Taro-合同委員会合意

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日米合同委員会合意事案概要 件名 FAC2001 三沢飛行場の一部土地の共同使用について承認年月日平 施設 区域名称 FAC2001 三沢飛行場合意対象所在地青森県三沢市合意対象面積等土地 : 約 2,300m2水域等 : - 建物 : - 工作物 : - 附帯施設 : - 事案内

【提出用】宮本徹議員要求資料

CV-22 オスプレイの横田飛行場への配備について CV-22 の配備について 平成 30 年 9 月 19 日北関東防衛局 スケジュール 米側からは 5 機のCV-22を本年 10 月 1 日に配備し 残り5 機については 具体的な配備の計画は未定ですが 2024 年頃までに10 機の配備を行う予

普天間飛行場代替施設の建設は 2014 年までの完成が目標とされる 普天間飛行場代替施設への移設は 同施設が完全に運用上の能力を備えた時に実施される 普天間飛行場の能力を代替することに関連する 航空自衛隊新田原基地及び築城基地の緊急 時の使用のための施設整備は 実地調査実施の後 普天間飛行場の返還の

岩国基地問題に関する要望 岩国基地周辺の安全性の確保と航空機の騒音軽減を図るための沖合移設事業は 本年 3 月末に完了いたしましたが 基地を抱える周辺自治体といたしましては その存在や運用に伴う 航空機騒音 事故への不安 米軍人等による犯罪など 基地に起因する諸問題がすべて解決したとは言えません ま

自衛隊の新たな統合運用体制への移行計画 米軍の変革と世界的な態勢の見直しといった 日米の 役割 任務 能力に関連する安全保障及び防衛政策における最近の成果と発展を 双方は認識した 1. 重点分野 この文脈で 日本及び米国は 以下の二つの分野に重点を置いて 今日の安全保障環境における 多様な課題に対応

日米同盟:

1 検査の背景 日本国政府は 日米安全保障条約 日米地位協定 特別協定等に基づき 日本国の安全に寄与するなどのために 日本国政府の負担の下 日本国内の施設等を合衆国政府に提供するなどしており 在日米軍が日本国内各地に配置されている また 日本国政府の負担の下に 在沖縄駐留米軍に関する沖縄県民の負担を

日米地位協定の環境補足協定

また 前提となる衝突や紛争といった脅威が不明確であり 在日米軍 海兵隊の出動が見込まれる事例をはじめ 具体的な説明がなく 抽象的である このような内容では 県外移設 ができない理由が説明されているとは言えず 県民の納得のいくものではない 鳩山前総理は 昨年 5 月の記者会見において 何とか県外に見つ

日本国政府は 日米安全保障条約や日米地位協定 特別協定等に基づき 日本国の安全に寄与するなどのために 日本国政府の負担の下 日本国内の施設等をアメリカ合衆国政府 ( 在日米軍 ) に対して提供するなどしている また 在沖縄駐留米軍に関する沖縄県民の負担を軽減することを目的としたSACO 最終報告に基

平和と安定に寄与する在日米軍の抑止力の維持と沖縄の負担軽減が両立する方向で対応することに合意する 2 防衛庁と沖縄県は 平成 18 年 5 月 1 日に日米安全保障協議委員会において承認された政府案を基本として 1 普天間飛行場の危険性の除去 2 周辺住民の生活の安全 3 自然環境の保全 4 同事業

駐留軍関係離職者等臨時措置法の改正について ( 報告 ) 駐留軍関係離職者等臨時措置法の改正について労働政策審議会職業安定分科 会雇用対策基本問題部会において審議した結果 下記のとおり結論を得たので 報告する 平成 29 年 12 月 7 日 雇用対策基本問題部会 部会長鎌田耕一 職業安定分科会 分

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岩国基地問題に関する要望 岩国基地周辺の安全性の確保と航空機の騒音軽減を図るための沖合移設事業は 平成 23 年 3 月末に完了いたしましたが 岩国基地には 現在も約 60 機の航空機が所属するとともに 基地内外には5,300 人を超える米軍人 軍属 家族が居住しており 基地周辺の自治体といたしまし

企画部長

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茨城県 百里飛行場 水道 小美玉市長 226 霞ヶ浦飛行場 改修工事 ( 屋外運動場 ) 阿見町長 40 百里飛行場 改修工事 ( 学習等供用施設 ) 小美玉市長 66 改修工事 ( 公民館 ) 行方市長 19 群馬県 相馬原飛行場等 無線放送施設 吉岡町長 75 吉井弾薬支処 公園 高崎市長 65

Microsoft PowerPoint - 【最終版】 統合計画(仮訳)(エンバーゴなし)

基地跡地利用の現状について

平成30年度国の予算編成に対する東京都の提案要求

日本語パンフ(最終セット)修正

横田基地対策に関する要望書

り公表されないことが日米両政府間で合意されており, これを公にすることは, 米国との信頼関係が損なわれるおそれがあると認められることから, 法 5 条 3 号に該当するため不開示とする決定 ( 原処分 ) を行った (3) これに対し, 異議申立人は, 国土交通大臣に対して, 原処分の取消しを求めて

F-35BとFA-18ホーネットの騒音を比較すると 離陸時は 約 2デシベルF-35Bの方が大きくなるが 着陸時は 約 11デシベルF-35Bの方が小さくなる 岩国飛行場に配備されている航空機の機数は 現在より4 機減少することになり 飛行回数も減少するものと考えている 岩国飛行場における航空機の標

4章日米同盟の強化254 平成 28 年版防衛白書第第 Ⅱ 部 わが国の安全保障 防衛政策と日米同盟 図表 Ⅱ 在日米軍の配置図 (2) 米軍が必要とする労務の需要の充足 在日米軍は 同軍を維持するために労働力 ( 労 務 ) を必要としており その需要は 地位協定により わが国の援助を

H24年度総合要請文(374あて)

Taro-○H 要望書(江渡防衛大臣)

おいて開催されていた法の制度運営に関する検討会の報告 ( 平成 17 年 3 月 29 日 ) では, 法の運用に関する改善措置として, 理由付記に関して 特に, 文書不存在を理由とする不開示決定については, 例えば, 請求対象文書をそもそも作成 取得していない, 作成したが保存期間が経過したので廃

Ⅳ 騒音・振動の状況

後を絶たない米軍人 軍属による道路交通法違反事件に対する意見書 沖縄警察署は 7 月 4 日午前 4 時 30 分 米空軍嘉手納基地所属の二等軍曹 (27 歳 ) を北谷町美浜の町道で酒を飲んで車を運転したとして 道路交通法違反 ( 酒気帯び運転 ) の疑いで現行犯逮捕した 同署によると 呼気から基

要請結果概要 協議会会員等が 外務省 防衛省 及び駐日米国大使館で要請活動を実施 ( 他は郵送等 ) 外務省 ( 薗浦健太郎外務副大臣 ) 防衛省 ( 若宮健嗣防衛副大臣 ) 駐日米国大使館 ( ロバート G ラプソン政務担当公使 ) 外務省として 空母艦載機移駐に全力で取り組みたい 現在 厚木基地

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自治体向けパンフレット(業者提出用).indd

平成29年度横田基地対策に関する要請書

平成25年度横田基地対策に関する要望書

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第4章日米同盟の強化在日米軍の駐留 が国政府が雇用している 防衛省は その人事管理 給与支払 衛生管理 福利厚生などに関する業務を行うことにより 在日米軍の駐留を支援している 3 在日米軍関係経費在日米軍関係経費には 在日米軍駐留経費負担 沖縄県民の負担を軽減するためにSACO 最終報告の内容を実施

知基第 号 平成 24 年 1 月 23 日 防衛大臣 田中 直紀 殿 沖縄県知事仲井眞弘多 要望書 次のとおり要望しますので 特段の御配慮をお願いいたします

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沖縄米軍の訓練移転のめぐる諸問題―実弾砲撃訓練の事例を中心に―

20総合要望書

岩国基地問題に関する要望 山口県及び基地周辺 2 市 2 町は 国の外交 防衛政策を尊重し これに協力していますが 一方では 長年にわたり その存在や運用に伴う 航空機騒音 事故への不安 米軍人等による犯罪など 基地に起因する諸問題を抱えています また 岩国基地周辺の安全性の確保と航空機の騒音軽減を

知基第 号 平成 23 年 10 月 19 日 外務大臣 玄葉 光一郎 殿 沖縄県知事仲井眞弘多 要望書 次のとおり要望しますので 特段の御配慮をお願いいたします

日本国法務省 外務省 厚生労働省及び警察庁とカンボジア王国労働職業訓練省との間の在留資格 特定技能 を有する外国人に係る制度の適正な運用のための情報連携の基本的枠組みに関する協力覚書 ( 仮訳 ) 日本国法務省 外務省 厚生労働省及び警察庁 ( 以下 日本の省庁 と総称する ) 並びにカンボジア王国

平成 25 年 10 月 30 日 外務副大臣及び防衛大臣政務官が来県し 15 機の KC -130 の移駐時期について 2014 年 ( 平成 26 年 )6 月か ら 9 月の間の移駐を申し出 平成 25 年 12 月 16 日 県及び地元市町が KC-130 の移駐時期を容認 平成 26 年

News Release 2014 年 3 月 24 日 伊丹市と新関西国際空港株式会社が 伊丹市域におけるまちづくりの推進 について合意 伊丹市と新関西国際空港株式会社は 伊丹市域の生活環境の改善 地域コミュニティの再生等を図るためのまちづくりを連携して推進するため 2014 年 3 月 24 日

岩国基地問題に関する要望 山口県及び基地周辺 2 市 2 町は 国の外交 防衛政策を尊重し これに協力していますが 一方では 長年にわたり その存在や運用に伴う 航空機騒音 事故への不安 米軍人等による犯罪など 基地に起因する諸問題を抱えています また 岩国基地周辺の安全性の確保と航空機の騒音軽減を

Microsoft Word - [原稿5]別冊表紙.doc

日本国法務省 外務省 厚生労働省及び警察庁とフィリピン共和国労働雇用省との間の在留資格 特定技能 を有する外国人に係る制度の適正な運用のための基本的連携枠組みに関する協力覚書 ( 仮訳 ) 日本国法務省 外務省 厚生労働省及び警察庁 ( 以下 日本の省庁 と総称する ) 並びにフィリピン共和国労働雇

Taro _要 望 書_

Microsoft Word - 17_米軍基地環境カルテ_FAC6019_金武レッド・ビーチ訓練場

横田基地対策に関する要望書(在日米軍第374空輸航空司令部への要望事項)

2

平成27年度横田基地対策に関する要望書

機種更新の対象となる各現行機種は F-35Bの到着時期及び米軍の部隊交代計画を踏まえ 日本国外に移駐する予定 F-35Bの配備に伴い 約 460 名の軍人及び家族が岩国飛行場へ移動する予定 一方で 現行機の日本国外への移駐に伴い 約 330 名が減少する予定 F-35BとFA-18ホーネットの騒音を

答申第693号

Taro-○ H 要望書(岸田外務大臣)

横田基地対策に関する要望書(在日米軍への要望事項)

子宮頸がん予防措置の実施の推進に関する法律案要綱

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世帯に付き10,000 円以内とする 2 助成金の交付の対象となる空気調和機器の稼働期間 ( 以下 交付対象期間 という ) は 7 月から10 月までとする 3 助成金の交付の申請をした者 ( 以下 申請者 という ) が 交付対象期間の一部について第 6 条に規定する資格に適合しない場合は 助成

Taro-合同委員会合意

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160526東日本 外務防衛要請 正文1

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(2) 利用形態と環境問題の関係 1) 利用形態米軍基地の利用形態には 演習場 倉庫 飛行場 兵舎 通信 港湾 医療 その他の 8 つの項目がある 沖縄県内における米軍基地の利用形態別状況をみると演習場が最も多く 14 施設 次いで倉庫及び兵舎が各 4 施設 通信及び港湾が各 3 施設 飛行場が 2

h301218zenbun

(3) 平成 24 年 4 月 1 日沖縄防衛局広報第 138 号 第 15 回防衛セミナーの開催 沖縄防衛局では 2 月 16 日 沖縄県立博物館 美術館 3 階講堂において 113 名の方々に来場していただき 第 15 回防衛セミナーを開催しました 今回の防衛セミナーは 平成 3 年 ペルシャ湾

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Taro-中間報告書(他国地位協定調査)【180602修正版】

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Microsoft Word - H27要請書別冊(最終)

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主 文 本件控訴を棄却する 控訴費用は, 控訴人の負担とする 事実及び理由第 1 控訴の趣旨 1 原判決を取り消す 2 外務大臣が控訴人に対して平成 18 年 4 月 27 日付けでした行政文書の開示請求に係る不開示決定 ( 情報公開第 号 ) を取り消す 3 訴訟費用は, 第 1,2 審を通じ,

法人会の税制改正に関する提言の主な実現事項 ( 速報版 ) 本年 1 月 29 日に 平成 25 年度税制改正大綱 が閣議決定されました 平成 25 年度税制改正では 成長と富の創出 の実現に向けた税制上の措置が講じられるともに 社会保障と税の一体改革 を着実に実施するため 所得税 資産税についても

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か A: これは 受け入れがたい内容 という私の発言にすべて帰着することだと思っています Q: それは控訴する方向ということでよろしいでしょうか A: あくまでも 受け入れがたい内容 でありますので 関係機関と調整の上 適切に対応してまいりたいと思います Q: 飛行差止めに関してなのですが これは戦

それぞれについて 現地の状況はおおむね次のようなことです 1 岩国市も山口県も 普天間基地の移設の見通しが立たないうちの先行移駐は認めない としてきましたが 政府から 2+2 の前記共同声明を伝えられ 沖縄の負担軽減を目に見える形で実現したい と迫られた福田良彦市長は 11 月に沖縄を視察し 12

平成28年度横田基地対策に関する要望書

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12 日は終日フィールドワークです 嘉手納基地 普天間基地などを視察し た後 アブチラガマに入りました ガマ は自然洞窟で アブチラガマは集落の住民が避難していた全長 270メートルのガマです 戦場が南下するにつれ南風原陸軍病院の分室となり 600 人とも 1000 人とも言われる負傷兵で埋め尽くさ

研究炉に関わる研究環境と課題

2008年6月XX日

ればならないと思っています その負担にも思いをいたしながら 沖縄の皆様方の声にしっかり 耳を傾け 信頼関係を構築しながら 負担軽減に全力で取り組んでいかなければいけない この ように考えています 笠井委員そう言われるんだったら こういう式典をやるべきじゃない 私は 沖縄だけじゃなくて 日本全体にとっ

 

Microsoft Word - 文書 1

Microsoft Word - 第8準備書面( 最終版)

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第 5 部航空事故対策

それぞれ改める 原判決 7 頁 9 行目の 国の機関 から同頁 14 行目末尾までを次のとおり改める 国の機関, 独立行政法人等, 地方公共団体又は地方独立行政法人が行う事務又は事業に関する情報であって, 公にすることにより, 次に掲げるおそれその他当該事務又は事業の性質上, 当該事務又は事業の適正

しがだい23号.indb

2. 改正の趣旨 背景給与所得控除額の変遷 1 昭和 49 年産業構造が転換し会社員が急速に増加 ( 働き方が変化 ) する中 (1) 実際の勤務関連経費が給与所得控除を上回っても 当時は特定支出控除 ( 昭和 63 年導入 ) がなく 会社員は実際の勤務関連経費がいくら高くても実額控除できなかった

綾瀬市と厚木基地.indd

2. 安全基準 (1) 日米合意による普天間飛行場の安全基準 年 3 月日米合同委員会合意 普天間飛行場における航空機騒音規制措置 日米両政府は 1996 年 3 月 普天間飛行場における航空機騒音規制措置 を日米合意したが 実際の普天間飛行場の運用において以下の通り全く遵守さ れてい

Transcription:

施設及び区域の提供 ( 昭和 27 年 7 月 ) 施設及び区域の提供 行政協定第二条に基づく施設 区域の提供昭和 27 年 7 月の日米合同委員会において次のように合意されている 行政協定第二条第一項に基づき米軍に提供する施設区域は 本合意の附表に掲げるものとする 但し 保留 と記載した施設は 岡崎 ラスク交換公文に基づき引続き使用を認める 但し折衝は継続する 附表は合同委員会を通じて変更できる 訓練空域使用の通報 ( 昭和 47 年 12 月 ) 訓練空域使用の通報昭和 47 年 12 月の日米合同委員会において次のように合意されている 在日米軍は 訓練空域使用について年に4 回日本政府に対して通報を行う 施設 区域の使用条件等に関する事項 ( 昭和 53 年 5 月 ) 行政協定第二条に基づく施設 区域の提供 施設及び区域の提供 昭和 27 年 7 月の日米合同委員会において 次のように合意されている 行政協定第二条第一項に基づき米軍に提供する施設区域は 本合意の附表に掲げるものとする 但し 保留 と記載した施設は 岡崎 ラスク交換公文に基づき引続き使用を認める 但し折衝は継続する 附表は合同委員会を通じて変更できる ( 附表は随時変更されているので添付省略 昭和 27 年 7 月の本件合意時の附表については 昭和 2 7 年 7 月 26 日付 官報 ( 号外 ) を参照のこと ) NLP に関する硫黄島の使用 ( 平成 9 年 2 月 ) 硫黄島への艦載機夜間着陸訓練の移転に伴う追加的経費について 1 平成 8 年 4 月 1 日の合同委員会において 日本側は米軍に対し 米軍が艦載機夜間着陸訓練を行う場合 厚木海軍飛行場等に代えて 硫黄島で出来る限り多くの訓練を実施するよう要請した 同日 合同委員会の下に設置された訓練移転分科委員会において 本訓練の移転に伴う追加的経費等について検討を行ってきたところ 本日の合同委員会 ( 持ち回り ) において所要の措置が承認された - 1 -

2 承認事項 (1) 主な追加的経費ア艦載機の飛行経費イ人員 物資の輸送費ウ給食費 (2) 主な米側への支援ア本土から硫黄島までの米国燃料の輸送イ本土 ~ 硫黄島間の人員 物資の輸送ウ硫黄島での給食の提供 キャンプ ハンセンの 104 号線越え訓練の移転 ( 平成 9 年 6 月 ) 県道 104 号線越え実弾射撃訓練の分散 実施について 平成 9 年 6 月 16 日外務省防衛施設庁 1 県道 104 号線越え実弾射撃訓練の本土の演習場での分散 実施について 合同委員会の下に設置された訓練移転分科委員会において 本訓練の実施時期等について検討を行ってきたところ 本日の合同委員会 ( 持ち回り ) において所要の内容が承認された 2 概要は次のとおりである (1) 射撃訓練は 平成 8 年 8 月の特別作業班の合同委員会への勧告内容に従い実施される (2) 本年度の実施スケジュールは次のとおり 7 月 北富士演習場 9 月 矢臼別演習場 11 月 玉城寺原演習場 2 月 東富士演習賞 (3) 射撃訓練に当たり 日本側は訓練の移転に伴い追加的に必要となる経費を負担するとともに 必要な支援を行う ア主な経費負担項目 ( ア ) 人員 物資の輸送費 ( イ ) 燃料購入費 ( ウ ) 現地調査費イ主な米側への支援 ( ア ) 演習場における安全情報及び技術的支援の提供 ( イ ) 沖縄から移転先演習場への輸送に係る情報提供及び調整 読谷飛行場から伊江島飛行場へのパラシュート降下訓練の移転 ( 平成 11 年 10 月 ) - 2 -

SACO 案件に関する日米合同委員会合意について 平成 11 年 10 月 21 日外務省 防衛施設庁 本日 SACO 最終報告の 訓練及び運用の方法の調整 の項に盛り込まれた パラシュート降下訓練を伊江島補助飛行場に移転する ことについて 日米合同委員会で概要以下のとおり合意を行った なお 本件合意により SACO 最終報告の 土地の返還 にある読谷補助飛行場の返還条件の一つが達成されることとなる 1. 訓練の移転読谷補助飛行場におけるパラシュート降下訓練は 日本政府の要請に基づき 伊江島補助飛行場に移転され 同飛行場において実施される 2. 訓練移転経費の負担 (1) 日本政府は パラシュート降下訓練の伊江島補助飛行場への移転に伴い追加的に必要となる経費の全部又は一部を 日米地位協定第 24 条についての新たな特別の措置に関する協定第 3 条に基づき負担する (2) 経費負担項目 ( イ ) 人員 物資の輸送費 ( ロ ) 救助艇の運用経費 3. 使用条件の変更パラシュート降下訓練の増加に対応するため 伊江島補助飛行場へのパラシュート降下訓練に関する最大時間枠を次のとおり変更する 変更後 現 行 月曜日から金曜日まで 0600~2130 月曜日 1600~ 夕刻 火曜日 1000~1400 1600~ 夕刻 土曜日 0600~1200 1700~2130 土曜日 0600~1200 1700~2300 ( 了 ) 米軍再編に係る訓練移転の拡充 ( 平成 23 年 1 月 20 日 ) 米軍再編に係る訓練移転の拡充 ( 報道発表 ) 平成 23 年 1 月 20 日 平成 22 年 5 月 28 日の 2+2 共同発表に基づき 二国間及び単独の訓練を含む米軍の活動の沖縄県外への移転を拡充することについて協議を行ってきましたところ 本日 (20 日 ( 木曜日 )) 日米合同委員会において 航空機訓練移転の米国の施政の下にある領域への拡充について 次の - 3 -

とおり合意しました 今回の拡充には グアムへの訓練移転も含まれます 日米合同委員会合意概要 1. 目的 (1) 二国間の相互運用性を向上させる必要性に沿った訓練移転を実施するとともに 航空機訓練移転元となる米軍航空施設における訓練活動の影響を軽減する (2) 二国間及び単独の訓練を含め 米軍の活動の沖縄県外への移転を拡充し 航空機訓練移転の改善を含む沖縄県外における二国間及び単独の訓練の拡充を通じ 嘉手納飛行場における更なる騒音軽減を図る 2. 内容 (1) 現行の航空機訓練移転及び拡充された航空機訓練移転の新たな移転先として 米国の施政の下にある領域を追加する (2) 上記に係る訓練移転の内容は次のとおりである ア訓練には 日米両政府間での調整に基づき 共同訓練 米側による単独訓練 又はその両者が含まれ得る イ訓練には 空対地訓練及び双方が一致したその他の訓練が含まれ得る ウ 1 回当たりの米国戦闘機の数は 最大 20 機程度とする エ訓練移転を支援する米国航空機の機種は 空中給油機 輸送機 AWACSを含むがこれに限定されない オ 1 回当たりの飛行訓練日数は 最大 20 日間程度とする 当該日数については 航空機の展開 撤収は含まれない 訓練計画は日米両政府間で調整される 3. 訓練移転の拡充に係るその他の内容や具体的な実施に向けた詳細については 引き続き 日米両政府間で調整される 米軍再編に係る訓練移転の拡充 ( 平成 23 年 10 月 4 日 ) 米軍再編に係る訓練移転の拡充 ( 報道発表 ) 平成 23 年 10 月 4 日 平成 22 年 5 月 28 日の 2+2 共同発表に基づき 二国間及び単独の訓練を含め 米軍の活動の沖縄県外への移転を拡充することについて協議を行い 本年 1 月 20 日に 日米合同委員会において 航空機訓練移転の米国施政下にある領域への拡充について合意がなされました その後 同合意に従い 日米間で具体的な訓練実施に向けた詳細について調整を進め 本日 (10 月 4 日 ) 日米合同委員会において 次のとおり合意しました 本合意に基づく訓練移転は グアム等を訓練移転先とするものであり 嘉手納飛行場の航空機による訓練だけでなく 三沢及び岩国飛行場の航空機が嘉手納飛行場に飛来して実施している空対地訓練も移転の対象となり得るもので 同 2+2 共同発表に基づく 嘉手納における更なる騒音軽減に資する具体的な措置としても位置付けられるものです 二国間及び単独の訓練を含め 米軍の活動の沖縄県外への移転の拡充を通じ 嘉手納における - 4 -

更なる騒音軽減を図るため 日米両国は 航空機訓練移転を実施するに当たり 嘉手納飛行場で実施予定であった訓練を グアムを含む他の場所へ移転することに焦点を置いて計画し また 航空機訓練移転を行う期間中 嘉手納飛行場における米軍の訓練活動の影響について配慮することとなります なお グアム等への航空機訓練移転の個々の計画の具体的な内容については 日米間で調整の上 公表することとしています 1. 航空機訓練移転先航空機訓練移転は グアム島のアンダーセン空軍基地及び北マリアナ諸島のファラロン デ メディニラ空対地射場とそれらの周辺区域を使用して実施される 2. 航空機訓練移転計画航空機訓練移転計画は 日米間で調整の上 日本国内の航空機訓練移転と併せて 3 月を目途に次年度の計画を公表する 3. 経費分担経費分担割合は 従来の航空機訓練移転と同様 おおむね 日本国政府約 3/4 米国政府約 1 /4 を基準とするが 2 年程度を経過するごとに 嘉手納における騒音軽減の効果を含めグアム等への航空機訓練移転から生じる状況の変化を踏まえて見直す ( 了 ) - 5 -