業の概要を記載した書類 2 収益事業開始の日又は国内源泉所得のうち収益事業から生ずるものを有することとなった時における収益事業についての貸借対照表 3 定款 寄附行為 規則若しくは規約又はこれらに準ずるもの

に限る ) は その追徴すべき不足税額 ( 当該減額更正前に賦課した税額から当該減額更正に基因して変更した税額を控除した金額 ( 還付金の額に相当する税額を含む ) に達するまでの部分に相当する税額に限る 以下この項において同じ ) については 次に掲げる期間 ( 令第 4 8 条の9の9 第 4

改正後第 2 章通関業 第 1 節許可 新旧対照表 別紙 3 通関業法基本通達( 昭和 47 年 3 月 1 日蔵関第 105 号 ) ( 注 ) 下線を付した箇所が改正部分である 改正前第 2 章通関業第 1 節許可 3-8 削除 ( 譲渡 相続 合併又は分割の場合における通関業の許可の効果 )

国税通則法施行令新旧対照表


に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者とする 3 病院等に入院等したことにより 本市の区域内に住所を変更したと認められる第 1 項各号に該当する者については 同項の規定にかかわらず受給資格者としない 4 第 1 項及び第 2 項の規定にかかわらず 次の各号のいずれかに該当する者は

公社債 公社債投資信託の特定口座への受入れに係るQ&A 目次 平成 28 年からの公社債等の特定口座での取扱いについて... 1 Q1. 公社債や公社債投資信託が特定口座の対象になるのですか... 1 Q2. どのような公社債や公社債投資信託が特定口座の対象になるのですか... 1 Q3. 既に一般

の範囲は 築 20 年以内の非耐火建築物及び築 25 年以内の耐火建築物 ((2) については築 25 年以内の既存住宅 ) のほか 建築基準法施行令 ( 昭和二十五年政令第三百三十八号 ) 第三章及び第五章の四の規定又は地震に対する安全上耐震関係規定に準ずるものとして定める基準に適合する一定の既存

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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投資主が受け取る配当等の額については 原則どおり配当等の額を受け取る際に20%( 所得税 )( 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までは復興特別所得税とあわせて20.42%) の税率により源泉徴収された後 総合課税の対象となります ( ロ ) 出資等減少分配に係る税

枚方市税条例施行規則 ( 昭和 50 年 5 月 1 日規則第 19 号 ) より抜粋 ( 貧困による市民税の減免 ) 第 9 条の2 条例第 47 条第 1 項第 1 号に規定する減免理由による減免は 市民税の納税義務者が申請の日に生活保護法 ( 昭和 25 年法律第 144 号 ) の規定による

非課税上場株式等管理に関する約款 1 約款の趣旨 (1) この約款は 投資家 ( 個人の投資家に限ります ) が租税特別措置法 ( 以下 租特法 といいます ) 第 9 条の8に規定する非課税口座内の少額上場株式等に係る配当所得の非課税および租特法第 37 条の 14 に規定する非課税口座内の少額上

特別障害者一人につき 75 万円を所得から控除することができます 障害者控除は 扶養控除の適用がない16 歳未満の扶養親族を有する場合においても適用されます ⑶ 心身障害者扶養共済掛金の控除 P128 条例の規定により地方公共団体が実施するいわゆる心身障害者扶養共済制度による契約で一定の要件を備えて

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

に掲げる税額ロ給与等の支給期が毎半月と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の二分の一に相当する税額ハ給与等の支給期が毎旬と定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額の三分の一に相当する税額ニ給与等の支給期が月の整数倍の期間ごとと定められている場合別表第一の乙欄に掲げる税額に当該倍数を乗じて

三井化学株式会社 株式取扱規則

源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 源泉徴収票不交付の届出書 ( 英語版 ) 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 ) 平成 年分公的年金等の源泉徴収票 平成 年分公的年金等の源泉徴収票合計表 公的年金等の源泉徴収票 ( 及び同合計表 )( 平成 28 年 1 月 1 日以後提出

株式取扱規程

時価で譲渡したものとみなされ所得税が課税され かつ その所得税は相続税の課税価格の計算上被相続人の債務として控除されていることにより 所得税と相続税の負担の調整は済んでいますので この特例の適用は受けられません 2 取得費に加算される金額平成 26 年度の改正前は 相続財産である土地等の一部を譲渡し

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Microsoft Word - 02手引(説明).doc

株 式 取 扱 規 則

資料2-1(国保条例)

2. 改正の趣旨 背景 (1) 問題となっていたケース < 親族図 > 前提条件 1. 父 母 ( 死亡 ) 父の財産 :50 億円 ( すべて現金 ) 財産は 父 子 孫の順に相続する ( 各相続時の法定相続人は 1 名 ) 2. 子 子の妻 ( 死亡 ) 父及び子の相続における相次相続控除は考慮

この特例は居住期間が短期間でも その家屋がその人の日常の生活状況などから 生活の本拠として居住しているものであれば適用が受けられます ただし 次のような場合には 適用はありません 1 居住用財産の特例の適用を受けるためのみの目的で入居した場合 2 自己の居住用家屋の新築期間中や改築期間中だけの仮住い

愛媛県民間社会福祉事業従事者退職年金共済規程

と事実上婚姻関係と同様の事情にあった者を 配偶者 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある者を 婚姻 には 婚姻の届出をしていないが事実上婚姻関係と同様の事情にある場合を含むものとする 5 この条例において 医療保険各法 とは 国民健康保険法 ( 昭和 33 年法律第 192

規程番号

新株予約権発行に関する取締役会決議公告

Microsoft Word - パイオニア 株式取扱規則H doc

Ⅰ 年の中途で行う年末調整の対象となる人 年末調整は 原則として給与の支払者に 給与所得者の扶養控除等 ( 異動 ) 申告書 ( 以下 扶養控除等申告書 といいます ) を提出している人について その年最後に給与の支払をする時に行うことになっていますので 通常は12 月に行うこととなりますが 次に掲

新株予約権発行に関する取締役会決議公告 株主各位 平成 29 年 8 月 1 日千葉県流山市南流山三丁目 10 番地 16 サンコーテクノ株式会社代表取締役社長洞下英人 平成 29 年 7 月 18 日開催の当社取締役会において 当社の取締役 ( 監査等委員である取締役及び社外取締役を除く ( 以下

経 [2] 証券投資信託の償還 解約等の取扱い 平成 20 年度税制改正によって 株式投資信託等の終了 一部の解約等により交付を受ける金銭の額 ( 公募株式投資信託等は全額 公募株式投資信託等以外は一定の金額 ) は 譲渡所得等に係る収入金額とみなすこととされてきました これが平成 25 年度税制改

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株式取扱規則

( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

措置法第 69 条の 4(( 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 )) 関係 ( 被相続人等の居住の用に供されていた宅地等の範囲 ) 69 の 4-7 措置法第 69 条の 4 第 1 項に規定する被相続人等の居住の用に供されていた宅地等 ( 以下 69 の 4-8 までにおいて 居

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<4D F736F F D CF8D5888C4817A8A948EAE8EE688B58B4B91A E358C8E323993FA89FC90B E378C8E313693FA8E7B8D73816

株式取扱規則

事業承継税制の概要 事業承継税制は である受贈者 相続人等が 円滑化法の認定を受けている非上場会社の株式等を贈与又は相続等により取得した場合において その非上場株式等に係る贈与税 相続税について 一定の要件のもと その納税を猶予し の死亡等により 納税が猶予されている贈与税 相続税の納付が免除される

間の初日以後 3 年を経過する日の属する課税期間までの各課税期間 6 高額特定資産を取得した場合の納税義務の免除の特例事業者 ( 免税事業者を除く ) が簡易課税制度の適用を受けない課税期間中に国内における高額特定資産の課税仕入れ又は高額特定資産に該当する課税貨物の保税地域からの引取り ( 以下 高

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厚生年金保険の保険給付及び国民年金の給付の支払の遅延に係る加算金の支給に関する法律

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○H30条例19-1

用語の意義 この FAQ において使用している用語の意義は 次のとおりです 用語 意義 所得税法 ( 所法 ) 所得税法 ( 昭和 40 年法律第 33 号 ) をいいます 所得税法施行令 ( 所令 ) 所得税法施行令 ( 昭和 40 年政令第 96 号 ) をいいます 改正所令 所得税法施行令の一

就業規則

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Ⅲ 納付 [Q6] 申告 納付等の期限の延長が認められた場合 延滞税 利子税はどのようになりますか また 加算税は賦課されますか 7 [Q7] 今般の熊本地震災害により被害を受けましたが 納税の猶予はどのような場合に受けることができますか 8 [Q8] 納税の猶予の 相当の損失 とはどの程度の損失を

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は 第七章第一節一 1 中 各種所得の金額 とあるのは 各種所得の金額 ( 給与所得の金額にあっては 給与所得の金額から第四章第五節三 51 又は 2 所得金額調整控除 の規定による控除をした残額) と 第十二章二 12 中 所得別の内訳 とあるのは 所得 ( 給与所得の金額にあっては 給与所得の金額から第四章第五節三 51 又は 2 所得金額調整控除 の規定による控除をした残額) 別の内訳 と 第十二章二 21( 一 ) 中 各種所得の金額 とあるのは 各種所得の金額 ( 給与所得の金額にあっては 給与所得の金額から第四章第五節三 51 又は 2 所得金額調整控除 の規定による控除をした残額 ) とする ( 措令 26の51) ( 読み替え規定 ) (4) 1 又は2の規定の適用がある場合における第七章第一節一 1の規定の適用については 1( 一 ) 中 給与所得の金額 とあるのは 給与所得の金額から第四章第五節三 51 又は 2 所得金額調整控除 の規定による控除をした残額 とする ( 措令 26の52) ( 読み替え規定 ) (5) 災害被害者に対する租税の減免 徴収猶予等に関する法律第 3 条第 5 項の規定による徴収の猶予の適用を受けようとする場合において 1 又は2の規定により控除される金額の見積額があるときにおける災害被害者に対する租税の減免 徴収猶予等に関する法律の施行に関する政令第 9 条及び第 10 条の規定の適用については 令第 9 条第 2 項第 1 号イ中 の合計額 とあるのは 並びに租税特別措置法第 41 条の3の3 第 1 項又は第 2 項の規定により控除される金額の見積額 ( 以下 所得金額調整控除額の見積額 という ) の合計額 と 項第 2 号中 及び配偶者控除額等の見積額 とあるのは 配偶者控除額等の見積額及び所得金額調整控除額の見積額 と 条第 3 項第 2 号中 若しくは配偶者控除額等の見積額 とあるのは 配偶者控除額等の見積額若しくは所得金額調整控除額の見積額 と 項第 3 号及び令第 10 条第 1 項第 6 号中 及び配偶者控除額等の見積額 とあるのは 配偶者控除額等の見積額及び所得金額調整控除額の見積額 とする ( 措令 26の53) 四給与所得の課税の特例 1 特定の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 イ 特定の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 1 特定の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等会社法 ( 平成 17 年法律第 86 号 ) 第 238 条第 2 項若しくは会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律 ( 平成 17 年法律第 87 号 ) 第 64 条の規定による改正前の商法 ( 明治 32 年法律第 48 号 以下 1において 平成 17 年旧商法 という ) 第 280 条ノ21 第 1 項若しくは商法等の一部を改正する法律第 1 条の規定による改正前の商法 ( 以下 1において 旧商法 という ) 第 280 条ノ19 第 2 項若しくは商法等の一部を改正する等の法律第 1 条の規定による改正前の商法 ( 平成 13 年旧商法 という ) 第 210 条の2 第 2 項の決議 ( 会社法第 239 条第 1 項の決議による委任に基づく項に規定する募集事項の決定及び法第 240 条第 1 項の規定による取締役会の決議を含む ) により新株予約権 ((1) で定めるものに限る 以下 1において 新株予約権 という ) 若しくは旧商法第 280 条の19 第 2 項に規定する新株の引受権 ( 以下 1において 新株引受権 という ) 若しくは平成 13 年旧商法第 210 条の2 第 2 項第 3 号に規定する権利 ( 以下 1において 株式譲渡請求権 という ) を与えられる者とされた当該決議 ( 以下イにおいて 付与決議 という ) のあった株式会社若しくは当該株式会社がその発行済株式 ( 議決権のあるものに限る ) 若しくは出資の総数若しくは総額の100 分の50を超える数若しくは金額の株式 ( 議決権のあるものに限る ) 若しくは出資を直接若しくは間接に保有する関係その他の (2) で定める関係にある法人の取締役 執行役若しくは使用人である個人 ( 当該付与決議のあった日において当該株式会社の (3) で定める数の株式を有していた個人 ( 以下 1 及び2(1) において 大口株主 という ) 及び日において当該株式会社の大口株主に該当する者の配偶者その他の当該大口株主に該当する者と (4) で定める特別の関係があった個人 (2(1) において 大口株主の特別関係者 という ) を除く 以下 1 2(1) 及び2(4) において 取締役等 という ) 又は当該取締役等の相続人 ((5) で定めるものに限る 以下 1 2(1) 及び2(4) において 権利承継相続人 という ) が 当該付与決議に基づき当該株式会社と当該取締役等との間に締結された契約により与えられた当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権 ( 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権に係る契約において 次の ( 一 ) から ( 六 ) までに掲げる要件が定められているものに限る 以下イにおいて 特定新株予約権等 という ) を当該契約に従って行使することにより当該特定新株予約 -260-

権等に係る株式の取得をした場合には 当該株式の取得に係る経済的利益については 所得税を課さない ただし 当該取締役等又は権利承継相続人 ( 以下 1 及び2(1) において 権利者 という ) が 当該特定新株予約権等の行使をすることにより その年における当該行使に係る株式の払込金額 ( 当該行使に際し払い込むべき額をいい 新株の発行価額又は株式の譲渡価額を含む )( 以下 1 及び2において 権利行使価額 という ) と当該権利者がその年において既にした当該特定新株予約権等及び他の特定新株予約権等の行使に係る権利行使価額との合計額が 1,200 万円を超えることとなる場合には 当該 1,200 万円を超えることとなる特定新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益については この限りでない ( 措法 29の21) ( 一 ) ( 二 ) ( 三 ) 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使は 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権に係る付与決議の日後 2 年を経過した日から当該付与決議の日後 10 年を経過する日までの間に行わなければならないこと 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使に係る権利行使価額の年間の合計額が 1,200 万円を超えないこと 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使に係る一株当たりの権利行使価額は 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権に係る契約を締結した株式会社の株式の当該契約の締結の時における一株当たりの価額に相当する金額以であること ( 四 ) 当該新株予約権については 譲渡をしてはならないこととされていること ( 五 ) ( 六 ) 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使に係る株式の交付 ( 新株の発行又は株式の移転若しくは譲渡を含む ( 六 ) においてじ ) が当該交付のために付与決議がされた会社法第 238 条第 1 項若しくは平成 17 年旧商法第 280 条の21 第 1 項若しくは旧商法第 280 条の19 第 2 項又は平成 13 年旧商法第 210 条の2 第 2 項第 3 号に定める事項 ( 取締役 執行役又は使用人の氏名を除く ) に反しないで行われるものであること 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使により取得をする株式につき 当該行使に係る株式会社と金融商品取引業者又は金融機関で (6) で定めるもの ( 以下イにおいて 金融商品取引業者等 という ) との間であらかじめ締結される新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使により交付をされる当該株式会社の株式の振替口座簿 ( 社債 株式等の振替に関する法律に規定する振替口座簿をいう 以下イにおいてじ ) への記載若しくは記録 保管の委託又は管理及び処分に係る信託 ( 以下イにおいて 管理等信託 という ) に関する取決め ( 当該振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託に係る口座又は当該管理等信託に係る契約が権利者の別に開設され 又は締結されるものであること 当該口座又は契約においては新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使により交付をされる当該株式会社の株式以外の株式を受け入れないことその他の (7) で定める要件が定められるものに限る ) に従い (8) で定めるところにより 当該取得後直ちに 当該株式会社を通じて 当該金融商品取引業者等の振替口座簿に記載若しくは記録を受け 又は当該金融商品取引業者等の営業所若しくは事務所 ( 第五章第三節十一 特定株式の全部又は一部の返還又は移転があった場合のみなし譲渡課税 において 営業所等 という ) に保管の委託若しくは管理等信託がされること ((1) で定める新株予約権 ) (1) 1に規定する (1) で定める新株予約権は 会社法第 238 条第 2 項の決議 ( 法第 239 条第 1 項の決議による委任に基づく項に規定する募集事項の決定及び法第 240 条第 1 項の規定による取締役会の決議を含む ) に基づき金銭の払込み ( 金銭以外の資産の給付を含む ) をさせないで発行された新株予約権又は会社法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律第 64 条の規定による改正前の商法 ( 明治 32 年法律第 48 号 ) 第 280 条ノ21 第 1 項の決議に基づき無償で発行された項に規定する新株予約権とする ( 措令 19の31) ((2) で定める関係 ) (2) 1に規定する (2) で定める関係は 1に規定する付与決議 ((5) 及び2(5) において 付与決議 という ) のあった株式会社が他の法人の発行済株式 ( 議決権のあるものに限る ) 又は出資 ( 以下 (2) において 発行済株式等 という ) の総数又は総額の100 分の50を超える数又は金額の株式 ( 議決権のあるものに限るものとし 出資を含む 以下 (2) においてじ ) を直接又は間接に保有する関係とする この場合において 当該株式会社が当該他の法人の発行済株式等の総数又は総額の100 分の50を超える数又は金額の株式を直接又は間接に保有するかどうかの判定は 当該株式会社の当該他の法人に係る直接保有の株式の保有割合 ( 当該株式会社の有する当該他の法人の株式の数又は金額が当該他の法人の発行済株式等の総数又は総額のうちに占める割合をいう ) と当該株式会社の当該他の法人に係る間 -261-

接保有の株式の保有割合 ( 次の ( 一 ) 又は ( 二 ) に掲げる場合の区分に応じ当該 ( 一 ) 又は ( 二 ) に定める割合 ( 当該 ( 一 ) 又は ( 二 ) に掲げる場合のいずれにも該当する場合には 当該 ( 一 ) 又は ( 二 ) に定める割合の合計割合 ) をいう ) とを合計した割合により行うものとする ( 措令 19の32) ( 一 ) ( 二 ) 当該他の法人の株主等 ( 所得税法第 2 条第 1 項第 8 号の2に規定する株主等をいう 以下 (2) においてじ ) である法人の発行済株式等の総数又は総額の100 分の50を超える数又は金額の株式が当該株式会社により所有されている場合当該他の法人の株主等である法人 (( 一 ) に掲げる場合に該当する ( 一 ) の株主等である法人を除く ) と当該株式会社との間にこれらの者と発行済株式等の所有を通じて連鎖関係にある1 又は 2 以の法人 ( 以下 ( 二 ) において 出資関連法人 という ) が介在している場合 ( 出資関連法人及び当該株主等である法人がそれぞれその発行済株式等の総数又は総額の100 分の50を超える数又は金額の株式を当該株式会社又は出資関連法人 ( その発行済株式等の総数又は総額の100 分の50を超える数又は金額の株式が当該株式会社又は他の出資関連法人によって所有されているものに限る ) 当該株主等である法人の有する当該他の法人の株式の数又は金額が当該他の法人の発行済株式等の総数又は総額のうちに占める割合 ( 当該株主等である法人が2 以ある場合には 当該 2 以の株主等である法人につきそれぞれ計算した割合の合計割合 ) 当該株主等である法人の有する当該他の法人の株式の数又は金額が当該他の法人の発行済株式等の総数又は総額のうちに占める割合 ( 当該株主等である法人が2 以ある場合には 当該 2 以の株主等である法人につきそれぞれ計算した割合の合計割合 ) ((3) で定める株式の数 ) (3) 1に規定する (3) で定める数は 次の ( 一 ) 又は ( 二 ) に掲げる株式の区分に応じ 当該 ( 一 ) 又は ( 二 ) に定める数とする ( 措令 19の33) ( 一 ) 金融商品取引法第 2 条第 16 項に規定する金融商品取引所に場されている株式又は店頭売買登録銘柄 ( 株式で 条第 13 項に規定する認可金融商品取引業協会が その定める規則に従い その店頭売買につき その売買価格を発表し かつ 当該株式の発行法人に関する資料を公開するものとして登録したものをいう ) として登録されている株式 これらの株式を発行した株式会社の発行済株式の総数の10 分の1を超える数 ( 二 ) ( 一 ) に掲げる株式以外の株式 当該株式を発行した株式会社の発行済株式の総数の3 分の1を超える数 ( 大口株主に該当する者と (4) で定める特別の関係があった個人 ) (4) 1に規定する当該大口株主に該当する者と (4) で定める特別の関係があった個人は 次の ( 一 ) から ( 五 ) までに掲げる者とする ( 措令 19の34) ( 一 ) 当該大口株主に該当する者の親族 ( 二 ) 当該大口株主に該当する者と婚姻の届出をしていないが事実婚姻関係と様の事情にある者及びその者の直系血族 ( 三 ) 当該大口株主に該当する者の直系血族と婚姻の届出をしていないが事実婚姻関係と様の事情にある者 ( 四 ) ( 一 )~( 三 ) に掲げる者以外の者で 当該大口株主に該当する者から受ける金銭その他の財産によって生計を維持しているもの及びその者の直系血族 ( 五 ) ( 一 )~( 四 ) に掲げる者以外の者で 当該大口株主に該当する者の直系血族から受ける金銭その他の財産によって生計を維持しているもの -262-

参考 ストック オプション制度に係る課税の特例の概要 100 円 株価 1,700 円 1,500 円 課税の 繰延べ 2,000 円 利 益 譲渡益課税 申告分離課税 第五章第三節二参照 1 2 3 4 権利付与 ( 株式公開 ) 権利行使 譲渡 ( みなし譲渡 ) 1 株 100 円の新株 1 株 100 円で新株 1 株 2,000 円で 予約権を付与 発行 1,600 円の 譲渡 ( みなし譲渡 ) 経済的利益 1,900 円の譲渡益 権利行使時の課税 経済的利益 (1,600 円 ) の非課税 株式譲渡時の課税 申告分離課税を適用 株式の取得価額は払込価額 (100 円 ) による ((5) で定める取締役等の相続人 ) (5) 1に規定する (5) で定める相続人は 1に規定する取締役等が新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権を行使できる期間内に死亡した場合において 当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権に係る付与決議に基づき当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権を行使できることとなる当該取締役等の相続人とする ( 措令 19の35) ((6) で定める証券業者又は金融機関 ) (6) 1( 六 ) に規定する (6) で定める金融商品取引業者又は金融機関は 金融商品取引法第 2 条第 9 項に規定する金融商品取引業者 ( 法第 28 条第 1 項に規定する第 1 種金融商品取引業を行う者に限る ) 又は信託会社 ( 金融機関の信託業務の兼営等に関する法律により法第 1 条第 1 項に規定する信託業務を営む項に規定する金融機関を含む ) とする ( 措令 19の36) ((7) で定める要件 ) (7) 1( 六 ) に規定する (7) で定める要件は 次の ( 一 ) から ( 四 ) までに掲げる要件とする ( 措令 19の37) ( 一 ) ( 二 ) 当該振替口座簿 (1( 六 ) に規定する振替口座簿をいう 以下イにおいてじ ) への記載若しくは記録若しくは保管の委託に係る口座又は管理等信託に係る契約は 新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使により1の株式会社 ( 以下 (7) において 付与会社 という ) の株式の取得をした権利者又は当該付与会社の特定株式 ( 第五章第三節十一 特定株式の全部又は一部の返還又は移転があった場合のみなし譲渡課税 に規定する特定株式をいう 以下イにおいてじ ) に係る承継特例適用者 ( 節十一に規定する承継特例適用者をいう 以下イにおいてじ ) の各人別に開設され 又は締結されるものであること 当該振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託に係る口座又は管理等信託に係る契約においては 次のイ又はロに掲げる株式のうち それぞれイ又はロに定める方法により振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託又は管理等信託がされるもの ( 当該株式に係る第五章第三節十一 (1) に規定する分割等株式を含む ) 以外の株式を受け入れないこと イ 権利者が 新株予約権若しくは新株引受権又は株式 当該付与会社が 当該対象株式の振替又は交付 譲渡請求権の行使により 付与会社の株式で当該行 ( 対象株式の発行又は移転若しくは譲渡を含 -263-

ロ 使の期間 当該行使に係る権利行使価額及び1 株当たりの権利行使価額並びに当該付与会社が当該行使を受けて行う当該株式の振替又は交付 ( 新株の発行又は株式の移転若しくは譲渡を含む ) がそれぞれ1 ( 一 ) から ( 三 ) まで及び ( 五 ) に掲げる要件を満たすもの ( 以下この ( 二 ) において 対象株式 という ) を取得する場合 ( 当該権利者が 当該行使をする際 2(1) に規定する書面の提出をしている場合に限るものとし その年における当該行使に係る対象株式の権利行使価額と当該権利者がその年において既にした当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権及び他の1に規定する特定新株予約権等 (2(5) において 特定新株予約権等 という ) の行使に係る権利行使価額との合計額が1,200 万円を超える場合を除く ) における当該対象株式承継特例適用者が特例適用者 ( 第五章第三節十一 特定株式の全部又は一部の返還又は移転があった場合のみなし譲渡課税 に規定する特例適用者をいう 以下イにおいてじ ) から相続 ( 節十一に規定する相続をいう 節十一 (4) においてじ ) 又は遺贈 ( 節十一 ( 各号列記以外の部分に限る ) に規定する遺贈をいう 節十一 (4) においてじ ) により付与会社の特定株式を取得する場合における当該特定株式 む ) を 当該口座を開設した金融商品取引業者 等 (1( 六 ) に規定する金融商品取引業者等をい う 以下イにおいてじ ) の振替口座簿に記載 若しくは記録をする方法又は当該権利者に当該 対象株式に係る株券の交付をせずに 当該保管 の委託若しくは管理等信託に係る金融商品取引 業者等の営業所等 (1( 六 ) に規定する営業所等 をいう 以下イにおいてじ ) に当該対象株式 を直接引き渡す方法 当該特定株式の振替口座簿への記載若しくは記 録若しくは保管の委託又は管理等信託に係る金 融商品取引業者等が 当該承継特例適用者から 当該特定株式の当該金融商品取引業者等の振替 口座簿への振替の申請若しくは保管の委託を受 け 又は管理等信託を引き受ける際に 当該特 例適用者の当該特定株式に係る振替口座簿から 当該承継特例適用者の当該特定株式に係る当該 金融商品取引業者等の振替口座簿への記載若し くは記録がされる方法又は当該承継特例適用者 に当該特定株式に係る株券の交付をせずに 当 該金融商品取引業者等の当該特定株式に係る営 業所等における当該特例適用者の当該特定株式 に係る保管の委託に係る口座若しくは管理等信 託の信託財産から当該承継特例適用者の当該特定株式に係る保管の委託に係る口座若しくは管理等信託の信託財産に当該特定株式を直接移管する方法 ( 三 ) 権利者又は承継特例適用者が行う金融商品取引業者等の振替口座簿に記載若しくは記録をし 又は金融商品取引業者等に保管の委託若しくは管理等信託をしている特定株式又は承継特定株式 ( 第五章第三節十一に規定する承継特定株式をいう 以下イにおいてじ ) の譲渡は 当該金融商品取引業者等の当該振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託に係る営業所等において当該金融商品取引業者等へ売委託又は当該金融商品取引業者等に対する譲渡により行うこと その他次のイからハまでで定める要件 ( 四 ) イ 1の付与会社は 新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使を受けて振替又は交付 ( 新株の発行又は株式の移転若しくは譲渡を含む ハ及び2(3)( 四 ) においてじ ) をする対象株式 (( 二 ) イに規定する対象株式をいう 以下イからハまでにおいてじ ) を当該対象株式の振替口座簿 (1( 六 ) に規定する振替口座簿をいう 以下 (7) 及び2(9) においてじ ) への記載若しくは記録若しくは保管の委託又は管理等信託に係る金融商品取引業者等の営業所等に引き渡す際に 次に掲げる事項を当該金融商品取引業者等の営業所等に通知すること ( 措規 11の31 一 ) ( イ ) 当該行使をした権利者の氏名 住所 ( 国内に住所を有しない者にあっては 所得税法施行規則第 81 条第 1 号から第 3 号までに掲げる場所 2(9)( 十一 ) を除き 以下イにおいてじ ) 及び個人番号 ( 個人番号を有しない者にあっては 氏名及び住所 以下においてじ ) -264-

( ロ ) 当該行使をした権利者の氏名 住所又は個人番号が当該新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の付与に係る契約を締結した時の氏名 住所又は個人番号と異なる場合には 当該契約を締結した時の氏名 住所及び個人番号 ( ハ ) 当該対象株式の数及び権利行使価額 (1に規定する権利行使価額をいう 以下イにおいてじ ) 付与会社は 当該付与会社の特定株式を有する特例適用者につき次に掲げる事実があったことを知ったときは 遅滞なく それぞれ次に定める事項を 当該特定株式の振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託又は管理等信託に係る金融商品取引業者等の営業所等に通知すること ( 措規 11の31 二 ) ロ ( イ ) 次に掲げる場合の区分に応じそれぞれ次に定める事項 イ氏名 住所又は個人番号の変更をした場合その旨並びに変更前の氏名 住所及び個人番号並びに変更後の氏名 住所及び個人番号 ロ 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定により個 人番号が初めて通知された場合その者のその通知を受けた後の氏名 住所及び個人番号 ( ロ ) 死亡その旨及び死亡年月日金融商品取引業者等は 権利者又は承継特例適用者が振替又は交付を受けた対象株式又は特定株式につき 当該金融商品取引業者等の振替口座簿に記載若しくは記録をする際又は保管の委託を受け 若しくは管理等信託を引き受ける際に 当該権利者又は承継特例適用者との間で次に掲げる事項を約すること ( 措規 11の31 三 ) ハ ( イ ) ( ロ ) ( ハ ) ( ニ ) ( ホ ) 当該権利者又は承継特例適用者は 次の⑴ 及び⑵に掲げる場合に該当することとなった場合には 遅滞なく その旨並びに変更前の氏名 住所及び個人番号並びに変更後の氏名 住所及び個人番号 (⑴に掲げる場合にあっては その旨並びに変更前の氏名及び住所並びに変更後の氏名及び住所 ) を 当該金融商品取引業者等の当該振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託に係る営業所等に届け出ること ⑴ 当該権利者又は承継特例適用者の氏名又は住所の変更をした場合 ⑵ 当該権利者又は承継特例適用者の個人番号の変更をした場合当該権利者又は承継特例適用者は 行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の規定により個人番号が初めて通知された場合には 遅滞なく その旨並びにその通知を受けた後の氏名 住所及び個人番号を当該金融商品取引業者等の当該振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託に係る営業所等に届け出ること 当該権利者又は承継特例適用者が死亡した場合には その者の相続人 ( 受遺者である個人を含む 以下ハにおいてじ ) は その相続の開始があったことを知った日以後遅滞なく 当該金融商品取引業者等の当該振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託に係る営業所等にその旨及び当該相続の開始があったことを知った日を届け出ること 当該権利者が死亡した場合には その者の相続人は その相続の開始があったことを知った日の翌日から10 月以内に 当該権利者が当該振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託をしていた特定株式の返還を受け 又は引き続き当該特定株式の振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託若しくは管理等信託をすること 金融商品取引業者等の営業所等は 当該振替口座簿への記載若しくは記録をし 又は保管の委託を受け 若しくは管理等信託を引き受けている特定株式を有する個人が死亡したことを知った場合において その者の相続人が ( ニ ) の期限内に 当該特定株式の返還を受けず かつ 引き続き当該特定株式の振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託をしないときは 当該特定株式に係る振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託を終了させること ( 注 ) 改正後の (7)( 四 ) の規定は 平成 30 年 4 月 1 日以後に行う改正後の1に規定する特定新株予約権等の行使について適用し 日前に行った改正前の1に規定する特定新株予約権等の行使については なお従前の例による ( 平 30 改措規附 9) -265-

( 保管の委託又は管理等信託 ) (8) 1( 六 ) の振替口座簿への記載又は記録は 権利者が新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使により株式の取得をする際 当該株式の振替又は交付 ( 新株の発行又は株式の移転若しくは譲渡を含む ) をする株式会社が金融商品取引業者等の振替口座簿への記載若しくは記録の通知又は振替の申請をすることにより行うものとし ( 六 ) の保管の委託又は管理等信託は 権利者が 新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の行使により株式の取得をする際 当該株式に係る株券の交付を受けずに 当該株式の交付 ( 新株の発行又は株式の移転若しくは譲渡を含む ) をする株式会社から金融商品取引業者等の営業所等に当該株式を直接引き渡させることにより行うものとする ( 措令 19の38) ( 特例適用者等が有する一銘柄の株式のうち特定株式等以外の株式がある場合の有価証券の譲渡原価の計算及びその評価 ) (9) 特例適用者又は承継特例適用者の有する一銘柄の株式のうちに特定株式又は承継特定株式と当該特定株式及び承継特定株式以外の株式とがある場合には これらの株式については それぞれその銘柄が異なるものとして 第六章第二節四 有価証券の譲渡原価の計算及びその評価 3から 11まで及び第五章第三節十九 株式交換等に係る譲渡所得の特例 (6) から (9) まで ( 租税特別措置法施行令第 25 条の11 第 1 項に規定する一般株式等の譲渡に係る国内源泉所得又は条第 2 項に規定する場株式等の譲渡に係る国内源泉所得について第四章 所得の種類及び各種所得の金額 の規定に準じて計算する場合における第六章第二節四 3から 11までの規定を含む ) 並びに第五章第三節十四 1(1) の規定を適用する ( 措令 19の311) ( イ1の本文の規定の適用がある場合の有価証券の取得価額の規定の適用について ) (10) イ1の本文の規定の適用がある場合における第六章第二節四 7 有価証券の取得価額 1の規定の適用については 71( 三 ) 中 2の ( 一 ) から ( 五 ) までに掲げる権利の行使により取得した有価証券 とあるのは 2の ( 一 ) から ( 五 ) までに掲げる権利の行使により取得した有価証券 ( イ1 本文 特定の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 の規定の適用を受けて取得したものを除く ) と 2( 五 ) とあるのは 第一節一 22( 五 ) とする ( 措令 19の312) ( 分割等株式の範囲 ) (11) 1の規定の適用を受けて取得する株式を発行した法人が行う第六章第二節四 85に規定する分割型分割 ( 以下 (11) において 分割型分割 という ) や 86に規定する株式分配 ( 以下 (11) において 株式分配 という ) により取得した第五章第三節十一 (1) に規定する分割承継法人株式 分割承継親法人株式又は完全子法人株式は 節十一 (1) に規定する分割等株式 ( 以下 (11) において 分割等株式 という ) に該当することとなる ただし 分割型分割又は株式分配が 第六章第二節四 85(3) 又は 86(2) の規定により分割型分割又は株式分配に該当しないものとされるときは 取得した株式は分割等株式に該当しないことに留意する ( 措通 29の2-1) 2 適用要件及び手続等 ( 適用要件 ) (1) 1 本文の規定は 権利者が 特定新株予約権等の行使をする際 ( 一 ) に掲げる事項を誓約し かつ ( 二 ) に掲げる事項その他 (3) で定める事項を記載した書面を 当該行使に係る株式会社に提出した場合に限り 適用する ( 措法 29の22) 当該権利者 ( その者が権利承継相続人である場合には その者の被相続人である取締役等 ) が 当該特定新株 ( 一 ) 予約権等に係る付与決議の日において当該株式会社の大口株主及び大口株主の特別関係者に該当しないこと 当該特定新株予約権等の行使の日の属する年における当該権利者の他の特定新株予約権等の行使の有無 ( 当該 ( 二 ) 他の特定新株予約権等又は特定外国新株予約権の行使があった場合には 当該行使に係る権利行使価額及びその行使年月日 ) ( 特定株式譲渡請求権等の行使に係る株式会社の書面の保存義務 ) (2) (1) の株式会社は (1) の書面の提出を受けた場合には その提出を受けた書面を他の関係書類とともに各人別に整理し 当該提出を受けた日の属する年の翌年から5 年間 当該書面を保存しなければならない ( 措法 29の23-266-

措規 11 の 33) ((3) で定める事項を記載した書面 ) (3) (1) に規定する書面に記載すべき (3) で定める事項は (1)( 二 ) に掲げる事項のほか 次の ( 一 ) から ( 七 ) までに掲げる事項とする ( 措規 11の32) 当該書面を提出する者 ( 以下 (3) において 提出者 という ) の氏名 住所及び個人番号 ( 当該提出者が 1 に ( 一 ) 規定する権利承継相続人である場合には 当該提出者の氏名 住所及び個人番号並びにその者の被相続人である1に規定する取締役等の氏名 死亡の時における住所及び死亡年月日 ) ( 二 ) その行使をする特定新株予約権等に係る付与決議があった年月日 ( 三 ) その行使をする特定新株予約権等に係る 1 に規定する契約において定められている事項のうち 当該特定新株予約権等に係る株式の種類 数及び 1 株当たりの権利行使価額 ( 四 ) 特定新株予約権等の行使により振替又は交付を受けようとする株式の数 提出者が特定新株予約権等の行使の日の属する年において既に当該特定新株予約権等の行使をしたことがある ( 五 ) 場合には その既にした当該特定新株予約権等の行使に係る株式の数及び権利行使価額並びにその行使年月日 提出者が特定新株予約権等の行使の日の属する年において既に他の特定新株予約権等の行使をしたことがある ( 六 ) 場合には 当該他の特定新株予約権等に係る付与決議のあった株式会社の名称及び本店の所在地並びにその既にした当該他の特定新株予約権等の行使に係る権利行使価額及びその行使年月日 ( 七 ) その他参考となるべき事項 ( 特定新株予約権等を与える株式会社の当該付与に関する調書の提出義務 ) (4) 付与決議に基づく契約により取締役等又は権利承継相続人に特定新株予約権等を与える株式会社は (5) で定めるところにより 当該特定新株予約権等の付与に関する調書 ( 以下イにおいて 特定新株予約権等の付与に関する調書 という ) を その付与をした日の属する年の翌年 1 月 31 日までに 税務署長に提出しなければならない ( 措法 29 の25) ( 付与決議に基づく契約により取締役等に特定新株予約権等を付与する株式会社の提出する調書の内容 ) (5) 付与決議に基づく契約により取締役等に特定新株予約権等を付与する株式会社は 当該特定新株予約権等を付与した取締役等の氏名及び住所 ( 国内に住所を有しない者にあっては 所得税法施行規則第 81 条第 1 号から第 3 号までに掲げる場所 (8) においてじ ) 当該特定新株予約権等の行使に係る権利行使価額 当該取締役等が死亡した場合に当該特定新株予約権等を行使できることとなる当該取締役等の相続人の有無その他の (6) で定める事項を記載した調書を 当該特定新株予約権等を付与した日の属する年の翌年 1 月 31 日までに 当該株式会社の本店の所在地の所轄税務署長に提出しなければならない ( 措令 19の316 措規 11の310) ((5) に規定する (6) で定める事項 ) (6) (5) に規定する (6) で定める事項は 次の ( 一 ) から ( 八 ) までに掲げる事項とする ( 措規 11の311) ( 一 ) 当該特定新株予約権等を付与した取締役等の氏名 住所及び個人番号 ( 二 ) その付与をした新株予約権若しくは新株引受権又は株式譲渡請求権の区分 ( 三 ) 当該特定新株予約権等の付与に係る付与決議のあった年月日 ( 四 ) 当該特定新株予約権等の付与に係る契約を締結した年月日 ( 五 ) 当該特定新株予約権等の行使に係る株式の種類及び数並びに権利行使価額 ( 六 ) 当該特定新株予約権等の行使をすることができる期間 ( 七 ) ( 一 ) の取締役等が死亡した場合に ( 一 ) の特定新株予約権等を行使できることとなる当該取締役等の相続人の有無 ( 八 ) その他参考となるべき事項 -267-

( 金融商品取引業者等の保管の委託等を受けている特定株式の異動状況に関する調書の提出義務 ) (7) 1( 六 ) に規定する取決めに従い特定株式又は承継特定株式につき振替口座簿への記載若しくは記録をし 又は保管の委託を受け 若しくは管理等信託を引き受けている金融商品取引業者等は (8) で定めるところにより 当該特定株式又は承継特定株式の受入れ又は交付その他の異動状況に関する調書 ( 以下において 特定株式等の異動状況に関する調書 という ) を 毎年 1 月 31 日までに 税務署長に提出しなければならない ( 措法 29の26) ( 取決めに従い特定株式等の保管の委託を受け又は管理等信託を引き受けている証券業者等の提出すべき調書の内容 ) (8) 1( 六 ) に規定する取決めに従い特定株式又は承継特定株式につき振替口座簿への記載若しくは記録をし 又は保管の委託を受け 若しくは管理等信託を引き受けている金融商品取引業者等は 当該特定株式又は承継特定株式の振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託をしている者ごとに その者の氏名及び住所 当該特定株式又は承継特定株式の受入れ又は振替若しくは交付をした年月日及びその事由その他の (9) で定める事項を記載した調書を 毎年 1 月 31 日までに 当該金融商品取引業者等の当該振替口座簿への記載若しくは記録又は保管の委託若しくは管理等信託に係る営業所等の所在地の所轄税務署長に提出しなければならない ( 措令 19の317) ((8) に規定する (9) で定める事項 ) (9) (8) に規定する (9) で定める事項は 次の ( 一 ) から ( 十二 ) までに掲げる事項 ( 当該特定株式又は承継特定株式のうち租税特別措置法施行令第 19 条の3 第 9 項に規定する分割承継法人株式 分割承継親法人株式又は完全子法人株式 ( 以下 (9) において 分割承継法人株式等 という ) が含まれている場合には 当該分割承継法人株式等と当該分割承継法人株式等以外の特定株式又は承継特定株式との別に それぞれについての当該事項 ) とする ( 措規 11の312) 当該特定株式又は承継特定株式につき振替口座簿への記載若しくは記録を受け 又は保管の委託若しくは管理 ( 一 ) 等信託をしている者の氏名 住所及び個人番号 前年中に1(7)( 四 ) イの通知 ( ( 四 ) イ ( ロ ) に掲げる事項に係るものに限る ) があった場合には ( 四 ) イ ( ロ ) ( 二 ) に規定する当該契約を締結した時の氏名 住所又は個人番号 ( 三 ) ( 一 ) の者が前年中に承継特例適用者に該当することとなった者である場合には その者の被相続人である特例適用者の氏名及び死亡の時における住所並びに死亡年月日 当該特定株式又は承継特定株式に係る株式会社 ( 当該特定株式又は承継特定株式のうちに分割承継法人株式等が含まれている場合には 当該分割承継法人株式等に係る第六章第二節四 85 分割型分割により取得した株 ( 四 ) 式等の取得価額 (1) に規定する分割法人及び 5に規定する分割承継法人若しくは分割承継親法人又は 6 (2) に規定する現物分配法人及び 6に規定する完全子法人 ) の名称 本店の所在地及び法人番号 ( 前年中に名称又は所在地に変更があった場合には 当該変更前の名称及び所在地を含む ) 当該特定株式又は承継特定株式の振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託に係る口座又は管理等 ( 五 ) 信託に係る契約を開設し 又は締結した年月日 ( 当該特定株式又は承継特定株式の振替口座簿への記載若しくは記録若しくは保管の委託又は管理等信託の期間が定められている場合には 当該期間 ) ( 六 ) 前年 12 月 31 日における当該特定株式又は承継特定株式の数 ( 七 ) 前年中における当該特定株式又は承継特定株式の受入れ又は振替又は交付をした年月日 数及び事由 ( 八 ) 前年中に受け入れた当該特定株式の権利行使価額 ( 九 ) 1( 六 ) に規定する取決めに従って当該特定株式又は承継特定株式の譲渡がされた場合には 当該譲渡の対価の額 ( 十 ) ( 一 ) の者が死亡したことを知った場合には その旨及びその者の死亡年月日 ( 十一 ) ( 一 ) の者が第十五章四 2 の規定により届け出た納税管理人が明らかな場合には その氏名及び住所又は居所 ( 十二 ) その他参考となるべき事項 ((5) 及び (8) の調書の書式 ) (10) (5) 及び (8) に規定する調書の書式は それぞれ別表第六 ( 一 ) 及び別表第六 ( 二 ) による ( 措規 11の313) -268-

( 特定新株予約権等の付与に関する調書又は特定株式等の異動状況に関する調書の提出に関する調査等 ) (11) 国税庁 国税局又は税務署の当該職員は 特定新株予約権等の付与に関する調書又は特定株式等の異動状況に関する調書の提出に関する調査について必要があるときは 当該特定新株予約権等の付与に関する調書若しくは特定株式等の異動状況に関する調書を提出する義務がある者に質問し その者の特定新株予約権等の付与若しくは特定株式若しくは承継特定株式の受入れ若しくは交付その他の異動状況に関する帳簿書類その他の物件を検査し 又は当該物件 ( その写しを含む ) の提示若しくは提出を求めることができる ( 措法 29の28) ( 調査によって提出された物件の留置き ) (12) 国税庁 国税局又は税務署の当該職員は 特定新株予約券等の付与に関する調書又は特定株式等の異動状況に関する調書の提出に関する調査について必要があるときは 当該調査において提出された物件を留め置くことができる ( 措法 29の29) ( 身分証明書の携帯及び提示 ) (13) 国税庁 国税局又は税務署の当該職員は (11) の規定による質問 検査又は提示若しくは提出の要求をする場合には その身分を示す証明書を携帯し 関係人の請求があったときは これを提示しなければならない ( 措法 29の2 10) ( 質問又は検査の権限 ) (14) (11) 及び (12) の規定による当該職員の権限は 犯罪捜査のために認められたものと解してはならない ( 措法 29の2 11) ロ特定多国籍企業による研究開発事業等の促進に関する特別措置法の規定による認定を受けた特定外国株式会社の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 ( 旧措法 29の3) ( 注 )1 平成 28 年 4 月 1 日以後 ロ 特定多国籍企業による研究開発事業等の促進に関する特別措置法の規定による認定を受けた特定外国株式会社の取締役等が受ける新株予約権等の行使による株式の取得に係る経済的利益の非課税等 は廃止された ( 平 28 改所法等附 1) 2 改正前のロに規定する取締役等又は権利承継相続人が施行日 ( 平成 28 年 4 月 1 日 ) 前に行ったロに規定する特定外国新株予約権の行使については なお従前の例による ( 平 28 改所法等附 68) 2 勤労者が受ける財産形成給付金等に係る課税の特例勤労者財産形成促進法第 2 条第 1 号に規定する勤労者が 法第 6 条の2 第 1 項に規定する勤労者財産形成給付金契約又は法第 6 条の3 第 2 項に規定する第一種勤労者財産形成基金契約若しくは条第 3 項に規定する第二種勤労者財産形成基金契約に基づき一時金として支払を受ける法第 6 条の2 第 2 項に規定する財産形成給付金又は法第 6 条の4 第 2 項に規定する第一種財産形成基金給付金若しくは条第 3 項に規定する第二種財産形成基金給付金 ( 以下 財産形成給付金等 という ) のうち 法第 6 条の2 第 1 項第 6 号又は法第 6 条の3 第 2 項第 6 号若しくは条第 3 項第 5 号に規定する中途支払理由でやむを得ないものとして次の ( 一 ) 及び ( 二 ) に定めるもの以外の理由により支払を受ける財産形成給付金等の額は 法第 6 条の2 第 1 項に規定する信託会社等又は法第 6 条の3 第 2 項に規定する信託会社等若しくは条第 3 項に規定する銀行等がそれぞれ支払をする給与等の金額とみなし その他の財産形成給付金等の額は これらの者がそれぞれ支払をするに係る収入金額とみなして 所得税法の規定を適用する ( 措法 29の3) ( 一 ) 財産形成給付金の やむを得ない中途支払理由 勤労者財産形成促進法施行令 ( 以下 財形法令 という ) 第 20 条第 1 項第 2 号から第 4 号までに掲げる理由 ( 第 4 号に掲げる理由については右欄ので定めるところにより証明がされたものに限る )( 措令 19 の4 一 ) 左欄に規定する証明がされた理由は 財形法令第 20 条第 1 項第 4 号に規定する事業主の号に掲げる請求である旨を証する書類が条第 2 項に規定する信託会社等に提出されたことにより証明がされた理由とする ( 措規 11の41) ( 二 ) 第一種財産形成基金給付金又は第二種財産形成基金給付 財形法令第 27 条の5 第 1 項 3 号若しくは第 5 号に掲げる理由 項第 4 号に掲げる理由でやむを得ないものとして注で定めるもの若しくは項第 6 号 ( 令第 27 条の 23において読み替えて適用する場合を含 左欄に規定する証明がされた理由は 次の各号の区分に応じ 当該各号に掲げる理由とする ( 措規 11の4 3 一 二 ) 左欄の注にイ定める理由 当該勤労者を雇用する事業主の当該勤労者が左欄の注に規定す -269-

金の やむを得ない中途支払理由 む 以下右欄までにおいてじ ) に掲げる理由又は令第 27 条の16 第 1 項第 2 号に掲げる理由 項第 3 号に掲げる理由でやむを得ないものとして注で定めるもの若しくは項第 4 号 ( 令弟 27 条の23において読み替えて適用する場合を含む 以下右欄までにおいてじ ) に掲げる理由 ( これらのやむを得ないものとして注で定める理由又は令第 27 条の5 第 1 項第 6 号若しくは令第 27 条の16 第 1 項第 4 号に掲げる理由については 右欄で定めるところにより証明がされたものに限る )( 措令 19の4 二 ) により給付金が支払われる場合 る休養を要することとなったこと又は左欄の注に規定する設立事業場を休業したことを証する書類及び勤労者財産形成基金の当該勤労者が当該勤労者財産形成基金の規約により定められている資格を喪失しその加入員でなくなったことを証する書類が財形法令第 27 条の5 第 2 項に規定する信託会社等又は令第 27 条の16 第 2 項に規定する銀行等に提出されたことにより証明がされた理由 ( やむを得ない理由と認められるもの ) 注記の やむを得ないものとして注で定めるもの とは 2に規定する勤労者が心身の故障のため休養を要することとなったこと又は当該勤労者が勤務する勤労者財産形成促進法第 7 条の11 第 1 項第 3 号に規定する設立事業場が休業したことにより勤労者財産形成基金の規約により定められている資格を喪失し当該勤労者財産形成基金の加入員でなくなったこととする ( 措規 11の4 2) ロ 財形法令第 27 条の5 第 1 項第 6 号又は令第 27 条の 16 第 1 項第 4 号に掲げる請求により給付金が支払われる場合 当該勤労者を雇用する事業主の令第 27 条の5 第 1 項第 6 号に掲げる請求である旨を証する書類が号に規定する基金を経由してイに規定する信託会社等に提出されたことにより証明がされた理由又は当該勤労者を雇用する事業主の令第 27 条の16 第 1 項第 4 号に掲げる請求である旨を証する書類が号に規定する基金を経由してイに規定する銀行等に提出されたことにより証明がされた理由 ( 財形給付金等の所得区分及び収入すべき時期 ) (1) 勤労者が 財形給付金契約等に基づき一時金として支払を受ける財形給付金等に係る所得の所得区分及びその所得の総収入金額又は収入金額の収入すべき時期は それぞれ次の表のとおりであるから留意する ( 措通 29の3-2) -270-

財形給付金等の所得区分及び収入すべき時期一覧表 項所得区分等目支払理由等種証明の有無所得区分根拠法令類 1 財形給付金 2 第一種財形基金給付金 イ 7 年を経過した日ごとに支払われるもの ( 財形法 6 の 21 六 ) ロ 中途支払理由 ( イ ) 財形貯蓄契約等を締結している者でなくなったこと ( 財形法令 201 一 ) ( ロ ) 勤労者の死亡 ( 財形法令 201 一の二 ) ( ハ ) 当該契約に係る事業場の勤労者でなくなったこと ( 財形法令 201 二 ) ( ニ ) 給与所得者の扶養控除等申告書を当該事業場を経由して提出する勤労者以外の者となったこと ( 財形法令 201 三 ) 事業主の証 ( ホ ) 勤労者に係る疾病 災害又は持家の取明あり得を理由とする当該事業主を経由して行 (( 注 )2 参照 ) う給付金の支払の請求 ( 財形法令 201 四 ) ( ヘ ) 記 ( ホ ) 以外の理由による当該事業主を経由して行う給付金の支払の請求 ( 財形法令 201 五 ) ハ当該契約の解約 ( 財形法令 22 一 二 ) イ 7 年を経過した日ごとに支払われるもの ( 財形法 6の32 六 ) ロ 中途支払理由 ( イ ) 財形貯蓄契約等を締結している者でなくなったこと ( 財形法令 27の51 一 ) ( ロ ) 当該基金に対し脱退の申出をしたため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27の51 一の二 ) ( ハ ) 勤労者が死亡したため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27 の 51 二 ) ( ニ ) 設立事業場の勤労者でなくなったため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27 の 51 三 ) ( ホ ) 当該基金の規約により定められている資格を喪失したため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27 の 51 四 ) ( へ ) 給与所得者の扶養控除等申告書を当該事業場を経由して提出する勤労者以外の者となったため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27 の 51 五 ) ( ト ) 勤労者に係る疾病 災害又は持家の取得を理由とする当該基金を経由して行う給付金の支払の請求 ( 財形法令 27 の 51 六 ) ( チ ) 記 ( ト ) 以外の理由による当該基金を経由して行う給付金の支払の請求 ( 財形法令 27 の 51 七 ) ハ当該契約の解約 ( 財形法令 27 の 11 一 二 ) 給与所得 非課税 (( 注 )1 参照 ) 措令 19 の 4 一 措令 19 の 4 一 収入すべき時期 財形法第 6 条の 2 第 1 項第 6 号に規定する 7 年を経過した日 中途支払理由が生じた日 中途支払理由が生じた日 措令 19 の 4 一措規 11 の 41 信託会社等が支払の請求を受理した日 証明なし給与所得 事業主及び基金の証明あり (( 注 )4 参照 ) (( 注 )3 参照 ) 措令 19 の 4 一 給与所得 措令 19 の 4 二 解約の日 財形法第 6 条の 3 第 2 項第 6 号に規定する 7 年を経過した日 中途支払理由が生じた日 非課税 (( 注 )1 参照 ) 措令 19 の 4 二 措令 19 の 4 一措規 11 の 4 2 3 一 中途支払理由が生じた日 証明なし給与所得 事業主の証明あり (( 注 )2 参照 ) 措令 19 の 4 二 措法 29の3 措令 19の4 二措規 11の43 二 信託会社等が支払の請求を受理した日 証明なし給与所得 (( 注 )3 参照 ) 措令 19 の 4 二 解約の日 -271-

3 第二種財形基金給付金 ロ 中途支払理由 イ 7 年を経過した日ごとに支払われるもの ( 財形法 6 の 33 五 ) ( イ ) 財形貯蓄契約等を締結している者でなくなったこと ( 財形法令 27の161 一 ) ( ロ ) 当該基金に対し脱退の申出をしたため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27の161 一 ) ( ハ ) 勤労者が死亡したため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27 の 16 1 一 ) ( ニ ) 次のいずれかに該当するもの ( 財形法令 27 の 161 二 ) < イ > 設立事業場の勤労者でなくなったため 当該基金の加入員でなくなったこと < ロ > 給与所得者の扶養控除等申告書を当該事業場を経由して提出する勤労者以外の者となったため 当該基金の加入員でなくなったこと ( ホ ) 当該基金の規約により定められている資格を喪失したため 当該基金の加入員でなくなったこと ( 財形法令 27 の 161 三 ) ( ヘ ) 勤労者に係る疾病 災害又は持家の取得を理由とする当該基金に対して行う給付金の支払の請求 ( 財形法令 27 の 161 四 ) ( ト ) 記 ( ヘ ) 以外の理由による当該基金に対して行う給付金の支払の請求 ( 財形法令 27 の 161 五 ) ハ当該契約の解約 ( 財形法令 27 の 22 一 二 ) 事業主及び基金の証明あり (( 注 )4 参照 ) 給与所得 措令 19 の 4 二 財形法第 6 条の 3 第 3 項第 5 号に規定する 7 年を経過した日 中途支払理由が生じた日 非課税 (( 注 )1 参照 ) 措令 19 の 4 二 措令 19 の 4 二措規 11 の 42 3 一 中途支払理由が生じた日 証明なし給与所得 事業主の証明あり (( 注 )2 参照 ) 措法 29の3 措令 19の4 二措規 11の43 二 銀行等が支払の請求を受理した日 証明なし給与所得 (( 注 )3 参照 ) 措令 19 の 4 二 解約の日 ( 注 )1 勤労者の死亡により支払を受ける財形給付金の額又は第一種財形基金給付金の額若しくは第二種財形基金給付金の額は 相続税の課税価格計算の基礎に算入されるものであるから 第二章第三節 非課税所得 八 (1) 相続財産とされる死亡者の給与等 公的年金等及び退職手当等 の適用があることに留意する 2 事業主の証明あり とは 勤労者に係る疾病 災害又は持家の取得を理由とする財形給付金等の支払の請求について 2 表 ( 一 ) の右欄又は表 ( 二 ) の右欄のロに規定する事業主の証明がされた場合をいう 3 事業主又は基金が一の勤労者に関し2 以の財形給付金契約等を締結している場合には 厚生労働大臣の承認の取消しが行われたこと等により当該契約等が解約されるときを除き その締結しているすべての財形給付金契約等が解約されることになっている 4 事業主及び基金の証明あり とは 2 表 ( 二 ) の右欄イに規定する次に掲げる事業主及び基金の証明がされた場合に限られることに留意する < イ > 勤労者が心身の故障のため休養を要することとなったこと又は設立事業場を休業したことについての事業主の証明 < ロ > 記 < イ > の事実が生じたことにより当該基金の規約で定めている資格を喪失し加入員でなくなったことについての基金の証明 ( 財形給付金等に含まれるもの ) (2) 財形給付金契約等の相手方である財形法第 6 条の2 第 1 項に規定する信託会社等又は第 6 条の3 第 2 項 勤労者財産形成基金契約 に規定する信託会社等若しくは条第 3 項に規定する銀行等が (1) の表の 収入すべき時期 欄に掲げる日後に財形給付金等を支払う際に これらの日の翌日からその支払の日までの期間に対応する利子その他これに準ずるものを 当該財形給付金契約等においてあらかじめ約定されたところにより付加することとしている場合において 当該期間がその財形給付金等の支払に要する期間として相当と認められるとき ( おおむね1か月以内であるとき ) は その付加する金額についても 2に規定する財形給付金等に含まれるものとして差し支えない ( 措通 29の3-3) ( 注 ) 財形給付金等がその支払に要する期間として相当と認められる期間を経過して支払われる場合には (1) の表の 収入すべき時期 欄に掲げる日の翌日からその支払の日までの期間に対応する利子その他これに準ずるものの金額のすべてについて 2の規定の適用はないことに留意する -272-

( やむを得ない中途支払理由で勤労者の疾病等によるもの ) (3) 事業主がその勤労者につき2 表 ( 一 ) の右欄又は表 ( 二 ) の右欄ロの規定により証明する支払の請求とは 当該勤労者が他に資金を有していないことなどにより 次に掲げる支出に充てるためにやむなく財形給付金等の支払の請求をせざるを得ないと認められる場合の当該支払の請求をいうことに留意する ( 措通 29の3-4) ( 一 ) 勤労者の疾病 ( 傷害を含む ) により その治療のために 又は治療を要する間休養するために要する支出 ( 保険金 損害賠償金その他これらに類するものにより補てんされる部分の金額を除く ) ( 二 ) 勤労者の有する生活に通常必要な資産について災害が生じたことにより その原状回復のために要する支出 ( 保険金 損害賠償金その他これらに類するものにより補てんされる部分の金額を除く ) ( 三 ) 勤労者が自己の居住の用に供する住宅の新築 購入又は増改築 ( 床面積の増加を伴うものに限る ) に要する支出 ( 第二種財形基金給付金に係る所得の源泉徴収等 ) (4) 第二種財形基金給付金の支払は 財形法第 7 条の19 基金の行う業務 の規定により 基金がその加入員である勤労者に対して行うこととされているが 当該給付金については 2の規定により財形法第 6 条の3 第 3 項に規定する銀行等が支払うものとみなされているから 当該銀行等は 所得税法の定めるところに従い 次に掲げるところにより源泉徴収等をしなければならないことに留意する ( 措通 29の3-5) ( 一 ) 当該給付金のうち給与等とみなされるものを支払う際には所得税を徴収し納付すること ( 二 ) 当該給付金に関する次の法定調書を作成の 税務署長に提出すること イ給与等とみなされる第二種財形基金給付金 給与所得の源泉徴収票 ロに係る総収入金額とみなされる第二種財形基金給付金 生命保険契約等の一時金の支払調書 ( 給与等とみなされる財形給付金等に係る源泉徴収税額 ) (5) 2の規定により給与等とみなされる財形給付金等に係る源泉徴収税額は 次に掲げる区分に応じ それぞれ次に掲げる期間を所得税法第 186 条第 1 項第 2 号ロ 賞与に係る徴収税額 に規定する 賞与の金額の計算の基礎となった期間 として計算した従たる給与である賞与 ( 前月中の普通給与の支払がない場合に該当 ) の税額とする ( 措通 29 の3-6) ( 一 ) その財形給付金契約等に基づき その勤労者に対して最初に支払われるものその財形給付金契約等に基づきその勤労者のために最初に信託金 保険料 共済掛金若しくは証券投資信託の設定のための金銭 ( 以下 (5) において 信託金等 という ) 又は預貯金の預入若しくは有価証券の購入に係る金銭 ( 以下 (5) において 預入金等 という ) の払込みが行われた日の属する月から その財形給付金等が支払われるべき日 ((1) の表の 収入すべき時期 欄に掲げる日をいう 以下 ( 二 ) においてじ ) の属する月までの期間 ( 二 ) その財形給付金契約等に基づき その勤労者に対して2 回目分以後に支払われるもの当該 2 回目分以後に支払われる財形給付金等の直前に支払われた財形給付金等に係る最後の信託金等又は預入金等の払込みが行われた日後 最初に信託金等又は預入金等の払込みが行われた日の属する月から 当該 2 回目分以後に支払われる財形給付金等が支払われるべき日の属する月までの期間 3 退職勤労者が弁済を受ける未払賃金に係る課税の特例賃金の支払の確保等に関する法律第 7 条 ( 法第 16 条の規定により読み替えて適用される場合を含む 以下 3においてじ ) に規定する事業主に係る事業を退職した労働者が法第 7 条の規定により条の未払賃金に係る債務で給与等に係るものにつき弁済を受けた金額は 当該事業主から当該退職の日において支払を受けるべき第六節 退職所得 一に規定する退職手当等の金額とみなして 所得税法の規定を適用する ( 措法 29の4) ( 注 ) 記に関する取扱いは措通 29 の 4-1~5 により定められている ( 第六節二 3 参照 )( 編者注 ) -273-