北陸地方整備局営繕グリーン化推進計画 2012 環境負荷低減に資する個別の取り組みの個票
N0 1 地球温暖化問題への対応 環境に配慮した官庁施設 ( グリーン庁舎 ) の整備 整備課 計画課 金沢営繕事務所 官庁施設の新築に当たり 予算の効率的な執行の中で負荷抑制 省エネルギー 省 CO2 等最大限環境に配慮した整備を実施する 新築する事務所用途の官庁施設について 以下の水準を満たすものとする 建築物の環境効率 (BEE 値 ):1.5 以上 PAL/CEC: 省エネ リサイクル支援法に基づく建築主の努力指針 運用 CO2:1990 年水準庁舎と比較して 30% 削減相当 ライフサイクル二酸化炭素排出量 (LCCO2):1990 年水準庁舎と比較して 15% 削減相当 事務所用途以外の官庁施設についても 可能な限り上記の水準を満たすものとする CASBEE- 新築 ( 簡易版 ) による確認 PAL/CEC 値の確認 グリーン庁舎評価システム (GBES) による確認 今年度新築した下記官庁施設において 上記評価による確認を行った 1 第九管区新潟航空基地庁舎については BEE 値以外は上記水準を満足した (BEE 値は空港地内のため 1.2 となった ) 2 新潟県警察機動隊宿舎棟については 事務所以外の用途が大部分であったが 可能な限り環境に配慮した整備とし PAL/CEC は上記水準を満足した
N0 2 地球温暖化問題への対応 既存の官庁施設における温暖化対策 整備課計画課 保全指導 監督室 金沢営繕事務所 設備機器等の更新時に 積極的にグリーン化技術を採用し 既存の官庁施設の省エネ及び CO2 排出削減を図る 改修後の消費エネルギーの把握を行い 運用のフォローアップ 設計へのフィードバックを行う 設備機器等の老朽更新時に 省エネ 省 CO2 効果の高い技術を採用し 既存の官庁施設の省エネ CO2 排出削減を図る 採用した技術の省エネルギーの効果を把握するため 改修前後のエネルギー消費量の把握を行う 改修工事における グリーン化技術の採用状況の確認 改修工事設計段階における削減効果の試算状況の確認 改修工事実施前後のエネルギー消費量把握状況の確認 今年度実施した設備機器等の改修工事において 上記評価による確認を行った 施設名 採用したク リーン化技術 設計段階における削減効果の試算 工事実施前後のエネルキ ー消費量 新発田地方合同庁舎 七尾法務総合庁舎 高効率熱源 空調機 VAV 14% 削減計測中 高効率熱源 13% 削減計測中 七尾法務総合庁舎 高岡税務署 富山職安 初期照度補正 人感センサー 昼光連動 高効率熱源 空調機 VAV 初期照度補正 人感センサー 昼光連動 37% 削減 18% 削減 11% 削減計測中 40% 削減 52% 削減 新潟県警察学校高効率熱源 6% 削減計測中
N0 3 地球温暖化問題への対応 LCEM 手法を活用した官庁施設整備の推進 整備課 金沢営繕事務所 官庁施設において 企画 設計 施工 運用段階を通して一環した省エネルギーを図るため LCEM 手法の活用を推進する 空調システムの企画 設計段階において LCEM ツールを活用する 空調システムの企画 設計及び施工 運用段階において 実施した件数の確認 企画 設計段階において 空調改修工事の設計 3 件に対して 100% 実施し 設計に反映させた
N0 4 地球温暖化問題への対応空調設備の効率的なCO2 対策の実施の検討 整備課 空調システムにおける新技術や新工法を採用し環境負荷低減を図る 大温度差送水システムや床吹出し空調システム等のクールビズ / ウォームビズ空調システム及び地中熱利用や太陽熱利用等の再生可能エネルギー利用空調システムの採用を検討する クールビズ / ウォームビズ空調システムや再生可能エネルギー利用空調システムの採用数 クールビズ / ウォームビズ空調システムを対応可能な空調改修工事において 100% 採用した
N0 5 分類 取組 地球温暖化問題への対応 建設現場における CO2 削減の推進 担当課室 技術 評価課 ( 整備課 保全指導 監督室 金沢営繕事務所 ) 取組の概要 建設現場における CO2 削減活動事例の収集及び排出量把握調査を基に効果的な取組を情報提供し 建設現場における CO2 削減に役立てる 建設現場における CO2 削減活動事例の収集 整理 建設現場における効果的な CO2 削減活動の取り纏めと情報提供 効果的な CO2 削減活動の情報提供状況 石川県警察学校 (11) 建築工事において実施した CO2 排出削減活動の事例を収集した 今後 排出量削減活動とその効果について試算し 次年度着工の現場に情報提供を行い活用する
N0 6 地球温暖化問題への対応 政府実行計画 への対応 計画課 日本再生戦略の最重要分野 エネルギー 環境 及び 政府がその事務及び事業に関し温室効果ガスの排出の抑制等のため実行すべき措置について定める計画 に基づき 建築物の建築 整備等にかかる必要な施策を実施する 環境負荷の低減を図るグリーン庁舎の整備 促進を図り 下記の整備を検討する LED 照明等の整備 空調設備等における高効率機器の整備 複層ガラス (Low-e) 等の整備 太陽光発電の整備 整備状況を施設数にて確認 環境負荷の低減を図るグリーン庁舎の整備のうち 平成 23 年度と比較した結果 以下のとおり整備が進んだ 対象施設は所管予算及び支出委任予算で工事を行う管内 80 施設を確認した LED 照明等の整備における Hf 化は 2 施設の工事を実施し整備率が 2.5% 増加した 空調設備等における高効率機器の整備については 3 施設の工事を実施し整備率が 3.7% 増加した 太陽光発電の整備については 2 施設の工事を実施し整備率が 1.2% 増加した
N0 7 循環型社会に向けた対応公共建築物における木材の利用の推進 整備課 保全指導 監督室 金沢営繕事務所 森林資源等の積極的利用により 循環型社会の形成に貢献する 設計及び施工中の物件において 内装等の木質化を図る 設計例 実施例面積 新潟県警機動隊宿舎棟工事のおいて 木質フローリンク 面積を延べ床面積に対し 31% 実施した
N0 8 循環型社会に向けた対応 大規模リニューアルの計画的な実施 計画課 大規模リニューアル実施の可否を検討したうえで適切に事業化を図ることにより 既存建築物の構造躯体などの再利用を図り 廃棄物の発生抑制等を促進する 施設の整備計画を検討する場合 大規模リニューアルの実施の可否を検討する 大規模リニューアル検討施設 本事業の対象外となる合同庁舎を除いた施設のうち 中期的に建替え時期を迎える施設 狭隘が生じている施設 耐震性能が劣っている施設などの条件を設定し 5 施設を選定検討した結果 対象施設は無かった なお 今後も施設の劣化状況により 必要に応じて検討を行う
N0 9 施設管理者等への保全指導 技術協力 環境対策に関する保全指導 情報提供 保全指導 監督室 金沢営繕事務所 政府実行計画の技術協力のため 官庁施設のエネルギー使用量の把握と傾向等の分析を行い 施設管理者に対して情報提供に努める エネルギー指標に係る判断指標により 適切な保全指導を実施する 1 様々な会議においてエネルギー等の使用方法についての指導 助言 技術協力等を実施する 2 保全指導等において指導 助言 技術協力等を実施する 3 既存官庁施設における節電への対応のため節電相談窓口を設置し 技術的な協力 支援を行う 1 各種会議での情報提供の状況 ( 開催件数 出席機関数 ) を確認する 2 保全指導等の情報提供件数を確認する 3 相談施設数 運用改善の支援 指導状況 ( 相談元 指導内容 ) を取りまとめる 1 エネルギー等の使用方法について指導 助言を行った会議開催件数 :7 件 出席機関数 :131 機関 ( 延べ数 ) 2 保全指導等の情報提供件数 :21 件 3 運用改善の支援 指導の一環として 節電について各官署に対応 対策等の情報提供を行った ( 件数 :16 件 )