EMC FORUM 2014 Software Defined ViPR が MIND クラウドサービスにもたらす新たな価値 早期検証プログラム (EAP) への取組み 2014 年 7 月 31 日 三菱電機株式会社情報技術総合研究所 三菱電機情報ネットワーク株式会社 (MIND) 1
目次 1. MIND 紹介 2. MIND クラウドサービス サービスを支える強み サービス戦略 3. ViPR EAP( 早期検証プログラム ) 4. MIND クラウドサービス基盤適用評価 (ViPR EAP1) ViPR2.0 プロビジョニングデモ 5. MIND クラウドサービス基盤適用評価 (ViPR EAP2) MIND SDDC ポータルデモ 6. 今後の取り組み SDDC: Software Defined Data Center ViPR : EMC 社 Software Defined 製品 vcac; VMware vcloud Automation Center 2 2
MIND 紹介 三菱電機グループ国内外約 300 社約 13 万人 [ 事業 ] 総合電機製造販売 ( 家電 ~ 情報通信 ~ 産業 社会インフラ ~ 宇宙 防衛 ) [ バランス経営 ] 成長性 収益性 効率性 健全性 [ 成長戦略 ] グローバル環境先進企業 VI 戦略 (Victory) AD 戦略 (Advance) 三菱電機情報ネットワーク : 約 30 拠点約 1,800 人 [ 設立 ] 1989 年 ( 設立 25 周年 ) [ 事業 ] ICTサービスインテグレータ & プロバイダ [ 成長戦略 ] MIND Plan SCRUM 15 Security サービス MIND ICT サービス Application サービス Network サービス DC/Cloud サービス 3 3
MIND クラウドサービス 三菱電機オンデマンド IT サービス : MIND クラウドサービス : 金融 製造など一流企業向けサービス提供実績に基づく高信頼 安心クラウド セキュリティポリシーに基づくマネージドクラウドやハイブリッドクラウドに最適なサービス MIND クラウドサービス DaaS セキュア スマートフォン アクセスサーヒ ス 二要素ワンタイム認証 +VPN VDI サーヒ ス 仮想テ スクトッフ 仮想テ スクトッフ パブリッククラウドサービス SaaS PaaS Internet S 3Cube On Demand DNS Web Mail FW 等 Web Minder On Demand 脆弱性診断 ヘ ーハ ーレス会議サーヒ ス 会議資料 DIACERT 認証局 (SaaS) (PaaS) (IaaS) IaaS Value Platform On Demand(VPO) 物理サーバ 仮想サーバ ストレージ VM VM VM VM バックアップ IT-BCP Package 仮想サーバ VM VM ストレージ オンプレミスシステム 4 4
MIND クラウドサービス事例 (1) 製造会社グループ IT-BCP 対策システム BCP 対象基幹系 + 情報系システム総利用者 10 万人 + 取引会社数 1,000 社 BCP 対象全システム仮想化 MIND 東京 DC( 主系 )+MIND 関西 DC(DRサイト ) 目標復旧時間 (RTO) = 4Hr 以内 (DR 切替発令後 ) RTO:Recovery Time Objective ケーブル接続方式による主系 DRサイトへのネットワーク切替 ( セグメント単位 ) MINDクラウドサービスを全面採用 拠点 A MIND 東京 DC ( 主系 ) MIND 関西 DC (DRサイト) 基幹系システム情報系システム インターネット 拠点 B イントラネット DaaS サーヒ ス レプリケーション回線 基幹系システム情報系システム IT-BCP Package VPO サービス エクストラネット IT-BCP Package VPO サービス A 社 B 社 C 社 5 5
MIND クラウドサービス事例 (2) [ IoT ] 家庭用ルームエアコン遠隔操作サービス スマートフォンからルームエアコンを遠隔操作 メール通知 情報表示等 MIND Value Platform On Demand(VPO) によりスケーラビリティ 高信頼性を実現 スマートフォン クラウドサーバ インターネット スマートフォン ルームエアコン 宅外 宅内 テレビ LB Web/App. サーバ email サーバ MIND DC Internet S 3Cube On Demand DB サーバ ストレージ VPO サービス 6 6
MIND クラウドサービスを支える強み 1 25 年の実績と信頼のネットワークサービス 2 全国 5 ヶ所 Award 受賞のデータセンタ 3 3 拠点 3 ヶ国語対応の統合運用管制センタ (ICC) 4 Japan Net 社の電子認証局サービス 5 Silicon Valley に研究開発拠点 IT Research Office 3 統合運用管制センタ (ICC) 関西 DC 2 東京第 2DC 5 IT Research Office 中部 DC 東京第 1DC 東京第 3DC 4 電子認証局サービス 1 グローバル IP ネットワーク MIND Internet 7 7
IT ガバナンス 運用標準化 効率化 MIND クラウドサービス戦略 交通電力工場ヒ ル 家庭 グローバル展開 BCP 対策 セキュリティ対策 安全安心電力自由化自動化 遠隔保守セキュリティ安心 健康 IT 部門 ( システム構築 運用 ) 基幹系システム 情報系システム 管理システム 管理システム 事業部門 管理システム 管理システム 管理管理システム システム専用サーハ システム専用サーハ システム専用サーハ 共通 IT プラットフォーム システム専用サーハ 事業専用クラウド 事業専用クラウド 事業専用クラウド 共通 IT プラットフォーム 事業専用クラウド 事業専用クラウド MIND クラウドサービス サービスデスク (SPOC) ICC サービス ( 統合監視運用 ) セキュリティサービス SOC サービス ( セキュリティ監視運用 ) セキュリティ診断 クラウドサービス DaaS( 仮想デスクトップサービス ) SaaS(EDI セキュリティ診断 S3oD ) PaaS(SAP/BASIS Oracle DB ) IaaS (VPO ストレージ BCP 共同対策 ) 電子認証サービス データセンタサービス ネットワークサービス 8 8
クラウドサービス基盤の目指す姿 IaaS 統合管理基盤 : Software Defined (SDS) 抽象化 プール化 自動化 Software Defined Compute (SDC) Software Defined Networking (SDN) 物理リソース STORAGE < 開始 > COMPUTE NETWORK < 実績 > < 開始 > クラウドサービス基盤に今後求められるもの : サービス多様化 データ大量化 統合管理化 ストレージ仮想化は今後優先して取り組むべきサービス基盤として取組を開始 今後さらに SDC SDN SDS が SDDC につながっていくことを意識して取り組む必要 9 9
ViPR EAP( 早期検証プログラム ) EAP:Early Adapter Program 製品リリース前に主要顧客が製品の評価を自社環境で実施する 検証結果は EMC 社へフィードバック EAP1 日本では MIND1 社が参加 EAP2 日本では MIND1 社が継続参加 欧州 中東 米国 豪州 10 10
ViPR EAP1 の目的 MIND クラウドサービスへの導入検討 (1) 抽象化 プール化 自動化による効率化 (2) 統合管理ツールとの連携 MIND クラウドサービス基盤適用評価 ViPR EAP1 (3) 高度なストレージ構成への対応 (4) クラウドサービスにおける品質確保 機能検証を主体に実施し MIND クラウドサービスへの導入効果が見込まれるかを確認 11 11
ViPR EAP1 結論 MIND クラウドサービス基盤適用評価 ViPR EAP1 課題 (VPLEX 対応 性能 / 負荷フィードバックなど ) はあるがストレー ジ管理における作業効率化の効果は非常に高いと判断 MIND クラウドサービス基盤へ適用可能と判断 大項目項目判定 (1) 効率化抽象化 割当 / 拡張 / 削除等を ViPR 操作のみで実行可能 プール化 複数ストレージ装置のプールを単一のプールに統合できることを確認 (2) 統合管理ツール連携 自動化 API 連携機能 (3) 高度なストレージ構成 VPLEX 対応 (4) 品質確保 性能 / 負荷 フィードバック 自動化により工数が大幅に低減可能 REST API からのボリューム割当が可能 VPLEX 上の仮想化ボリュームの割当が不安定 HDDのIO 負荷などを考慮した割当が不可 その他 AD 連携による役割に応じた画面仕様など計 65 項目を検証 12 12
サービス提供の流れ ( 現在 ) < 想定シーン > 共用仮想環境 (VMware ESX サーバ ) へのボリューム追加割当作業 7 ボリューム認識 お客様 共用ボリューム 仮想環境管理 API Server サーバ管理者 Switch SAN スイッチ管理ツール Network Switch 1 追加依頼 6 作業完了連絡 4SANスイッチ接続設定 2 構成確認 ストレージ管理ツール 3ボリューム作成 5ボリューム割当 VNX ストレージ管理ツール VMAX ストレージ管理者 13 13
ViPR2.0 プロビジョニングデモ 14 14
サービス提供の流れ (ViPR 利用 ) 専門 SE で数時間 ~1 日程の作業が約 5 分に短縮 お客様のビジネスニーズに迅速に対応 Windows 管理 API Server Linux/UNIX 管理 CLI ESX 管理 API 管理 LAN 抽象化 サーバ管理者 Gold オーダー Switch Switch SANスイッチ管理ツール Network 自動化 Silver Server 承認 ストレージ1 管理ツール ストレージ 2 管理ツール ストレージ3 管理ツール Bronze ストレージ管理者 異機種混在ストレージ環境 プール化 15 15
MINDクラウドサービス基盤適用評価 ViPR EAP2 ViPR EAP 2の目的 導入準備のための検証 新機能の検証 (1)クラウドサービスの運用シナリオへの適合性確認 (2)SDDCツール vcac との連携 (3)適用範囲の見極め (4)性能 障害 構成管理ツール(SRM Suite)との連携 運用を意識した検証を主体に実施し MINDクラウドサービスにおいてどのように ViPRを用いた運用を行うかを検討 16 16
MINDクラウドサービス基盤適用評価 ViPR EAP2 評価システム構成 VM VM VM VM vsphere ESXi Server vcenter Server 顧客ユーザ端末 管理者端末 SAN Switch ViPR2.0( クラスタ ) VNX5200 VPLEX 管理 LAN SMI-S provider (SAN 管理 API) vsphere ESXi Server AD DNS SMTP vsphere ESXi Server 17 ViPR SRM 17
MIND クラウドサービス基盤適用評価 ViPR EAP2 ViPR EAP2 試験結果 (1) 運用シナリオ (2) SDDC 連携 (3) 適用範囲 大項目項目判定 割当 / 拡張 / 削除 ViPR EAP 報告 API 連携機能 評価結果 (4) 品質確保 性能 / 負荷 フィードバック 仮想環境に対する操作を ViPR のみで実行可能 REST APIからの操作を確認 vcacとの結合テストを今後実施 各種 OS 対応 仮想環境を対象に本番適用開始の目途 ViPR SRM の情報から管理者が運用でカバーする必要あり EAP2 検証でのテスト項目総計 151 項目中 80 項目のテストを完了 8/E までに全テスト完了予定 主な課題 1 性能 負荷を自動的に考慮した割当は今後も継続的にフォロー 2 物理サーバ環境 マルチ DC など段階的な拡張の検討 18 18
お客様ポータルサイトリクエスト サービス提供の流れ ( 現在 ) <ViPR+vCAC 導入前 > プライベート IaaS 環境での仮想サーバ構築 要求受付 サーバ管理者 専用ボリューム Server 連携なし 作業完了報告 ストレージ管理者 Switch Networ k Switch Server ネットワーク管理者 異機種混在ストレージ環境 管理 LAN 19 19
MIND SDDC ポータルデモ ViPR と vcac 連携 20 20
<ViPR+vCAC 導入後 > プライベート IaaS 環境での仮想マシン構築 お客様 サービス提供の流れ (ViPR+vCAC 連携 ) ポータルサイト リクエスト vcac サーバメニュー ストレージメニュー ネットワークメニュー 状況確認 専用ボリューム Server 連携 仮想サーバ構築 Switch Networ k Switch 管理 LAN Server MIND クラウドサービス管理者 従来のストレージ管理者 ネットワーク管理者はリソース管理者として クラウド基盤を支える要員へ 21 21
今後の取組み MIND SDDC Components MIND SDDC ポータル SDDC 環境モニタリング : vcenter Operations Manager (vcops) SDDC リクエスト 課金管理機能 : vcloud Automation Center (vcac) オーケストレーション ( ワークフロー ) 機能 : vcenter Orchestrator (vco) Software Defined (SDS) : ViPR/ViPR SRM 検証中 Software Defined Computing (SDC) : vsphere 導入済 Software Defined Networking(SDN) : NSX 検証中 22 22
ご清聴有難うございました 問合せ窓口 EMC ジャパンホームページ http://japan.emc.com/contact/contact-us.htm MIND クラウドサービスに関する窓口 http://www.mind.co.jp/contact/ 23 23