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(2) 傷病分類別ア入院患者入院患者を傷病分類別にみると 多い順に Ⅴ 精神及び行動の障害 千人 Ⅸ 循環器系の疾患 千人 Ⅱ 新生物 千人となっている 病院では Ⅴ 精神及び行動の障害 千人 Ⅸ 循環器系の疾患 千人 Ⅱ 新生物 147.

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補足 : 妊娠 21 週までの分娩は 流産 と呼び 救命は不可能です 妊娠 22 週 36 週までの分娩は 早産 となりますが 特に妊娠 26 週まで の早産では 赤ちゃんの未熟性が強く 注意を要します 2. 診断 どうなったら TTTS か? (1) 一絨毛膜性双胎であること (2) 羊水過多と羊

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施設の種類別に年次推移をみると 入院では 病院は 8 年からほぼ横ばいであったが 20 年は減少しており 一般診療所は昭和 59 年から減少傾向にある 外来では 病院 一般診療所ともに 20 年は減少しており 歯科診療所は 14 年から増加傾向にある ( 図 1 統計表 1 2) 年齢階級別にみると

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2. 診断 どうなったら TTTS か? 以下の基準を満たすと TTTS と診断します (1) 一絨毛膜性双胎であること (2) 羊水過多と羊水過少が同時に存在すること a) 羊水過多 :( 尿が多すぎる ) b) 羊水過少 :( 尿が作られない ) 参考 ; 重症度分類 (Quintero 分類

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Transcription:

新生児部門統計 1. 入院依頼の受け入れ率 新生児搬送 年 新生児搬送入院依頼数 受け入れ数 受け入れできず 受け入れ率 2009 76 58 18 76% 2010 93 90 3 97% 2011 106 96 10 91% 2012 91 89 2 98% 2013 79 69 10 87% 新生児搬送入院は 2010 年以降 依頼の 90% 前後を受け入れることができています 受け入れることができなかった症例は 当院 NICU で責任をもって他院と連絡をとり 受け入れ先を確保しています 2013 年の受け入れ先は済生会宇都宮病院 3 件 佐野厚生病院 2 件 那須赤十字病院 2 件 自治医大 1 件 芳賀赤十字病院 1 件 NHO 栃木医療センター 1 件でした ( 参考 ) 母体搬送 年 母体搬送 受け入れ数 受け入れ率 入院依頼数 2009 224 174 78% 2010 230 202 88% 2011 212 171 81% 2012 199 175 88% 2013 175 150 88% 母体搬送も 2010 年以降 90% 近くを受けいれております 2. 新生児部門への院内 院外出生別入院数 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 院外出生 58 90 96 89 69 院内出生 獨協産科外来通院母体より 31 44 35 27 31 ハイリスク紹介母体より 90 71 104 96 93 緊急母体搬送の母体より 104 101 99 93 77 合計入院患者 283 306 334 305 270

( 参考 ) ハイリスク紹介母体数 244 253 231 218 緊急母体搬送の母体数 174 202 171 191 150 2013 年は母体搬送数が例年よりもやや少なく 母体搬送母体からの NICU 入院数もやや減少しました 3. 出生体重別入院数 出生体重 (g) 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 999 47 40 40 41 34 36 1000 1499 29 46 36 46 31 32 1500 1999 75 55 67 64 44 68 2000 135 142 163 183 196 134 合計 286 283 306 334 305 270 2013 年は 2000g 以上の入院が例年よりも減少していました 出生体重別の院内 院外出生 (2013 年 ) 出生時体重 (g) 院内出生 院外出生 合計 999 35 1 36 1000 1499 31 1 32 1500 1999 63 5 68 2000 72 62 134 4. 転院または院内他病棟への転棟 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 状態が安定して産科新生児室へ転棟 26 25 27 30 12 小児外科病棟へ転棟 2 3 2 0 9 小児科病棟へ転棟 0 1 3 1 3 逆搬送 ( 紹介元の病院へ戻った または紹介元病院の近くの病院へ転院 ) 41 39 48 23 13 乳児院転院を含む特殊治療目的で他院へ転院 6 6 7 11 9 5. 在胎 30 週未満児の入院数および生存数 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 生存 / 入院 生存 / 入院 生存 / 入院 生存 / 入院 生存 / 入院 在胎 22 週 0/1 0/2 0/2 0/1 0/0 23 週 3/3 2/3 0/2 0/0 3/3 24 週 6/8 7/7 8/8 5/9 3/4

25 週 8/9 8/8 5/5 8/9 9/10 26 週 6/6 5/5 9/10 6/6 4/4 27 週 8/9 9/9 6/6 11/11 8/8 28 週 13/13 10/11 10/10 6/6 6/6 29 週 11/11 6/6 11/12 5/5 17/17 超早産児も 重度の仮死で出生したか 特殊な先天性要因を有した児以外は大多数が生存できる時代になっています 6. 出生時体重 1000g 未満の児の入院数および生存数 出生時体重 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 生存 / 入院生存 / 入院生存 / 入院 生存 / 入院 生存 / 入院 400g 未満 2/5 0/0 0/0 0/1 0/1 400 499g 1/3 0/3 1/1 2/5 2/2 500 599g 2/3 5/5 3/7 2/4 6/6 600 699g 10/10 9/9 5/6 8/8 5/6 700 799g 4/4 6/6 8/8 7/7 9/10 800 899g 7/7 7/8 8/8 3/3 5/5 900 999g 8/8 7/7 9/9 6/6 6/6 合計 34/40 34/38 34/39 28/34 33/36 ( 生存率 ) 85% 89% 87% 82% 92% 多胎による 出生児 3 4 2 3 3 7. 出生時体重 1000 1499g の児の入院数および生存数出生時体重 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年生存率生存 / 入院生存 / 入院生存 / 入院生存 / 入院生存 / 入院 6 年間 1000 1499g 46/46 35/36 44/45 29/30 32/32 99% 8. 人工換気療法施行症例 (nasal CPAP のみの症例は除く )2013 年 出生時体重 (g) 入院数 人工換気例数 高頻度振動換気 (HFO) 施行例数 999 36 28 21 1000 1499 32 14 8 1500 1999 68 13 8 2000 134 16 12 合計 270 71 49

2012 年の人工換気施行率は 出生時体重 1000g 未満の児で 78% 1000 1499g の児で 44% でした 9. 死亡症例の内容 ( 在胎週数順 ) 症 例 在胎 出生時 診断 死亡 No. 週数体重 (g) 日齢 1 24 663 重症仮死 双胎第 2 児 0 2 25 281 気胸 心嚢気腫 0 3 25 726 早発型敗血症 (Citrobacter freundii) 2 4 34 2230 重症仮死 低酸素虚血性脳症 遷延性肺高血圧 252 5 37 2900 alveolar capillary dysplasia( 入院時 心停止 ) 2 6 37 3000 重症仮死 (Apgar score 1 分値 0 点 5 分値 0 点 ) 低酸素虚血性脳症 3 全例 入院時に重篤な状態の児でした 10. 多胎の入院数 2008 年 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 双胎の入院児数 69 65 54 41 46 41 (43 組 ) (43 組 ) (32 組 ) (26 組 ) (28 組 ) (23 組 ) 22 23 週 1 24 25 週 6 2 2 2 1 26 27 週 2 2 2 2 1 28 29 週 2 6 2 3 5 30 31 週 3 2 2 4 2 32 33 週 8 8 6 4 4 11 34 35 週 20 18 23 23 17 14 36 週 27 27 17 7 19 9 品胎の入院児数 5 6 3 0 0 6 (2 組 ) (2 組 ) (1 組 ) (2 組 ) 22 23 週 24 25 週 26 27 週 28 29 週 3 30 31 週 2 3 3 32 33 週 3 3 3 34 35 週 36 週 昨年は久々に品胎が 2 組入院しました

外科症例 疾患名 2009 年 2010 年 2011 年 2012 年 2013 年 症例数 症例数 症例数 症例数 症例数 小児外科 食道閉鎖 2 1 3 4 十二指腸閉鎖 狭窄 1 3 肥厚性幽門狭窄 1 腸回転異常 1 1 1 小腸軸捻転 ( 腸回転異常なし ) 1 小腸閉鎖 狭窄 2 2 Hirschsprung 病 3 1 2 4 鎖肛 2 1 2 1 4 消化管穿孔 1 5 1 1 3 臍帯ヘルニア 腹壁破裂 2 2 1 3 胎便性腹膜炎 1 1 3 横隔膜ヘルニア 5 3 2 CCAM 1 気管支肺前腸奇形 1 胆道拡張症 1 1 リンパ管腫 血管腫 1 1 脳神経外科 脊髄髄膜瘤 ( 脳瘤を含む ) 4 1 1 1 2 水頭症 ( 先天性 後天性 ) 2 1 くも膜嚢胞 2 心臓外科 動脈管開存症 7 10 9 8 10 耳鼻科 気管切開 2 1 1 2 これらの外科疾患の管理は NICU で行い 新生児専門の小児科医と担当外科医が一緒になって相談して包括的医療にあたっています 12. 一酸化窒素 (NO) 吸入療法 年 999 1000 1499 1500 1999 2000 2499 2500 合計 2000 1 2 3 2001 2 2 2002 2 3 5 2003 2 1 2 6 11 2004 3 1 1 5 2005 1 1 2 2006 4 1 2 3 10 2007 1 2 2 2 7

2008 7 1 8 2009 2 2 2 1 7 2010 5 1 2 8 2011 6 2 1 5 14 2012 7 2 9 2013 6 2 1 2 5 16 13. 重症仮死 ( 低酸素性虚血性脳症 ) に対する低体温療法低体温療法は 2007 年に導入し 2001 年から本格的に行うようになって 2013 年までに計 13 例施行しました 従来は頭部冷却によって低体温とする方法でしたが 2012 年からは全身低体温療法に変更となりました 14. 先天異常 遺伝性疾患への対応各種先天異常 遺伝性疾患への対応は極めて重要な診療内容となっており 当院 NICU におきましても 先天異常を有する赤ちゃんの診療は大きな柱の一つです 先天異常を有する新生児が出生しましたら ご遠慮なくご連絡下さい 当院では 胎児エコー異常にてご紹介いただいた症例に対して適宜胎児 MR 検査を併用し 放射線科医の協力を得て出生前診断を行っております そのうえで 産科医と新生児医 外科医で分娩方法 出生後の管理などについてカンファレンスを行っています 出生後は NICU で管理し 新生児医と産科医が一緒になってご両親への対応に当たります また 小児科医と NICU 看護婦との間で適宜カンファレンスを行って病児およびご両親への対応を検討しています 遺伝相談に関しては 臨床遺伝専門医指導医の産婦人科渡辺博 小児科鈴村宏が中心になって行っています