( 資料 5-1) 授業資料の掲載 授業資料を掲載する手順について説明します. ここでは,PDF と Powerpoint ファイルを例に説明しますが, 他の形式のファイルも資料として掲載可能です. 1. コースメニュー画面のコンテンツ一覧から, 資料 の 新規作成 を選択 あるいは, 編集 / 削除 をクリック後, 下画面で 新規作成 を選択しても構いません. 1
2. オプション設定 画面で, 資料掲載ページに関する基本情報を入力します. 資料のタイトル の入力が必須になります. その他の項目は, 必要に応じて設定して下さい. 一通り入力したら, 資料作成 : ページ編集 ボタンをクリックします. コースメニュー画面で 見出しとなるタイトル 文を入力します. 資料ページの事前説明 をテキストで入力でき ます ( 空欄でも OK) オプションの一部は折りたたまれています. タイトルクリックで表示 非表示を選択できます. 資料の公開期間を設定 できます.? マークをクリックすると, 各メニューの簡単な説明が表示されます. 一通り選択したら, 一番下にある 資料作成 : ページ編集 をクリックします. 2
3. 資料作成画面に移動します. 資料は一つ以上のページで構成されます ( 章節構成 ). 最初に 1 ページ目の資料登録画面が自動的に表示されています. テキスト 欄に文章を入力してそのまま資料とすることもできますが, ここでは既に作成済のファイル (PDF,Powerpoint ファイル ) を資料として掲載する方法を説明します. 4. まず 第 1 節タイトル に見出しとなるタイトルを入力した後, 取り込みファイル の 参照 ボタンをクリックします. 1 ページ目の見出しとなるタイトルを入力 ファイルの中身を Web ブラウ ザ上で閲覧できるようにする には, こちらをクリック 掲載資料のファイルを選択します. ここでは PDF ファイルを選択します.( 次ページ ) 3
5. 保存 をクリックすると, 資料が登録されます. 画面下部に, 掲載した資料の学生にどのように見えるかがプレビュー表示されます. ファイルの内容によってうまく登録できない場合もありますので, 必ず確認をしておいてください. 4
6. さらに新しいファイルを資料として追加する場合は, 左メニューから 新しいページを追加 をクリックし ます. 7. 2 ページ目に,Powerpoint ファイルを資料として掲載します. ただし Powerpoint ファイルの場合, 取り込みファイル として指定するとレイアウトが崩れる場合があり ます. そのようなファイルを資料として掲載する場合は,Web 上で閲覧する形に取り込むのではなく, ファイルそ のものを学生側でダウンロードしてもらう形式にするとよいでしょう. 資料登録画面において, 添付資料ファイル の 参照 をクリック. 5
8. ファイルを選択したら, 保存 をクリック. 下画面には何も表示されず, 左メニューの目次欄で該当ページの見出しの横に, 添付資料 というリンクが 追加されています. 学生側でも, 資料ページでは同じ目次が表示されています. 学生はこの 添付資料 をクリックすることで, ファイルを手元のパソコンにダウンロードできます. 9. 変更を保存して終了 をクリックすると, 資料登録を完了します. 6
10. 登録した資料ページがリストに存在することを確認し, コースメニューに戻る をクリック. 11. コンテンツ一覧に, 先程登録した資料へのリンクが表示されています. タイトルをクリックすると, 実際に学生に表示される内容を確認出来ます. 7
補足 : Q. 資料ファイルはどんな形式に対応してるの? 様々な形式に対応しています. 詳細は コース管理者マニュアル の 取り込みことができるファイルの種類 (p.9) をご参考下さい. 文章ファイルだけでなく, 動画や音声のファイルも対応しています ( 下図 ). なお, 取り込みファイル で資料登録を行う際,Web ブラウザで閲覧できるよう別の形式へ変換処理を行う場合があります. その時, 変換エラーでレイアウトが崩れてしまったり, 読めなくなったりする場合がありますので, 保存 後のプレビュー画面で必ず確認して下さい. どうしてもレイアウトを変えたくない場合, またどうしても変換がうまくいかない場合は, 文書ファイルの場合, 予め PDF 形式に変換してから登録する 添付資料ファイル として登録してしまう ( 変換処理をせず, ファイルを学生側でダウンロードしてもらう ) のいずれかの対策を取るのが無難です. 8
( 補足 ) 動画ファイルについて 近年, 特に 映像教材を扱いたい というお問い合わせが多くなっており, 実際利用事例も増えてきています. ただし,WebClass はもともと動画配信の性能はあまり高くなく, 機能も充実していません. また動画ファイルの Web 上での再生は, 利用者のパソコン環境によって再生できない事例が少なくないという問題もあります. 映像教材を WebClass で利用する場合は, まず利用者 ( 学習者 ) がどのような計算機環境でその映像を閲覧するのか, またその環境に合わせるにはどの形式の映像ファイルを準備しておくのがベストか, という点を事前に把握しておく必要があります. ( ケース 1) 学習者が全員,Windows を使用している場合 Windows Media Video 形式 (.wmv) が一番無難に再生できる形式です. また,Web ブラウザは Internet Explorer(IE) であれば確実に再生できます. それ以外の Web ブラウザの場合, 標準設定のままでは再生できない場合があります. 別途動画形式に対応する プラグイン のソフトウェアを導入すれば再生できるようになりますが, それらの作業は利用者側で行う必要があります. 混乱を避けるには,IE を使うよう指示を出すのが無難です. また,Mac の場合は IE も Windows Media Player もありませんので, さらに再生へのハードルは高くなります ( Flip Player ( 有償 ) などのプラグインも存在しており, 全く不可能ではありませんが ). ( ケース 2) どんな環境でも再生できるようにしたい, ただしパソコン限定, の場合 Flash Video 形式 (.flv) が便利です.YouTube の普及もあって, パソコンの Web ブラウザで Flash に対応していないものは皆無といってよい状態ですので, Web ブラウザに依存せず再生できる という点で安心感はもっとも高いです. ( ケース 3) 学習者が, 携帯端末から映像を視聴することを想定している場合スマートフォンやタブレット, 特に iphone や ipad など Apple 製品では,MPEG4 形式 (.mp4) のビデオでなければ再生できません. また,MPEG4 の中でも, 映像データ形式 ( コーデック ) としては H.264 である必要があります. なお H.264 は,Android 系のスマートフォンやパソコンでの再生も可能なので, 比較的汎用性が高い映像形式といえます. ただしそうはいっても,MPEG4 形式は利用者の再生環境に大きく依存するのが現状です. - Web ブラウザでは,IE Google Chrome は再生可能です. ただし H.264 でない場合は注意. - Firefox Opera は,H.264 の映像ファイルが再生できないことがあります ( 別途プラグインが必要 ). - H.264 形式でも, その中の細かい設定 ( ビットレートや解像度など ) の内容よっては,iPhone 上で再生できない場合があります. ( ケース 4) あらゆるパソコンや携帯端末から再生できるようにしたい場合残念ながら, 現在主流のスマートフォンやタブレット端末では, Flash Video は再生できません (Android の場合は別途ソフトウェア導入で再生可能. ただし iphone や ipad は完全非対応 ). あらゆる環境からアクセスされることを想定しないといけない場合は, 複数の形式の映像ファイルを用意しておき, 利用者に再生可能な映像ファイルを選んで視聴してもらう, というのが現実的な解決方法です. 9
補足 : 動画資料の掲載手順 <Windows Media Video(WMV) 形式の場合 > 取り込みファイル に動画ファイルを指定して, 保存 をクリックだけです. Windows Media Video 用のレイアウトが用意されていますので そのまま再生できます Windows Media Video は Microsoft が定めたビデオ規格で Windows+Internet Explorer 以外の環境ではうまく再生できない場合があります.Web 上での動画再生は, 次ページ以降の MPEG4 形式に変換しておくのが無難です. 動画形式の変換を行えるソフトウェアは, 有償 無償いろいろあります ( 無償であれば, HandBrake ( https://handbrake.fr/ ) など ). 10
<MPEG4(H.264) 形式の場合 > MPEG4 ファイルは, そのまま 取り込みファイル でアップロードした場合, ファイルサイズによっては, 再生が始まるまで相当な時間がかかることがあります. ( ファイル全体のダウンロードが完了するまで, 再生開始できないため ) 次ページ以降の手順で登録すると, あまり待たずにすぐに再生をスタートする ( ストリーミング再生を行う ) こ とができるようになります. 1. 以下のサイトで, 映像再生用の HTML ファイルを作成する http://olms1.el.okayama-u.ac.jp/~nagataki/webclass/makemoviecontent/ ムービーファイル名は必ず記述してください. ファイル名は半角英数字で統一しておくことをおすすめします ( 空白文字や日本語の文字が含まれるファイル名だと うまく再生されないことがあります ) 画面サイズがよく分からない場合は, 空欄にしてください タイトルと説明文は, 必要に応じて記入してください. 空欄でも作成可能です HTML ファイル作成 をクリックして, 表示されたリンク ( 下図 ) をクリックすると,HTML ファイルがダ ウンロードできます. 11
2. ムービーファイルと HTML ファイルをまとめて,ZIP ファイルにする Windows の場合 2 つのファイルを同じ場所に置いて, 両方のアイコンを選択した状態で, 右クリック 送る 圧縮 (zip 形式 ) フォルダー を選択 ( 下図参照 ) 3. 作成された ZIP ファイルを,WebClass 上の 取り込みファイル で指定し, 保存 をクリック 12
アップロードが完了すると, 以下のようにビデオ再生ができるようになります. 注意 :Firefox は MPEG4 形式に対応していないため, 再生できない場合があります. また, 古いパソコン (Web ブラウザ ) では MPEG4 形式の動画をうまく再生できない場合があります. スマートフォンやタブレット端末から閲覧させたい場合, 動画作成の際に適切な設定 ( スマホ / タブレット最適化のオプションを有効にするなど ) を行う必要があります. 詳しくは各動画作成ソフトの説明をご参照ください. 13