【参考資料2】今般の水害等に係る環境省における放射性物質関連対応等について

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除去土壌等の輸送について(飯舘村)

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(審31)資料5-1 住民意向調査の結果及び住民帰還等に向けた取組について

スライド 1

今週の福島 2018年11月30日

除染後、仮置場、中間貯蔵の今を知る

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中央環境審議会廃棄物・リサイクル部会(第49回)

平成 24 年 11 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁福島県大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 全世帯主 ( 分散避難している場合は それぞれの代表者 ) 5,378 世帯 2. 調査時期 : 平成 24 年 9 月 7 日 ( 金 )~9 月 24 日 ( 月 )


~ 二次的な被害を防止する ~ 第 6 節 1 図 御嶽山における降灰後の土石流に関するシミュレーション計算結果 平成 26 年 9 月の御嶽山噴火後 土砂災害防止法に基づく緊急調査が国土交通省により実施され 降灰後の土石流に関するシミュレーション結果が公表された これにより関係市町村は

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東日本大震災に係る災害等廃棄物処理事業の実地調査について


福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

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平成 29 年 12 月 1 日水管理 国土保全局 全国の中小河川の緊急点検の結果を踏まえ 中小河川緊急治水対策プロジェクト をとりまとめました ~ 全国の中小河川で透過型砂防堰堤の整備 河道の掘削 水位計の設置を進めます ~ 全国の中小河川の緊急点検により抽出した箇所において 林野庁とも連携し 中

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22年5月 目次 .indd

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Microsoft Word - 03.【参考】新旧対照表(中防災).docx

奈良県ライフライン 情報共有発信マニュアル 第 3.3 版 平成 24 年 7 月 奈良県ライフライン防災対策連絡会

Microsoft PowerPoint - 参考資料 各種情報掲載HPの情報共有

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あおぞら彩時記 2017 第 5 号今号の話題 トリオ : 地方勤務の先輩記者からの質問です 気象庁は今年度 (H 29 年度 )7 月 4 日から これまで発表していた土砂災害警戒判定メッシュ情報に加え 浸水害や洪水害の危険度の高まりが一目で分かる 危険度分布 の提供を開始したというのは本当ですか

仮貯蔵 仮取扱い実施計画書 ( ドラム缶等による燃料の貯蔵及び取扱い ) 保有空地の周囲にロープを張り ( バリケードを立て ) 空地を確保する 第 5 種消火設備を 3 本設置する 保有空地 確保する 高温になることを避けるため 通気性を確保した日除けを設置 工場東側空地約 360 m2 通風 換

02一般災害対策編-第3章.indd

原子力損害賠償の進捗状況について < 原子力損害賠償のご請求 お支払い等実績 > ご請求について 個人 年 7 月 13 日現在 法人 個人事業主など ご請求書受付件数 ( 延べ件数 ) 約 2,375,000 件約 481,000 件 本賠償の状況について 本賠償の件数 ( 延べ件数

目次 1. はじめに 1 2. 協議会の構成 2 3. 目的 3 4. 概ね5 年間で実施する取組 4 5. フォローアップ 8

別添 中防災第 1 1 号 平成 29 年 5 月 31 日 各指定行政機関の長各指定公共機関の代表殿 中央防災会議会長 ( 内閣総理大臣 ) 安倍晋三 梅雨期及び台風期における防災態勢の強化について 貴殿におかれては 日頃から各般の施策を通じて災害対策の推進に御尽力をいただいているところであるが

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 29 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

試行の概要 試行の目的石狩川滝川地区水害タイムライン ( 試行用完成版 ) を試行的に運用することにより 対応行動や実施手順を確認するとともに 運用結果を検証し 同タイムラインを精査することを目的とする 試行の概要 実施時期 : 平成 30 年出水期 (8 月 ~10 月ごろ ) 実施場所 : 各主

平成 30 年 3 月 6 日 大熊町住民意向調査調査結果 ( 速報版 ) 復興庁 福島県 大熊町 調査の概要 1. 調査対象 : 世帯の代表者 (5,218 世帯 ) 2. 調査時期 : 平成 30 年 1 月 4 日 ~1 月 18 日 3. 調査方法 : 郵送配布 郵送回収 4. 回答者数 :

今週の福島 2018年07月06日

目次 1 1. はじめに 2. フクシマエコテッククリーンセンターの概要 (1) 施設概要 (2) 遮水工 3. 埋立処分計画 (1) 埋立対象廃棄物 (2) 埋立処分期間 搬入方法 (3) 埋立方法 (4) 安全評価 4. 維持管理 モニタリング (1) 施設の点検 モニタリング (2) 環境省の

1.1 阪神 淡路大震災環境省は 阪神 淡路大震災 ( 平成 7 年 1 月 17 日発生 ) の際に兵庫県及び神戸市の協力を得て 大気中の石綿濃度のモニタリング調査を実施した 当時の被災地における一般環境大気中 (17 地点 ) の石綿濃度の調査結果を表 R2.1 に 解体工事現場の敷地境界付近に

資料 1-4 廃棄物対策に関わる対応状況について 資料 福島第一原子力発電所固体廃棄物の保管管理計画 ~2018 年度改訂について~ 2018 年 8 月 23 日 東京電力ホールディングス株式会社

平成 29 年 7 月 20 日滝川タイムライン検討会気象台資料 気象庁札幌管区気象台 Sapporo Regional Headquarters Japan Meteorological Agency 大雨警報 ( 浸水害 ) 洪水警報の基準改正 表面雨量指数の活用による大雨警報 ( 浸水害 )

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災害廃棄物の処理の推進に関する関係閣僚会合 < 設置の背景 > 発災後 1 年を迎えるに当たり 総理のイニシアティブにより災害廃棄物の処理を加速するため設けられたもの < これまでの成果 > 第 1 回 ( 平成 24 年 3 月 13 日 ) 再生した災害廃棄物の大胆な活用 民間企業の協力拡大の要

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浸水深 自宅の状況による避難基準 河川沿いの家屋平屋建て 2 階建て以上 浸水深 3m 以上 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 浸水深 50 cm ~3m 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難上階に垂直避難 浸水深 50 cm未満 緊急避難場所, 近隣の安全な建物へ水平避難 自宅に待

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資料3不適正除染事例及び事業実施に当たっての法令遵守等に関する報告

第 1 章実施計画の適用について 1. 実施計画の位置づけ (1) この 南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画 に基づく宮崎県実施計画 ( 以下 実施計画 という ) は 南海トラフ地震に係る地震防災対策の推進に関する特別措置法 ( 平成 14 年法律第 92 号 以下 特措法 と


各府省からの第 1 次回答 1. 災害対策は 災害対策基本法に規定されているとおり 基礎的な地方公共団体である市町村による第一義的な応急対応と 市町村を包括する広域的な地方公共団体である都道府県による関係機関間の総合調整を前提としている を活用してもなお対応できず 人命又は財産の保護のため必要がある

工事中の消防計画 第 1 工事計画について 1 工事概要 ( 別紙 1 ) 2 工事工程表 ( 別紙 2 ) 3 緊急時連絡体制 ( 別紙 3 ) 4 関連業者一覧 ( 別紙 4 ) 第 2 目的及び適用範囲 1 目的この計画は 消防法第 8 条第 1 項の規定に基づきにおける防火管理について必要な

インフラ復旧の工程表 ( 福島県飯舘 ) : 工程が見込めるもの : 工程が現時点で見込みにくいもの 平成 29 年 3 月末現在 河川 内の河川 県 地震による詳細な被害の把握ができていない 被害拡大防止対策実施 現地調査を行い 被害拡大防止対策を実施した 被害拡大防止対策実施 被害拡大防止対策実

降下物中の 放射性物質 セシウムとヨウ素の降下量 福島県の経時変化 単位 MBq/km2/月 福島県双葉郡 I-131 Cs Cs-137 3 8,000,000 環境モニタリング 6,000,000 4,000,000 2,000,000 0 震災の影響等により 測定時期が2011年7

(案)

第4回 東日本大震災アスベスト対策合同会議

油漏洩 防油堤内 にて火災発生 9:17 火災発見 計器室に連絡 ( 発見 者 計器室 ) 発見後 速やかに計 器室に連絡してい る 出火箇所 火災の状況及び負傷者の発生状況等を確実に伝え 所内緊急通報の実施 火災発見の連絡を受 けて速やかに所内 緊急通報を実施し 水利の確保 ( 防災セ ンター 動

( 社会福祉施設用作成例 ) (4) 施設管理者は, 緊急時連絡網により職員に連絡を取りましょう (5) 施設管理者は, 入所者の人数や, 避難に必要な車両や資機材等を確認し, 人員の派遣等が必要な場合は, 市 ( 町 ) 災害対策本部に要請してください (6) 避難先で使用する物資, 資機材等を準

労働災害発生状況

平成 30 年度年法律第 57 号 ) 等により 要配慮者利用施設は 避難確保計画等の自然災害に関する計画 ( 以下 災害計画 という ) を作成することとなっており 災害計画の作成を促進するため 貴殿におかれても必要な支援に努められたい また 市町村が行う避難勧告等の発令に関する各種取組への積極的

スライド 1

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除染・中間貯蔵施設・放射性物質汚染廃棄物処理の現状、成果及び見通し

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資料1 受援計画策定ガイドラインの構成イメージ

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(2) 日本の領土 領海の上空を通過した場合 旧 1 ミサイル発射情報 避難の呼びかけ 新 ミサイル発射情報 ミサイル発射情報 先程 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 続報が入り次第お知らせします ミサイル発射 ミサイル発射 北朝鮮からミサイルが発射された模様です 頑丈な建物や地下に避難して下

() 汚染水の貯蔵状況 建屋貯蔵量 : サブドレン水位低下に合わせた建屋水位低下に伴い 水量が徐々に減少 タンク貯蔵量 : 建屋内滞留水 Sr 処理水の処理により処理水 (ALPS 処理済水 ) が増加 仮設 RHRS P P ~2 号建屋 [ 約 500m] [ 約 20850m] [ 約 897

除染・中間貯蔵施設・放射性物質汚染廃棄物処理の現状、成果及び見通し

Microsoft Word - <局長レク後>都道府県・政令市宛て(総括指摘部分修正)

アンケート調査の概要 目的東南海 南海地震発生時の業務継続について 四国内の各市町村における取り組み状況や課題等を把握し 今後の地域防災力の強化に資することを目的としてアンケート調査を実施 実施時期平成 21 年 11 月 回答数 徳島県 24 市町村 香川県 17 市町 愛媛県 20 市町 高知県

第 2-16 表 化学機動中隊の現況 ( 平成 29 年 4 月 1 日現在 ) 方 面 配 置 消 防 署 中 隊 名 第一方面 赤 坂 赤 坂化学機動中隊 第二方面 大 井 大 井化学機動中隊 第五方面 本 郷 本 郷化学機動中隊 第六方面 千 住 千 住化学機動中隊 第七方面 城 東 大 島化

このような周辺状況の変化に対応し 諸課題の解決を図るべく 基本法及び第三次循環型社会形成推進基本計画に沿って 廃棄物処理法やリサイクルの推進に係る諸法等に基づく制度の適切な実施と相まって 改めて大量生産 大量消費 大量廃棄型の従来の社会の在り方や国民のライフスタイルを見直し 社会における高度な物質循

ドラム缶位置平面図0219

「南九州から南西諸島における総合的防災研究の推進と地域防災体制の構築」報告書

参考資料 三郷市火災予防条例の一部を改正する条例案の素案 平成 26 年 9 月 三郷市消防本部 大規模な屋外催しにおける防火管理体制の構築について 1 改正の背景 1 京都府福知山市花火大会火災平成 25 年 8 月 15 日 京都府福知山市で行われた花火大会において 死者 3 名 負傷者 56

PowerPoint プレゼンテーション

ことを呼びかけます Q4. ミサイルが落下する可能性がある との情報伝達があった場合は どうすれば良いのでしょうか A4. 屋外にいる場合 近くの建物 ( できれば頑丈な建物 ) の中又は地下に避難してください 近くに適当な建物等がない場合は 物陰に身を隠すか地面に伏せ頭部を守ってください 屋内にい

Q4. ミサイルは発射から何分位で日本に飛んでくるのでしょうか A4. 北朝鮮から弾道ミサイルが発射され 日本に飛来する場合 極めて短時間で日本に飛来することが予想されます 例えば 本年 2 月 7 日に北朝鮮西岸の東倉里 ( トンチャンリ ) 付近から発射された弾道ミサイルは 約 10 分後に 発

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

ウ火元責任者は 自主検査の結果 異常が認められたときは 防火管理者及び防火管理責任者 ( 工事責任者 ) に報告し 指示を受けて対処する (2) 放火対策ア建物の外周部及び階段等には 可燃性の工事用資材又は梱包材等は置かないようにする やむを得ず置く場合は整理整頓し防炎シート等で覆い保管する イ工事

第 3 章 水害廃棄物編 水害廃棄物処理計画の趣旨 1 策定の基本的事項 近年 全国的に集中豪雨や台風等により多くの水害が発生しています 大規模な水害が発生した場合 一時的に大量の廃棄物 ( 以下 水害廃棄物 という ) が発生し 道路が通行不能となる等 平常時と同じような廃棄物の収集 運搬や処理が

.....u..

第 4 章特定産業廃棄物に起因する支障除去等の内容に関する事項 4.1 特定支障除去等事業の実施に関する計画 (1) 廃棄物の飛散流出防止ア廃棄物の飛散流出防止対策当該地内への雨水浸透を抑制し 処分場からの汚染地下水の拡散防止を図るとともに 露出廃棄物の飛散流出防止を図るため 覆土工対策を実施する

平成16年度 台風災害調査報告書(WEB).indd

特定個人情報の取扱いの対応について

ください 5 画像の保存 取扱い防犯カメラの画像が外部に漏れることのないよう 一定のルールに基づき慎重な管理を行ってください (1) 取扱担当者の指定防犯カメラの設置者は 必要と認める場合は 防犯カメラ モニター 録画装置等の操作を行う取扱担当者を指定してください この場合 管理責任者及び取扱担当者

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介護保険施設等における利用者の安全確保及び非常災害時の体制整備の強化・徹底について

国土技術政策総合研究所 研究資料

参考資料 国道 6 号及び県道 36 号に関する帰還困難区域の特別通過交通制度の運用変更について : 通行証確認が不要となるルート : 引き続き通行証確認が必要なルート : 帰還困難区域

<ハード対策の実態 > また ハード対策についてみると 防災設備として必要性が高いとされている非常用電源 電話不通時の代替通信機能 燃料備蓄が整備されている 道の駅 は 宮城など3 県内 57 駅のうち それぞれ45.6%(26 駅 ) 22.8%(13 駅 ) 17.5%(10 駅 ) といずれも

建設副産物小分科会 建設副産物小分科会は 工業化住宅の生産 供給 解体に係る廃棄物の排出量削減と適正処理推進のための事業を実施することを目的としています 現在 9 社で構成されています 2000 年 4 月 1 日 : 住宅部会の下部組織として 建設副産物分科会を設置 2004 年 4 月 1 日

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避難を促す緊急行動 被災した場合に大きな被害が想定される国管理河川において 以下を実施 1. 首長を支援する緊急行動 ~ 市町村長が避難の時期 区域を適切に判断するための支援 ~ できるだけ早期に実施 トップセミナー等の開催 水害対応チェックリストの作成 周知 洪水に対しリスクが高い区間の共同点検

Microsoft Word - 円滑化開示資料目次.doc

かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新

(2) 異常現象と認識しているにもかかわらず 情報収集を行った後に通報することとなっている場合には 異常現象と認識した時点で通報する体制とすること (3) 従業員 ( 協力会社等の従業員を含む ) が異常現象の判断に迷うことにより通報が遅れるおそれのある場合には 異常現象の通報に関する教育 訓練の内

14個人情報の取扱いに関する規程


任期付職員募集 ( 本省 福島 関東 ) 平成 23 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災により 地震 津波及び原子力発電施設の事故が複合的に発生し 各地に深刻な被害をもたらしました 環境省では 震災の発生以降 放射性物質による環境汚染への対応や災害廃棄物の処理等に取り組んできたところですが

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参考資料 2 今般の水害等に係る環境省における放射性物質関連対応等について ( 除染 中間貯蔵 汚染廃棄物 ) 平成 27 年 9 月 24 日 ( 木 )11:00 現在環境省水 大気環境局廃棄物リサイクル対策部 除染関連 国直轄除染 10~11 日は 降雨の少なかった一部地域を除いて 工事休止 仮置場については 飯舘村 川俣町の一部の仮置場において 一時 冠水が生じたが 既に水は引いており 保管物が漏出するような危険は生じていない 飯舘村内の除染工事現場において 河川の水が流入した際に冠水した農地から除染時に現地置きしていた大型土のう袋等が河川に流出 流出数量 場所の確認 回収等を実施 (439 袋を発見 そのうち 人が近づけない場所等を除いて 398 袋を回収済み (9 月 24 日 11:00 時点 )) 回収等の実施状況について 環境省本省と福島環境再生事務所において 集計 公表 別添 1 及び 2 9 月 17 日までに 人が踏査できない場所等を除き一通り調査は終了 9 月 17 日 18:24 受注者から福島環境再生事務所に対し 土のう袋を探していた作業員 5 名が戻ってこられなくなったため 消防に通報した 旨連絡あり 福島県警察本部機動隊 南相馬警察署 相馬消防本部 陸上自衛隊の捜索 救出活動により 18 日 10:00 までに 5 名全員を保護 市町村除染 日光市の 2 カ所の現場保管場所において 除去土壌の流出や崩落を確認 - 公園内の護岸が洗われて崩壊し 保管されていた 558 袋のうち推定 334 袋が流出 市が回収作業を実施中 - 登山道の休憩所の現場保管していたところ その法面が崩落し 保管されていた 132 袋のうち少なくとも 7 袋が落下 市が再集積 養生等を実施中 改善策 上記の事案を受けた再発防止策 災害時の連絡体制の強化 豪雨等の自 1

然災害やその対応に当たっての安全確保について改善策 別添 3 を取 りまとめた上で 除染等工事受注者に防災体制の確立を指示 中間貯蔵関連 9~11 日にかけて予定していた郡山市 会津美里町及びいわき市の仮置場からの輸送については 一部を除き中止 12 日から通常どおり輸送を再開 10~12 日の間 毎日保管場周りの点検を実施し 異常がないことを確認 汚染廃棄物関連 指定廃棄物については 5 県 ( 宮城 栃木 千葉 茨城 群馬 ) 及び福島県のすべての一時保管場所について被害がないことを確認済み 指定廃棄物の一時保管場所の管理徹底について検討を開始 別添 4 対策地域内廃棄物についても 仮置場 仮設焼却施設ともに被害がないことを確認済み 2

( 別添 1) 平成 27 年 9 月 24 日 ( 木 )11 時 00 分現在 国直轄除染等工事等における災害被災状況について 9 月 24 日 ( 木 )11 時 00 分現在の状況は以下のとおり 市町村内での法面崩 落による道路への土砂流出等による通行止め 河川増水等により 現地確認 が現時点では難しい場所については 今後 状況が改善次第確認を行う予定 市町村川内村楢葉町川俣町飯舘村 仮置場その他の除染現場仮置場その他の除染現場仮置場その他の除染現場仮置場 被災及び対応状況 ぬかづか糠塚仮置場において雨水を排水するための排水溝を設置し ている法面が崩落したが 仮置場や大型土のう袋等自体に 異常はなく 9 月 14 日 ( 月 ) から修復を開始 現時点で異常は確認されていない なみくら波倉仮置場で道路側溝より雨水流入したが 仮置場や大型 土のう袋等自体に異常がないことを確認 洗堀箇所につい ては 9 月 16 日 ( 水 ) に修復を完了した 現時点で異常は確認されていない 甲 2 区仮置場 甲 8 区仮置場が冠水したが 既に水は引い ており 大型土のう袋等自体に異常がないことを確認 くちぶとがわ口太川の水が農地に流入したが 除染済みの農地であり 大型土のう袋等は置いていなかった す 須 がや萱 いいとい 仮仮置場 飯樋仮仮置場が冠水したが 既に水は引い ており 大型土のう袋等自体に異常がないことを確認 ながどろ長泥仮仮置場において法面が崩落し 囲いの一部が破損し たが 大型土のう袋等自体に異常はなく 速やかに修復予 定 3

にいだ比曽川 新田川 飯樋川 真野川及び堰場川の水が農地に その他 の除染 現場 流入した際に冠水した農地から除染時に現地置きしていた大型土のう袋等が河川に流出 18 日 ( 金 ) のお知らせ以降 河川内から 15 袋を発見し これまでに発見した袋数は 除染工事に使用した 439 袋と未使用の 9 袋を合わせて 448 袋 ( うち 飯舘村 437 袋 南相馬市 11 袋 ) 飯舘村内で発見された 437 袋のうち 269 袋については内容物が入っていない状態 南相馬市内で発見された 11 袋は すべて内容物が入っていない状態 発見された大型土のう袋等の数が推計流出数の 395 袋を超えたため 発見した袋が除染工事に使用した袋か 未使用の袋かを確認したところ 未使用の袋であることが確認されたものが 9 袋あった 発見した袋のうち 除染工事に使用した袋数は 439 袋 (=448-9) である そのうち 398 袋 ( うち 飯舘村 392 袋 南相馬市 6 袋 ) を河川より回収したが 41 袋は増水した河川の対岸や中州にあり 重機や人が近づくことが出来ないため 河川水位の低下の状況を確認しつつ 今後回収を行っていく予定 特に 41 袋のうち 36 袋は河川の水位低下が確認された後も人が近づくことが出来ない場所にあり 目視により中身がないことが確認されている状況であることから 作業員が危険をおかして早期の回収を行う状況になく回収は困難な見込み また 36 袋のうち 5 袋は遭難した作業員が梵天大滝付近で発見した内容物が入っていない草木類の袋数であり 回収が特に困難な見込み なお 回収困難な 36 袋のうち 31 袋の中には未使用のものが一定程度含まれていると考えられるものの 回収が困難なことから 未使用のものには含めていない 引き続き 速やかな回収を進める ( 現地確認は一部到達困難な箇所がある ) 4

田村市葛尾村南相馬市浪江町富岡町双葉町大熊町 仮置場その他の除染現場 現時点で異常は確認されていない 現時点で異常は確認されていない 下線部は前回 (27 年 9 月 18 日 ( 金 )18 時 00 分時点 ) からの変更点 5

( 別添 2) 平成 27 年 9 月 24 日 11 時時点 流出 発見 回収した大型土のう袋等の袋数について 出水当時に農地に置かれていたと推計される袋数 1 現在現地に残されている袋数 流出したと推計される袋数 175,097 袋 174,702 袋 395 袋 1 各現場の作業日報や作業員への聞き取り等により 出水当時に農地に置かれていた袋の数を推計 6 発見した袋数 発見した袋数のうち 内容物が 除去土壌 草木類又は分類困難 不明 の袋数 発見した袋数のうち 回収した袋数と未回収の袋数又は回収困難な袋数 23 袋 ( 回収 ) 23 袋 ( 除去土壌 ) 0 袋 ( 未回収 ) 439 袋 ( 発見 ) 416 袋 ( 草木類 (271) 又は分類困難 不明 (145)) 375 袋 ( 回収 ) ( 草木類 (261) 又は分類困難 (114)) 5 袋 ( 未回収 ) ( 草木類 (5) 又は不明 (0)) 36 袋 2 ( 回収困難 ) ( 草木類 (5) 又は不明 (31)) 発見した袋数のうち 回収した袋数と未回収の袋数又は回収困難な袋数 398 袋 ( 回収 ) 5 袋 ( 未回収 ) 36 袋 ( 回収困難 ) 袋が健全な袋数 内容物が入っていない又は袋が破損している袋数 袋の状態が不明な袋数 143 袋 ( 健全 ) 255 袋 ( なし又は破損 ) 5 袋 255 袋 ( なし ) ( なし (239) 又は破損 (16)) 36 袋 ( なし ) 内容物が入っていない又は袋が破損している袋数のうち 除去土壌 草木類又は分類困難 の袋数 19 袋 ( 除去土壌 ) 247 袋 ( 草木類 (152) 又は分類困難 (95)) 下線部は前回 (27 年 9 月 18 日 ( 金 )18 時時点 ) からの変更点 2 回収困難な 36 袋のうちの 5 袋は 遭難した作業員が梵天大滝付近で発見した内容物が入っていない草木類の袋数を加えた値

( 別添 3) 平成 27 年 9 月環境省飯舘村における土のう袋等の流出事案を踏まえた今後の対策 1. 再発防止策 1 浸水の恐れがあるエリアに一時置きする除去土壌等の袋への対応 各自治体の浸水想定図等の入手 今回の豪雨で浸水したエリアの調査などから 浸水の恐れがあるエリア ( 以下 浸水注意エリア ) を設定 浸水注意エリアを 除染等工事の受注者に周知 浸水注意エリアの除染現場に除去土壌等を入れた土のう袋 ( 以下 土のう袋等 ) を一時置きする場合 できる限り一時置き期間を短くするため タグ付け及びデータベース登録を優先的に行うとともに 仮置場等への搬出も優先的に実施する 2 豪雨や出水が予想される場合の対応 気象情報において 台風や大型の低気圧等による豪雨が予測される場合 浸水注意エリアに一時置きされている土のう袋等について 以下のいずれかの対策を取った上で 場所 袋数等を記録 浸水の懸念が少ない高台等に袋を移動複数の袋をロープで連結したうえ 現場にある重機等に固定 3 数量把握 個々の除染工事現場ごとに下請業者が作成して元請業者に提出する日報に 当日の除染作業で発生した土のう袋等の数と可燃 不燃の別を記載し 元請業者が集約 集計 2. 災害時連絡体制の強化 本省 事務所( 本所 支所 ) に加え 受注者を含めた 災害時の第 1 報及び重要情報を 迅速かつ確実に伝達するための連絡体制を整備し 関係者で共有 7

3. 豪雨等の自然災害やその対応に当たっての安全確保 災害発生時においては 第三者及び除染等作業員等の人命の安全確保をすべてに優先させるものとし 応急処置を講じることの再周知 確認の徹底 今回 流出した土のう袋等回収する際には 適切な保護具等( ライフジャケット 親綱 ロープ ヘルメット ゴム手袋等 ) の着用や携行 雨天時には直ちに作業を中断し 河床より退避するという作業手順の徹底 4. 受注者への伝達 9 月 17 日に 直轄除染等工事の各受注者に 除染等工事共通仕様書 の 工事中の安全確保 の記載を踏まえた防災体制の確立を指示 8

指定廃棄物の一時保管場所の管理徹底に係る検討状況について ( 別添 4) 環境省廃棄物 リサイクル対策部指定廃棄物対策担当参事官室 1. 背景今般の台風 18 号に伴う関東 東北地方の豪雨では 指定廃棄物の一時保管場所に被害はなかったものの 今後 同様の甚大な自然災害に備えて 改めて 指定廃棄物の一時保管場所の管理を徹底する必要がある このため 以下のような対策を講じることについて現在検討を進めており 今後 速やかに対策を実施する予定 2. 対策 ( 案 ) (1) 浸水のおそれのある一時保管場所の特定及び補強 1 各自治体の浸水想定図等の入手 今回の豪雨で浸水したエリアの調査等から 全ての指定廃棄物の一時保管場所について浸水の可能性を確認 2 確認の結果 浸水の可能性があると考えられる一時保管場所については 改めて保管状況を確認するとともに 一時保管者や関係自治体と相談しながら 早急に保管の補強策を検討 実施 < 考えられる補強策の例 > 遮水シートの固定方法の強化 浸水の懸念が少ない高台等に保管場所を移設 (2) 災害時連絡体制の強化災害等発生時における指定廃棄物の保管状況の確認体制については 平成 25 年度に環境省が関係県へ事務連絡を発出している この事務連絡も踏まえ 本省 地方環境事務所 関係自治体の間の連絡網の更新を行うとともに 迅速かつ確実に被害の情報を伝達する体制について 関係者間で再度確認する 9