HP Prime バーチャル電卓
Windows は 米国 Microsoft Corporation およびその関連会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です 本書の内容は 将来予告なしに変更されることがあります HP 製品およびサービスに関する保証は 当該製品およびサービスに付属の保証規定に明示的に記載されているものに限られます 本書のいかなる内容も 当該保証に新たに保証を追加するものではありません 本書に記載されている製品情報は 日本国内で販売されていないものも含まれている場合があります 本情報の内容につきましては万全を期しておりますが 本情報の技術的あるいは校正上の誤り 省略に対して責任を負いかねますのでご了承ください 当社は 本書の誤りや本書の提供 内容の実施 また本書の利用によって偶発的あるいは必然的に生じる損害については責任を負わないものとします 製品規制 および環境情報 製品規制 および環境情報 は この製品に付属している CD で提供されています 2015 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 初版 :2015 年 4 月 製品番号 :813270-291
目次 1 はじめに... 1 2 お使いになる前に... 2 3 メニューバー... 3 [ 電卓 ]... 3 [ スキン ]... 3 [ 編集 ]... 4 [ ヘルプ ]... 4 4 Windows コントロール... 5 5 コンピューターのキーボードとの対応... 6 6 コピーおよび貼り付けの使用... 8 7 HP Prime バーチャル電卓と HP 接続キットの連携... 9 8 HP Prime バーチャル電卓と HP Prime グラフ電卓の連携... 10 双方向通信... 10 iii
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1 はじめに HP Prime バーチャル電卓は HP Prime グラフ電卓をエミュレートするソフトウェアアプリケーションです このバーチャル電卓は Windows コンピューター上に HP Prime グラフ電卓の実機とまったく同じ外観で表示されます バーチャル電卓を操作するには コンピューターのキーボードを使用してキーの組み合わせを入力します また バーチャル電卓のインターフェイス上のキーおよびボタンをマウスで押すことも可能です 注記 : このドキュメントには HP Prime グラフ電卓の操作方法は記載されていません 操作方法については HP Prime グラフ電卓ユーザーガイド を参照してください このユーザーガイドを入手するには http://www.hp.com/jp/support/ にアクセスして [ サポート & トラブルシューティング ] をクリックし [ 製品名 番号で検索 ] フィールドに HP Prime と入力して [ 次へ ] をクリックします 検索結果の中から お使いの電卓に対応するリンクをクリックします 1
2 お使いになる前に インストール時にコンピューターのデスクトップ上にアプリケーションのアイコンを作成した場合は そのアイコンをダブルクリックして HP Prime バーチャル電卓を起動します デスクトップ上にアプリケーションのアイコンを作成しなかった場合は 以下の操作を行います 1. コンピューターの [ スタート ] メニューを開きます 2. [HP 電卓 ] フォルダーを開きます 3. [HP Prime バーチャル電卓 ] アプリケーションのアイコンを選択します バーチャル電卓の起動後は マウスで仮想的なキーおよびボタンをクリックできます [ プログラム ] エディターおよび [ 注記 ] エディターでは コンピューターのキーボードからコマンドおよびテキストを直接入力できます また [ リスト ] エディターおよび [ 行列 ] エディターでも コンピューターのキーボードから数値および式を入力できます さらに [ ホーム ] 表示または [CAS] 表示 そしてすべての入力フォームでは 数値および式をコンピューターのキーボードから直接入力したり マウスでバーチャル電卓のキーをクリックしたりできます 2 第 2 章お使いになる前に
3 メニューバー [ 電卓 ] [ スキン ] メニューバーには [ 電卓 ] [ スキン ] [ 編集 ] [ ヘルプ ] という 4 つのメニューがあります メニューが表示されていない場合に表示するには 電卓画面を除く電卓上の任意の場所を右クリックし [ 電卓 ] [ タイトルバーの非表示 ] の順にクリックします [ 電卓 ] メニューには以下のオプションがあります [ タイトルバーの非表示 ]: アプリケーションのタイトルバーの表示 / 非表示を切り替えます [ リセット ]: バーチャル電卓をリセットします ( つまり すべてのデータを削除し すべての設定を初期設定値に戻します ) [ 接続先 ]: 接続可能な HP Prime バーチャル電卓および HP Prime グラフ電卓の一覧を表示します [ アップデートを確認 ]: アプリケーションのアップデートを確認します [ 言語 ]: バーチャル電卓で使用する言語を選択します [ 終了 ]: バーチャル電卓を終了します バーチャル電卓で採用されている 電卓の実機とまったく同じ外観はスキンと呼ばれます それぞれ解像度の異なる 複数のスキンを利用できます [ スキン ] メニューでは お使いのディスプレイでの表示に最も適したスキンを選択できます オプションは 次のとおりです [Prime( 小 )] [Prime( 中 )] [Prime( 大 )] [Prime( 横 )] [Prime( コンパクト )] [ 電卓 ] 3
[ 編集 ] [ ヘルプ ] [ 編集 ] メニューには以下のオプションがあります [ コピー ]: バーチャル電卓からクリップボードに テキスト 数値 または式をコピーします [ 貼り付け ]: クリップボードからバーチャル電卓内のカーソル位置に テキスト 数値 または式を貼り付けます [ 画面のコピー ]: 表示されるダイアログボックスで 以下の操作を実行できます 電卓画面の画像をクリップボードにコピーします 電卓画面の画像を保存します [ コピー ] と [ 貼り付け ] を併用すると よく使用する数式をドキュメントからコピーして バーチャル電卓の [CAS] 表示または [ ホーム ] 表示に貼り付けることができます [ 画面のコピー ] を選択すると [ スクリーンショット ] ダイアログボックスが開き このボックスで電卓画面の画像のコピーまたは保存が可能です なお 電卓の画面キャプチャが必要な教材やレポートを作成するときは このダイアログボックスを開いたままにできます [ スクリーンショット ] ダイアログボックスには 以下のオプションおよびボタンがあります [ 枠線 ]: スライダーバーを使用して 画像に枠線を付けたり 枠線の太さを変更したりします [ サイズ ]: スライダーバーを使用して 画像のサイズを変更します [ キャプチャ ]: 電卓に現在表示されている内容を反映するように画像を更新します [ コピー ]: 現在の画像のコピーをクリップボードに保存します [ 保存 ]: 画像のコピーをファイルに保存します この場合 保存するファイルの名前および場所を指定できます [ 閉じる ]:[ 画面のコピー ] ダイアログボックスを閉じます [ ヘルプ ] メニューには以下のオプションがあります [ クイックスタートガイド ]: HP Prime グラフ電卓クイックスタートガイド を開きます [ ユーザーガイド ]: HP Prime グラフ電卓ユーザーガイド を開きます [ ヘルプ ]: HP Prime バーチャル電卓ユーザーガイド ( このドキュメント ) を開きます [ データストリーマー ]: HP StreamSmart 410 ユーザーガイド を開きます [HP.com に移動 ]:HP の Web サイトを開きます [ バージョン情報 ]: 実行中のバーチャル電卓アプリケーションのバージョン情報を表示します 4 第 3 章メニューバー
4 Windows コントロール HP Prime バーチャル電卓は 標準の Windows コントロールを備えています こうしたコントロールは アプリケーションウィンドウの右上隅に配置されています マイナス記号をクリックすると ウィンドウがタスクバー上のアイコンに変わります [x] をクリックすると アプリケーションが終了します 中央のアイコンをクリックすると 電卓画面が最大サイズになり キーボードが画面の右側に移動します このアイコンをもう一度クリックすると 初期設定のスキンサイズに戻ります 5
5 コンピューターのキーボードとの対応 すでに説明したように コンピューターのキーボードを使用して バーチャル電卓に文字および数値を直接入力できます 次の表ではこれに加えて コンピューターのキーボードと HP Prime グラフ電卓のキーボードの対応を示します コンピューターのキー グラフ電卓のキー f1 f2 f3 f4 f5 f6 f7 f8 f9 esc backspace ctrl tab 6 第 5 章コンピューターのキーボードとの対応
コンピューターのキー グラフ電卓のキー page up page down ( テンキー ) home enter 7
6 コピーおよび貼り付けの使用 バーチャル電卓で利用できるコピーおよび貼り付けの操作は 2 種類あります まず 電卓内では または を押すことでコピーおよび貼り付けが可能です この場合 は 電卓内部のクリップボードを使用して 電卓内の領域間でデータ テキスト 式といったテキストベースのオブジェクトのコピーおよび貼り付けを行います 次に [ 編集 ] メニューのコピーおよび貼り付けのオプションを使用することで バーチャル電卓からデータをコピーして別のアプリケーションに貼り付けたり それとは逆に 別のアプリケーションからデータをコピーしてバーチャル電卓に貼り付けたりできます この場合は コンピューターのクリップボードを使用します たとえば 数式およびコマンド さらにはプログラム全体を HP Prime グラフ電卓ユーザーガイド からコピーして バーチャル電卓に直接貼り付けることができます これを行うには PDF などのドキュメントからコピーするテキストを選択し アプリケーションのメニューバーにある [ 編集 ] をクリックしてから [ コピー ] をクリックします ( または ctrl + c を使用します ) そして バーチャル電卓内の適切な表示またはエディター ([ ホーム ] 表示 [ プログラムカタログ ]/[ プログラム ] エディターなど ) に移動し コピーした内容を配置する場所をクリックして メニューバーの [ 編集 ] をクリックしてから [ 貼り付け ] をクリックします ( または ctrl + v を使用します ) これで 選択したテキストがバーチャル電卓に貼り付けられます この方法は HP Prime 電卓のプログラミングを始める場合や 任意のアプリケーションや [ ホーム ] 表示または [CAS] 表示に複雑な式を入力したりする場合に最適です また コンピューターからスプレッドシートのデータをコピーして [1 変数統計 ] アプリケーションまたは [2 変数統計 ] アプリケーションの [ 数値表示 ] に貼り付けることもできます さらに HP 接続キットから質問票データを取得してアプリケーションとして保存し アプリケーションから質問票データの結果をコピーしてスプレッドシートに貼り付けることも可能です ただし ドキュメントの種類や使用されているフォントによっては バーチャル電卓で一部の文字が正しく認識されず 手動での編集が必要になる場合もあります 8 第 6 章コピーおよび貼り付けの使用
7 HP Prime バーチャル電卓と HP 接続キットの連携 HP 接続キットは 複数の HP Prime グラフ電卓への接続を実現するアプリケーションです 接続後 このアプリケーションを使用して 接続先の電卓にコンテンツを送信したり 電卓の動作を監視したりすることが可能になります HP 接続キットの機能 および HP Prime グラフ電卓と連携させる方法について詳しくは HP 接続キットユーザーガイド を参照してください また HP 接続キットは HP Prime バーチャル電卓と連携させることもできます そのためには 同じコンピューター上で HP 接続キットと 1 つまたは複数のバーチャル電卓を同時に実行する必要があります 実行されているバーチャル電卓がそれぞれ HP 接続キットの電卓枠および [ 監視 ] ウィンドウに表示されます 次の図は バーチャル電卓が接続された HP 接続キットの例です HP 接続キットと HP Prime グラフ電卓の実機を連携させる場合と同様に HP 接続キットとバーチャル電卓の間でもデータ ( アプリケーション プログラムなど ) を共有できます 9
8 HP Prime バーチャル電卓と HP Prime グラフ電卓の連携 HP Prime グラフ電卓に付属している USB-microUSB ケーブルを使用すると HP Prime バーチャル電卓から HP Prime グラフ電卓の実機にデータを送信できます ケーブルの標準 USB コネクタをコンピューターに microusb コネクタを HP Prime グラフ電卓の上部に接続します 次に HP Prime バーチャル電卓を起動します バーチャル電卓のメニューバーで [ 電卓 ] [ 接続先 ] の順にクリックしてから 電卓の実機の名前を選択します 任意のカタログ ([ リスト ] [ 行列 ] [ 注記 ] または [ プログラム ]) で 接続された HP Prime グラフ電卓に送信するオブジェクトを選択し [ 送信 ] を選択します 双方向通信 電卓間の通信は双方向で行うことができます つまり HP Prime バーチャル電卓から電卓の実機への送信も その逆も可能です また どちらの電卓でも [ メモリ管理者 ] を使用できます [ メモリ管理者 ] を開くには を押します 送信側の電卓から受信側の電卓にすべてのデータを送信す るには [ 複製 ] を選択します どれかのカテゴリ ([ アプリ ] [ プログラム ] など ) を選択し [ 表示 ] を選択して該当するカタログを開きます その後 前に述べたように必要な項目を選択してから [ 送信 ] を選択します 10 第 8 章 HP Prime バーチャル電卓と HP Prime グラフ電卓の連携