個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収し

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Q4 すべての事業主が個人住民税を特別徴収しなければいけないのですか? A4 所得税の源泉徴収義務のある事業主は 従業員の個人住民税を特別徴収することが法令 ( 地方税法及び各市町村の条例 ) により義務付けられています 特別徴収義務者に指定された事業主は 従業員に給与を支払う際に 個人住民税を特別

1 個人住民税とは 1 2 特別徴収とは (1) 特別徴収と普通徴収 1 (2) 特別徴収義務者の指定 1 3 特別徴収の流れ (1) 給与支払報告書の提出 2 (2) 特別徴収税額決定通知書等の送付 6 (3) 納期と納入方法 6 (4) 税額の変更通知 7 4 随時の手続き ( 納税義務者に異動

法によって徴収することになっています したがって パートやアルバイトの従業員であっても この要件に該当する場合は特別徴収しなければなりません ただし 次のようなケースは特別徴収することが著しく困難なため 特別徴収の対象とならない場合があります ( 詳しくは各市町村の個人住民税担当課へご確認ください

個人住民税の特別徴収に関するQ&A

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特別徴収制度説明会

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの引き去りはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 従業員様向け 本文 H30.1 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? また利用することで どんなメリットがありますか? 回答 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業主が毎月の給与を支払う際に 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 (

目次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収のメリット 2 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 3 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 5 (6) 納期と納入方法 6 (7) 税額の変更通知 6 (8) 退職


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従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいですか? 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりませんか? 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのですか? 特別徴収 のメリットは何ですか? 家族に対して支払う給与

従業員は家族だけなので特別徴収しなくていいです 従業員数の少ない事業所でも特別徴収しなければなりません 毎月納めるのが面倒なのですが 納期の特例 を利用すれば 住民税の毎月の給与からの天引きはしなくても良いのです 特別徴収 のメリットは何です 家族に対して支払う給与から所得税を源泉

個人住民税の特別徴収にかかる Q&A 事業主様向け 本文 ( 特別徴収とは ) 問 1) 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? H30.1 回答 事業主が 従業員へ支払う毎月の給与から 所得税の源泉徴収と同じように 個人住民税 ( 市町村民税と府民税 ) を徴収して ( 天引きして ) 従

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特別徴収制度説明会

個人住民税 特別徴収Q&A

目 次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 特別徴収制度のしくみ 1 (3) 特別徴収の対象になる方 2 (4) 給与支払報告書の提出 2 (5) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (6) 納期と納入方法 4 (7) 従業員が退職等で異動した場合の手

田沼 薫  様

目次 1. 特別徴収制度とは 該当ページ (1) 新潟県での取り組み 2 (2) 特別徴収と普通徴収 3 (3) 特別徴収の対象者 5 (4) 特別徴収に該当しない人 6 2. 特別徴収事務の流れ特別徴収事務月別一覧表 8 (1) 総括表の送付 11 月から12 月 9 (2) 給与支払報告書の提出

2 外国人従業員に関すること Q4 A4 特別徴収をしていた 従業員 Bさん ( 外国人 ) が退職し 帰国することになりました この場合 未徴収分の市民税はどうすればいいですか 従業員 Bさんが帰国する場合は できる限り未徴収分の市県民税を一括徴収してください なお 1 月 1 日以降 4 月 3

特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務担当課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする

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特別徴収事務処理の流れ 1 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 税務課窓口に給与支払報告書を提出する場合 (1) 前年中の給与支払の実績に基づいて 個人別の 給与支払報告書 を正副 2 部作成し 以下の区分毎に仕分けする 1 特別徴収 ( 給与天引き ) する人 2 普通徴収とする人

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特別徴収の事務は決して難しくありません この冊子で具体的な事務手続きについて分かりやすくご案内いたします 目 次 個人市 県民税について 1 特別徴収の義務 1 特別徴収義務者の指定 2 対象になる人 2 特別徴収の流れ 3 給与支払

目次 1. 特別徴収制度とは 該当ページ (1) 新潟県での取り組み 2 (2) 特別徴収と普通徴収 3 (3) 特別徴収の対象者 5 (4) 特別徴収に該当しない人 6 2. 特別徴収事務の流れ特別徴収事務月別一覧表 8 (1) 総括表の送付 11 月から12 月 9 (2) 給与支払報告書の提出

納税義務者とは従業員等をいいます 特別徴収義務者用より詳細な内容になっています 市町村によっては個人情報保護から特別徴収義務者用の通知書が圧着 加工等されていることがあります この場合 開かずに本人に渡すよ う要請されています ミシン目で切り離し 各個人にお渡しください 6 月の給料袋に同封 するこ

特別徴収税額の変更特別徴収税額を通知した後 その税額に誤りがあったり また これを変更する理由が生じたときは 市役所から 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 特別徴収義務者用 ) および 市民税 県民税特別徴収税額の変更通知書 ( 納税義務者用 ) を送付いたします これらの通知書が届いた際

Q1 市県民税 ( 住民税 ) とはどんな税金ですか? A1 その年の1 月 1 日現在 市内に住所がある個人に対し 前年中の所得 ( 給与 年金 営業 不動産 譲渡などの所得 ) に応じて課税されます また その年の1 月 1 日現在市内に住所がなくても 市内に事務所 事業所又は家屋敷があれば課税

特別徴収事業者特別徴収事業者であることであること が入札参加申請入札参加申請の要件要件に加わりますわります 個人住民税の特別徴収制度は 地方税法や各市町村の条例等で定められており 所得税の源泉徴収をしている従業員がいる場合は 特別徴収することが義務づけられています 伊佐市では 法令遵守の観点から こ

住民税 所得税の税率国から地方への税源移譲に伴い 平成 19 年度から住民税所得割の税率が 10% に統一され 所得税の税率が 4 段階から 7 段階の累進税率に改正されています 住民税については平成 19 年度分 ( 平成 19 年 6 月納付分 ) 所得税については平成 19 年分 ( 平成 1

市 県民税 ( 住民税 ) 市民税は 県民税と合わせて住民税と呼ばれ 住民のみなさんがそれぞれの税の負担能力に応じて分担し合うという性格をもつ税金で 個人が負担する個人市民税と 会社などが負担する法人市民税があります 市民税には 均等の額によって納めていただく均等割と 個人の所得に応じて納めていただ

目次 個人住民税の特別徴収とは? 個人住民税 ( 市 県民税 ) とは? 特別徴収 ( 給与天引き ) と普通徴収 ( 個人払い ) の違い... 1 特別徴収事務の流れ 給与支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 給与支払報告書の提出後

退職金についての市県民税はどうなるの? 私は平成 28 年 4 月に退職しました 勤続 30 年で退職金は 2,100 万円ですがこの退職 金に対する市県民税はいくらですか 通常の市県民税の課税は前年中の所得に対し翌年課税されるしくみになっていますが 退職金に対する課税については 他の所得と分離して

市民税

公的年金からの特別徴収制度の見直しについて ( 平成 28 年 10 月以降適用 ) 公的年金からの特別徴収制度の見直しが行われ 平成 28 年 10 月以降に実施 される特別徴収より 下記のとおり制度が改正されました 1 特別徴収税額の算定方法の見直し 年間の公的年金からの特別徴収税額の平準化を図

「公的年金からの特別徴収《Q&A

目次 個人住民税とは? 1 1) 個人住民税の特別徴収とは? 1 2) 普通徴収 ( 個人で納付 ) と特別徴収 ( 給不天引き ) の違い 1 特別徴収事務の流れ 2 1) 給不支払報告書の提出 (1 月 31 日まで ) 3 2) 給不支払報告書の提出後に従業員等の異動があった場合 5 3) 個

目 次 1. 特別徴収について 3 2. 特別徴収の根拠法令等 3 3. 特別徴収義務者の指定について 4 4. 特別徴収のしくみ 4 5. 特別徴収義務者に指定した際に送付する書類等 4 6. 特別徴収の事務処理 5 1 給与支払報告書の提出義務 5 2 給与支払報告書提出後に給与所得者が退職等し

Microsoft Word - ③(様式26号)特別徴収実施確認・開始誓約書

各特別徴収義務者殿 市民税 県民税の特別徴収事務につきましては 日頃から格別のご協力をいただき厚くお礼申し上げます 本年度 特別徴収をお願いすることになりましたので その取り扱いに必要な関係書類をお送りします 特に この 特別徴収のしおり は 事務を円滑に進めていただくためのものです ご一読のうえ

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個人住民税 ( 市民税 府民税 ) 特別徴収事務の取扱要領 京丹後市役所市民環境部税務課 電話 : 直通 HP: 特別徴収とは 特別徴収とは 給与支払者 ( 会社 事業所など ) が納税義務者 ( 納税義務のある

個人市県民税について 1 特別徴収の義務 1 特別徴収義務者の指定 2 特別徴収のメリット 2 特別徴収の対象になる人 2 給与支払報告書の提出 3 特別徴収税額決定通知書の送付 5 納期と納入方法 6 税額の変更通知 7 退職 休職者の徴収方法 7 異動届などの提出 8 退職して一括徴収の場合 8

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目 次 1 個人住民税とは 1 2 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 対象になる方 2 (3) 給与支払報告書の提出 2 (4) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (5) 納期と納入方法 5 (6) 税額の変更通知 6 (7) 退職者 休職者の徴収方法 6 (8) 異動届

Taro 手引き(表紙)

出先機関名市立病院事務局総務課 編集年度分類記号種別 書 目 24 C36 3 所得税 県市町村税関係 全 1 冊の 1 冊 索引番号 完結年月日文書番号 件 名 備 考 平成 24 年 3 月分住民税の納入について ( 伺い ) 平成 24 年 3 月分所得税の

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計算してみましょう あなたの個人住民税はいくらになりますか? 高知市に住む T さんの場合 ( サラリーマン ) 家 族 妻 ( パートタイム労働者 収入 120 万円 : 所得 =120 万円 -65 万円 =55 万円 ) 子 人大学生 中学生 収 入 万円 社会保険料 万円 新生命保険料 万円

Random thoughts relay No.186

お知らせ 11 月は 労働保険適用促進強化月間 です 労働者 ( パート アルバイトを含む ) を1 人でも雇っている事業主は 政府が管掌する労働保険 ( 労災保険 雇用保険 ) に加入することが法律で義務付けられています 労災保険は 労働者が業務上 又は通勤途上に被災した場合に事業主に代わって補償

従業員の個人住民税の特別徴収を実施していない事業者の方へ

目 次 1 実施計画策定の目的 1 2 本市の現状 2 (1) 給与所得者に対する特別徴収の実施率 (2) 特別徴収未実施事業者の把握 (3) 個人住民税の収入状況等 3 本市の取組み 3 (1) 対象事業者の選定 (2) 指定予告通知等の発送 (3) 特別徴収義務者の指定及び特別徴収税額の通知 (

目次 1 個人住民税について 特別徴収義務者の指定 特別徴収の対象になる方 特別徴収の対象にならない方 特別徴収事務の概要 給与支払報告書の提出 特別徴収税額通知書の送付 納期と納入方法

納税義務者について Q 私自身は以前から社会保険に加入しているのに 国保税の納税通知書が私宛に届きましたがなぜですか? A 国保税は世帯主の方に納税義務があります ( 地方税法第 703 条の 4) 世帯主が国保以外の健康保険に加入していても ご家族のどなたかが国保に加入していれば あくまでも加入し

特別徴収の事務処理 1 特別徴収とは 4 特別徴収税額の通知 ( 法第 321 条の 4) 特別徴収とは 所得税の源泉徴収と同じように 給与の支払をする者 ( 事業主 ) が 給与の支払を受ける者 ( 従業員 ) の毎月の給与から個人の市民税 県民税額を差し引き 翌月の 10 日までに納入していただ

問 4: パートやアルバイトの従業員も特別徴収 ( 給与天引き ) しなければならないのですか? 答 4: パートやアルバイトの従業員であっても 答 3に該当する場合は特別徴収 ( 給与天引き ) しなければなりません ただし 今回の県内一斉実施に当たっては 以下に該当する場合は 当分の間 特別徴収

所得税を源泉徴収する義務のある事業主 ( 給与支払者 ) は アルバイト等を含むすべての従業員 ( 納税義務者 ) から個人住民税を特別徴収 ( 給与天引き ) することが法令で義務づけられております えりも町では 納税者間の公平性 納税者の利便性等の確保を図るため 特別徴収の実施を徹底する取組を行

給与所得控除 給与収入の金額控除額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下収入金額 20% + 54 万円 660 万円超 1,00

給与所得控除 給与収入の金額 控 除 額 162 万 5,000 円以下 65 万円 162 万 5,000 円超 180 万円以下 収入金額 40% 180 万円超 360 万円以下 収入金額 30% + 18 万円 360 万円超 660 万円以下 収入金額 20% + 54 万円 660 万円

年末調整のしくみ

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特別徴収の事務手引き

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

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スライド 1

目 次 個人住民税について 3 個人住民税の特別徴収のしくみ 3 1 給与支払報告書の提出 4 2 特別徴収義務者の指定 8 3 特別徴収の対象になる従業員 8 4 特別徴収税額の通知 8 5 特別徴収税額の天引き 9 6 特別徴収税額の納入 9 7 特別徴収税額に変更があった場合 9 8 従業員が

[Q1] 復興特別所得税の源泉徴収はいつから行う必要があるのですか 平成 25 年 1 月 1 日から平成 49 年 12 月 31 日までの間に生ずる所得について源泉所得税を徴収する際 復興特別所得税を併せて源泉徴収しなければなりません ( 復興財源確保法第 28 条 ) [Q2] 誰が復興特別所

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目 次 個人住民税について 1 特別徴収の義務 1 (1) 特別徴収義務者の指定 1 (2) 対象になる方 2 (3) 給与支払報告書の提出 2 (4) 特別徴収税額決定通知書の送付 4 (5) 納期と納入方法 5 (6) 税額の変更通知 6 (7) 退職者 休職者の徴収方法 6 (8) 異動届の提

所得控除 基礎控除 配偶者控除などの下記の表に記載されたものをいいます それぞれ一定の要件を満たしている場合は 課税所得金額を計算する際に それぞれの控除が受けられます 個人の県民税 個人の市町村民税 12

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1. 制度趣旨関連 問 1 なぜ 制度の見直しが必要なのですか? 国保制度は 年齢構成が高く医療費水準が高い 所得水準が低く保険料負担が重い 小規模な運営主体 ( 市町村 ) が多く財政が不安定になりやすい などといった構造的な課題を抱えています また 市町村ごとに運営されているため 被保険者の医療

個人住民税の特別徴収の徹底に関するQ&A

個人住民税の現年課税化に係る課題について

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住民税とは??? 住民税とは 昨年の 1 月 1 日から 12 月 31 日までにある一定の収入がある国民に対する居住に関する税金となっています 税金には通常皆様が給与支給と共に控除されている 所得税 や住宅や車などにかかる税金などいろいろな種類があります その税金の種類の中の 1 つとして 住民税

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公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

産業廃棄物税は 最終処分される産業廃棄物に課されるものであり 排出事業者から中間処理に委託された廃棄物すべてに課税されるわけではありません 中間処理業者の方が排出事業者から処理料金に含めて受け取る税相当額は 中間処理によって減量化されたり リサイクルされた分を除いた中間処理後に最終処分される産業廃棄

1. 各月の納期回数回回回回回回回回回回回回 納入の場所 平成 30 年度町民税 県民税の特別徴収について 1

クレジットカード収納について Q1 クレジットカードで納付できる税目は何ですか Q2 クレジットカードで納付する場合 事前に何か手続きをする必要はありますか Q3 利用できるクレジットカードは何ですか Q4 クレジットカードによる納付手続はどのようにすればよいのですか Q5 地方振興局県税部 金融機

目次 1 個人住民税について 1 2 特別徴収の義務 1 3 特別徴収義務者の指定 1 4 特別徴収の対象になる方 1 5 特別徴収の対象にならない方 2 6 特別徴収事務の流れ 2 7 給与支払報告書を提出する際の注意点 3 8 特別徴収税額通知書の送付 4 9 納期と納入方法 4 10 税額の変

介護保険制度 介護保険料に関する Q&A 御前崎市高齢者支援課 平成 30 年 12 月 vol.1

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目 次 個人住民税とは / 特別徴収とは 1 1 特別徴収義務者の指定 2 2 特別徴収の対象になる方 2 3 特別徴収事務の流れ 3 4 給与支払報告書の提出 3 5 特別徴収税額決定通知書の送付 7 6 納期と納入方法 9 7 税額の変更通知 10 8 退職者 休職者の徴収方法 10 9 給与所

国民健康保険加入者の皆さんへ 皆さんの保険税は国保をささえる大切な財源です 平成 30 年度 国民健康保険 ( 国保 ) は 病気やけがに備えて加入者の皆さんが 国民健康保険税 ( 国保税 ) を納め 医療費の支払いにあてる保険制度です 医療費の支払いは 病院などで支払う一部負担金のほか 国などから

公共債の税金について Q 公共債の利子に対する税金はどのようになっていますか? 平成 28 年 1 月 1 日以後に個人のお客様が支払いを受ける国債や地方債などの特定公社債 ( 注 1) の利子については 申告分離課税の対象となります なお 利子の支払いを受ける際に源泉徴収 ( 注 2) された税金

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「給与所得が1か所の方」からの確定申告書作成編

過納金とは 納付納入の時にはそれに対応する租税債務が存在していたが 結果的に不適法な納付納入となった場合における地方公共団体の徴収金のことであり 1 納付納入の時には一応適法であったものが その申告 更生 決定又は賦課決定が誤って過大にされていたため 後になって減額更正 減額の賦課決定又は賦課決定の

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平成 3 1 年 3 月 埼玉県 自動車税事務所 県民税配当割特別徴収義務者の皆様へ 県民税配当割の申告納入について 1 埼玉県内に住所を有する個人へ特定配当等を支払った場合埼玉県内に住所を有する個人へ県民税配当割の課税対象となる特定配当等の支払いを行った場合は 埼玉県税条例第 30 条の15の規定

目次 個人住民税について 2 個人住民税の特別徴収のしくみ 2 1 給与支払報告書の提出 3 2 特別徴収義務者の指定 7 3 特別徴収の対象になる従業員 7 4 特別徴収税額の通知 7 5 特別徴収税額の天引き 8 6 特別徴収税額の納入 8 7 特別徴収税額に変更があった場合 8 8 従業員が退

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個人住民税 特別徴収 に係る Q&A 問 1 個人住民税の 特別徴収 とはどんな制度ですか? 答 1 従業員の方々の納税の便宜を図る目的から 事業者の方が 毎月の給与を支払う際に所得税などのように 個人住民税を徴収して ( 天引きして ) 納入していただく制度です 従業員の所得税は給与から源泉徴収しているけれど個人住民税はしていない ということはありませんか 問 2 特別徴収 のメリットは何ですか? 答 2 従業員の方が金融機関や市役所などの納入場所へ出向く必要がなくなります 普通徴収 ( 個人納入 ) では年 4 回払いですが 特別徴収では 12 ヶ月に分割して毎月の給与から天引きされますので 納税者の 1 回あたりの負担が緩和されます 問 3 答 3 今まで特別徴収をしていなかったのに なぜ今更特別徴収をしないといけないのですか? 地方税法では 所得税を源泉徴収している事業者 ( 給与支払者 ) は 従業員の個人住民税を特別徴収しなければいけないことになっています ( 地方税法第 321 条の 4 及び各市町村の条例の規定により 所得税の源泉徴収義務がある事業者は 個人住民税の特別徴収義務者として包括的に指定され 住民税を特別徴収していただくことになっています )

問 4 今から特別徴収に切り替えるとなれば 手間もかかります これをすることで何かメリットはあるのですか 答 4 住民税の特別徴収は 前述 ( 答 3) のとおり事業者が行うべき法律上の義務とされています 住民税の特別徴収では 所得税のように 税額を計算したり年末調整をする手間はかかりません 税額の計算は 1 月末までに事業者の方から提出いただいた給与支払報告書等に基づいて市町村で行い 従業員ごとの住民税額を各市町村から通知しますので その税額を毎月の給料から徴収 ( 天引き ) し 合計額を翌月の 10 日までに 金融機関を通じて各市町村に納めていただくことになります また 特別徴収をすると 従業員一人ひとりがわざわざ金融機関へ納税に出向く手間を省くことができます さらに 普通徴収の納期が原則として年 4 回であるのに対し 特別徴収は年 12 回なので従業員 ( 納税義務者 ) の 1 回あたりの負担が少なくてすみます なお 従業員が常時 10 人未満の事業所には 申請により年 12 回の納期を年 2 回とする制度もあります ( 納期の特例の承認 ) 問 5 従業員 ( アルバイトやパートを含む ) であれば 全員特別徴収をする必要がありますか? 答 5 前述 ( 答 3) のとおり 所得税を源泉徴収している事業者は特別徴収をしなければならないこととされていますので 源泉徴収をされている従業員 ( アルバイトやパートを含む ) についても 所得税を源泉徴収するのと同時に 住民税についても特別徴収 ( 給与から天引き ) をしていただく必要があります ただし 給与の支給期間が 2 ヶ月に 1 回のみの支給による等 特別徴収によることが著しく困難な場合には 普通徴収の方法により徴収されます

問 6 特別徴収 の手順はどうなりますか? 税額の計算は市町村で行うため 所得税のように事業主が税額を計算したり 記帳したりする必要はありません 個人住民税の特別徴収義務者に対して 従業員等 ( 納税義務者 ) が 1 月 1 日現在住んでいた市町村から毎年 5 月 31 日までに 特別徴収税額の通知書 が送付されます 特別徴収税額の通知書には 6 月から翌年 5 月までに徴収していただく住民税額 ( 年税額及び毎月の額 ) が記載されていますので 毎月の給与から記載された月割額を徴収した上 翌月の 10 日までに当該市町村 ( 又は金融機関 郵便局 ) に納入してください 答 6 ( 金融機関によっては口座引き落とし等のサービスを行っているところもありますので ご確認ください なお 翌月の 10 日が金融機関等の休業日にあたる時は 翌営業日が納入期限になります ) 個人住民税の特別徴収の方法による納税のしくみ 1 給与支払報告書の提出給給市特 (1 月 31 日まで ) 納与別与税 3 特別徴収税額の通知徴 2 特別徴収税額の通知義所収支町 (5 月 31 日まで ) 務義得務払者)4 税の徴収者(者)5 税の納入者(村 (6 月から翌年 5 月 ( 翌月 10 日まで ) の給与支払時 )

問 7 特別徴収により納税するためにはどうすればよいですか? 答 7 毎年 1 月 31 日までに提出することになっている給与支払報告書 ( 総括表 個人別明細書 ) を各市町村に提出してください ( 地方税法第 317 条の 6) なお 当該給与支払報告書は 地方税法第 317 条の 7 において 提出しなかった事業者又は虚偽の記載をした事業者に対する罰則規定が設けられています 問 8 給与所得者が退職 転勤した場合はどうなりますか? 答 8 給与所得者に異動があった時には 特別徴収に係る異動届出書を提出いただく必要があります ( 例 ) 給与所得者が退職 休職したとき 給与所得者が転勤したとき 異動届出書については 異動が生じた翌月の 10 日までに提出をお願いします 問 9 1 月末に給与支払報告書を提出しました その後すぐに退職したのですが 異動届出書は提出する必要がありますか 答 9 異動した年の 1 月 1 日現在 本市 ( 町 村 ) に住所があり かつその年の 1 月 2 日から 5 月 31 日までの間に退職や転勤などによって給与の支払いを受けなくなった場合でも 給与支払報告に係る給与所得者異動届出書 を提出してください 異動届出書については 異動が生じた翌月の 10 日までに提出をお願いします

問 10 非課税の給与所得者が異動した場合でも届出が必要ですか? 非課税の方 ( 徴収すべき税額がゼロの方 ) や個人住民税を既に納入済みの方についても 異動があった場合には 異動届出答 10 書の提出が必要となりますので 翌月 10 日までに異動届出書を提出してください 特別徴収により納税した場合に 前納報奨金制度の適用はあ問 11 るのですか 答 11 前納報奨金は 普通徴収分の個人住民税を 第一期の納期限内に全期分を一括して納付した場合等に一定の割合で交付するもので 地方税法第 321 条第 2 項及び市町村の条例に基 づき 一部の市町村で実施されています 特別徴収 ( 給与天引 ) による場合は 前納報奨金制度の適用 はありません なお 給与所得については 地方税法第 321 条の 3 の規定により 原則として特別徴収によらなければならないこととされています 事業不振のため 特別徴収した個人住民税を納期限内に納税問 12 できないのですが 答 12 税金は納期限内に納税すべきことが法律で定められています 事業者が特別徴収した徴収金は 従業員からの預かり金であ り 事業不振とは関連性が認められないものです なお 納入すべき個人住民税を納期限内に納入しなかった特 別徴収義務者に対しては 業務上横領に類似するものとして 地方税法第 324 条第 2 項において罰則規定が設けられています