第 4 回渋谷区バリアフリー推進協議会 議事録 開催日時 : 平成 30 年 3 月 20 日 ( 火 )10 時 00 分 ~12 時 00 分開催場所 : 商工会館 5 階第一会議室 配布資料 : 議事次第 座席表 渋谷駅周辺地区バリアフリー基本構想( 素案 ) に関するパブリックコメント実施結果 渋谷駅周辺地区バリアフリー基本構想( 案 ) 別紙 1 渋谷駅周辺地区の生活関連施設 経路及び区域 ( 案 ) 別紙 2 特定事業 ( 案 ) 別紙 3 今後検討が必要な事項 ( 案 ) 平成 30 年度バリアフリー推進スケジュール 渋谷区バリアフリー推進協議会について 議事概要 : 1 開会 2 議事 (1) 渋谷駅周辺地区バリアフリー基本構想 ( 素案 ) に関するパブリックコメントの実施について 資料説明 質疑応答/ 意見交換江守副座長 :17 番は災害時の渋谷駅の縦の動線の話だが それに対する具体的な考えがあるのかお聞かせいただきたい 災害時の話について 避難場所に指定されている公園の計画とともにバリアフリー化する自治体も多く そのような対応を参考に書かれるとよい 事務局 : 災害時についても書かれているが 普段の使い勝手もよくないと書かれているので まずはマナーの啓発である それに災害時も合わせて検討したい 1
東京都交通局 :19 番 20 番はバスとタクシーのりばについて のりばまでの安全なバリアフリー経路を確保してほしいという要望だ 現在渋谷駅東口は大きな工事を行っており 弊社ののりばも移設を行っている 正常な運行に関して務めたいが 今度のバスターミナルは 駅の正面がタクシー乗り場で バスのりばは 離れたところにできることになる 変更しようがないとは思うが 車椅子のお客様が安全に乗車するためにターミナルの方でもご配慮 ご助言いただきたい 髙橋座長 : 33 番のホームと電車の隙間については 可能な限りということだが ホームドアへの点字の表示については 特定事業の項目に入れてもいいのではないか ドアの番号は だれでも必要な情報だ 調整していただきたい また 本文の8ページの6 ホームからの転落を防ぐため 内方線付き点状ブロックまたはホームドアの設置とあるが JR の発表もあり できればホームドアを先に書くように 渋谷区の整備方針の中では 変更してもいいのではないか さらに 24 25 番は 建物の出入口や駐車場の利用について 人の手助けの話だ ガイドヘルパーの話もあったが 法制度の動きをとらえ 合理的配慮の視点からも 今後検討だけでなく もう少し踏み込んだ書き方をしていただきたい 連絡先の表示なども必要になってくるはずだ また 26 番はエレベーターの話だ 箱の大きさをどのように広報するかは なかなか難しいと思う ベビーカーや車椅子使用者などの 優先についても難しい側面はあるが もう少し踏み込んだ記述が必要ではないか 堀口委員 : バスのご意見があったが 渋谷駅でバスを乗り継ぐことが多い 西口ターミナルから東口ターミナルへということもある 今後どの様な乗り継ぎになるのか心配だ 全体的に調整して より乗り継ぎしやすくしていただきたい 現在工事をしているので 案内の方がたくさんいるため たずねることができ 案内していただいて安心だと聞いている それも踏まえてご検討いただきたい 髙橋座長 : 人手の問題があるが 重要だ 安全の面からも必要な対応だ 水村委員 :45 46 番に関して 板橋区の委員会で 白杖の方が団体の中で 困ったことがあると杖を差し上げる動作で他人に助けを求める 2
ということを推進されていた 白杖の問題もあり そういうことを盛り込んではどうか 聴覚の団体も合理的配慮のガイドブックを作っている 困ったときに どう対応してほしいかが盛り込まれていた記憶がある 構想にヘルプカード ヘルプマークが記載されたので その次のページに列挙しても有効ではないか 髙橋座長 : 白杖の件は 13 ページの 区民の取り組みのところに盛り込んでもいいのではないか 事務局 : 聴覚障害者のハンドブックについては 団体の会長が委員にいらっしゃるのでご相談させていただきたい 東京都交通局 :39 番の心のバリアフリーについて 堀口様からも案内人を配置していることについて お話しいただいた しかし工事が進むと人数を減らさなければならないと危惧している 案内人は 工事中だから配置しているということもあるが 運行管理も行っている 混んできた場合に 後のバスを先に行かせるなどしている 現在は詰め所があり 運行管理モニターもある 工事が完成した後は詰め所などがなくなる そうなると人数の配置ができず 案内ができない可能性がある 運行管理ができない場合は どのバスが先に行くという案内ができなくなり バスが渋滞してしまい その渋滞が伸びてしまうと 本数そのものの削減も考えられる 障害者の方や高齢者の方を 日赤や広尾病院へお乗せするバスもある そういった足を確保していきたい バリアフリーと交通弱者の足の確保といった点から 運行管理の人員の設置について ご検討いただきたい 事務局 : いただいたご意見は 東口のバスロータリーの今後の運用についてだ それは別な会で議論をしっかり行いたい そこでソフトの対策についてもご協議させていただきたい 東京都交通企画課 :53 番の乗り換え案内のサインで ターミナル協議会で 案内サインの協議をしている 都では ターミナル駅における案内サイン共通化指針を作成しており その協議をしているかと思うが 基本構想内では 区の取り組みとしては記述しないのか 事務局 : 具体的に案内サインについては全般的に書いている 水村先生 3
の前回協議会のご意見を踏まえ 7ページ6に書かせていただき 8ページの鉄道駅 10 ページの道路についてもそれぞれ書かせていただいていて 見やすさとわかりやすさを確保し 連続性や統一性に配慮して設置するとうたっている こうした方針で進めたい 乗り換え動線に限った整理の仕方ではない 髙橋座長 : 共通のガイドラインを考え方の中に入れておいたらどうかということではないか 全体としては現在の記載で構わないが 直接の区民意見公募に書いたらどうかということだ 国道事務所 : 今の質問は乗り換えということで ターミナルの話だったが 今年度 渋谷区として 駅周辺 区全域の案内サインのガイドラインを策定中だと思う バリアフリーにおいて案内サインは 重要な位置づけだと考えている 区としてガイドラインを並行して決める方針であるならば 記載してもおかしくないのではないか 基本構想の中の案内サインは 1,2 行でさみしいということもある 髙橋座長 : 一生懸命やっているにしてはさみしいとのことだ 事務局 : 踏み込んで書きづらいところがある 追記できるところはしたい また 調整しながらという文面を 一歩踏み込んで記載をとのことだが 書き方については相談させていただきたい 髙橋座長 :59 番は 医療器具の電源確保の問題だが これだけ公共交通機関を含め バリアフリー化されているので ニーズは高まっている 緊急時の場合もある 特定事業計画の推奨的な部分になると思うが コンサート会場や大型店舗 カフェなどでも電源を利用できるように そのような工夫をしてもいい時期に差し掛かっているのではないか 医療的なサポートが必要な方への提案をどこかでできないか 髙橋座長 : 最終的には修正は事務局にお任せしたい (2) 渋谷駅周辺地区バリアフリー基本構想 ( 案 ) について 資料説明 質疑応答/ 意見交換髙橋座長 :12 ページの公園の写真は違和感がある ゲートの右側の部分で 4
バイクの侵入を阻止したいということだと思うが マナーやルールの問題で ゲートでの物理的な阻止は難しい 色々な人たちが利用しやすいように 写真はこれではないほうがいいのではないか (3) 平成 30 年度のバリアフリー推進スケジュールについて 資料説明 質疑応答/ 意見交換水村委員 : 今回の基本構想は渋谷駅周辺と限定しており そのように説明もされている 推進協議会について でも対象範囲は渋谷駅を中心としたと書かれている しかし 名称は渋谷区バリアフリー推進協議会となっている 駅周辺で完結するのか この後も区全域に施策を展開するのかというところで 可能性を感じる 本日のパブリックコメントを見ていると 区民の方たちは 渋谷駅で施策を展開するのであれば 駅周辺が出発点であると理解しつつも ご自身たちが居住している地域への展開の期待が見える きめ細やかに様々な施設を点検し 学生を取り込む試みなど 色々な点で他の自治体とは違う きめ細かい視点が盛り込まれたことは評価に値するが 地域包括支援センターや隣の駅との関連を考えるなど 日常生活圏としての視点が こうした渋谷駅周辺の商業中心地では網羅しきれていない その整理を今回の渋谷区の試みの中でしていただけると 他の自治体の商業中心地でどうやっていけばいいかのモデルが見える 今回の重点整備地区の内容は 商業中心地型と日常生活圏型と2 つあって 周辺にお住まいの方もいるので その二つを掛けてくる手法なのかと思う もう一歩バリアフリー化を進めるモデルになりうる 次年度の進行管理の中で 決めた特定事業計画の進行管理だけでなく この特殊性の検証も行っていくといいのではないか また 海外ではスクランブル交差点がユーチューブにアップされており 多くの方が見てびっくりするようだ それだけ世界的に見ても特別な事情を持つ 集積された都市だ その特徴と それをフォローしつつ 住んでいる人に答える手法というものも 難しいが検討する活動にしてほしい 事務局 : 難しい問題だ 渋谷駅周辺で生活関連施設を選定する際に 不特定多数の方が利用するという視点から施設を選んでいった その視点は変わっていない 渋谷駅周辺の特徴を検討していき 5
たい スケジュールで挙げている 生活関連施設の拡充は大事な項目だと考えている この内容を含めて検討したい 区全体の取り組みも 進め方を検討したい 髙橋座長 : エリアの拡充もあるのではないかという指摘だった 渋谷駅の特色を踏まえ 全体的に展開する検討をお願いしたい 3 閉会 以上 6