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第 1 種 ATM 専用合計 ( その 1-1) 石狩 小樽 余市 岩内 倶知安 寿都 鹿部 森 札幌 千歳 夕張 栗山 芦別 滝川 0 0

報道発表資料平成 28 年 1 月 4 日気象庁 2015 年 ( 平成 27 年 ) の日本の天候 2015 年 ( 平成 27 年 ) の日本の天候の特徴 : 年平均気温は全国的に高く 北日本と沖縄 奄美ではかなり高い ただし 西日本は2 年連続の冷夏 夏から秋の一時期を除き 全国的に高温傾向が

高速ディジタル合計 ( その 1-2) 石狩 小樽 余市 岩内 倶知安 寿都 鹿部 森 札幌 千歳 夕張 栗山 芦別 滝川 0

一般専用 ( 販売品目合計 ) ( その 1-2) 専用役務品目別単位料金区域間別回線数 東日本電信電話株式会社 石狩 小樽 余市 岩内 倶知安 寿都 鹿部 森 札幌 千歳 夕張 栗山

種類 ( ) ( ) 事務所建ほか ( ) 雑屋建 ( ) ほか 小樽市 ( ) 89 市街化区域 桜 1 丁目 52 番建 ほか延 釧路市武佐 2 丁目 59 番 2 外 1 筆 川上郡標茶町旭 3 丁目 2 番 2

人口 0 万人以上の都市の動向 札幌市 平均変動率は 年連続の上昇となっており 特に 中央区では利便性の良い住宅用地や マンション ホテル用地への需要等を背景に 住宅地 商業地とも上昇し また 豊平区や西区の住宅地などでも上昇した 函館市 住宅地 商業地ともに下落幅が縮小しており 特に 住宅地では下

(c) (d) (e) 図 及び付表地域別の平均気温の変化 ( 将来気候の現在気候との差 ) 棒グラフが現在気候との差 縦棒は年々変動の標準偏差 ( 左 : 現在気候 右 : 将来気候 ) を示す : 年間 : 春 (3~5 月 ) (c): 夏 (6~8 月 ) (d): 秋 (9~1

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道内メーンバンク調査(2015年)

北海道観光入込客数調査の内容と留意事項 1 北海道観光入込客数調査について本調査は 観光庁が定めた 観光入込客統計に関する共通基準 に準じて平成 22 年度に道が改正した 北海道観光入込客数調査要領 に基づき 観光入込客数などを推計したものです 2 調査内容 (1) 観光入込客数 ( 実人数 ) 市

休日表 1 OD 表 ( 空港間純流動 ) 2-1

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新しい電気料金メニューの概要

所在地 登記地目又は種類 土地数量 ( m2 ) 建物数量 ( m2 ) 36 深川市 2 条 34 番 建 延 落札平成 30 年 2 月 7 日 2,800,000 法人医療 福祉 38 恵庭市有明町 6 丁目 796 番 1 1,185.00

ポリ塩化ビフェニル (PCB) は 期限内に処理 しなければなりません!! 処分期限を過ぎると事実上処分することができなくなります PCB 廃棄物 PCB 使用製品は 法令に基づく手続きを行う必要があります 対象の PCB 廃棄物 PCB 使用製品をお持ちの方は 高濃度 PCB の有無について早急に

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スライド 1

日本の海氷 降雪 積雪と温暖化 高野清治 気象庁地球環境 海洋部 気候情報課

第 1 章 解説 平成 27 年度 スクールソーシャルワーカー活用事業 の概要と成果等について紹介します

表 2-2 北海道地方における年平均風速データベース作成に関する仕様 計算領域計算期間水平解像度時間解像度 20 年間 365 日 水平解像度 500m 1991 年 ~2010 年 24 時間 =175,200 メッシュ以下の詳北海道電力供給管内の詳細メッシュの時間分のデータを細メッシュの風況風況

総合表都道府県別麻しんワクチン接種率 2012 年度最終評価接種対象群別結果一覧 2012 年 4 月 1 日 ~2013 年 3 月 31 日 95% 以上 90~95% 未満 80~90% 未満 70~80% 未満 70% 未満 No. 都道府県 第 1 期 第 2 期 第 3 期 第 4 期

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第 1 表地上気象観測統計項目 2000 年から継続する統計項目 新しく追加された統計項目 ( 合計 平均値 ) 期間 3か月別 年 月別 旬別 暦日 通年 日別 日別 日別 日別 半旬別 半旬別 7 日間 日間 7,14,28 日間 地域階級 * 地域階級 * 統計項目 海面気圧 現地

スクールソーシャルワーカー (SSW) 活用事業 趣旨 いじめ 不登校 暴力行為 児童虐待などの背景には 児童生徒が置かれた様々な環境の問題が複雑に絡み合っています そのため 1 関係機関等と連携 調整するコーディネート 2 児童生徒が置かれた環境の問題 ( 家庭 友人関係等 ) への働きかけなどを

別添 Point 北海道の農林水産業をより豊かにすることをめざし 平成 13 年にスタート 道内各地で地域資源を活用して地域を活性化しようとする住民主体の活動に対する支援 景観 地域の特色を活かし 生活と生産に根ざした景観形成活動 景観 の形成 団体の活動事例軽トラマルシェで地域振興 ( 絵本の里け

北海道ドライブ観光促進社会実験 実施結果 1 例N 3を表示凡アプリ利用者の属性 実験期間中 1,211 人の外国人観光客が北海道内でアプリ Drive Hokkaido! を利用 ( 実験期間中の全道の外国人レンタカー貸渡台数 19,543 台の約 6% に相当 ) 国 地域別では香港 シンガポー

SUPER VALUE VALUE シリーズ各種運賃 (2019 年 4 月 27 日 ~2019 年 5 月 6 日ご搭乗分 ) 2019 年 3 月 21 日ご購入分より適用 (3 月 20 日現在 ) 運賃額は期間内の最低運賃額を表しています 残席によっては空席連動型運賃表の運賃額となります

表紙案03b2

3 人口 10 万人以上の都市の動向 札幌市 住宅地は 5 年連続の上昇となっており 中央区の住宅価格の高騰から 相対的に割安感のある豊平区 白石区で高い上昇率となった 商業地も 5 年連続で上昇となったが 中央区は高いオフィス需要から引き続き高い上昇率となり 他区においても特に地下鉄駅周辺地域で高

北海道観光入込客数調査の内容と留意事項 1 北海道観光入込客数調査について本調査は 観光庁が定めた 観光入込客統計に関する共通基準 に準じて平成 22 年度に道が改正した 北海道観光入込客数調査要領 に基づき 観光入込客数などを推計したものです 2 調査内容 (1) 観光入込客数 ( 実人数 ) 市

令和元年 5 月 27 日 東日本高速道路株式会社 北海道支社 北海道の高速道路における夜間通行止めのお知らせ ~ 道路維持作業 補修工事の実施 ~ NEXCO 東日本北海道支社 ( 札幌市厚別区 ) は お客さまに高速道路を安全 安心 快適にご利用いた だくために 路面補修工事 各種設備点検等に伴

1 地価公示の概要 平成 31 年地価公示 地価公示は 地価公示法に基づき 国 ( 国土交通省 ) が 1 月 1 日時点の調査地点 ( 標準地 ) の正常な価格 ( 公示価格 ) を判定し その結果を公表するもので 北海道においては 昭和 47 年以降 毎年実施されている 道内では 地価公示法に基

2017 年 11 月 25 日ご購入分より適用 (11 月 24 日現在 ) は期間内の最低を表しています 残席によっては空席連動型運賃表のとなります 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) 50 10,400 ~ 13,400 10,900 ~ 20,100 12,600 ~ 21,600 13

新しい電気料金メニューの概要

旭川 紋別自動車道開通区間の概要 参考 1-1 旭川 紋別自動車道は 高速ネットワークの拡充により オホーツク圏と道央圏 道北圏との連絡機能を強化し 地域間交流の活性化及び物流効率化を図る 延長約 130km の自動車専用道路です このうち 丸瀬布 IC から遠軽瀬戸瀬 IC までの 11.2km

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,400 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,400 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

Taro-40-11[15号p86-84]気候変動

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地域産業保健センターからのお知らせ 地域産業保健センター健康相談 ( 無料 ) のご案内 平成 26 年 4 月から地域産業保健センターは 産業保健事業 メンタルヘルス対策支援事業 小規模事業場 ( 労働者 50 人未満 ) を対象に北海道 17ケ所で運営している地域産業保健事業を一元化した産業保健

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,300 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 35,900 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,300 ~ 36,000 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 51,800 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,700 ~ 36,400 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 5

災害情報平成 26 年 2 月 7 日 8:00 作成国土交通省 今冬期の大雪等にかかる被害状況について ( 第 2 報 ) 1. 本省及び地方支分部局の体制について国土交通本省 1 月 23 日 15:00 警戒体制 東北地方整備局 1 月 23 日 15:00 警戒体制 近畿地方整備局 2 月

福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 41,200 40,500 ~ 40,500 51,800 ~ 54,300 福岡 札幌 ( 千歳 ) 東京 ( 羽田 ) ,000 ~ 41,300 40,500 ~ 40,500 51,800 ~

本州の南岸沿いに梅雨前線が停滞するようにな ると梅雨の季節である 急激に日照時間が少なく なり ぐずついた天気が続く 梅雨の前半は 冷 たく湿った東寄りの風 ( ヤマセ ) が吹き 浜通り を中心に低温になることがあるが 会津ではその 影響は小さい 梅雨が明けると気温は上昇し ま た日照時間も急激に

平成 25 年 9 月 20 日 11 月以降のダイヤについて 弊社では 平成 23 年 5 月 27 日石勝線で発生させた列車脱線火災事故以降 車両の検修強化等様々な対策を進めてきましたが その後も車両不具合に起因する様々な事象等が発生している状況にあります このような事態を真摯に受け止め メンテ

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ROKIN DISCLOSURE 2010

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3 既に 持続可能な交通体系のあり方 等について話し合いを始めている線区 既に協議会等において話し合いを始めている線区であることから 今後も継続して 持続可 能な交通体系のあり方 等について地域の皆様と話し合いを行いたいと考えております 当社単独では維持することが困難な線区 について 沿線の複数の自

相談 指導 派遣 経営相談 会計士 技術士 コンサルタントなどの各種専門家をアドバイザーとして配置し 経 ( 独 ) 中小企業基盤整備機 中小 me/consulting/index.ht 営 技術 資金 法律など様々な経営課題について 適切できめ細か

報道発表資料

分野別目次

(2) 設定区間とおねだんの一例 ( 詳細は別紙 3 参照 ) 札幌 ~ 帯広乗車券 + 特急券 ( 普通車指定席 ) 通常価格 7,220 円 えきねっとトクだ値 3,960 円 ~ 6,130 円! 札幌 ~ 釧路乗車券 + 特急券 ( 普通車指定席 ) 通常価格 9,370 円 えきねっとトク

アンケート集計結果 Q1: ご結婚されていますか あてはまるもの1つを選んでください 既婚 % 未婚 % 離別 死別 % 未婚 36.3% 離別 死別 7.2% 既婚 56.5% Q2: 同居している家族はあなたを含めて何人ですか あてはまるもの 1 つを

II 章. 都道府県別 二次医療圏別データ 1. 北海道 宗谷 後志 札幌 留萌 南空知 上川北部 北空知上川中部中空知 富良野 十勝 遠紋 北網 釧路 北渡島檜山 西胆振 東胆振 日高 南檜山 南渡島 32

1. 天候の特徴 2013 年の夏は 全国で暑夏となりました 特に 西日本の夏平均気温平年差は +1.2 となり 統計を開始した 1946 年以降で最も高くなりました ( 表 1) 8 月上旬後半 ~ 中旬前半の高温ピーク時には 東 西日本太平洋側を中心に気温が著しく高くなりました ( 図 1) 特

令和元年 7 月 10 日 東日本高速道路株式会社 北海道支社 お盆期間の高速道路における渋滞予測について 北海道版 ~ ピークは 8 月 12 日 ( 月 ) 13 日 ( 火 ) 分散利用で渋滞緩和にご協力ください ~ NEXCO 東日本北海道支社 ( 札幌市厚別区 ) は お盆期間 (8 月


9 報道発表資料平成 29 年 12 月 21 日気象庁 2017 年 ( 平成 29 年 ) の日本の天候 ( 速報 ) 2017 年 ( 平成 29 年 ) の日本の天候の特徴 : 梅雨の時期 (6~7 月 ) は 平成 29 年 7 月九州北部豪雨 など記録的な大雨となる所があった梅雨の時期

東京 石見 26,350 26,350 エアーニッポン 東京 岡山 21,750 22,400 東京 広島 22,000 24,200 東京 山口宇部 25,200 26,550 東京 徳島 21,500 22,700 東京 高松 21,650 22,850 東京 高知 23,450 24,650

Field Manager 3D 特許取得技術 特許第 号 施工全体をサポートする iwasaki ソリューション

平成 30 年度国民健康保険事業費納付金算定額 市町村別一覧 [ 別紙 1 ] ( 単位 : 千円 ) 1 札幌市 49,385, 長万部町 200, 愛別町 105, 壮瞥町 103,753 2 函館市 7,102, 江差町 211,

目 次 出稼ぎの前に 1 出稼ぎ先に着いたら 2 働くときに 2 出稼ぎを終えるときに 3 主な出稼ぎ援護事業 4~ 6 関係法令 7~ 9 関係機関一覧表 ( 道外 ) 10 関係機関一覧表 ( 道内 ) 11~ 13

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に対しては 速やかに個別指導が実施されることとなっている 個別指導は 診療が医学的に適切妥当か 診療報酬請求の根拠となる内容がカルテに記載されているか 保険診療ルールに則った請求がされているか 等の視点により レセプトとカルテを突合しながら面接懇談方式で実施される 指導に際し 事前にカルテ等多くの関


今冬の取組について 近年 北海道内にて大雪や暴風雪等の異常気象による通行止めが頻発 1 効率的な除排雪体制の確保 (P4~P8 参照 ) 2 情報提供の充実 (P9~P14 参照 ) 気象状況や交通状況を踏まえた除雪作業 関係機関との連携 ( 自治体支援や防災連絡会議等 ) 国道 38 号狩勝峠 国

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裁定審議会における裁定の概要 (平成23年度)

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日本経大論集 第45巻 第1号

Transcription:

1.3 降雪 1.3.1 北海道の降雪量の長期変化 1954 寒候から雪板による観測を行っていたまでを対象として 北海道内地上気象観測所 22 地点における降雪量の変化を調べた 羽幌 小樽 広尾では 1998 まで 北見枝幸 雄武 苫小牧では 4 までその他の地点では 5 まで雪板による降雪の深さの観測を行っていた 現在は全地点で積雪計による観測を行っているが ここでは積雪計による観測データは取り扱わない ( 付録 1 観測デ -タの取り扱い 参照) 北海道内の 22 地点の降雪量の推移をグラフ化した ( 図 1.3.1-2~5) 統計期間は各官署により異なる 危険率 5% で長期変化が有意となった地点について図 1.3.1-1 に示した 危険率 5% で有意となった 7 地点のうち 6 地点では降雪量に減少傾向があったが 1 地点 ( 寿都 ) では 逆に増加傾向があった 減少傾向が最も大きかったのは江差で 変化率は-2.99cm/ (-149.7cm/5 ) だった 増加傾向がみられた寿都の変化率は +4.1cm/ (+.6cm/5 ) だった 傾向があった 7 地点中 6 地点で減少傾向があったものの 全 22 地点の中で半数以上の 15 地点では傾向がなかったため 北海道全域に共通した明瞭な傾向は見出せなかった 地球温暖化によって北海道内の降雪量は標高 m 以上の地域で増加することが予測されているが 標高 m 未満の地域では オホーツク海側を除き 減少が予測されている (1.9.2(3) 項参照 ) 今回の調査地点は全て標高 m 未満であり 降雪量の増加傾向が有意であった寿都以外は 予測されている傾向と一致した結果となった : 有意な増加がみられる地点 : 有意な減少がみられる地点図 1.3.1-1 降雪量の長期変化傾向が有意となった地点統計期間 :1954 寒候 ~ 雪板による観測を行っていた 1.3-1

ア 日本海側 稚内 旭川 稚内の降雪量 旭川の降雪量 9 1954 1964 1974 1984 1994 4 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 長期変化傾向 :-2.1cm/ (-.3cm/5 ) 羽幌 小樽 羽幌の降雪量 9 小樽の降雪量 5 移動平均 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~1998 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~1998 寒候 留萌 札幌 留萌の降雪量 札幌の降雪量 5 移動平均 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 図 1.3.1-2 各地点における降雪量の推移黒線は各の値 青線は 5 移動平均 長期変化傾向が統計的に有意な場合は赤い直線で示す 地点 : 稚内 羽幌 留萌 旭川 小樽 札幌 1.3-2

岩見沢 倶知安 1 岩見沢の降雪量 2 倶知安の降雪量 19 1 1 5 移動平均 1 5 移動平均 1 9 1954 1964 1974 1984 1994 4 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 寿都 寿都の降雪量 イオホ-ツク海側 北見枝幸 北見枝幸の降雪量 1 5 移動平均 変化傾向 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~4 寒候 長期変化傾向 :+4.1cm/ (+.6cm/5 ) 江差 雄武 江差の降雪量 雄武の降雪量 5 移動平均 変化傾向 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~4 寒候 長期変化傾向 :-2.99cm/ (-149.7cm/5 ) 図 1.3.1-3 各地点における降雪量の推移黒線は各の値 青線は 5 移動平均 長期変化傾向が統計的に有意な場合は赤い直線で示す 地点 : 岩見沢 寿都 江差 倶知安 北見枝幸 雄武 1.3-3

網走 釧路 45 網走の降雪量 釧路の降雪量 35 25 25 15 15 5 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 5 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 長期変化傾向 :-1.6cm/ (-53.1cm/5 ) 紋別 根室 45 紋別の降雪量 根室の降雪量 35 25 25 15 15 5 5 移動平均 5 1954 1964 1974 1984 1994 4 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1957 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 長期変化傾向 :-1.43cm/ (-71.7cm/5 ) ウ 太平洋側 帯広 室蘭 帯広の降雪量 25 室蘭の降雪量 5 移動平均 15 5 1954 1964 1974 1984 1994 4 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 図 1.3.1-4 各地点における降雪量の推移黒線は各の値 青線は 5 移動平均 長期変化傾向が統計的に有意な場合は赤い直線で示す 地点 : 網走 紋別 帯広 釧路 根室 室蘭 1.3-4

苫小牧 広尾 25 苫小牧の降雪量 広尾の降雪量 15 5 1954 1964 1974 1984 1994 4 降雪量 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~4 寒候 統計期間 :1959 寒候 ~1998 寒候 長期変化傾向 :-.78cm/ (-39.1cm/5 ) 浦河 浦河の降雪量 18 16 14 12 8 6 4 2 5 移動平均 変化傾向 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 長期変化傾向 :-.81cm/ (-4.6cm/5 ) 函館 函館の降雪量 5 移動平均 1954 1964 1974 1984 1994 4 統計期間 :1954 寒候 ~5 寒候 図 1.3.1-5 各地点における降雪量の推移黒線は各の値 青線は 5 移動平均 長期変化傾向が統計的に有意な場合は赤い直線で示す 地点 : 苫小牧 浦河 函館 広尾 1.3-5

1.3.2 北海道の最深積雪の長期変化 1962 寒候から 9 寒候までの 北海道内地上気象観測所 22 地点における最深積雪の変化を調べた 羽幌 小樽 広尾では 1998 まで 北見枝幸 雄武 苫小牧では 4 までその他の地点では 5 まで雪尺による観測を行っていたが 現在は全地点で積雪計による観測を行っている 図 1.3.2-1 に地点ごとの最深積雪の長期変化傾向を示す 稚内 留萌 江差では有意な減少傾向があるが その他の地点では有意な傾向はみられなかった 最深積雪は各地点とも変動が大きいため 5 移動平均を用いて推移をみると ( 図 1.3.2-2) オホーツク海側と太平洋側の最深積雪の大きい地点で同じような変化を示しているが 経変化としての明瞭な特徴は見られなかった 地球温暖化による最深積雪への影響は現時点でははっきりとは現れ ていない それぞれの地点における最深積雪と降雪量の長期変化傾向を表 1.3.2-1 に 地点ごとの最深積雪の推移を図 1.3.2-3~ 図 1.3.2-5 に示す 今回の最深積雪の長期変化の調査では 日本海側の 3 地点において負の傾向が有意となり 他の地点では有意な傾向は見られなかった なお 異常気象レポ-ト 5( 気象庁,5b) で 北日本日本海側 東日本日本海側 西日本日本海側の 1962 ~4 の最深積雪の経変化を調べており それによると東日本と西日本の日本海側では有意な減少傾向を示しているが 北日本の日本海側では有意な傾向はみられない 図 1.3.2-1 最深積雪の長期変化傾向 : 有意な減少傾向がみられる地点 : 有意な傾向はない地点統計期間は 1962 寒候 ~9 寒候 1.3-6

25 cm 日本海側 表 1.3.2-1 量の長期変化傾向 地点ごとの最深積雪と降雪 15 5 16 14 12 8 6 4 2 16 14 12 8 6 4 2 1964 1969 1974 1979 1984 1989 1994 1999 4 cm オホーツク海側 1964 1969 1974 1979 1984 1989 1994 1999 4 cm 1964 1969 1974 1979 1984 1989 1994 1999 4 図 1.3.2-2 の推移 太平洋側 稚内 羽幌留萌 旭川 小樽 札幌岩見沢 寿都 江差 倶知安 北見枝幸雄武 網走 紋別 帯広釧路根室 室蘭 苫小牧浦河函館 広尾 地方ごとの各地点における最深積雪 5 移動平均で示す 統計期間は 1962 寒候 ~ 9 寒候 最深積雪 降雪量 地点名 変化傾向 (cm/ ) 変化傾向 (cm/ ) 統計期間 ( 寒候 ) 稚内 -.8-2.1 1954-5 羽幌 - - 1954-1998 留萌 -1.11-1954-5 旭川 - - 1954-5 小樽 - - 1954-1998 札幌 - - 1954-5 岩見沢 - - 1954-5 寿都 - +4.1 1954-5 江差 -.6-2.99 1954-5 倶知安 - - 1954-5 北見枝幸 - - 1954-4 雄武 - - 1954-4 網走 - - 1954-5 紋別 - - 1957-5 帯広 - - 1954-5 釧路 - -1.6 1954-5 根室 - -1.43 1954-5 室蘭 - - 1954-5 苫小牧 - -.78 1954-4 浦河 - -.81 1954-5 函館 - - 1954-5 広尾 - - 1954-1998 変化率は危険率 5% で有意の場合のみ示し 有 意でない場合は - と記した 最深積雪の統計期間は 1962 寒候 ~9 寒 候 1.3-7

25 稚内の最深積雪 羽幌の最深積雪 15 最深積雪 18 16 14 12 8 6 5 1962 1972 1982 1992 2 4 最深積雪 2 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 留萌の最深積雪 16 旭川の最深積雪 18 16 14 12 14 12 8 8 6 4 最深積雪 2 5 移動平均 変化傾向 1962 1972 1982 1992 2 6 4 最深積雪 2 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 小樽の最深積雪 16 札幌の最深積雪 18 16 14 12 14 12 8 8 6 4 最深積雪 2 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 6 4 最深積雪 2 5 移動平均 196 197 198 199 岩見沢の最深積雪 14 寿都の最深積雪 18 16 14 12 12 8 8 6 6 4 最深積雪 2 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 4 最深積雪 2 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 図 1.3.2-3 各地点の最深積雪の推移統計期間は 1962 寒候 ~9 寒候 黒線は各の値 青線は 5 移動平均 長期変化傾向が統計的に有意な場合は赤い直線で示す 地点 : 稚内 羽幌 留萌 旭川 小樽 札幌 岩見沢 寿都 1.3-8

江差の最深積雪 35 倶知安の最深積雪 9 8 7 最深積雪 25 6 5 4 15 3 2 1 1963 1973 1983 1993 3 最深積雪 5 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 25 北見枝幸の最深積雪 14 雄武の最深積雪 最深積雪 5 移動平均 12 最深積雪 5 移動平均 15 8 6 5 4 2 1962 1972 1982 1992 2 1962 1972 1982 1992 2 16 網走の最深積雪 14 紋別の最深積雪 14 12 8 6 4 最深積雪 5 移動平均 12 8 6 4 最深積雪 5 移動平均 2 2 1962 1972 1982 1992 2 1962 1972 1982 1992 2 帯広の最深積雪 9 釧路の最深積雪 18 16 14 12 8 6 4 2 最深積雪 5 移動平均 8 7 6 5 4 3 2 1 最深積雪 5 移動平均 1962 1972 1982 1992 2 1962 1972 1982 1992 2 図 1.3.2-4 各地点の最深積雪の推移詳細は図 1.3.2-3 と同じ 地点 : 江差 倶知安 北見枝幸 雄武 網走 紋別 帯広 釧路 1.3-9

7 根室の最深積雪 6 室蘭の最深積雪 6 最深積雪 5 最深積雪 5 4 3 2 5 移動平均 4 3 2 5 移動平均 1 1 1962 1972 1982 1992 2 1962 1972 1982 1992 2 9 8 7 6 苫小牧の最深積雪 最深積雪 5 移動平均 5 45 4 35 浦河の最深積雪 最深積雪 5 移動平均 5 4 3 2 1 1962 1972 1982 1992 2 3 25 2 15 1 5 1962 1972 1982 1992 2 函館の最深積雪 25 広尾の最深積雪 9 8 7 6 最深積雪 5 移動平均 15 最深積雪 5 移動平均 5 4 3 2 5 1 1962 1972 1982 1992 2 1962 1972 1982 1992 2 図 1.3.2-5 各地点の最深積雪の推移 詳細は図 1.3.2-3 と同じ 地点 : 根室 室蘭 苫小牧 浦河 函館 広尾 1.3-1