第1回 障害者グループホームと医療との連携体制構築のための検討会

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【H27.4月~】移動支援ガイドライン(重心送迎も)

( 利用の申請 ) 第 6 条事業を利用しようとする者は 板橋区重症心身障がい児 ( 者 ) 等在宅レスパイト事業利用申請書 ( 別記第 2 号様式 以下 申請書 という ) を区長に提出しなければならない 2 区長は 被介護者の身体状況及び必要となる医療的なケアを確認するため 必要に応じて第 2

4 協議会の位置づけと役割 ( 別紙 1 2) 本協議会は その他機関 と位置づけ 市と協議会委員との連絡調整 意見交換 連携協力その結果を各機関における事業推進に資することを目的とする 協議会からのご意見は 市が事業の参考にする 協議会 図 1 協議会は 子ども発達支援課および各関係機関の事業報告

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各事業所の長様 平成 29 年 6 月 20 日京都市保健福祉局障害保健福祉推進室施設福祉担当藤原, 胡桃 TEL: 京都市障害福祉サービス事業者に対する喀痰吸引等研修受講支援事業について 日頃は, 本市の障害保健福祉行政の推進に, 御理解, 御協力をいただきありがとうございます 本



( 別添様式 2) 喀痰吸引等業務 ( 特定行為業務 ) の提供に係る同意書 下記の内容について十分な説明を受け内容を理解したので 喀痰吸引等業務 ( 特定行為業務 ) の実施に同意いたします 喀痰吸引等 ( 特定行為 ) の種別 口腔内の喀痰吸引該当する ( 実地研修を実施する行為 ) にチェック

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報酬改定(就労系サービス)

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臨床等での実務経験を 3 年以上有する者 ) 2 登録研修機関として 自ら喀痰吸引等研修 ( 不特定多数の者対象 ) を実施予定の事業所等に勤める者 9 定員 25 名程度 10 受付期間平成 30 年 4 月 11 日 ( 水 )~4 月 23 日 ( 月 ) まで 11 申込方法 ホームページか


複数名訪問看護加算 (1 人以上の看護職員等と同 2 人以上による訪問看護を行う場合 行 ) 看護師等と訪問 看護師等と訪問 4,500 円 30 分未満 254 単位 准看護師と訪問 3,800 円 30 分以上 402 単位 看護補助者と訪問 ( 別に厚生労働省が定める場合 看護補助者と訪問 を

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4 代表的な医療的ケア (1) 呼吸障害 (2) 経管栄養の種類 (3) 排泄障害 5 医療的ケアの法律論議 (1) 次のケアの内 2000 年当時には医療行為 ( 医行為 : 医師や看護師にしか許されていない行為 ) と考えられていたものに 介護行為と考えられていたものに をつけましょ

介護老人保健施設 契約書


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障害福祉アンケート調査結果 1. 調査実施期間 平成 26 年 6 月 ~7 月 2. 調査対象者 精神保健福祉手帳交付者 3. 調査方法 郵送によるアンケート送付 回収 無記名 4. 送付数と回収数 送付数 回収数 回収率 送付数 回収数 回収率 (%) 身体障がい者 2,732 1,499 54

出時に必要な援助を行うことに関する知識及び技術を習得することを目的として行われる研修であって 別表第四又は別表第五に定める内容以上のものをいう 以下同じ ) の課程を修了し 当該研修の事業を行った者から当該研修の課程を修了した旨の証明書の交付を受けた者五行動援護従業者養成研修 ( 知的障害又は精神障

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体制届の主な項目と添付書類 居宅サービス 別途 資料の提出をお願いすることがあります サービスの種類 体制届の主な項目 別紙 添付書類 その他の添付書類 備考 施設等の区分 ( 通院等乗降介助 ) - 道路運送法の許可証 - 日中の身体介護 20 分未満体制 別紙 15 定期巡回 随時対応サービスに

「平成30 年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.2)(平成30 年3月28 日)」の送付について【介護保険最新情報Vol.633】(厚生労働省老健局老人保健課:H )

改定事項 基本報酬 1 入居者の医療ニーズへの対応 2 生活機能向上連携加算の創設 3 機能訓練指導員の確保の促進 4 若年性認知症入居者受入加算の創設 5 口腔衛生管理の充実 6 栄養改善の取組の推進 7 短期利用特定施設入居者生活介護の利用者数の上限の見直し 8 身体的拘束等の適正化 9 運営推

問題です 訪問看護って? 指示があるまで開けないでね!

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平成 28 年 10 月 17 日 平成 28 年度の認定看護師教育基準カリキュラムから排尿自立指導料の所定の研修として認めら れることとなりました 平成 28 年度研修生から 排泄自立指導料 算定要件 施設基準を満たすことができます 下部尿路機能障害を有する患者に対して 病棟でのケアや多職種チーム

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障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

 

加算 栄養改善加算 ( 月 2 回を限度 ) 栄養スクリーニング加算 口腔機能向上加算 ( 月 2 回を限度 ) 5 円 重度療養管理加算 要介護 であって 別に厚生労働大が定める状態である者に対して 医学的管理のもと 通所リハビリテーションを行った場合 100 円 中重度者ケア体制加算

平成 27 年 1 月から難病医療費助成制度が変わりました! (H26 年 12 月末までに旧制度の医療費助成を受けている人は 3 年間の経過措置 を受けられます ) 分かり難い場合は協会又は自治体の窓口へお問い合わせください H27 年 1 月からの新制度 1. 難病医療費助成の対象は ALS 重

からだの不自由な人たちのために

佐久医師会ニュース連載意外と知られていない訪問看護の基礎知識 佐久総合病院地域ケア科小松裕和 意外と知られていない訪問看護の基礎知識 1 意外と知られていない訪問看護の基礎知識 2 私たち在宅医にとって 訪問看護が存在しない在宅医療は考えられません 訪問看護は医療面はもちろん 生活面も含めて関わって



⑵ ⑶ ⑷ ⑸ ⑴ ⑵

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Q1 訪問看護の導入時期は どのように判断すればよいでしょうか? A 医療処置や医療機器の管理などが必要な場合は比較的早期に訪問看護の依頼がありますが ADLの維持 向上などの予防的ケアや病気の悪化予防の目的での訪問看護についても できるだけ早期の導入が理想的です また ターミナル時期の利用者の場合


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(2) 医療処置の状況 医療処置の状況で あてはまるものはない は 特養入所待機者が約 6 割 施設入所者が 7 割近くとなっている 医療処置が必要な場合は 褥瘡 ( 床ずれ ) の処置 ( 特養入所待機者 % 施設入所者 %) 胃ろう 経管栄養 ( 特養入所待機者 % 施設入所者 %) が挙げられ

障害者福祉ハンドブック

点検項目 点検事項 点検結果 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ 計画の定期的評価 見直し 約 3 月毎に実施 リハビリテーションマネジメント加算 Ⅱ ( リハビリテーションマネジメント加算 Ⅰ の要件に加え ) 居宅介護支援事業者を通じて他のサービス事業者への情報伝達 利用者の興味 関心 身体

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重症心身障害児者生活実態調査

基本料金明細 金額 基本利用料 ( 利用者負担金 ) 訪問看護基本療養費 (Ⅰ) 週 3 日まで (1 日 1 回につき ) 週 4 日目以降緩和 褥瘡ケアの専門看護師 ( 同一日に共同の訪問看護 ) 1 割負担 2 割負担 3 割負担 5, ,110 1,665 6,

Ⅰ 障害福祉計画の策定にあたって

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看護職員が看護補助者との同行訪問により訪問看護を実施する場合 利用者の身体的理由においても算定可能になりました 算定対象 1 別表第七に掲げる者 ( 厚生労働大臣が定める疾病等 2 表第八に掲げる者 ( 特別管理加算の対象者 ) 3 特別訪問看護指示書による訪問看護を受けている者 4 暴力行為 著し

手帳の種類 手帳には 身体障害者手帳 療育手帳 精神障害者保健福祉手帳 の 3 種類があります 身体障害者手帳 身体障害 ( 肢体 目 耳など ) 内部疾患 ( 心臓疾患など ) 療育手帳 知的障害 知的 + 発達障害 精神障害者保健福祉手帳 精神障害 精神障害 + 発達障害 発達障害 経済的 物理

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02_01_「Q&A VOL.1(平成30年3月30日)」

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指定特定相談支援事業 指定障害児相談支援事業の指定に係る Q&A 注意事項事業の実施にあたっては, 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく指定計画相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 や 児童福祉法に基づく指定障害児相談支援の事業の人員及び運営に関する基準 等を必ず確認

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2. 身体障がいの状況 (1) 身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) 平成 28 年 6 月 30 日現在の身体障害者手帳所持者の身体障がいの種別 ( 主な障がいの部位 ) をみると 肢体不自由が 27,619 人 (53.3%) と全体の過半数を占めて最も多く 次いで 内部障がいが 15,9

同一建物に居住する利用者の減算 特別地域加算 前年度の 1 月あたりの平均実利用者数の分かる書類 ( 地域に関する状況 ) 1 訪問看護ステーション ( 規模に関する状況 ) 前年度の 1 月あたりの平均延訪問回数の分かる書類 13 訪問看護 2 病院又は診療所 3 定期巡回 随時対応サービス連携

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

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加算・減算一覧【HPアップ用】(修正あり)

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正誤表

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さいたま市・岩槻市任意合併協議会協議書

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リハビリテーションマネジメント加算 計画の進捗状況を定期的に評価し 必要に応じ見直しを実施 ( 初回評価は約 2 週間以内 その後は約 3 月毎に実施 ) 介護支援専門員を通じ その他サービス事業者に 利用者の日常生活の留意点や介護の工夫等の情報を伝達 利用者の興味 関心 身体の状況 家屋の状況 家

点検項目 605 認知症対応型共同生活介護費 点検事項 点検結果 夜勤減算介護従業者の数が共同生活住居ごとに1 以上 満たさない身体的拘束等を行う場合 態様 時間 心身の状況 緊急や身体拘束廃止未実施減算 未実施むを得ない理由を記録 夜間支援体制加算 (Ⅰ) 夜間支援体制加算 (Ⅱ) 身体的拘束等の

計画の今後の方向性

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

各論第 3 章介護保険 保健福祉サービスの充実

Transcription:

医療連携型グループホーム事業 について 平成 30 年 5 月 10 日 練馬区福祉部障害者施策推進課

練馬区の概況 1 位置 人口 面積 人口 729,933 人 〇世帯数 367,911 世帯 〇面積 48.08 平方キロメートル 平成 30 年 3 月 31 日現在 2 障害者の状況手帳等身体障害者手帳愛の手帳 ( 知的障害 ) 精神障害者保健福祉手帳合計 平成 29 年 3 月 31 日現在 数 20,163 人 4,686 人 6,041 人 30,890 人 自立支援医療 ( 精神通院 ) 受給者 11,836 人〇難病医療費助成 ( 国庫補助 都補助合計 ) 5,250 人 1

練馬区の主な障害福祉サービスの実績 1 日中活動系サービス利用人数 ( 延べ利用人数 / 月 ) 3,000 2,500 2,154 2,000 1,500 1,000 2,248 2,342 2,418 2,552 区内の重症心身障害者の通所施設 ( 生活介護 都重症心身障害児 ( 者 ) 通所事業 ) は 3 か所 ( 定員 20 人 ) 500 0 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 出典 練馬区障害者計画 ( 一部改定 ) 第五期障害福祉計画 第一期障害児福祉計画 2 区内民間グループホームの整備状況 ( グループホーム部屋数 ) 450 416 388 400 343 350 312 300 275 250 200 150 100 50 0 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 重度障害者向けのグループホームが整備 (10 人 ) され 日常的に医療的ケアが必要な障害者が入居 出典 練馬区障害者計画 ( 一部改定 ) 第五期障害福祉計画 第一期障害児福祉計画 2

1 検討の背景 検討の目的等 医療的ケアを必要とする障害者の多くは 訪問看護などの医療的ケアを受けつつ 家族の介護により 在宅で生活 障害の重度化 高齢化 医療的ケアを必要とする障害者が増加 ( 例 ) 嚥下機能の低下による経管栄養の導入 家族の高齢化 24 時間の医療的ケアは 家族 ( 特に母親 ) の体力的にも不安 医療的ケアを必要とする障害者を受け入れる障害者入所支援施設が増えない 医療的ケアを必要とする障害者を地域で支えていく仕組みを構築する必要 グループホームでの受入れの仕組みを検討 2 検討会の目的等 医療的ケアが必要な障害者に医療的ケアを行う生活支援員 ( 看護師等 ) を配置したグループホームを支援するとともに 医療との効果的な連携について検討する ( 平成 29 年度 ~) 東京都医療連携型グループホーム事業を活用 関係機関が 医療的ケアが必要な障害者を受け入れるグループホームでの生活の現状と課題を把握し 必要な支援や医療機関との連携の構築などについて検討 29 年度は 2 回実施 関係機関グループホーム 在宅医療機関 訪問看護事業所 日中活動系サービス事業所 計画相談支援事業所 総合福祉事務所 障害者施策推進課 ( 事務局 ) 〇検討会の結果について勉強会を開催し 医療との連携が強化されたグループホームが増えるよう取組を広く周知 29 年度は障害者地域自立支援協議会に報告 3

医療的ケアについて 1 医療的ケアについて 〇生きるために医療的ケアと医療機器を日常的に必要とする方がいる 医療的ケア児 について 児童福祉法 ( 平成 28 年改正 ) 人工呼吸器を装着している障害児その他の日常生活を営むために医療を要する状態にある障害児 介護職員等による喀痰吸引等の実施のための制度 ( 社会福祉士及び介護福祉士法 ) 介護福祉士および一定の研修を受けた介護職員等は 一定の条件の下にたんの吸引等の行為を実施できる その他 特別支援学校の教員も 医療的ケアができる ( 実施可能な行為 ) たんの吸引その他の日常生活を営むのに必要な行為であって 医師の指示の下に行われるもの たんの吸引 ( 口腔内 鼻腔内 気管カニューレ内部 ) 経管栄養 ( 胃ろう 腸ろう 経鼻経管栄養 ) 一般的に医療的ケアと呼んでいる医療行為の範囲 ( 重症心身障害の超重症児 ( 者 ) 準超重症児 ( 者 ) の判定スコアを参考 ) たんの吸引 導尿 人工呼吸器管理 気管内挿管 気管切開 鼻咽頭エアウェイ 酸素吸入 ネブライザー 経管栄養 ( 経鼻 胃ろう ) 中心静脈栄養 人工透析 人工肛門など 2 検討会で取り扱う 医療的ケアの範囲 介護職員等による喀痰吸引等の範囲にとどまらず 日常的に医療を要する状態にある者に対して行う医療行為 ( 介護職員等が喀痰吸引等研修を終了しなくても可能な服薬などを除く ) のこと 医療設備が十分でないグループホームにおいて 安全を保ちながら生活するために必要な取組やその限界についても協議 4

医療的ケアを実施するグループホームについて 1 1 グループホームの状況 ⑴ 事業所住所は区内 5 人 2 ユニット ( 定員 10 人 ) ⑵ 入居者の状況すべて障害支援区分 6 知的障害がメイン 肢体不自由な者もいる ( 内訳 ) 日常的な医療的ケアが必要な者 1 人 週に 1 回程度の医療的ケア ( 浣腸 ) が必要な者 5 人 ⑶ グループホームの職員体制 ( 常勤 ) 男 ( 常勤 ) 女 ( 非常勤 ) 男 ( 非常勤 ) 女合計 月 2~5 回の勤務である非常勤職員が多い状況 看護師 0 0 1 11 12 喀痰吸引等 研修修了者 1 2 0 4 7 一般の支援 員 1 0 5 10 16 合計 2 2 6 25 35 ⑷ グループホームをのぞく関係機関による支援の状況訪問看護 週 6 日 5

医療的ケアを実施するグループホームについて 2 2 課題 ⑴ 運営に関すること 1 医療的ケアに関わる者が多く 情報の共有や適切な伝達が難しい 2 訪問看護の看護師への負担が大きい 3 医療上の判断に迷うときがある 関与している医師が複数人 ( 指示書を出す医師 入院先の医師 回診医など ) いる場合 どの医師の指示で動けばよいか 看護師等は迷ってしまう 4 他の入居者も医療行為 ( 浣腸 ) が必要であり 特定の曜日と時間に集中しやすい 5 利用者の希望や職員の配置体制の確保の課題から 土日の支援は一部実施 今後の見通しを立てて 計画的に土日の支援を実施する必要がある ⑵ 地域体制について 1 常勤の看護師を募集しても集まらない 2 障害者 ( 児 ) に対応した訪問看護事業所が少ないのではないか 3 地域で暮らすことは グループホーム ( 自宅を含む ) と日中活動先との往復だけでよいのか 本人の望む生活ができる工夫が必要ではないか ⑶ 研修体制について喀痰吸引の実技研修にあたり 指導する看護師と受講する介護職員の時間の調整が難しい 6

今後の方向性と予定 1 今後の方向性 〇各委員からあがった課題について協議 〇医療的ケアが必要な方を受入れができるグループホームは どのような支援モデルをつくればよいか検討する 〇医療的ケアが必要な方がグループホームで生活するための支援体制について 関係機関等への周知を行う 2 予定 〇検討会は 年 3 回程度を予定 〇関係機関 ( 例 : 訪問看護事業所 ) 等に対する本取組の周知は 年 1 回を予定 実施内容は 検討会で検討する 7