高砂市民病院改革プラン

Similar documents
<89FC926A8EAD8E B28DB8955C816995CA8E A2E786C73>

21年度表紙面付け

21年度表紙面付け

別記 1 団体コード 施設コード 新公立病院改革プランの概要 団体名 プランの名称 策定日 国保国吉病院組合 いすみ医療センター新改革プラン 平成 30 年 3 月 29 日 病院の現状 ( 1) 地域医療構想を踏まえた役割の明確化 1 2 対象期間 病院名 所在地 病床数 診

資金不足等解消計画書 平成 30 年 9 月 山形県病院事業

<8CF697A FC8A E786C73>

10. と畜場事業 Ⅰ 概要及び沿革と畜場事業は 食用に供する目的で 獣畜 ( 牛 馬 豚 めん羊及び山羊 ) をと殺し 又は解体するために施設を設置し 必要な施設及び設備の維持管理や と畜検査員による食肉の衛生検査を行い 生産者にとっての畜産物の供給先を提供するものである と畜場は と畜場法の第

加賀市病院事業改革プラン進捗状況 ( 地域医療審議会資料 ) 平成 23 年 9 月 加賀市

Ⅰ 新改革プランの策定 1. 策定の趣旨 公立病院は 地域における基幹的な医療機関として 地域医療の確保のため重要な役割を果たしていますが 多くの公立病院で経営状況の悪化や医師不足等のために 医療提供体制の維持が厳しい状況になっていることから 総務省では 平成 19 年 12 月に 公立病院改革ガイ

町立宝達志水病院改革プラン 平成 29 年 5 月 宝達志水町

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

高槻市水道事業経営効率化計画

<34B DE096B12E786C73>

<4D F736F F D DB892E88CF68A4A816A819F C8E5A90E096BE8E9197BF A5F F4390B32E646F6378>

平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

第 2 章 12 宅地造成事業 12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総

国民健康保険志雄病院経営健全化計画 ( 改革プラン ) 実施状況 平成 26 年 11 月 国民健康保険志雄病院

2. 療養型病院 (1) 機能性の状況 療養型病院 施設数 ( 施設 ) 470 病床数 ( 床 ) 利用率 90.3 在院日数 ( 日 ) 92.7 入院外来比 0.52 新患率 日平均患者数 ( 人 ) 入院 外来 床当たり医業収益 ( 千円 )

Taro-HP用④港湾jtd.jtd

<4D F736F F D C6F89638E CC8A B98E968BC6816A2E646F6378>

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

市立美唄病院経営健全化計画書 平成 22 年 3 月 美唄市

第3 法非適用企業の状況

<82548EC090D1834F C888E5A939D8C76816A2E786C73>

 資 料 2 

資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

平成 27 年度新潟県病院事業決算の概要 高度医療の提供 県民から信頼される県立病院づくり 災害に備えたトリアージ訓練 出向く医療 ~ 訪問看護 ~ 新潟県病院局

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

仙北市地域医療計画

Taro-中期計画(別紙)

議案第 59 号 平成 28 年度安芸高田市水道事業会計補正予算 ( 第 1 号 ) ( 総則 ) 第 1 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計の補正予算 ( 第 1 号 ) は 次に定めるところによる ( 収益的収入及び支出 ) 第 2 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計予算 ( 以下

健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

H30æ…–å€±å–¬éŒ‰ã••æ³ŁäººHPçfl¨.xbd

( 図表 1) 平成 28 年度医療法人の事業収益の分布 ( 図表 2) 平成 28 年度医療法人の従事者数の分布 25.4% 27.3% 15.8% 11.2% 5.9% n=961 n=961 n= % 18.6% 18.5% 18.9% 14.4% 11.6% 8.1% 資料出所

<4D F736F F D C6F89638E CC8A BA908593B98E968BC6816A2E646F6378>

<8BC696B18FF38BB595F18D908F9188EA8EAE A E352E C482CC A2E786C73>

貝監第  号

学校法人加計学園平成 28 年度財務の概要 貸借対照表 ( 表 1) 資産の部 科 目 平成 29 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 本年度末前年度末増減 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 その他の有形固定資産 特 定 資 産 そ の 他 の 固 定 資 産 流動資産

<4D F736F F D20819A819A81798B4C8ED294AD955C817A30315F967B95B >

<4D F736F F D A6D92E8817A95BD90AC E937895EF8A87944E8E9F8DE096B195F18D908F912E646F63>

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

塩竈市立病院新改革プラン ( 案 ) 平成 29 年 1 月

2

2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の概要 ページ Ⅰ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算の内容 1 Ⅱ.2018( 平成 30) 年度 12 月補正予算書の概要 3

『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

<81798DCF817A91E6325F958D955C D955C F1934B816A2E786C73>

(2) 料金形態 * 施設ごとの状況が分かるよう記載すること 料金の概要 考え方 温泉使用料月額毎分 1 リットル当たり 2,592 円 ( 湯梨浜町営温泉施設の設置及び管理に関する条例第 10 条第 2 項の規定によります ) 温泉スタンド利用料 1 回 97 リットル 100 円 ( めぐみのゆ

<95E290B3975C8E5A8F91967B95B62E656361>

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

< C668DDA C8E5A814091B989768C768E5A8F DD8ED891CE8FC6955C2E786477>

県医労.indd

05_・医そ繝・ヨ迚茨シ芽ウ・侭・点譁ー蜈ャ遶狗羅髯「謾ケ髱ゥ繧ャ繧、繝峨Λ繧、繝ウ

大垣市民病院改革プラン実施計画の概要 1. 実施計画策定までの経緯総務省が平成 19 年 2 月に示した 公立病院改革ガイドライン を踏まえ 当院では 平成 21 年 3 月に 大垣市民病院病院改革プラン を策定し 病院事業経営の改革に総合的に取り組みました 平成 25 年度以降 改革プランは 大垣

2 収支の状況 一般病院の収支の状況は次のとおりです 1 収益構造として 総収益に占めるの割合は96.0 に占める収入の割合は69.1 同収入の割合は26.7 でした 2 に対する費用の割合は 人件費率 52.4 前年度比 0.1ポイント増 医療材料費率 21.5 同 0.3ポイント増 給食材料費率

平成30年度収支予算

<4D F736F F F696E74202D DE096B18F94955C82CC82C682E782A695FB82CC837C DC58F4994C5816A2E >

務の概要1-(1) 年度別損益計算書 科目 年度 水道事業収益 金額構成比金額構成比金額構成比 24 年度 25 年度 26 年度 円 % 円 % 円 % % % % 2,889,032, ,859,117, ,359,612,

最終.indd

<4D F736F F D20834F838D815B836F838B8F5A94CC81408C768E5A8F9197DE E718CF68D90817A E36>

平成 30 事業年度予算の概要 平成 30 事業年度予算は 拠出金収入 手数料収入 運営費交付金等により実施する救済 審査 安全対策の各業務に係る所要経費を適切に上し 国の平成 30 年度予算に上されている事業を盛り込むとともに 中期画に掲げた目標達成に必要な経費を上している 予算 29 年度 (

キャッシュ・フロー計算書について

水光No49 最終.indd

Microsoft Word - 潟上市下水道事業経営戦略

事業活動による収支 施設型給付費 0 特例施設型給付費 特例施設型給付費 0 地域型保育給付費 地域型保育給付費 0 特例地域型保育給付費 特例地域型保育給付費 0 委託費 0 利用者等利用料 利用者等利用料 ( 公費 ) 0 利用者等利用料 ( 一般

の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

瀬戸内市民病院新改革プラン 平成 29 年 3 月 瀬戸内市

< C8E862E786C73>

2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

決算

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

2007財政健全化判断比率を公表いたします

(Microsoft PowerPoint - 25\215\340\226\261\203\214\203|\201[\203g\201iver.1\201j.pptx)

Microsoft Word - fcgw03wd.DOC

Microsoft PowerPoint - gennjyou.ppt [互換モード]

平成31年3月期 第2四半期決算短信〔日本基準〕(非連結)

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

財務の概要 (2012 年度決算の状況 ) 1. 資金収支計算書の概要 資金収支計算書は 当該会計年度の教育研究活動に対応するすべての資金の収入 支出の内容を明らかにし かつ 当該会計年度における支払資金の収入 支出の顛末を明らかにするものです 資金収支計算書 2012 年 4 月 1 日 ~201

新規文書1

1-(2) 年度別損益計算書 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水道事業収益 営業収益 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,723,243,156 72,905,703 62,968,785 3,194,

12 70, , , , , , , , , , , , , ,0

1. 病院経営の鍵となる指標 病床利用率の推移 1.1 病床稼働率は平均80 強 病院報告 病床稼働率と病床数の不思議な関係 は入院収益そのものに直結します人件費や設備投資などの固定費が多い病院 全病床 6 精神病床 5 は 病床稼働率が一定の水準を下回ると一気に赤字経営に陥りますそのた

19

平成 21 年度 武雄市工業用水道事業会計決算書 武雄市水道部水道課

1. 法人の概要 様式 1-1 公益財団法人神戸都市問題研究所企画調整局 住所 電話 078(252)0984 神戸市中央区浜辺通 5 丁目 1 番 14 号神戸商工貿易センタービル18 階 FAX 078(252)0877 ホームページアドレス

資金収支内訳表 第一号第二様式 勘定科目社会福祉事業公益事業収益事業合計内部取引消去法人合計 介護保険事業 386,515,649 72,527, ,043, ,043,312 医療事業 6,093,073 6,093,073 6,093,073 事収経常経費寄附金 675,

180222_中期計画別紙②


イがん診療の強化 1 消化器病センター及び乳腺センター消化器内科と連携の下で外科を強化し 消化器を中心としたがん治療などを行う消化器病センターを設置するとともに 乳がんへの対応強化のため乳腺センターを設置します 2 呼吸器外科の新設 ( 肺がんへの対応 ) 呼吸器外科を新設し 肺がんへの対応を強化し

highlight.xls

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

社会福祉法人名社会福祉法人井栗福祉会 第一号第四様式 ( 第十七条第四項関係 ) ふじの木保育園拠点区分資金収支計算書 ( 自 ) 平成 29 年 4 月 1 日 ( 至 ) 平成 3 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 支出保健衛生費支出 65, 648,383 1,617 勘定科目 予算

平成11年度決算:計数資料



平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

2. キャッシュ フローの状況 (1) 営業活動によるキャッシュ イン 6,095 億円 ( 前期比 +290 億円 ) ビジネス 観光ともにご利用が順調に推移し 当社の運輸収入が増加したことに加え 法人税等の支払額が減少したことなどにより 営業活動の結果得られた資金収入は増加 (2) 投資活動によ

Transcription:

高砂市民病院改革プランの見直し項目 平成 24 年 12 月見直し 高砂市民病院

1 改革プランの修正にあたって ( 主たる変更事項 ) 平成 22 年度に経常収支黒字を達成し 23 年度の改革プラン見直しにおいては黒字達成の22 年度を標準に据え経常収支均衡に向け取り組んできた 平成 23 年度の決算は 経常収支 68 百万円と ほぼ収支均衡した状況となり 現経営形態である地方公営企業法全部適用で経営を続けて行く方針を決定したところである 地方病院では深刻な医師不足が続く中 地域密着型の病院を目指し 広く患者を受け入れていく方向性を定め 透析病床の拡充 緩和ケア病棟を開設することを決め 平成 25 年 7 月の運用開始に向け準備を進めているところである 今回の見直しに当たって 透析 緩和ケア病棟の開設という大きな収益構造の変化が見込まれ また 主要科において医師異動による減収が予測されることから 現在の収支にこれら増減収を見込み 改革プラン最終年度である平成 27 年度までに収支均衡させるべく収支目標を作成したものである 対 24 年度経常収支効果額 ( 主な変動要因に対する影響額 ) ( 単位 : 百万円 ) 経費削減 H24 H25 H26 H27 備考 透析 緩和ケア病棟効果額 0-294 -396-462 医師人件費 (+1 人 ) -19 (+1 人 ) -19 (+1 人 ) -19 当該病棟看護師人件費 (+28 人 ) -224 (+33 人 ) -264 (+35 人 ) -280 薬品 材料費 -20-67 -109 経費 ( リース 光熱水費 備品 ) -28-20 -28 その他 ( 減価償却 支払利息 ) -3-26 -26 病棟再編による人件費 0 216 216 216 2 開設 ( 透 緩 ) 1 病棟休止 透析 緩和へ配転 (27 人 ) 216 (27 人 ) 216 (27 人 ) 216 1 休止主要科医師異動による効果額 0 53 53 53 医師人件費 19 19 19 薬品 材料費 34 34 34 その他 ( 支払利息 - 高額機器減価償却 + 等 ) 0 21 29 18 小計 0-4 -98-175 収入増加 H24 H25 H26 H27 備考 透析 緩和ケア病棟効果額 0 86 366 566 入院収益増 ( 緩和ケア ) 44 219 320 外来収益増 ( 透析病棟 ) 30 127 222 一般会計繰入 ( 高度医療機器 ) 12 20 24 主要科医師異動による収益変動 0-136 -136-136 小計 0-50 230 430 合計 0-54 132 255 経常収支見込 -157-211 -25 98

2 病院の現状について 2-1 平成 24 年度上半期の経営状況について 1 医業収益上半期 (4 月 ~9 月 ) における収益状況は 昨年同期と比較すると医業収益が 69,311 千円の減となっています これは整形外科 脳神経外科の入院患者数の減少に伴う入院収益の減が主な原因となっております 外来収益は前年度同期比で 1,549 千円の増となっております 2 医業費用医業費用については16,485 千円の増となっております これは材料費が大幅に削減できている一方で 職員数の増加による給与費の増及び医療情報システム更新に伴う賃借料の増が主な原因となっております 2-2 平成 24 年度の取組みについて 1 診療報酬加算取得 ( 新規届出 13 件のうち主たる加算 ) 感染防止対策地域連携加算糖尿病透析予防指導管理料患者サポート体制充実加算病棟薬剤業務実施加算 2 経営形態について現形態である地方公営企業全部適用で継続してゆくことの方針決定 3 予防医療の充実特定健診 がん検診に参加することを決定人間ドック強化のためマニュアルを整備糖尿病透析予防外来開設生活習慣病予防のための栄養指導充実頚動脈エコーの検査枠拡充労災保険 2 次健康診断受入拡充 4 透析 緩和ケア病棟開設決定透析病棟開設に向けた現透析病床の拡充緩和ケア病棟開設に向けたターミナル患者の受入れ 5 医師確保内科 眼科 耳鼻咽喉科各 1 名増員 6 ペインクリニック開設 7 術前術後のリハビリ充実 ( 呼吸器リハ 嚥下リハ ) 8 企業への出前講座実施

2-3 平成 24 年度収支予測及び改革プランの進捗状況について今年度上期の実績は 外来収益が前年比較で伸びているものの 入院患者が対前年 10 人 / 日程度減少しており 10 人分の減収額は1 億 5 千万円近くに及んでいる 10 月に入り回復のきざしがみえるものの 平成 24 年度経常収支予測は 157 百万円の赤字となる見込みです 3 収支均衡に向けた今後の方針 3-1 数値目標 ( 透析 緩和病棟等収益構造の大幅な変革のため新規に設定 ) 経常収支比率 職員給与比率病床稼動率 医業収支比率 1 日平均入院患者数 ( 人 ) 1 日平均外来患者数 ( 人 ) 患者紹介率 透析患者数 ( 年度末 )( 人 ) 緩和ケア 1 日平均入院患者数 ( 人 ) 平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 97% 96% 99% 101% 56% 58% 55% 53% 53.9% 71% 75% 80% 80% 68.2% ( 運用病床数 ) (255) (223) (223) (223) (290) 92% 90% 92% 93% 96.1% 181 168 178 178 750 750 750 750 41% 40% 40% 40% 備考 H23 98.8% 191.5 703 41.9% 104 124 148 172 90 0 6 16 16 0 3-2 経営効率化への取組みについて 1) 収益確保対策 1 透析 緩和病棟円滑運用に向けたマニュアル及び人員体制整備 2 病棟再編人材を有効活用及び透析 緩和の収益確保のため 入院を 5 病棟体制に再編する 3 医師確保 看護師確保対策女性医師及び看護師確保のため 院内保育の平成 26 年度開設に向けた準備 4 予防医療の充実がん検診 特定健診の実施生活習慣病予防の推進 5 新規施設基準の取得 6 近隣企業への PR 2) 経費削減 抑制対策 1 薬品費 委託料の更なる削減を図るため 近隣病院と情報共有 比較検討を行う 2 経営状況に応じた人員の適正配置 4 収支計画

平成 24 年 12 月現在 団体名 ( 病院名 ) 高砂市 ( 高砂市民病院 ) 1. 収支計画 ( 収益的収支 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度特例債償還 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度終了年度 ( 実績 ) 区分 (27 年度 ) 1. 医業収益 a 5,225 5,110 5,049 5,321 5,517 収 (1) 料金収入 4,908 4,798 4,734 4,995 5,185 (2) そ の 他 317 312 315 325 331 う ち 他 会 計 負 担 金 165 165 165 165 165 2. 医 業 外 収 益 420 435 418 475 510 (1) 他会計負担金 補助金 378 399 382 439 474 (2) 国 ( 県 ) 補 助 金 0 0 0 0 0 (3) その他 42 36 36 36 36 入経常収益 (A) 5,645 5,545 5,467 5,796 6,027 1. 医業費用 b 5,438 5,551 5,621 5,771 5,888 支 (1) 職員給与費 c 2,814 2,865 2,882 2,913 2,929 (2) 材 料 費 1,149 1,141 1,127 1,174 1,216 (3) 経 費 797 874 938 988 1,036 (4) 減 価 償 却 費 145 148 148 169 181 (5) そ の 他 533 523 526 527 526 2. 医 業 外 費 用 275 151 56 49 41 (1) 支 払 利 息 178 148 53 46 38 出 (2) その他 97 3 3 3 3 経常費用 (B) 5,713 5,702 5,677 5,821 5,929 経常損益 (A)-(B) (C) 68 157 211 25 98 特 1. 特別利益 (D) 300 0 0 0 0 別損 2. 特別損失 (E) 1 1 1 1 1 益特別損益 (D)-(E) (F) 299 1 1 1 1 純 損 益 (C)+(F) 231 158 212 26 97 累 積 欠 損 金 (G) 8,003 8,161 8,373 8,399 8,301 流動資産 ( ア ) 1,103 916 675 582 596 不流動負債 ( イ ) 303 303 303 303 303 良うち一時借入金 0 0 0 0 0 翌年度繰越財源 ( ウ ) 債当年度同意等債で未借入又は未発行の額 ( エ ) 務不良債務差引 { ( イ )-( エ ) } -{( ア )-( ウ )} ( オ ) 800 613 372 279 293 単年度資金不足額 ( ) 221 187 241 93 14 (A) 経常収支比率 (B) 100 98.8 97.2 96.3 99.6 101.7 ( オ ) 不良債務比率 a 100 - - - - - a 医業収支比率 b 100 96.1 92.1 89.8 92.2 93.7 (c) 職員給与費対医業収益比率 (a) 100 53.9 56.1 57.1 54.8 53.1 地方財政法施行令第 19 条第 1 項により算定した資金の不足額 (H) 508 372 286 51 293 地方財政法上の資金不足の割合 (H) a 100 9.7 7.3 5.7 1.0 5.3 地方公共団体の財政の健全化に関する法律上の資金不足比率 - - - - - 病床利用率 68.2 70.7 75.2 79.7 79.7

2. 収支見通し ( 資本的収支 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度 特例債償還 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 終了年度 区分 1. 企 業 債 113 1,685 273 80 (27 年度 ) 180 2. 他 会 計 出 資 金 630 657 631 694 726 3. 他会計負担金収 4. 他会計借入金 5. 他 会 計 補 助 金 6. 7. 国そ ( 県 ) の 補 助 金他 収 入 計 (a) 743 2,342 904 774 906 入うち翌年度へ繰り越される支出の財源充当額 (b) 前年度許可債で当年度借入分 (c) 純計 (a)-{(b)+(c)} (A) 743 2,342 904 774 906 1. 建設改良費 65 108 371 294 419 支 2. 企業債償還金 848 2,411 710 716 751 3. 他会計長期借入金返還金出 4. その他支出計 (B) 913 2,519 1,081 1,010 1,170 差引不足額 (B)-(A) (C) 170 177 177 236 264 1. 損益勘定留保資金 170 158 212 26 97 補て 2. 利益剰余金処分額ん 3. 繰越工事資金財 4. その他源計 (D) 170 158 212 26 97 補てん財源不足額 (C)-(D) (E) 0 335 389 262 167 当年度同意等債で未借入又は未発行の額 (F) 実質財源不足額 (E)-(F) 0 335 389 262 167 3. 一般会計等からの繰入金の見通し 特例債償還 23 年度 24 年度 25 年度 26 年度 終了年度 (27 年度 ) 収 益 的 収 ( 300,000) ( ) ( ) ( ) ( ) 支 843,000 563,813 546,995 604,419 639,411 資本的収支 合 計 ( ) ( ) ( ) ( ) ( ) 630,000 657,000 630,763 693,635 725,557 ( 300,000) ( ) ( ) ( ) ( ) 1,473,000 1,220,813 1,177,759 1,298,054 1,364,968