平成 30 年度版 社協会費についての Q&A 社会福祉法人仙台市社会福祉協議会
あいさつ 本会の事業推進につきましては 日頃より多大なるご支援 ご協力を賜り厚く御礼申し上げます 国は 地域共生社会の実現 を目指し 地域力の強化 地域住民の福祉活動への参加促進等を掲げておりますが これらは仙台市社会福祉協議会が推進してきた地区社協活動の活性化を基本とした地域福祉の推進と方向性を同じくするものです 一人ひとりの市民が その人らしく地域で安心していきいきと暮らせるまちづくり を基本理念とする本会は 今後とも地区社協活動との協働をはじめ 住民の皆さまや関係団体と連携した活動に力を入れ 地域の福祉力を高めてまいりたいと考えております この地域福祉を推進するために最も大事な財源が皆様からのご協力を頂きます 社会福祉協議会会費 ( 以下 会費 という ) でございます そこで 会員の募集をお願いするにあたり 本会では 会費の なぜ どうして なんのために といった疑問等に少しでもお答えしたいと考え 会費 Q&A( 問答集 ) を作成しております 皆様から多く寄せられた質問等にお答えするために会費 Q&Aを作成しておりますが 会費をはじめ社協活動については 職員がご説明に伺わせていただきますので 引き続きご支援とご協力をお願い申し上げます 平成 30 年 4 月 社会福祉法人仙台市社会福祉協議会
Q1 なぜ社協は 会費を集めるのですか A1 社会福祉協議会は 社会福祉法第 109 条において 地域福祉の推進役 として位置付けられています また この法律は 地域福祉に住民の意思を反映させ 地域の皆様が福祉推進に積極的に参画する 住民参加 住民主体 を理念としております そこで 仙台市社協では この 住民参加 や 住民主体 の一つの方法として 住民の皆様をはじめ福祉団体や企業等の方々に会員となっていただき 地域住民の支え合いの活動を進めております その財源として 会員の皆様より会費のご協力をお願いしております 皆様からご協力いただいた会費は 地区社協の活動費や 各地域での活動者向け研修会の開催 日常生活自立支援事業 ( まもりーぶ ) など 一人ひとりの市民が その人らしく地域でいきいきと暮らせる福祉のまちづくり を進めるための大切な財源として活用されております なお 皆様からご協力いただいた会費や寄附金のほかにも市の補助金 共同募金配分金などが 現在の社協の財源となっております Q2 会費は どのように活用されていますか A4 地域の皆様にご協力いただきました普通会費や特別賛助会費は 次の例のように活用しています 地区社協では地域福祉活動 市社協では 市内全域を対象とした事業及び各区 支部管内で行う事業の貴重な財源として活用させていただいております 普通会員 ( 個人又は世帯 ) 会費 300 円 の場合 150 円お住まいの地区社協 ( 一部地域は町内会 ) の活動費に 100 円お住まいの区 ( 支部 ) 内の地域福祉事業に
50 円市内全域を対象とした地域福祉事業に Q3 昨年の会費は何に使われたのですか A3 地区社協では 一人暮らしの高齢者の方の安否確認活動や 集会場等で地域の方が集うサロン活動 地区で発行される広報紙作成等の経費として使用されております その他 市内全域を対象とした事業としては 小地域福祉ネットワーク活動 日常生活自立支援事業 地域福祉セミナー 広報紙作成などの事業費の一部に 各区 ( 支部 ) においては 地域福祉活動者向けの研修会など幅広い事業に活用されております 参考 平成 28 年度社協会費の使いみち 平成 29 年度は算定中です 内容金額 ( 円 ) 地区社会福祉協議会 ( 地区社協 ) 活動支援事業地区社協 ( 一部地域は町内会 ) の福祉活動に対する助成金 小地域福祉ネットワーク活動推進事業 地区社協が行う小地域福祉ネットワーク活動 ( 生活支援活動等 ) に対する助成 広報紙発行事業広報紙 社協だより の発行費 ( 延べ103 万部発行 ) 日常生活自立支援事業認知症や障害などにより判断能力が十分でない方に対する金銭管理サービス等を提供するための事業 成年後見制度支援事業仙台市成年後見総合センターの運営や市民後見人養成研修の開催経費 41,346,350 6,846,805 9,106,018 901,172 1,872,838 各区 支部における地域福祉活動推進事業各区 支部協議会の開催や地域福祉活動者を対象とした研修会の開催経 22,590,487 費 各区 支部事務所の運営費等 市内全域における地域福祉活動推進事業 4,154,028
地域福祉活動計画の策定や地域福祉セミナーの開催経費等 合計 86,817,698 28 年度は 共同募金からの配分を多くこの事業の財源としたため 社協会費からの支出は 27 年度に比べて減っています Q4 昨年度はどのくらい会費が集まったのですか A4 平成 29 年度の会費実績額は次のとおりです 会員の種類 区 ( 支部 ) 普通会員 個人又は世帯社会福祉施設 福祉事業者 団体 特別賛助会員 ( 単位 : 円 ) 法人会員合計 青葉区 15,222,750 50,000 94,000 846,600 604,167 16,817,517 宮城支部 5,012,150 23,000 36,000 12,000 647,500 5,730,650 宮城野区 13,753,600 40,000 54,000 1,822,600 334,167 16,004,367 若林区 9,773,010 40,000 27,000 232,000 654,167 10,726,177 太白区 18,568,917 58,000 66,000 429,800 479,999 19,602,716 泉区 16,538,220 20,000 69,000 348,000 540,000 17,515,220 合計 78,868,647 231,000 346,000 3,691,000 3,260,000 86,396,647 Q5 地域福祉のお金は公費 ( 税金 ) でまかなうべきではないですか なぜ住民に会費をお願いするのですか A5 地域福祉の財源をすべて公費でまかなうとなると 多額の税金が 必要になります また 税金を投入しても すべての地域の課題が公的 機関で解決できるとは限りません むしろ 自分たちの地域を住みよい街にするためには みんなで地域 の課題を共有し みんなで活動を企画し みんなでお金を出し合っ て みんなで解決に向けて実践すること が 地域に密着した活動に なります このように住民の皆様が お互いに助け合いましょう という意思を
反映する共助の仕組みが地域のコミュニティづくりにおいても大切になります 社協は 誰もが安心して暮らすことができる福祉のまちづくり のために事業を推進しておりますが それは共助の精神に基づくものであり 地域住民の皆様一人ひとりに支えていただくことが必要だと考えております このような理由から 住民の皆様に会費のご協力をお願いしております Q6 なぜ 町内会に会費の取りまとめや納入の協力をお願いするのですか A6 共助の精神から住民の皆様に会費の協力をお願いしておりますが 町内会は地域住民の皆様を代表する団体であり 町内会と地区社協が地 域福祉の向上のために一緒に活動を進めていくことが 最も効果的であ ると考えられることから 町内会の皆様に会費の取りまとめや納入のご 協力をお願いしております 毎年 会費にご協力が得られるのは 町内会長様をはじめ地域の皆様 のお力添えのお陰です 引き続きのご理解とご協力をお願いいたします Q7 各家庭に会費の協力をお願いする際は どのようにすればよいですか A7 住民の皆様向けに発行している会員募集のチラシを用意しており ますので それをお示しして 例えば 昨年の会費は このような地域 福祉活動に使われています ご理解いただけましたら今年も是非ご協力 をお願いします とお話していただくのが一般的なお願いの方法です 特に 子育て中のお母さんを地域で支えるサロン活動 高齢の方々が 孤立しないように見守る声がけ活動 大規模災害時に備えての体制整備 やボランティアの育成など 私たちの身近なところで役立っていること がポイントになります なお 会費のご協力をお願いする際は 住民の皆様に会費納入につい
て強制感を与えないようご配慮ください Q8 町内会の予算から会費に協力してもよいですか A8 町内会が 社協の趣旨に賛同して会費を納入することについて 問題はありません 会費は あくまでも任意でございますので 町内会の総会等で 住民の皆様へ説明をしていただいたうえで 会費の納入についての合意形成と意思決定の手続きを行ってください また その際には 可能であれば一世帯あたり 300 円に相当する額を予算化していただければ幸いです Q9 社協のことをもっとよく知りたいときは どうすればよいですか A9 社協の事業を説明するためのパンフレットを市社協及び区 ( 支部 ) 事務所の窓口に用意しております また 社協のホームページからも事 業の情報を入手できますので ぜひご利用ください なお 町内会役員研修会等で社協の事業をご説明するために 区 ( 支 部 ) 事務所から職員を派遣する 出前講座 を行っておりますので お 気軽に最寄りの区 ( 支部 ) 事務所へご連絡ください