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う また 単年度の具体的な活動については 農業委員会事務の実施状況等の公表につ いて ( 平成 28 年 3 月 4 日付け 27 経営第 2933 号農林水産省経営局農地政策課長通知 ) に 基づく 目標及びその達成に向けた活動計画 のとおりとする 第 2 具体的な目標と推進方法 1 遊休農地の発

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平成 26 年度 決算説明書 / 事務事業評価シート 課名 農業委員会事務局 予算 款項目決算書目名事業名称 頁農業委員会費 農業委員会事業 1. 概要 目的 担い手の確保 育成と優良農地の確保 有効利用に向けた取り組み 対象 市民 事業概要 農業委員会事業 農地法第 3 条許可

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農業委員会法改正の全体像 農業委員会が その主たる使命である 農地利用の最適化 ( 担い手への集積 集約化 耕作放棄地の発生防止 解消 新規参入の促進 ) をより良く果たせるようにする 農業委員会 都道府県農業会議 全国農業会議所 農業委員会業務の重点化 農業委員会の業務の重点は 農地利用の最適化の

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2 活動方針 (1) 市町村との連携県同行のもと 全市町村を巡回するなどにより 県が示した市町村毎の目標面積の達成に向けた意見交換等を行います 特に 重点実施地区においては 広域振興局 市町村 農業委員会等からなる 地域推進チーム (3の事業推進体制参照 ) と課題や対応方向等の情報を共有し 課題を

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生産緑地制度の概要 市街化区域内の農地で 良好な生活環境の確保に相当の効用があり 公共施設等の敷地に供する用地として適している 500 m2以上 *1 の農地を都市計画に定め 建築行為や宅地の造成を許可制により規制し 都市農地の計画的な保全を図る 市街化区域農地は宅地並み課税がされるのに対し 生産緑

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Ⅱ 担い手へのへの農地農地の利用集積利用集積 集約化集約化 1 現状及び課題 現状 ( 平成 29 年 3 月現在 ) 管内の農地面積 3,930ha これまでの集積面積 1,987ha 集積率 51% 課 題 市外農地所有者との連絡が困難である等 土地所有者との利用調整が困難な状況にある ブロック

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三ケ島工業団地周辺地区 第一回勉強会

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1 検査の背景 (1) 租税特別措置の趣旨及び租税特別措置を取り巻く状況租税特別措置 ( 以下 特別措置 という ) は 租税特別措置法 ( 昭和 32 年法律第 26 号 ) に基づき 特定の個人や企業の税負担を軽減することなどにより 国による特定の政策目的を実現するための特別な政策手段であるとさ

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( 賦課期日 ) 第 4 条都市計画税の賦課期日は 当該年度の初日の属する年の1 月 1 日とする ( 納期 ) 第 5 条都市計画税の納期は 次のとおりとする 第 1 期 4 月 1 日から同月 30 日まで第 2 期 7 月 1 日から同月 31 日まで第 3 期 12 月 1 日から同月 25

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原則として通知日から1 年程度の履行期限を設定した上で 別添 2 不耕作農地に関する意向確認について 文書 ( 以下 意向確認文書 という ) を速やかに送付し 返送された意向確認文書の別紙により貸付相手方の意思を確認し 次に掲げる態様毎に対応するものとする ( 注 ) なお 耕作を行う意思表示をし

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3-3 新旧対照表(条例の審査基準).rtf

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分析事例 の作成方法 分析に用いた DB 以下に示す DL ファイルは 全て 5 年の農業集落基準です 表名 ( ファイル名称 ) 表コード年次出典資料名利用項目対象列 農業経営体 _ 組織形態別経営体数 (SA9_5_5_ xlsx) (SA9 5_ xlsx) (SA9_5_5_ xlsx) S

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目次 1. 市街化調整区域の土地利用方針について... 1 (1) 策定の目的... 1 (2) 方針の位置付け 市街化調整区域の課題 土地利用の方針... 3 (1) 土地利用の基本的な方針... 3 (2) 地区ごとの土地利用方針 開発計画等の調整

目次 1 背景 目的 方針の位置づけ 現状の問題と課題 今後の方針

承認第03号-都市計画税条例の一部改正(専決処分)【確定】

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宮城県 競争力のある大規模土地利用型経営体の育成 活動期間 : 平成 27~29 年度 ( 継続中 ) 1. 取組の背景震災により多くの生産基盤が失われ, それに起因する離農や全体的な担い手の減少, 高齢化の進行による生産力の低下が懸念されており, 持続可能な農業生産の展開を可能にする 地域営農シス

中山間地域所得向上支援事業 ( 以下 本体事業 という ) は 所得向上計画の策定 水田の畑地化等の基盤整備 生産 販売等の施設整備等を総合的に実施する事業とし その具体的な内容は農村振興局長等が別に定めるところによるものとする (2) 関連事業関連事業は 所得向上計画に基づき実施する (1) の本

贈与税の納税猶予に関する適格者証明書

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土地の譲渡に対する課税 農地に限らず 土地を売却し 譲渡益が発生すると その譲渡益に対して所得税又は法人税などが課税される 個人 ( 所得税 ) 税額 = 譲渡所得金額 15%( ) 譲渡所得金額 = 譲渡収入金額 - ( 取得費 + 譲渡費用 ) 取得後 5 年以内に土地を売却した場合の税率は30

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農地政策の改革 ―「農地政策の展開方向について」に係る学識経験者等の見解と農地政策関係資料―

東部地域の農業 農地の復旧 復興スケジュール 平成 23 年度平成 24 年度平成 25 年度平成 26 年度平成 27 年度 市復興ビジョン 復旧 再生期 発展 創出期 仙台の復興 仮設ポンプ設置 基盤整備対策 がれき撤去 排水機能復旧 ( 排水ポンプ場 排水路の改修等 ) 堆積土砂の除去 除塩事

( 構成 ) 第 4 条推進会議は 次に掲げる機関及び団体をもって構成する ( 1 ) 行政機関等ア砥部町イ愛媛県ウ砥部町農業委員会エ愛媛県青年農業者等育成センター ( 2 ) 融資機関 保証機関アえひめ中央農業協同組合イ愛媛県信用農業協同組合連合会ウ愛媛県農業信用基金協会エ株式会社日本政策金融公庫

3 当該区域における今後の地域の中心となる経営体 ( 担い手 ) の状況 経営体数集落営農法人個人地区名 ( 任意組織 ) 計 村角 ( 大宮 4) 江田 山崎 ( 檍 1) 赤江 ( 赤江 2) 赤江南方 ( 赤江 5)

特別融資制度推進会議設置要綱 平成 13 年 9 月 12 日 13 経営第 2931 号農林水産事務次官依命通知改正平成 14 年 7 月 1 日 14 経営第 1739 号平成 16 年 10 月 1 日 16 経営第 3086 号平成 17 年 4 月 20 日 16 経営第 8952 号平成

4 農林業 経営耕地面積割合 ( 農家数 ) ( 平成 27 年 ) 畑 63.4% (171 戸 ) 田 11.3% (53 戸 ) 樹園地 25.3% (102 戸 )

( 対象区域 ) 第 5 地区計画の対象区域は 工業団地 ( 国母工業団地 南部工業団地 機械金属工業団地 ファッション工業団地 ( アリア ディ フィレンツェ ) をいう 以下同じ ) の区域内及び隣接地又は近接地 ( おおむね工業団地から500メートル以内 ) とする ( 区域の設定 ) 第 6

計画書

境港農業振興地域整備計画書変更理由書 平成 24 年 月 鳥取県境港市

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広島市開発審査会提案基準

1 県土の利用に関する基本構想 (1) 県土利用の現況 分散型の都市構造 豊かで恵まれた自然環境を有する一方 山陽沿岸部では臨界工業地帯を形成 森林面積の割合が大きく 平地が乏しい 都市と農山漁村が近接 中山間地域が県土面積の約 7 割を占める (2) 県土利用をめぐる基本的条件の変化 本格的な人口

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能勢町市街化調整区域における地区計画のガイドライン

規制 制度改革に関する閣議決定事項に係るフォローアップ調査の結果 ( 抜粋 ) 規制 制度改革に係る追加方針 ( 抜粋 ) 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 番号 規制 制度改革に係る追加方針 ( 平成 23 年 7 月 22 日閣議決定 ) における決定内容 規制 制度改革事項 規制 制度

3. 同意方針 3-1. 共通事項 (1) 上位計画との整合性 ( ア ) 地区計画が 都市計画区域マスタープラン等における土地利用の基本的な考え方と整合していること ( イ ) 地区計画が 市町都市計画マスタープラン等と整合していること 考え方 市街化調整区域は 本来市街化を抑制する区域であること

富士見市都市計画税条例 ( 昭和 46 年条例第 40 号 ) 新旧対照表 ( 第 1 条による改正 )( 専決 ) 新 旧 附則 附則 ( 改修実演芸術公演施設に対する都市計画税の減額の規定の適用を受けようとする者がすべき申告 ) 6 法附則第 15 条の11 第 1 項の改修実演芸術公演施設につ

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書き方 ( 例 ) 別記第 17 号様式 農業生産法人報告書 自 至 平成 年 月 日平成 年 月 日 伊達市農業委員会会長様 平成年月日 主たる事務所の所在地伊達市 町 番地 法人の名称株式会社 代表者氏名 印電話番号 次のとおり農地法第 6 条第 1


Taro 土地利用基本計画(

市街化調整区域における都市計画法第 34 条第 12 号の規定による開発許可等の基準に関する条例 の審査基準 ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 市街化調整区域における都市計画法 ( 昭和 43 年法律第 100 号 以下 法 という ) 第 34 条第 12 号の規定による開発許可の基準及び都市計

用語の定義 借受希望者 農地の受け手 具体的には, 経営発展のために必要となる農用地等の借受を希望する 集落法人 農業参入企業 認定農業者 認定就農者 ( 認定新規就農者 ) 及び 農業経営を行う JA 出資法人 JA 等の担い手のこと 借受者 農用地利用配分計画が認可され, 農地中間管理機構から農

2. 協定数 交付金を交付した協定数は1,424 協定で 平成 21 年度の1,411 協定から新 たに13 協定増えています 県別では 岐阜県 887 協定 ( 管内の62%) 愛知県 328 協定 ( 同 23%) 三重県 209 協定 ( 同 15%) となっています うち 体制 整備単価に取

平成22年2月●日

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( 問 2) 担い手確保 経営強化支援事業は 補助率が 2 分の 1 以内となっていますが 融資額と補助金はどのような関係となっていますか 本事業では 農業者の融資を活用した主体的な経営発展の取組を支援することから 融資の活用を要件としており 融資を主体とするいわゆる融資主体型補助事業としていること

1. 目的 本町の第 3 次総合計画において 本町の将来像である ( みんなが主役 やすらぎと健康福祉のまち ) の実現に寄与すべく 本町の市街化調整区域における地区計画の運用にかかる基本的な方針を示すため 市街化調整区域における地区計画運用指針 ( 以下 運用指針 という ) を策定しました この

富士見市都市計画法に基づく開発許可等の基準に関する条例

農地の流動化とその要因

目次 1 運用基準策定の目的 1 2 市街化調整区域の地区計画の類型 2 3 市街化調整区域の地区計画の基本事項 3 4 地区計画の技術的な基準 4 5 都市計画の提案制度のフロー 7 6 地区計画と開発行為の手続きフロー 8 7 市街化調整区域における地区計画の運用基準の見直し 9

等調整都市計画税額が 当該商業地等に係る当該年度分の都市計画税の課税標準となるべき価格に 10 分の 6 を乗じて得た額 ( 当該商業地等が当該年度分の固定資産税について法第 349 条の 3( 第 20 項を除く ) 又は法附則第 15 条から第 15 条の 3 までの規定の適用を受ける商業地等で

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29 宇農委第 227 号 平成 29 年 12 月 5 日 宇治市農業委員会 農地等の利用の最適化の推進に関する指針 宇治市農業委員会 農業委員会等に関する法律 ( 昭和 26 年法律第 88 号 以下 法 という ) 第 7 条第 1 項の規定に基づき 宇治市農業委員会にかかる標記指針を下記のとおり策定いたします 記 第 1 基本的な考え方改正法が平成 28 年 4 月 1 日に施行され 農業委員会においては 農地等の利用の最適化の推進 が法令業務として 位置付けられました 本市においては 平地と中山間地が混在し それぞれの地域によって農地の利用状況や営農類型が異なっており 地域の実態に応じた農業の取り組みを推進し それに向けた対策の強化を図ることが求められています 平地では 伝統的産業である宇治茶の生産 巨椋池干拓田を中心とした水稲や 都市近郊の立地性を活かした野菜 花き等の多様な作物の生産が行われていますが 都市化の進行による農地の減少をはじめ 小規模経営 宅地開発による経営規模の縮小や相続による農地の資産的活用等の構造的な問題を抱えております その中で全農地の17% を占める市街化区域内農地は 10 年前と比べ21ha(24%) 減少し 平成 29 年 4 月 1 日時点において67haとなっています 一方 中山間地では 過疎 高齢化 後継者不足 有害鳥獣による農作物被害等が顕在化しており 不作付地や耕作放棄地が増加し 営農環境は悪化しています こうした中で本市においては 平成 26 年 3 月に策定しました 京力農場プラン に基づき 都市近郊型農業を確立した地域づくりを目指し 新規就農の促進や6 次産業化の推進と 担い手への農地利用の集積 集約化のため農地中間管理事業の積極的な活用を図りながら取り組んでいく必要があります 市街化区域農地は 都市農業やオープンスペースとしての多様 多面的な機能を有しているとともに 都市農業振興基本法及び平成 29 年 6 月に施行されました都市緑地法等の改正に基づき 都市農地としての保全 活用を図っていく必要があります また 中山間地では 遊休農地の発生が懸念されますことから その発生防止 解消に努めるとともに 再生利用困難となっている荒廃農地については 農林水産省経営局長通知に基づき 非農地判断 を行うこととし 守るべき農地との明確化を図り 年次 1

計画を立て取り組んでいく必要があります 以上の観点から 活力ある農業と農地等の利用の最適化の推進を促進するため 宇治市農業委員会の指針として 具体的な目標と推進方法を以下のとおり定めます なお この指針は 平成 35 年を目標とし 3 年ごとの農業委員及び農地利最適化推進委員 ( 以下 推進委員 という ) の改選期にに即して検証 見直しを行います また 単年度の具体的な活動については 農林水産省経営局農地政策課長通知に基づく 平成 29 年度の目標及びその達成に向けた活動計画 のとおりとします 第 2 具体的な目標と推進方法 1. 遊休農地の発生防止 解消について (1) 遊休農地の解消目標 管内の農地台帳 遊休農地面積 (B) 遊休農地の割合 (B/A) 面積 (A) ( 平成 29 年 4 月 ) 425 ha 0.6 ha 0.14 % ( 平成 32 年 4 月 ) 415 ha 0.3 ha 0.07 % ( 平成 35 年 4 月 ) 405 ha 0 ha 0 % (2) 遊休農地の発生防止 解消の具体的な推進方法 1 農地の利用状況調査と利用意向調査の実施について〇農業委員及び推進委員による農地法 ( 昭和 27 年法律第 229 号 ) 第 30 条第 1 項の規定による 利用状況調査 と同法第 32 条第 1 項の規定による 利用意向調査 の実施について協議 検討し 調査の徹底を図ります なお それぞれの調査時期については 農地法の運用について ( 平成 28 年 5 月 25 日付 28 経営第 5 09 号通知 ) に基づき実施します なお 従来から農地パトロールの中で行っていた違反転用の発生防止 早期発見等 農地の適正な利用の確認に関する現場活動については 利用状況調査の時期に関わらず 適宜実施します 〇利用意向調査の結果を踏まえ 農地法第 34 条に基づく農地の利用関係の調整を行います 〇利用状況調査と利用意向調査の結果は 速やかに 農地情報公開システム に反映し 農地台帳の正確な記録の確保と公表の迅速化を図ります 2

2 農地中間管理機構との連携について 〇 利用意向調査の結果を受け 農地中間管理機構への貸付手続を行います 3 非農地判断について 〇 利用状況調査の結果 B 分類 ( 再生利用困難 ) に区分された荒廃農地については 現況に応じて 農林水産省経営局長通知に基づく 非農地判断 を行うこととし 守るべき農地との明確化を図り 次のとおり年次計画を立て取り組んでいきます 非農地判断の目標 管内の農地台帳面積 (A) 荒廃農地面積 (B) 荒廃農地の割合 (B/A) 非農地予定地域数 425 ha 22.6 ha 5.3 % ( 平成 29 年 4 月 ) 0 地域 ( 平成 32 年 4 月 ) 415 ha 18.7 ha 4.5 % 3 地域 目標 ( 平成 35 年 4 月 ) 405 ha 15.6 ha 3.9 % 5 地域 ( 注 ) これまで農業委員会では 農用地区域を守るべき農地に位置付けるとともに 農用地区域でない農地が所在する中山間地を対象に 年次計画を立て集落ごと に 平成 24~26 年度に志津川地域 平成 27~28 年度に炭山地域におい て 非農地調査を実施し 現況に応じて非農地判断を行ってきた 4 遊休農地等に対する農地活用方法について 農地バンク制度や市民農園の開設などの農地活用方法に関して 情報提供等の普 及促進を行い 遊休農地の発生防止 解消に努めていきます 2. 担い手への農地利用の集積 集約化について (1) 担い手への農地利用集積目標管内の農地面積 (A) 集積面積 (B) 集積率 (B/A) ( 平成 29 年 4 月 ) 399 ha 112.0 ha 28.1 % ( 平成 32 年 4 月 ) 389 ha 122.3 ha 31.4 % ( 平成 35 年 4 月 ) 379 ha 132.7 ha 35.0 % ( 注 ) 担い手への農地利用集積率は これまでにおける農地利用集積の実態を踏ま えて 目標設定した 3

担い手の育成 確保 総農家数 担い手 ( うち 主業農家数 ) 認定農業者 認定新規就農者 基本構想水準到達者 ( 平成 29 年 4 月 ) ( 45 戸 ) 48 経営体 8 経営体 7 経営体 ( 平成 32 年 4 月 ) ( 45 戸 ) 56 経営体 6 経営体 7 経営体 目標 ( 平成 35 年 4 月 ) ( 45 戸 ) 61 経営体 5 経営体 7 経営体 ( 注 ) 総農家数( うち 主業農家数 ) は 2015 年農林業センサスの数値を使用している 基本構想水準到達者 とは 農業経営改善計画 を市に提出していないが 基本構想水準を満たし 元認定農業者等の認定農業者に準ずる者をいう (2) 担い手への農地利用の集積 集約化に向けた具体的な推進方法 1 京力農場プラン の作成 見直しについて〇農業委員会として 地域 (1 集落又は数集落 ) ごとに人と農地の問題解決のため 地域における農業者等による協議の場 を通じて 認定農業者等を地域の中心となる経営体と位置付け それぞれの農業者の意思と地域の資源に照らし合わせた実現可能性のある 京力農場プラン の作成と見直しに主体的に取り組むこととします 2 農地中間管理機構等との連携について〇農業委員会は 市 京都府農地中間管理機構 農協等と連携し ( ア ) 農地中間管理機構に貸付けを希望する復元可能な遊休農地 ( イ ) 経営の廃止 縮小を希望する高齢農家等の農地 ( ウ ) 利用権の設定期間が満了する農地等についてリスト化を行い 京力農場プラン の作成 見直し 農地中間管理事業の活用を検討するなど 農地の出し手と受け手の意向を踏まえたマッチングを行います 3 農地の利用調整と利用権設定について〇地域の農地利用の状況を踏まえ 担い手への農地利用の集積が進んでいる地域では 担い手の意向を踏まえた農地の集積 集約化のための利用調整 交換と利用権の再設定を推進します また 中山間地域等の農地の区画 形状が悪く 受け手が少ない又は受け手がい 4

ない地域では 農地中間管理機構による簡易な基盤整備事業の活用と併せて集落営農の組織化 法人化 新規参入の受入れを推進するなど 地域に応じた取り組みを推進します 農地利用されているが 利用権の設定がされていない農地については 積極的に利用権設定を推進します 4 農地の所有者等を確知することができない農地の取り扱い 農地の所有者等を確知することができない優良な農地については 公示手続きを行い 府知事の裁定による中間管理権の設定を活用し 農地の有効利用に努めます 3. 新規参入の促進について (1) 新規参入の促進目標 新規参入者数 ( 個人 ) 新規参入者数 ( 法人 ) ( 新規参入者取得面積 ) ( 新規参入者取得面積 ) 5 人 1 法人 ( 平成 29 年 4 月 ) ( 0.8 ha) ( 0.3 ha) 14 人 4 法人 ( 平成 32 年 4 月 ) ( 4.1 ha) ( 1.2 ha) 23 人 7 法人 ( 平成 35 年 4 月 ) ( 7.4 ha) ( 2.1 ha) ( 注 ) 新規参入については 現状の担い手農家等の数や遊休農地の発生状況等を 考慮し 農業委員会の区域内で必要な経営体数を算定した (2) 新規参入の促進に向けた具体的な推進方法 1 関係機関との連携について〇京都府 京都府農業会議 京都府農地中間管理機構と連携し 管内の農地の借入れ意向のある認定農業者及び参入希望者 ( 法人を含む ) を把握し 必要に応じて現地見学や相談業務を行います 2 企業参入の推進について〇担い手が十分いない地域では 企業も地域の担い手になり得る存在であることから 農地中間管理機構も活用して 積極的に企業の参入の推進を図ります 3 農業委員会のフォローアップ活動について〇市 関係機関等と連携し 農業者のための説明会やイベント等に積極的に参加することで 情報の収集に努め 新規就農の受入れとフォローアップ体制を整備します 〇農業委員及び推進委員は 新規参入者 ( 法人を含む ) の地域の受入条件の整備を図るとともに 後見人的な役割を担います 5