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公募情報 平成 28 年度日本医療研究開発機構 (AMED) 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 ) 公募について 平成 27 年 12 月 1 日 信濃町地区研究者各位 信濃町キャンパス学術研究支援課 公募情報 平成 28 年度日本医療研究開発機構 (AMED) 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 ) 公募について 11 月 27 日付で平成 28 年度 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 ) について新規課題が公募されました ご応募を検討されている研究者におかれましては下記照会先までご一報くださいますようお願いいたします (1) 応募意思の申し出締切 : 平成 27 年 12 月 15 日 ( 火 ) (2) 応募書類一式提出締切 : 平成 27 年 12 月 18 日 ( 金 ) 注意点 本学で応募が可能な方は 本学と雇用関係のある 常勤 の研究者となります 機関を対象としての公募であり 申請は代表機関の長が行うことになります 提案書の提出方法 : e-rad 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 1 次公募 ) http://www.amed.go.jp/koubo/010720151127-01.html[ 外部ページ ]

公募概要 成育疾患克服等総合研究事業 ( 平成 28 年度 1 次公募 ) 提出期間 平成 27 年 11 月 27 日 ~ 平成 28 年 1 月 6 日 ( 水 )( 正午 ) 公募テーマ(10 課題 ) ( 採択条件等詳細については公募要領 p34-p43 参照 ) 1. 生殖補助医療技術の標準化に関する研究 研究費の規模 1 課題あたり年間上限 3000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 生殖補助医療 (ART) の安全性や効率性に関わる問題や多様な社会制度的 倫理的な問題 地域間格差等を検討する資料を収集 分析し 本邦において質の高い ART を提供できる体制を確立する また 産婦人科医 小児科医等の協力の下 ART による出生児の予後調査を進め 長期的発達における問題点の有無を検討することが必要である 求められる成果 不妊患者が安心して ART を受けるための情報収集 分析および正しい情報の周知 2. 本邦の先天異常発生状況の推移とその影響要因に関する研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 600 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 1 課題程度 目標 先天異常発生要因の存在を疫学的観点から解析検討し, とりわけ 2011 年 3 月 11 日に発生した東日本大震災 福島第 1 原子力発電所の事故の影響も含めて催奇形因子の有無を明らかにすることを目標とする 求められる成果 環境因子等による先天異常発生状況の推移を把握する 3. 重症先天性免疫不全症等に対する ex vivo 遺伝子 細胞治療等の実施に関する研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 6000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度

目標 原発性免疫不全症の Wiskott-Aldrich 症候群 (WAS) 慢性肉芽腫症等に対する遺伝子治療を医師主導治験等として実施し 産官学が参加する我が国に適した遺伝子治療の実施体制を整備する 遺伝子治療の対象となる疾患の早期診断 スクリーニング法開発と臨床応用をめざす 求められる成果 原発性免疫不全症など小児稀少遺伝難病に対する有効で安全な治療法を確立する 同時に希少疾病に対する遺伝子治療の治験実施に関する体制を整備する 4. 先天性代謝異常等成育疾患に対する in vivo 遺伝子治療 細胞治療等の臨床研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 6000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 AADC( 芳香族アミノ酸脱炭酸酵素 ) 欠損症等の先天性代謝異常症に対する遺伝子治療を医師主導治験等として実施し 産官学が参加する我が国に適した遺伝子治療の実施体制を整備する 遺伝子治療の対象となる疾患の早期診断 スクリーニング法開発と臨床応用をめざす 求められる成果 先天性の酵素欠損症など小児稀少遺伝難病に対する有効で安全な治療法を確立する 同時に希少疾病に対する遺伝子治療の治験実施に関する体制を整備する 5. 卵子の老化および生殖細胞 卵巣の凍結保存に関する研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 2000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度

目標 我が国における生殖年齢の上昇は著しく 体外受精を受けている女性のピーク年齢は 39 歳であることから 妊娠効率は低下している 染色体異常胚率は増加し 40 歳以上では 80% の胚に染色体異常が検出されるとの報告もある 一方 加齢による卵子機能の変化については未解明のことも多い さらに 卵子機能が起こる前に未受精卵の凍結保存が安全に行うことが可能であれば 若年期に疾病の治療を受ける cancer survivor 等の生殖医療にも応用できる技術となり得る また 未受精卵や卵巣組織に凍結保存の有効性や安全性を検証する必要もある 求められる成果 個人の妊孕性の予測 卵子 卵巣組織凍結保存の標準化 不妊治療に関する技術の進歩 6. 革新的治療の存在する新たな成育疾患の発症前スクリーニング法の開発とその適応基準の作成に関する研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 2000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 酵素補充療法や遺伝子治療 ( 臨床試験を含む ) などの革新的治療の存在する希少な成育疾患の迅速 簡便な診断方法を開発する 治療方法が存在していても 発症前 発症早期に診断することができなければ その予後の改善が期待できない疾患も多い 発症前 発症早期に診断を確定することのできる新たな診断方法の開発が求められている 求められる成果 予防方法及び治療方法( 臨床試験を含む ) の存在する発症前 発症早期診断法の確立 7. 不育症の原因解明 予防 治療に関する研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 2000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 既知の原因により不育症と診断された妊婦治療の標準化 原因不明不育症の原因を明らかにすることを目的とする

求められる成果 不育症の原因を解明することにより 治療の最適化 個別化を可能とし 出産を希望する不育症患者に安全な出産機会を提供すること 原因不明とされている不育症の原因解明に寄与すること 8. 妊娠高血圧症候群等妊婦関連疾患の予防 早期発見 治療 予後に関する研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 2000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 近年 発症要因として胎盤の形成不全と 母体の血管内皮障害が関与しているという説が提唱されているが その予知 早期発見に関する研究は途上であり 本研究により予防方法を開発することで PIH 発症の減少を目指す 求められる成果 ゲノム プロテオーム解析等による発症や重篤化の高危険群の抽出 発症予測 発症予防等による高危険群の管理システムの構築 妊娠高血圧症候群の予防方法 早期発見方法の確立 9. 母子感染に対する母子保健体制構築と医療技術開発のための研究 研究費の規模 1 課題当たり年間上限 5000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 サイトメガロウイルス感染症において妊婦及び新生児の検査方法の開発と中央検査医体制がおおよそ完了しており これらの前向き研究を行うことで普遍的な体制構築を行う 感染児のレジストリ コホート調査を行う サイトメガロウイルスやトキソプラズマ感染については 国内で確立された治療方法は無いため 抗ウイルス薬による治療の実態調査や抗トキソプラズマ薬剤の有用性について検証する 求められる成果 新生児サイトメガロウイルス感染症の DNA 診断技術の開発 妊婦診断による初感染のリスクについての評価 発症予測 発症予防等および治療プロトコル作成 既存薬の適応拡大または新規治療方法の開発

10. 周産期における虚血性脳障害 ( 脳性麻痺 ) の発生 重症化予防に関する研究 研究費の規模 1 課題あたり年間上限 1000 万円程度 ( 間接経費を含む ) 採択課題予定数 0~2 課題程度 目標 脳性麻痺発生 重症化予防により 脳性麻痺児および家族の QOL を改善するための対策として さらに画期的な新規治療方法の開発を目指す 求められる成果 虚血性脳障害の重症化予防に関する医師主導治験を前提とし 新規治療法の安全性および有用性を確認する 担当 ( 照会先 ): 信濃町キャンパス学術研究支援課 AMED 担当メール :amed-shinano@adst.keio.ac.jp