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2018 年 11 月 19 日 空調配管 電線管 衛生配管貫通部防火措置キット イチジカン耐火パック 2 ツー 施工要領書 古河電気工業株式会社 株式会社古河テクノマテリアル

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つづき RC ALC 等床貫通部 それぞれカッコ内の認定番号の内容を全て含みます 部位 大臣認定番号 開口部形状 面積 貫通する壁 床の構造 円形 (φ300 以下 ) 鋼製スリーブなしの場合 : 0.0201m 2 以下 (φ160 以下 ) PS060FL-0734 鋼製スリーブありの場合 : 0.0707m 2 以下 (φ300 以下 ) 厚さ 0.5mm 以上 床上長さ 100mm 以下 中空床貫通部 RC ALC 等床貫通部 PS060FL-1010 (PS060FL-0630) (PS060FL-0860) PS060FL-1018 円形 :φ160 以下面積 :0.0201m 2 以下 円形 :φ160 以下面積 :0.0201m 2 以下鋼製スリーブあり又はなし : 厚さ 0.25mm 以上 長さ 189.5mm 以上 ( 中空床等の場合 ) ALC パネル ( 軽量気泡コンクリート ) 又は鉄筋コンクリート造厚さ 100mm 以上 建築基準法施工令第 129 条の 2 の 3 第 1 項第一号ロの規定に基づく準耐火構造 (60 分 ) 又は建築基準法第 2 条第七号の規定に基づく耐火構造 (60 分 ) 厚さ 189.5mm 以上 ALCパネル ( 軽量気泡コンクリート ) 又は鉄筋コンクリート造厚さ 189.5mm 以上 2

配管の種類 表 -2 < 壁 > 適用配管一覧 PS045WL-1019 PS060WL-0862 PS060WL-0995 占積率 :53.9% 以下占積率 :54.7% 以下 1 占積率 :57.9% 以下 最大サイズ (mm) [ 被覆厚 ] 最大サイズ (mm) [ 被覆厚 ] 最大サイズ (mm) [ 被覆厚 ] 銅管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ38.1[20] φ44.5[20] φ15.9[10] 鋼管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ38.1[20] φ42.7[20] φ13.8 ステンレス鋼管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ38.1[20] φ42.7[20] φ15.9 銅管 ( 発泡合成コ ム被覆 ) 3 φ38.1[20] φ54[38] φ15.9[10] アルミニウム管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 - φ15.9[20] φ15.9[10] 結露防止層付硬質塩化ヒ ニル管 φ76 φ76 - 被覆付可とう塩化ヒ ニル管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ37[6] φ37[6] φ37[6] 可とうホ リエチレン管 φ22 φ22 φ22 合成樹脂製可とう電線管 PF 管 φ52 φ64.5 φ36.5 CD 管 φ60 φ42 φ42 波付硬質合成樹脂管 (FEP) - φ85 - 硬質塩化ヒ ニル電線管 (VE, HIVE) φ89 φ89 - 合成樹脂可とう管 ( さや管 ) φ36.5[10] φ44 φ42[10] 耐熱ホ リエチレン管 ( 発泡ホ リエチレン 発泡合成コ ム被覆他 ) 2 3 - - φ27[20] ホ リエチレン管 ( 架橋含む ) ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ27[10] φ27[20] φ27[10] 被覆付ホ リエチレン管 ( 架橋含む ) ( オレフィン系エラストマー被覆 ) φ31[2]( 管 φ27) φ31[2] φ31[2]( 管 φ27) 被覆付耐熱ホ リエチレン管 ( オレフィン系エラストマー被覆 ) - - φ31[2] 外傷防止被覆材付ホ リエチレン管 ( 架橋含む ) - - φ32.8[0.2] ホ リフ テン管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ27[10] φ27[20] φ27[10] 被覆付ホ リフ テン管 ( オレフィン系エラストマー被覆 ) φ31[2]( 管 φ27) φ31[2] φ31[2]( 管 φ27) 被覆付ホ リフ テン管 φ29.5[1.25] φ29.5[1.25] φ29.5[1.25] ( オレフィン系エラストマー ウレタン被覆 ) ( 管 φ27) ( 管 φ27) 外傷防止被覆付ホ リフ テン管 - - φ32.8[0.2] ウレタン層付ホ リフ テン管 φ33[3]( 管 φ27) φ38[2]( 管 φ34) φ31[2]( 管 φ27) 金属強化ホ リエチレン管 φ25.1 φ25.1 φ25.1 金属強化ホ リエチレン管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ25.1[20] φ25.1[20] φ25.1[10] 硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (VP VU HIVP) φ114 φ114 φ38 4 硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (VP VU HIVP) ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ32[6] φ38[20] φ32 [10] 4 耐熱性硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (HT) φ114 φ60 φ38 耐熱性硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (HT) φ38[6] ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ32[6] φ38[20] φ32[10] リサイクル硬質ホ リ塩化ヒ ニル発泡三層管 - - - 無機物充てん層付硬質塩化ヒ ニル二層管 - - - ホ リフ ロヒ レン管 - φ114 - カ ラス繊維強化ホ リフ ロヒ レン管 (GRP) - φ125 - ホ リエステル系繊維補強層付塩化ヒ ニル系ホース - - φ23 ヒ ニロン繊維補強層付 EPDM 系コ ム系ホース - - φ23 塩ヒ 被覆ステンレス鋼フレキシフ ル管 φ32.3 φ32.3 φ32.3 電線 ケーフ ル 325 mm 2 / 本 975 mm 2 / 開口 325 mm 2 / 本 916 mm 2 / 開口 100 mm 2 / 本 315 mm 2 / 開口 3

配管の種類 表 -2 < 床 > 適用配管一覧 PS060FL-0734 PS060FL-1010 PS060FL-1018 占積率 :55.2% 以下占積率 :58.2% 以下 1 占積率 :54.3% 以下 最大サイズ (mm) [ 被覆厚 ] 最大サイズ (mm) [ 被覆厚 ] 最大サイズ (mm) [ 被覆厚 ] 銅管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ44.5[20] φ44.5[20] φ38.1[20] 鋼管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ42.7[20] φ42.7[20] φ38.1[20] ステンレス鋼管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ42.7[20] φ42.7[20] φ38.1[20] 銅管 ( 発泡合成コ ム被覆 ) 3 φ44.5[20] φ54[38] φ38.1[20] アルミニウム管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ15.9[20] φ15.9[20] φ19.1[10] 結露防止層付硬質塩化ヒ ニル管 φ76 φ76 φ76 被覆付可とう塩化ヒ ニル管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ37[6] φ37[6] φ37[6] 可とうホ リエチレン管 φ22 φ22 φ22 合成樹脂製可とう電線管 PF 管 - φ64.5 φ52 CD 管 - φ42 φ60 波付硬質合成樹脂管 (FEP) - φ85 - 硬質塩化ヒ ニル電線管 (VE, HIVE) - φ89 φ89 合成樹脂可とう管 ( さや管 ) - φ44 φ36.5[10] 耐熱ホ リエチレン管 ( 発泡ホ リエチレン 発泡合成コ ム被覆他 ) 2 3 - φ27[20] - ホ リエチレン管 ( 架橋含む ) ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 - φ27[20] φ27[10] 被覆付ホ リエチレン管 ( 架橋含む ) ( オレフィン系エラストマー被覆 ) - φ31[2] φ31[2] 被覆付耐熱ホ リエチレン管 ( オレフィン系エラストマー被覆 ) - φ31[2] - 外傷防止被覆材付ホ リエチレン管 ( 架橋含む ) - φ32.8[0.2] - ホ リフ テン管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 - φ27[20] φ27[10] 被覆付ホ リフ テン管 ( オレフィン系エラストマー被覆 ) - φ31[2] φ31[2] 被覆付ホ リフ テン管 ( オレフィン系エラストマー ウレタン被覆 ) - φ29.5[1.25] φ29.5[1.25] 外傷防止被覆付ホ リフ テン管 - φ32.8[0.2] - ウレタン層付ホ リフ テン管 - φ38[2]( 管 φ34) φ33[3]( 管 φ27) 金属強化ホ リエチレン管 - φ63.1 φ25.1 金属強化ホ リエチレン管 ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 - φ25.1[20] φ25.1[20] 硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (VP VU HIVP) φ48 4 φ114 φ114 硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (VP VU HIVP) ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ48[6] 4 φ38[6] φ32[6] 耐熱性硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (HT) φ48 φ114 φ114 耐熱性硬質ホ リ塩化ヒ ニル管 (HT) ( 発泡ホ リエチレン被覆他 ) 2 φ48[6] φ38[6] φ32[6] リサイクル硬質ホ リ塩化ヒ ニル発泡三層管 - φ114 - 無機物充てん層付硬質塩化ヒ ニル二層管 - φ114 - ホ リフ ロヒ レン管 - φ114 - カ ラス繊維強化ホ リフ ロヒ レン管 (GRP) - φ125 - ホ リエステル系繊維補強層付塩化ヒ ニル系ホース - φ23 - ヒ ニロン繊維補強層付 EPDM 系コ ム系ホース - φ23 - 塩ヒ 被覆ステンレス鋼フレキシフ ル管 - φ32.3 φ32.3 電線 ケーフ ル 38 mm 2 / 本 325 mm 2 / 本 325 mm 2 / 本 162 mm 2 / 開口 1101 mm 2 / 開口 1155 mm 2 / 開口 4

1 配管条件が (1)~(3) の場合 占積率は以下の通りとなります (1) 塩化ビニル管 (VP VU HIVP HT) の組合せで使用する場合 :58.3% 以下 (2) 銅管 ( 被覆材 : 発泡合成ゴム ) を単管で使用する場合 :66.0% 以下 (3) ガラス繊維強化ポリプロピレン管を単管で使用する場合 :61.0% 以下 2 被覆材 ( 後付用 ) を用いることのできる配管です ここでいう被覆材とは ポリエチレン系 ( 架橋含む ) ポリウレタン系 ポリスチレン系 ポリプロピレン系 フェノール系 難燃ポリオレフィン系 グラスウール ロックウールなどを指します 3 被覆材 ( 後付用 ) を用いることのできる配管です 発泡合成ゴム被覆は ニトリル ブチル系 ( アーマフレックス K-FLEX 等 ) をさします PS060FL-0734 のみエチレンプロピレン系 ( エアロフレックス等 ) を含みません 4 VU 管は使用できません 5 配管のサイズが φ38 以下であれば 6mm 以下 φ32 以下であれば 10mm 以下の被覆材を使用できます 5

3. 標準施工図 本製品の標準施工図を図 -1~ 図 -7 に示します 支え金具 中空壁鋼製スリーブ ( 厚さ 0.25mm 以上 長さ 100mm 以上 ) 耐火パック 押さえ金具 配管等 施工断面図 施工完成図 図 -1 中空壁標準施工図 (PS045WL-1019) 支え金具 中空壁 鋼製スリーブ ( 厚さ 0.25mm 以上 長さ 80mm 以上 ) 耐火パック 押さえ金具 配管等 60 mm以下 60 mm以下 施工断面図 施工完成図 図 -2 中空壁標準施工図 (PS060WL-0995( 鋼製スリーブが壁面から突出す場合 )) 6

支え金具 中空壁 鋼製スリーブ ( 厚さ 0.25mm 以上 長さ 80mm 以上 ) 耐火パック 押さえ金具 配管等 施工断面図施工完成図図 -3 中空壁標準施工図 (PS060WL-0862) 壁 支え金具 耐火パック 押さえ金具 配管等 施工断面図 図 -4 壁標準施工図 (PS060WL-0862) 施工完成図 7

耐火パック 押さえ金具 支え金具 バックアップ材 床 配管等 施工断面図 図 -5 床標準施工図 (PS060FL-1010) 施工完成図 押さえ金具 支え金具 鋼製スリーブ ( 厚さ 0.5mm 以上 ) 耐火パック 100mm 以下 バックアップ材 床 配管等 施工断面図 施工完成図 図 -6 床標準施工図 (PS060FL-0734( 鋼製スリーブが先付け施工の場合 ) 8

押さえ金具 支え金具 耐火パック 鋼製スリーブ ( 厚さ 0.25mm 以上 長さ 189.5mm 以上 ) バックアップ材 配管等 中空床 施工断面図 図 -7 中空床標準施工図 (PS060FL-1018) 施工完成図 9

4. 品番および構成部材 本製品の適用開口径と構成部材を表 -4 に示します 表 -4 適合開口径と構成部材 品番 適合開口径 (mm) ボイド管 ( 仕上り外径 ) コアドリル 耐火パック ( 袋 ) 支え金具 ( 個 ) 押さえ金具 ( 個 ) 構成部材 バックアップ材 ( 本 ) 25 25 200 25 25 300 工法表示ラベル ( 枚 ) 取扱説明書 ( 枚 ) NPQ50 50(55) 55 1 - NPQ75 75(80) 80 1-1 各サイズ各サイズ NPQ100 100(106) 110 2-1 1 NPQ125 125(131) 135 1 1 2 NPQ150 150(157) 160-2 1 1 5. 施工手順 本製品の施工手順を以下に示します 施工上の注意事項施工にあたっては 防火区画において 配管が貫通する部分にあらかじめ開口部を設けておく必要があります 必要に応じた開口部仮枠の設置や躯体強度を考慮したうえでの鉄筋補強の切断可否等を協議のうえ 開口部を設けてください 1 開口部の設置方法 施工する際の開口部は ボイド管 ( 紙筒 ) での仕上り寸法 またはコアドリルを用いて設置された 開口寸法が標準となっており 新築工事 改修 追加工事いずれも対応できます ボイド管により開 口部を設けた場合には 必ず施工前に紙管を開口穴から取り去ったことを確認してください 寸法 については表 -5 を参照ください 表 -5 開口部寸法 品番 適用開口径 (mm) ボイド管のときコアドリルのとき呼び径仕上り径 (mm) 仕上り径 (mm) NPQ50 50~55 50 55 55 NPQ75 75~80 75 80 80 NPQ100 100~110 100 106 110 NPQ125 125~135 125 131 135 NPQ150 150~160 150 157 160 10

2 開口部の間隔 開口部に充てんする工法のため 壁 床面に露出するのは支え金具の一部のみになり 開口部 の間隔に関わりなく施工することが可能です ( 但し 建物の構造強度をご参考の上 適正な開口間隔を設けてください ) 3 中空壁及び中空床への施工の場合中空壁及び中空床 ( せっこうボード壁等 ) に施工する際には 中空壁及び中空床 ( 中空部分 ) と貫通部を仕切る鋼板等のスリーブが必要となります ( 注なお 鋼板等のスリーブは認定条件 ) を満足するものであれば 市販品をご使用頂いても 現場でご準備頂いても構いません 弊社では別売品として 中空壁用スリーブ イチジカン- 丸穴スリーブ をご用意しております ( 中空床には対応しておりません ) 鋼板等のスリーブの設置方法や注意事項の詳細については 6-3. 中空壁及び中空床施工の場合 をご覧ください ( 注 ) 認定条件は下記のようになります PS060WL-0862 PS060WL-0995 : 板厚 0.25mm 以上 長さ 80mm 以上 PS045WL-1019 : 板厚 0.25mm 以上 長さ 100mm 以上 PS060FL-1018 : 板厚 0.25mm 以上 長さ 189.5mm 以上 4 床施工時に鋼製スリーブが床上面に突き出す場合床施工 ( 鉄筋コンクリート ALC 造 ) する際に鋼製スリーブが床上面より突き出す場合には 以下のいずれかの方法にて鋼製スリーブを設置してください なお 鋼板等のスリーブは認定条件 ( 内径 φ160 以下 厚さ 0.5mm 以上 床上面突出し長さ 100mm 以下 ) を満足するもの ( 市販品等 ) をご使用ください (1) 鋼製スリーブ後付け施工の場合 ALCパネル又は鉄筋コンクリート造等の床にボイドまたはコアドリル等を使用して開口を設け 鋼製スリーブをセメントモルタルで埋め戻して下さい (2) 鋼製スリーブ先付け施工の場合鉄筋コンクリート造等の床の場合に 鋼製スリーブを鉄筋又は型枠等に固定し コンクリートに埋設して下さい 11

6. 施工要領 6-1. 床工法の場合 ( 鋼製スリーブが床上面に突き出す場合も同様の施工となります ) 1 開口部の清掃 配管 ケーブルに外傷等の異常がないことをチェックし束ねられ 開口部の中心にくるようにセットし 支持固定されていることを確認してください 中空床の場合 中空床施工時は 鋼製 スリーブをご使用くだ さい 2 支え金具の設置 支え金具を配管の周りにセットし 開口部に落とし込みます なお 品番 NPQ125 および 150 については 支え金具が十字になるよう 2 個落とし込んでください NPQ125,150 の場合 支え金具を 2 個落とし 込んでください 3 バックアップ材の設置 バックアップ材を配管周囲に巻きつけ 開口部に落とし込んで ( 押込む ) ください なお 配管の貫通状況等によりバックアップ材が押込みにくい場合には 変形させながら押し込んでください また バックアップ材を切断もしくは不織布が破れた場合は テープ等で補強してください 12

4 耐火パックの巻き付け 充てん 配管周囲に巻き付けた耐火パックを開口部に落とし込みながら充てんしてください このとき 配管状況や形状に合わせて 耐火パックを変形させ充てんしてください 配管量が多い場合 配管量が少ない場合 スラブの厚みや配管の占積率によってスラブ面と防火措置面との間に段差が生じますが 防火性能上問題はありません 5 押さえ金具の設置 押さえ金具を設置して施工完了です 押さえ金具の設置方法については 6-4. 押さえ金具の設置方法 を参照ください 鋼製スリーブなしの場合 鋼製スリーブありの場合 ( 床上面に突出し ) 13

6-2. 壁工法の場合 1 開口部の清掃 配管 ケーブルに外傷等の異常がないことをチェックし束ねられ 開口部の中心にくるようにセットし 支持固定されていることを確認してください 2 支え金具の設置 支え金具を配管の周りにセットし 開口部に挿入します なお 品番 NPQ125 および 150 については 支え金具が十字になるよう 2 個挿入してください NPQ125,150 の場合 支え金具を 2 個挿入し てください 3 耐火パックの巻き付け 充てん 配管周囲に巻き付けた耐火パックを開口部に押込みながら充てんしてください このとき 配管状況や形状に合わせて 耐火パックを変形させ充てんしてください 配管の占積率によって開口表面と防火措置面との間に段差が生じますが 防火性能上問題はありません 配管量が多い場合 配管量が少ない場合 14

4 押さえ金具の設置 押さえ金具を設置して施工完了です 押さえ金具の設置方法については 6-4. 押さえ金具の設置方法 を参照ください 15

6-3. 中空壁及び中空床工法の場合 (1) 弊社製 イチジカン - 丸穴スリーブ をご使用の場合 イチジカン - 丸穴スリーブ は中空床工法には対応しておりません 表 -6 イチジカン丸穴スリーブ概略と必要工具 部材など 品番 適合開口径長さ鋼板厚さ呼び径穴径 (mm) (mm) (mm) IM-75 75 φ70~85 IM-100 100 φ95~110 IM-125 125 φ115~135 150 0.4 IM-150 150 φ145~160 必要工具など 保護手袋 ( 皮手袋 軍手など ) 丸穴スリーブを設置する際 端面等でケガをしないようご注意ください 金切りばさみ 壁厚に合わせて丸穴スリーブを切断する場合に必要となります ハンマー 丸穴スリーブ設置後に固定位置を調整する場合などに必要となります ステープル ステープル用釘打ち機 または固定ビス等 中空壁に丸穴スリーブを固定する場合に 1 箇所あたり 2~4 本のステープル ( または固定ビス ) が必要となります 中空壁用目地材 無機充てん材 ( せっこうボード用目地材 ) が必要となります ( 開口と丸穴スリーブ間の隙間処理用 ) 1 スリーブの切断 2 スリーブの挿入 ( 壁からのはみ出しが気になる場合 ) スリーブを開口内部に 1 枚ずつ挿入 壁の厚みに合わせ ビードを目安に してください 金切りばさみで切断してください 3 仕上げ 開口部とスリーブの間に隙間がある場合は せっこうボード用目地材などで埋めてください スリーブのテーパー部をハンマーで叩いて 壁面になじませることもできます 完成図 16

(2) 市販品スリーブをご使用の場合 1 鋼板等のスリーブの用意とアルミテープ貼付け 認定条件を満たした鋼板等のスリーブを用意します このとき 開口径になじませるよう鋼板等 の重ね合わせ面をアルミテープで固定することにより 防火措置材の施工がしやすくなります 鋼板等のスリーブ厚さ 0.25mm 以上 アルミテープ 2 上記の加工を行ったスリーブを開口形状に合わせてはめ込みます ( 板状の鋼板を丸め込んで頂いても構いません ) なお 中空壁及び中空床に開口を設置するときは 出来るだけ丁寧に作業するように心がけてください また 壁面及び床面 ( せっこうボード等 ) とスリーブとの隙間は 無機充てん材 ( せっこうボード用目地材や耐火パテ等 ) で埋めてください 鋼板等のスリーブ厚さ 0.25mm 以上 床面とスリーブとの隙間は無機充てん材で埋める 壁面とスリーブとの隙間は無機充てん材で埋める 鋼板等のスリーブ厚さ 0.25mm 以上 17

イチジカン耐火パックツー施工要領書 2 6-4. 押さえ金具の設置方法 ( 壁 床 中空壁 中空床工法同様 ) 1 金具の拡径金具端部を拡げ配管を挟み込み 開口部へ落とし込みます 2 支え金具への固定開口部へ落とし込んだ押さえ金具を 支え金具と開口の間に挿入します もう一方の端末 ( 拡径側 ) を支え金具にクロスさせるようにフッキングさせ 開口の中に支え金具を全て収めて完了です 6-5. 開口部の化粧について ( 壁 床 中空壁 中空床工法同様 ) 壁面 ( 床面 ) と防火処置面との間に生じた段差が気になる場合には 必要に応じ化粧用として所定量 (200g 以下 ) の充てん材 ( パテ状 : 弊社製品 ダンシール -KP 市販のエアコンパテなど ) もしくは バックアップ材により化粧処理が可能です 詳しくは 弊社技術窓口までお問い合わせください (PS045WL-1019(45 分準耐火壁 ) のみ パテ充てん材による化粧処理はできません ) バックアップ材を施工 ( 壁の場合 ) エアコンパテを施工 18

7. 品番選定 7-1. 計算による最適品番の選定方法配管サイズ 本数の組み合わせについては 以下を参考に 適合する品番を選定して下さい 品番 開口径 (mm) 表 -7 開口径有効措置径及び収容可能面積 有効措置径 (mm) 開口面積 (mm 2 ) 1 配管の最大収容面積 (mm 2 ) (( ) 内は各占積率に対応する国土交通大臣認定番号 ) 占積率 53.9% の場合 (PS045WL-1019) 占積率 54.3% の場合 (PS060FL-1018) 占積率 54.7% の場合 (PS060FL-0862) NPQ 50 55 27 2,375 1,280 1,289 1,299 NPQ 75 80 55 5,024 2,707 2,728 2,748 NPQ100 110 75 9,499 5,119 5,157 5,195 NPQ125 135 100 14,307 7,711 7,768 7,825 NPQ150 160 125 20,096 10,831 10,912 10,992 品番 占積率 55.2% の場合 (PS060FL-0734) 1 配管の最大収容面積 (mm 2 ) (( ) 内は各占積率に対応する国土交通大臣認定番号 ) 占積率 57.9% の場合 (PS060WL-0995) 占積率 58.2% の場合 (PS060WL-0862) 占積率 58.3% の場合 (PS060WL-0862 PS060FL-1010) 占積率 59.1% の場合 (PS060WL-0862) NPQ 50 1,311 1,375 1,382 1,384 1,403 NPQ 75 2,773 2,908 2,923 2,928 2,969 NPQ100 5,243 5,499 5,528 5,537 5,613 NPQ125 7,897 8,283 8,326 8,340 8,455 NPQ150 11,092 11,635 11,695 11,715 11,876 品番 1 配管の最大収容面積 (mm 2 ) (( ) 内は各占積率に対応する国土交通大臣認定番号 ) 占積率 61.0% の場合 (PS060WL-0862 PS060FL-1010) 占積率 66.0% の場合 (PS060WL-0862 PS060FL-1010) NPQ 50 1,448 1,567 NPQ 75 3,064 3,316 NPQ100 5,794 6,269 NPQ125 8,727 9,443 NPQ150 12,258 13,263 2 貫通させる配管の断面積合計 (mm 2 ) 実際に貫通させる配管の外径から算出して下さい ( 下記計算例参照 ) 品番 3 適合品番 4 収容可能な開口径 NPQ 50 NPQ 75 1 2 有効措置径 太い2 本の外径の合計 NPQ100 (1 以下 ) (5~7 本の場合は太い3 本の外径の合計 ) NPQ125 NPQ150 配管の最大収容面積 = 開口面積 各国土交通大臣認定番号における占積率(%) 19

イチジカン耐火パックツー施工要領書 2 1 < 収容可能な配管量の確認 = 配管の最大収容面積の選定 > 上表より 開口径に対して配管の最大収容面積を選定し 収容可能な配管量を確認して下さい ( 貫通させる配管の種類と対応する国土交通大臣認定番号 (3 4 ページ目の表 -2< 壁 > 及び < 床 > を参照 ) 貫通する箇所の構造( 壁 ( コンクリート /ALC/ 準耐火認定壁 ( 普通せっこうボード中空壁含む )/ 耐火認定壁 等々 ) 床( コンクリート /ALC/ 準耐火認定床 ( 中空床 )) と対応する国土交通大臣認定番号 (1 2 ページ目の表 -1 を参照 ) をご確認の上 上表の 配管の最大収容面積 部分を参照してください ) 2< 貫通させる配管の断面積 ( 合計値 ) の算出 > 実際に貫通させる配管の外径より 断面積を算出して下さい ( 複数本貫通する場合は各配管の断面積の合計になります ) 3< 適合品番の選定 > これらの算出結果より 1 2の条件を満たす品番を選定して下さい 4< 貫通させる配管が収容可能かどうか= 施工可否の確認 > 配管の外径が 開口径に収容可能かを上表の有効措置径で確認して下さい 最終的に 3 と 4 の条件を満たす品番のうち 一番小さいサイズの品番が最適の品番です 例 断熱被覆銅管 19.05( ガス管 )/12.7( 液管 ) が中空壁を貫通する場合 ( 認定番号 PS060WL-0862 最大占積率 54.7%) 19.05( 被覆 10) の外径 断面積 19.05+(10 2)=39.05(mm) : {( 19.05+(10 2)) / 2 } 2 3.14=1197mm 2 12.70( 被覆 10) の外径 断面積 12.70+(10 2)=32.70(mm) : {( 12.70+(10 2)) / 2 } 2 3.14= 840mm 2 s 1 収容可能な配管の断面積 : 上表から NPQ75 は 2,748mm 2 2 貫通する配管の断面積の合計 : 上記から 1197 + 840 = 2037mm 2 3 これらの算出結果より 12,748mm 2 (NPQ75) > 22037mm 2 > 31,299mm 2 (NPQ50) 4 配管の外径が 39.05 + 32.70 = 71.75mm < 75mm (NPQ100 の有効措置径 ) 従って NPQ100 が最適の品番になります ご注意 ( 重要 ) 付随する電線 ケーブルと合わせて施工される際は各々の断面積を追加して下さい 20

7-2. 品番 ( 開口径 ) に対する選定 ( 空調配管 ( 発泡ポリエチレン被覆銅管 ) 2 管式の場合 ) 各配管組合せに対し 各品番 ( 開口径 ) を適用した場合の貫通可能系統数を以下に示します 各表の欄に記載された数字は 当該開口径 品番の際に貫通可能な系統数を示します 1 ガス管側の断熱被覆 ( 保温材 ) の厚みは 各表の系統数が記載された欄の左側が 10mm 厚 (2 分 3 分の配管については 8mm 厚 ) 右側が 20mm 厚の場合を示しています また 2 分 3 分の配管は液管の保温材厚みは 8mm 厚を想定しております 2 各表は仕上り貫通穴径 ( コアドリル径 = 各品番の最大適用開口径 ) に対して施工した場合の目安です 3 配管 1 系統につき制御ケーブル (CVV2mm 2 4C 相当 外径 φ11.5)1 本を同時貫通させた場合を想定しています 4 各欄の - 部分は 当該品番が適用できないことを示します 5 ガス管 液管ともに断熱被覆 ( 保温材 ) の厚みが 20mm の場合は 7-3. 項をご参照ください 表 -8 貫通可能系統数 ( 品番 NPQ75 の場合 ) ガス管 液管 呼び径 2 分 3 分 外径 6.4 9.5 ガス管保温厚 10mm 20mm 10mm 20mm 3 分 9.5 1-4 分 12.7 1-1 - ( 表各欄の数字は系統数を示す ) 表 -9 貫通可能系統数 ( 品番 NPQ100 の場合 ) 液管 呼び径 2 分 3 分 4 分 5 分 6 分 7 分 1 インチ 外径 6.4 9.5 12.7 15.9 19.1 22.2 25.4 ガス管 ガス管保温厚 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 3 分 9.5 3 1 4 分 12.7 2 1 2 1 5 分 15.9 2 1 2 1 1 1 6 分 19.1 2 1 2 1 1 1 1 1 7 分 22.2 1 1 1 1 1-1 - 1-1インチ 25.4 1 1 1 1 1-1 - 1-1 - 1インチ 1 分 28.6 1 1 1 1 1-1 - 1-1 - 1-1 インチ 2 分 31.8 1-1 - 1-1 - 1-1 - 1-1 インチ 3 分 34.9 1-1 - 1-1 - - - - - - - 1 インチ 4 分 38.1 1-1 - 1-1 - - - - - - - 1 インチ 5 分 41.3 1 - - - - - - - - - - - - - 1 インチ 6 分 44.5 1 - - - - - - - - - - - - - ( 表各欄の数字は系統数を示す ) 21

表 10 貫通可能系統数 ( 品番 NPQ125 の場合 ) 液管 呼び径 2 分 3 分 4 分 5 分 6 分 7 分 1 インチ 外径 6.4 9.5 12.7 15.9 19.1 22.2 25.4 ガス管 ガス管保温厚 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 3 分 9.5 5 2 4 分 12.7 4 2 3 2 5 分 15.9 3 1 3 1 2 1 6 分 19.1 3 1 3 1 2 1 2 1 7 分 22.2 3 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1インチ 25.4 2 1 2 1 2 1 2 1 1 1 1 1 1インチ 1 分 28.6 2 1 2 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 インチ 2 分 31.8 2 1 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 インチ 3 分 34.9 2 1 2 1 1 1 1 1 1-1 - 1-1 インチ 4 分 38.1 1 1 1 1 1 1 1 1 1-1 - 1-1 インチ 5 分 41.3 1-1 - 1-1 - 1-1 - 1-1 インチ 6 分 44.5 1-1 - 1-1 - 1-1 - 1 - ( 表各欄の数字は系統数を示す ) 表 -11 貫通可能系統数 ( 品番 NPQ150 の場合 ) 液管 呼び径 2 分 3 分 4 分 5 分 6 分 7 分 1 インチ 外径 6.4 9.5 12.7 15.9 19.1 22.2 25.4 ガス管 ガス管保温厚 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 10mm 20mm 3 分 9.5 8 3 4 分 12.7 6 3 6 3 5 分 15.9 6 2 5 2 4 2 6 分 19.1 5 2 4 2 4 2 3 2 7 分 22.2 4 2 4 2 3 2 3 2 3 2 1インチ 25.4 4 2 4 2 3 2 3 1 3 1 2 1 1インチ 1 分 28.6 4 2 3 2 3 1 3 1 2 1 2 1 2 1 1 インチ 2 分 31.8 3 2 3 2 3 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1 インチ 3 分 34.9 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1 インチ 4 分 38.1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1 インチ 5 分 41.3 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1 インチ 6 分 44.5 2 1 2 1 2 1 2 1 2 1 1 1 1 1 ( 表各欄の数字は系統数を示す ) 22

7-3. 配管組合せに対する選定 ( 空調配管 ( 発泡ポリエチレン被覆銅管 ) 2 管式の場合 ) 各配管組合せに対する最適品番を以下に示します 各表の欄に記載された記号は 当該配管 組合せの際に最適な品番 (= 開口径 ) を示します 各記号に対応する品番は以下の通りです NPQ75 NPQ100 NPQ125 NPQ150 1 断熱被覆 ( 保温材 ) の厚みは 各表の系統数が記載された欄の左側が液管 ガス管とも 10mm 厚 (2 分 3 分の配管については 8mm 厚 ) 中央が液管 10mm 厚 (2 分 3 分の配管については 8mm 厚 ) ガス管 20mm 厚 右側が液管 ガス管とも 20mm 厚の場合を示しています 2 各表は仕上り貫通穴径 ( コアドリル径 = 各品番の最大適用開口径 ) に対して施工した場合の目安です 3 配管 1 系統につき制御ケーブル (CVV2mm 2 4C 相当 外径 φ11.5)1 本を同時貫通させた場合を想定しています 4 各欄の - 部分は 適用可能な品番が無いことを示します 表 -12 配管組合せに対する最適品番表 液管ガス管 呼び径液管保温厚 2 分 10 3 分 10 4 分 10 5 分 10 6 分 20 7 分 10 1 インチ 10 20 10 10 20 10 10 20 10 10 20 10 10 20 外径ガス管保温厚 6.4 10 9.5 20 12.7 10 15.9 20 19.1 20 22.2 10 25.4 20 20 10 20 20 10 20 20 10 20 20 10 20 20 3 分 9.5 4 分 12.7 5 分 15.9 6 分 19.1 7 分 22.2 1インチ 25.4-1インチ 1 分 28.6 - - - - 1 インチ 2 分 31.8 - - - - 1 インチ 3 分 34.9 - - - - - 1 インチ 4 分 38.1 - - - - - - 1 インチ 5 分 41.3 - - - - - - 1 インチ 6 分 44.5 - - - - - - 23

7-4. 配管組合せに対する選定 ( 空調配管 ( 発泡ポリエチレン被覆銅管 ) 3 管式の場合 ) 各配管組合せに対する最適品番を以下に示します 1 断熱被覆 ( 保温材 ) の厚みは 液管 10mm 厚 (3 分の配管については 8mm 厚 ) 吐出ガス管 吸入ガス管 20mm 厚の場合を示しています 2 各表は仕上り貫通穴径 ( コアドリル径 = 各品番の最大適用開口径 ) に対して施工した場合の目安です 3 配管 1 系統につき制御ケーブル (CVV2mm 2 4C 相当 外径 φ11.5)1 本を同時貫通させた場合を想定しています 4 下表に無い組合せは 適用可能な品番がございません 弊社姉妹品 イチジカン APK をご使用ください 表 -13 配管組合せに対する最適品番表 (3 管式の場合 ) 3 管組合せ ( 配管外径 ( ) 内は保温厚 ) 適用品番 9.5(8) 12.7(20) 15.9(20) NPQ150 9.5(8) 12.7(20) 19.1(20) NPQ150 9.5(8) 12.7(20) 22.2(20) NPQ150 9.5(8) 12.7(20) 25.4(20) NPQ150 9.5(8) 12.7(20) 28.6(20) NPQ150 9.5(8) 15.9(20) 19.1(20) NPQ150 9.5(8) 15.9(20) 22.2(20) NPQ150 9.5(8) 15.9(20) 25.4(20) NPQ150 9.5(8) 19.1(20) 22.2(20) NPQ150 12.7(10) 15.9(20) 19.1(20) NPQ150 12.7(10) 15.9(20) 22.2(20) NPQ150 12.7(10) 15.9(20) 25.4(20) NPQ150 12.7(10) 19.1(20) 22.2(20) NPQ150 15.9(10) 19.1(20) 22.2(20) NPQ150 24

8. 施工上の注意事項 本書および認定書に記載された認定条件 品番選定方法をよくお読みのうえ 適切な品番のも のを正しく施工してください 品番選定早見表は設計数値 ( 配管外径 ) に基づき算出しているため 現場状況 配管の摩擦等 により施工が困難な場合があります 耐火パックは柔軟性がありますので 分解 切断等をせずそのままご使用ください また 破損し た場合は 充てん材が流れ出ないようにプラスチックテープ等で補修してご使用ください 万が一 袋が破れて充てん材が目に入った場合は 直ちに流水で洗い流し 医師の診断を受 けてください 皮膚に付着した場合は 布または紙でふき取り 石鹸でよく洗浄してください 耐火パックを開口内に充てんする工法のため 開口径一杯に配管をした場合は施工できません 開口部の大きさには余裕を持たせてください 鋭利な物 ( ドライバー等 ) を使用しての充てんは行わないでください バックアップ材は壁工法には必要ありませんが 床工法には必ずご使用ください 配管が膨張 収縮することが予想されるため 押さえ金具は必ずご使用ください 配管の支持 固定は貫通部の前後で別途必ず行ってください 本製品には配管の支持機能は ありませんので 支持 固定が不十分な場合は耐火パックがずれて隙間を生じる恐れがあります スラブや壁の厚み 配管の占積率によって 施工側 ( 床上側 ) 反施工側 ( 床下側 ) とも スラブ 面 壁面と防火処置面との間に段差が生じますが 防火性能上問題はありません 屋外でご使用の場合は 直射日光や雨水があたらないように処置してください 25

9. 安全に関するご注意 ご使用の前に 安全に関するご注意 をよくお読みいただき 正しくお使いください ここに示し た注意事項は あなたや他の人への危害や損害を未然に防止するためのものです 警告 注意 この表示を無視して誤った取扱いをすると 人が死亡または重傷を負う可能性が想定される内容を示しています この表示を無視して誤った取扱いをすると 人が傷害を負う可能性および物的損害のみの発生が想定される内容を示しています 図記号の意味は 次のとおりになっています 注意 : 気をつける必要があることを表しています 禁止 : してはいけないことを表しています 指示 : しなければならないことを表しています 警告 注意 床開口部の施工後は踏み抜きに注意してください 防火措置部の上に乗ったり重量物を置いたりしないてください 子供 幼児の手の届くところに材料部材を置かないでください 単心の電力ケーブルが貫通する場合は周囲に鉄系の金具を配置しないでください 最大開口面積または直径以下で施工してください ケーブル等の貫通物種類および貫通物占積率は 取扱説明書 認定書に従ってください 取扱説明書 認定書に従って施工してください 防火措置部は 出来る限り隙間のできないように施工してください 液体状のものを扱う場合は保護メガネを着用してください 繊維状または粉状のものを扱う場合は マスクおよび保護メガネを着用してください 床または壁貫通部の周囲に可燃物を置かないでください 耐熱シール材等のパテを扱う際は保護具を着用してください 金具を扱う場合は保護具を着用してください 特殊な環境下で使用される場合は事前にご相談ください 材料は貫通部以外の部分に使用しないでください 防水性が要求される場合は別途施工が必要となります ケーブルまたは配管類の支持 固定機能はありません 別途 支持 固定をしてください 施工完了後は工法表示ラベルを表示してください 再施工時も工法表示ラベルを更新してください 26

10. 免責事項 (1) 防火区画貫通部措置が大臣認定または消防評定通りの耐火性能を得るためには 施工品 質が大変重要になります これらを施工するにあたり 大臣認定 消防評定条件 施工方法を よくご理解いただき 施工者および建物管理者の責任において施工および維持管理していた だきますようお願い致します (2) 以下のような場合において問題が生じた場合 弊社として責任を負いかねますのでご了承 ください 1 大臣認定 消防評定条件以外の施工を行った場合 ( 個別の取り決めに依る仕様は除く ) 2 弊社指定以外の材料を使用した場合 3 本来の使用目的以外に使用した場合 4 再通線 改修工事等において 不適切な施工により問題が生じた場合 5 安全に関するご注意 を守らなかった場合 6 適切な維持 管理が行われていない場合 7 通常の経年変化 ( 使用に伴う消耗 摩耗等 ) 経年劣化またはこれらに伴うほこりによる仕上りの変化の場合 8 周辺環境に起因する場合 ( 例えば 酸性 アルカリ性のガス 異常な高温 低温 多湿 結露等 ) 9 矩体の変形等 製品以外の不具合に起因する場合 10 犬 猫 鳥 鼠 蛇等の小動物 昆虫 ツルまたは根等の植物に起因する場合 11 犯罪 いたずら等の不法な行為に起因する場合 12 戦争 紛争 天災 その他の不可抗力による場合 ( 例えば 暴風 豪雨 高潮 地震 落雷 洪水 地盤沈下等 ) 13 実用化されている技術では予測不可能な現象 またはこれが原因となる場合 11. その他 本施工要領書記載の内容は 製品改良等のため お断りなく変更する場合がありますのでご了 承ください 以上 27