Microsoft Word - 調査結果

Similar documents
Microsoft Word (全文)障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について

<4D F736F F D A6D92E894C581458E7B8D7393FA A956C8FBC8E738FE18A518ED293FC89408E9E E A B E E968BC68EC08E7B97768D6A2E646F63>

3 利用できるサービス ( 同行援護 行動援護 移動支援を除く ) (1) 要支援認定者身体介護 家事援助の利用はできません 地域包括支援センターの保健師等による介護予防画に基づいて必要とされるサービスは介護保険制度での対応となります 通院等介助 通院等乗降介助については 介護保険の支給限度基準額ま

2 社会保障 2.1 社会保障 2.2 医療保険 2.3 年金保険 2.4 介護保険 2.5 労災保険 2.6 雇用保険 介護保険は社会保険を構成する 1 つです 介護保険制度の仕組みや給付について説明していきます 介護保険制度 介護保険制度は 高齢者の介護を社会全体で支えるための制度

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

平成 28 年 2 月以降に認定更新等により要支援認定を受けた方が介護予防訪問介護 介護予防通所介護を利用される場合 これまでの予防給付サービスから総合事業のサービスに変わります 要支援者の認定有効期間は現在最長 12か月ですので 大川市は平成 28 年 2 月から1 年かけて移行します 更新の場合

老高発 0713 第 1 号 平成 30 年 7 月 13 日 各都道府県介護保険主管部 ( 局 ) 長殿 厚生労働省老健局高齢者支援課長 ( 公印省略 ) 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について の一部改正について 今般 居宅介護住宅改修費及び介護予防住宅改修費の支給について (

<4D F736F F D C605F937393B9957B8CA781418E7392AC91BA81418AD68C CC816A C95DB8C9289DB2E646F63>

「介護報酬等に係るQ&A Vol.2」(平成12年4月28 日)等の一部改正について(厚生労働省老健局振興課、老人保健課:H26.4.4)【介護保険最新情報Vol.369】

Microsoft Word - 22™²“¸−TŠv†i‘C’³1124†j.doc

居宅介護支援事業者向け説明会

申請日以降に暫定ケアプランを作成した場合には 暫定ケアプランの作成日までしか遡ることはできません 2 要支援認定の場合ア ) 給付管理業務を行う事業者介護予防支援事業者が 介護予防サービス計画 を作成し 給付管理業務を行うので 暫定ケアプランを作成した居宅介護支援事業者は 利用者を介護予防支援事業者

01 表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

サービス共通.xls サービス共通 介護予防 日常生活支援総合事業 の質問への回答 サービス共通項目 質問等回答作成月 1 定款に追加する事業名については 介護予防 日常生活支援総合事業 でよいか? 訪問型サービスを実施する場合は 介護保険法に規定する第 1 号訪問事業 若しくは帯広市独自のサービス

1_【鑑】「生活困窮者自立支援制度と介護保険制度との連携について(通知)」の一部改正について

飛島村居宅介護 ( 介護予防 ) 住宅改修に係る事業者の登録及び住宅改 修費受領委任払い制度取扱要綱 ( 趣旨 ) 第 1 条 この要綱は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 と いう ) 第 45 条第 1 項に規定する居宅介護住宅改修又は同法第 57 条第 1 項に規定する

まちの新しい介護保険について 1. 制度のしくみについて 東温市 ( 保険者 ) 制度を運営し 介護サービスを整備します 要介護認定を行います 保険料を徴収し 保険証を交付します 東温市地域包括支援センター ( 東温市社会福祉協議会内 ) ~ 高齢者への総合的な支援 ( 包括的支援事業 )~ 介護予

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

< F2D819B C E6A7464>

Taro-別添.jtd

入院おむつ代支給事業実施要綱

住所地特例に係る事務の見直しの概要について Ⅱ- 資料 2 本事務は 介護予防 日常生活支援総合事業の実施時期に係わらず 平成 27 年 4 月から 全ての市町村において必要な事務であるので 留意されたい 1. 平成 27 年 4 月からの住所地特例に係る事務の見直しの概要 住所地特例の対象施設にサ

【1117修正原稿】説明会資料

(案)

介護保険事業状況報告 ( 全国計 ) 第 1 表第 1 号被保険者のいる世帯数 ( 単位 : 世帯 ) 前年度末現在当年度中増当年度中減当年度末現在 23,856,459 1,319, ,241 24,261,177 第 2 表第 1 号被保険者数 ( 単位 : 人 ) 年齢区分 前年度

介護予防ケアマネジメントについて

老発第    第 号

<4D F736F F F696E74202D DB92B789EF8B638E9197BF C CA8F8A8E7B90DD81458DDD91EE B ED2816A817989DB92B789EF8B638CE38A6D92E894C5817A2E707074>

通常の届出に係る加算等のサービス種類算定の開始時期 定期巡回 随時対応型訪問介護 届出が毎月 15 日以前になされた場合には看護翌月から 複合型サービス( 看護小規模多 16 日以降になされた場合には翌々月から機能型居宅介護 ) 夜間対応型訪問介護 ( 介護予防 ) 認知症対応型通所介護 ( 介護予

Microsoft Word - 介護保険最新情報vol.556表紙

平成 28 年度介護保険事業状況報告 ( 年報 ) のポイント 1 第 1 号被保険者数 (28 年 3 月末現在 ) (29 年 3 月末現在 ) 3,382 万人 3,440 万人 ( 対前年度 +59 万人 +1.7% 増 ) ( 単位 : 万人 ) 3,500 3,000 2,500 2,0

第28回介護福祉士国家試験 試験問題「社会の理解」

表紙 雛形(都道府県、市町村、関係団体)介護保険計画課

(頭紙)公布通知

政策課題分析シリーズ15(本文2)

上田市介護予防 日常生活支援総合事業実施要綱 平成 30 年 5 月 31 日 告示第 131 号 ( 趣旨 ) 第 1 条この告示は 介護保険法 ( 平成 9 年法律第 123 号 以下 法 という ) 第 115 条の45 第 1 項に規定する介護予防 日常生活支援総合事業 ( 以下 総合事業

地域生活支援事業サービス提供事業者登録要綱

居宅介護支援事業所重要事項説明書 [ 平成 29 年 6 月 1 日現在 ] 1. 当事業所が提供するサービスについての相談窓口電話 ( ) ( 月 ~ 土曜日 08:30~17:30) 担当介護支援専門員 / 管理責任者秋吉典子ご不明な点は 何でもおたずねください 2. 居宅

暫定ケアプランの取扱いについて 平成 30 年 11 月 29 日事務連絡隠岐広域連合介護保険課長通知 暫定ケアプランの取扱いについては 介護制度改革 INFORMATION vol.80 平成 18 年 4 月改定関係 Q&A(vol.2) について ( 平成 18 年 3 月 27 日厚生労働省

事務連絡 平成 29 年 12 月 20 日 都道府県 指定都市要介護認定担当課御中 老健局老人保健課長 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等について 介護保険行政の推進につきましては 日頃からご協力を賜り厚くお礼申し上げます 平成 30 年 4 月 1 日以降の要介護認定制度等につ

2 経口移行加算の充実 経口移行加算については 経管栄養により食事を摂取している入所者の摂食 嚥 下機能を踏まえた経口移行支援を充実させる 経口移行加算 (1 日につき ) 28 単位 (1 日につき ) 28 単位 算定要件等 ( 変更点のみ ) 経口移行計画に従い 医師の指示を受けた管理栄養士又

07体制届留意事項(就労継続支援A型)

暫定プランと居宅の届出について

介護保険制度改正の全体図 2 総合事業のあり方の検討における基本的な考え方本市における総合事業のあり方を検討するに当たりましては 現在 予防給付として介護保険サービスを受けている対象者の状況や 本市におけるボランティア NPO 等の社会資源の状況などを踏まえるとともに 以下の事項に留意しながら検討を

小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援変更日 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定有効期間 ) 事業所指定効力停止の

< F2D D8791CC817995D28F578CE B38CEB94BD8966>

継続サービス利用支援 ( いわゆる モニタリング ) (1) 支給決定の有効期間内において これらのサービスが適切に利用できるようサービス等利用計画が適切であるかどうかを省令で定める期間ごとに利用状況を検証し その結果や心身の状況 環境 利用に関する意向 その他の事情を勘案し サービス等利用計画の見

1 暫定ケアプランの取扱いについて 資料 5-2 (1) 暫定ケアプランを作成する場合の例ア被保険者が新規に要介護等認定の申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合イ要介護等認定者が区分変更申請を行い, 認定結果が出るまでの間にサービスを利用する場合ウ要介護等認定者が更新申請を行い

事務連絡 令和元年 8 月 2 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局 障害保健福祉部企画課 障害福祉サービス等報酬改定等に係るインタフェース仕様書 確定版 等の提示について 障害保健福祉行政の推進については 平素よりご尽力を賜り厚く御礼申し上げます 令和元年 10 月に実施さ

PowerPoint プレゼンテーション

介護福祉施設サービス

計画の策定にあたって 今回策定する あま市障がい者計画及び障がい福祉計画 は 現行の 障害者基本法 に定める 障害者計画 と 現行の 障害者自立支援法 に定める 障害福祉計画 を一体のものとしてとらえ 今後の制度改正を踏まえた あま市総合計画 を上位計画とする障がいのある人に対する支援活動や障がい者

PowerPoint プレゼンテーション

事務連絡


03-0減算(表紙)

(Microsoft Word - \222\312\217\212\203\212\203n\217W\222c\216w\223\ doc)

Microsoft Word - 01表紙・目次.doc

1_【鑑】「生活困窮者自立支援法の施行に伴う多重債務者対策担当分野との連携について(通知)」の一部改正について

各種健診等の連携についての考え方 一現行制度における各種健診等の連携. 基本健診において生活機能評価を同時実施 () 現在 老人保健法において 65 歳以上の対象者については 生活機能評価を基本健診において同時に実施するよう求めている 同時実施は 本人の利便性 受診率の向上 検査重複の回避に資する

Microsoft PowerPoint - ₣仉è�·çµ¦ä»Ÿè²»ç�›ã†®è«‰æ±‡ä¸−ㆮ注旑燹ㆫㆤ㆗ㆦ.ppt [äº™æ‘łã…¢ã…¼ã…›]

甲府市_CID

第 2 章高齢者を取り巻く現状 1 人口の推移 ( 文章は更新予定 ) 本市の総人口は 今後 ほぼ横ばいで推移する見込みです 高齢者数は 増加基調で推移し 2025 年には 41,621 人 高齢化率は 22.0% となる見込みです 特に 平成 27 年以降は 後期高齢者数が大幅に増加する見通しです

Microsoft Word - 02-頭紙.doc

<4D F736F F D208D8096DA955C8E E788B8B8C8892E88AEE8F80816A2E646F63>

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

<4D F736F F D208FE38CC08A7A8AC7979D82C982C282A282C42E646F63>

●品川区高齢者福祉団体登録要綱

第 3 章さらなるサービスの質の向上に向けて月額包括報酬に係る日割り算定 月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について ( 平成 27 年 3 月 31 日厚生 労働省老健局介護保険計画課 振興課 老人保健課事務連絡 Ⅰ- 資料 9) 月額包括報酬の日割り請求にかかる適用については以下のとおり 以下

区西北部圏域 豊島区 北区 板橋区 練馬区 1,000百万円未満 500百人未満 居住系 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 施設 19% 施設 36% 凡例 円グラフの大きさ 小 東京都 1,000百万円以上 10,000百万円未満 10,000百万円以上 500百人以上 1,00

北多摩南部圏域 東京都 武蔵野市 三鷹市 府中市 調布市 施設 36% 小金井市 狛江市 凡例 円グラフの大きさ 1,百万円未満 延べ 5百人未満 施設 居住系 1% 在宅 51% 在宅 71% 居住系 13% 大 中 小 1,百万円以上 1,百万円未満 1,百万円以上 5百人以上 1,百人未満 1

Microsoft PowerPoint - (資料8)三割負担適用期間の考え方について

Microsoft Word - Ⅳ-3_(資料3)介護給付費請求書・明細書及び給付管理票様式

スライド 1

(2)-2 退所時 ( 契約入所の場合 ) 保護者と児童福祉施設等の契約に基づき入所している子どもについては 児童福祉法に基づく障害児施設給付費の支給を行う都道府県が把握していることから 当該都道府県が施設の所在する市町村及び保護者の住所地の市町村へ退所した旨を通知することにより 二重支給を防止し

予定 地域密着型通所介護 に関する Q&A 通所介護事業所のうち 小規模な通所介護事業 ( 利用定員が 18 人以下の予定 ) については 平成 28 年 4 月 1 日から 地域密着型通所介護 として地域密着型サービスに移行することになりました つきましては その取扱いについてまとめましたので参考

                       

20★◎事業所評価加算に関する事務処理手順及び様式例について

( 様式第二 ) 介護給付費 訓練等給付費等明細書 ( 居宅介護 重度訪問介護 同行援護 行動援護 重度障害者等包括支援 短期入所 療養介護 生活介護 施設入所支援 自立訓練 就労移行支援 就労継続支援 ) 市町村番号 助成自治体番号 請受給者証番号求事業者及び 児童デイサービス 旧法施設支援 を削

Microsoft Word 厚生労働省事務連絡(システム変更に係る参考資料その9)送付版

月額報酬対象サービス月途中の事由 区分変更( 要介護 1~ 要介護 5の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 小規模多機能型居宅介護介護予防小規模多機能型居宅介護複合型サービス ( 看護小規模多機能型居宅介護 ) 区分変更( 要介護 要支援 ) サービス事業所の変更( 同一サービス種類のみ ) 事業( 指定

Microsoft PowerPoint - (参考資料1)介護保険サービスに関する消費税の取扱い等について

( 保 241) 平成 30 年 11 月 29 日 都道府県医師会社会保険担当理事殿 日本医師会常任理事松本吉郎 高齢者に係る高額療養費制度の見直し等について ( 再々周知 ) 平成 30 年 8 月 1 日から 70 歳以上の高齢者に係る高額療養費制度が見直されたことに伴い 診療報酬請求書等の記

- 2 - いては 新基準別表の 1 のイ中 1,458 単位 とあるのは 1,611 単位 と 729 単位 とあるのは 806 単位 と 同 1 のロ中 1,207 単位 とあるのは 1,310 単位 と 603 単位 とあるのは 65 5 単位 と 同 1 の注 6 中 減算する とあるのは

備考 欄エラーコード =ADD0( エーディーディーゼロ ) ADD1 請求明細書 給付管理票返戻 ( 保留 ) 一覧表 事業所 ( 保険者 ) 番号 平成 27 年 4 月審査分 給 H ,675 A 対象年月 : 無効もしくはサービス台帳に未登録 ADD1

障害福祉計画資料 3 障害福祉サービスの目標 1 成果目標 柱 No. 事業 単位 2020 年度 解説 3 暮らしを支えるサービスの充実 3 1 福祉施設の入所者の地域生活への移行 目標値 年度末までに地域生活へ移行する施設入所者数 ( 移行率 ) 年度末時点の施設入所者数

01 表紙 老人保健課

事務連絡 平成 31 年 4 月 23 日 各都道府県障害保健福祉主管課御中 厚生労働省社会 援護局障害保健福祉部 障害福祉課地域生活支援推進室 サービス管理責任者等研修の見直しに関する Q&A 等について 平素より障害保健福祉行政の推進に御尽力いただき厚く御礼申し上げます サービス管理責任者及び児

<4D F736F F D AD8F6F817A95BD90AC E985694AD91E D E88C6F89DF B927592CA926D2

あっせん文(国民健康保険における限度額適用・標準負担額減額認定証 の申請に係る被保険者の負担軽減)

障害厚生年金 厚生年金に加入している間に初診日 ( 障害のもととなった病気やけがで初めて医者にかかった日 ) がある病気やけがによって 65 歳になるまでの間に 厚生年金保険法で定める障害の状態になったときに 受給要件を満たしていれば支給される年金です なお 障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

小規模多機能型居宅介護 介護予防小規模多機能 区分変更 ( 要介護 1~ 要介護 5 の間 要支援 Ⅰ 要支援 Ⅱ) 型居宅介護く ) 区分変更 ( 要介護 要支援 ) サービス提供日 サービス事業所の変更 ( 同一サービス種類のみ ) ( 通い 訪問又は宿泊 ) 事業 ( 指定有効期間 ) 受給資

スライド 1


新総合事業移行に係る延岡市 Q&A( 平成 29 年 1 月 4 日版 ) 1/1 ページ 利用回数 問 1 現在 家族や本人の希望により 要支援 1で週に2~3 回 要支援 2で週 3 回利用している方が数名いる 移行後は利用回数を減らす等の対応を行うべきか 答介護予防支援又は介護予防ケアマネジメ

8_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用について

総合事業に係る Q&A 国 注意事項 備考欄には厚生労働省が作成した Q&A の参照先を記載しています 1 介護予防 日常生活支援総合事業ガイドライン案についての Q&A 9 月 30 日版 2 総合事業ガイドライン案に係る追加質問項目について ( 平成 26 年 11 月 10 日全国介護保険担当

Ⅰ-9_(資料9)_月額包括報酬の日割り請求にかかる適用_

<4D F736F F D E C4817A8D4C93878CA78FE18A51959F8E B FEE95F18CF6955C90A793788EC08E7B97768D802

Transcription:

障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律 に基づく自立支援給付と介護保険制度の適用関係等についての 運用等実態調査結果 平成 27 年 2 月 厚生労働省社会 援護局 障害保健福祉部障害福祉課

調査の概要 調査の目的 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係については その基本的な考え方 優先される介護保険サービス 介護保険サービス優先の捉え方 具体的な運用等について 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について ( 平成 19 年 3 月 28 日障企発第 0328002 号障障発第 0328002 号 ) にて市町村へ通知しているところであるが その運用等の実態を把握することを目的とする 調査内容 65 歳以上で介護保険サービスと障害福祉サービスの併給をしている者 障害福祉サービスのみを利用している者の割合 65 歳に到達する障害福祉サービス利用者の介護保険制度利用にあたっての運用について 介護保険被保険者に対する障害福祉サービスの支給決定について等 調査対象 調査数 対象 調査方法 調査対象数 抽出方法 全指定都市 (20) 全中核市 (43) 都道府県ごとに下記方法により市町村を抽出 各都道府県内の市( 特別区を含む ) から人口規模の大きい順に2 市を抽出 ( 指定都市 中核市 及びを除く ) 質問紙による調査 285 右記抽出方法 各都道府県内の町から人口規模の大きい順に2 にて抽出された市区町村 (222) 町を抽出 各都道府県内で人口規模が最も大きい村を1 抽出 ( 村のない場合を除く ) 調査実施時期 平成 26 年 8 月 回答状況 回答数 : 計 259( 内訳 : 政令市 20 中核市 34 その他市区町村 205) 回答率 :90.9% その他 構成割合 (%) は 小数点第 2 位を四捨五入しているため 内訳の合計値が 100% に合わない場合があ る 1

調査結果 1. サービス利用状況等実態 (1)65 歳以上の者についてのサービス利用状況区分 人数 構成割合 障害福祉サービス利用人数 (65 歳未満も含む全体 ) 350,205 - 障害福祉サービス利用人数 (65 歳以上 ) 34,400 1 9.8% 併給 ( 介護保険 障害福祉 ) 人数 12,198 [35.7%] 4 介護保険サービスに係る保険給付の居宅介護サービス費等区分支給限度基準額の制約から障害福祉サービスを上乗せしている人数 5,575 - 障害福祉サービスのみ利用人数 21,953 2 [64.3%] 4 要介護認定等の結果非該当となったため 1,374 - 介護保険サービスでは適切な支援は困難と判断したため 1,705 - 障害福祉サービス固有のもの ( 行動援護 同行援護 自立訓練 ( 生活訓練 ) 就労移行支援 就労継続支援) であるため 6,514-3 要介護認定等の申請をしていない等その他の理由 11,291-1 障害福祉サービス利用人数(65 歳以上 ) 欄の記載はあるが そのうちの 併給( 介護保険 障害福祉 ) 人数 や 障害福祉サービスのみ利用人数 について不明としている自治体があることにより 併給( 介護保険 障害福祉 ) 人数 欄と 障害福祉サービスのみ利用人数 欄を合算した数値が 障害福祉サービス利用人数 (65 歳以上 ) 欄の人数と一致しない 2 障害福祉サービスのみ利用人数 欄の記載はあるが その理由ごとの内訳人数が不明と回答している自治体があるなどにより 要介護認定等の結果非該当 欄から 要介護認定等の申請をしていない等その他の理由 欄までを合算した数値が 障害福祉サービスのみ利用人数 欄の人数と一致しない 3 介護保険被保険適用除外施設( 障害者支援施設等 ) 入所中 の場合等 4 併給( 介護保険 障害福祉 ) 人数 欄と 障害福祉サービスのみ利用人数 欄の人数を合算した数値を基にした場合の構成割合 2

(2)65 歳以上の併給者 ( 介護保険 障害福祉 ) のサービス併用状況区分 人数 構成割合 併給 ( 介護保険 障害福祉 ) 人数 12,198 100.0% 併給者のうち居宅介護 ( 障害福祉 ) を利用している者の人数 5,297 43.4% 居宅介護 ( 障害福祉 ) と併用している介護保険サービスが訪問介護のみとなっている者の人数 1,297 [24.5%] 居宅介護 ( 障害福祉 ) と併用している介護保険サービスが訪問介護及び訪問介護以外のサービスとなっている者の人数 3,476 [65.6%] 居宅介護 ( 障害福祉 ) と併用している介護保険サービスが訪問介護以外のサービスとなっている者の人数 524 [ 9.9%] 併給者のうち重度訪問介護 ( 障害福祉 ) を利用している者の人数 1,351 11.1% 重度訪問介護 ( 障害福祉 ) と併用している介護保険サービスが訪問介護のみとなっている者の人数 161 [11.9%] 重度訪問介護 ( 障害福祉 ) と併用している介護保険サービスが訪問介護及び訪問介護以外のサービスとなっている者の人数 1,136 [84.1%] 重度訪問介護 ( 障害福祉 ) と併用している介護保険サービスが訪問介護以外のサービスとなっている者の人数 54 [ 4.0%] 併給人数の回答のみでその内訳人数が不明としている自治体があるため 併給人数 から 併給者のうち居宅介護を 利用している者の人数 及び 併給者のうち重度訪問介護を利用している者の人数 を除いた人数が 居宅介護と重 度訪問介護以外の障害福祉サービスを利用している併給者の人数となるわけではない 3

(3) 障害程度区分認定者の要介護状態区分等 障害程度区分認定者の要介護状態区分等 障害程 度区分 人数 区分 6 461 区分 5 341 区分 4 442 要介護状 態区分等 人数 構成割合 障害程 度区分 人数 要介護状 態区分等 人数 構成割合 要介護 5 336 72.9% 要介護 5 11 1.2% 要介護 4 74 16.1% 要介護 4 29 3.1% 要介護 3 25 5.4% 要介護 3 82 8.8% 要介護 2 15 3.3% 要介護 2 218 23.3% 区分 3 934 要介護 1 7 1.5% 要介護 1 208 22.3% 要支援 2 2 0.4% 要支援 2 183 19.6% 要支援 1 2 0.4% 要支援 1 136 14.6% 自立 0 0.0% 自立 67 7.2% 要介護 5 74 21.7% 要介護 5 12 1.1% 要介護 4 108 31.7% 要介護 4 18 1.6% 要介護 3 71 20.8% 要介護 3 29 2.6% 要介護 2 51 15.0% 要介護 2 121 10.7% 区分 2 1,129 要介護 1 14 4.1% 要介護 1 232 20.5% 要支援 2 18 5.3% 要支援 2 291 25.8% 要支援 1 5 1.5% 要支援 1 283 25.1% 自立 0 0.0% 自立 143 12.7% 要介護 5 20 4.5% 要介護 5 4 1.0% 要介護 4 52 11.8% 要介護 4 1 0.3% 要介護 3 95 21.5% 要介護 3 7 1.8% 要介護 2 118 26.7% 要介護 2 17 4.4% 区分 1 387 要介護 1 93 21.0% 要介護 1 48 12.4% 要支援 2 37 8.4% 要支援 2 63 16.3% 要支援 1 16 3.6% 要支援 1 133 34.4% 自立 11 2.5% 自立 114 29.5% 平成 25 年度中に 65 歳に到達した障害福祉サービス利用者が対象 4

2. 市町村の制度運用 (1)65 歳到達による介護保険移行について ア. 介護保険制度への移行の案内を行っているか 行っている 225 86.9% 65 歳の6ヶ月前までに案内 17 [ 7.6%] 65 歳の5ヶ月前までに案内 0 [ 0.0%] 65 歳の4ヶ月前までに案内 6 [ 2.7%] 65 歳の3ヶ月前までに案内 44 [19.6%] 65 歳の2か月前までに案内 51 [22.7%] 65 歳の1か月前までに案内 38 [16.9%] 案内を行っているが 上記以外 69 [30.7%] 行っていない 34 13.1% 行っていない との回答の中には 介護保険制度の対象者がいないため 介護保険適用除外施設入所者若しくは障害福祉固有のサービスの利用者であるため 障害福祉サービスの支給決定の更新時に説明しているため 等も含む イ. 介護保険制度への移行の案内はどのような方法で行っているか 自治体数 ( 複数回答可 ) 電話で説明 100 お知らせの送付 89 自治体窓口や利用者宅訪問等により直接説明 129 その他 32 ウ. 介護保険サービスと障害福祉サービスの併給が可能な旨を障害福祉サービス利用者へ事前案内 しているか している 101 39.0% 事例によってはしている 108 41.7% していない 20 7.7% 未回答 30 11.6% 5

エ. 介護保険サービスと障害福祉サービスの併給が可能な旨を住民へ周知しているか している 49 18.9% 広報誌で案内 3 [ 6.1%] ホームページで案内 9 [18.4%] その他の方法で案内 37 [75.5%] していない 209 80.7% 未回答 1 0.4% オ.65 歳に到達する者の障害福祉サービス支給決定の有効期限の設定について 65 歳に到達する者についてもそれ以外の者と同じ取扱としており 介護保険移行を考慮した期限の設定はしていない 105 40.5% 65 歳到達月 ( 誕生日月 ) の月末までの期限としている 85 32.8% 65 歳到達月 ( 誕生日月 ) の翌月末までの期限としている 6 2.3% 65 歳到達月 ( 誕生日月 ) の翌々月末までの期限としている 5 1.9% 65 歳到達月 ( 誕生日月 ) の3ヶ月後の月末までの期限としている 6 2.3% その他 48 18.5% 未回答 4 1.5% (2) 申請勧奨に応じず 要介護認定等を申請していないケースの有無 ある ( 複数回答可 ) 94 36.3% 自己負担の発生 60 - 馴染みの支援者を希望 38 - 現に受けられたサービスが受けられない可能性があるため 40 - 介護保険優先適用の考え方が理解不能 44 - その他 10 - ない 163 62.9% 未回答 2 0.8% 6

(3) 要介護認定等の申請勧奨に応じないまま 65 歳到達後も継続して障害福祉サービスの利用申請が あった場合どのように対応しているか 障害福祉サービスの支給決定を行い 引き続き申請勧奨を行う 63 67.0% 障害福祉サービスの支給決定期限を通常より短くして決定し 引き続き申請勧奨を行う 15 16.0% 障害福祉サービスの利用申請を却下する 6 6.4% 申請勧奨に応じず障害福祉サービスの利用申請を行うまでに至ったケースはない 5 5.3% その他 5 5.3% 合計 94 100.0% 2.(2) において 申請勧奨に応じず 要介護認定等を申請していないケース が ある と回答した自治体を対象と した質問 (4) 介護保険被保険者に対する障害福祉サービスの上乗せ支給についてア. 障害福祉サービスの上乗せ利用の要件自治体数構成割合通知 1-(2)-3-アを要件としている 1 176 68.0% 上記に加えて要件を追加している 2 74 28.6% 未回答 9 3.5% 1 障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための法律に基づく自立支援給付と介護保険制度との適用関係等について ( 平成 19 年 3 月 28 日障企発第 0328002 号 障障発第 0328002 号 )1-(2)-3-アは以下の通り 在宅の障害者で 申請に係る障害福祉サービスについて当該市町村において適当と認める支給量が 当該障害福祉サービスに相当する介護保険サービスに係る保険給付の居宅介護サービス費等区分支給限度基準額の制約から 介護保険のケアプラン上において介護保険サービスのみによって確保することができないものと認められる場合 2 上乗せ要件追加例 要介護 4ないし5 以上であること 身体障害者( 両上下肢機能障害など ) であること 訪問系サービスの上乗せについては 介護保険サービスの訪問介護を居宅介護サービス費等区分支給限度基準額の5 割以上利用していること 7

イ. 上乗せ利用の要件を満たさない場合であっても個別の状況に応じて上乗せ支給を行っているか 行っている 23 31.1% 行っていない 51 68.9% 合計 74 100.0% 2.(4) ア. において 通知 1-(2)-3-アの要件に加えて要件を追加している と回答した自治体を対象とした質問 行っていない と回答している場合には 支給申請事例がなかった場合や 2 障害福祉サービスの上乗せ利用の要 件に 個別の状況に応じて検討する ことを盛り込んでいる場合等が含まれている (5) 障害福祉サービスに相当する介護保険サービスの特定について 障害福祉サービスの利用者が必要としている支援内容を介護保険サービスにより受けることが可 能か否かについてどのように判断しているか 全てのケースで具体的な意向を聴き取り 判断している 128 49.4% 判断が困難なケースで具体的な意向を聴き取り 判断している 96 37.1% 具体的な意向は聴き取らずサービス内容 機能のみで判断している 24 9.3% その他 8 3.1% 未回答 3 1.2% (6) 移動支援 ( 地域生活支援事業 ) について介護保険給付との併給調整の対象とし 給付調整を行っ ているか 行っている 95 36.7% 行っていない 162 62.5% 未回答 2 0.8% 8

3. 不服審査及び訴訟 (1) 障害福祉サービスに関する審査請求件数 ( 対象期間 : 平成 24 年度以降 平成 26 年 8 月 1 日現在まで ) 総件数のうち 65 歳以上の者が請求した総件数 84 件数総件数のうち 相談支援専門員がサービス左の件数のうち 請求時に 65 歳以上だっ 12 等利用計画を作成していた件数た件数総件数のうち セルフプランを作成してい左の件数のうち 請求時に 65 歳以上だっ 5 た件数た件数 15 1 0 (2) 介護保険給付と併給調整規定に基づく障害福祉サービスに係る支給決定処分に対する審査請求件 数等 ( 対象期間 : 平成 24 年度以降 平成 26 年 8 月 1 日現在まで ) 年度 審査請求件数 24 3 25 5 26 3 審査請求における論点 件数 介護保険移行による利用者負担の増加 3 介護保険サービスで適切な支援を受けられるかどうかについての市町村の運用 6 その他 5 1 件の審査請求について複数の論点があると回答した自治体がある (3) 介護保険給付との併給調整規定に基づく障害福祉サービスに係る支給決定処分に対する訴訟件数 ( 対象期間 : 平成 24 年度以降 平成 26 年 8 月 1 日現在まで ) 年度 訴訟件数 24 0 25 1 26 0 訴訟における論点 介護保険移行による利用者負担の増加 1 件数 9

4. 自治体意見自治体からの主な意見 ( 全体 96 件 ) 意見 件数 構成割合 介護保険移行に伴う利用者負担の発生及び増大が理解を得にくい 33 34.4% 介護保険との併給について国が一定の指針や明確な基準を示してほしい 33 34.4% 介護保険対象者に対する居宅介護の国庫負担基準を設定してほしい 13 13.5% 10