暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

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申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

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1 暫定ケアプランの取扱いについて 資料 5-2 (1) 暫定ケアプランを作成する場合の例ア被保険者が新規に要介護等認定の申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合イ要介護等認定者が区分変更申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合ウ要介護等認定者が更新申請を行い

暫定プランと居宅の届出について

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

03-0減算(表紙)


-2 -


平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶

⑴ ⑵ ⑶



⑴ ⑵ ⑶ ⑷ 1



介護予防ケアマネジメントについて

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

( 実施内容 ) 第 6 条実施する内容は 次のとおりとする (1) 利用申込みの受付 (2) 利用者との契約締結 (3) 契約書の確認 (4) アセスメント (5) 介護予防サービス 支援計画書 ( 介護予防ケアマネジメントに基づくケアプランをいう 以下同じ ) 原案の作成 (6) サービス担当者



Microsoft Word - Q&A(訪問リハ).doc


居宅介護支援事業所重要事項説明書 [ 平成 29 年 6 月 1 日現在 ] 1. 当事業所が提供するサービスについての相談窓口電話 ( ) ( 月 ~ 土曜日 08:30~17:30) 担当介護支援専門員 / 管理責任者秋吉典子ご不明な点は 何でもおたずねください 2. 居宅

2 ( 178 9)

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居宅介護支援事業者向け説明会


                       

( 平成 30 年度前期以降 ) 特定事業所集中減算に係る Q&A 制度全般に関することについて Q1 特定事業所集中減算について知りたい場合や様式をダウンロードしたい場合 どこを見ればわかりますか A1 飾区役所公式ホームページの 事業者情報 > 申請 手続き > 福祉関連 > 特定事業所集中減算

(頭紙)公布通知

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01 表紙 老人保健課 - コピー

新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ


2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

⑴ ⑵ ⑶

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

2

Microsoft Word - 01介護報酬請求の留意点

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2 認定有効期間の開始日が 29 年 4 月 1 日からの要支援者について 次のようなケ ースが想定されるが 介護予防サービス計画 と 介護予防ケアマネジメン ト どちらを作成することになるのか 1 月により 総合事業のみの場合と 予防給付 + 総合事業の場合があるケース ( 通常は 訪問サービス又

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

厚生労働省による 平成 30 年度介護報酬改定に関する Q&A(Vol.1) に対する 八王子介護支援専門員連絡協議会からの質問内容と八王子市からの回答 Q1 訪問看護ステーションによるリハビリのみの提供の場合の考え方について厚労省 Q&A(Vol.1) での該当項目問 21 問 22 問 23 A

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- 2 - いては 新基準別表の 1 のイ中 1,458 単位 とあるのは 1,611 単位 と 729 単位 とあるのは 806 単位 と 同 1 のロ中 1,207 単位 とあるのは 1,310 単位 と 603 単位 とあるのは 65 5 単位 と 同 1 の注 6 中 減算する とあるのは

2 運営基準及び留意事項 (1) サービス担当者会議等による専門的意見の聴取介護支援専門員は サービス担当者会議 ( 利用者及びその家族の参加を原則とし 居宅サービス計画の原案に位置付けた指定居宅サービス等の担当者 ( 以下 担当者 という ) を招集して行う会議をいう 以下同じ ) の開催により

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

01 表紙 老人保健課

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

軽度者に対する対象外種目の 福祉用具貸与取扱いの手引き 平成 25 年 4 月 綾瀬市福祉部高齢介護課

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

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8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

正誤表

スライド 1

平成17年 月 日

(組合)事務連絡案(国内在住者扶養認定QA)

事務連絡 平成 29 年 12 月 20 日 都道府県 指定都市要介護認定担当課御中 老健局老人保健課長 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等につ

介護給付費の請求について

(協会)300829事務連絡(国内在住者扶養認定QA)

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Microsoft Word - 介護保健最新情報vol.583.doc

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

Microsoft Word - 19 ‚¾Šz”©fi®”Ô.doc

小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

書類点検等における通所介護事業所への主な指摘事項について

居宅介護支援 契約時の説明について問 131 今回の改正により 利用者の意思に基づいた契約であることを確保するため 利用者やその家族に対して 利用者はケアプランに位置付ける居宅サービス事業所について 複数の事業所の紹介を求めることが可能であること等を説明することを義務づけ それに違反した場合は報酬が

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準 ( 平成 12 年厚生省告示第 20 号 ) 介護保険法第 46 条第 2 項及び第 58 条第 2 項の規定に基づき 指定居宅介護支援に要する費用の額の算定に関する基準を次のように定め 平成 12 年 4 月 1 日から適用する 一指定居宅介護支

居宅介護 ( 介護予防 ) サービス計画計画の自己作成の手引手引き 平成 27 年 12 月 健康部介護保険課 Ⅰ 趣旨 要介護認定を受けた方は 居宅介護支援事業所を選んで どのようなサービスが必要か相談し ケアマネジャーに居宅介護 ( 介護予防 ) サービス計画 ( ケアプラン ) を作ってもらい

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

老発第    第 号

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

政策課題分析シリーズ15(本文2)

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

Microsoft Word - 02_21 衛星通信車調達仕様書

PowerPoint プレゼンテーション

サービス担当者会議で検討し 介護支援専門員が判断 決定するものとする 通所系サービス 栄養改善加算について問 31 対象となる 栄養ケア ステーション の範囲はどのようなものか 公益社団法人日本栄養士会又は都道府県栄養士会が設置 運営する 栄養士会栄養ケア ステーション に限るものとする 通所介護

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

措置法第 69 条の 4(( 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例 )) 関係 ( 被相続人等の居住の用に供されていた宅地等の範囲 ) 69 の 4-7 措置法第 69 条の 4 第 1 項に規定する被相続人等の居住の用に供されていた宅地等 ( 以下 69 の 4-8 までにおいて 居

場に結び付けていきます 利用者のための目標設定がポイント 利用者自身がその生活課題に気付き 状況が改善されたときのイメージをもつことが必要です 利用者が主体的になれるよう支援します 非現実的な目標ではなく 実現可能で具体的な目標設定を行ない 利用者が実際に行動に移せるよう支援します 一定期間取り組ん

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銭形企画居宅介護支援事業所運営規程 第 1 条 ( 事業の目的 ) この規程は 株式会社銭形企画が設置運営する銭形企画居宅介護支援事業所 ( 以下 事業所 という ) が行う居宅介護支援事業の適正な運営を確保するために必要な人員及び管理運営に関する事項を定め 事業所の介護支援専門員その他の従業者 (

特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 新旧対照表 改正後 特定保健指導における情報通信技術を活用した面接による指導の実施の手引き 現行 ICT を活用した特定保健指導の実施の手引き 最終改正平成 30 年 2 月 9 日 1.ICTを活用した特定保健指導の実施者保険

8 ケアプラン見直し 従来, 予防給付を利用している利用者の総合事業への移行時期について, 認定更新, 区分変更, ケアプラン変更 からとは, 具体的にどのような時期となるのか 要支援認定の更新の場合は更新後の認定有効期間の開始日から, 変更申請を行い要支援認定を受けた場合は変更後の認定有効期間の開

Microsoft Word - 【資料4-13】0317_PM_通リハ

Transcription:

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省介護制 度改革本部通知 ) によるもののほか 以下の取扱いとする 1 用語の定義 ⑴ この取扱いにおいて 居宅介護支援基準 とは 隠岐広域連合指定居宅介護支援等の事業の人員及び運営に関する基準等を定める条例 ( 平成 30 年隠岐広域連合条例第 9 号 ) のことをいう ⑵ この取扱いにおいて 介護予防支援基準 とは 隠岐広域連合指定介護予防支援事業者の指定の要件並びに指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法に関する基準を定める条例 ( 平成 27 年隠岐広域連合条例第 8 号 ) のことをいう ⑶ この取扱いにおいて 一連の業務 とは 居宅介護支援基準第 15 条第 6 号から第 11 号及び介護予防支援基準第 31 条第 6 号から第 11 号に規定する業務のことをいう ⑷ この取扱いにおいて ケアマネジメント業務 とは 居宅介護支援基準第 14 条及び第 15 条並びに介護予防支援基準第 30 条及び第 31 条に規定する業務のことをいう ⑸ この取扱いにおいて サービス計画届出書 とは 居宅介護 ( 予防 ) サービス計画作成 介護予防ケアマネジメント依頼 ( 変更 契約終了 ) 届出書のことをいう 2 暫定ケアプランが必要となる主な事由 ⑴ 被保険者が新規に要介護 ( 要支援 ) 認定の申請を行い 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合 ⑵ 要介護者 ( 要支援者 ) が区分変更申請を行い 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合 ⑶ 要介護者 ( 要支援者 ) が更新申請を行い 認定結果が更新前の認定有効期間中に確定しない場合 3 暫定ケアプランの作成に当たっての留意事項 ⑴ 認定結果が非該当となったとき 又は暫定ケアプランに設定した要介護よりも低くなったときは 介護サービスに要する費用の全部又は一部が自己負担になる場合があるため あらかじめ利用者又はその家族に対し十分な説明を行うこと ⑵ 要介護 ( 要支援 ) 認定は有効期間が申請日に遡って決定され 暫定ケアプランについても決定された要介護度等に基づき有効となることから 暫定ケアプラン

を作成する場合であっても 一連の業務を行うこと ⑶ 更新申請の際に 利用者の状況からサービス内容に変更がないと判断し 更新前と同一の内容で暫定ケアプランとする場合には 暫定ケアプラン作成時の一連の業務を省略することができる この場合において 認定結果が出たときは 速やかに一連の業務を行わなければならない ⑷ 認定結果が要介護 要支援のいずれになるか判断できない場合は 指定居宅介護支援事業者と指定介護予防支援事業者が相互に連携を取り 原則として 指定居宅介護支援事業者が暫定ケアプランを作成するものとする 4 認定結果に基づく対応 ⑴ 新規申請時又は区分変更申請時に作成した暫定ケアプランに位置付けた介護度と認定結果が同一の場合認定決定後 速やかに一連の業務を行わなければならない ただし 暫定ケアプラン作成時のサービス担当者会議において 想定していた介護度と認定結果が同一であった場合にサービスの変更を行わない旨の検討がされているとともに その検討内容がサービス担当者会議の要点等に記録されている場合に限り 認定決定後の一連の業務のうち アセスメントの実施及び居宅サービス原案の作成並びにサービス担当者会議の開催を省略することができる ⑵ 指定介護予防支援事業者が要支援を見込んで暫定ケアプランを作成したが 認定結果が要介護となった場合認定決定後 速やかに指定居宅介護支援事業者へ引き継ぎを行う この際 引き継ぎを受けた指定居宅介護支援事業者は 暫定ケアプランの作成に係る一連の業務及び作成後のモニタリングの実施等の介護予防支援基準に規定されている業務を実施していないが 暫定ケアプランの作成を行った指定介護予防支援事業者が当該規定を遵守し それに係る記録等を指定居宅介護支援事業者に引き継いだ場合 引き継ぎを受けた指定居宅介護支援事業者が一連の業務を行ったものとみなす なお 指定居宅介護支援事業者は 引き継ぎを受けたことについて居宅介護支援経過記録等に記録をしておかなければならない また この場合において 居宅介護支援費は 運営基準減算を適用することなく算定できるものとする ⑶ 指定居宅介護支援事業者が要介護を見込んで暫定ケアプランを作成したが 認定結果が要支援となった場合指定居宅介護支援事業者は指定介護予防支援事業者に対し 速やかに情報提供を行うとともに 指定介護予防支援事業者は指定居宅介護支援事業者に対し ケアマネジメント業務を委託するものとする ただし 指定介護予防支援事業者と指定居宅介護支援事業者がケアマネジメント業務に関する委託契約を締結しており 当該利用者に係るケアマネジメント業務について指定介護予防支援事業者と合意が出来た場合にかぎる

5 サービス計画届出書について暫定ケアプランによりサービスの提供を行う場合 基本的に暫定ケアプランで見込んでいる要介護度を基にサービス開始日までにサービス計画届出書の提出を行わなければならないが 認定結果が要介護 要支援のいずれになるか判断できない場合は サービス計画届出書の提出は認定結果が判明したのち 届け出を行っても差し支えない なお この場合 速やかにサービス計画届出書を隠岐広域連合に提出すること

< 参考 > 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) Q 要介護 要支援認定の新規申請 区分変更申請など 認定申請後に要介護度 ( 要支援度 ) が確定するまでの間のいわゆる暫定ケアプランについては どこが作成し また その際には 介護給付と予防給付のどちらを位置付ければよいのか A いわゆる暫定ケアプランについては 基本的にはこれまでと同様とすることが考えられる したがって 要介護認定又は要支援認定を申請した認定前の被保険者は 市町村に届出の上で 居宅介護支援事業者又は介護予防支援事業者に暫定ケアプランを作成してもらい 又は自ら作成し 当該暫定ケアプランに基づきサービスを利用することが考えられる その際 居宅介護支援事業者 ( 介護予防支援事業者 ) は 依頼のあった被保険者が明らかに要支援者 ( 要介護者 ) であると思われるときには 介護予防支援事業者 ( 居宅介護支援事業者 ) に作成を依頼するよう当該被保険者に介護予防支援事業者を推薦することが考えられる また 仮に居宅介護支援事業者において暫定ケアプランを作成した被保険者が 認定の結果 要支援者となった場合については 当該事業者の作成した暫定ケアプランについては 当該被保険者が自ら作成したものとみなし 当該被保険者に対して給付がなされないことがないようにすることが望ましい なお いずれの暫定ケアプランにおいても 仮に認定の結果が異なった場合でも利用者に給付がなされるよう介護予防サービス事業者及び居宅サービス事業者の両方の指定を受けている事業者をケアプラン上は位置付けることが考えられる

要支援を見込んで暫定ケアプランを作成したが 認定結果が要介護となった場合の例 サービスの利用 H30/2/2 H30/2/6 H30/2/7 H30/3/5 H30/3/7 新規申請 要支援 2 を想定して 予防の暫定プランを作成 サービス担当者会議を開催確定した予防の暫定プランに同意をもらう 同意日 H30/2/7 認定要介護 1 有効期間 H30/2/2~ H30/7/31 地域包括支援センターは 暫定ケアプランを含むその他の記録を居宅介護支援事業所に引き継ぐ この際 引き継ぎを受けた居宅介護支援事業所は 暫定ケアプランを改めて作成する必要はない ( 地域包括支援センターが作成した予防の暫定ケアプランを使用する ) 期間 H30/2/7~H30/7/31 引き継ぎを受けた居宅介護支援事業所は認定後のケアプランを新たに作成する なお 認定後のケアプランの同意の日付は認定日以降とする ( 新たにケアプランを作成するため アセスメント等の一連の業務を行わなければならない ) 地域包括支援センター 居宅介護支援事業所