第 2 章 12 宅地造成事業 12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総

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21年度表紙面付け

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第3 法非適用企業の状況

4 地方公営企業会計基準の見直しの影響 ( 概要 ) 地方公営企業会計基準の見直しのため 平成 23 年度に地方公営企業法施行令等を改正し その改正内容が平成 26 年度予算 決算から全面的に適用となっている (1) 見直しの趣旨 昭和 41 年以来大きな改正がなされていない地方公営企業会計制度と国

貝監第  号

平成 30 年 (2018 年 )9 月 20 日 財政局 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率等の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に基づき 平成 29 年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率を算定いたしましたのでお知らせします 健全化判断比率については すべての

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(2) 料金形態 * 施設ごとの状況が分かるよう記載すること 料金の概要 考え方 温泉使用料月額毎分 1 リットル当たり 2,592 円 ( 湯梨浜町営温泉施設の設置及び管理に関する条例第 10 条第 2 項の規定によります ) 温泉スタンド利用料 1 回 97 リットル 100 円 ( めぐみのゆ

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で 1 年以内に支

平成 27 年度岩国市下水道事業決算の要領 下水道事業の経営成績と財政状態をお知らせするため 平成 27 年度決算の要領を公表します 1. 業務量 下水道区域の拡大により 処理人口は 260 人増加し 年間有収水量は 52,674 m3増加しました 区分 平成 27 年度 平成 26 年度 処 理

平成13年度大阪府水道事業会計決算概要

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健全化比率及び資金不足比率の状況について 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 により 藤枝市の健全化判断比率及び資金不足比率につい て 以下のとおり算定しました これは 平成 19 年 6 月に公布された上記法律に基づき 毎年度 監査委 員の審査に付した上で 議会に報告及び公表するものです 本市

47 大木町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 22.96% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

地方公営企業会計基準の見直しについて(完成)

54 赤村 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 1.59% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地方

14 中間市 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 7.65% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は 地

平成 27 年度高浜町の健全化判断比率及び資金不足比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 が平成 21 年 4 月から全面施行され この法律により地方公共団体は 4 つの健全化判断比率 ( 実質赤字比率 連結実質赤字比率 実質公債費比率 将来負担比率 ) と公営企業ごとの資金不足比率を議会に報

の経営改善に向けた取組が必要である 当該指標が 100% 以上の場合であっても 現金等の流動資産が減少傾向にある場合や一時借入 金等の流動負債が増加傾向にある場合には 将来の見込みも踏まえた分析が必要である 4 累積欠損金比率 (%) 当年度未処理欠損金 営業収益 事業の規模に対する累積欠損金 (

3 流動比率 (%) 流動資産流動負債 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 平成 26 年度からは 会計制度の見直しに伴い 流動負債に 1 年以内に償還される企業債や賞与引当金等が計上されることとなったため それ以前と比べ 比率は下がっている 分析にあたっての一般的な考え方 当該指標は 1

山形県庄内町平成 28 年 11 月 ( 訂正版 ) 平成 26 年度決算に基づく健全化判断比率 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第 3 条第 1 項の規定により 健全化判断比率を公表 いたします 健全化判断比率は 自治体の財政が健全かどうかを表す指標です 地方公共団体の財政の健全化に関する法

経営指標の概要 ( 電気事業 ) 1. 経営の状況 ( 電気事業全体で算出 ) 算出式 ( 法適用事業 ) 算出式 ( 法非適用事業 ) 1 経常収支比率 (%) 1 収益的収支比率 (%) 指標の意味 経常収益 100 経常費用 総収益 100 総費用 + 地方債償還金 法適用企業に用いる経常収支

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57 みやこ町 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 9.49% 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

16 筑紫野市 22.91% 実質赤字比率及び連結実質赤字比率の状況と推移 実質赤字比率は 地方公共団体の一般会計等を対象とした実質赤字額の標準財政規模に対する比率で 福祉 教育等を 行う地方公共団体の一般会計等の赤字の程度を指標化し 財政運営の悪化の度合いを示す指標ともいえます 連結実質赤字比率は

報告事項     平成14年度市町村の決算概要について

平成 28 年度決算に係る健全化判断比率及び資金不足比率に関する審査意見書 春日井市監査委員

平成27年度地方公営企業決算の概況 第1編 第2章 事業別状況

Ⅱ 健全化判断比率の概要 1 健全化判断比率 財政健全化法の施行に伴い 地方公共団体は 平成 19 年度から 毎年度 次の健全化判断比率 (4 指標 ) を監査委員の審査に付した上で 議会に報告し 公表しなければならないことになっています 早期健全化基準を上回ると財政健全化計画の策定が義務付けられ

 資 料 2 

PowerPoint プレゼンテーション

2007財政健全化判断比率を公表いたします

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流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化できる資産で

事務連絡 平成 29 年 4 月 3 日 各都道府県財政担当課各都道府県市区町村担当課各指定都市財政担当課 御中 総務省自治財政局公営企業課 平成 29 年度における東日本大震災に係る地方公営企業施設の災害復旧事業等に対する地方財政措置等について 東日本大震災に係る災害復旧事業等については 平成 2

流動資産 3 流動比率 (%) 流動負債 指標の意味 短期的な債務に対する支払能力を表す指標である 分析の考え方 当該指標は 1 年以内に支払うべき債務に対して支払うことができる現金等がある状況を示す 100% 以上であることが必要である 一般的に 100% を下回るということは 1 年以内に現金化

1 北九州市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 20 年度 171.8% 平成 21 年度 173.5% 平成 22 年度 平成 23 年度 166.9% 166.0% 166.9% 平成 24 年度 170.3% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め

連結実質赤字比率 ) 実質赤字比率 =A/B*100が負一般会計等 2 会計名学童等災害共済学童等災害共済事業 数の場合における A/B*100の絶対 一般会計等 2 実質収支額 値 一般会計等 3 会計名 中小企業従業員中小企業従業員退職金等

収益的収支 下水道使用料 (13 か月調定 ) 5,564,491(65.7%) 下水道使用料収入及び下水道施設の維持管理 人件費等公共下水道事業管理運営経費全般の状況を示します 管渠 処理場の維持管理費 使用料の調定および収納にかかる経費 及び庁舎管理等一般事務管理費などの経常的な経費 ( 人件費

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平成 30 事業年度予算の概要 平成 30 事業年度予算は 拠出金収入 手数料収入 運営費交付金等により実施する救済 審査 安全対策の各業務に係る所要経費を適切に上し 国の平成 30 年度予算に上されている事業を盛り込むとともに 中期画に掲げた目標達成に必要な経費を上している 予算 29 年度 (

平成 29 年度下水道事業会計予算概要 収益的収入及び支出 企業の経営活動の予定であり 1 年度間に発生すると予想される営業上の収益とこれに対する費用を計上したものです 具体的には 収入には下水道使用料が主に計上され 支出にはサービスの提供に要する人件費 物件費等諸経費が計上されます 収益的収入 (

高砂市民病院改革プラン

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豊洲移転時の収支試算の条件とパターン 収支試算の条件 平成 29 年度予算をベースとして推計 一般会計繰入金の対象範囲や水準は 据え置き 改修経費を 5 億円 / 年とした上で 5 年毎に 5 億円 / 年ずつ増加するものと仮定して試算 変更点 売上高割使用料は 5 年毎に 3% ずつ減少するものと

高槻市水道事業経営効率化計画

鯖監査第  号

Taro-中期計画(別紙)

01 H30記者発表資料

平成 21 年度 武雄市工業用水道事業会計決算書 武雄市水道部水道課

15 小郡市 将来負担比率の状況と推移 将来負担比率 平成 21 年度 118.0% 平成 22 年度 102.9% 平成 23 年度 平成 24 年度 81.4% 92.7% 81.4% 平成 25 年度 76.4% 将来負担比率は 地方公社や損失補償を行っている出資法人等に係るものも含め その地

松山市水道事業 平成 24 年度決算の財務諸表 現行会計基準と新会計基準適用との比較 松山市公営企業局

平成 31 事業年度 自平成 31 年 4 月 1 日 (2019 年 4 月 1 日 ) 至平成 32 年 3 月 31 日 (2020 年 3 月 31 日 ) 第 15 期 事業計画 ( 案 ) 本州四国連絡高速道路株式会社 - 0 -

議案第 59 号 平成 28 年度安芸高田市水道事業会計補正予算 ( 第 1 号 ) ( 総則 ) 第 1 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計の補正予算 ( 第 1 号 ) は 次に定めるところによる ( 収益的収入及び支出 ) 第 2 条平成 28 年度安芸高田市水道事業会計予算 ( 以下

地方公共団体財政健全化法

『学校法人会計の目的と企業会計との違い』

6. 剰余金の使途 中期目標 中期計画 9. 剰余金の使途 建設勘定管理用施設 ( 宿舎に限る ) の改修 平成 30 年度計画 6. 剰余金の使途 建設勘定管理用施設 ( 宿舎に限る ) の改修 中期計画及び年度計画の実施状況 ( 主要な業務実績 ) 実績なし 評定と根拠 課題と対応 当該事業年度

2 決算収支 実質収支は 59 億 63 百万円の黒字で 11 年連続で全団体黒字となった 単収支は 9 億 92 百万円の黒字となった また 赤字団体は35 団体中 15 団体となり 前と比べて8 団体減少した 実質単収支は 189 億 82 百万円の赤字となり 前と比べて41 億 47 百万円赤

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地方公共団体の財政の健全化に関する法律 に係る比率について 1 概要北海道夕張市のような地方自治体の財政破綻を未然に防ぐため 平成 20 年 4 月に 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 以下 財政健全化法 といいます ) が施行されました 財政健全化法では 市の一般会計の決算だけでなく 市

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1-(2) 年度別損益計算書 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 水道事業収益 営業収益 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 鳥取 国府 河原 青谷 円 円 円 円 円 円 円 円 円 2,723,243,156 72,905,703 62,968,785 3,194,

学校法人加計学園平成 28 年度財務の概要 貸借対照表 ( 表 1) 資産の部 科 目 平成 29 年 3 月 31 日 ( 単位 : 円 ) 本年度末前年度末増減 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 土 地 建 物 その他の有形固定資産 特 定 資 産 そ の 他 の 固 定 資 産 流動資産

Taro-★【2月Ver】01~05. ⑲計

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平成 28 年度決算に基づく福井市健全化 判断比率及び資金不足比率審査意見書 福井市監査委員

資料 3 平成 26 年度 神奈川県競輪組合 主要施策説明書 神奈川県

目次 健全化判断比率等編 P 1 普通会計編 P 5 公営企業会計編 P13 土地開発公社編 P18 第三セクター編 P20

資料 2 国が進める土地開発公社等の抜本的改革について 背景 地方公共団体が損失補償等を行っている土地開発公社等に係る債務は将来的に財政に深刻な影響を及ぼす可能性 平成 21 年度から 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 ( 財政健全化法 ) が全面施行 財政健全化法に基づく 健全化判断比率の一

図 4-1 総額 と 純計 の違い ( 平成 30 年度当初予算 ) 総額ベース で見た場合 純計ベース で見た場合 国の財政 兆円兆 国の財政 兆円兆 A 特会 A 特会 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定 一般会計 B 特会 X 勘定 Y 勘定

一般会計 特別会計を含めた国全体の財政規模 (1) 国全体の財政規模の様々な見方国の会計には 一般会計と特別会計がありますが これらの会計は相互に完全に独立しているわけではなく 一般会計から特別会計へ財源が繰り入れられているなど その歳出と歳入の多くが重複して計上されています また 各特別会計それぞ

キャッシュ・フロー計算書について

平成20年度決算に基づく

務の概要1-(1) 年度別損益計算書 科目 年度 水道事業収益 金額構成比金額構成比金額構成比 24 年度 25 年度 26 年度 円 % 円 % 円 % % % % 2,889,032, ,859,117, ,359,612,

07 経営指標の概要(水道事業)

資金収支計算書 平成 30 年度の収支状況を資金収支計算書の流れでみると 収入額は平成 31 年度新入生の入学時納付金の前受金等を含め 195 億 5,975 万 4 千円となり 前年度より繰越された 40 億 5,576 万 3 千円を加えると 収入合計は 236 億 1,551 万 7 千円とな

07 経営指標の概要(水道事業)

はじめにこの 釧路市の財政 は 釧路市の歳入 歳出等の状況をグラフを使って経年的に表すことにより 市民の皆様に釧路市の財政状況を出来るだけわかりやすくお知らせするために作成いたしました 本資料を通じて 釧路市の財政について 一人でも多くの市民の皆様にご理解をいただき ご意見をいただきながら今後の財政

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決算

1 北九州市 実質公債費比率の状況と推移 11.8% 12.6% 実質公債費比率 平成 24 年度 10.8% 平成 25 年度 10.5% 平成 26 年度 11.8% 平成 27 年度 12.6% 平成 28 年度 13.7% 実質公債費比率は その地方公共団体の一般会計等が負担する元利償還金等

資金不足等解消計画書 平成 30 年 9 月 山形県病院事業

下水道事業会計

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2 事業活動収支計算書 ( 旧消費収支計算書 ) 関係 (1) 従前の 消費収支計算書 の名称が 事業活動収支計算書 に変更され 収支を経常的収支及び臨時的収支に区分して それぞれの収支状況を把握できるようになりました 第 15 条関係 別添資料 p2 9 41~46 82 参照 消費収入 消費支出

1. 財政状況の年度推移 ( 一般会計 ) (1) 決算概況 ( 単位 : 億円 ) グラフの解説 一般会計の歳入 歳出の規模は増加傾向にあり 平成 27 年度の決算規模は 歳入 歳出ともに過去最大規模となっています 実質収支は 黒字を継続しており 27 年度は約 49 億円 前年度と比べると約 1

別紙様式 1-1( 平成 19 年度承認計画用 ) 西総財第 7 7 号 平成 23 年 8 月 26 日 静岡財務事務所長 殿 西伊豆町長藤井武彦印 財政健全化計画等執行状況報告書 以下の財政健全化計画等の執行状況について 別紙のとおり報告します 財政健全化計画 公営企業経営健全化計画上水道事業

各種財政分析指標の解説

15 小郡市 13.9% 13.5% 比較する財政の規模 ( 分母 ) の内訳について 計算式 : 標準財政規模 (c) - 算入公債費等の額 (b) 標準財政規模 (c) の内訳 ( 単位 : 千円 %) H22 決算 H23 決算 H24 決算 H25 決算 標準税収入額等 7,265,856

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12. 宅地造成事業 Ⅰ 概要及び沿革宅地造成事業とは 地域の計画的開発と既成都市の再開発を目的とする事業であり 臨海土地造成事業 内陸工業用地等造成事業 流通業務団地造成事業 都市開発事業 ( 土地区画整理事業 市街地再開発事業 ) 及び住宅用地造成事業の各事業を総称したものをいう 宅地造成事業は 昭和 34 年度の地方債計画における港湾整備事業債 ( 臨海部の工業団地造成事業に係るもの ) 及び宅地造成事業債 ( 現在の土地区画整理事業 ) を起源としている その後 我が国の社会経済情勢の急速な進展に伴う地域開発事業に対する要請の高まりに対応し 昭和 38 年度に港湾整備事業のうち臨海部の工業団地造成事業 内陸部の工業団地造成事業 ( 工業団地及び流通業務団地の造成事業 ) 及び住宅用地造成事業 ( 土地区画整理事業及び住宅用地の造成事業 ) を総称した地域開発事業債が創設され 以降 昭和 47 年度に市街地再開発事業を追加 昭和 50 年度に それまでの住宅用地造成事業を細分化し 土地区画整理事業及び住宅用地造成事業として 現在の事業内容となっている 宅地造成事業は 必ずしも住民生活に必要不可欠なサービスを提供するものではなく また 社会経済情勢の変化等による事業リスクが相対的に高い事業であり 採算性の悪化により 住民に過度の負担を強いるような事態が生ずるおそれがあるという問題意識を踏まえ 平成 23 年度において 観光施設事業及び宅地造成事業における財政負担リスクの限定について ( 平成 23 年 12 月 28 日付け総財公第 146 号 総財準第 21 号 ) が通知され 宅地造成事業を実施する際には 原則として法人格を別にして事業を実施するなど地方公共団体に与える財政負担リスクをあらかじめ厳格かつ慎重に判断することが求められることとなった 宅地造成事業については 現行制度上地方公営企業法の規定は当然には適用されず 条例で定 めるところによりその全部または一部を適用することができる Ⅱ 現状と課題 1. 現状宅地造成事業の60.7% の事業において 他会計から経営支援のための繰入れを受けているほか 地価の下落等により 14.9% の会計において地方債残高が土地の時価評価額を上回っている ( 平成 23 年度決算に基づく健全化判断比率 資金不足比率調査 ) など 当初の見通しが甘く 計画どおりに土地の処分が進まない事例が少なくない 2. 課題 宅地造成事業を実施する際には 原則として法人格を別にして事業を実施するなど地方公共団 -207-206

体に与える財政負担リスクをあらかじめ厳格かつ慎重に判断する必要がある また 既に着手した事業については 社会経済情勢の変化等に対応して適時適切な計画の見直し等を行う必要があり 状況に応じて造成地の利用計画 処分方法等の抜本的な見直しを行うなど適切な措置を講じる必要がある 特に 経営状況が悪化しているものについては 第三セクター等改革推進債を活用した事業の廃止を含め抜本的改革に積極的に取り組む必要がある Ⅲ 平成 23 年度決算の概況 1. 事業数及び経営主体平成 23 年度において地方公共団体が経営する宅地造成事業の数は459 事業で 前年度 (476 事業 ) に比べ17 事業減少し その内訳は臨海土地造成事業 80 事業 ( 前年度 83 事業 ) その他造成事業 379 事業 ( 前年度 393 事業 ) となっている ( その他造成事業については団体ごとに1 事業としている ) これを経営主体別にみると 都道府県営 73 事業 ( 前年度 74 事業 ) 指定都市営 22 事業 ( 前年度同数 ) 市営 247 事業 ( 前年度 255 事業 ) 町村営 111 事業 ( 前年度 119 事業 ) 及び一部事務組合営 6 事業 ( 前年度同数 ) となっている ( 第 1 表 ) 第 1 表 宅地造成事業の事業数 事業 臨 海 そ の 他 計 適用区分 法適用 法非適用 計 法適用 法非適用 計 法適用 法非適用 計 経営主体都 道 府 県 12 28 40 17 16 33 29 44 73 指 定 都 市 3 4 7 1 14 15 4 18 22 市 5 20 25 7 215 222 12 235 247 町 村 - 5 5 4 102 106 4 107 111 一 部 事 務 組 合 1 2 3-3 3 1 5 6 計 (A) 21 59 80 29 350 379 50 409 459 前年度 (22 年度 ) (B) 22 61 83 30 363 393 52 424 476 (A) - (B) 1 2 3 1 13 14 2 15 17 ( 注 ) 臨海土地造成事業以外は 団体ごとにまとめて1 事業としている 2. 業務の状況 平成 23 年度末における完成土地 54,549 ヘクタールの処分状況は 売却済分 37,133 ヘクタール 未売却分 5,172 ヘクタール 非売却分 12,243 ヘクタールとなっている ( 第 2 表 ) -208-207

第 2 表 造成地の処分状況 ( 単位 :ha) 年 度 22 23 項 目 臨 海 内 陸 流 通 住 宅 計 造 成 中 総 面 積 64,142 (234) 35,380 (320) 19,052 (18) 980 (335) 8,700 (907) 64,112 う ち 完 成 分 面 積 54,677 (216) 31,425 (277) 14,575 (18) 885 (321) 7,664 (832) 54,549 ( うち当該年度中完成分 ) 581 (11) 46 (34) 253 (1) - (19) 32 (65) 331 内 非 売 却 面 積 12,279 (175) 5,592 (236) 4,016 (16) 412 (272) 2,223 (699) 12,243 訳 売却予定面積 42,397 25,833 10,559 473 5,441 42,306 内 売却済面積 37,193 (199) 23,559 (252) 8,596 (18) 358 (308) 4,620 (777) 37,133 訳 ( うち当該年度売却面積 ) 462 (59) 105 (69) 163 (4) 6 (121) 51 (253) 325 未売却面積 5,204 (168) 2,274 (202) 1,963 (13) 115 (264) 820 (647) 5,172 ( 注 )1. 都市開発事業を除いている 2. ( ) 内は, 臨海土地造成 内陸工業用地等造成 流通業務団地造成 住宅用地造成の各事業別の造成地区数である 3. 宅地造成事業の経営状況法適用企業と法非適用企業を合わせた宅地造成事業の経営の収支の状況をみると 前年度から引き続き 平成 23 年度も黒字となっている 特定被災地方公共団体が経営する宅地造成事業において 東日本大震災が宅地造成事業の収支に与える影響はあまり見られなかった また 他会計繰入金の収益的収入に占める割合は5.5% 資本的収入に占める割合は29.9% となっている 具体的に決算値をみると 黒字事業は全事業の89.3% に当たる391 事業で 前年度 (397 事業 ) に比べ6 事業減少しており 黒字額は1,291 億 56 百万円で 前年度 (771 億 65 百万円 ) に比べ519 億 91 百万円 67.4% 増加している 一方 赤字事業は全事業の10.7% に当たる47 事業で 前年度 (55 事業 ) に比べ8 事業減少しており 赤字額は1,034 億 37 百万円で 前年度 (510 億 54 百万円 ) に比べ523 億 83 百万円 102.6% 増加している この結果 宅地造成事業全体の収支は257 億 18 百万円の黒字で 前年度 (261 億 11 百万円の黒字 ) に比べ3 億 92 百万円 1.5% 減少している ( 第 3 表 ) -209-208

第 3 第表 3 表全体の経営状況 ( 単位 ( 単位 : 百万円 : 百万円 ) ) 年度年度 22 年 22 度年 (A) 度 (A) 23 年 23 度年 (B) 度 (B) 差引差 ((B)-(A)) 引 ((B)-(A)) 項目項目法適用法適用法非適用法非適用合合計計 法適用法適用法非適用法非適用合合計計 法適用法適用法非適用法非適用合合計計 区分区分 ( 事業数 ( 事業数 ) ) (25) (25) (372) (372) (397) (397) (28) (28) (363) (363) (391) (391) (3) (3) ( 9) ( 9) ( 6) ( 6) 黒字額黒字額 56,199 56,199 20,966 20,966 77,165 77,165 108,852 108,852 20,303 20,303 129,156 129,156 52,653 52,653 663 663 51,991 51,991 ( 事業数 ( 事業数 ) ) (27) (27) (28) (28) (55) (55) (22) (22) (25) (25) (47) (47) ( 5) ( 5) ( 3) ( 3) ( 8) ( 8) 赤字額赤字額 25,192 25,192 25,863 25,863 51,054 51,054 80,212 80,212 23,226 23,226 103,437 103,437 55,020 55,020 2,637 2,637 52,383 52,383 ( 事業数 ( 事業数 ) ) (52) (52) (400) (400) (452) (452) (50) (50) (388) (388) (438) (438) ( 2) ( 2) ( 12) ( 12) ( 14) ( 14) 収収支支 31,008 31,008 4,897 4,897 26,111 26,111 28,641 28,641 2,922 2,922 25,718 25,718 2,367 2,367 1,975 1,975 392 392 ( 注 )1. ( 注 )1. 事業数は 決算対象事業数 ( ( 建設中のものを除く ) である ) である 2. 2. 黒字額 赤字額は 法適用企業にあっては純損益 法非適用企業にあっては実質収支による 4. 法適用企業の経営状況 (1) 損益収支の状況ア純損益平成 23 年度における総収益は2,652 億 97 百万円で 前年度 (2,114 億 57 百万円 ) に比べ538 億 40 百万円 25.5% 増加している 一方 総費用は2,366 億 56 百万円で 前年度 (1,804 億 49 百万円 ) に比べ562 億 7 百万円 31.1 % 増加している この結果 純損益は286 億 41 百万円の黒字で 前年度 (310 億 8 百万円の黒字 ) に比べ23 億 67 百万円 7.6% 減少している 純利益を生じた事業は 建設中の事業を除く全事業 50 事業の56.0% に当たる28 事業 ( 前年度 25 事業 48.1%) で その額は1,088 億 52 万円 ( 前年度 561 億 99 百万円 ) となっている (526 億 53 百万円 93.7% 増加 ) これに対し 純損失を生じた事業は同じく44.0% に当たる22 事業 ( 前年度 27 事業 51.9%) で その額は802 億 12 百万円 ( 前年度 251 億 92 百万円 ) となっている (550 億 20 百万円 218.4% 増加 ) また 総収支比率は112.1% で 前年度 (117.2%) に比べ5.1ポイント減少している イ経常損益平成 23 年度における経常収益は2,599 億円で 前年度 (2,080 億 99 百万円 ) に比べ518 億 1 百万円 24.9% 増加している 一方 経常費用は1,733 億 79 百万円で 前年度 (1,631 億 19 百万円 ) に比べ102 億 60 百万円 6.3 % 増加している この結果 経常損益は前年度 449 億 80 百万円の黒字から415 億 41 百万円増加して865 億 21 百万円の黒字になった (92.4% 増加 ) このうち 経常利益を生じた事業は 建設中の事業を除く全事業 50 事業の60.0% に当たる30 事業 ( 前年度 55.8% 29 事業 ) で その額は1,084 億 23 百万円 ( 前年度 569 億 65 百万円 ) となっている (514 億 58 百万円 90.3% 増加 ) -210-209

一方 経常損失を生じた事業は建設中の事業を除く全事業 50 事業の40.0% に当たる20 事業 ( 前年度 44.2% 23 事業 ) で その額は219 億 1 百万円 ( 前年度 119 億 85 百万円 ) となっている (99 億 17 百万円 82.7% 増加 ) また 経常収支比率は149.9% で 前年度 (127.6%) に比べ22.3ポイント増加している ウ累積欠損金 不良債務累積欠損金は3,298 億 12 百万円で 前年度 (2,522 億 81 百万円 ) に比べ775 億 31 百万円 30.7% 増加している 累積欠損金を有する事業は24 事業で 前年度 (26 事業 ) に比べ2 事業減少しており 事業数に占める割合は48.0% で 前年度 (50.0%) に比べ2.0ポイント減少している また 累積欠損金比率は137.5% で前年度 (137.0%) に比べ0.5ポイント増加している 不良債務は43 億 15 百万円で 前年度 (42 億 32 百万円 ) に比べ84 百万円 2.0% 増加している 不良債務を有する事業は1 事業で 前年度と同数である 不良債務比率は1.8% で 前年度 (2.3 %) に比べ0.5ポイント減少している ( 第 4 表 ) -211-210

第 4 表宅地造成事業の経営状況の推移 ( 法適用企業 ) 年度 ( 単位 : 百万円 %) 項目 (A) (B) (A) 総収益 687,452 710,854 206,772 211,457 265,297 25.5 (B)-(A) 経常収益 617,874 659,041 166,800 208,099 259,900 24.9 営業収益 593,799 633,810 135,751 184,654 239,802 29.9 営業収益 ( 受託工事収益を除く ) (a) 593,048 633,289 135,357 184,148 239,802 30.2 うち料金収入 559,073 605,522 111,179 159,118 202,399 27.2 他会計負担金 - - - - - - 他会計補助金 343 7,335 14,907 9,182 7,837 14.6 国庫 ( 県 ) 補助金 1 1 - - 1 皆増 特別利益 69,578 51,813 39,972 3,358 5,397 60.7 総費用 440,171 778,222 241,750 180,449 236,656 31.1 経常費用 428,116 718,745 139,123 163,119 173,379 6.3 営業費用 411,295 699,936 121,119 146,927 160,239 9.1 うち職員給与費 5,447 7,122 6,897 6,472 6,645 2.7 減価償却費 3,221 6,935 3,862 3,675 3,282 10.7 支払利息 15,454 16,999 16,595 13,434 11,434 14.9 特別損失 12,055 59,477 102,626 17,330 63,278 265.1 経常損益 189,758 59,704 27,676 44,980 86,521 92.4 経常利益 (31) 215,776 (27) 69,162 (31) 45,600 (29) 56,965 (30) 108,423 90.3 経常損失 (26) 26,017 (28) 128,866 (22) 17,923 (23) 11,985 (20) 21,901 82.7 特別損益 57,523 7,664 62,654 13,972 57,880 314.3 純損益 247,281 67,368 34,978 31,008 28,641 7.6 純利益 (34) 265,973 (28) 75,038 (30) 41,324 (25) 56,199 (28) 108,852 93.7 純損失 (23) 18,692 (27) 142,406 (23) 76,302 (27) 25,192 (22) 80,212 218.4 累積欠損金 (27) 131,294 (28) 245,881 (26) 221,289 (26) 252,281 (24) 329,812 30.7 不良債務 (2) 9,011 (3) 9,412 (2) 3,179 (1) 4,232 (1) 4,315 2.0 総事業数 57 55 53 52 50 3.8 うち建設中 - - - - - - 経常収支比率 144.3 91.7 119.9 127.6 149.9 - 総収支比率 156.2 91.3 85.5 117.2 112.1 - 総事業数経常損失を生じた事業数 45.6 50.9 41.5 44.2 40.0 - ( 建設中を純損失を生じた事業数 40.4 49.1 43.4 51.9 44.0 - 除く ) に対累積欠損金を有する事業数 47.4 50.9 49.1 50.0 48.0 - する割合不良債務を有する事業数 3.5 5.5 3.8 1.9 2.0 - 営業収益 (a) 経常損失比率 4.4 20.3 13.2 6.5 9.1 - に対する累積欠損金比率 22.1 38.8 163.5 137.0 137.5 - 割合不良債務比率 1.5 1.5 2.3 2.3 1.8 - ( 注 ) ( ) 書は事業数で建設中の事業を除いた数である 19 20 21 22 23 (2) 資本収支の状況法適用企業の資本的支出は4,072 億 68 百万円で 前年度 (4,722 億 18 百万円 ) に比べ649 億 50 百万円 13.8% 減少している このうち建設改良費は776 億 98 百万円 ( 前年度 901 億 50 百万円 対前年度比 124 億 52 百万円 13.8% 減少 ) 企業債償還金は2,644 億 84 百万円 ( 前年度 3,665 億 28 百万円 対前年度比 1,020 億 44 百万円 27.8% 減少 ) となっている これに対する財源は 企業債等の外部資金 2,955 億 19 百万円 ( 前年度 3,336 億 73 百万円 対前年度比 381 億 54 百万円 11.4% 減少 ) 損益勘定留保資金等の内部資金 1,117 億 49 百万円 ( 前年度 1,385 億 29 百万円 対前年度比 267 億 80 百万円 19.3% 減少 ) となっている 財源不足額は発生していない ( 第 5 表 ) -212-211

第 5 表宅地造成事業の資本的収支の推移 ( 法適用企業 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度 19 20 21 22 23 (B)-(A) 項目 (A) (B) (A) 資 建 設 改 良 費 130,281 134,206 101,988 90,150 77,698 13.8 本 企 業 債 償 還 金 196,879 199,584 285,291 366,528 264,484 27.8 的 ( うち建設改良のための企業債償還金 ) 162,417 151,181 246,353 331,900 236,547 28.7 支 そ の 他 102,880 101,470 15,904 15,541 65,086 318.8 出 計 430,040 435,260 403,183 472,218 407,268 13.8 内 部 資 金 254,618 261,198 181,256 138,529 111,749 19.3 外 部 資 金 175,422 174,062 219,362 333,673 295,519 11.4 同 企 業 債 72,061 84,777 81,345 200,732 171,591 14.5 外 ( うち建設改良のための企業債 ) 10,247 17,758 10,944 14,153 9,666 31.7 上 部 他 会 計 出 資 金 - - - - 9 皆増 資 他 会 計 負 担 金 1,618 5,459 6,439 12,541 5,740 54.2 財 金 他 会 計 借 入 金 5,072 3,635 5,600 4,340 2,890 33.4 の 他 会 計 補 助 金 3,739 2,940-40 30,588 76,109.5 源 う 国 庫 ( 県 ) 補 助 金 2,006 515 245 699 1,693 142.2 ち 翌年度繰越財源充当額 ( ) 2,377 3,867 547 660 805 21.9 計 430,040 435,260 400,618 472,202 407,268 13.8 ( 実質財源不足 額 ) (-) (-) (15) (17) (-) 皆減 財 源 不 足 額 - - 2,565 17 - 皆減 ( 注 )1. 内部資金 = 補塡財源合計額 - 前年度からの繰越工事資金 + 固定資産売却代金 2. 外部資金 = 資本的支出額 -( 内部資金 + 財源不足額 ) 3. ( 実質財源不足額 ) とは 当該年度同意等債で未借入又は未発行のもののうち 支出済として決算された事業費に対応する分を控除した場合の不足額 である 5. 法非適用企業の経営状況 (1) 収益的収支の状況法非適用企業の収益的収支のうち総収益は1,061 億 24 百万円で 前年度 (1,035 億 42 百万円 ) に比べ25 億 82 百万円 2.5% 増加している 一方 総費用は174 億 22 百万円で 前年度 (179 億 98 百万円 ) に比べ5 億 76 百万円 3.2% 減少している (2) 資本的収支の状況法非適用企業の資本的支出は2,792 億 55 百万円で 前年度 (3,286 億 27 百万円 ) に比べ493 億 72 百万円 15.0% 減少している このうち建設改良費は1,215 億 27 百万円で 前年度 (1,210 億 60 百万円 ) に比べ4 億 67 百万円 0.4% 増加している また 地方債償還金は1,731 億 16 百万円で 前年度 (1,868 億 27 百万円 ) に比べ137 億 11 百万円 7.3% 減少している これに対する資本的収入は2,054 億 99 百万円で 前年度 (2,585 億 11 百万円 ) に比べ530 億 12 百万円 20.5% 減少している このうち地方債は690 億 25 百万円で 前年度 (1,131 億 38 百万円 ) に比べ441 億 13 百万円 39.0% 減少している また 他会計繰入金は1,103 億 15 百万円で 前年度 (1,107 億 96 百万円 ) に比べ4 億 81 百万円 0.4% 減少している (3) 実質収支実質収支をみると 黒字の事業は363 事業 ( 前年度 372 事業 ) で 黒字額は203 億 3 百万円 ( 前年度 209 億 66 百万円 ) となっている (6 億 63 百万円 3.2% 減少 ) 一方 赤字の事業は25 事業 ( 前年度 28 事業 ) で 赤字額は232 億 26 百万円 ( 前年度 258 億 63 百万円 ) となっている (26 億 37 百 -213-212

万円 10.2% 減少 ) ( 第 6 表 ) 第 6 表宅地造成事業の経営状況の推移 ( 法非適用企業 ) ( 単位 : 百万円 %) 年度 19 20 21 22 23 (B)-(A) 項目 (A) (B) (A) 総収益 (a) 242,161 139,280 123,090 103,542 106,124 2.5 営業収益 220,517 115,567 94,107 82,610 88,040 6.6 収営業収益 ( 受託工事収益を除く ) (b) 220,375 115,066 94,049 82,579 87,979 6.5 益うち料金収入 209,362 104,976 85,525 71,588 76,166 6.4 的他会計繰入金 14,799 16,107 20,626 15,897 12,760 19.7 収総費用 (c) 23,513 22,308 19,057 17,998 17,422 3.2 支営業費用 8,557 7,455 6,692 5,633 6,730 19.5 うち職員給与費 2,325 1,956 1,995 1,818 1,828 0.6 収支差引 218,648 116,972 104,033 85,544 88,702 3.7 資本的収入 289,053 235,856 243,640 258,511 205,499 20.5 資地方債 158,563 108,849 118,953 113,138 69,025 39.0 本他会計繰入金 85,509 88,061 83,013 110,796 110,315 0.4 的資本的支出 455,151 346,105 334,680 328,627 279,255 15.0 収建設改良費 149,093 122,032 116,496 121,060 121,527 0.4 支地方債償還金 (d) 253,567 182,411 187,833 186,827 173,116 7.3 収支差引 166,098 110,249 91,041 70,116 73,756 5.2 実質収支黒字 47,765 29,034 22,345 20,966 20,303 3.2 赤字 (e) 42,852 36,010 31,267 25,863 23,226 10.2 (a) 収益的収支比率 100 87.4 68.0 59.5 50.6 55.7 - (c)+(d) (e) 赤字比率 100 19.4 31.3 33.2 31.3 26.4 - (b) 事業数 460 458 442 424 409 3.5 うち建設中 29 31 32 24 21 12.5 収益的収支で赤字を生じた事業数実質収支で赤字を生じた事業数 49 55 45 49 39 20.4 42 39 36 28 25 10.7 6. 料金収入の状況料金収入は2,785 億 65 百万円 ( 法適用企業 2,023 億 99 百万円 法非適用企業 761 億 66 百万円 ) で 前年度 2,307 億 6 百万円 ( 法適用企業 1,591 億 18 百万円 法非適用企業 715 億 88 百万円 ) に比べ478 億 59 百万円 20.7% 増加している 7. 他会計繰入金の状況他会計繰入金は1,701 億 39 百万円 ( 法適用企業 470 億 65 百万円 法非適用企業 1,230 億 74 百万円 ) で 前年度 1,527 億 96 百万円 ( 法適用企業 261 億 3 百万円 法非適用企業 1,266 億 93 百万円 ) に比べ173 億 43 百万円 11.4% 増加している 収益的収入への繰入金は205 億 96 百万円 ( 法適用企業 78 億 37 百万円 法非適用企業 127 億 60 百万円 ) で 前年度 250 億 78 百万円 ( 法適用企業 91 億 82 百万円 法非適用企業 158 億 97 百万円 ) に比べ 44 億 82 百万円 17.9% 減少している -214-213

また 資本的収入への繰入金は 1,495 億 43 百万円 ( 法適用企業 392 億 28 百万円 法非適用企業 1,103 億 15 百万円 ) で 前年度 1,277 億 18 百万円 ( 法適用企業 169 億 22 百万円 法非適用企業 1,107 億 96 百万円 ) に比べ 218 億 25 百万円 17.1% 増加している 8. 経営健全化の状況平成 20 年度より施行された 地方公共団体の財政の健全化に関する法律 では 資金不足比率が20% 以上となる公営企業会計には経営健全化計画の策定が義務付けられている 宅地造成事業においては 4 会計 ( 前年度同数 ) が対象となっている -215-214