森林環境保全整備事業における標準単価の設定等について 平成 23 年 3 月 31 日 22 林整整第 857 号林野庁森林整備部整備課長通知最終改正 : 平成 28 年 4 月 1 日 27 林整整第 866 号 森林環境保全整備事業における標準単価の設定及び間接費の算出については 森林環境保全整

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1. 労務単価 平成 30 年度 2 省協定単価 普通作業員 20,100 円 特殊作業員 22,300 円 特殊運転手 22,800 円 軽作業員 13,900 円 交通誘導警備員 11,300 円 2. 間接費間接費のうち現場監督費については 事業の実行に直接必要な作業が現場労働者により実施され

公共建築工事共通費積算基準 1 共通費の区分と内容共通費は 共通仮設費 現場管理費 及び 一般管理費等 に区分し それぞれ表 -1 表-2 及び表 -3の内容と付加利益を一式として計上する ただし 共通費を算定する場合の直接工事費には 本設のための電力 水道等の各種負担金は含まないものとする 表 -

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平成 30 年度造林補助事業 (1- 四半期 ) の標準単価適用にあたっての留意事項 ( 共通事項等 ) 1 (1) ア イ ウ (2) アイウ エ (3) ア イ (4) 単価は 請負施行 請負施行以外 及び 消費税抜き の 3 通りとし その適用については次による 請負施行市町村 おかやまの森整

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工事費構成内訳書の提出について ~ 法定福利費の明示が必要になります ~ 平成 29 年 12 月 6 日 中日本高速道路株式会社

建築工事共通費積算基準 平成 2 9 年版 沖縄県土木建築部 ( 改定日 : 平成 29 年 4 月 1 日 )

仮設建物費 ( 建築分野のみに適用 ) 工事等協力の対象となる地域によって 安全上の配慮から日本人常駐管理者の宿泊施設が JICA もしくは在外公館によって指定される場合には 指定された宿泊施設の中から見積を取り その金額 (JICA 等との間に料金に係る取極めがある場合にはその金額 ) に基づいて

再造林 育林の低コスト化に関する指針 育林の低コスト化に関する指針平成 27 年 3 月高知県林業振興 環境部 1 指針の目的平成 24 年 9 月に策定した 皆伐と更新の指針 では 伐採時期を迎えた人工林を皆伐した後 再造林の適地と判断される伐採跡地では 森林資源の持続的な利用を図るうえでも再造林

福利厚生費 現場従業員に対する慰安 娯楽 厚生 貸与被服 健康診断 医療 慶弔見舞等に要 する費用 事務用品費 事務用消耗品費 OA 機器等の事務用備品費 新聞 図書 雑誌等の購入費 工事写 真代等の費用 通信交通費 通信費 旅費及び交通費 補 償 費 工事施工に伴って通常発生する騒音 振動 濁水

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橋梁定期点検業務積算基準書_平成30年4月_広島県

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平成21年度地域医療再生臨時特例交付金交付要綱

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

平成20年度


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かかり木の処理の作業における労働災害防止のためのガイドライン 第 1 目的等 1 目的 本ガイドラインは 近年の人工林における間伐作業の増加等を背景に かかり木の処理の作業における死亡災害が増加する傾向にあること等を踏まえ 労働安全衛生関係法令と相まって かかり木の処理に係る事前の実地調査の実施 新

業種地質調査業務 (H29) 改正現行備考 第 1 章地質調査積算基準第 1 章地質調査積算基準 第 1 節地質調査積算基準 第 1 節地質調査積算基準 別表第 1 別表第 1 (1) 諸経費率標準値 (1) 諸経費率標準値 対象額 100 万円以下 100 万円を超え 3000 万円以下 3000

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ただし 森林の土地の所有権の取得と併せて 当該森林について法第 10 条の2の規定に基づく開発行為の許可を受けて他の用途へ転用する場合など 地域森林計画の対象とする森林から除外されることが確実であるときは 届出書の提出を要さないものとして運用して差し支えない (2) 土地の所有者となった日届出書の提

法定福利費の明示について 1 社会保険等未加入対策 建設業者の社会保険等未加入対策として 社会保険等への加入を一層推進していくためには 必要な法定福利費が契約段階でも確保されていることが重要です 建設工事における元請 下請間では 各専門工事業団体が法定福利費を内訳明示した 標準見積書 を作成しており

様式 2 作成年度 平成 28 年度 森林整備加速化 林業再生基金変更事業計画書 区分 : 強い林業 木材産業構築緊急対策 区分 : 林業成長産業化総合対策 福井県

○1_(公表用)労務単価

茨木市では 緑あふれる魅力あるまちづくりを進めるため 民有地での緑化について その費用の一部を補助しています 生垣を設置 壁面を緑化 道路に面して新たに生垣を設置する 道路にはみ出している生垣を改良する [ 生垣緑化 ] 道路 壁面 擁壁 フェンス 市街化区域で 道路から眺望できる建築物や擁壁の壁面

財営第   号

用地関係文書作成等業務費積算基準 第 1 適用範囲この積算基準は 用地関係文書作成等業務を委託する場合の業務費を積算する場合に適用する 第 2 業務費の構成この積算基準による業務費の構成は 原則として 次によるものとする 業務原価直接原価直接人件費 業務価格 直接経費 間接原価 その他原価 業務費

戦略的基盤技術高度化支援事業における労務費の計算に係る実施細則 ( 健保等級ルール ) 平成 24 年 3 月中小企業庁創業 技術課平成 24 年 4 月以降に実施される戦略的基盤技術高度化支援事業 ( 以下 本事業 という ) に係る労務費の算出方法を以下のとおり定めて運用する 事務の効率化や計算

山形県県土整備部資材単価及び歩掛等決定要領

二重床下地 という 参考図参照) として施工する方法がある 二重床下地は 支持脚の高さを一定程度容易に調整することができること また コンクリートスラブと床パネルとの間には給排水管等を配置できる空間があることから 施工が比較的容易なものとなっている 2 本院の検査結果 ( 検査の観点 着眼点 対象及

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公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金交付要綱 ( 通則 ) 第 1 条公益財団法人山梨県林業公社分収林事業支援補助金 ( 以下 補助金 という ) の交付については 山梨県補助金等交付規則 ( 昭和 38 年山梨県規則第 25 号 ) に定めるもののほか この要綱の定めるところによる (

科目印収納科目一覧

なお 事業所の形態によって企業単位及び労働者単位で加入すべき保険の種類が異なる このため 事業所形態に応じて社会保険料の事業主負担分の内訳明示額の対象が以下のようになるので 留意されたい 1 法人事業所 労災保険全ての警備員に係る労災保険料 雇用保険常用警備員の雇用保険料事業主負担額 健康保険料健康

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別紙 土木請負工事工事費積算要領 ( 目的 ) 第 1 この要領は, 国土交通省直轄の土木工事を請負施工に付する場合における工事の設計書に計上すべき当該工事の工事費 ( 以下 請負工事費 という ) の算定について必要な事項を定めることにより, 請負工事の予定価格の算定を適正にすることを目的とする

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補助事業等の実施に要する人件費の算定等の適正化について 平成 22 年 9 月 27 日 22 経第 960 号大臣官房経理課長から大臣官房総務課長 大臣官房政策課長 大臣官房厚生課長 大臣官房地方課長 大臣官房環境バイオ マス政策課長 大臣官房国際部長 大臣官房統計部長 各局 ( 庁 ) 長 沖縄

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社会保険加入促進計画に盛込むべき内容

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( 案 ) 土地区画整理事業の施行に伴い設置される 公共施設の管理及び帰属等に関する協議書 埼玉県 ( 以下 甲 という ) と ( 土地区画事業施行 ( 予定 ) 者 ) ( 以下 乙 と いう ) とは 土地区画整理法に基づく土地区画整理事業の施行により設置される公共 施設の管理及び帰属等につい

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オーストリア林業から学ぶ 長野県林業大学校 いとう 2 学年伊藤 ひらさわ平沢 ほりべ堀部 けいすけ圭介 きみひこ公彦 たいせい 泰正 要旨私たち長野県林業大学校では 昨年の 7 月にオーストリアで 8 日間 森林 林業の研修を行なって来ました オーストリアは日本よりも狭い国土面積 低い森林率であり

調査等 何らかの形でその者が雇用期間の更新を希望する旨を確認することに代えることができる ( 雇用期間の末日 ) 第 6 条第 4 条及び第 5 条の雇用期間の末日は 再雇用された者が満 65 歳に達する日以後における最初の3 月 31 日以前でなければならない 2 削除 3 削除 ( 人事異動通知

( 別紙 ) 保育士修学資金貸付制度実施要綱 第 1 目的この制度は 指定保育士養成施設に在学し 保育士資格の取得を目指す学生に対し修学資金を貸し付け もってこれらの者の修学を容易にすることにより 質の高い保育士の養成確保に資することを目的とする 第 2 貸付事業の実施主体保育士修学資金 ( 以下

事務連絡 平成 29 年 10 月 25 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局建設業課長 平成 28 年熊本地震の被災地域での建設工事等における 予定価格の適切な設定等について 公共工事の予定価格の設定については 市場における労務及び資材等の最新の実勢価格を適切に反映させつつ 実際の施工

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

国土入企第 5 4 号 平成 31 年 2 月 22 日 建設業団体の長殿 国土交通省土地 建設産業局長 技能労働者への適切な賃金水準の確保について 技能労働者の確保 育成のためには 適切な賃金水準の確保等による処遇改善が極めて重要です 国土交通省においては これまでの 6 度にわたる公共工事設計労

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Microsoft Word - 表紙 雛形(保険者入り)高齢者支援課180320

ウ 3 歳児配置改善加算当該認証保育所の年齢別保育従事職員のうち 3 歳児に係る保育従事職員を 0 人につき 人から 5 人につき 人に改善した場合に 当該月の初日在籍 3 歳児童数に 3,8 0 円を乗じて得た金額を加算する 配置改善した月が月の途中の場合は 翌月から加算の対象とする 要件に適合し

当該年度の四月一日から同年度の十二月三十一日までの当該会員市町村の前期高齢被保険者に係る拠出対象額 当該年度の当該会員市町村の前期高齢被保険者に係るアに掲げる額並びに後期高齢者支援金及び病床転換支援金の納付に要した費用の額との合計額の十二分の九 Ⅱ 当該年度の前年度の前期高 齢者交付金の額 ( 三ヶ

福利厚生費 事務用品費 通信交通費 補 償 費 そ の 他 現場従業員に対する慰安 娯楽 厚生 貸与被服 健康診断 医療 慶弔見舞等に要する費用事務用消耗品費 OA 機器等の事務用備品費 新聞 図書 雑誌等の購入費 工事写真代等の費用通信費 旅費及び交通費工事施工に伴って通常発生する騒音 振動 濁水

利用することをいう (4) 林業事業者森林において森林施業 ( 伐採, 植栽, 保育その他の森林における施業をいう 第 12 条において同じ ) を行う者をいう (5) 木材産業事業者木材の加工又は流通に関する事業を行う者をいう (6) 建築関係事業者建築物の設計又は施工に関する事業を行う者をいう

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欄の記載方法について 原則として 都道府県毎の天然更新完了基準に定められた更新調査 ( 標準地調査 ) の結果を元に造林本数欄に更新本数を記載する ただし 調査せずとも天然更新完了基準を明らかに満たしていると判断できる場合 ( 例えば 小面積の伐採等 ) には 造林地の写真その他の更新状況のわかる資

森林資源の循環利用に向けた再造林の推進伐採と造林の一貫作業システムは 伐採に使用した高性能林業機械を用いて残された末木枝条を整理して地拵えを行ったり 搬出に使用したフォワーダを用いて苗木を運搬して 植栽を行う方法です 従来の人力による方法に比べ 林業機械を活用することにより伐採から地拵え 植栽までの

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

Microsoft Word 新基金・通知

2014 年 6 月 2 日 Page: 2 勘 定 科 目 地域活動支援センター作業所型 第 3かたるべ社 ( 地 活支援 ) 短期入所事業第 3 かたるべ社 ( 短期入所 ) 移動支援事業あそび本舗 共同生活介護事業 グリーンハイツ ビーンズ アムール ハイツマモル フォレスト 就労支援事業収入

1 共通費の区分と内容 公共建築工事共通費積算基準 公共建築工事共通費積算基準 1 共通費の区分と内容 共通費は 共通仮設費 現場管理費 及び 一般管理費等 に区分し それぞれ表 -1 表-2 並びに表 -3及び表-4の内容を一式として計上する ただし 共通費を算定する場合の直接工事費には 本設のた

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(2) 特定機関からの報告の受理及び聴取に関すること (3) 特定機関に対する監査に関すること (4) 外国人家事支援人材の保護に関すること (5) 特定機関において外国人家事支援人材の雇用の継続が不可能となった場合の措置に関すること (6) その他 本事業の適正かつ確実な実施のために必要なこと 3

- 1 - 東日本大震災に対処するための土地改良法の特例に関する法律(趣旨)第一条この法律は 東日本大震災に対処するため 国又は都道府県が行う土地改良事業等について 土地改良法(昭和二十四年法律第百九十五号)の特例を定めるものとする (定義)第二条この法律において 除塩 とは 平成二十三年三月十一日

3 再生資材等の利用 (1) 再生骨材等の利用工事現場から 40km の範囲内に再資源化施設がある場合は 工事目的物に要求される品質等を考慮したうえで 原則として 再生骨材を利用する (2) 再生加熱アスファルト混合物の利用工事現場から 40km 及び運搬時間 1.5 時間の範囲内に再生加熱アスファ

福井県建設リサイクルガイドライン 第 1. 目的資源の有効な利用の確保および建設副産物の適正な処理を図るためには 建設資材の開発 製造から土木構造物や建築物等の設計 建設資材の選択 分別解体等を含む建設工事の施工 建設廃棄物の廃棄等に至る各段階において 建設副産物の排出の抑制 建設資材の再使用および

万八千六百円 ) 3 現に機関登録を受けている者が他の機関登録を受けようとする場合における法第十四条第一項の政令で定める額は 前二項の規定にかかわらず 同条第一項の農林水産省令で定める各区分について 当該各区分が次の各号に掲げる区分のいずれに該当するかに応じ当該各号に定める額とする 一法第二条第二項

緑の雇用 事業を開始するまでは 林業の新規就業者数は年平均約 2 千人程度でしたが 事業 を開始した以後は約 3 千 4 百人に増加し 平成 22 年度には 4,013 人となっています ( 図 ) 2

れている者 個人事業所で5 人以上の作業員が記載された作業員名簿において 健康保険欄に 国民健康保険 と記載され 又は ( 及び ) 年金保険欄に 国民年金 と記載されている作業員がある場合には 作業員名簿を作成した下請企業に対し 作業員を適切な保険に加入させるよう指導すること なお 法人や 5 人

2. その他 (1) 現場事務所や工事現場の出入口等の 建退共対象労働者の見やすい場所に 建設業退職金共済制度適用事業主工事現場標識 を貼り付けてください (2) 元請業者においては 下請業者に建退共制度への加入指導に努めるとともに 下請業者の建退共制度の事務処理能力が十分でない場合には 下請業者に

き県が負担する負担金の額 ( 当該負担金の額が他の法令の規定により軽減される場合にあつては, その軽減されることとなる額を控除した額 以下 県負担額 という ) から当該事業に要する費用の額 ( 加算額がある場合にあつては, 加算額を控除して得た額 ) に100 分の25 以内で規則で定める割合を乗

第 3 章認定品の利用推進に関する基本方針 ( 認定品の周知 ) 第 6 認定品の製品情報については, 環境生活部環境政策課ホームページ等を参考とするものとする ( 認定品の使用 ) 第 7 工事等において, 認定品を積極的に使用するものとし, 資材の名称, 規格 寸法等の必要項目を設計図書 ( 条

年 発 第     号

森林整備事業では 国土の保全 水源の涵養 自然環境の保全 林産物の供給の森林の有する多面的機能の維持 増進を目的に 対象森林に応じた 以下の2つの方針に基づき 造林や間伐の森林整備への支援を行っています 条件不利地や気象害の被害森林では 森林所有者との協定に基づき市町村が行う森林整備を支援 森林の多

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労務費単価の具体的な適用は 給与支給実績と比して過大である場合等を除き 原則として以下のとおりとする ( 給与支給実績と比して総額で大幅な乖離がある場合は 時間単価の調整が必要となります ) 次の各号に定める分類に応じ 当該各号に定める方法により計算した金額を労務費単価とする 1 健保等級適用者 (

( 趣旨 ) 第 1 条 土地開発公社派遣職員人件費補助金交付要綱 知事は 山梨県土地開発公社 ( 以下 公社 という ) が行う公共用地 公用地 等の取得 管理 処分等を円滑に進め もって地域の秩序ある整備と県民福祉の増進に資するため 公社に派遣した山梨県職員の人件費等に対し 予算の範囲内で補助金

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被用者年金一元化法による追加費用削減について 昨年 8 月に社会保障 税一体改革関連法の一つとして被用者年金一元化法が成立 一元化法では 追加費用財源の恩給期間にかかる給付について 以下の配慮措置を設けた上で 負担に見合った水準まで一律に 27% 減額することとし 本年 8 月まで ( 公布から 1

変更理由 備考 地区単価適用年月工期経費適用年月 ( 000 ) 県南 ( H3004 ) 平成 30 年 04 月自当初日数変更平成 30 年 04 月 至 至 当初金額 変更金額 設計 請負 業務価格消費税相当額業務価格消費税相当額 請負増減額 n0-00-V 狭山

Microsoft Word - 平成30年度空港独自施工パッケージ標準単価表_tanka_H30.4

公共建築工事共通費積算基準 1 共通費の区分と内容共通費は 共通仮設費 現場管理費 及び 一般管理費等 に区分し それぞれ表 -1 表-2 並びに表 -3 及び表 -4の内容を一式として計上する ただし 共通費を算定する場合の直接工事費には 本設のための電力 水道等の各種負担金は含まないものとする

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森林の間伐等の実施の促進に関する特別措置法の運用のガイドライン 平成 20 年 6 月 13 日 20 林整整第 328 号林野庁長官より各都道府県知事 ( 独 ) 森林総合研究所あて最終改正 : 平成 29 年 3 月 24 日 28 林政企第 416 号 第 1 基本方針 1 基本方針の策定森林

長野県林総セ研報第 25 号 (211) 表 -1 と調査工程一覧 樹種 面積調査工程 (ha) 伐倒木寄集材造材集搬 佐久穂 カラマツ 富士見 カラマツ 28.4 伊那 アカマツ 1.25 天龍 スギ 1.25 開田 カラマツ 塩尻 カラマツ 5.53 白馬 1 スギ 6.

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また 日額または時給での雇用契約者についても 時間単価が明らかであることから 同様に等 級単価適用者以外の者として取り扱う ( ア ) 健康保険料を徴収する事業主との雇用関係に基づき 当該補助事業に従事する者 ( イ ) 健康保険法による健康保険加入者 ( 健康保険法以外の国家公務員共済組合法等によ

する経費 (2) 社会福祉協議会企画指導員 福祉活動指導員及び福祉活動専門員設置要綱 ( 平成 11 年 4 月 8 日付け社援第 984 号厚生省社会 援護局長通知 ) に基づく福祉活動専門員の設置に要する経費 (3) 地区社会福祉協議会の運営に要する経費 (4) 福祉バスの管理及び運営に要する経

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森林環境保全整備事業における標準単価の設定等について 平成 23 年 3 月 31 日 22 林整整第 857 号林野庁森林整備部整備課長通知最終改正 : 平成 28 年 4 月 1 日 27 林整整第 866 号 森林環境保全整備事業における標準単価の設定及び間接費の算出については 森林環境保全整備事業実施要領 ( 平成 14 年 3 月 29 日付け 13 林整整第 885 号林野庁長官通知 以下 要領 という ) によるほか 本通知に定めるところによる 第 1 標準単価の設定に関する基本的事項 1 標準単価は 原則として 各都道府県の区域ごとに定めるものとする ただし 都道府県の区域内の森林の状況等により 当該都道府県の区域を分けて定める必要がある場合には 森林法第 7 条第 1 項に規定する森林計画区ごとに定めることができる 2 要領第 5の4の (2) の国が提示する作業工程は 別添 1のとおりとする なお 当該作業工程を用いて算定した標準単価よりも都道府県知事 ( 以下 知事 という ) が適宜の方法により別途把握した作業工程を用いて算定したものの方が低い場合には 当該知事が把握した作業工程を用いることができる 3 沖縄県 奄美群島 ( 奄美群島振興開発特別措置法 ( 昭和 29 年法律第 189 号 ) 第 1 条に規定する奄美群島をいう ) 離島( 離島振興法 ( 昭和 28 年法律第 72 号 ) 第 2 条に規定する離島振興対策実施地域をいう ) 降灰地区( 活動火山対策特別措置法 ( 昭和 4 8 年法律第 61 号 ) 第 11 条第 1 項に規定する政令で定める程度に達する多量の降灰があつた市町村の区域をいう ) 及び汚染状況重点調査地域等 ( 要領第 1の1の (2) で規定する区域をいう ただし 都道府県 市町村及び森林整備法人等が当該区域内において緊急的に実施する場合に限る ) の区域内で行う事業については 知事が必要と認める場合には 当面の間 区域を限って 適宜の方法により把握した作業工程をもって別添 1に提示する作業工程に代えることができる この場合 当該区域に限り 上記 1により定める標準単価と異なる標準単価を定めることができる 4 標準単価は直接費及び共通仮設費からなるものとし その内容は次のとおりとする (1) 直接費直接費は事業の実行に直接必要な費用であり 次に掲げる費用を含むものとする なお これらの費用には 必要に応じ 消費税相当額を加算できるものとする ア資材費事業の実行に直接必要な苗木 肥料 燃料 消耗品等の購入費及びこれらの運賃等の費用とし その算定 ( 標準単価の算定において別添 1に示す作業工程のうち諸雑費としてこれらの費用を見込んでいるものを用いる場合における当該作業工程において見込まれている費用の算定を除く ) は次の ( ア ) 及び ( イ ) によるものとする ( ア ) 数量事業内容に応じた単位事業量 (1ヘクタール 1メートル 1 箇所等 ) 当たりに必要とされる数量とする ( イ ) 価格原則として 物価資料や生産者の見積価格等により把握した単価と 前年度に実施した事業の実績から把握した単価のうち最低のものを比較して いずれか低い方を採用する ( ただし 物価資料等により 最新の市場価格が把握できる場合は 物価資料等による ) 実績の把握に当たっては 事業実施主体から資材購入

に係る領収書等を提出させることなどにより 調査を実施することとする イ労務費事業の実行に直接必要な作業に係る労務賃金とし その算定は次の ( ア ) 及び ( イ ) によるものとする ( ア ) 数量事業内容に応じた単位事業量 (1ヘクタール 1メートル 1 箇所等 ) 当たりに必要とされる数量とする ( イ ) 労務賃金単価原則として 公共工事設計労務単価 による ウ機械経費事業の実行に必要な機械の使用に要する費用 ( 資材費 労務費を除く ) とし その算定 ( 標準単価の算定において別添 1に示す作業工程のうち機械の使用に要する費用を見込んでいるものを用いる場合における当該作業工程において見込まれている費用の算定を除く ) は 森林整備保全事業建設機械経費積算要領 ( 平成 11 年 4 月 11 日付け 11 林野計第 134 号林野庁長官通知 ) に基づき又はこれを準用して算定するものとする (2) 共通仮設費共通仮設費は次に掲げる費用とし その額は直接費の合計額の7.5%( 森林作業道の開設及び改良については9.0%) に相当する額とする ア運搬費事業の実行に必要な機械器具 車両等の運搬及び現場内における移動に要する費用イ準備費事業の実行に必要な準備及び後片付けに要する費用 丁張等に要する費用 伐開 除根 除草等に要する費用のうち直接費に含まれないものウ安全費事業の実行に必要な交通管理等に要する費用 安全施設等に要する費用 安全衛生管理等に要する費用 安全対策等に要する費用エ役務費土地の借上げ等に要する費用 電力 用水等の基本料金 そのほか施業上必要な役務等に要する費用オ営繕費現場事務所等の営繕に要する費用 労働者宿舎の営繕に要する費用 倉庫及び材料保管場の営繕に要する費用 監督官事務所 監督官宿舎の営繕に要する費用 火薬庫 火工品庫の営繕に要する費用 労働者の輸送に要する費用 工事監督に必要な車両及び舟艇に要する費用 前記に係る土地 建物の借上げに要する費用 そのほか施業上必要な営繕等に要する費用カ測量設計費事業の実行に必要な測量 設計に要する費用 第 2 事業内容別の標準単価の設定基準 1 人工造林及び樹下植栽等 (1) 地拵えの標準単価は 各都道府県の区域内の森林の状況に応じて 植生の区分及びその状態ごとにそれぞれ該当する作業工程を用いて算定した標準単価の額を 当該植生の区分及びその状態ごとの森林の面積により加重平均して定めることができるもの

とする (2) 植栽の標準単価の算定において 植栽本数は1ヘクタール当たり3,000 本を上限とする ただし 地域森林計画において 標準的な植栽本数の指針として1ヘクタール当たり4,000 本以上の本数が示されている樹種及び仕立て方法にあっては 過去 3 年間に森林環境保全整備事業において1ヘクタール当たり4,000 本以上の植栽が行われた実績がある場合に限り 1ヘクタール当たり4,000 本を上限とすることができる (3) 造林コストの低減を図るため コンテナ苗が積極的に活用されるよう 主伐と地拵えを一体的に実施することによる低コストな地拵えの標準単価について 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いて別途定めるよう努めるものとする 2 下刈り下刈りの標準単価は 別添 1に示す刈り払い機を使用した作業工程を用い 1 回刈りを前提として定めることを基本とするが 2 回刈りや薬剤下刈り等についても 下刈りに係る総経費の縮減に資することが確実である場合には 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いて別途標準単価を定めることができるものとする 3 除伐除伐の標準単価は 別添 1に示す刈り払い機を使用した作業工程を用いて定めるものとする 4 保育間伐 (1) 保育間伐の標準単価は 別添 1に示すチェーンソーを使用した場合に係る作業工程 ( 選木及び伐倒 ) を用いて定めることを基本とするが 各都道府県の森林状況に応じ チェーンソーを使用した作業に併せて刈り払い機を使用した侵入木等の刈り払いが必要と見込まれる場合には 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いて算定する当該侵入木等の刈り払いに係る単価相当額を加算した標準単価を別途定めることができるものとする (2) (1) により定める標準単価については 各都道府県の森林状況等に応じ 伐倒木の枝払 玉切 片付が必要と見込まれる場合は 別添 1に示す作業工程の枝払 玉切 片付の一部又は全部を加算した標準単価を別に定めることができるものとする 5 間伐 (1) 間伐の標準単価は 別添 1に示す作業工程の選木 伐倒 造材及び集材を用いて定めるものとする 造材については 現地の実態を踏まえて 造材 ( チェーンソー ) 又は 造材 ( 林業機械 : プロセッサ ) のいずれかを選択することとする (2) 施行地の面積 1ヘクタール当たりの伐採木の搬出材積が10 立方メートルに満たない場合の間伐の標準単価については 別添 1に示す作業工程の選木及び伐倒を用いて定めることを基本とするが 各都道府県の森林状況等に応じ 伐倒木の枝払 玉切 片付が必要と見込まれる場合には 別添 1に示す作業工程の枝払 玉切 片付の一部又は全部を加算した標準単価を別に定めることができるものとする (3) 間伐の標準単価の算定に用いる各種因子は 単層林の間伐を前提として以下により設定するものとする ア 1ヘクタール当たりの伐採本数については 各都道府県の森林状況に応じて標準的な本数を設定すること イ間伐木の樹種については 代表的な樹種を選択し 当該樹種に係る作業工程を用いることを基本とするが 各都道府県における樹種別の作業工程を当該各樹種別の森林面積により加重平均した作業工程を用いることもできることとする ウ間伐方法については 定性間伐 列状間伐の別に設定するものとする エ間伐率については 20% 以上で各都道府県の実態に応じて定めること

オ間伐木の平均胸高直径については 各都道府県の森林状況に応じて22cm 未満 22 cm 以上のいずれかを選択すること カ間伐の標準単価設定に当たっての施行地の面積 1ヘクタール当たりの伐採木の搬出材積の上限は 当面の間 要領第 5の4の (3) にかかわらず 90 立方メートルとする ( ただし 要領第 1の1の (2) の 汚染状況重点調査地域等森林整備 には適用しないものとする また 施行地の面積 1ヘクタール当たりの伐採木の搬出材積が90 立方メートルを超える間伐について 平成 27 年度中に事前計画が提出された上で 補助金申請が行われた場合は 平成 28 年度に限り 平成 27 年度の標準単価を適用することができるものとする ) (4) 要領第 1の1の間伐の標準単価の算定に用いる (3) のア及びオの因子については 各都道府県の森林状況等を踏まえ 1ヘクタール当たりの伐採木の搬出材積の数量の区分に応じて設定するものとする (5) 要領第 1の2の (1) の間伐の標準単価の算定に用いる (3) の因子 ( イを除く ) については 要領第 1の1の間伐の標準単価の算定に用いる因子とは別に設定できるものとする (6) 各都道府県の森林状況に応じ 間伐と併せて雑灌木の刈り払いを行うことが標準的である場合には 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いて算定する当該雑灌木の刈り払いに係る単価相当額を加算した額を間伐の標準単価として定めることができるものとする (7) 複層林の間伐に係る標準単価は 単層林の間伐に係る標準単価と同額とする (8) 急傾斜地等により路網による作業システムの導入が困難であって かつ 長距離スパンの架線集材が経済性をはじめ 環境面 安全面等で優位となる地域にあっては 別添 1に示す集材 ( 架線系 ) の作業工程のほか 造林 保育及び間伐事業標準工程表の送付について ( 平成 23 年 3 月 31 日付け22 林整整第 858 号林野庁整備課長通知 ) に示す集材 ( 架線系 ) の標準工程 ( ただし 平均胸高直径の区分は別添 1に示す集材 ( 架線系 ) の区分に準ずる ) を用いた標準単価を別に設定できるものとする (9) 森林環境保全整備事業実施要領の運用 ( 平成 14 年 12 月 26 日付け14 林整整第 580 号林野庁森林整備部整備課長通知 )1の(14) のウのただし書きにより 知事が搬出材積に末木枝条や根本部 ( 以下 末木枝条等 という ) を含めることを認めた場合は 間伐及び更新伐について 要領第 5の4の (3) に定める上限の範囲内で 知事が適宜の方法により把握した末木枝条等の搬出に関する作業工程を用いて 別途 丸太と合わせて末木枝条等を搬出する場合の標準単価を定めることができるものとする 6 更新伐更新伐の標準単価の算定に用いる各種因子の設定は 間伐に準ずるほか 以下によるものとする (1) 伐採方法については 定性伐採 列状伐採 帯状伐採 群状伐採 モザイク状伐採の別に設定できるものとする なお 列状伐採の作業工程については列状間伐に係る作業工程を準用するものとし 帯状伐採 群状伐採 モザイク状伐採については 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いることができるものとする (2) 1ヘクタール当たりの伐採本数については 各都道府県の森林状況に応じて標準的な本数を設定すること (3) 伐採木の樹種については 代表的な樹種を選択し 当該樹種に係る作業工程を用いることを基本とするが 各都道府県における樹種別の作業工程を当該各樹種別の森林面積により加重平均した作業工程を用いることもできることとする (4) 伐採率については 長期育成循環施業整備実施方針等に基づき 知事が設定するこ

と (5) 伐採木の平均胸高直径については 各都道府県の森林状況に応じて 22cm 未満 22cm 以上のいずれかを選択すること 7 付帯施設等整備 (1) 付帯施設等整備の標準単価は 各都道府県の森林状況に応じて 事業の目的を達成するために必要となる最低限の性能を確保する仕様として標準設計を設定した上で これに基づき設定すること (2) 付帯施設等整備のうち 別添 1 の作業工程に示した作業種の標準単価については それぞれの工程を用いて定めるものとする ただし 別添 1 に示す作業工程によりがたい場合は 第 1 の 2 のなお書きにかかわらず その根拠を明らかにした上で 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いて定めることができるものとする (3) 上記以外の作業種の標準単価については 9 によるものとする 8 森林作業道 (1) 土工については 延長 1 メートル当たり 3,000 円以内で傾斜や土質に応じていくつかの標準断面を設定し これらに基づき標準単価を設定すること (2) 土工以外で簡易な構造物が必要な場合は 当該部分に限り 延長 1 メートル当たり 3,000 円以内 ( 土工と同程度の単価の範囲内 ) で 標準設計により標準単価を設定すること (3) なお 地形や地質 土質の条件から (1) (2) の標準断面及び標準設計が適用できない部分については 森林整備保全事業設計積算要領に基づき設計するほか (1) (2) では効率的な搬出が著しく困難な場合に限り (1) (2) によらない標準断面 標準設計を設定すること 9 その他当面の間 国が作業工程を提示していない作業に係る標準単価については 知事が適宜の方法により把握した作業工程を用いて定めることができるものとする また このような標準単価の設定に当たっては その必要性を十分吟味した上で 手続きの透明性と公平性を確保することにより 特定の事業主体のみを利することのないようにすること 第 3 間接費 1 要領第 5の4の (4) により標準単価に加算することのできる間接費は現場監督費及び社会保険料等とし その内容は次のとおりとする (1) 現場監督費事業の実行に直接必要な作業が雇用労務により実施される場合の当該雇用される労働者 ( 当該作業の一部又は全部が個人 ( 一人親方等 ) の受託又は請負により実施される場合の当該個人であって 実質的に当該作業の一部又は全部を委託し又は請け負わせる者の管理 監督下に置かれる者 ( 以下 個人受託者 という ) を含む 以下 現場労働者 という ) の管理等のために必要な費用とし 次の費用を含むものとする ア労務管理費現場労働者に係る次の費用 ( ア ) 募集及び解散に要する費用 ( 赴任旅費及び解散手当を含む ) ( イ ) 慰安 娯楽及び厚生に要する費用 ( ウ ) 直接費及び共通仮設費に含まれない作業用具及び作業用被服の費用 ( エ ) 賃金以外の食事 通勤等に要する費用 ( オ ) 労災保険法等による給付以外に災害時に事業主が負担する費用

イ安全訓練等に要する費用現場労働者の安全 衛生管理 ( 安全訓練 安全大会 安全教育 災害対策訓練等 ) に要する費用ウ租税公課固定資産税 自動車税及び軽自動車税等の租税公課 ( 第 1の4の (1) ウに掲げる機械経費を構成する機械器具等損料に含まれる租税公課を除く ) エ保険料自動車保険 工事保険 組立保険 請負業者賠償責任保険 労働災害総合保険 火災保険その他の損害保険の保険料 ((2) の社会保険料等に含まれる社会保険料及び第 1の4の (1) ウの機械経費を構成する機械器具等損料に含まれる保険料を除く ) オ従業員給料手当現場従業員 ( 現場労働者を管理 監督する者その他現場において間接的に事業実行に従事する者をいう 以下同じ ) の給料 諸手当 ( 危険手当 通勤手当 火薬手当等 ) 及び賞与 ( 本店及び支店で経理される派遣会社役員等の報酬及び運転手 世話役等で標準単価の算定に含まれる現場従業員の給料等を除く ) カ退職金現場従業員に係る退職金及び退職給与引当金繰入額 ((2) の社会保険料等に含まれる退職金共済制度に基づく事業主負担額を除く ) キ福利厚生費現場従業員に係る慰安 娯楽 貸与被服 医療 慶弔見舞等福利厚生 文化活動等に要する費用ク事務用品費事務用消耗品 新聞 参考図書等の購入費ケ通信交通費通信費 交通費及び旅費 (2) 社会保険料等現場従業員及び現場労働者に係る労災保険料 雇用保険料 健康保険料及び厚生年金保険料のうち法定の事業主負担分 ( 労災保険の特別加入制度に係る保険料を含む ) 並びに退職金共済制度 ( 林業退職金共済制度 ( 林退共 ) 建設業退職金共済制度 ( 建退共 ) 中小企業退職金共済制度( 中退共 ) 等 ) の掛金とする 2 現場監督費は 事業の実行に直接必要な作業が現場労働者により実施された場合に限り加算できるものとし その額は 標準単価の16.0% に相当する額とする なお 当該現場労働者の中に個人受託者が含まれる場合にあっては 当該個人受託者に対する実質的な管理 監督の状況が明確に記録されている場合に限り 現場監督費を加算できるものとする 3 社会保険料等については 施行地ごとに 事業に従事した各現場労働者について社会保険等 ( 労災保険 雇用保険 健康保険 厚生年金及び退職金共済制度 ) の加入状況に応じ表 1に示す点数を合計し 当該現場労働者数で除して算出される平均点数に応じて 標準単価に表 2に示す率を乗じた額を加算できるものとする ( 表 1) 加入している場合の点数労災保険 6 点雇用保険 1 点健康保険 5 点

厚生年金保険 退職金共済制度 林業退職金共済制度以外林業退職金共済制度 9 点 2 点 3 点 ( 表 2) 平均点数 加算率 7 点未満 0% 7 点以上 13 点未満 5% 13 点以上 22 点未満 9% 22 点以上 15%

( 別添 1) 森林環境保全直接支援事業環境林整備事業 作業工程表 林野庁整備課 平成 28 年 4 月

人工造林 樹下植栽 1-1 地拵 ( 刈り払い機 ) (ha 当たり ) 特殊作業員 人 8.5 普通作業員 人 8.5 諸雑費 % 2 備考 1 本表は 草地及びササ地において刈り払い機で地拵えをする作業に適用する なお 片付けを含む 2 諸雑費は 刈り払い機の損料 燃料 ( ガソリン エンジンオイルの混合油 ) 替刃 目立用ヤスリ等の経費等の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じて得た金額を上限として計上する 3 片付けのみを行う場合は 本表を使用せず 5 人 /ha( 普通作業員 ) を超えない範囲で 工程を設定するものとする < 現地条件による補正 > 地拵え ( 刈り払い機 ) については 作業地内の占有植生に応じて次表によ り行う 補正率表 ( 補正率 :%) 区分 状態草丈密度 補正率 草地 0.5m 以下 - -43 0.5m 超 - -9 ササ地 1m 以下疎 -12 密 6 1m 超疎 3 密 59 1-2 地拵 ( 一貫作業システムの機械地拵 : グラップル )(ha 当たり ) 運転手 ( 特殊 ) 人 1.62 備考 1 本表は 車両系林業機械による全木集材 ( 皆伐 ) の直後に作業道周辺の地拵えを行う場合に適用する 2 グラップル運転に係る機械経費と資材費は 機械損料 燃料費を積み上げにより計 上する

2-1 植穴堀付 植付 ( 普通苗 ) (100 本当たり ) 1. 普通の山行苗の場合とする 普通作業員 人 0.41 2. 植穴の大きさの大きさは 直径 深さ 備考 1 とも 30cm 程度を標準とする 本表には 植栽地点を中心として 60cm 四方の地被表物等の除去を含む 2-2 植穴堀付 植付 ( コンテナ苗 ) (100 本当たり ) 普通作業員人 0.36 1. 山林用主要苗木の標準規格 ( 昭和 33 年 12 月 24 日付け33 林野造第 16622 号林野庁長官通知 ) に定めるコンテナ苗の場合とする 3 苗木運搬 (1,000 本当たり ) 普通作業員人 0.55 備考 1 本表は 人肩運搬である 2 積卸しを含む

下刈り ( 全刈 ) 特殊作業員 人 3.8 普通作業員 人 3.8 諸雑費 % 2 (ha 当たり ) 備考 1 刈り払い機による振動業務の作業時間は 1 人 1 日当たり2 時間以内 ( 振動業務の一連続作業時間ごとに設ける休止時間を除く ) として計上している 2 諸雑費は 刈り払い機の損料 燃料 ( ガソリン エンジンオイルの混合油 ) 替刃 目立用ヤスリ並びに下刈鎌の損料及び砥石の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する < 現地条件による補正 > 占有植生 傾斜の状況に応じて次表により行う 補正率表 ( 補正率 :%) 傾斜 占有植生 20 未満 20 以上 30 以上 30 未満 カヤ 笹類 -10 0 10 ツル バラ類灌木類 -25-15 -5 < 回数による補正 > 上表の工程は 年 1 回下刈 ( 全刈 ) を行う場合を標準としたものであり 年 2 回下刈 ( 全刈 ) を実施する場合は 次表により補正を行う 区分 補正係数 年 1 回全刈を実施する場合 1.00 年 2 回全刈を実施 1 回目 1.00 する場合 2 回目 0.86

枝打ち 名称単位数量 1~2m 2~3m 3~4m 特殊作業員 人 0.21 0.25 0.28 普通作業員 人 0.21 0.25 0.28 備考 1 (100 本当たり ) 摘要 本表は 鎌 ノコギリ等を用いて実施する枝打ちの工程に適用する なお 表示された値は 枝打高の範囲に対する工程であるので 該当する範囲の工程を合算して用いるものとする

除伐 特殊作業員 人 3.5 普通作業員 人 3.5 諸雑費 % 2 備考 1 (ha 当たり ) 諸雑費は 刈り払い機の損料 燃料 ( ガソリン エンジンオイルの混合油 ) 替刃 目立用ヤスリ並びに下刈鎌の損料及び砥石の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する

保育間伐 No.1 1 選木 (100 本当たり ) 特殊作業員 人 0.16 普通作業員 人 0.16 諸雑費 % 4 備考 1 本表は 伐倒対象木を選木し標示する工程に適用する 2 諸雑費は ナンバーテープ等の消耗品の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 2 伐倒 (100 本当たり ) 特殊作業員 人 0.32 普通作業員 人 0.32 諸雑費 % 6 備考 1 チェーンソーによる振動業務の作業時間は 1 人 1 日当たり2 時間以内 ( 振動業務の一連続作業時間ごとに設ける休止時間を除く ) として計上している 2 諸雑費は チェーンソーの損料 燃料及びチェーンオイル等の伐倒に必要な機械器具の使用に要する費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する

保育間伐 No.2 3 枝払 (100 本当たり ) 特殊作業員 人 0.24 普通作業員 人 0.24 諸雑費 % 8 備考 1 本表は 伐倒木を丸太に玉切る作業及び丸太を片付ける作業の支障とならないように枝払いする工程に適用する 2 諸雑費は チェーンソーの損料及び燃料等の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 4 玉切 (100 本当たり ) 特殊作業員 人 0.20 普通作業員 人 0.20 諸雑費 % 9 備考 1 本表は 伐倒及び枝払した材を小運搬及び集積できるように 一定の長さの丸太に玉切る工程に適用する 2 諸雑費は チェーンソーの損料及び燃料等の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 5 片付 (100 本当たり ) 普通作業員 人 0.39 諸雑費 % 1 備考 1 本表は 玉切した丸太を水平方向に並べ 転落 流出しないように集積又は固定し整理する工程 (20m 程度の小運搬を含む ) に適用する 2 諸雑費は 木回し ( フェリングレバー ) 等の損料であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する

間伐 No.1 1 選木 (100 本当たり ) 特殊作業員 人 0.16 普通作業員 人 0.16 諸雑費 % 4 備考 1 本表は 伐倒対象木を選木し標示する工程に適用する 2 諸雑費は ナンバーテープ等の消耗品の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 2 伐倒 (100 本当たり ) 平均胸高直径名称単位 22cm 未満 22cm 以上摘要 特殊作業員 人 0.42 0.52 普通作業員 人 0.42 0.52 諸雑費 % 6 備考 1 本表は 伐木し 伐倒木を地面に引き落とす工程及び伐倒木の幹が地面に着くまでの枝払いをする工程に適用する 2 諸雑費は チェーンソーの損料 燃料及びチェーンオイル等の伐倒に必要な機械器具の使用に要する費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 3-1 造材 ( チェーンソー ) (10m 3 当たり ) 平均胸高直径 名称 単位 22cm 未満 22cm 以上 摘要 特殊作業員 人 0.63 0.52 樹種補正 普通作業員 人 0.63 0.52 諸雑費 % 4 備考 1 本表は 伐倒木を市場等に出荷するため丸太等に採材 玉切る工程に適用する 2 本表は スギの工程であり ヒノキの場合には+0.03 人 カラマツの場合には -0.03 人 特殊作業員及び普通作業員の数値をそれぞれ補正する 3 諸雑費は チェーンソーの損料 燃料及びチェーンオイル等の造材に必要な機械器具の使用に要する費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する

No.2 3-2 造材 ( 林業機械 : プロセッサ ) (10m 3 当たり ) 名称 単位 数量 摘要 運転手 ( 特殊 ) 人 0.34 備考 1 本表は プロセッサまたはハーベスタを用いて行う造材 ( 枝払い 玉切り ) の作業に適用する 2 プロセッサ運転に係る機械経費と資材費は 機械損料 燃料費を積み上げにより 計上する 4 集材 ( 車輌系 ) (10m 3 当たり ) 平均胸高直径名称単位摘要 22cm 未満 22cm 以上 運転手 ( 特殊 ) 人 0.43 0.37 普通作業員 人 0.85 0.75 諸雑費 % 77 備考 1 本表は 5 集材( 架線系 ) の備考 1に示す以外の車輌系機械による集材の工程及び集造材地点までの木寄せ等の工程に適用する 2 本表は 定性間伐の工程であり 列状間伐の場合には 運転手 ( 特殊 ) 及び普通作業員の数値をそれぞれ-20% 補正する 3 諸雑費は 集材に必要な機械器具の損料及び燃料の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 5 集材 ( 架線系 ) (10m 3 当たり ) 平均胸高直径名称単位 22cm 未満 22cm 以上摘要 運転手 ( 特殊 ) 人 0.46 0.36 普通作業員 人 1.37 1.08 諸雑費 % 80 備考 1 本表は 主索を用いて行う架系集材 ( 主索を用いずに複数の作業索を用いて行う簡易架線集材を含む ) の工程及び集材地点までの木寄せ等の工程に適用する 2 本表は 定性間伐の工程であり 列状間伐の場合には運転手 ( 特殊 ) 及び普通作業員の数値をそれぞれ-20% 補正する 3 諸雑費は 集材に必要な機械器具の損料及び燃料の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する

間伐 No.3 6 枝払 (100 本当たり ) 平均胸高直径名称単位摘要 22cm 未満 22cm 以上 特殊作業員 人 0.28 0.31 普通作業員 人 0.28 0.31 諸雑費 % 8 備考 1 本表は 伐倒木を丸太に玉切る作業及び丸太を片付ける作業の支障とならないように枝払いする工程に適用する 2 諸雑費は チェーンソーの損料及び燃料等の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 7 玉切 (100 本当たり ) 平均胸高直径名称単位 22cm 未満 22cm 以上摘要 特殊作業員 人 0.23 0.26 普通作業員 人 0.23 0.26 諸雑費 % 9 備考 1 本表は 伐倒及び枝払した材を小運搬及び集積できるように 一定の長さの丸太に玉切る工程に適用する 2 諸雑費は チェーンソーの損料及び燃料等の費用であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する 8 片付 (100 本当たり ) 平均胸高直径名称単位 22cm 未満 22cm 以上摘要 普通作業員人 0.51 0.62 諸雑費 % 1 備考 1 本表は 玉切した丸太を水平方向に並べ 転落 流出しないように集積又は固定し整理する工程 (20m 程度の小運搬を含む ) に適用する 2 諸雑費は 木回し ( フェリングレバー ) 等の損料であり 労務費の合計額に上表の率を乗じた金額を計上する

付帯施設等整備 1 獣害防護柵設置 (100m 当たり ) 名称 単位 数量 摘要 普通作業員 人 3.68 備考 1 本表は 次表の仕様の防護柵 ( 金属柵を除く ) に適用する 区分地上高網目の大きさ潜り込み防止 仕様 1.8m 以上 10cm 以下スカートネットあり 2 食害防護資材設置 (100 本当たり ) 名称 単位 数量 摘要 普通作業員 人 0.69 備考 1 本表は 食害防護資材 ( ネット チューブ ) を設置する工程に適用する 3 剥皮防護資材設置 (100 本当たり ) 名称 単位 数量 摘要 普通作業員 人 0.62 備考 1 本表は 剥皮防護資材を設置する工程 ( 市販品取付 枝条巻付 ) に適用する 4 忌避剤散布 塗布 (1000 本当たり ) 名称 単位 数量 摘要 普通作業員 人 0.72 備考 1 本表は 忌避剤の散布あるいは塗布する工程に適用する 2 本表は 1 箇所の作業量が10,000 本以下の場合に適用する