簡易宿所指導基準 都市計画局建築指導部 消防局予防部 健康局健康推進部 当基準は 建築基準法 消防法及び旅館業法を適用するにあたり 建築基準法別表第 1( い ) 欄 (2) 項に掲げる用途 ( ホテル及び旅館に限る ) に供する建築物で かつ 旅館業法第 2 条第 4 項に該当する 簡易宿所営業

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基準総則

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条例解説6~11条

松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例施行規則平成 26 年 10 月 27 日規則第 65 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この規則は, 松山市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例 ( 平成 26 年条例第 52 号 以下 条例 という ) の施行に関し必要な事

東京都建築安全条例(昭和二十五年東京都条例第八十九号)新旧対照表(抄)

別添 ( 用語の定義 ) 消防法( 昭和 23 年法律第 186 号 ) 法 消防法施行令( 昭和 36 年政令第 37 号 ) 令 消防法施行規則( 昭和 36 年自治省令第 6 号 ) 規則 特定小規模施設における必要とされる防火安全性能を有する消防の用に供する設備等に関する省令 ( 平成 20

(2) 区域内の主要な道路が 環境の保全上 災害の防止上 通行の安全上又は事業活動の効率上支障がないような規模及び構造で適当に配置されており かつ 区域外の相当規模の道路と接続していること (3) 区域内の排水路その他の排水施設が その区域内の下水を有効に排出するとともに その排出によって区域及びそ

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動車車庫については 隣地境界線又は同一敷地内の他の建築物との距離は2m 以上とし 各階の外周部に準不燃材料で造られた防火壁 ( 高さ1.5m 以上 ) を設けること (3m 以上の距離を確保した場合を除く ) に改める 号通知 記 2 自動火災報知設備の設置について の一部改正記 2 中

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旅館業法施行条例 昭和 24 年 1 月 11 日条例第 4 号 改正 昭和 24 年 9 月 16 日条例第 82 号 昭和 25 年 4 月 18 日条例第 18 号 第 1 次改正 昭和 30 年 4 月 1 日条例第 16 号 第 3 次改正 昭和 45 年 10 月 26 日条例第 56

目次 ( )

(5) 第 1 号から前号までの規定により住宅用防災警報器が設置される階以外の階のう ち 次に掲げるいずれかの住宅の部分 ア床面積が 7 平方メートル以上である居室が 5 以上存する階の廊下 イアに規定する階に廊下が存しない場合にあっては 当該階から直下階に通ずる 階段の上端 ウアに規定する階に廊下

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基準19 ハロゲン化物消火設備の設置及び維持に関する基準

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3 市長は 第 1 項の規定により指定した土地の区域を変更し 又は廃止しようとするときは あらかじめ久喜市都市計画審議会 ( 以下 審議会 という ) の意見を聴くものとする 4 第 1 項及び第 2 項の規定は 第 1 項の規定により指定した土地の区域の変更又は廃止について準用する ( 環境の保全

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隣地境界線126 第 3 章消防用設備等の設置単位 さいたま市消防用設備等に関する審査基準 消防用設備等の設置単位消防用設備等の設置単位は 建築物 ( 屋根及び柱又は壁を有するものをいう 以下同じ ) である防火対象物については 特段の規定 ( 政令第 8 条 第 9 条 第 9 条の

新千里西町B団地地区地区計画

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Microsoft Word - 法第43条第2項第2号許可基準

(4) 区域は 境界が明確であること (5) 区域は 道路に 4m 以上接していること ただし 次に掲げる場合は この限りでない ア路地状区域の場合は 道路に 2.7m 以上接すること イ小規模路地状区域の場合は 道路に 2m 以上接すること (6) 区域は 区域内の敷地を細分化する建築行為を含まな

鹿嶋市都市計画法の規定による市街化調整区域における

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1600 mm 1200 mm 1200 mm 1600 mm 2200 mm 1200 mm 大阪市建築基準法取扱い要領 2-30 特別避難階段の付室の取扱い 令第 123 条第 3 項 (1) 付室の最小幅員下記のような特別避難階段の付室内の最小幅員は 法定の廊下幅及び階段幅以上とする 非常用

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四興行場の名称及び所在地 2 法第二条の二第二項の規定により営業者の地位の合併による承継の届出をしようとする者は 次の各号に掲げる事項を記載した届出書に規則で定める書類を添付して 知事に提出しなければならない 一届出者の名称 主たる事務所の所在地及び代表者の氏名二合併により消滅した法人の名称 主たる

4. エレベータホール ( 設置する場合 ) 5. エレベーター ( 設置する場合 ) 6. 共用廊下 共用階段 ること 共用玄関等からの見通しが確保されていない場合には 見通しを補完する対策が講じられていること 照明設備 1 共用メールコーナーの照明設備は 床面において50ルクス以上の平均水平面照

( 趣旨 ) 第 1 条この条例は, 建築基準法 ( 昭和 25 年法律第 201 号 以下 法 という ) 第 50 条及び第 52 条第 5 項の規定により, 周辺環境との調和のとれた斜面地建築物の敷地の利用を図り, もってその周辺における良好な居住環境の確保に資するため, 斜面地建築物の階数に

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滋賀県旅館業法施行条例平成 16 年 3 月 29 日滋賀県条例第 3 号滋賀県旅館業法施行条例をここに公布する 滋賀県旅館業法施行条例滋賀県旅館業法施行条例 ( 昭和 32 年滋賀県条例第 42 号 ) の全部を改正する ( 趣旨 ) 第 1 条この条例は 旅館業法 ( 昭和 23 年法律第 13

2. 実施した工事の内容 3. 実施した工事の費用の額 (1) 特定の増改築等に要した費用の総額 第 1 号工事 ~ 第 7 号工事に要した費用の総額 (2) 特定の増改築等のうち 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 第 1 号工事 ~ 第 6 号工事に要した費用の額 (3) 特定の

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名前 第 1 日目 建築基準法 2 用途規制 1. 建築物の敷地が工業地域と工業専用地域にわたる場合において 当該敷地の過半が工業地域内であると きは 共同住宅を建築することができる 2. 第一種低層住居専用地域内においては 高等学校を建築することができるが 高等専門学校を建築する ことはできない

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第2章 事務処理に関する審査指針

面する側にあっては2メートル以上 精華台みずき通り線に面する側及び精華大通り線に面する区域にあっては5メートル以上 精華台地区計画により別に定める側にあっては10 メートル以上後退しなければならない 3 前 2 項の規定は 守衛室その他これに類するもので 延べ面積が50 平方メートル以下かつ地階を除

2-21 踊場を共有する階段 令第 23 条令第 121 条府条例第 33 条 図 -1 図 -2 図 -3 UP DN UP DN 3F A 2F 1F DN UP DN UP w w w w 上図のような階段形式のものについては次の通り取り扱う ただし 図 -3 においては 縦方向に A の範囲

火対象物の公表の要否を決定するものとする ( 公表の予告 ) 第 5 条署長は 前条第 4 項の規定により公表が必要であると決定した場合は 公表予告書 ( 第 2 号様式 ) により関係者に対し公表の予告をするものとする 2 前項に規定する公表の予告は 査察規程第 20 条第 1 項に規定する立入検

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( 例 ) 病床数が 60 の場合 職員の総数が5 人以上であり かつ 当該職員のうち宿直勤務者を除いた職員数が2 人以上である体制をいう イ規則第 5 条第 3 項第 1 号に規定する 職員の数 とは 一日の中で 最も職員が少ない時間帯に勤務している職員 ( 宿直勤務者を含む ) の総数を基準とす

エ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計は 現に存する建築物又は現に建築の工事中の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影面積の合計を超えないこと オ建替え後の建築物の絶対高さ制限を超える建築物の部分の水平投影部分の形状は 現に存する建築物又は現に建築の工事

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簡易宿所指導基準 都市計画局建築指導部 消防局予防部 健康局健康推進部 当基準は 建築基準法 消防法及び旅館業法を適用するにあたり 建築基準法別表第 1( い ) 欄 (2) 項に掲げる用途 ( ホテル及び旅館に限る ) に供する建築物で かつ 旅館業法第 2 条第 4 項に該当する 簡易宿所営業 を営む施設の構造設備等にかかる共通の取扱いを定めたものである 構造設備等にかかる規定の適用に当たっては 建築基準法 消防法及び旅館業法の規定によるほか 2. 寝所寝台の区分 に応じて それぞれ次の基準によること 1. 用語等の定義 簡易宿所営業寝所 ( しんじょ ) 寝台 ( しんだい ) 寝床 ( ねどこ ) カーテン等目隠し等客室内通路床面積 ( 内 ) 床面積 ( 芯 ) 宿泊する場所を多数人で共用する ( 客室を定員 2 名以上の追い込み式営業形態で使用する ) 構造及び設備を主とする施設を設け 宿泊料を受けて 人を宿泊させる営業をいう 就寝するための空間をいう ( 当基準に適合する寝所は建築基準法における 1の居室とみなさない ) 就寝するために布団等の寝具を敷設するための自立する構造の台 ( ベッド ) をいう 就寝するために布団等の寝具を敷設する水平面の部分 ( 寝台の寝具敷設部 ) をいう 施錠装置がなく随時開閉することができる布製 ( 防炎物品 ) のものをいう 目隠しの効果のある棚などの家具をいい ガラス等の透明なもので隔てとなるものを含む 寝台の昇降部若しくは寝所の出入口から客室の出入り口までの経路をいう 壁内々で計測する有効面積をいう 壁芯々で計測する面積をいう ( 建築基準法上の面積算定による ) 2. 寝所寝台の区分 次に該当しないもの又は複数の区分に該当する場合は関係と協議すること 1 ブース型寝所 寝所の周囲が目隠し等により囲われ一定のプライバシーが確保されて独立した部分を形成するものをいう 1 建築物の部分と一体となった目隠し等は建築物の一部 ( 壁 ) として扱う 2 ブース内部に複数の寝台を設置する場合は 該当する寝台区分の基準を併せて適用する 3 ブースの奥行又は幅が寝床の幅 ( 短辺 ) に 30cm を加えた寸法に満たず かつ 寝床が 目隠しで覆われる寝所はカプセル型寝台の区分を適用する 2 カプセル型寝台 自立構造の箱型寝台の内部で就寝するものをいう 3 棚状寝所 寝床若しくはそれを支える支柱が建築物と一体で造り付けられ又は建築物の一部を利用して 棚状の寝床を形成するものをいう ( 寝台を建築物に固定し棚状の寝床となるものを含む ) 1 客室の床と別に設置する寝床は施設の床面積に算入しない 2 寝床が上下に重なるものについての旅館業法上の取扱いは階層式寝台とする 4 階層式寝台 自立構造の寝台で寝床が上下に重なるものをいう

都市計画局健康局都市計画局3. 寝所寝台構造基準担当 1. 開放性 ( 客室への 開放性 ) 2. 寝所寝台 の階層等 1 面以上を随時開放す ることができ 出入りする 部分はカーテン等で通路 に有効に開放できること 客室内通路に常時開放 された開口部を設けるこ と 当該開口部の有効面 積はブース床面積の 1/7 以上とすること ブース壁面の上部で天井 面から 50cm 以上下方ま での部分が開放されてい ること カプセルの出入口はカ ーテン等で通路に有効 に開放することができ 放することができるこ 個人で施錠できない構 造であること カプセルの積み重ねは 2 以下であること 寝床の長辺の面が客室 内通路に随時有効に開 と 寝床は 2 層以下である こと 寝台の出入口以外の部分 に目隠し等を設ける場合 は 各寝所の上部 30cm 以上の部分が開放されて いること ( カーテン等又 は固定ガラリ ( 角度 45 以上 常開 ) で仕切られた ものは開放されているも のとみなす ) 寝台は 2 層とすること 健康局都市計画局健康局ブースの階層は 1 である こと 3. 寸法等下段カプセルの底面の 高さは 客室床面より 20cm 以上であること カプセル内の大きさは寝台の高さは次の通りとすること有効高さ1m 以上とす 上段と下段の間隔は おおむね1m 以上であるこることと ( 旅館業法施行令第 1 条第 2 項第 2 号 ) 上記間隔は就寝部の有効高さとすること配列は 10 連以内とし 10 連をこえて連続設置する場合は 通路 ( 有効幅員 1.2m 以上 ) または不燃材料で造られた壁を設けること

消防局画局消防局康局(3. 寝所寝台構造基準 ) 担当 4. 防火目隠し等は不燃材料 準 不燃材料又は難燃材料で 造られていること カプセルは不燃材料 建築基準法の内装制限 準不燃材料又は難燃材が適用される部分と一都料で造られていること 体となる寝台の部分は 市 上段カプセルの底面は同法の規制対象とみな計画客室床面から 1.5m 以す 局下とすること 寝所に自動火災報知設備の感知器を設置すること ただし 客室の天井に設けられた感知器により有効に感知できる場合は この限りでないスプリンクラー設備が法令により設置されるものであって 寝所が散水障害となる場合は 寝所にもスプリンクラーヘッドを設けること カプセル内に自動火災報知設備の感知器を設置すること ( 出入りする部分が常時開放されているものを除く ) スプリンクラー設備が法令により設置されるものにあっては カプセル内にもスプリンクラーヘッドを設けること 寝所に自動火災報知設備の感知器を設置すること ただし 客室の天井に設けられた感知器により有効に感知できる場合は この限りでないスプリンクラー設備が法令により設置されるものであって 寝所が散水障害となる場合は 寝所にもスプリンクラーヘッドを設けること 5. 安全衛生カプセル内には機械換 寝所内での喫煙を禁止する 気装置を設置すること ( 換気回数は 1 時間あ たり 5 回以上とすること ) 都市計カプセル内に棚 机等の 設備を設けないこと た だし 壁面に設ける簡易 なものはこの限りでな い 寝所内に避難経路図を掲示すること 上段のカプセルはカプ セルごとに安全に昇降 でき かつ 転落を防止 するための適当な措置 を講じた固定式はしご ( タラップ ) が設けられ ていること 寝所には棚 机等の設備 を設けないこと ただ し 壁面に設ける簡易な ものはこの限りでない 寝台に棚 机等の設備を 設けないこと 上段の寝台は転落を防止するための設備を有する こと ( 大阪市旅館業法の施行等に関する条例第 4 条第 3 号ア ) 健上段の寝台への昇降のための堅ろうな階段又ははしごを有すること ( 大阪市旅館業法の施行等に関する条例第 4 条第 3 号イ )

都市計画局消防局康局都市計画局4. 客室基準 1. 防火避難ブース出入口は片面配置 カプセルの出入口は幅 の場合は幅 90cm 両面 1.2m 以上の客室内通 配置の場合は幅 1.2m 以 路に面していること 上の客室内通路に面して いること 担当 カプセルが 2 層となる場合 上段のカプセルを通路等で連結しないこと 寝床が 2 層となる場合 上段の寝台を通路等で連 上段の寝床を通路等で結しないこと 連結しないこと 客室には局部的な階段 吹抜を設けてはならない 客室内に避難経路図を掲示すること 2. 環境衛生 客室には採光上有効な窓が設けられていること また 出入口は宿泊者が自由に開閉できる構造である健こと ( 大阪市旅館業法の施行等に関する条例第 4 条第 2 号 ( 同条例第 3 条第 1 号ア及びイ )) 客室には換気のための窓を設け その換気に有効な部分の面積は 当該客室の床面積 ( 芯 ) に対して 1/20 以上とすること ただし 換気設備を設けた場合はこの限りでない

康局5. 施設基準担当 1. 環境衛生客室の延床面積 ( 内 ) は 33 m2以上であること ただし 宿泊者の数を 10 人未満とする場合には 3.3 m2に当該宿泊者の数を乗じて得た面積以上であること ( 旅館業法施行令第 1 条第 2 項第 1 号 ) 当該施設に近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさないと認められる場合を除き 宿泊者の需要を満たすことができる規模の入浴設備を有すること ( 旅館業法施行令第 1 条第 2 項第 4 号 ) 宿泊者の需要を満たすことができる適当な規模の洗面設備を有すること ( 旅館業法施行令第 1 条第 2 項第 5 号 ) 適当な数の便所を有すること健( 旅館業法施行令第 1 条第 2 項第 6 号 ) 大阪市旅館業規制指導要綱に準じること 洗面所及び便所は客室を設置している階に原則として1ヶ所以上設けること 洗面台及び小便器は定員 15 人以内に対し1 個 大便器は定員 20 人以内に対し1 個の割合で設けること 大阪市旅館業規制指導要綱に準じること その他 大阪市旅館業法の施行等に関する条例により 定められた基準に適合する必要があります附則この指導基準は 昭和 60 年 1 月 1 日から施行する 附則 1 この指導基準は 平成 29 年 4 月 1 日から施行する 2 この基準の施行前に旅館業法規制指導要綱に基づく計画届を提出している施設については 従前の例による また この基準の施行の際現に存する旅館業の施設を利用して新たに旅館業を経営するために行われる申請に係る旅館業法第 3 条第 1 項の許可については なお従前の例による 3 この基準の施行前に旅館業法第 3 条第 1 項の許可を受けた旅館業の施設をこの基準の施行日以降に改修する場合においては 当該改修する部分に限り 改正後のこの基準の規定を適用する 附 則 この指導基準は 平成 30 年 6 月 15 日から施行する 担当 担当部署 問合せ先 都市計画局 建築指導部建築確認課 06-6208-9281 消防局 各消防署 ( 予防担当 ) 健康局 保健所環境衛生監視課 06-6647-0692