乗務記録(運転日報)

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乗務員に対する指導監督 1. 国土交通大臣が告示で定めるとことにより ( 貨物自動車運送事業者が事 業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の方針 ( 平成 付け 国土交通省告示第 1366 号 ) 運転者に対し事業用自動車の運行の安全を確 保するために必要な運転の技術及び法令に基

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初任運転者に対する指導内容 ( 座学 ) 菰野東部交通株式会社 指導教育の内容 事業用自動車の安全な運転に関する基本的事項 道路運送法その他の法令に基づき運転者が遵守すべき事項及び交通ルール等を理解させるとともに 事業用自動車を安全に運転するための基本的な心構えをしゅうとくさせる ( 事業用自動車に

(積極性書式-1)事故防止マニュアル等を活用している

輸送安全方針 当社では 輸送の安全を確保する為に 以下の通り基本方針を定める 1 安全最優先 2 法令 社内規定 業務ルールの遵守 3 事故原因の徹底究明による再発事故防止活動 4 運輸安全マネジメント体制の継続的改善 PDCA の確実な実施 5 協力会社への有効性ある教育指導 本方針は 社内外に開

一部改正一部改正一部改正一部改正一部改正 国自総第 122 号国自貨第 31 号国自整第 39 号平成 16 年 6 月 30 日平成 17 年 12 月 8 日平成 18 年 5 月 26 日平成 18 年 9 月 15 日平成 19 年 5 月 1 日平成 20 年 3 月 31 日 各地方運輸

5) 輸送の安全に関する教育及び研修に関する具体的な計画を策定し これを適確に実施する こと ( 輸送の安全に関する目標 ) 第 5 条前条に掲げる方針に基づき 目標を策定する ( 輸送の安全に関する計画 ) 第 6 条前条に掲げる目標を達成し 輸送の安全に関する重点施策に応じて 輸送の安全を確 保

有限会社汐見運輸 ( 法人番号 ) 代表者真坂典雄 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 本社営業所 北海道勇払郡むかわ町汐見 438 平成 29 年 6 月 27 日及び平成 29 年 7 月 4 日 運行管理者特別講習未受講を端緒として監査を実施 18 の違反が認めら

自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う 一般的な指導及び監督の実施マニュアル 第 1 編概要編 トラック事業者編

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データ連携配車システム

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はじめに この手帳は 物流の主役であるトラックドライバーに課せられた事項 すなわち 輸送の安全を確保するための基本的項目をとりまとめたものです 内容は 1 運行管理 2 乗務員が遵守しなければならない事項 3 運転者が遵守 しなければならない事項 4 運行管理の業務内容について の4つの基本を中心に

安全管理規程

事業計画の新旧記載事項及び添付書類 事業計画新旧対照表記載事項 1. 営業所の名称及び位置 2. 営業所に配置する事業用自動車の種別及び事業用自動車の種別毎の数 3. 休憩 睡眠施設の位置及び収容能力 4. 車庫の位置及び収容能力 添付書類 1. 新設する営業所の事業用自動車の運行管理の体制を記載し

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- 2 - 二事務所ごとのカウンセラー名簿(安全規則第十二条の二第三項の告示で定める書類)第三条安全規則第十二条の二第三項の告示で定める書類は 次に掲げるものとする 一定款又は寄附行為及び登記事項証明書二組織図その他の適性診断の適正かつ確実な実施を確保する体制を証する書類三事業所ごとに第六条第三号に

乗務記録(運転日報)

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1 趣旨このガイドラインは 日本国内の公道 ( 道路交通法 ( 昭和 35 年法律第 105 号 ) 第 2 条第 1 項第 1 号に規定する 道路 をいう 以下同じ ) において 自動走行システム ( 加速 操舵 制動のうち複数の操作を一度に行い 又はその全てを行うシステムをいう 以下同じ ) を

荷主及び運送業の元請の事業者の皆さまへ 過労運転 過重労働の防止及び安全運行の確保等のために 宮城では 約 1,300 の貨物自動車運送事業場において 約 32,000 人の労働者 ( 出所 : 平成 18 年事業所 企業統計調査 ( 総務省 )) が働いており 貨物自動車運送事業者 ( 以下 運送

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スライド 1

特定個人情報の取扱いの対応について

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本章では 衝突被害軽減ブレーキ 車線逸脱警報 装置 等の自動車に備えられている運転支援装置の特性 Ⅻ. 運転支援装置を 備えるトラックの 適切な運転方法 と使い方を理解した運転の重要性について整理しています 指導においては 装置を過信し 事故に至るケースがあることを理解させましょう また 運転支援装

安全報告書(運輸安全マネジメント2017年度方針/バス)

メールマガジン 事業用自動車安全通信 第 477 号 (H ) =はじめに= このメールマガジンは 国土交通省において収集した事業用自動車に関する事故情報等のうち重大なものについて 皆様に情報提供することにより その内容を他山の石として各運送事業者における事故防止の取り組みに活用していた

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教育内容等予定表 平成 27 年 4 月 1. 事業用自動車の運行の安全及び旅客の安全を確保するために遵守すべき基本的事項について (1) バス事業の社会的使命 (2) バス運転者の使命 (3) 交通事故防止の重要性 (4) バス運転者の心構え (5) バス運転者の注意義務 2. 春の交通安全運動に

の氏名又は名称及びの所在地 平成 30 年 3 月 13 日 平成 30 年 3 月 16 日 有限会社東九州交通 ( 法人番号 ) 代表本社営業所者岸上昭二 宮崎県延岡市土々呂町 ひまわり交通株式会社 ( 法人番号 ) 代本社営業所

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日整連第  -   号

特定個人情報の取扱いの対応について

日個連東京都営業協同組合浮間事務所

第 1 章序 自動車運送事業は 営業所を一度離れると運行中の安全の確保が運転者にほとんど全て委ねられ 道路上を自家用車や歩行者等と混在して走行するなど 運転者に特に高い安全意識と能力が求められているといった特徴があります こうした自動車運送事業の特徴に対し これまで 営業所毎に 一定の車両台数に応じ

第 1 章総則 ( 目的 ) 第 1 条この規程は 運行管理者 ( 以下 管理者 という ) が事業用自動車 ( 以下 車両 という ) の運行の安全管理及び事業遂行に必要な運転者及び運転の補助に従事する従業員 ( 以下 乗務員 という ) の指導監督についての職務並びに必要な権限について定め もっ

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適性診断受診案内

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- 1 - 国土交通省令第五十一号道路運送車両法(昭和二十六年法律第百八十五号)第四十八条第一項 第五十四条第四項(同法第七十一条の二第二項において準用する場合を含む ) 第九十一条の三及び第九十四条の十 道路運送法(昭和二十六年法律第百八十三号)第二十七条第三項(同法第四十三条第五項において準用す

ならない研修について 従前 地方運輸局長から研修を行う旨の通知を受けたときに受講させることとされていたところ 当該通知を廃止し 各運輸支局等が定めるところにより 2 年に1 度受講させることとなりましたので 管轄の運輸支局等からの案内 (HPにおける案内等) をご確認下さい

観観産第 号 平成 29 年 12 月 28 日 一般社団法人全国旅行業協会会長 殿 観光庁参事官 ( 産業政策担当 ) 旅行業法の改正に伴う経過措置について 通訳案内士法及び旅行業法の一部を改正する法律 ( 平成 29 年法律第 50 号 ) により旅行業法 ( 昭和 27 年法律第

適性診断等助成制度の見直しについて 適性診断や運行管理者一般講習等については これまでトラック協会がその料金の全額を助成 ( 受診機関等に協会から直接支払 ) してまいりました このたび 助成制度の見直しの一環として 適性診断等について下記のとおり改正し 平成 29 年 4 月 1 日からは 初任及

目 次 第 1 はじめに 2 1 ガイドライン策定の目的 2 2 ガイドラインの対象となる防犯カメラ 2 3 防犯カメラで撮影された個人の画像の性格 2 第 2 防犯カメラの設置及び運用に当たって配慮すべき事項 3 1 設置目的の設定と目的外利用の禁止 3 2 設置場所 撮影範囲 照明設備 3 3

安全方針 令和元年 6 月 1 日 株式会社ザイマックストラベルデザイン 当社は 輸送の安全確保が旅客自動車運送事業の社会的使命と深く認識し 全社員一丸となって輸送の安全を確保し 意識の徹底を図り 安全をすべてに優先 し お客様に 安全 安心 快適で楽しい旅 を提供します 1 法令 規定を遵守し 安

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運転者 項目 使用車両及び権原 損害賠償措置 運行管理の責任者の選任 整備管理の責任者の選任 安全運転管理者の選任 要件 第二種運転免許を受けている者 第一種運転免許を受けており 国土交通大臣が認定する講習を修了している者 運行主体が使用権原 ( 使用できる権利 ) を有するもの 車両は原則として貨

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Microsoft Word - H24仕様書

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貨物自動車運送事業のモデル三六協定およびその届 様式第 9 号 ( 第 17 条関係 ) 時間外労働休日労働に関する協定届 事業の種類 事業の名称 事業の所在地 ( 電話番号 ) 貨物自動車運送事業 新宿運輸株式会社 新宿区西新宿 ( ) 延長することができる時間

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6 事故惹起者は 個別に事故の内容 原因 防止対策等を検討し事故防止に努める 7 初任運転者教育を実施し 関係法令 バス乗務員の心構え バスの特性等教育する 8 定期健康診断及び SAS スクリーニング検査 脳 MRI 検査を受診し 健康企業宣言の取組を継続して健康管理に努める 9 適正診断を受診し

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

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1 制度の概要安全運転管理者制度とは 安全運転管理者及び副安全運転管理者 ( 以下 安全運転管理者等 という ) を事業所における安全運転管理の中核として 安全運転の推進を図り 交通事故防止の体制を確立しようとするものです 事業主は 一定台数以上の自動車を使用する場合は その台数に応じ法令で定められ

事業の実態が千差万別であるため 一概に 統一的かつ定量的な基準を定めることは困難であるが 事業計画に応じた運転者の選任を行っていくための指針は次のとおりである (1) 営業所全体に公休日がある場合荷主の休日にあわせて営業所全体が休みとなることが多く週単位に休日があり 1 人 1 車を原則とすれば 運

湯河原町訓令第  号

別紙 1. 各営業所に配置する事業用自動車の種別ごとの数 (1) 普通自動車 所属営業所 ( 新 ) ( 旧 ) 普通 小型 けん引被けん引 計 普通 小型 けん引被けん引 計 品川営業所 5 5 千代田営業所 5 5 営業所営業所 合 計 (2) 霊柩自動車所属営業所 ( 新 )

国土交通省自動車局一般貸切旅客自動車運送事業者の皆様へのご連絡貸切バスの一層の安全確保のため 運行管理に関する義務を拡充します 平成 28 年 11 月 1 日から 運行管理者の欠格期間中は補助者になれません ( 施行日時点で選任済の者を除く ) 平成 28 年 12 月 1 日から 新たに雇い入れ

資料 7-1 特殊車両の通行に関する指導取締要領の一部改正について 国土交通省関東地方整備局道路部交通対策課 1 (1) 特殊車両通行許可制度 2


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乗務途中点呼 ( 中間点呼 ) 管理者は 乗務前及び乗務後に点呼のいずれも対面で行うことができない乗務を行う者に対し 当該点呼のほかに 当該乗務の途中において少なくとも 1 回電話その他の方法により点呼を行い 次の事項について報告を求め 車両の安全を確保するために必要な指示をしなければならないものと

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評価項目 A Bともすべての項目に を入れてください 評価項目 A 宣言内容 ( 共通項目 ) チェック項目 取り組み結果 出来た概ね出来た出来なかった 1 経営者が率先し 健康づくりに取り組みます 健康宣言証の社内掲示など 健康づくりに関する企業方針について 従業員へ周知していますか? 経営者自身

(2) 情報資産の重要度に応じた適正な保護と有効活用を行うこと (3) 顧客情報資産に関して 当法人の情報資産と同等の適正な管理を行うこと (4) 個人情報保護に関する関係法令 各省庁のガイドライン及び当法人の関連規程を遵守すると共に これらに違反した場合には厳正に対処すること ( 個人情報保護 )

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青葉運輸株式会社 ( 法愛知県東海市名和町二番割中 19 番地 ) 代表取締役浦一男 愛知県東海市名和町二番割中 19 番地 1 ( 以下 法 ) 第 9 条第 1 及び第 3 平成 28 年 11 月 28 日 監査方針に基づいて監査実施 4 件の違

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(2) 事業者は 安全衛生方針に基づき 交通労働災害防止に関する事項を含む安全衛生目標を設定し 当該目標において一定期間に達成すべき到達点を明らかにするとともに 労働者に周知すること (3) 事業者は 安全衛生目標を達成するため 一定の期間を限り 次に掲げる交通労働災害防止に関する事項を含む安全衛生

4 輸送の安全のために講じた措置及び講じようとする措置 2017 年度に講じた措置当社は バス事業における経営の根幹は 安全 である との認識に立ち 安全性向上のための取り組みを継続して推進しています また 2017 年度は 向こう 3 年間の安全に関する具体的な実行計画をまとめた 第三次中期安全計

岩手医科大学医学部及び附属病院における人を対象とする医学系研究に係るモニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学医学部及び附属病院における 人を対象とする医学系研究に係る モニタリング及び監査の実施に関する標準業務手順書 岩手医科大学 第 1.0 版平成 29 年 10 月 1 日

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事業者が行うべき措置については 匿名加工情報の作成に携わる者 ( 以下 作成従事者 という ) を限定するなどの社内規定の策定 作成従事者等の監督体制の整備 個人情報から削除した事項及び加工方法に関する情報へのアクセス制御 不正アクセス対策等を行うことが考えられるが 規定ぶりについて今後具体的に検討

第 1 はじめに 1 ガイドライン策定の目的安全で安心なまちづくりを進める上で 近年 防犯カメラの設置は広く有用であると認められており 市内においても防犯カメラの設置が進んでいます しかし その一方で 知らないうちに自分の姿が撮影され 目的外に利用されること等に不安を感じる市民の方もいます そこで

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特定個人情報の取扱いに関する管理規程 ( 趣旨 ) 第 1 条この規程は 特定個人情報の漏えい 滅失及び毀損の防止その他の適切な管理のための措置を講ずるに当たり遵守すべき行為及び判断等の基準その他必要な事項を定めるものとする ( 定義 ) 第 2 条 この規定における用語の意義は 江戸川区個人情報保

Transcription:

運転者に対して行う指導 監督について 運転者は営業所を出発すると 運行中の安全確保が運転者にほとんどゆだねられていること また 道路上を自家用車 二輪車 歩行者等と混在して走行するため 運転者に特に高い安全意識と能力が求められます さらに多様な地理的 気象条件の下で運行するとともに 大型の自動車を運転することから 道路の状況その他の運行の状況に関する判断及びその状況における運転について高度な能力が要求されます こうしたことから 事業者において輸送の安全性を向上させるために 安全教育 ( 指導及び監督 ) を積極的に実施する必要があります このため 貨物自動車運送事業者 ( 運行管理者等 ) は 運転者に対して継続的かつ計画的に指導及び監督を行い 貨物自動車運送事業法その他法令にもとづき運転者が遵守すべき事項に関する知識や 運行の安全を確保するために必要な知識及び技能の習得を通して ほかの運転者の模範となるべき運転者を育成しなければなりません 運転者に対する指導及び監督にあたっては 貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針 ( 平成 13 年 8 月国土交通省告示第 1366 号 / 一部改正の施行日 平成 29 年 3 月 12 日 にもとづき実施しなければなりません 1. 一般的な指導及び監督の実施内容 A. 指導 監督の実施項目全運転者に対して 告示による 12 項目の全項目について 年 1 回以上は教育 指導を実施しなければなりません 告示にもとづく指導 監督の 12 項目 1 事業用自動車を運転する場合の心構え 2 事業用自動車の運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項 3 事業用自動車の構造上の特性 4 貨物の正しい積載方法 5 過積載の危険性 6 危険物を運搬する場合に留意すべき事項 7 適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況 8 危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法 9 運転者の運転適性に応じた安全運転 10 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法 11 健康管理の重要性 12 安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法 なお 上記のほか事業用自動車に備え付けられた非常信号用具及び消化器の取り扱いについて 非常の際迅速かつ確実に取り扱えるよう 乗務員に使い方を実践体験させるなどして熟知させることが義務付けられています B. 指導 監督にあたって配慮すべき事項 1 運転者に対する指導 監督の意義についての理解 貨物自動車運送事業者は 指導 監督 が輸送の安全に重要な役割を果たす責務を有していることを理解して下さい

2 計画的な指導及び監督の実施 計画的な月例の集合教育のほか 日常の点呼や朝礼においても道路や運行に関する状況など安全運行に関する事項について指導を行って下さい 3 運転者の理解を深める指導 監督の実施 過去の教育指導の記録を参照するとともに 運転者自らに考えさせるなど理解を深める手法を工夫しましょう 4 参加 体験 実践型の指導及び監督の手法の活用 ビデオ等の視聴やヒヤリ ハット報告の提出 小人数グループによる討議 あるいは実車やシミュレーターを用いた死角の確認など 参加 体験 実践型の手法も積極的に活用しましょう 5 社会情勢等に応じた指導及び監督の内容の見直し 関係法令の改正や社会情勢の変化 他の事業者の交通事故実例など幅広く情報を集め 随時 指導 監督の内容を見直して下さい 6 指導者の育成と資質の向上 運行管理者は 常に指導 監督の内容 および手法に関する知識や技術の向上に努めましょう 7 外部の専門的機関の活用 専門的な知識や技術を有する外部の専門的機関 ( 警察署 労働基準監督署 損害保険会社 トラック交通共済 トラック総合研修センター 民間の研修機関等 ) を積極的に活用することも検討して下さい 2. 年間教育計画の作成 告示では指導 監督にあたっては 継続的かつ計画的に とされています このため まずは告示にもとづく上記 12 項目の 年間教育計画 を策定することが必要です 各事業者の実態に合った実施しやすい計画をたてて下さい また 12 項目のほかに事業者独自の安全運転に関する教育も同時に実施するなど 効果的な指導 監督を心掛けて下さい 年間教育計画 (12 項目を毎月 1 項目ずつ実施する場合の例 ) 実施月 指 導 項 目 4 月 事業用自動車を運転する場合の心構え 5 月 事業用自動車の運行の安全を確保するために遵守すべき基本的事項 6 月 事業用自動車の構造上の特性 7 月 貨物の正しい積載方法 8 月 過積載の危険性 9 月 危険物を運搬する場合に留意すべき事項 10 月 適切な運行の経路及び当該経路における道路及び交通の状況 11 月 危険の予測及び回避並びに緊急時における対応方法 12 月 運転者の運転適性に応じた安全運転 1 月 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因及びこれらへの対処方法 2 月 健康管理の重要性 3 月 安全性の向上を図るための装置を備える事業用自動車の適切な運転方法

3. 使用する資料 ( マニュアル ) 等 指導 監督を実施するに必要な資料 ( マニュアル ) は下記のものが発行されています いずれも例示ですので 各事業者が自社の実態や自社の安全運転マニュアル あるいはインターネット等からの各種情報の内容を適宜加えて活用して下さい 1 事業用トラックドライバー研修テキスト ( 全 10 巻 ) 公益社団法人全日本トラック協会発行 ( 平成 29 年 3 月発行 ) 2 自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う一般的な指導及び監督の実施マニュアル ( 本編 : 一般的な指導及び監督指針の解説 ) 国土交通省自動車局安全政策課 ( 平成 28 年 6 月改定 ) ( 公社 ) 長野県トラック協会のホームページ (http://www.naganota.or.jp) には 上記のマニュアルや年間教育計画表 教育記録簿も含め各種資料を掲載してありますので 適宜ダウンロードして有効にご活用下さい 4. 指導 監督の記録 保存 運転者に対する指導 監督を行ったら 教育記録簿 を作成し 次の事項を記録 保存しておかなければなりません 1 日時 記録事項記載例 2 指導 監督を実施した場所 営業所 会議室 3 内容 4 実施した者 5 受けた者 平成 年 月 日 ( ) 時 分 ~ 時 分 1. トラックの構造上の特性 車高 車長 車幅に合わせた運転 トラックの死角 トラックのスピードの特性 2. 春の全国交通安全運動の実施について 期間 月 日 ~ 日 運行管理者 運転者 業務上の都合等で集合教育に参加できなかった運転者に対しては 後日 複数名あるいは個別に実施 ( フォロー ) し 同様に記録 保存をしておくことが必要です なお 保存の際は必ず使用した資料 ( マニュアル等 ) のコピーを添付しておくことも義務付けられました ( 平成 21 年 10 月 1 日 / 輸送安全規則一部改正 ) 記録は実施後 3 年間の保存が義務付けられています 教育記録簿専用のファイルを作り 継続的に保管 ( 編綴 ) していくことをお勧めします

5. 特定の運転者に対する特別な指導の実施 重大な交通事故を引き起こした運転者 ( 事故惹起運転者 ) また 運行の安全を確保するために必要な運転に関する技能及び知識を十分に習得していない新たに雇い入れた運転者 ( 初任運転者 ) 及び加齢に伴い身体機能が変化しつつある 65 歳以上の高齢者 ( 高齢運転者 ) には よりきめ細かな指導を実施しなければなりません いずれも適性診断結果にもとづく指導が重要ですが この場合 当該運転者が気づかない技能 知識または運転行動に関する問題があれば 運転者としてのプライドを傷つけないように配慮しつつこれを指摘することが必要です さらに 指導終了後にレポートを作成させ効果の確認をすることをおすすめします さらに効果を上げるために 専門的知識及び技能を有する外部機関を活用するよう努めて下さい 実施記録については前記 12 項目の教育と同様 教育記録簿の作成と使用資料を添付し 3 年間保存しておく必要があります また 運転者台帳へも実施年月日や内容等を記載しておいて下さい A. 事故惹起運転者死者または重傷者を生じた交通事故を引き起こした運転者及び軽傷者を生じた交通事故を引き起こし かつ当該事故前の 3 年間に交通事故を引き起こしたことがある運転者に対して 再度トラックに乗務する前に実施します ただし やむを得ない事情がある場合は 再度乗務を開始した後 1 カ月以内に実施します 事故惹起運転者に対する特別な指導の内容及び時間 内容時間 1 事業用自動車の運行の安全の確保に関する法令等 2 交通事故の実例の分析に基づく再発防止対策 3 交通事故に関わる運転者の生理的及び心理的要因並びにこれらへの対処方法 4 交通事故を防止するために留意すべき事項 5 危険の予測及び回避 6 安全運転の実技 1 から 5 までについて合計 6 時間以上実施すること 6 については可能な限り実施することが望ましい B. 初任運転者運転者として常時選任するために新たに雇い入れた者 ( 当該事業者において初めてトラックに乗務する前 3 年間にほかの事業者に運転者として常時選任されたことがある者を除く ) に対して 当該事業者において初めてトラックに乗務する前に実施します ただし やむを得ない事情がある場合は 乗務を開始した後 1 カ月以内に実施します 初任運転者に対する特別な指導の内容及び時間 内容時間 1 貨物自動車運送事業法その他の法令に基づき運転者が遵守すべき事項 事業用自動車の運行の安全を確保するために必要な運転に関する事項等 一般的な指導及び監督 に掲げる 12 項目 について指導する このうち 日常点検に関する事項 事業用自動車の車高 視野 死角 内輪差及び制動距離等に関する事項 及び 貨物の積載方法及び固縛方法 に関する事項については実際に車両を用いて指導する 15 時間以上実施すること

2 安全運転の実技実際に事業用自動車を運転させ 道路及び交通の状況に応じた安全な運転方法を添乗等により指導する 20 時間以上実施すること C. 高齢運転者 (65 歳以上の者 ) 高齢である運転者は 適性診断 ( 適齢診断 ) の結果を踏まえ 個々の運転者の加齢に伴う身体機能の変化の程度に応じたトラックの安全な運転方法等について 運転者自ら考えるよう指導します 指導の実施時期は 適性診断 ( 適齢診断 ) の結果が判明した後 1 カ月以内に実施します 6. 特定の運転者に対する適性診断の受診 事故惹起運転者 初任運転者 高齢運転者には 次の特別な適性診断を受診させなければなりません 受診後は 診断結果にもとづく当該運転者の運転行動の特性を踏まえ 当該運転者と話し合いをしつつ よりきめ細かな指導を実施することが必要です なお 運転者台帳には受診年月日 診断結果の所見等を記載しておきます 適性診断の種類対象と受診時期 事故惹起運転者 初任運転者 高齢運転者 特定診断 Ⅰ 特定診断 Ⅱ 1 死亡又は重傷事故を起こし かつ 当該事故前の 1 年間に事故を起こしたことがない者 2 軽傷事故を起こし かつ 当該事故前の 3 年間に事故を起こしたことがある者 事故後 再度事業用自動車に乗務する前に受診させる やむを得ない事情がある場合は 乗務を開始した後 1 カ月以内に受診させる 死亡又は重傷事故を起こし かつ 当該事故前の 1 年間に事故を起こした者 事故後 再度事業用自動車に乗務する前に受診させる やむを得ない事情がある場合は 乗務を開始した後 1 カ月以内に受診させる 当該事業者において 初めて事業用自動車に乗務する前に受診させる ( 当該事業者において初めて事業用自動車に乗務する前 3 年間に初任診断を受診したことがない者 ) やむを得ない事情がある場合は 乗務を開始した後 1 カ月以内に受診させる 65 歳に達した日以後 1 年以内に 1 回 その後 3 年以内ごとに 1 回受診させる 7. 新たに雇い入れた者の事故歴の把握 運転者として常時選任するために新たに雇い入れた者に対して 自動車安全運転センターが交付する運転記録証明書 あるいは無事故 無違反証明書等により 雇い入れる前の事故歴 ( 事業用に限らず 少なくとも過去 3 年間 ) を把握し その結果 事故惹起者であることが確認された場合 事故惹起運転者に対する特別な教育 および適性診断を実施 ( 受診 ) させなければなりません ( 平成 21 年 10 月 1 日 / 輸送安全規則一部改正 ) なお 事故惹起者であることが確認された場合 事故惹起者運転者適性診断 が未受診 あるいは 事故惹起者特別指導 未受講であった場合 それぞれ受診 受講させなければなりません

根拠法令 貨物自動車運送事業輸送安全規則第 10 条 ( 従業員に対する指導及び監督 ) 貨物自動車運送事業輸送安全規則第 20 条 ( 運行管理者の業務 ) 第 1 項第 14 号 貨物自動車運送事業輸送安全規則第 9 条の 5( 運転者台帳 ) 第 1 項第 8 号 国土交通省告示第 1366 号 貨物自動車運送事業者が事業用自動車の運転者に対して行う指導及び監督の指針 国自総第 510 号 貨物自動車運送事業輸送安全規則の解釈及び運用について 第 10 条 国土交通省告示第 1403 号 貨物自動車運送事業輸送安全規則第 10 条第 2 項に規定する国土交通大臣が認定する適性診断 [ 長野県貨物自動車運送適正化事業実施機関作成 ]